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生ごみの水切りをしましょう
生ごみの約80パーセントは水分
燃やせるごみの約40パーセントを生ごみが占め、生ごみの約80パーセントが水分といわれています。燃やすごみの中に水分が多く含まれていれば、水分の蒸発に熱が使われ、それだけ燃焼効率が低下してしまいます。生ごみの水切りをすることによって、 燃焼効率が上がり、少ないエネルギーでごみを処理することができるようになります。
また、水切りによってごみの重量が軽くなることで、日々のごみ出しが楽になるほか、ごみ収集車の燃費向上にもなり、ごみの処理にかかる費用のさらなる削減と二酸化炭素の排出削減になります。
少しでもごみを減らすために、生ごみは水切りをしてから捨てましょう。
水切りの方法
生ごみを水に濡らさない
まずは生ごみを水に濡らさないことが重要です。野菜などは水洗いする前に皮をむくことで乾いた状態で処理することができます。調理手順を意識することによって、生ごみの水分量を減らすことができます。
また、三角コーナーをシンクの上に避けることで、調理中に水に濡らさないようにすることができます。
乾かしてから捨てる
野菜や果物の皮は新聞紙やザルの上で干してから、お茶がらやティーバックは水気をしぼり、乾かしてから捨てましょう。
捨てる前にひとしぼり
生ごみをごみ袋に入れる前に、さらに水切りをしましょう。三角コーナーに入れて一晩置くだけでも効果はありますが、三角コーナーからごみ袋に捨てる際には「ギュッ、ギュッ」ともうひとしぼりしてから捨ててください。
生ごみを手でしぼることに抵抗がある人は、シリコンなど柔らかい素材の三角コーナーや生ごみを挟んでしぼる固いプラスチック製の水切りグッズなどを活用する方法もあります。
生ごみを減らす
家庭から出る生ごみのうち、約40パーセントが食品ロスといわれています。食べ残しを減らす、食材を使い切るなど、食品ロスの削減に取り組むことが、そもそも生ごみを減らす重要なポイントとなります。
食品ロスについては、下記のリンクをご覧ください。
30・10(さんまる・いちまる)運動で食品ロスを減らしましょう!