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報道機関に発表したものを掲載しています。
発表項目内容の詳細については、各担当部署に問い合わせてください。
令和6年10月3日
10月も定例記者会見にご出席をいただき、大変ありがとうございます。
まずは、昨日発表されました岩手山の火山活動の警戒レベル2について、ご挨拶を兼ねてお話をさせていただきたいと思います。
既に記事になっておりますが、昨日、仙台管区気象台から15時に発表があり、火山警戒レベルを2に引き上げたということでありました。
急な発表でしたが、その後、雫石町、滝沢市と連携し、岩手県の防災協議会の定める基準に沿って入山規制を行いました。
看板については、焼走り、上坊、七滝、松川の4カ所に入山規制の看板を 設置。エリアメールも発信して、登山をされている方にも注意喚起をしました。また、内容についてホームページでも情報発信したところです。
レベル2は、基本的には火山周辺の規制で、想定火口から2キロの範囲が規制エリアということになりますが、岩手山火山防災協議会の定める基準で、やはり安全性を考慮した上でレベル3相当の入山規制をかけるということで判断した内容です。
本市としては、これから紅葉のベストシーズンを迎える時期で、タイミングとしては非常に厳しいと感じていますが、安全性確保のためにはやむを得ない措置だと思っています。
風評被害が心配されますが、このエリア以外は、通常どおりの生活が出来、観光に支障がないと我々も発信していきたいと思っております。また、今日お話しする項目にイベントのご案内もあります。このイベントもしっかり開催し、皆さんに来ていただいて楽しんでもらいたいと思っています。
発表項目1 「八幡平市中干プロジェクト」を始動します [PDFファイル/1.06MB]
1つ目の募集時期と開始時期ですが、記載の通り、10月下旬を目途に募集を開始します。ただ、中干プロジェクトを認めてもらうための、審査機関による審査がこれから始まります。プロジェクトは6月頃の認定を見込んでいます。市では先行して参加農家の募集を始め、その後、6月から正式にスタートする流れで予定しています。
2つ目の7日程度の延長ですけれども、基本的には過去2年間の中干し期間の平均より7日間延ばしていただきます。ですので、過去2年、10日ずつ中干ししていれば、来年度17日間の中干しをしていただくというような形になります。
中干し期間を延長することによって品質が落ちるのではないかというような、噂のようなことも言われていたのですが、特に影響はないという研究機関による研究結果が出てるようなので、農家さんには特段デメリットというところはないと考えています。
副収入につきましては、最長8年間、J-クレジットから販売に関してリターンが得られることになっております。収入は年度、年度で精算することになり、来年度の6月にスタートすれば年度内の支払いという予定で進んでいく流れになっています。
基準があり、東北地方では最大1ヘクタール、大体8トンぐらいメタンガスが削減できるという試算結果があり、それを目指していく形になります。ほ場によっては、この 8トンという削減量は上下します。そこは農家個々に、計算式による数値によって金額は上下するということになります。ただ、売り先によって単価はいろいろ変わってくるそうです。仮に大きな企業さんに目をつけていただいたりした場合には、高い単価で購入していただけるという可能性もございます。また(株)バイウェルさんと(株)岩手銀行さんが提携しておりますので、岩手銀行さんには、その地元の企業に地産地消というような形でセールスをしていただいて、八幡平市で起こしたクレジットを買っていただくというようなことも一応仕組みの中に入れております。
中干し期間の運用については、確かに農家ごとに異なります。また、1つの農家さんによっても、大きい農家さんですと、複数の人の田んぼを請け負って栽培しています。請け負う地域がバラバラになりますので、期間等も違ってくると思いますが、大体同じ地域、一団という形で運用していくということになります。仮にある農家さんが、A地、B地、C地の3つを管理していれば、その地域ごとの中干しの期間ということになります。天候の影響については、17日間中干しをしている間、雨が降ったりしても、そこはカウントしませんので、1回始めたら、実質17日間水を止めれば大丈夫ということになります。
金額につきましては、まだ公表でる段階にはございません。といいますのは、水田の中干しでJ-クレジット創出をしている事例が、現時点では、あまり多くないという中で、単価についても、見込みはありますが、まだ公表できる段階にはないので、今回は回答を差し控えさせていただきたいと思います。
最長8年ですので、面積にもよりますけれども、きっちりやっていただければある程度の金額になるものと考えています。農家さんが参加する時にはそこが1番大きいと思いますので、引き続き情報収集していきたいと思います。また、農家さんが、手掛ける作付け面積、削減率によっても、委託している(株)バイウィルさんの委託料に関して、クレジットの創出部分から支払う契約になっていますので、増えれば増えるほどその割合が減っていくので、農家さんの収入が増える形になります。
発表項目2 八幡平市戦没者追悼式を実施します [PDFファイル/629KB]
発表項目3 令和6年度トピック展「はちまんたい市の土偶展」を開催します [PDFファイル/517KB]
発表項目4 令和6年度市民憲章推進大会を開催します [PDFファイル/635KB]
発表項目5 第27回少年少女の詩「江間章子賞」授与式を行います [PDFファイル/757KB]
発表項目6 令和6年度八幡平市芸術祭を開催します [PDFファイル/522KB]
発表項目7 10月の「ハチ推し」イベントを紹介します [PDFファイル/293KB]
ウォーキングの2か所のコース以外は、イベント等の影響・中止の情報は入っておりません。
風評被害等の具体的な内容については、まだ聞こえてきてはいませんでしたので、これから様々な観光施設であったり宿泊施設から情報を収集したいと思います。
パトロールについては実施する予定はございません。看板設置等ロープによる侵入抑制のみを予定しています。
今回、入山規制する際には日本語の看板の他に外国語の表記も付け加えておりましたので、誤って入ることのないように対策はしています。
顔づくり施設の建設が始まって、今のところ来年の 11月、12月ぐらいには完成する計画で、 オープンは令和8年度からということになります。
運営については指定管理の形で進めていきますが、いろいろ知見を持った方に運営していただくことによって集客力を高める。市としても、どうしたらいいのか、どういう施設の運営をしていったらいいのかというところをいろいろ、現在、ガイドライン等の案を練っているところであります。
以前からお話ししているとおり、賑わい創出の拠点になる施設ということで、施設に人を呼び込む機能を持たせながら、周辺に賑わいを創出していくということを考えてきました。
その中でもメインとして考えてきたのは子育て支援機能です。子育てワンストップサービス。市内外から多くの親子連れの皆さんなどが来てくれるような、そういった魅力ある施設にしていきたい。
あと、施設に多くの機能を持たせることで、とにかく駅前に多くの人がいるという状態を作っていきたい。商業施設の分譲について、入札を行って決まったのは、今のところまだ1社だけですが、まだまだこれから、期間を区切りながら募集を行っていく予定です。事前相談はたくさんあったんですけれども、まだ踏み切れないという事業者さんもいらっしゃいます。観光施設など、いろいろな形を見せながら、しっかりとその商店の貼り付けに向けて取り組んでいきたいということを、あらためて、思っているところです。
イベントについては、多くの方々に来ていただいて、大更駅前の魅力を感じていただくということで去年から始めました。現在のメインイベントは、はちマルシェですけれども、来年以降、もっとたくさんのイベントを開催して、 多くの方々を駅前に呼び込むことに取り組んでいきたいと思っています。
令和8年度からスタートする市の第3次総合計画に向け、今年度から来年度にかけて計画の策定を進めていく中で、現在、各地区での市民懇談会をやっています。合併してもう19年になるんですが、市域が広いということで、各地区の文化がなかなか市民に知られていない。まだそういう状況もあるので、駅前の顔づくり施設を活用して、市内のいろんな地域の紹介とかイベントとかを行って、市内全域に波及効果が及んでいくような、そういった施設にしたいと、今回、皆さんの意見を聞きながら、あらためて感じたところもありますので、そこに向けても頑張っていきたいなと思っています。
なかなか少子化は止まりませんし、人口減少も進んでいきます。10年前の見込みよりは、一定程度、歯止めがかかったかなという感じが見られる部分もありますけれども。
加えて、ハロウスクールを始めとして外国人の流入も目に見えて増えてきました。施設は八幡平市の顔になるわけでありますので、そういった人たちも集うように、取り組んでいきたいと思います。
今、ハロウスクールには第3期生が入ってきて、300人を超えるぐらいの生徒数になっているという話を聞きました。
寮生活なので、なかなか外に出て、市民の皆さんと交流する様子が見えないね、という話もよくされますけれども、ハロウの生徒や先生たちも、大更駅前に楽しみに来てくれるような、そんな環境も作っていきながら、市全体として盛り上げていきたいと、そういった気持ちです。
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