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安比塗漆器工房の紹介

開設背景

安比塗漆器工房は、漆工芸品の生産、展示及び販売することにより、漆工技術者の就労の機会を確保するとともに、漆工技術者の定住条件を図り、漆器産業の興隆と振興に貢献するため平成11年に開設されました。安代漆工技術研究センターと安比塗漆器工房は、漆器の伝統を守り、次世代に継承するために密接に連携しています。安比塗漆器工房では、伝統的な安比塗の技術を復興・継承しつつ、現代の生活に合った漆器を新たに生み出し、漆器の生産から販売、アフターケアまでを一貫して行い、地域の漆器生産の中心的な役割を担っています。

安比塗とは

旧安代町は、良質な漆と原木に恵まれ、藩政時代より「荒沢漆器」として広く知られていました。戦後プラスチック漆器の台頭などで生産が低迷しましたが、安比漆器工房では伝統ある漆器の復興を目指し、新たに「安比塗」として丈夫で使いやすい漆器を製作しています。

安比塗の定義は次のとおりです。以下の条件を満たしたものが安比塗と呼ばれます。

  • 生産者:安代漆工技術研究センターで技術を習得した者が製作すること。
  • 下 地:漆塗り重ね技法または蒔地技法を施していること。
  • 木 地:ミズメザクラ、トチ、ケヤキ等の天然木を素地とすること。
  • 材 料:安代漆工技術研究センターで精製した漆を使用すること。

安比塗の特徴

安比塗の特徴は次のとおりです。

  • 天然素材の使用:安比塗は、木地(木材)と漆の両方に100%天然素材を使用しています。特に、希少な岩手県産の漆を用いることで、独特の光沢と質感を持つ漆器が製作されます。
  • 堅牢性:漆の精製技術や塗りの回数が漆器の堅牢性を左右します。安比塗は、岩手県工業技術センターの協力を得て、漆本来の特性を生かした技法を確立しています。
  • シンプルなデザイン:安比塗のデザインはシンプルで、どんなシーンやシチュエーションにも合うように作られています。漆絵や蒔絵などの加飾を施さないため、純粋に塗りの美しさを楽しむことができます。

安比塗漆器工房

詳細は、安比塗漆器工房独自のホームページをご覧ください。

安比塗漆器工房のホームページ<外部リンク>

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