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冨士原文隆氏が文化長官表彰を受賞しました
このたび、本市職員(主任技師)の冨士原文隆氏が「令和6年度文化長官表彰」を受賞しました。
文化長官表彰は、文化活動に優れた成果を示し、文化の振興に貢献された人や団体をたたえるもので、今回の受賞は「永年にわたり日本産漆生産・精製に従事するとともに、伝統的な漆芸技術の指導講師として後進の育成にも努め、我が国の文化財保護に多大な貢献をしている」ことが高く評価されました。
令和6年度文化庁長官表彰被表彰者の決定<外部リンク>
令和6年12月17日に京都市内で行われた表彰式で、表彰状の授与を受けました。
表彰状を手にした冨士原先生は「好きで入った道なので、大変だなと思うことはもちろんあったけれど、自分が考えたことを形にできる楽しい職業です。最初は下手であっても、本当にやりたいという人は、一生懸命やることでできるようになるし、それが一番大事な条件だと思っています。そして、安代漆工技術研究センターの修了生が全国各地で活躍していて、今も繋がっているということが財産であり、制作を続ける上でのメリットにもなっています。ぜひ塗師として活動を続けて欲しい。」と本人の受賞についてよりも、漆工技術者を志す若手や教え子に向けたメッセージを語りました。
安代漆工技術研究センターでは、引き続き漆工技術者の育成と漆器産業の振興に努めてまいります。