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報道機関に発表したものを掲載しています。
発表項目内容の詳細については、各担当部署に問い合わせてください。
令和7年4月2日
本日は令和7年度、第1回目の定例記者会見に、多くの皆さんにご出席いただきありがとうございます。
令和7年度当初予算は3月の議会で承認いただき、合併してから過去3番目に多い211億100万円という大型予算となりました。
内容につきましては、2月の臨時記者会見でもお話させて頂きましたが、現在大更駅前に建設しております八幡平市交流複合施設、愛称が「8(はち)テラス」と決まったところでありますが、工事の完成は11月の予定で、運用開始は令和8年度からとなります。これから指定管理者の公募をしまして、ソフト面についても8年度の開始に向けて充実を図っていきます。この8テラスの名前を市内外に周知しながら取り組んでいきたいと考えています。この事業規模が非常に大きく、今回の7年度予算が増えているという状況です。
この後でまた、説明申し上げますが、市制20周年という事で様々なイベント等を実施します。その他にも、小林陵侑選手との関係イベントなどいろいろなものがあります。
7年度は第2次総合計画の最終年度という事もあり、これまでの20年間をしっかりと検証しながら、令和8年度からの新たな総合計画、10ヶ年の基本構想がスタートする重要な節目でもあります。
更に、組織も課長制から部長制に改編を行いました。大型の人事異動も行い推進体制も強化しました。そういった内容で7年度も取り組んでまいりますので、あらためてよろしくお願いいたします。
市民が実施する市制20周年を祝う事業を募集 [PDFファイル/549KB]
桜や雪の回廊を楽しむ八幡平スプリングフェスティバルを開催 [PDFファイル/1.04MB]
八幡平ドラゴンアイには年々訪れる方が増えており、特に土日に集中してしまうという状況があります。本日の発表にありました八幡平の山開きは、本来6月1日で固定していましたが、今年の6月1日は、土日にあたってしまいますので、5月30日の金曜日にしています。
これまでは看板であったり、ラジオあるいは土木センターさんで周知を行って、平日での来市を促したり、渋滞の状況をSNS等でもお伝えしていきたところです。
見返り峠の有料駐車場は、管理の方が1名で対応しておりますが、そういう状況だけではやっぱり駐車の配分もまかなえないということで、今年は見返り峠駐車場周辺に誘導員を配置し、流れをよりスムーズにするという点と、看板ですとか、SNSとか、これまでやってきた部分を強化していくというものです。
ご質問にあった台数の制限や、バスでの周遊ということは、これまでも検討してきた経緯があります。現在は、樹海ラインは通行止めになっていますが、八幡平は頂上で、岩手側からの2方向と秋田側からの1方向で、計3方向に分かれてしまいます。鳥海山とか早池峰山のように、「行ってこい」の山であればすぐにストップをかけることが可能ですが、なかなか、一般の通行をストップして、専用にするとか送迎するというのが難しく、そこにはまだ至っていないというところです。
今年も土日の調査を継続しつつ、状況を踏まえて対応できればと考えておりました。色々関係機関が集まって検討してきましたけども、なかなか難しいと思っています。樹海ラインは去年の7月2日までは通行できたので、それが止まったことによる影響がどの程度なのかという点は、読めないところです。
R花輪線サイクルトレイン実証実験2025を実施 [PDFファイル/1.86MB]
そのとおりです。
昨年度は10月1日から10月31日の1ヶ月間実施しました。利用実績は、予約が49名あり、そのうち実際に利用した方が44名となっています。
まず、昨年度の利用状況の内訳から説明しますと、鹿角市、盛岡市、八幡平市で11名ずつということで計33名。その他に観光事業者の利用、あと東京から輪行バックといって自転車をたたんで運んでこられた方も2名いらっしゃいました。そういった中で、遠方から来た方からすればやはり八幡平市に来て、その魅力を感じられたので、この事業は続けてほしいという要望をたくさんいただきました。昨年の利用者の皆さんにはアンケートをお願いし、その結果、利用可能な列車・期間の拡大。期間については春夏秋。春は沿線が綺麗なので、そういったところも見たいなというお話をいただいております。
私どもとすれば高付加価値インバウンド事業の取り組みもありますので、滞在型観光として捉えている一面もあります。また、サイクルトレインは他の路線でも実施しておりますけれども、やはり当方の魅力、花輪線の認知度をアップして、利用者の拡大を図っていきたいと考えているところです。
花輪線は2両編成で運行しています。2両続きのどの車両でも乗り込むことは可能です。2両で自転車10台までの予約受付となりますが、乗る車両が限定され、指定席みたいになっているということではありません。
花輪線利用促進協議会のホームページにモデルコースを載せていますし、観光事業者の協力を得まして、新たなコースも作成しているところです。また岩手県の広域サイクリングルートも公表になっておりまして、サイクルステーションが設置されている場所もあります。例えば安代方面であればSHIMONO528(麹屋もとみや)とか、豆腐のふうせつ花さんとかもそのサイクルステーションとして登録になっている施設です。そういったところも含め周知していきたいと考えています。また今年度は、別に市独自で駅タグ事業(スマホを利用した駅のスタンプラリー)も行う予定です。そういったものも絡めまして、観光的に広めていきたいと考えているところです。
トピック展「安代りんどうの彩いろどり」を開催します [PDFファイル/1.09MB]
今回のトピック展は、50年前から取り組み始めた安代りんどうについて、ここまで、生産拡大してきた取り組みの歴史を紹介するという内容です。その中の1つとして、ルワンダでの展開も見ていただけるコーナーもあるという内容です。安代りんどうが、生産量日本一になるまでの軌跡がメインとなります。
八幡平市では花き研究開発研究センターという、花の研究施設を持っています。リンドウがメインではありますが、これは、市町村としては非常に特殊だと思っています。リンドウといえば一般的に紫というイメージだと思いますが、赤だったり白だったり、いろんな色のリンドウを開発してきています。そういった色々な種類の安代りんどうの魅力を伝えていきたいということであります。ルワンダに関しては、元々は、日本の農水省から、ルワンダへのODAといいますか、いわゆる海外援助活動みたいなものの一環で、安代りんどうをルワンダに紹介してくれる企業さんがいて、そこからの展開になります。10年前に、ブルームヒルズルワンダという会社をルワンダに設立しました。これは市が設立したわけではなくて、日本人の原田さんという方なのですが、そこから3年間、八幡平市から、花き研究開発センターの所長が栽培指導に行って、現地栽培を行っていました。線虫とかの影響があって、全然ダメだったんですが、7年前に1つのきっかけがあって、そこから、切り花の栽培が可能になってきました。1 シーズン目はもう6年前になるんですけども、10万本ぐらいの切り花を、ルワンダからオランダに空輸で輸出しました。そこから倍々以上に伸びてきて、昨年の6シーズン目には143万本ぐらいにまで伸びてきました。もう13倍ぐらいの出荷本数になってきています。オランダの市場は取引価格が高く、国内のリンドウも上がってきてはいるんですけども、安代りんどうが1本55円ぐらいなんですけども、オランダの市場での取引価格は円安もあるんですが、平均100円ぐらいなんですね。なので140数万本で日本円で1億4,000万円以上の売上になってきて、非常に伸びてきています。その中で去年は連作障害があり伸び悩みもありましたが、7シーズン目の今は、確実に200万本は超える見込みで、8、9、10シーズンあたりになったら、多分300万本ぐらいはいけるだろう、というような見通しもしております。その5%のロイヤリティーとなると、もし3億円ぐらいの売上になってくれば八幡平市には税込で1500万円ぐらいの還元があることになります。
これを市内の生産者の皆さんに還元、あるいは花き研究開発センターの研究開発資金に当てて、新たな品質の開発ですとか、いろんなものに取り組んでいく、といったような形で今動いてるということです。
ルワンダでは、日によって働いてる人たちの数は変わるんですが、多い時には500人ぐらいが現地の農場で働いています。コアになる社員の人たちが20人ぐらいいて、常時働いてる現地の方が200人ぐらい。あとは当日、毎日、農場の前に300人くらいの行列ができ、その中から雇用しているということです。
ルワンダの国というのは、30年前は人口が700万人ぐらいだったんですけど、今1400万人ぐらい。岩手県の1.5倍ぐらいの面積の中に今1400万人ぐらいがいるということで、30年間で2倍になったので若い人がすごい多いんですが、仕事がない。そのブルームヒルズルワンダの雇用というのが、キガリ市も含めて非常にありがたいということで、何度もお礼を受けたところです。お母さんたちの賃金も1日数百円なんですけれども、働いてるお母さんから直接私に「働ける場所があって良かった、おかげさまで、子供を学校に通わせることができました。」という話も結構な人たちがされていたので、この取り組みが、日本の開発援助の1つを担っているのかな、というところを現地であらためて感じてきました。さらに雇用拡大とか、発展につながるような取り組みにしていきたいなと思っています。
切り花をオランダの市場に出荷していますが、安代りんどうは、そのオランダの市場を通じて世界の様々な国に販売されています。今、新しいプロジェクトとして、切り花ではなくて、挿し芽をヨーロッパに輸出して、鉢物リンドウをドイツなどのヨーロッパで作るということを目的に、現地に培養施設を去年建設しました。鉢物リンドウは、また、切り花とは違った見栄えで、すごく良いものです。この鉢物リンドウをヨーロッパでどんどん生産していただいて、八幡平市の生産者に利益を還元し、生産量も上げて、単価も上げて全体的な安代りんどう生産者の所得向上につなげていければと思っています。
学校前で黄色い羽根を配布し、交通安全を呼び掛けます [PDFファイル/1MB]
連携協定は、八幡平市と発電事業者、(株)はちまんたいジオパワーの3社で締結しております。それぞれの役割を担いながらゼロカーボンシティに向けた取り組みを進めていこうというものです。
大きなものとしては、契約期間において、発電事業者さんが(株)はちまんたいジオパワーに電力供給をしていただくというものが大きなものとなっています。
あとは地熱探検隊といいまして、小学生や高校生等を対象に、地熱とか再エネ促進の理解促進教育を行っておりますが、こちらの視察受け入れもしていただけるという中身となっております。
そのとおりです。今回は動き出したところですので、まず三者足並みを揃えて協力し合いながら始まった市の色々な取り組みを進めていきましょう。というのが1番のメインになっております。その中で担えるところを協定の中に入れて、進めていこうというものです。今後の展開で、いろいろな事業が生まれてくるものと思っているところです。
ミャンマーにつきましては、現段階では具体的に動きはございません。現段階では大船渡市の火災がありましたので、大船渡市の火災被害に対し、市役所の本庁舎、各総合支所等で市民の皆さんからの義援金を募っているところです。2度送金をさせていただきましたが、4月の半ばに、直接市長が大船渡市長を訪問しまして、現金をお届けする予定です。
ミャンマーにつきましては、現在、市との何らかの直接的な関係がないというところですが、ただ、タイのバンコクからのタマサート大学とのホームステイ交流があるということで、一部タイと繋がりある方は「大丈夫でしたか?」というようなやりとりはあるようです。タマサート大学の学生が今年6月ホームステイで八幡平市を訪れることになっています。このことへの影響がないかということの確認はしなければならないと思っています。
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