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市公共施設を市内地熱電源比率100%でCO2排出ゼロへ
2月から市公共施設が市内の地熱電気を使用
八幡平市は、2月1日から八幡平市内の地熱電気の供給を開始する株式会社はちまんたいジオパワーの電気を使用します。
市が自ら、市内の再生可能エネルギーである地熱の電力を使用することで、地産地消を推進し、八幡平市ゼロカーボンシティの実現に向け、市内のCO2排出削減を進めていきます。
はちまんたいジオパワーと契約する施設
施設数:58、契約電力:3,938㎾ ※対象施設は高圧のみとなり、低圧は除きます。
本庁、安代総合支所、西根地区市民センター、花き研究開発センター、地域資源利活用施設、貸工場、大更小学校、田頭小学校、平笠小学校、平舘小学校、寺田小学校、松野小学校、寄木小学校、柏台小学校、安代小学校、田山小学校、西根中学校、西根第一中学校、松尾中学校、安代中学校、旧東大更小学校、旧渋川小学校、八幡平市立図書館、西根地区学校給食センター、安代地区学校給食センター、松尾保育所、県営スキージャンプ場、西根中学校夜間照明、西根第一中学校夜間照明、松尾中学校夜間照明、田山スキー場、田山地区農業集落排水処理施設、安代浄化センター、平館・寺田南地区農業集落排水処理施設、野駄地区農業集落排水処理施設、田頭・平笠地区農業集落排水処理施設、西根浄化センター、寺田地区農業集落排水処理施設、細野地区農業集落排水処理施設、八幡平市立病院、八幡平市立安代診療所、大更コミュニティセンター、平舘コミュニティセンター、松尾コミュニティセンター、田山コミュニティセンター、繁殖育成センター、一般廃棄物最終処分場、八幡平市清掃センター、八幡平消防署、道の駅にしね生産物直売所、八幡平温泉館森乃湯、綿帽子温泉館あずみの湯、八幡平市自然休養村なかやま温泉館、八幡平市総合運動公園、松尾総合運動公園、安代保健センター、田山多目的グラウンド、矢神飛躍台
はちまんたいジオパワーの電源となる地熱発電所
松尾八幡平地熱発電所
- 発電事業者:岩手地熱株式会社
- 運転開始日:2019年1月
- 出力:7,499㎾
安比地熱発電所
- 発電事業者:安比地熱株式会社
- 運転開始日:2024年3月
- 出力:14,900㎾
契約プラン
八幡平地熱ゼロエミプラン
八幡平地熱ゼロエミプランは、八幡平市内地熱電源比率100%でCO2ゼロの電力プランです。はちまんたいジオパワーはFIT電気を調達しているため、非化石証書等の使用によってCO2排出量ゼロを実現しています。
2月から八幡平地熱ゼロエミプランに切り替えるのは、49施設、契約電力3,377㎾で、4月からは、市公共施設(高圧のみ)が100%切り替わります。
八幡平市産業振興株式会社と八幡平市体育協会に指定管理をお願いしている9施設は、6年度中は八幡平地熱プランとし、4月から八幡平地熱ゼロエミプランに切り替えます。
八幡平市の効果と今後
ゼロエミプランに切り替えることで、年間のCO2排出量を削減
【市の公共施設全体】令和4年度実績
15,538(t-CO2) → 10,940(t-CO2) ▲4,598(t-CO2)(▲30%)
【供給予定58施設】年間使用料:9,638,650kWh、令和5年度東北電力CO2排出係数:0.000477
4,598(t-CO2) → 0(t-CO2) ▲4,598(t-CO2)(▲100%)
なお、削減されるCO2排出量の4,598(t-CO2)は、地球温暖化対策実行計画事務事業編で定める公用車を除くエネルギー起源CO2の2013年度から2031年度までの削減目標である4,357(t-CO2)と同量であることから、大変大きな効果が見込めます。
市内のCO2排出量削減を推進
市役所が率先して、再エネ由来の電気を積極的に調達することで、市内の民間施設等へ拡大し、市内のCO2排出削減を進めていきます。
また、非化石証書の収益の一部は再エネ発電賦課金に充てられるため、再生可能エネルギーの普及に貢献することにもなります。