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定例記者会見(令和7年9月)

 報道機関に発表したものを掲載しています。

 発表項目内容の詳細については、各担当部署に問い合わせてください。

開催日

 令和7年9月9日

市長挨拶

 皆さんおはようございます。9月の定例記者会見にご出席いただき、大変ありがとうございます。先月の定例記者会見開催後に、市内でさまざまな行事が行われましたので、あいさつを含めて少し話をさせていただきたいと思います。
 まずは8月31日、市制施行20周年記念式典を開催しました。非常に多くの皆さまにご参加いただきました。20周年の節目を祝うとともに、これからの10年間の取り組みについて、あらためて皆さんと共有し、前に進むというようなことで非常に意味のある20周年記念式典だったと思っています。
 また前日には澤田知可子さんのコンサートを、岩手日報八幡平広華会との共催で開催し、600名を超える皆さまに観覧いただいたということで、こちらも非常に盛り上がったところです。
 その後9月2日に達増知事が八幡平市にいらっしゃいまして「白銀のひかり」の生産者の皆さまに激励をしていただきました。収穫時期にはまだ早く、また、雨だったので県知事による稲刈りはちょっと出来なかったんですけれども、屋内で、事前に一部刈り取った「白銀のひかり」の稲の束を前に見ながら、生産者の皆さまといろいろ懇談をさせていただきました。今、八幡平市の西根とか、松尾の地区では「あきたこまち」「銀河のしずく」が、安代地区は「いわてっこ」という品種が主力で作付けされています。この「白銀のひかり」が、まだ食味もしておりませんけれども、どのようなものになるのかというところも含めて非常に地域では期待しているところであります。「いわてっこ」から「白銀のひかり」に段階的に変えていけるのかどうかも含めて、県と連携しながら市としても取り組んでいきたいと思っているところです。それから安代りんどうですけれども、お盆の時期、高温により昨年よりも開花が一週間ほど遅れ、荒屋新町のエリアでは開花がちょうどお盆時期にタイミングが合いまして、非常に良い状況で出荷ができました。今からは、彼岸に向けて、また作業が非常に忙しい時期になっています。また、アフリカのルワンダで安代りんどうを展開して、もう7シーズン目になりました。6シーズン目が150万本ぐらいの生産量で、世界で一番のオランダの花の市場に出荷されています。7シーズン目は100万本以上も生産量が大きく伸び、270万本販売いたしております。切り花の単価もこの辺だと昨シーズンで平均で1本55円ぐらいですが、ヨーロッパの価格は80円平均の高価格で取引されており、日本円で2億円以上の売上があったということで、そのうちの5%がロイヤリティとして八幡平市に還元されることとなっております。現地も含め、我々の生産者の皆さんも非常に、安堵というか、ルワンダでの展開にさらに期待を持てる状況になっています。
 それから9月20日に産業まつりがあります。色々な産業や特産品を、こうした祭りを通じて、しっかりと魅力を発信していきたいということで開催します。是非取材のほど、よろしくお願いします。
 もう1つは昨日、八幡平アスピーテラインに行って、道路の一部が少し崩落した現地確認をし、状況を聞いてきました。熊沼という山頂のすぐ近くのところの道路が3分の1ぐらいですかね、崩落しているような状況でございました。なんとか片側通行ができ、通行止めにならなかったという意味では安堵しておりますけれども、あと1ヶ月ぐらいで、紅葉の時期を迎えるということで、通行の方も懸念されるわけでありますけれども、情報を発信し、なんとか渋滞の緩和を図りながら観光客の誘客に努めていきたいと思っています。
 現場の状況を見ると、かなり下の方まで崩れていました。ちょうど測量をしていましたけれども、多分これから国への災害の申請が始まり、その後に、設計が終わって工事着工という流れになるのに、たぶん1年は掛かるというようなことであります。ですので、来年の紅葉に間に合うように何とか整備できればいいなということを思いながら昨日は現地を確認してきたところであります。

発表項目

 次第 [PDFファイル/461KB]

 発表項目一括 [PDFファイル/3.48MB]

  1. 2社の企業立地協定書調印式を行います
  2. 市指定無形民俗文化財「曲田先祓い」が奉納披露されます​​​
  3. 松尾鉱山資料館企画展を開催します​​​
  4. 7年度生涯学習推進大会を開催します​​​
  5. 「地熱シンポジウムin 岩手」が開催されます​​​​
  6. ガバメントクラウドファンディング型のふるさと納税を募集しています

1.2社の企業立地協定書調印式を行います

2社の企業立地協定書調印式を行います [PDFファイル/500KB]

(株)東北未来戦略グループさんは、熱水ハウス栽培を基盤にされるというお話ですが、ここでどういった作物を育てるのでしょうか。

 (株)東北未来戦略グループさんは物流などが得意な会社で、市内の熱水ハウスで現在バジル栽培を行っている(株)八幡平スマートファームさんと連携して、生産者や生産企業と組み、加工・販売を一体的に進める取り組みを行います。
詳細については19日の協定書調印式当日に説明しますので、改めてよろしくお願いいたします。

​​(株)東北未来戦略グループさんは、最終的に100名規模の雇用創出とありますが、どのようなところから確保する予定でしょうか。

 まずは、地元の方からスタートし、その後、様々なところから八幡平市に来ていただける環境を作って行きたいという構想だと伺っております。詳しいところは19日の協定書調印式の際にお聞き頂ければと思います。

100名規模というのは、大きな数字だと思いますが、新しく雇用が生じることへの市長の期待感を教えてください。

 すぐ達成されるということではなく、段階的に確保されていくという認識です。どの時点で100名になるかということについては、まだわからないところではありますが、八幡平市の魅力的な特産品、農産物も含めて、バジルや九条ネギなどいろいろなものが生産され、移住、就農された方もいます。現状では、作ったものを加工し、物流に乗せて全国に販売していくという体制はJAが主体になる系統出荷といわれるものが中心で、JA以外の流通については、それぞれの生産者が、大手さんなどとつながりながらやっているというようなケースもあります。そういった事を、(株)東北未来戦略グループさんが一手に引き受けるような形で窓口になれば、地域商社的な形になろうかと思います。これに携わる人がどんどん増えてくる、その雇用に対する期待ももちろんありますが、八幡平市の生産物が、更に全国に発信されていって、需要が増えていくというところも大きく期待したいと思っています。
 なお、(株)鈴三興業さんは、既にサテライト的な拠点を設けて、準備を進めている最中です。例えば「道の駅にしね」では、今は、訪れた人たちに商品を買っていただくという事が主体ですが、「道の駅にしね」に集まったものを、ECサイトで全国に売っていくという仕組みが、これまでは、うまく回せていませんでした。これを機会にネット販売に取り組んで強化していくことによって新しい可能性が出てくるのではないかと思っています。
 横浜に所在する(株)鈴三興業さんが私どもの生産者の特産品・生産物に興味を持っていただいて、今回立地していただけるということで、しっかりと連携していきたいと思っています。

​​(株)鈴三興業さんが取り扱う具体的な商品は、当日発表するのでしょうか。

 基本的には、既存の市内の事業者さんのものを市外へ売っていくことを考えています。具体的に協議されている事業者さんの名前などは当日に聞いていただければと思います。当日は、その時点で取引が確定したところを紹介することになると思います。

2件の調印式を同日にやるということは、(株)東北未来戦略グループと(株)鈴三興業が連携していくということでしょうか。

 それぞれ別のものです。立地していただけるということが、たまたま同時期に決まり、報道発表・取材への影響を考慮し、調印式を同日に行うこととしたものです。2社間でもお話はされておりますので、現時点では、2社間の連携については、今後そういうことも出てくるかもしれませんという程度でよろしくお願いします。

(株)東北未来戦略グループさんが(株)八幡平スマートファームさんと連携し、加工・販売するということは、(株)東北未来戦略グループさんが、それなりに設備投資をやられるということでしょうか。

 現在でも、(株)八幡平スマートファームさんが熱水ハウスで栽培したバジルを使って、肉の横沢さんが加工するバジルソーセージなど、さまざま取り組んでいただいているものがありますが、独自でやるものも考えていきたいと伺っています。既存の加工品もあるので、そういったところと繋がりながら、自社で加工品も開拓するイメージです。

2.市指定無形民俗文化財「曲田先祓い」が奉納披露されます

市指定無形民俗文化財「曲田先祓い」が奉納披露されます [PDFファイル/890KB]

3.松尾鉱山資料館企画展を開催します

松尾鉱山資料館企画展を開催します [PDFファイル/584KB]

4.7年度生涯学習推進大会を開催します

7年度生涯学習推進大会を開催します [PDFファイル/426KB]

講師紹介 [PDFファイル/50KB]

5.「地熱シンポジウムin 岩手」が開催されます

「地熱シンポジウムin 岩手」が開催されます [PDFファイル/439KB]

八幡平市もブース出店ということですが、(株)はちまんたいジオパワーなどを紹介するということですか。

 (株)はちまんたいジオパワーの紹介もしたいと思っていますが、このシンポジウムでは、岩手県内で、地熱開発に取り組んでいる事例の紹介や地熱発電のための先端技術の紹介など、さまざまな事が紹介されると思います。ぜひ参加して聞いて頂ければと思います。

地熱発電所の見学会は、一般の方向けということでしょうか。

 参加者向けとなります。

パネルディスカッションの登壇者は

 詳細は決まっていません。今までも、秋田県の湯沢市や、八幡平市でも開催したことがあり、著名な方をお招きして開催しました。今回も著名な方が登壇されるのではと思います。

6.ガバメントクラウドファンディング型のふるさと納税を募集しています

ガバメントクラウドファンディング型のふるさと納税を募集しています [PDFファイル/929KB]

その他(質疑)

産業まつりの開催について、平成18年にも産業まつりを開催したという経緯があるということでした。過去の経緯も含めて説明いただければと思います。

 産業まつりは、以前に開催した経緯がございます。また、山賊まつりについても、本市における産業まつりの位置づけとして行っていた時期もございました。
 平成18年に開かれた市産業まつりの、当時の内容について、詳しくは承知していませんが、合併して、エリアが広がった現在のJA新いわては、岩手県の半分ぐらいをエリアとしていますので、JA新いわてから出荷される八幡平市の農畜産物が、八幡平ブランドとして展開していくことについては難しいところがあったと思います。また工業製品も含めてさまざまな商品がある中で、どうやって八幡平市の色を出していくかという思いもあって、こういった産業まつり等を展開しながら、ブランド力を高めていくというところが、今回の開催に繋がるわけであります。例えば八幡平バイオレットなど、山賊まつりで販売ブースを設けたという程度でやってきたので、正直これでは、産業まつりの体をなしてないと、若干疑問を感じていたところもありました。JA新いわても「JA新いわて八幡平ふれあいまつり2025」が今度の土曜日にあり、また「JA新いわて安代地区組合員まつり」なども実施していますが、あくまでも組合員のお祭りなので、市外へ発信していくものを一緒にやっていきましょうと、私の方から去年投げかけて、今回のこういった形での開催となりました。

冒頭、市長あいさつの中で八幡平アスピーテラインの一部崩落という話がありましたが、何が原因だったのでしょうか。

 八幡平アスピーテラインの道路の一部崩落は今年、8月20日から21日にかけての大雨によるものです。秋田県もひどい状況でしたが、県内各地でも土砂災害警報、大雨警報も出ました。その際に崩れてしまったということです。
 一方、八幡平樹海ラインは、去年に発生したもので、道路にひびが入って割れ、10cmぐらい道路が下がった状況になっています。これは、いわゆる地すべりが原因ではないか、ということで、大学の先生などが入り、研究機材も入れて昨年から調査してきましたが、やはり地すべりの可能性があるということで、一帯をきちんと整備するという話になってきています。八幡平樹海ラインも見てきたのですが、見た目には片側通行ができそうですが、やはりそうはいかないということで、おそらく2年から3年の工事期間を要するだろうというのが現在の見込みです。ですので、樹海ラインの通行止めは当面続くということになります。今回、八幡平アスピーテラインが崩れたと聞いた時に、こちらも通行止めになれば、八幡平の観光はアウトだと、非常に懸念しました。秋田側からしか登れず、秋田側からしか下れないという状況になると大変なことだと思っていましたが、何とか片側通行ができるということで、先日の自転車レース「八幡平ヒルクライム」も開催することができ、その点では安心しました。
 ただ、10月の紅葉の時期になると、片側通行では非常に渋滞が発生するだろうということを懸念していますので、しっかりと、情報発信をしていくということと、現在、信号機を使っての片側通行としており、2分ぐらいで交互に通行している状況ですが、午前中は当然登りの通行量が多いわけですから、誘導員を置き、その時間の調整をしながら、渋滞緩和が図れるように、県に要望していこうと思っています。

​​工事が来年までかかるのではないか、とのことですが、冬の期間は工事ができないので、さらに長引くであろうという見立てですか。

 昨日、現地確認に行った際も測量を行っていました。雪が降る前には測量が終わるかなと、見ています。八幡平アスピーテラインはご承知のとおり冬の期間は閉鎖する道路です。その冬の期間に設計できるかどうかは分かりませんが、設計して、国に災害申請をし、採択していただくのに半年ぐらいかかるかもしれません。工事を始められるのは、八幡平アスピーテラインが開通する、来年の4月15日の開通以降になってくることとなるわけであります。工事が半年かかるとして、片側通行からの復旧は、ギリギリ紅葉の時期に間に合うか、間に合わないかという事になろうかなと見ています。​​

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