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河川・水路の水質検査結果
生活雑排水等の影響を把握するために、市内の河川・水路の水質検査を毎年行っています。
分析項目
全地区
分析項目 | 生活環境の保全に関する基準 | 解説 |
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Ph(水素イオン濃度) | 6.00~8.50 | 水の酸性、アルカリ性の程度を調べるもので、一般的な河川では弱アルカリ性の性質を示すことが多い。 |
BOD(生物化学的酸素要求量) | 10.0以下 | 水中に存在する有機物を微生物が分解するときに消費する酸素量のことで、河川の汚濁指数を知る上でも重要な項目であり、河川の水域で、環境基準が適用される。環境基準類型Aaでは1mg/L以下。やや汚染された水では5mg/L以下。かなり汚染された水では10mg/L以下。非常に汚染された水では常に高濃度になるとされている。 |
SS(浮遊物質量) | 100以下 | 主として、水の濁りの原因となる、水に溶解しない固体成分(浮遊物)による汚染の指標として用いられており、河川及び湖沼でのみ環境基準が適用される。 |
DO(溶存酸素量) | 2.0以上 | 水中に溶けている酸素量のことで、主として、有機物による水質汚濁の指標として用いられており、水中に溶ける酸素量は、水温に比例し、水温15度の時に約9mg/lで飽和状態となる。最もきれいな水ではほぼ飽和状態。やや汚染された水では5mg/L以上。非常に汚染された水ではゼロないし微量になるとされている。 |
大腸菌数 |
20-1,000 CFU/100ml以下 |
人畜のし尿や生活排水等によるもので、水質汚濁の目立つ河川では高い値を示す。 |
COD(化学的酸素要求量) | - | 湖沼及び海域の、主として、有機性物質による水質汚濁の指標として用いられている。 |
松尾地区のみ
分析項目 |
人の健康の保護に関する環境基準 |
解説 |
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COD(化学的酸素要求量) | - | 湖沼及び海域の、主として、有機性物質による水質汚濁の指標として用いられている。 |
カドミウム | 0.003 | 重金属。充電式電池、塗料、メッキ工業など用途が広い。自然界にごく微量であるが亜鉛ととも広く分布しており、地表水、地下水にごく微量が存在しているといわれる。 |
シアン | 検出されないこと | 無機化合物。メッキ工業、化学工業など。水中では、シアンイオン、シアン化合物として存在する。全シアンは、試料水中に含まれるシアンの総量を測定するものである。 |
ヒ素 | 0.01 | 重金属。鉱山、製薬、半導体工業などに用いる。 |
採水箇所
検査結果
- 令和5年度水質検査結果 [PDFファイル/95KB]
- 令和4年度水質検査結果 [PDFファイル/247KB]
- 令和3年度水質検査結果 [PDFファイル/244KB]
- 令和2年度水質検査結果 [PDFファイル/41KB]
- 令和元年度水質検査結果 [PDFファイル/48KB]
- 平成30年度水質調査結果 [PDFファイル/64KB]
- 平成29年度水質調査結果 [PDFファイル/65KB]
- 平成28年度水質調査結果[PDFファイル/103KB]
- 平成27年度水質調査結果[PDFファイル/98KB]
- 平成26年度水質調査結果[PDFファイル/98KB]
家庭でできる水質改善
川や海の水を汚さない一番の方法は、私たち自身が汚れた水をそのまま流さない生活をすることです。次のような家庭でできる生活排水対策に取り組みましょう。
- 下水道や合併浄化槽を使用する。
- 浄化槽の維持管理を適切に行う。
- 調理くずや食べ残しを流さない。
- 食用油は絶対に台所などに流さない。
- 食器等の油汚れのひどいものは不要な布等でふき取ってから洗う。
- 洗剤は環境負荷の少ないものを選び適量を使う。
- 川にごみを絶対に捨てない。
その他
県の取り組み
岩手県では、水質汚濁防止法第16条に基づいて公共用水域の水質測定を実施し、その結果を公表しています。
岩手県 水質に関することのページ<外部リンク>
国の取り組み
環境省 水・土壌・地盤・海洋環境の保全のページ<外部リンク>
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