農と輝の大地―八幡平市みのりひかり 広報はちまんたい 4月号 No.262 Apr. 2017 1ページ いのちときずなの日 防災について考えよう 3月10日ジャンボかるた大会(関連27ページ) 主な内容 平成29年度施政方針 … 2~5ページ      平成29年度一般会計予算 … 6~7ページ      平成29年度行政組織機構と人事異動 … 9~13ページ 2~5ページ 市総合計画を推進し 市を元気に 平成29年市議会第1回定例会 施政方針 平成29年市議会第1回定例会が、2月22日から3月22日まで、市議会議事堂議場で開かれました。 議会初日には、田村正彦市長が29年度の施政方針について述べました。その一部を抜粋して紹介します。 昨年は、第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」の開催に向け、市民一丸となって取り組んだ年でした。競技役員・大会運営補助員・ボランティアや選手の応援など、まさに市民総参加による大会運営は、各方面から高い評価をいただき、盛会裏に終えることができました。改めて感謝申し上げます。 一方で、台風10号により県内に甚大な被害がもたらされた年でもあり、より一層、地域に密着した防災と災害時の備えが重要と考えております。 29年度は、第2次八幡平市総合計画の2年目の年ですが、初年度にあたる28年度は国体成功に向け一丸となった年でもあり、市を元気にする施策・事業を着実に推進していかなければならない実質的な初年度と捉え、市政の進展につなげることが私に課せられた使命であると考えています。 私が市民の皆さまの負託を受けてから3期12年になろうとしています。この間、様々な行事や集会に積極的に参加し、より多くの市民の皆さまと直接会話を交わす機会を持ち、市民の皆さまの想いを行政に反映するとともに、県・国にも積極的に訴えてきました。私は、これまでの取り組みをさらに力強く推し進めていくことが課せられた責務であるとともに、市長として引き続き山積する多くの課題に全身全霊を注ぎ、取り組んでまいります。 以下、29年度の主な施策と主要事業の概要を第2次市総合計画基本構想に掲げる基本目標に沿って、申し上げます。 1.未来への希望にもえるまちづくり 八幡平市に住んでよかったと思えるまちづくりを目指し、子育て支援、定住・移住の促進を積極的に推進するとともに、持続可能な地域コミュニティの形成のために、2つの施策に取り組みます。 ❶住んでしあわせを感じるまちづくり ▼定住対策 一定期間、市に滞在するお試し移住が出来る環境を整備します。また、雇用先について各種大学と連携し、若者が市内に流入・転入するよう努めます。 ▼地域おこし協力隊 28年度で任期満了となる隊員3人の定住・定着に向けた起業支援などに取り組むとともに、隊員の熱意と経験を生かした活動を支援します。 ❷安心して子育てができるまちづくり ▼保育 家庭的保育事業を始める人の施設の改修や運営のための補助をするとともに、私立保育園の増築・大規模改修に対して補助していきます。また、低年齢児受け入れ拡大のため、老朽化が進む寄木保育所と松野保育所の統合・新築について検討します。 ▼出産祝金 これまで第3子以降からの支給を、第2子以降からの出産者に対し支給できるように改め、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ります。 ▼予防接種 インフルエンザ接種助成を中学生まで拡大し、疾病予防の徹底と子育て世代の経済的負担の軽減を図ります。 ▼医療費助成 昨年度に子どもの医療費助成の対象年齢を中学生まで拡大しており、そのほかの医療費助成も引き続き実施します。 ▼国民健康保険 30年度から県が財政運営の責任主体になることから、29年度は国保広域化に向けた準備を進めるため、システム改修などを実施します。 2.ともに学び働き、暮らし豊かなまちづくり 「農と輝の大地」の実現に向け、農林業・観光などの産業振興を図り、地域経済の発展による就業人口の定着と持続可能なまちづくりのため、5つの施策に取り組んでいきます。 ❶産業基盤として持続する農業の推進 ▼米の作付け振興 飼料用米やホールクロップサイレージ(稲発酵粗飼料)など転作作物と主食用米とのバランスがとれた作付け体系の構築に取り組みます。 ▼八幡平産米の消費拡大 JA新いわてが実施する八幡平産米消費販売事業を支援し、市内産米の消費拡大に努めます。 ▼新規就農者支援 就農前の研修期間と対象作目を拡大した市の新規就農者等支援事業と国の青年就農給付金制度を有効に活用し、より多くの新規就農者の掘り起こしにつながるよう努めます。 ▼地域農業マスタープラン 各地域のプランを随時見直し、人・農地問題の解決に努めます。地域の担い手への農地集積・集約は、農地中間管理機構を有効に活用し、農地の流動化を推進します。 ▼担い手育成 29年度から農の大地担い手育成支援事業を創設し、地域農業の担い手の経営基盤整備への支援を実施します。 ▼園芸振興 国の各種補助事業に取り組み、生産規模拡大や生産コスト低減に必要な農業機械の導入、施設整備などを支援します。 ▼リンドウ JA新いわて八幡平花卉生産部会の販売目標額15億円の達成を目指し、国の委託事業を活用しながら、品種開発を加速。安代りんどう海外活用事業を実施し、ブランド化をさらに推進します。 ▼畜産振興 近年の和牛子牛の高騰状況が、繁殖牛の生産に支障を来さないよう、市内産の子牛導入に対して支援していきます。また、地域ブランド「いわて八幡平牛」の消費拡大にも取り組みます。 ▼農業農村整備 後藤川地区で計画されている圃場整備事業の早期実現に、関係機関と連携して取り組みます。 ❷おもてなしの観光による交流人口の増加 ▼十和田八幡平国立公園 昨年、日本の国立公園を世界水準のナショナルパークとしてブランド化を図る「国立公園満喫プロジェクト」に選定されました。これを機に、八幡平国立公園協会などの活動と連携し、観光振興を進めていきます。 ▼八幡平市版DMO 地域の観光を推進する役割を担う観光プラットフォーム(基盤)、いわゆる八幡平市版DMOを早急に立ち上げ、戦略的な観光マネジメントに取り組みます。 ▼キャンプ地招致 ラグビーワールドカップチームや東京オリンピックの事前キャンプ地などの招致活動を行い、スポーツのまち八幡平市として、全国に発信していきます。 ▼観光振興 旧松尾鉱山や鹿角街道などの歴史遺産をはじめ、地熱発電所、小水力発電などの自然エネルギー学習といった観光・体験メニューの提案を行いながら、教育旅行・体験旅行の誘致に取り組みます。 ▼外国人旅行者の誘客(インバウンド) アジア地域を中心とした誘客を図ります。東北エリアで連携をとりながら台湾・タイ王国・オーストラリアなどからの誘客も積極的に進めていきます。 ▼八幡平温泉郷引湯管の整備 29年度から3カ年かけて引湯管の整備を進めます。 ❸地元企業の発展と企業誘致の推進 ▼工業振興 企業立地促進事業費補助金の要件を緩和するほか、中渡工場適地の整備に着手し、新規立地の促進、地元雇用の場の拡大に取り組みます。 ▼起業支援 貸し工場への入居や物件紹介を支援していきます。 ▼起業志民プロジェクト 全国から若者を集め、技術講習の実施や「起業家支援センター」の活動をさらに発展するよう支援します。 ▼安比塗 経営能力を備えた担い手の育成や、安比塗企業組合と連携を深めながら漆器産業の振興に努めます。 ❹商業の拠点づくりと買い物支援 ▼商業振興 大更駅前線などのインフラ整備と整合性を図りつつ、商店街形成の検討委員会などと協議をしながら、大更駅前地区のにぎわいづくりを進めていきます。 ❺山林の保全と林業の活性化 ▼林業振興 松くい虫対策などの森林環境保全業務を引き続き実施します。 ▼有害鳥獣被害対策 狩猟免許の新規取得にかかる手数料助成を行い、鳥獣被害対策実施隊員のさらなる増員確保に努めます。 3.心身ともに健康で、活力に満ちたまちづくり 健康に暮らすということは、かけがえのない財産です。健康で長生きできるまちづくりや次世代を担う子どもたちが心身ともに健やかで活動できるまちづくりの実現のため、7つの施策に取り組みます。 ❶心も体も健やかに暮らせるまちづくり ▼健康推進 健康づくりを支援する「第3次健康づくり21プラン」を策定します。 ▼生活習慣病予防健診 引き続き受診率の向上に努めます。また、健診後の指導にも重点を置き、重症化予防と発症予防に取り組みます。 ▼働き盛り世代寝たきり防止 脳ドック受診対象者への助成や、30歳から39歳の国民健康保険加入者を対象に基本健康診査を実施します。 ▼人工透析 経済的負担の軽減のため、新たに通院交通費助成を行います。 ❷元気に長生き高齢社会の実現 ▼高齢者福祉 認知症初期集中支援チームを設置し、認知症の支援体制の構築に力を注ぎます。また「高齢者福祉計画」を策定し、生活支援サービスなどの充実を図るとともに、医療・介護・福祉などが連携して高齢者を支える「地域包括ケアシステムの構築」を推進していきます。 ❸地域を見守る福祉の推進 ▼生活保護 適切な保護の実施とともに、受給者の就労支援や自立の促進を図ります。 ❹安心できる医療の充実 ▼医師の確保 将来、市内の医療機関に勤務することを希望する医学生の学費などの負担軽減を図り、医師の確保に努めます。 ▼西根病院の移転新築 29年度内に事業用地取得と開発行為に伴う用地造成工事を完了させて、建設工事が30年4月に着工できるよう、計画的な進捗に努めます。 ❺地域に根差した教育の充実 ▼教育研究所 教育研究所を設置し、調査・研究事業をはじめ、研修、教育相談や教育情報に関する事業に取り組みます。 ▼学校教育 人としての生きる力「知、徳、体」を総合的に兼ね備え、未来を切り拓いていくことのできる児童・生徒の育成を目指します。 ❻心豊かな人生を送る学習機会の充実 ▼生涯学習 各コミュニティセンターと連携しながら学習機会の提供に努めます。 ▼芸術文化振興 市内外の団体と連携しながら、市民の芸術活動の促進に努めます。また、芸術祭などの展示・発表の機会を提供し、芸術文化の振興を図ります。 ❼スポーツ活動の推進 ▼体育振興 市体育協会と連携しながら、スポーツに親しむ環境づくりに取り組みます。また、スポーツ少年団や県内大会・国体などで活躍する選手の育成に努めます。 ▼スポーツイベント 岩手山焼走りマラソン大会をはじめとする各種大会を引き続き実施するほか、東北や全国規模の大会開催を支援していきます。 ▼田山スキー場 借地となっているスキー場用地を購入します。スキーを主要スポーツと位置付け、青少年の健全育成と大会・イベント招致に取り組みます。 4.自然をはぐくみ、景観にすぐれたまちづくり 本市の風光明媚な自然環境を保全するとともに、再生可能エネルギーの積極的な活用を図り、自然を愛し、守る豊かな心が培われたまちを目指すため、2つの施策に取り組みます。 ❶自然環境、生活環境の保全 ▼環境衛生 環境基本計画後期行動計画を推進し、市民の安心で快適な生活環境の確保に努めます。 ▼清掃センター 29年度から30年度にかけて施設延命化のための基幹的設備改修工事を行い、安全な運転管理に努めます。 ❷自然エネルギーの有効活用 ▼再生可能エネルギー 岩手地熱株式会社が御在所地区で地熱発電所の建設に着工し、30年12月の開業を予定しています。市は、地熱発電や風力発電などの再生可能エネルギーの導入を支援し、自然エネルギーを有効活用しながら二酸化炭素削減に取り組みます。 5.ふれあいを大切にする、人情あふれるまちづくり 地域コミュニティのつながりを大切にするとともに、地域と行政が相互に協力・協調する協働のまちづくりを引き続き進め、地域に住む住民のぬくもりが感じられるまちづくりを目指します。 ▼コミュニティセンター 各地区公民館がコミュニティセンターに移行して3年が経過し、地域活動や地域住民の交流の場として定着してきました。地域活性化の拠点として、さらなる活動の充実・発展のため、その活動を支援していきます。 まちづくりの目標を支える社会基盤の整備と行政経営の方針 5つのまちづくり目標に向けた各種施策のほか、社会基盤・生活基盤の整備を図るとともに、行政改革や広域連携による行政運営に努めます。 ▼都市計画 大更駅自由通路と駅舎の完成を30年3月とし、供用開始に向けて取り組みます。また、大更駅前線沿道整備土地区画整理事業や大更駅西口駅前広場整備事業を引き続き行います。 ▼市営住宅 長寿命化計画に基づき、良好な居住環境確保のため、市営町裏住宅3棟7戸の建て替えを実施します。 ▼地域公共交通 利用者が気軽に移動できる総合交通ネットワークの構築に向け、コミュニティバス運行の見直しなどを検討します。 ▼道路整備 市道鴨志田線の実施設計と用地取得に着手します。また、市道時森線などの用地測量を実施していきます。 ▼道路維持 橋の長寿命化対策として安比川に架かる愛宕橋の補修に着手。住民要望の多い生活道路の補修を実施していきます。 ▼除雪対策 各地区の実情に応じた除雪を実施します。 ▼水道事業 新小屋の沢配水池の完成にともない、今後は小規模配水池を統合し、配水連絡管敷設工事に着手します。 ▼下水道事業 公共下水道事業の西根処理区管渠整備を継続して実施。地方公営企業会計への移行に向け、引き続き固定資産評価や会計システム構築などの業務を進めます。 ▼災害に強いまちづくり 消防団や関係機関などと連携を図るとともに、土砂災害危険箇所の指定に取り組みます。また、防災行政無線のデジタル化工事に着手します。 ▼交通安全 昨年の市内死亡事故3件の犠牲者が全て高齢者であることから、関係機関・団体と連携し、高齢者への啓発活動を強化します。 ▼広域連携 「みちのく盛岡広域連携都市圏ビジョン」に基づき、人やモノ、金、技術などの地域資源を「つなぎ」、将来にわたって圏域が暮らしやすい拠点となるよう、広域市町と連携して取り組みます。 ▼ふるさと応援寄付金 インターネットの活用やクレジット決済の導入などにより寄付者が寄付しやすい環境づくりに努め、寄付に対するお礼の品として特産品などの取り扱いを実施していきます。ふるさと納税を通じて、市の魅力を広く発信し、産業振興、雇用創出、観光客誘致、移住促進などの地域活性化につなげていきます。 ▼公共施設の管理 「公共施設等総合管理計画」に基づき、適切な施設の維持管理や利活用を検討します。また、施設の計画的な処分として、旧松尾総合支所を30年度に解体する予定です。 ▼協働による行政経営 行政評価により各施策・事業の目的と成果の検証を進め、効率的で効果的な行政経営と健全な財政運営に取り組みます。広く市民の皆さまからの提言を受けながら、市民協働による開かれた行政を目指します。 6、7ページ 平成29年度一般会計予算は196億2,500万円 平成29年度の予算が、市議会第1回定例会最終日の3月22日に可決されました。一般会計の予算総額は、28年度予算と比較し、7億6,000万円(3.7%)減の196億2,500万円です。今号では29年度一般会計予算の概要を紹介します。 平成29年度の一般会計の歳入・歳出の内訳を上段の円グラフに、会計別の予算額を次ページの上段に示します。 一般会計の予算総額は、196億2500万円で、歳入・歳出の概要は次のとおりです。 ■歳入 一般会計の歳入で最も多くを占めるのが、地方交付税の82億円(構成比41.8%)です。地方交付税は、これまでの実績などから同額としています。 次いで多くを占めるのが市税で、市民税個人分の増を見込み、29億5049万円(15.0%)となっています。 また、その他自主財源の4億1,736万円(2.1%)の中に含まれている寄付金は、ふるさと応援寄附金の効果を期待して1億円(0.5%)を見込んでいます。 ■歳出 歳出は、前年度に比べて大きく増減があった科目について説明します。 教育費は、第71回国民体育大会希望郷いわて国体の終了などにより、7億5,841万円(34.5%)減の14億3,790万円となっています。 土木費は、都市計画道路大更駅前線整備事業の市道などの用地購入費や、工事支障物件の補償費の減により、3億1,903万円(11.4%)減の24億7,865万円となりました。 一方、消防費は防災行政無線システムのデジタル化に伴う整備などにより、5億1,330万円(61.2%)増の13億5,212万円となります。 なお、地方債については、プライマリーバランスが黒字になる見通しです。実質公債費比率は、27年度決算で9・9%となっており、起債に県知事の許可が必要となる基準の18%を下回り、年々改善の傾向となっています。 市は、今後も財政指標を注視しながら、将来負担が過大にならないよう計画的な財政運営に努めます。 詳しくは、市役所企画財政課財政係(☎・内線1202)まで。 ■用語解説 ▼一般会計=市税や地方交付税を主な財源として、道路や水路の整備、福祉や教育など、さまざまな分野の事業やサービスを行うための会計。そのほかに国民健康保険などの特定事業を行うための特別会計や公営企業が行う企業会計(水道事業、西根病院)があります。 ▼プライマリーバランス=基礎的財政収支。地方債発行を除く税収などの正味の歳入と公債費(元金償還額分のみ)を除く歳出との収支 ▼実質公債費比率=地方債の償還金を標準財政規模で割ったもので、通常過去3年間の平均値をとります。 平成29年度と28年度の市当初予算 (会計別総額、1万円未満四捨五入) 会計別 29年度当初予算 28年度当初予算 一般会計 196億2,500万円 203億8,500万円 特別会計 国民健康保険(事業勘定) 39億7,222万円 37億4,981万円 後期高齢者医療 2億5,681万円 2億5,128万円 国民健康保険(診療施設勘定) 2億8,764万円 2億9,206万円 公共下水道事業 5億8,626万円 5億8,363万円 農業集落排水事業 6億4,389万円 5億5,192万円 浄化槽事業 7,998万円 7,761万円 企業会計 水道事業 収益的収入 6億2,487万円 6億6,021万円 収益的支出 6億1,709万円 6億4,971万円 資本的収入 2億7,247万円 4億5,407万円 資本的支出 4億8,655万円 7億4,958万円 西根病院 収益的収入 8億5,573万円 8億1,707万円 収益的支出 8億7,647万円 8億7,105万円 資本的収入 1億2,998万円 1億7,600万円 資本的支出 1億4,080万円 1億7,720万円 歳入のおおまかな内容 ▶市税=市民税、固定資産税、軽自動車税、市たばこ税、入湯税 ▶繰入金=積立金の取り崩しや、ある会計から別な会計に繰り入れるお金 ▶地方交付税=所得税など国税から財政状況に応じて交付されるお金 ▶市債=建設事業などを行うために市が借りるお金 ▶国庫(県)支出金=特定の行政目的を達成するため、その経費に充てることを条件に国(県)から交付されるお金 歳出のおおまかな内容 ▶議会費=市議会の運営のために使うお金 ▶総務費=行政全般の事務に関する経費、財産管理などに使うお金 ▶民生費=障がいのある人や高齢者の支援、子育て支援や生活保護などに使うお金 ▶衛生費=予防接種、健康診断、ごみ処理などに使うお金 ▶労働費=雇用確保のための作業員賃金や委託費用など ▶農林水産費=農業や林業振興などに使うお金 ▶商工費=商工業の振興や観光イベントなどに使うお金 ▶土木費=道路補修や除雪、市営住宅管理などに使うお金 ▶消防費=消防署の経費の負担や消防団員の報酬、防災行政無線の整備などに使うお金 ▶教育費=小・中学生などの教育のために使うお金 ▶災害復旧費=公共土木施設(河川や道路など)が被災した場合、従前の機能を回復するために使うお金 ▶公債費=市債(借入金)を返済するために支払うお金 29年度新規事業の主な内容 事業名 内容【予算額(千円未満を四捨五入)】 庁舎管理費(工事) 西根総合支所の屋根や電気設備・蓄電池設備を改修。浄化槽用放流管を撤去【1億584万円】 安代地区コミュニティバス運行業務委託 高齢者などの移動手段の確保を図るため、コミュニティバスを運行。29年度に田山地区で、予約をもとに便を組む「デマンド型交通」の試行運転を実施【1,994万円】 田山地域平舘高等学校通学支援車運行業務委託 田山地域から荒屋新町駅までの区間で、JR花輪線荒屋新町駅発午前6時59分に乗車できるよう運行する業務(片道のみの運行)【102万円】 地域内幹線交通運行補助金 昼の時間帯で減便となったJR花輪線の交通対策として、西根地区と田山地区を結ぶ1日1往復の路線運行に対する補助金【568万円】 地域おこし協力隊事業 人口減少や高齢化などの進行が著しい地方へ、地域外の人材を積極的に誘致し、その定住・定着を目的に、地域力の維持・強化を図る取り組み。任期を満了した協力隊員にも支援を実施【3,598万円】 ふるさと応援寄附金推進事業 ふるさと納税制度の趣旨に基づき、市外に居住する本市出身者や、市の取り組みに共感していただく人に対して寄付を募り、八幡平市を外から応援していただくためのPR活動や寄付金の取り扱いを実施【7,846万円】 いきいき岩手結婚サポートセンター入会登録料助成費 いきいき岩手結婚サポートセンターの登録料(1万円・2年間)のうち半額を助成【10万円】 人工透析患者通院費助成金 人工透析患者の通院費軽減のため、月額3千円を助成【56万円】 認知症高齢者等見守り推進事業費補助金 認知症高齢者などの見守りに使用するGPSシューズなどの購入費に係る費用に対しての補助金【19万円】 家庭的保育運営支援補助金 待機児童の受け皿を確保するため、運営に係る財政支援のための補助金【161万円】 家庭的保育改修費等支援補助金 待機児童の受け皿を確保するため、改修費に係る財政支援のための補助金【240万円】 ごみ焼却施設基幹的設備改良事業 ごみ焼却施設広域処理が実施されるまでの期間、焼却施設確保のため、既存の焼却施設の延命化を図る事業【1億3,903万円】 八幡平市農の大地担い手育成支援事業費補助金 地域農業の下支えとなる意欲ある担い手の育成・確保のため、農業用機械などの導入費に対する補助金【2,500万円】 安代りんどう品種海外活用事業 EU圏内の鉢物りんどう品種生産と安代りんどうの国際ブランド化を図る事業【500万円】 狩猟免許新規取得費補助金 狩猟免許の新規取得に係る経費に対する補助金【18万円】 林業新規就労者対策事業費補助金 林業の新規就労者などを支援するための補助金【348万円】 都市圏販路開拓支援事業補助金 展示会などへの出展経費に対する補助金【203万円】 ラグビートップリーグチーム合宿招へい事業委託 ラグビーのトップリーグ所属チームの合宿を誘致【600万円】 小規模宿泊施設誘客支援事業委託 小規模宿泊施設に対する誘客支援【739万円】 温泉産直施設管理事業(工事) 焼走りキャンプ場管理事務所などの解体、道の駅にしね生産物直売所およびレストランの屋根の改修、安代林業センターの給水・給湯配管の更新など【4,735万円】 企業立地促進事業費補助金 市内に固定資産を新たに投資する企業に対する補助金【5,787万円】 防災行政無線整備事業 防災行政無線をアナログ方式からデジタル方式に切り替える事業【5億3,797万円】 スクールバス購入費 遠距離通学の児童・生徒の安全・安心な通学を支援するため、スクールバスを更新【6,781万円】 スポーツ講演会 スキージャンプの著名な専門家を招へいし、選手発掘の一助とする【93万円】 東北高等学校ラグビーフットボール大会補助金 第68回東北高等学校ラグビーフットボール大会を開催する事業に対する補助金【100万円】 いこいの村岩手体育館暗幕改修工事 電動ブラインドに不具合が生じていることから、主導式の暗幕に改修【1,160万円】 ラグビー用トレーニング機器購入 合宿などの誘致に伴う環境整備のため、トレーニング機器を購入【2,718万円】 8ページ 市の未来を市長に提言 児童・生徒と市長が八幡平市の未来を語る会を開催 児童・生徒と市長が八幡平市の未来を語る会(市教育委員会主催)が2月23日、市役所大会議室で開催されました。 会には、市内9小学校から1人ずつと、市内4中学校から2名ずつの代表者17人が出席。児童・生徒は、中学校の学区単位の4班に分かれて、市の現状分析、目指す姿、その実現への手だて、明日からできることなどを話し合い、思い描く市の将来像について田村市長へ提案しました。 児童・生徒が提案した内容には「花を植えて景観を良くし、きれいな市をアピールする」「地元独自のスイーツを開発して観光客を呼び込む」「日本文化を海外に伝えて海外旅行客を呼び込む」「雪を利用した大会を開催して参加者を募る」などがあり、少子高齢化や人口減少の問題がある中で、市が発展するための取り組みが多くありました。 田村市長は、タイなどの東南アジア圏をターゲットに雪を生かした観光客の誘致に努めていることや、ラグビーなどのスポーツ合宿の誘致に取り組んでいることなどを伝え、意見交換しました。 参加した児童・生徒は「市の取り組みなどを知るためにも、新聞を読むことは大切だと感じた」「海外の人とも交流できるよう、もっと英語を勉強したい」と、明日からできることへの実現にむけて意欲を高めていました。 ◎各校の発表者 ■A班 西根中学校区 小黒紗彩(大更小6年)、工藤亜美(田頭小5年)、伊藤妃順(平笠小6年)、佐藤雄紀(西根中2年)、佐藤弥千代(西根中2年) ■B班 西根第一中学校区 髙橋涼太(平舘小6年)、伊藤光咲(寺田小6年)、吉田望(西根第一中2年)、工藤もも葉(西根第一中2年) ■C班 松尾中学校区 佐藤夏姫(松野小6年)、小澤優奈(寄木小6年)、佐々木莉良(柏台小6年)、澤健汰(松尾中2年)、岩佐百華(松尾中2年) ■D班 安代中学校区 橋本拓樹(安代小5年)、成田健太(安代中1年)、小山田美冬(安代中2年) 9~13ページ 市は、4月1日から行政組織機構を再編して業務を行っています。再編内容は次のとおりです。 ❶地域振興課の市民協働推進係を生涯学習係に改称 ❷スポーツ推進課を廃止し、地域振興課にスポーツ推進係を移管 ❸国体推進室を廃止 ❹商工観光課に自然公園係を新設 ❺教育委員会に教育研究所を新設 29年度市職員人事異動(4月1日付) 省略 14、15ページ 暮らしの情報カレンダー 4月24日 月曜日 ■博物館休館日 ■健康福祉課=総合健診【受付】 7:00~9:30(市役所多目的ホール棟) 4月25日 火曜日 ■図書館休館日 ■健康福祉課=総合健診【受付】 7:00~9:30(市役所多目的ホール棟) 4月26日 水曜日 ■市役所本庁窓口延長日 17:15~19:00(市民課) ■健康福祉課=総合健診【受付】 7:00~9:30(大更コミセン) 4月27日 木曜日 ■健康福祉課=総合健診【受付】 7:00~9:30(大更コミセン) 4月28日 金曜日 ■健康福祉課=ミニドック健診【受付】 7:00~9:30(大更コミセン) 4月29日 土曜日 ■昭和の日 ■市役所閉庁日 4月30日 日曜日 ■市役所閉庁日 5月1日 月曜日 ■博物館休館日 ■図書館休館日 ■健康福祉課=ミニドック健診【受付】 7:00~9:30(市役所多目的ホール棟) 5月2日 火曜日 ■図書館休館日 ■健康福祉課=△総合健診【受付】 7:00~9:30(田頭コミセン) ■博物館=春季トピック展 9:00~16:30 ※7月30日まで 5月3日 水曜日 ■憲法記念日 ■市役所閉庁日 ■商工観光課=不動の滝まつり 9:30~15:00(桜松公園) △当番医(市内)西根病院・(鹿角)本田医院△当番薬局(市内)あさひ薬局西根中学校前店・(鹿角)黒沢薬局 5月4日 木曜日 ■みどりの日 ■市役所閉庁日 ■浅沢コミセン=神楽まつり 12:30~16:00 △当番医(市内)西根病院・(鹿角)福永医院△当番薬局(市内)大更調剤薬局・(鹿角)黒沢薬局 5月5日 金曜日 ■こどもの日 ■市役所閉庁日 △当番医(市内)平舘クリニック・(鹿角)小坂町診療所△当番薬局(市内)白樺薬局・(鹿角)黒沢薬局 5月6日 土曜日 ■市役所閉庁日 ■図書館=新刊子どもの本を読む会 10:00~11:30 ■商工観光課=八幡平さくらまつり 10:00~14:30(県民の森) 5月7日 日曜日 ■市役所閉庁日 ■商工観光課=八幡平さくらまつり 10:00~14:30(県民の森) ■図書館=子ども図書館まつり 13:30~15:30 △当番医(市内)八幡平こどもクリニック・(鹿角)大里医院△当番薬局(市内)つぐみ薬局・(鹿角)日本調剤薬局 5月8日 月曜日 ■博物館休館日 ■図書館=あみぐるみ教室 10:00~15:00 5月9日 火曜日 ■図書館休館日 ■健康福祉課=乳児健診【受付】 13:00~13:15(市役所多目的ホール棟) ■荒屋コミセン=移動図書13:00~14:50(荒沢地区) 5月10日 水曜日 ■市役所本庁窓口延長日 17:15~19:00(市民課) ■荒屋コミセン=移動図書11:40~14:50(田山地区) ■健康福祉課=3歳児健診【受付】 13:00~13:30(市役所多目的ホール棟) ■地域振興課=子供かけっこ教室 18:00~19:30(市総合運動公園体育館) 5月11日 木曜日 ■広報はちまんたい発行日 ■健康福祉課=△総合健診【受付】 7:00~9:30(田山コミセン)△子宮頸がん・乳がん検診【受付】 13:30~14:30(田山コミセン) ■地域振興課=子供かけっこ教室 18:00~19:30(松尾総合運動公園屋内運動場) 5月12日 金曜日 ■健康福祉課=総合健診【受付】 7:00~9:30(田山コミセン) 5月13日 土曜日 ■市役所閉庁日 5月14日 日曜日 ■市役所閉庁日 ■地域振興課=第8回八幡平市民健康マラソン 8:30~12:00(市総合運動公園) ■博物館=春の博物館まつり 10:00~16:30 ■図書館=Tom&Tam Story Time 11:00~11:30 △当番医(市内)にしね眼科クリニック・(鹿角)かづの厚生病院△当番薬局(市内)みのり薬局・(鹿角)ファーマックスかづの薬局 5月15日 月曜日 ■博物館休館日 ■地域振興課=定例行政相談 9:30~12:00(市役所本庁舎) ■図書館=日本近代史を学ぶ会 13:30~15:00 5月16日 火曜日 ■図書館休館日 ■健康福祉課=1歳児健診【受付】 13:00~13:15(市役所多目的ホール棟) ■市民課=交通事故相談 13:00~15:00(市役所本庁舎) ■地域振興課=子供かけっこ教室 18:00~19:30(安代地区体育館) 5月17日 水曜日 ■市役所本庁窓口延長日 17:15~19:00(市民課) ■健康福祉課=△2歳6カ月児歯科健診【受付】 9:00~9:15(市役所多目的ホール棟)△1歳6カ月児健診【受付】 13:00~13:30(市役所多目的ホール棟) ■寺田コミセン=健康体操教室③ 13:30~15:00 5月18日 木曜日 ■健康福祉課=もうすぐパパママ教室【受付】 9:40~10:00(市役所多目的ホール棟) ■図書館=本のクリニック 10:00~15:00 ■寺田コミセン=△幼児映画会 10:00~10:30(寺田保育所)△子ども映画会 15:20~16:00 5月19日 金曜日 ■安代総合支所=定例行政相談 9:30~12:00(田山コミセン) ■健康福祉課=親子教室【受付】 9:40~9:55(市役所多目的ホール棟) 5月20日 土曜日 ■市役所閉庁日 ■西根総合支所=定例行政相談 9:30~12:00(西根地区市民センター) ■図書館=八幡平短歌会 13:00~15:30 5月21日 日曜日 ■市役所閉庁日 △当番医(市内)吉田内科呼吸器科医院・(鹿角)小坂町診療所△当番薬局(市内)スマイル薬局・(鹿角)ヘルシークラブ厚生病院前薬局 休日救急当番医 (当番日はカレンダー内に記載しています) 市内 平舘クリニック(電話番号74-3120) 森整形外科(電話番号76-2318) 西根病院(電話番号76-3111) 八幡平こどもクリニック(電話番号75-2632) にしね眼科クリニック(電話番号70-2711) 吉田内科呼吸器科医院(電話番号70-1100) 鹿角(市外局番0186) 村木医院(電話番号22-2055) 大湯リハビリ病院(電話番号37-3511) 本田医院(電話番号35-3002) 福永医院(電話番号35-3117) 小坂町診療所(電話番号29-5500) 大里医院(電話番号22-1251) かづの厚生病院(電話番号23-2111) 休日当番薬局  (当番日はカレンダー内に記載しています) 市内 白樺薬局(電話番号74-3363) さいとう薬局(電話番号72-2130) あさひ薬局(電話番号75-2227) あさひ薬局西根中学校前店(電話番号70-2311) 大更調剤薬局(電話番号70-1320) つぐみ薬局(電話番号76-2900) みのり薬局(電話番号75-2333) スマイル薬局(電話番号75-2871) 鹿角(市外局番0186) 黒沢薬局(電話番号35-3200)※日曜・祝日開局 村木薬局(電話番号22-0372)※日曜開局 ファーマックスかづの薬局(電話番号30-0033) 日本調剤薬局(電話番号30-1193) ヘルシークラブ厚生病院前薬局(電話番号30-0080) 小児救急入院受入当番病院 4月24日 月曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 4月25日 火曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 4月26日 水曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 4月27日 木曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 4月28日 金曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 4月29日 土曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 4月30日 日曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月1日 月曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月2日 火曜日 川久保病院、019-635-1305 5月3日 水曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月4日 木曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月5日 金曜日 盛岡赤十字病院、019-637-3111 5月6日 土曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月7日 日曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月8日 月曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月9日 火曜日 川久保病院、019-635-1305 5月10日 水曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月11日 木曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月12日 金曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月13日 土曜日 もりおかこども病院、019-662-5656 5月14日 日曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月15日 月曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月16日 火曜日 川久保病院、019-635-1305 5月17日 水曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月18日 木曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月19日 金曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 5月20日 土曜日 岩手医科大学付属病院、019-651-5111 5月21日 日曜日 岩手県立中央病院、019-653-1151 岩手医大・県立中央病院の出張診療日  西根病院(電話76-3111)呼吸器(第3月曜日、午後2時から)、血液(第3水曜日、午後2時から)、神経(第3木曜日、午後2時から)、糖尿病(毎週火曜日、午前中)、循環器(第2・4水曜日、午前10時から)  安代診療所(電話72-3115) 外科(毎週木曜日、午前中)  西根病院の出張診療は、内科で初診を受け、医師が必要と判断した場合、次回から予約受診になります。西根病院、安代診療所とも、出張診療日は変更する場合があります。電話で事前確認願います。 各種相談 ※相談名欄に(要予約)と記載のある相談は、事前予約が必要 盛岡消費生活センター出前相談会(要予約) ■日時 5月16日火曜日午後1時から4時まで ■場所 市役所本庁舎 ■担当 市役所市民課(電話番号・内線1066) 年金相談(要予約) ■日時 5月11日木曜日午前10時から午後3時半まで ■場所 市役所本庁舎 ■担当 盛岡年金事務所(電話019-623-6211) 人権相談(人権週間特設相談所) ■日時 5月10日水曜日午前9時から正午まで ■場所 市役所本庁舎、西根地区市民センター、安代若者センター ■担当 市役所市民課(内線1074) ※交通事故相談、定例行政相談はカレンダー内に記載しています くらしとお金の安心相談会(要予約) ■日時 5月19日金曜日午前10時から午後3時まで ■場所 市役所本庁舎 ■担当 市民課(内線1066) 16、17ページ お知らせ 入山や農作業時は クマに注意しよう 春先はクマが冬眠から目覚める季節です。クマによる被害を防ぐために、次のことに気を付けましょう。 △入山地域のクマの出没情報を収集し、危険な場所には近づかない。△朝夕や霧が出ている時の入山は避け、単独行動はしない。△鈴、笛、ラジオなど音の出るものを身に付け、人の存在を知らせる。△クマのフンや足跡を見つけたら引き返す。△もしクマに出合ったら、慌てたり、騒いだりしてクマを刺激しない。△逃げる際は、背中を見せない。また、走らず、ゆっくり後退する。△クマを引き寄せないため、野山に生ゴミなどを捨てない。  また、クマなどによる農作物被害対策として「電気牧柵」の設置が有効です。鳥獣被害防止を目的とした設置に対し、補助がありますので、設置を検討している人は、市にご相談ください。 ■問い合わせ先 市役所農林課林業係(電話番号・内線1339) 国税の振替納付日と 預貯金残高の確認を 確実に振替納付できるよう、振替納付日の前日までに預貯金残高をご確認ください。 ■振替納付日 △所得税 4月20日木曜日 △消費税 4月25日火曜日 ■問い合わせ先 盛岡税務署(電話番号019-622-6141) 介護の研修を受講して 資格を取得しませんか 社会福祉法人みちのく協会では、介護についての知識を習得し、今後の職業に役立てたいと考えている人を対象に、介護職員初任者研修課程講座を開催します。 ■開催日 6月3日土曜日から10月4日水曜日まで全22回(130時間)開催 ■修了試験日 10月14日土曜日  ■受講場所 特別養護老人ホーム富士見荘 ■受講料 6万円(テキスト代含む) ■定員 20人 ■応募期間 4月20日木曜日から5月25日木曜日まで  ■問い合わせ先 特別養護老人ホーム富士見荘・工藤、大金(電話番号78-2455) 山火事の防止を 心掛けましょう 県では、5月31日水曜日まで山火事防止運動を展開しています。次のことに注意して、山火事防止に努めましょう。 △強風や空気の乾燥時は、たき火、火入れ、野焼きをしない。△枯れ草などがある場所では、たき火、野焼きをしない。△たき火の場所を離れるときは、必ず消火する。△たばこの吸い殻を投げ捨てない。△森林の周囲1キロの範囲での火入れは、必ず市の許可を受ける。△火遊びはしない。 ■問い合わせ先 市役所農林課林業係(電話番号・内線1339) うつ病の家族教室に 参加してみませんか 県精神保健福祉センターでは、うつ病の対応方法や社会資源を学ぶ家族教室を開催します。 ■開催日 (全て木曜日)5月25日、6月15日、7月20日、8月17日、9月21日 ■時間 午後1時半から3時半まで ■場所 県福祉総合相談センター(盛岡市本町通3-19-1) ■申込期限 5月18日木曜日 ■問い合わせ先 県精神保健福祉センター(電話番号019-629-9617) 製造事業所を対象に 工業統計調査を実施 経済産業省では、従業員4人以上の全ての製造事業所を対象に、工業統計調査を実施します。  この調査は、国の工業の実態を明らかにすることを目的とし、統計法に基づく報告義務がある重要な統計調査です。  調査の結果は、中小企業施策や地域振興などの基礎資料として利活用されますので、調査票への回答にご協力ください。 ■調査日 6月1日木曜日 ※例年は12月31日に実施していたもの ■問い合わせ先 市役所総務課情報統計係(電話番号・内線1241) いわてで働きたい人の 仕事・就職情報サイト 岩手の仕事・就職情報サイト『シゴトバクラシバいわて』では、県内外で開催されるイベントやセミナー情報のほか、県内の企業情報、相談窓口や支援機関の紹介など、お役立ち情報を多数掲載しています。 ■アドレス http://www.shigotoba-iwate.com/ ■問い合わせ先 ジョブカフェいわて(電話番号019-621-1171)または県雇用対策・労働室(電話番号019-629-5591) 農業集落排水施設など 使用世帯の人員を調査 市は、毎年4月1日および10月1日を基準として、農業集落排水施設などの使用世帯人員調査を実施しています。調査対象は❶農業集落排水❷集合浄化槽❸自家水・組合水道水を排水している公共下水道−の使用世帯です。  基準日までの使用料算定人数と基準日における住民登録人数が異なる世帯には、上下水道課から確認の案内書を郵送します。  使用人数の変更を希望する場合は、同封する使用者等変更届を提出してください。案内書の内容に変更の無い世帯は提出不要です。 ■問い合わせ先 市役所上下水道課(電話番号・内線1272~1276) 大切な家族を亡くし 悲しみを抱える人へ 県精神保健福祉センターでは、大切な家族を亡くした人などを対象に、悲嘆について理解を深める公開講座を開催します。 ■開催日 5月14日日曜日 ■時間 午後1時から2時半まで ■場所 県福祉総合相談センター(盛岡市本町通3-19-1) ■申込期限 5月8日月曜日 ■問い合わせ先 県精神保健福祉センター(電話番号019-629-9617) 自動車税は期限を守り 忘れずに納めましょう 自動車税は、4月1日時点での車の所有者に課されます。  対象者には、盛岡広域振興局から納税通知書が送付されますので、5月31日水曜日までに最寄りの金融機関などで納めてください。  転居などで自動車の住所変更手続きに不備があると納税通知書が届かない場合があります。その際は同局へご連絡ください。 ■問い合わせ先 同局県税部(電話番号019-629-6546) JICAボランティア 募集に伴う説明会開催 (独)国際協力機構では、JICAボランティア春募集「体験談&説明会」を開催します。入場無料、事前予約は不要です。 ■開催日 4月20日木曜日 ■時間 午後7時から9時まで■場所 アイーナ5階 ■内容 事業概要や制度の説明、活動紹介映像の上映、体験発表、応募相談など ■応募期限 5月10日水曜日 ■問い合わせ先 JICA東北(電話番号022-223-4772) その病気、その症状は アスベストが原因かも ご家族に肺がんや中皮腫などと診断されたり、亡くなられた人はいませんか? その病気、その症状はアスベスト(石綿)が原因かもしれません。 アスベストによる疾病と認定された場合、各種給付を受けることができます。お心当たりのある人は、ご相談ください。 ■問い合わせ先 盛岡労働基準監督署(電話番号019-604-2530)または岩手労働局労災補償課(電話番号019-604-3009) ひとりで悩まないで 教員相談ダイヤルへ 「教員相談ダイヤルin岩手大学」では、学校の先生方が抱える職場での悩みや問題について、相談に応じています。相談中に知り得た情報は、堅く秘密を守ります。 ■対象 教員本人・家族や同僚など周囲の人・代理の人 ■相談員 教育現場経験者・臨床心理士 ■相談日時 毎週火曜日から金曜日までの午後5時から9時まで ■相談ダイヤル 電話番号019-625-7383 おわびと訂正 広報はちまんたい3月9日号(№261)の16ページ『交通事故発生件数』の表で物損事故の件数を「30」と記述しましたが、正しくは「64」でした。  おわびして訂正します。 16ページ よろこびおくやみ(2月届け出分) 健やかに ◎男の子 佐々木 唯誠(雅彦・ささら/小福田) 仙木 心和(雅史・早苗/下町二区) ◎女の子 工藤 藍子(貴弘・美由紀/畑2区) お幸せに 伊藤 拓哉  /寄木新田 小原 諒子  /東 安らかに 杉本 リヨ   90歳 兄川 松村 幸夫   93歳 町組 安保 キヨ   90歳 田山上 伊藤 シサ   82歳 五百森 伊藤 勇三郎  82歳 中平笠 吉田 芳美   88歳 南平笠 井上 光廣   60歳 山子沢 佐々木 ソヨ  85歳 南寄木 伊藤 エス   95歳 帷子 藤原 喜一郎  92歳 共新 髙橋 勇    82歳 上平笠 阿部 フミ   78歳 兄畑 山本 キヱ   99歳 兄畑 遠藤 タカ   97歳 帷子 髙橋 恒雄   87歳 中平笠 八幡 クラ   83歳 愛の山 渡辺 義道   87歳 五百森 畠山 酉松   83歳 北寄木 関 広志    75歳 兄川 髙橋 久秋   61歳 椛沢 山本 ツヤ   89歳 舘市 杉本 チエ   92歳 兄川 米川 マツヨ  99歳 田山下 松村 光江   84歳 町組 米川 昌志   59歳 田山下 藤根 義衛   89歳 寄木新田 松村 正良   59歳 北村 工藤 弘    78歳 南平笠 高橋 良夫   92歳 町組 伊藤 石松   88歳 金沢 渡辺 タミ   68歳 舘腰 本宮 悠子   84歳 新町中央 ■人口の動き【2月28日現在 ( )は前月比】 地区 人口 世帯数 西根地区 16,108人(38人減) 6,289世帯(2世帯減) 松尾地区 5,885人(1人減) 2,337世帯(1世帯増) 安代地区 4,586人(9人減) 1,864世帯(世帯増減なし) 合計 26,579人(48人減) 10,490世帯(1世帯減) 男性 12,784人(28人減) 女性 13,795人(20人減) 出生4人 死亡39人 転入26人 転出39人 ■交通事故発生件数など ( )は前年同月の数 項目 2月 人身事故 1件(5件) 物損事故 49件(44件) 負傷者 5人(5人) 死者 0人(0人) 飲酒運転 0件(0件) 火災 1件(4件) 救急 112件(104件) 広報クイズ 終了のお知らせ 日ごろから広報クイズに参加いただきありがとうございます。長年親しまれてきました広報クイズのコーナーは、前回(第138回)の当選者発表をもって終了します。これまで、応募者から感想や意見などをいただき、紙面づくりの参考や励みとしてきました。大変感謝しています。  広報クイズは終了しますが、引き続き、感想や意見をはがきやメールなどでお聞かせください。よろしくお願いします。 ◎問い合わせ先 八幡平市役所企画財政課広報広聴係  ☆はがき〒028-7397(住所不要) ☆メール:kizai@city.hachimantai.lg.jp(右上のQRコードを読み込むことで、宛て先の入力を省略できます) ☆FAX:74-2102  ◎第138回の正解 94年 △応募者17人 △正解者17人 △当選者 髙橋俊二さん(大更)、髙橋宜之さん(大更)、佐藤亜祐子さん(岩木向) 19ページ 介護のココロ 市地域包括支援センター 内線1092 知っていますか?成年後見制度 認知症や知的障がい、精神障がいなどの理由で判断能力が不十分な人にとって、不動産や預貯金などの財産管理、介護・福祉サービスを利用するための手続きや契約を結ぶことが難しい場合があります。 また、自分に不利益な契約であっても、正しい判断ができずに契約を結んでしまい、訪問販売や振り込め詐欺などの悪質商法の被害に遭うおそれもあります。 このような判断能力の不十分な人を法律的に支援するのが成年後見制度です。 例えばこんなとき… ●軽度の認知症と診断された一人暮らしの母親が訪問販売や振り込め詐欺などの悪質商法にだまされないか心配です →本人が成年後見人の同意を得ないで結んだ契約は、成年後見人に与えられた権限によって、取り消すこともできるので、悪質商法などのトラブルを防ぐことができます。 ●精神障がいを持つ夫が勝手にローンを組んでしまい困っています →成年後見制度を活用すれば、成年後見人によって、預貯金や年金などの財産管理が行われます。 本人の判断だけで結んだ金銭的な契約は取り消すこともできるので、不要なローン契約の締結による被害を防ぐことができます。 ●高齢になるにつれ知的障がいを持つ一人娘のことが気掛かりです →親亡き後の本人の権利を守っていくためにも、成年後見制度があります。成年後見人によって、財産管理や相続、福祉サービスの契約など、さまざまな支援を受けることができます。 手続き(申立)先は、盛岡家庭裁判所です。相談は、市地域包括支援センターで受け付けていますので、気軽にご連絡ください。 ささえあいの輪 地域福祉課障がい福祉係 内線1112  福祉タクシー利用料金 一部を助成しています  市は、在宅の重度障がい者の人に対し、タクシー料金の一部を助成しています。 ■対象者 身体障害者手帳1・2級の人、療育手帳A判定の人、精神障害者保健福祉手帳1・2級の人※対象者に該当しても、施設に入所している人や寄宿舎に入寮している人、自動車税または軽自動車税の減免を受けている場合は対象外です。 ■利用できるタクシー会社 西根観光タクシー、平舘タクシー、福祉タクシーこまどり、安代観光タクシー ■申請窓口 市役所地域福祉課または西根・安代両総合支所、田山支所 ■手続きに必要なもの 印鑑と上記の障害者手帳 ■助成内容 1枚600円のタクシー券を申請月から1カ月に2枚ずつ、1年度で最大24枚交付します(例:4月申請 24枚、5月申請 22枚、……、3月申請 2枚) 市内障がい者相談支援事業所をご利用ください 市内には、障がい者の障害福祉サービスの利用などについて相談できる相談支援事業所が2カ所あります。専門の相談員が総合的な相談、支援を行っていますので、どうぞご利用ください。 ■市内の障がい者相談支援事業所 △指定特定相談支援事業所 くらしの相談室 【住所】大更25-223-11 A-105 電話番号68-7250 △相談支援事業所「白ゆり」 【住所】田頭8-139-2 電話番号68-7824 20ページ 市役所からのHOT LINE 市内空き家対策に関する条例を制定しました 空き家の所有者は適切な管理をお願いします 市は、4月1日から「八幡平市空家等対策条例」を施行しました。この条例は、市民の安全で安心な生活の確保のため、市内に所在する空き家などの適正管理を図り、所有者の管理義務、管理責任を明確化し、これが果たされないものについて、一定の基準を設けて市が関与していくことなどを定めたものです。 ■ 空き家に関する問題  近年、老朽化した危険な空き家が全国的に増加し、社会問題となっています。本市でも空き家が3月31日現在613件あり、特に放置されているものが周囲に悪影響を与えている事例があります。  本来、空き家は個人の財産であり、空き家というだけで問題となることはありません。適正な管理は所有者などの責務ですが、所有者などが十分な管理を行わないことで老朽化を早め、さらに年月が経過すると次のような危険な状態を招いたり、周囲の生活を脅かすことが懸念されます。 ●雪や風などにより建物が倒壊したり、屋根など建物の一部が飛び散り、近隣住民や通行人などに被害を与える危険性がある。 ●災害時に崩壊することにより避難路を閉塞する恐れがある。 ●建物に侵入され、犯罪や火災などを誘発する恐れがある。 ●雑草や病害虫、悪臭などの発生により周囲の生活環境に悪影響を与える恐れがある。 ●まちのイメージの低下や観光振興・商業振興へ悪影響を与える恐れがある。 ■ 所有者は適正管理を  空き家の所有者などは、定期的に様子を見るなど状況を確認し、周囲に悪影響を及ぼしたり危険な状態にある場合は、早急に修繕や改修、撤去など適切な処置をお願いします。  市は、危険な状態にある空き家について、必要に応じて調査を行い、所有者に対し助言や指導を行います。 ■問い合わせ先 市役所防災安全課地域安全係(電話番号・内線1262) バス・電車で通学する児童・生徒の 定期券購入費の一部を助成します 市は、通学に係る家庭の経済的負担を軽減するため、通学定期券購入費の一部を補助しています。 ■対象の公共交通機関 東日本旅客鉄道㈱【JR東日本】、IGRいわて銀河鉄道株式会社、岩手県交通株式会社、岩手県北自動車株式会社、秋北バス株式会社、JRバス東北株式会社が運行する鉄道と路線バス ■対象者 市内に住所を有し、居住している学生(小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、特別支援学校)の保護者 ※専門学校、短期大学、大学などへ通う学生の通学定期券は補助の対象外です。 ■補助金額 △通学定期券の有効期間終了日が29年4月1日以降の場合 購入費の100分の10の金額(10円未満切り捨て)△同終了日が3月31日以前の場合 購入費の100分の7の金額(10円未満切り捨て) ■申請方法 市役所地域振興課、西根・安代両総合支所と荒屋新町駅・大更駅・好摩駅・岩手県北バス八幡平営業所(老人保健施設岩鷲苑付近)で申請書を交付しています。通学定期券を購入する際、使用期限が過ぎた定期券を定期券販売窓口に提示し、購入証明を受け、市の担当窓口に提出してください。 ※複数の交通機関を利用している人は、交通機関ごとに購入証明を受けてください。 ■申請期間 定期券有効期間終了日(使用期間の満了日)の翌年度の4月30日まで ■問い合わせ先 市役所地域振興課(電話番号・内線1142、1143)または西根総合支所(電話番号・内線2002)、安代総合支所(電話番号・内線3122) 21ページ 教育振興運動推進大会を開催 (三行詩入賞者および市教育委員会児童生徒表彰) 教育振興運動とは・・・ 学校、家庭、住民などが総ぐるみで、地域の教育課題の解決に自主的に取り組む岩手県独自の教育運動です。 昭和40年に、県内各地で地域をあげて学力向上のための取り組み(読書運動など)を行ったのが始まりで、以来、本県の教育水準の向上、子どもの健全育成、家庭や地域の教育力向上など、岩手県の教育環境の整備充実に大きな役割を果たしています。 28年度市教育振興運動推進大会が2月26日、安代小学校で開催され、市民の皆さんや関係者ら約270人が出席しました。 ■平舘高校発表  始めに平舘高校生徒会執行部が、学校紹介や創立70周年を迎える平成30年度入学生から着用する新しい制服の基本デザインが決定したことなどについて発表。続いて同校家政科学科の代表者が、28年度に県立博物館からの依頼で取り組んだ近代女学生装束の制作や一般市民を対象とした紫根染め体験教室の開催など、地域に根ざした家庭クラブの活動について紹介しました。 ■教育振興運動実践発表  平舘高校の発表に続き、寄木実践区が、実践班ごとに話し合い目標を定め実施した「夏休みノーメディアデー」の取り組みや国体歓迎も兼ねて実施した「ジャンボかぼちゃコンテスト」の活動などを紹介。 また、安代実践区は各班ごとの教育振興運動を紹介し、子どもの人数減少による組織の維持や小学生に限った活動になってしまいがちな点など共通課題があることを示しながらも、「地域とのつながりの強いコミセンとの協力を工夫することで活動に広がりがもてるのではないか」とこれからの方向性を提案しました。  発表について、盛岡教育事務所の熊谷浩二社会教育主事は「伝統芸能の伝承や地元企業との学習会など地域の特色や人材をうまく利用して取り組んでいる。次世代の子どもを育てていくうえでとても大切なこと。今後も地域を巻き込み一つ一つの活動を大切に続けていってほしい」と講評しました。 ■表彰式  同大会では「三行詩」入賞者の表彰式も行われました。「三行詩」とは、地域の生活の中で気付き、感じたこと、家庭での日常のやりとりから思い付いたことを短文で表現したもので、28年度は779作品の応募がありました。  表彰式では、市教育振興運動推進協議会の宮野朋士会長から入賞者に賞状と記念品を贈呈。その後、協議会長賞と金賞の受賞者が、自身の作品を朗読しました。  受賞者は、次のとおりです(敬称略、学年などは当時のもの)。 ◎28年度「三行詩」入賞者(金賞以上) 【協議会長賞】勝又愛莉(松尾中1年) 【金賞】▼小学校低学年 立花蒼太郎(安代小2年)▼小学校高学年 伊藤聖哉(平笠小6年)▼中学校 伊藤千輝(西根中1年)▼高等学校 工藤蓮也(平舘高1年)▼市民 葛清子(松野実践区)  なお、同大会では、28年度に活躍した市内児童・生徒の表彰も行われました。 受賞者は、次のとおりです(敬称略、学年などは当時のもの)。 ◎市教育委員会児童生徒表彰 【文化部門】 ◆個人 村上愛華(西根中3年)、澤口奈那(同中3年) 【スポーツ部門】 ◆個人 伊藤光希(寺田小4年)、遠藤愛美(西根中1年)=相撲競技、小林龍尚(松尾中3年)、森冬姫子(同中3年)=スキー競技 ◆団体 大更小相撲部、西根第一中相撲部、安代中野球部 22ページ 常設展示をよりわかりやすく模様替え 市博物館では、常設展示の一部模様替えを行いました。本市の歴史・文化に関する資料とその解説パネルを増やし、展示内容を縄文・弥生時代から昭和時代まで時系列で配置し直し、よりわかりやすく紹介しています。また、市の歴史民俗を語る上で欠かせない史料である市内各地の神社・仏像の写真パネルや、漆器産業、山仕事など、昔の手仕事や職人が使用していた道具などをより見やすく展示。資料に直接触れることのできるコーナーもあります。 ●縄文・弥生時代に関する展示について  市内で出土した貴重な土器や土偶などの展示を通じて、本地方の縄文・弥生時代の暮らしぶりを解説しています。  昨年7月に開催した「なりきり学芸員」講座で、キッズ学芸員が展示した土器を、受講した感想と合わせて紹介しています。 ●幕末に関する展示について  江戸時代から明治時代にかけて、本地方ではどのような出来事や変化が起きていたのかを解説しています。 ●昔の漆器産業について  本地方の漆器産業について、南部藩の保護を受け栄えた江戸時代から明治時代の衰退期、加飾という技術革新などの変遷を辿り、安比塗として現代に復活するまでの流れを紹介しています。 図書館だより 読書通じて見える世界を広げよう 図書館ボランティア募集中 市立図書館では、図書館の活動を支援するボランティアを募集しています。主な活動は次のとおりです。詳しくは、当館までお問い合わせください。 △本棚整理=毎週水曜日、午後1時から3時まで △本の修理=毎月第3木曜日、午前10時から午後3時まで △読み聞かせボランティア=毎月第2・4土曜日、午後2時半から3時まで ◆おすすめ絵本の紹介 『むかし日本狼がいた』文・絵:菊池日出夫  日本各地に生息していたものの、百年ほど前に絶滅したと言われるニホンオオカミ。害獣よけに山の神として祭られる存在でもありました。オオカミの生態や人間との係わりを描いた絵本です。 4月23日から「こどもの読書週間」 「小さな本の大きなせかい」を標語に掲げ、4月23日日曜日から5月12日金曜日まで『こどもの読書週間』が実施されます【主催:(公社)読書推進運動協議会】。  大型連休であるゴールデンウィークも利用して、親子で読書に親しみましょう。  また期間中、市立図書館では関連イベントとして「子ども図書館まつり」を開催します。楽しいお話会や本の交換会を行いますので、ぜひ図書館に遊びに来てください。 ■日時 5月7日日曜日 午後1時半から3時半まで ◆おすすめ絵本の冊子を作りました  「新刊子供の本を読む会」では、28年度の活動を通じて、おすすめの絵本を紹介する小冊子を作成しました。冊子は館内で配布しています。 19ページ サークル・サークル vol.4 市内で活動、活躍する団体・サークル・チームなどを紹介 八幡平吹奏楽団 メンバー数15人(3月31日現在) 代表者:髙橋 正明さん(団長)=南寄木= ◎結成何年目ですか?  平成26年に結成。今年3年目です。 ◎結成のきっかけは?  八幡平市は学校の部活動など吹奏楽が盛んな地域にも関わらず、社会人の吹奏楽団体が存在していませんでした。そこで、社会人になっても吹奏楽を楽しめる環境をつくり、活躍できる場を提供したいと思い、現在の団長が当時周囲にいた吹奏楽経験者などに声を掛け結成しました。 ◎活動内容  週1回、市民センターで練習。演奏会が近くなると練習回数を増やして活動しています。独自の演奏会を開催することは、まだできていませんが、市内の様々なイベントに積極的に参加して地域の盛り上がりに貢献したいと考えています。 ◎活動の魅力は...?  「音楽を楽しみたい」という気持ちがあれば、年齢や経験に関係なく交流を図れることが、この楽団の魅力。また、観客の前で演奏することも魅力の一つです。団員一丸となって練習した成果を本番のステージで披露できることはとても嬉しく、聞いてくれた人に喜んでいただければ大きな達成感もあります。ありがたいことに、最近になって演奏の依頼もいただけるようになりました。 ◎活動日・場所 毎週月曜日・市民センター  練習日時は変更になる場合があります。見学を希望する場合は事前にご連絡ください。また、活動内容などをFaceBookページに掲載していますので「八幡平吹奏楽団」と検索してみてください。 ■問い合わせ先  hachisuimail@yahoo.co.jp(事務担当・伊藤) 地域おこし協力隊だよりvol.35 今月の担当 菊池 光洋 さん 始まりは去年の2月。寺田コミセンの畠山城司さんから「コミセン祭りに出演する寺田喜劇団に出てみないか」と誘いを受け、面白そうだったので簡単な役ならと通行人役で参加させていただきました。緊張しましたが、無事終了した後は撮影映像を見ながらのお疲れさん会。新しい知り合いもでき、とても楽しい思い出になりました。 そして今年の2月。喜劇団の遠藤輝雄さんから「今年もチョイ役で出てみませんか」とのお誘い。もちろん参加させていただきました。内容は水戸黄門。私は悪役の子分その3で、セリフも親分や他の子分のマネをするだけというやりやすい役で、今回はアドリブも入れて、ちょっと遊ばせていただきました。 本番ではしっかりと観客を笑わせていた喜劇団。その背景には、笑ってもらうために、楽しみながらも真剣に練習に取り組む姿があり、それはとても恰好よく私の目に映りました。この喜劇団に関わり、つながりができたことは自分にとって大きな財産となりました。 今年の3月で我々、地域おこし協力隊の松本篤英さん、松本明子さん、渡邉るみさんが卒業となります。卒業後、松本両隊員は松尾地区でピネムの森というカフェ&宿泊施設を開業、渡邉隊員は起業して八幡平市に暮らします。3名の方々、お疲れ様でした。これからも引き続きよろしくお願いします! 24~25ページ NEWS&INFORMATION 祝100歳 あっぱれご長寿 伊藤 己之吉 さん 大正6年3月6日生まれ =上関= 伊藤己之吉さんの長寿祝い金贈呈式が3月8日、西根北部デイサービスセンターで行われ、家族や同施設の利用者など約30人が参加し、長寿を祝いました。  己之吉さんは満州で終戦を迎え、ソ連抑留後に帰国。農業や出稼ぎで生計を立てました。70歳で出稼ぎをやめてリンゴ栽培を開始し、300本の苗木を育てました。 長男の伊藤昇さんは「常に明日は何をしようかと考えていることが長寿の秘けつだと思います」と己之吉さんのことを話してくれました。 日頃の消防団活動が高く評価 優良消防団表彰旗受章を報告 市消防団(工藤十九団長、団員818人)は3月7日、第69回日本消防協会定例表彰で優良消防団として表彰旗を受章しました。 13日、工藤団長と工藤民一本部長、吉田一副団長の3人が市役所を訪れ、田村正彦市長に受章の報告を行いました。 工藤団長は「長年の消防団活動の成果で、受章は光栄なことだが、今年は既に4件の火災が発生しているので、これまで以上に予防活動に励みたい」と気を引き締めました。 サラダファームの自社産イチゴを使用した いちごの森クリームエクレアが第1位獲得 いわてS‒1スイーツフェア2017が2月25日、26日の2日間、ビッグルーフ滝沢で開催され、2万4千人の来場者でにぎわいました。 同イベントの会場内で行われたスイーツ人気投票表彰式では、参加した22商品の中からサラダファームの「いちごの森クリームエクレア」が優勝に輝きました。 受賞した同スイーツは、自社産のイチゴを使用し、生の素材にこだわった新商品です。制作したのは、サラダファームのパティシエ、瀬川徹さん(41)=盛岡市=。瀬川さんは「スタッフ一丸となって一緒に頑張ったので、優勝と聞いたときはホッとしました」と笑顔で受賞を喜びました。 今後について「お客さんに選んでもらえる、喜んで笑顔になる、また食べたくなる商品を作り続けたい」と意気込みました。 ■値段 1個300円(税込み) ■販売場所 △サラダファーム 直売店サラダハウス(市内平笠)△サラダファームデリ・フェザン店(盛岡駅ビルフェザンおでんせ館1階)、盛岡ななっく店(盛岡市中ノ橋通1丁目6-8)△tomte-トムテ-・アネックスカワトク店(盛岡市緑が丘4丁目1-50) 松尾中学校が「小さな親切」実行章を受章 「小さな親切」運動県本部(代表・高橋真裕岩手銀行会長)から、松尾中学校(菊池克幸校長、134人)に同実行章が贈られました。  同校の生徒たちは昨年12月20日、東日本大震災の被害を受けた宮古、山田、岩泉3市町の住民と、同校で交流会を開催。会を通じて被災者の気持ちに寄り添った姿が認められ、実行章を受章しました。  伝達式は3月14日、同校体育館で行われ、実行章の賞状を受け取った中央執行委員長の澤健汰さん(2年)は「この受章を励みに、これからも親切を続けていきます」と、決意を新たにしました。 クリーンエネルギーの導入で いこいの村岩手体育館を整備 市は、県企業局の「クリーンエネルギー導入支援事業」を活用し、いこいの村岩手体育館の照明器具をLED照明に改修し、2月に完成しました。 同事業は、地球温暖化防止対策のひとつとして、公共施設にクリーンエネルギー設備を導入する場合に、経費を支援するものです。 市が所有する同体育館は、床が人工芝で整備され、一年を通してフットサルやテニス、クライミングなどを楽しむことができます。 桜と雪の回廊を同時に楽しもう! 桜と雪の回廊観光キャンペーン2017 市観光協会では、岩手・秋田両県にまたがる八幡平エリアで「桜と雪の回廊観光キャンペーン2017」を5月31日水曜日まで開催します。期間中、スタンプラリーや写真コンテストを実施します。 ■桜と雪の回廊スタンプラリー  期間 4月15日土曜日から5月31日水曜日まで  岩手県1カ所、秋田県1カ所、どちらか1カ所の計3カ所のスタンプを集め応募し、抽選で十和田八幡平国立公園周辺地域の特産品を当てよう。 ■桜と雪の回廊写真コンテスト  投稿期間 4月15日土曜日から5月31日水曜日まで  「雪の回廊」や「桜のみどころスポット」などを撮影し、写真を投稿しよう。最優秀作品にはペア温泉宿泊券をプレゼントします。 八幡平アスピーテライン 4月15日土曜日10時開通 八幡平樹海ライン    4月22日土曜日10時開通 ■問い合わせ先 市観光協会(電話番号78-3500) 26~27ページ 話題ピックアップ 地熱利用で地域活性化 沸騰地熱塾in八幡平市 沸騰地熱塾in八幡平市が3月5日、いこいの村岩手で開催されました。  同イベントは、企業組合八幡平地熱活用プロジェクトが主催し、市民など約50人が参加しました。同組合の船橋慶延代表理事は、地熱と馬を利用したマッシュルーム栽培や堆肥生産の取り組みなどを紹介。 他にも4事業者が「八幡平市がもっと熱くなるために」をテーマに、福祉・農業・建設・観光の各分野が連携した地域活性化策を発表しました。 悩み抱えず人権相談へ 市人権擁護委員による寸劇「ごはんだよ~」 市人権擁護委員による寸劇「ごはんだよ~」が3月12日、第19回寺田コミセンまつりの会場内で披露されました。  同寸劇は、人権擁護委員の髙橋さよさんが昨年に創作したもの。老夫婦が、息子とのささいな言葉のやりとりで傷ついたり、近隣住民がそれぞれの家庭内での悩みを語り合ったりと、人権の問題を扱った内容。 「悩みを抱え込まずに人権擁護委員へ相談しよう」と来場者に訴えました。 体験を通して防災学ぶ 八幡平消防署防災フェスタ 八幡平消防署防災フェスタが3月5日、同署敷地内で開催され、家族連れなどでにぎわいました。  防災フェスタでは、防火に関するアニメの放映や応急手当講習会を実施。体験コーナーでは、煙体験や防火衣の試着、初期消火・放水体験などが行われ、訪れた子どもたちは、各展示などを見学・体験しながら防災を学びました。 放水体験に参加した斎藤挨琉君(安代小2年)は「手が外れそうで恐かったけど、放水できてうれしかった」と笑顔で話しました。 防災への意識を高める ジャンボかるた大会 ジャンボかるた大会が3月10日、寄木小で開催されました。同校では、3月11日を「いのちときずなの日」と名付け、震災から学ぶ日としています。 今年は、地域の良さを見つめ直し、防災について考える意識を高めるため、ふるさと防災かるたづくりに取り組んできました。読まれた句を全員で復唱してから、2人組8チームでA3判の絵札を取り合います。「どどどどど やねの下は きけんだよ」などの地元ならではの句もあり、楽しみながら防災について学びました。 笑い声ひびく冬の一日 第5回七時雨温泉雪まつり 第5回七時雨温泉雪まつり(合同会社七時雨主催)が2月26日、西根老人憩の家で開催されました。 午前は、寺田地区の老人クラブ・サロンを対象とした室内ミニ運動会が行われ、約50人が参加。「へら玉リレー」や「トッパ・ジョスナー」などバラエティーに富んだゲームを楽しみました。 また、午後の演芸会では、八幡平市吹奏楽団の演奏や泉まゆ香さんによる歌謡ショーが行われ、参加者は皆、終始笑顔で楽しい時間を過ごしました。 歌と踊りでありがとう 大更・大更第二学童保育クラブ世代間交流会 大更・大更第二学童保育クラブ世代間交流会が3月23日、同クラブで行われました。 交流会は、同クラブ児童の家族や、1年間活動を見守り、協力をした地域の人々へ感謝の気持ちを表すために開催。当日は、51人の児童たちが来場者の前で歌と踊りを披露した後、参加者全員でにしね音頭を踊り、交流を深めました。 小林由奈さん(大更小4年)は「みんなで一緒に感謝の気持ちを伝えられた。4月からも元気に活動します」と、会の成功を喜びました。 28ページ  キラリひかりびと 2016年度いわてビジネスイノベーション アワード優良企業・経営革新部門で大賞を受賞 株式会社八幡平板金 代表取締役 工藤 光栄 さん 40歳 =堀切= 昭和51年生まれ。平成24年に屋根工事業を営む㈱八幡平板金の代表取締役となる。戦略的な計画経営により成果を上げた企業を表彰する2016年度いわてビジネスイノベーションアワード(平成29年2月7日開催)の経営革新部門で、同社が大賞を受賞。市商工会青年部の部長も務めている。 「受賞した時はまさかと思いました。多くのお客さまに支えられ、従業員が頑張ってくれたことがうれしい」と笑顔を浮かべるのは、2016年度いわてビジネスイノベーションアワードの経営革新部門で大賞を受賞した㈱八幡平板金の工藤光栄社長。 同社は、自ら開発・改良した屋根材のつり上げ装置を使い、少人数の作業と労災のリスク低減を実現。さらに施工面積5千平方メートルを超える大型屋根工事の受注が可能になり、その経営実績が評価され、受賞につながりました。工藤さんは「仕事は一見地味ですが、人々の暮らしを守っていることを思うと、やりがいがあります」と仕事の魅力を語ります。 市商工会青年部の部長も務める工藤さん。「昨年は、岩鷲護神ハチマンタイラーと一緒に、いろいろなイベントに出演しました。多忙ではありましたが、同青年部が中小企業庁長官表彰を受賞できたことは、自分の励みにもなりました」と笑顔で話します。 自社の今後について「開発した屋根材のつり上げ装置を増産したい。そして夢は、東京オリンピックの競技場の屋根工事に一部分でも携わることです」と意欲を燃やしていました。 ▪編集後記 ▽友好都市の沖縄県名護市から人事交流で派遣されて早2年。広報担当として、市内各所にたくさん顔を出させていただきました。取材も数をこなすごとに、土地勘が身に付き、取材先に辿り着くのが精一杯だった駆け出しの頃が懐かしいです。広報はちまんたいの作成にあたり、職場の人や市民の皆さんには多大なるご協力をいただきました。広報はちまんたいを通して八幡平市の皆さんと繋いだご縁は、私にとって一生ものの財産です。本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。2年間ありがとうございました。 宮城有沙