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自主防災組織を作りませんか
自主防災組織とは
自主防災組織とは、地域の方々が連携し、自主的に防災活動を行う組織のことをいいます。
自主防災組織の必要性
多くの犠牲を出した平成7年1月の阪神・淡路大震災では、普段から近隣や地域社会とのつながり、結びつきが極めて重要であることが再確認されることとなりました。この震災で、生き埋めや建物などに閉じこめられた人々のうち、消防などの公的機関の救助(公助)によるものはわずか2%で、多くは、自力または家族や隣人などの地域住民によって救出されました。
このことから、大規模な災害が発生したとき、自治体や消防などの防災関係機関は総力を挙げて対応しますが、被災地域では、発災直後は交通網の寸断、通信手段の混乱、同時多発の火災などで、すぐに消防、警察、自衛隊等の救援が得られない可能性が非常に高いです。
そのような状況の中では、出火の防止、初期消火、災害情報の収集伝達、避難誘導、被災者の救出・救護、応急手当及び給食・給水の実施等の地域単位の自主的防災活動が求められ、これらの役割を担うのが自主防災組織です。
災害時には住民各自がばらばらに行動しても効果は少なく、地域としての防災力を最大限発揮するための組織として、隣近所の方々が協力して助け合う「自主防災組織」が必要なのです。
自主防災組織の活動
平常時の活動
活動内容は組織によって様々ですが、以下のような活動があります。
- 防災知識の普及・啓発
- 地域内の安全点検
- 防災訓練の実施
- 防災資機材の整備
災害時の活動
実際に災害が発生したときには、自分たちで出来る範囲で柔軟に行動し、市へ救援要請などの活動が考えられます。
- 災害情報の収集・伝達
- 出火防止、初期消火
- 避難誘導
- 被災者の救出・救護
- 給食・給水
自主防災組織のつくり方
自主防災組織は、地域のみなさんが自分たちの地域は自分たちで守ろうと、自主的に結成する組織です。
まず、地域内で話し合いを進めてみましょう。ある程度気運が高まってくれば、リーダーを決めて、結成に向けて行動を始めましょう。
自主防災組織の手引
市では、自主防災組織結成の手順、結成に必要な規約、計画書、班編成表の(例)や活動等を掲載した「自主防災組織の手引」を作成しました。
各地域で、自主防災組織結成の際に、参考としてください。
関連リンク
- 地域防災を支える自主防災組織等の育成(総務省消防庁)<外部リンク>
- 自主防災組織(岩手県)<外部リンク>
いつやってくるかわからない災害に備えるため、できることから始めてみませんか?
自主防災組織や防災講座などに関心のある方は、防災安全課までお気軽にご相談ください。
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