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令和5年10月24日 先月までの猛暑が嘘のような寒い日が続いています。このところの冷え込みで数日前には八幡平も真っ白に雪化粧。季節の変わり目ですね。新聞を見ると、「本県のさんま漁復調」との見出しがありました。それでも10年前に比べれば漁獲量は6分の1程度で値段もまだまだ高値が続いています。早く庶民の味に戻る日がくれば良いのですが……。
それにしても、今年の熊の被害はどうしたものか。 熊にとっては冬を前に食べ物を必死で探す時期で、子連れの母熊ならなおさらのこと。山の木の実が不作な今年は危険を冒してでも民家の近くまでやってくるのでしょう。お互いのためにも急なはち合わせだけは避けたいものです。
曇天の続く中、青空が広がったタイミングで博物館の周りを歩いてみると、コンクリートの石塀にへばりつくようにつるを伸ばしているにきれいな実を発見しました。ノブドウという種類のようですが、どうやら食べられないみたいです。赤や紫、青や白色など様々な色あいの小さな実がぱらぱらとついており、観賞用としてとてもおしゃれで人気が高いそうです。昨年あれほど実のついた博物館のブナの木ですが、今年はまったく見当たりません。自然のこととはいえ、思うようにいかないもどかしさも感じます。
ノブドウ
令和5年10月11日
少し日にちがたってしまいましたが、9月29日は中秋の名月でした。皆さんは名月を愛でることができたでしょうか。月が昇る6時ごろ、私の家からは山の上とその少し上に雲があったのですが、ちょうど雲と雲の間に月が入ったおよそ30分間、名月を堪能することができました。満月は月の地形が見にくくなるので、あえて望遠鏡は出さずに肉眼で名月を眺めました。とてもきれいだったので、試しに200mmの望遠レンズで写真を撮ってみましたが、これでも十分に月の模様はわかるものです。
ところで皆さん、月にうさぎがいると思いますか。いないと言っている人はいませんか。月にはうさぎはいます。うさぎどころかロバやライオンなど様々な生き物がいます。海外では何がいると言っているのか下にまとめてみました。顔を横にしたりしながら上の満月の写真と見比べてください。
うさぎの餅つき(日本) かに(南欧)
ロバ(南米) わに(南米)
女の人の横顔(欧米) ほえるライオン(アラビア)
本を読むおばあさん(欧米) 木を担ぐ人(ドイツ)
どうでしょう。いろいろな生き物がいますね。もう、月にうさぎがいないという人はいませんね。何しろ、かぐや姫だって月からやってきたのですから。