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令和5年2月

春一番

令和5年2月28日

最近日の長さを感じるようになりましたね。八幡平市にも春は平等にやってくる。
当たり前のことですがありがたいことです。
ところで皆さん、「春一番」と聞いて真っ先に何が思い浮かびますか?

この時期、天気予報やニュースなどで耳にすることもありますが、気象庁によると、「立春から春分までの間で日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの風云々…」と決まっているそうで、しかも地域によって細かく発表の基準が違うみたいです。 なぜか北海道や東北地方に強風吹いてもその発表はしないとのこと。 どうしてこっちだけ? もしかして爆弾低気圧っていう呼び方か? 爆弾低気圧は気象用語なのか? 考えると色々ありますが、八幡平市周辺では、春先に最初に暖かい風が吹き、その後決まって吹雪になったりするんですよね。
農業用ビニールハウスが飛ばされたりして悪さをするあのいたずら風。今年はそんなことがなければいいのですが。 うららかな春を告げるやさしい南風のイメージのはずが実は全く違う……。

語源は諸説あるようですが、元々は海の漁師さんたちが呼んでいた春先の暴風だとか。
少々古い年代になりますが、キャンディーズの大ヒット曲(雪が解けて川になって…)ではないんですね。 でも、気象庁の発表が定着したのは、このヒット曲が関係していたという記述もどこかにありましたよ。 当然のことながら、曲がヒットする以前から春先には強風が吹いていたわけで、気象庁はいつのころから「春一番が吹いた」と発表するようになったんでしょう?

春分の日が近づいても八幡平市周辺はドカ雪が降ることもあるし、しばらくは油断禁物ですが、皆さん穏やかな日をみつけて春を探しながら博物館まで遊びに来てください。

博物館の映像コンテンツ

令和5年2月21日

博物館では受付前ロビー、1階常設展示室、2階多目的ホールに八幡平市内の歴史・文化・自然・民俗・郷土芸能など、多彩な映像コンテンツを放映中です。
受付前ロビーでは、「鹿角街道」、「八幡平市の植物40選」、「八幡平市の昔話」、「八幡平市の史跡・名所紹介」、「八幡平市の神社」、「昭和の写真」の各フォトムービーを週替わりで流しています。博物館開館中は流しっぱなしにしていますので、リモコン操作不要で見られます。
1階常設展示室では、「八幡平市の縄文時代」、「田山暦とは」、「漆器・絵皿の意味」、「畑地区最後の木地師・藤村金作」のフォトムービー、「日本遺産・奥南部漆物語」紹介動画を放映中です。各フォトムービーの放映時間は3~8分で、「日本遺産・奥南部漆物語」はショート版12分、ロング版28分があります。展示見学の際はぜひご覧ください。
2階多目的ホールでは、「八幡平市の郷土芸能」を放映中です。市指定文化財[無形民俗文化財]に登録されている19の郷土芸能のうち、映像収録済みの11の郷土芸能が見られます。映像未収録の郷土芸能については、現在、八幡平市が映像収録の事業を行っており、収録が終わり次第、順次追加していく予定です。
1階、2階ともに映像視聴方法は各モニター前に表示していますが、分からない方はどうぞお気軽に職員にお尋ねください!​

ロビー フォトムービー 2階 郷土芸能常設展示室 フォトムービー1常設展示室 フォトムービー2

今年は雪が多めです

令和5年2月14日

立春から10日が経過しました。皆さんのお住いの地域では、春は感じられるでしょうか。

当館の周辺はまだまだ厚い雪に覆われていますが、2月に入り、さすがに日差しに温もりを感じる日が増えてきました。まだまだ大雪の日もありますが、降る量よりも融ける量が多くなり、少しずつ春に向かっていきます。

当館のある八幡平市安代地区は、市内でも積雪の多い地域です。市役所のある松尾地区から当館に向かうと、竜ヶ森の峠を越えることになりますが、登りきる手前に竜ヶ森スノーシェルターがあります。川端康成の小説ではありませんが、峠の手前の集落と、峠を越えた後の集落の雪の様子が、竜ヶ森スノーシェルターを境に一変することがあります。今年は例年以上に、その傾向が強いように思います。

当館の前に、移設した塗室があるのですが、2月8日現在の姿が写真の通りです。

雪をかぶった塗室 物差しで測定した雪の深さ

塗室の前の雪の壁の高さは、1mの物差しで測ったところ、およそ84cm。この雪が融けるのはいつになるのか、とも思いますが、今月17日から始まる、いわて八幡平白銀国体にとっては恵みの雪といえるでしょうね。国体は、安比高原スキー場と田山地区で行われますが、当館はちょうどその真ん中にあります。国体期間中は休館日を設けずに開館しておりますので、国体関係で当市においでになる方、また、国体に関係なく当市においでになる方も、お近くにお越しの際は、ぜひ、当館にお立ち寄りください。