農と輝の大地―八幡平市みのりひかり 広報はちまんたい No.249 Aug. 2016 1ページ 山中で飲むコーヒーこれまた格別の味【8月1日、理容アイドル登山部 七滝~大地獄谷~御花畑登山(関連2~3ページ)】 主な内容  2016.8.11 祝☆山の日制定        地元の山がイイんです! 山のデパート 八幡平市 … 2~3ページ   2~7ページ 2016.8.11祝山の日制定 地元の山がイイんです!山のデパート 八幡平市 市街地を弓なりに囲み連なる山々|。当たり前の景色に私たちはなかなか気付きにくいが、八幡平市は多様かつ多彩な自然・山の宝庫。市内に岩手山・八幡平と「日本百名山」を2座も有し、 30分程の散策感覚で登れる初心者向けの山から、縦走路を数日かけてアタックする挑戦系登山者向けの山々など、その種類はバラエティに富む。  そんな多くの山々に囲まれ、その恵みを享受しながら生きてきた私たち。今年は8月11日「山の日」制定や十和田八幡平国立公園 八幡平地域指定60周年と本市の山を語るに絶好の年。地元の山につい て再認識し、親しむ良い機会なのではないだろうか。   市民登山者が語る 八幡平市の山と登山の魅力    山の日を10日後に控えた8月1日、市内登山を楽しんだ愛好家「理容アイドル登山部」。同部を代表して伊藤聖きよのり徳さんに八幡平市の山と登山の魅力についてお話を聞いた。 『理容アイドル登山部』市内大更にお店を構える「理容アイドル」の店主で登山ガイドの資格も持つ、伊藤聖徳さんを中心に、店のお客さんなどで結成された男女混合の登山部。現在部員は12人。月 に2回程度、市内外の山へ赴き登山を楽しんでいる。 平舘高校山岳部時代から、これまで市内外数々の山を登りましたが、八幡平市内の山の魅力はどこにも劣りません。純林が多 く、森林が美しい。標高1500㍍前後の山が多いですが、高緯度なので四季がはっきり表れる。春夏は多様な高山植物、秋は燃えるような紅葉。冬には抜群の雪質を求めて海外からも 観光客が多数訪れます。また、麓には温泉が点在し、下山すると手軽に入れて疲れを癒せる。山と温泉、両方を一度に楽しめるという自然の恵みもまた素晴らしいこと。地元だと当たり前 にそこにあるから気付かない人も多いですが、実は贅沢な所なんですよね。 左手に岩手山、右側に鬼ケ城を望む御花畑  登山の醍醐味は、登頂した時の達成感、非日常空間である自然の中での解放感を味わえるところにあると思います。そして目標を達成した後に見れる絶景への感動や、山中の飲食、その格別の味わい は、やみつきになります。また、仲間と登った時の連帯感も楽しみのひとつ。長時間苦楽を共にするので、いつもより深くコミュニケーションを図れることも。  最初は辛く苦しくても回数をこなすごとに、肉体的にも精神的にも自分の成長を山という場所では、感じられるような気がします。 4、5ページ NEWS&INFORMATION 県内初プログラミング教育を導入 田頭小児童パソコン使い体験授業  プログラミング体験授業【総合的な学習の時間(情 報教育)】が7月11日、田頭小学校で行われました。 授業では、文部科学省が開発したプログラミング作 成サイトを使用。5年生の児童13人が、授業を担当 した工藤恭介教諭(56)指導の下、パソコン上で操作 をしながらプログラミングの仕組みを学習しまし た。遠藤登なるき希君は「家でも予習していた。すごく楽 しいし、またやりたい思う。次はもっとすごいもの を作りたい」と、意欲を示しました。 市芸術文化協会が軌跡振り返る「10年のあゆみ」を刊行しました  市芸術文化協会の伊 藤忠男会長らが7月22日、市役所を訪れ田村正彦市長、遠藤健悦教育長に「市芸文協創立 10年のあゆみ」刊行の報告を行いました。  同協会は平成18年5月12日に、本市の合併とともに、旧西根・松尾・安代町村の芸術文化協会解散後、設立。 あゆみには、今日までの主な活動や会員紹介 などが綴られています。伊藤会長は「協会加入者は年々減少傾向にあるが、設立10 周年を機により一層、市の文化度を上げるため努めていきたい」と思いを語りました。 大更小相撲クラブが東北大会に出場決定 県下学童相撲大会3年ぶりの優勝果たす   第27回知事杯争奪岩手県下学童相撲大会兼第35回東北学童相撲岩手県大会が7月9日、県営武道館 で開催され、大更小チーム(5・6年生/佐々木蒼馬君、工藤煌斗君、畠山北斗君、石引彩菜さん、宮野唯斗君)が団体戦で3年ぶりの優勝に輝きました。  同チームは、8月21日に福島県で開催される東北学童相撲大会に出場します。 ◆大更小相撲クラブ 諸大会での成績 ◎第29回わんぱく相撲盛岡場所(6月19日)▶個人戦3年生の部3位 工藤琉誠君▶女子5・6年生の部優勝 石引彩菜さん ◎第7回東北女子相撲選手権大会岩手県選考会(7月9日)▶4年生の部第3位 石引羚菜さん▶6年生の部優勝 石引彩菜さん 八幡平市から2年連続優勝者 鈴木真ま さ司し さん県牛削さくてい蹄競技大会優勝に輝く  第9回県牛削蹄競技大会 (県装削蹄師会主催)が7月21日、県立農業大学校(金ケ崎町)で開催され、本市から出場した鈴木真司さん(25)=渋川開拓=が見事優勝を 果たしました。本市から優 勝者が出たのは、昨年大会に続き2度目。  削蹄とは、牛の伸び過ぎたひづめを切削し、形を整えること。牛の安定した歩行を支え、蹄病の防止などのために行います。いわば、牛のフットケア。削蹄の競技大会では、牛の歩き方や 姿勢、蹄の形などを見て削蹄方針を決める「牛削蹄判断競技」(筆記)と実技の「牛削蹄競技」が行われ、削蹄師たちが日頃磨いた腕を競い合います。  真司さんは、8月30日雫石町で開催される第28回東北地区牛削蹄競技大会に県代表として出場します。 ◎削蹄師を目指したきっかけ  家が牛を扱う農家であることと、父が牛削蹄師であることに影響を受け、高校時代には、将来この職に就きたいと考えていました。 ◎今回優勝した感想  今回で3度目の出場でしたが、正直自信はありませんでした。なので、優勝出来たことは驚き。でも、仕事を通して自然と技術が身に付いてきたのかと思うと素直に嬉しく誇りに思います。 ◎削蹄師として心掛けていること  刃物を使うため、牛にも人にも危険が伴う仕事。ゆえに、牛の状態を見ながら牛に合わせて毎回慎重に丁寧に削蹄できるよう心掛けています。 ◎今後の目標は?  大会で良い成績を残すと農家さんたちの信頼感にもつながります。日々の仕事を通して腕を磨くとともに、大会は努めて参加し、結果を客観的なひとつの指標として、自身の技術力向上を図りたいです。 第24回参議院議員通常選挙市の投票率は53.35% 20歳未満は48.44%という結果に  任期満了に伴う、第24回参議院議員通常選挙の投票が7月10日、市内15の投票所で行われました。当日の市の有権者数は2万3660人(男1万1,288人、女1万2,372人)で、投票率は53.35%。前回(平 成25年7月21日執行=55.65%)に比べ、2.30㌽下回る結果となりました。また、18 歳と19歳が初めて投票することで注目を集めた 今回の選挙。20歳未満当日有権者数は448 人(男217人、女231人)で、投票率は48.44 %でした。当日投票した佐藤亜沙妃さん(18 )=柏台=は「まだ判断力が身に付いていないから投票するには時期尚早なのかなと思った」と選挙に関する 感想を述べました。   6、7ページ 各課からのHOT LINE JR大更駅新駅舎整備が始まります 利用者の皆さまのご理解とご協力を   市とJR盛岡支社は、JR大更駅の駅舎と東西を結ぶ自由通路整備工事を実施します。  工事実施に伴い、仮駅舎を左図のとおり整備しますが、その後は駅前広場および駐車場が一時的に縮小され、工事関係車両以外の乗り入れができなくなりますのでご了承ください。また、バス転回所およびタクシー待機所への交通事業者以外の車両駐車を禁止します。  駅利用者は、駅南側の既設駐車場をご利用ください。 ■工事期間 9月上旬から平成30年3月ごろまでを予定 ■仮駅舎営業について 11月下旬開始予定  詳しくは、市役所建設課都市計画係(☎・内線1304)まで。 真剣に結婚を望む独身男女に出会いの場を提供します「はちまんたいHAPPYカップリング」に参加しませんか  市は婚活イベント「はちまんたいHAPPYカップリング」と事前セミナーの参加者を募集しています。事前セミナーでは、コミュニケーションスキルなどイベントで実践できるテクニックを学べます。 ■募集人数 セミナー、イベントともに各回、男女各15人程度(イベントは、申し込み多数の場合、キャンセル待ちとなります) ■参加費用 ▶セミナー:無料▶イベント:男女ともに1,000円 ■成婚祝金 このイベントは「八幡平市出会い成婚祝金」の対象です。対象者になった場合、計50万円分の祝金が支給されます。 ■申し込み方法 チラシ、市ホームページに掲載されている利用規約に同意の上、お申し込みください。  詳しくは、市役所地域福祉課福祉総務係(☎・内線1114)まで。 事前セミナー  場所:市役所ホール棟多目的ホール2 女性向け ■日時 9月6日火曜日午後6時半から8時半まで ■内容 異性間コミュニケーション ■講師 南舘亜希子さん【(一社)日本結婚支援 協会・異性間コミュニケーション認定講師】 ■申込期限 9月5日月曜日 男性向け① ■日時 9月7日水曜日午後6時半から8時半まで ■内容 マナー&ファッション ■講師 岩崎竜也氏(イワサキ屋代表) ■申込期限 9月6日火曜日 男性向け② ■日時 10月25日火曜日午後6時半から8時半まで ■内容 婚活戦略 ■講師 田口智之氏【(一社)日本結婚支援協会 代表理事】 ■申込期限 10月24日月曜日 男性向け③ ■日時 12月6日火曜日午後6時半から8時半まで ■内容 コミュニケーション ■講師 田原美晴さん(offreM's主宰コミュニ ケーションアドバイザー) ■申込期限 12月5日月曜日 《イベント日程・内容》 第20回(通算)…今年度1回目 ■日時 9月18日日曜日午前10時半から午後4時 ごろまで ■場所 GIZELE(ジゼル) 盛岡市大通 ■内容 バルーンアート体験、交流パーティー ■要件 男性:婿入り可能な人、女性:婿取り希 望の人で市内在住・勤務、もしくは市出身で今 後市に居住希望の人 ※男女とも満20歳以上の独身 ■申込期限 9月8日木曜日必着 第21回(通算)…今年度2回目 ■日時 11月6日日曜日午後2時半から8時ごろ まで ■場所 花の森レストラン(平笠) ■内容 フラワーアレンジメント体験、交流パ ーティー ■要件 男性:市に在住または勤務している、 または、市出身者で今後市に居住を希望してい る満35歳以上の独身、女性:満35歳以上の独身 (居住制限なし) ■申込期限 10月27日木曜日必着 第22回(通算)…今年度3回目 ■日時 12月18日日曜日午前10時半から午後4時 ごろまで ■場所 ホテルロイヤル盛岡(盛岡市菜園) ■内容 アロマキャンドル制作、交流パーティー ■要件 男性:市に在住または勤務している、 または、市出身者で今後市に居住を希望してい る満20~35歳の独身、女性:満20歳以上の独身 (居住制限なし) ■申込期限 12月8日木曜日必着 第23回(通算)…今年度4回目 ■日時 29年2月5日日曜日午前10時半から午後 4時ごろまで ■場所 盛岡八幡宮(盛岡市八幡町) ■内容 ご祈祷・絵馬制作、交流パーティー ■要件 男性:市に在住または勤務している、 または、市出身者で今後市に居住を希望してい る満20歳以上の独身、女性:満20歳以上の独身 (居住制限なし) ■申込期限 1月26日木曜日必着 8~11ページ 市内イベント 十和田八幡平国立公園八幡平地域指定60周年記念第25回岩手山焼走りマラソン全国大会 岩手山の雄大な自然を駆け抜ける 老若男女が健脚競う  第25回岩手山焼走りマラソン全国大会が7月3日、岩手山焼走り国際交流村を発着点とする岩手山パノラマラインの折り返しコースで開催されました。  大会には、1歳から88歳まで計1845人のランナーが出場。一般と中学生の男女合わせて14種目、ファミリーの部が行われました。  選手たちは、沿道からの声援を受けながら、岩手山麓の雄大な自然を舞台に力走。ゴール後、ボランティアから手渡されたキュウリや豚汁などを堪能し、体の疲れを癒やしました。   世界最高峰選手が八幡平市へ キッズラグビークリニックin八幡平  7月17日、キッズラグビークリニックin八幡平が市ラグビー場で行われ、県内外の小学生から高校生までの児童生徒約400人が集まり、ラグビー 界の世界最高峰選手、ダン・カーターさんやヤマハ発動機ジュビロで監督を務める清宮克幸さんほか豪華コーチ陣の熱心な指導を受けました。  カーターさんらは、ボールの投げ方や相手プレーヤーの追い方、またパスやステップなど、それぞれ動きを子どもたちのレベルに合わせて、一緒にプレーをしながら指導しました。  その後、コーチ陣への質問タイムが設けられ「試合前にはどのようなことを考えていますか?」「世界一になるためにはどうすれば良いでしょうか?」などと子どもたちはカーターさんに質問。カーターさんは「試合前に はリラックスすること。結果ばかりを気にせず、一歩一歩の過程を大事に。大きな夢を持ち続けてください。一生懸命アプローチしていけば必ず夢はかなう。ラグビーという素晴らしいス ポーツを楽しみ続けることです」と答え、締めにニュージーランドのマオリ語で「強くあれ」という意味の「KiaKaha」(キアカハ)という言葉を子どもたちに贈りました。  このイベントは、震災で被災した子どもたちの自立を支援する団体 「Support Our Kids」のチャリティの主旨に、カーターさんが賛同し実現したものです。カーターさん自身も 2011年のニュージーランド地震で被災しましたが、その逆境を乗り越え、オールブラックスの不動の司令塔として活躍。昨年のラグビーワールドカップで史上初の連覇を果たし、年間最優秀選手賞を3回受賞しました。  カーターさんは「『Kia Kaha』という言葉には、強靭な心という意味もあります。それは、日本の子どもたちや人々が経験した困難からの克服を意味します。ラグビーを通して希望を伝えられたことが幸せです」と語ってく れました。 伝統深い祭り地域にぎわう 横間虫追いまつり・田山統一祭典 7月17日、市の指定無形民俗文化財「横間虫追いまつり」が横間地区で開催されました。虫追い祭りは、天明3年 (1785年)から200年以上続く、五穀豊ほう穣じょうと悪虫退散を祈願する歴史ある伝統行事の一つ。祭りでは、旗を持った人を先頭に、悪い虫を追い払 う鬼を模した男人形、女人形の順に列をつくり、かねや太鼓を打ち鳴らしながら「五穀豊穣、稲虫は らえ、豊作祭りやー」と威勢のいい声で唱え、1時間程かけて集落内を練り歩きました。  祭りについて、集落の人口減少や高齢化などの影響で継続が危ぶまれている中、今回は岩手大学の学生サポーター7人が参加。前日の準備から地 区に入って手伝い、当日本番まで若い力を加え続け、祭りを盛り上げました。  また同日、田山の各集落で、市の指定無形民俗文化財「先さきはら祓い」の勇壮な舞いが披露されました。  祭典は、田山、折壁・日泥、兄川の3集落で開催。『みこしが通る道を舞 いによって先に祓はらい清める』という由来を持つ「先祓い」を、子どもらが、太鼓や笛の音に合わせて元気に踊りました。沿道に は、地域の方々をはじめ、遠方からもこの伝統芸能を見たいと多くの人々が集まり、踊り手たちを温かく見守っていました。 12、13ページ 話題ピックアップ 広場に響く歌声と歓声 第28 回大更ガーデンフェスティバル  第28回大更ガーデンフェスティバルが7月9日、フーガの広場で開催されました。イベントのひと つ、ちびっ子カラオケ大会では、小学生から高校生までの12組(29人)が参加。平舘高3年の伊藤文ぶんた太さんが優勝を飾りました。高校の友人と組んだバンドでボーカルを担当している文太さんは、人前が苦手で少しでも慣れるために出場を決意したとのこと。多くの人で溢れる会場で堂々とその歌声を響かせ会場を沸かせました。 自然まるごと楽しんだ 八幡平スーパーキャンプ2016 関東圏と県内の子どもがさまざまな自然体験をしながら交流を深める八幡平スーパーキャンプが、7月24日から3泊4日の日程で開催され、11人の児童が参 加しました。3日目早朝には、ルーデンス農場で牛の乳搾りやバター作り、野菜や卵の収穫を体験。採れたての素材を調理した食事に子どもたちは「普段食べて いるものと味が全然違う」と驚きながら満足げに食べていました。食後は広々とした農場内で動物との触れ合いや手作り遊具での遊びを楽しみました。 認知症への理解深める 市認知症シンポジウム  市認知症シンポジウムが7月30日、西根地区市民センターで開催されました。  当日は、約150人の市民が参加。東八幡平病院リハビリテーション部藤原瀬津雄氏が認知症予防に関する講演を行った後、パネルディスカッションでは市内介護事業所の職員が認知症を患う高齢者の支援事例 を紹介。認知症患者へのケアは地域全体で考えていかなければいけないことだと呼び掛けました。参加者は、認知症に対する正しい理解を深めていました。 ラグビー体験に汗流す タグラグビー体験教室 タグラグビー体験教室が7月10日、市ラグビー場 で開催されました。  タグラグビーとは、腰に付けたタグの奪取がタッ クルとみなされる子どもでも安全に楽しめるスポー ツです。当日は、15 人の市内児童が参加。講師の県 ラグビーフットボール協会会員ら指導の下、タグラ グビーに親しみました。山本宇宙君(田山小4年) は「学校の授業でやったことはあったけど、もっと 本格的にやってみたい」と意欲を示しました。 神社の土俵で相撲勝負 第36 回市立大更小学校育成会奉納相撲大会 第36回市立大更小学校育成会奉納相撲大会が7月 15日、八坂神社境内相撲場で行われました。  大会には、大更小4年から6年生の児童108人が 出場。熱戦が繰り広げられ、会場は盛り上がりました。  なお、結果は次の通りです(●内の数字は順位)。 ▶団体戦❶松川A❷下町3B▶女子の部❶石引彩菜 ❷高橋まりん▶個人戦4年生の部❶佐々木真まなと篤❷岩 崎結人▶5年生の部❶佐々木蒼馬❷山口蓮れおと音▶6年 生の部❶田代稀きり里❷畠山北斗 食と芸能で異文化交流 タイ国タマサート大学日本生活文化体験旅行 タイ国タマサート大学の学生・教員ら13人が、7 月6日から16日までの11日間、本市に滞在し、日本の 生活・文化を体験しました。訪問団は6日、市庁舎 に来訪後、宿泊先のホストファミリーと対面。12日の 日・タイ文化交流会では、タイと日本の郷土芸能披 露や、両国の料理を紹介し合い、関係者やホストファ ミリーらと交流を深めました。会終盤には、さくら さんさ愛好会によるさんさ踊りの紹介があり、学生 たちは見よう見まねでさんさ踊りに挑戦しました。 14ページ 福祉NETWORK 介護のココロ 市包括支援センター ☎・内線1093 高齢者の一人歩きについて 認知症の症状の一つに『一人歩き』があります。  「おじいちゃんの家はまったくの反対方向なのに、何で遠く離れた所を歩いていたの?」「おばあちゃんの家はここなのに、ど うして『家に帰る』と言って出て行こうとするの?」  このように、認知症の人の中には、周りからすると驚くような行動をとる場合もあります。しかし、その行動にも必ず理由や原因があります。 ◆なぜ一人歩きをするの? ●認知症が進行すると、時間、季節、場所が分からなくなる「見 当識の障害」が起こることがあります。家へ帰る道や周りの風景を忘れてしまうことで、方向が分からなくなり、遠く離れた場 所まで歩いてしまいます。その間、一人歩きをしている本人は、自分がどこにいるのかも分からずに、不安でいっぱいになって います。 ●記憶障害の中には、人間関係を忘れてしまう症状もあります。たとえ実の息子や娘、長年連れ添った夫婦でさえも、本人の兄弟や親より先にその記憶が失われてしまうと言われています。認知症の本人からすれば、知ら ない人ばかりの家にいる状態のため、実家など記憶が残っている家へ帰ろうとするのです。 ◆『一人歩き』を見たらどうすればいいの? ●近所では見かけない高齢者が歩いていたり、あまり人が歩かない場所にいたりしたら、『一人歩き』の可能性があります。  その際には、穏やかな口調で正面から声をかけ、氏名や住んでいる地区などを確認してください。近くであれば「○○地区はあちらの方ですよ」と教えましょう。もし、帰宅が困難な様子の 場合は、交番に保護してもらうよう連絡してください。 子育てNEWS 地域福祉課児童福祉係 ☎・内線1103 ひとり親家庭に支給される児童扶養手当とは? ◆児童扶養手当とは  ひとり親家庭は、子育てと生計を1人で担わなければならず、生活上のさまざまな困難を抱えています。児童扶養手当は、ひとり親家庭の生活の 安定と自立を助け、児童の心身の健やかな成長を願って支給される手当です。 ◆支給対象者  18 歳に達する日以降の最初の3月31 日を迎えるまでの児童(特別児童扶養手当2級に該当する程度以上の障害がある場合は20 歳未満)を養育する母(父)または養育する祖父母などです。 ◆支給要件  申請する者が、父母が婚姻を解消した児童や、父または母が死亡した児童、父または母が一定程度の障害の状態にある児童、母が未婚で出産した児童などを養育していること。 ◆所得制限  受給資格者などの前年の所得が限度額を超える 場合は、手当の全部または一部が支給されません。 ◆現在、児童扶養手当を受給している人へ  現在、児童扶養手当を受給している人(手当が全 額停止になっている人も含む)は、引き続き要件を 満たしているかどうかの審査があります。  市から事前に現況届の書類を送付しますので、 期限である8月末までに手続きを済ませるようお 願いします。 15ページ 2016希望郷いわて国体 そばっち通信 vol.15 市大会スローガン  きそえ つどえ かがやけ 農と輝の大地で 〔輝ひかりのフラワーロード〕西根バイパスを花いっぱいに  7月23日、国体開催70日前を記念して、花苗をプランターへ移植するイベントを行い、子どもから大人まで、約150 人が参加しました。  参加した菊池風香さん(寄木小6年)は、「10月の国体まで、きれいに咲いてほしいと思いながら植えました。たくさんの人たちに見てもらいたい」と笑顔で植えていました。  今回のイベントにより移植された1,000個のプランターと、活気あふれる大更を創る会の方々が育成した1,000個を合わせた、合計2,000個のプランターは、西根バイパスの歩道両側約7.1㎞ に並 べられ、全国から八幡平市を訪れる方々を「輝のフラワーロード」で歓迎します。   手作り記念品でおもてなし  安代未来を拓く女性会議(種市ミヨ議長)の会員の皆様から、国体参加者への記念品として「りんどうのしおり」を今年も作製していただいております。  昨年のライフル競技リハーサル大会、本年2月の冬季大会スキー競技会で配られ、大変好評でした。  安代りんどうの押し花が貼られたおもてなしの心がこもった手作りのしおりを2,500枚作製し、10月の本大会で選手等国体関係者へ贈ります。  種市ミヨ議長は「天皇杯を受賞した日本一の安代りんどうを全国の人たちにPRしたい」と語ってくれました。 24ページ 博物館だより 絵図で知る昔の八幡平市 企画展「絵図で見る八幡平市の今昔」 市博物館では、企画展「絵図で見る八幡平市の今昔」を開催します。  八幡平市を描いている古い地図では、盛岡藩の時代(西暦1647年)に江戸幕府の命により作成された絵図があります。また、今回の企画展では、明 治時代に作成された絵図を中心に、写真と併せて 「本市が今と昔でどう変わっているのか、また、変わらずに維持されているのか」を紹介します。ぜひ、ご来場ください。 ■開催期間 9月13日火曜日から平成29年1月15日日曜日まで ■開催時間 午前9時から午後4時半(入館は午後4時まで)  「なりきり学芸員講座」を開催しました  市博物館では、7月29日に夏休み企画「なりきり学芸員講座」を開催し、市内小学生11人が参加しました。 この講座では、博物館で働く学芸員になりきっ て、その仕事を体験してもらうイベントです。  学芸員の仕事は、その地域の文献や遺物などの史料を調べたり、それを展示して教えることです。  土器を展示する作業を体験した児童たちは、土器をさわってみて、「ざらざらした」 「軽くて驚いた」と、新しい発見に目を輝かせていました。 図書館だより 大人も朗読を楽しもう 朗読を楽しむ夕べの参加者を募集   市立図書館では、市内で活動する読書ボランティアのみなさんが一堂に会して、大人のための朗読会「朗読を楽しむ夕べ」を開催します。 ▶日時 8月26日金曜日 午後6時半から ▶場所 八幡平市立図書館 お話室 ▶申し込み方法 8月24日㈬までに市立図書館へ 申し込んでください。 ▶参加団体 市立図書館「おはなしのじかん」ボラ ンティア・八幡平市朗読ボランティア「さくらの 会」・松野小学校読書ボランティア「ジョバンニ」・ 八幡平短歌会・八幡平市朗読奉仕「ほおずきの会」・ 森のおはなし会 視聴覚資料の貸し出し点数が変更に  これまでは全ての視聴覚資料から1点のみ貸出可能でしたが、貸し出し点数を変更し、CD1点+ DVD1点の貸し出しが可能になりました。(貸出点数の上限は5点まで) ◆おすすめ絵本の紹介 ◎『だちょうさんのたまご』 文:谷口國博 絵: 村上康成 出版:ひさかたチャイルド  ダチョウのお母さんがたまごを温めています。ぴしっ。とたまごにヒビが入ったときに、お母さんがどこかへ行ってしまいま した。そこへ次々と動物たちがやってきます。お母さん、早く帰ってきて!あかちゃんが別の動物をお母さんだと思ってしまいますよ! 17ページ よろこびおくやみ(6月届け出分) ◎男の子 高橋 龍和(健太郎・真衣/野口) 松澤 栄東(聖・佳奈/両沼) ◎女の子 伊藤 帆菜(孝介・潤子/舘腰) 工藤 帆夏(拓人・ゆう子/北村) 及川 絃葉(祐人・智美/東) 八幡 芽依(哲也・久美子/折壁) 伊藤 琴葉(賢也・美希/わし森) お幸せに 伊藤 真吾  /高宮 佐々木 麻美 /山崎 鍋倉 太   /共新 山本 明子  /滝沢市 遠藤 寿彦  /駅前 東井 麻美  /宮城県 安らかに 髙橋 フジエ  89歳 わし森 米川 キミヱ  82歳 石名坂 森  五郎   93歳 荒木田 羽沢 謙次郎  81歳 五日市3区 田村 多良   87歳 寺田新田 本堂 広    62歳 渋川開拓 小山田 憲悦  83歳 五日市1区 立栁 誠德   77歳 中松尾 古川 淺雄   71歳 松尾 藤原 サタ   94歳 北村 川又 ミツヱ  99 歳 新興矢神 中村 由雄   82歳 荒木田 佐々木 タヨ  86歳 野駄 遠藤 信吉   76歳 帷子 遠藤 勝夫   80歳 北村 遠藤 吉治   88歳 帷子 遠藤 倉    85歳 寄木新田 菅田 善春   80歳 愛の山 阿部 清三   81歳 駅前二区 田村 カル   87歳 山後 佐々木 喜久治 90歳 両沼 佐々木 ヨシノ 90歳 山崎 佐々木 二三夫 86歳 野駄 澤口 多作   82歳 松川 畠山 美智子  76歳 五百森 佐々木 ヤスエ 88歳 野駄 ■人口の動き【6月30日現在 ( )は前月比】 地区 人口 世帯数 西根地区    16,238人(35人減) 6,273世帯(3世帯減) 松尾地区 5,951人(増減なし) 2,341世帯(9世帯増) 安代地区    4,653人(5人減) 1,864世帯(1世帯増) 合計 26,842人(40人減) 10,478世帯(7世帯増) 男性 12,925人(28人減) 女性 13,917人(12人減) 出生9人 死亡30人 転入49人 転出68人 ■交通事故発生件数など ※( )は前年の数 項  目 6月 1月からの累計 人身事故 1件(0) 17件(15) 物損事故 18件(37) 202件(251) 負傷者 3人(0) 21人(16) 死者 0人(0) 2人(1) 飲酒運転 0人(0) 0人(2) 火災 1件(0) 8件(3) 救急 76件(88) 608件(613) №131 広報クイズ 8月12日号の問題 山を数える単位は何でしょう? 正解者の中から抽選で3人に500円分の図書カードをお贈りします。 ◎応募方法 はがき、FAX、メールに「答え、住所、氏名(ふりがな)、年齢」を書いて応募してください。答えのほかに、広報の感想や意見などを必ず書き添えてください。紙面づくりの参考にさせていただきます。 ◎応募先 八幡平市役所「広報クイズ係」  ☆はがき〒028-7397(住所不要) ☆FAX:74-2102 ☆メール:kizai@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「広報クイズ」と入力、右上のQRコードを読み込むことで、宛て先の入力を省略できます) ◎応募期限 8月29日月曜消印有効 ◎第130回の正解  4連覇 ▶応募者14人 ▶正解者14人 ▶当選者 佐々木洋子さん(大更)、小野寺小枝子さん(荒木田)、玉田公三さん(松尾寄木) 18、19ページ お知らせ こころの健康相談 気軽に申し込みを  市は、自分や家族の心の悩み、ひきこもりや認知症などについて、専門医による相談会を行います。  相談には事前の予約が必要です。 ■日時 9月1日木曜日午後2時から4時まで ■場所 市役所多目的ホール棟多目的ルーム2 ■申込期限 8月22 日月曜日  詳しくは、市役所健康福祉課健康推進係(☎・内線1084)まで。 地球環境と財布に優しい エコドライブ受講者募集  県では、エコドライブ講習会の受講者を募集中です。  エコドライブとは、無駄な燃料消費を抑制する、誰にでもできる環境にやさしい運転のことです。 ■日時 9月17 日土曜日❶午前9時から正午まで❷午後1時半から4時半まで ※2回開催します ■場所 県自動車運転免許試験場(盛岡市下田字仲平183 番地) ■申込期限 9月9日金曜日 ■申し込み方法 県ホームページ (http://www.pref.iwate.jp/k a n k y o u / s e i s a k u /ondanka/045139.html)から申込用紙をダウンロードし、必要事 項を記入の上、メール(AC0001@pref.iwate.jp)またはファクス (019-629-5334)で申し込みください。  詳しくは、県環境生活部環境生活企画室(☎019-629-5326)まで。 障害福祉サービスを知り 障がい者の生活を便利に  指定特定相談支援事業所くらしの相談室では、障がいのある人が利用できる福祉サービスについての研修会を開催します。どなたでも参加できます。 ■日時 8月31日水曜日午前10時から正午まで ■場所 大更コミュニティセンター  詳しくは、同事業所くらしの相談室(☎080-5745-4638)藤村まで。 認知症の悩みを情報交換 理解を深めるカフェ開店  市地域包括支援センター西根ブランチ(西根在宅介護支援センター)では、認知症の人を介護している家族や本人、認知症に関心の ある人などを対象に、楽しく会話をしながら認知症について理解を深める『ゆうゆうカフェにしね』を開催します。 ■日時 8月23日火曜日午前10時から正午まで、午後1時半から3時半まで(時間内ならいつでも入場できます) ■場所 喫茶メトロノーム(大更ショッピングタウンなか内) ■参加費 200円(飲み物、菓子代)  詳しくは、同センター(☎ 75-1255)まで。 一戸の中山の園まつりに 家族みんなで出かけよう  第37 回中山の園まつりを開催します。たくさんの出店、ステージ発表がありますので、ぜひお越しください。 ■日時 9月17日土曜日午前10 時20分から午後2時半まで ■会場 中山の園おまつり広場(一戸町中山字軽井沢139番地1)  詳しくは、中山の園つつじ(☎0195-35-2191)まで。 農業を始めたい人向け 新規就農相談会を開催  岩手県農業公社では、農業参入を希望する人を対象に「新農業人フェアinいわて」を開催します。参加は無料です。 ■開催日時 9月3日土曜日午前11 時から午後3時まで ■場所 いわて県民情報交流センター(アイーナ)8階 ■内容 県内の就農などに関する情報の提供と個別の相談  詳しくは、同社就農支援部就農支援課(☎019-623-9390)、県農林水産部農業普及技術課(☎ 019-629-5656)、県農業会議農地・経営部(☎019-626-8545)まで。 戦没者遺児の皆さんへ 慰霊事業の参加者募集  財団法人日本遺族会では、戦没者遺児による慰霊友好親善事業の参加者を募集しています。同事業では、先の大戦で父などを亡くした戦没者の遺児を対象として、戦 没した旧戦域を訪れ、慰霊追悼を行うとともに、同地域の住民と友好親善を図ります。 ■実施地域 ❶ボルネオ・マレー半島❷フィリピン❸ソロモン諸島❹ミャンマー❺台湾・バシー海峡❻東部ニューギニア❼中国❽西部ニューギニア❾ビスマーク諸島❿マーシャル・ギルバート諸島 ■参加費 10万円  実施地域ごとに申込締め切り日は異なります。詳しくは、県遺族連合会(☎019-651-8411)まで。 住民の安全守る消防組合 職員採用試験実施します  盛岡地区広域消防組合では、消防職の職員採用試験を行います。 ■申込用紙の配布場所 八幡平消防署 ■申込期間 8月15日月曜日から9月7日水曜日まで ■第1次試験日 10月16日日曜日 ■試験会場 盛岡中央消防署(盛岡市盛岡駅西通一丁目27番55号) ほか3 会場 ※申し込み受け付け後、受験票返送時に、会場を指定します。  詳しくは、同組合事務局(☎019-626-7405)まで。 相続に関するセミナーと 相談会を同時に催します  盛岡地方法務局では、県司法書士会と共同で、相続相談会および相続セミナーを無料で開催します。 ■日時 8月28日㈰▶相続相談会=午前10 時から午後4時まで▶相続セミナー=❶午前10 時半から11時半まで❷午後1時半から2時半まで ■場所 盛岡第2合同庁舎(盛岡市盛岡駅西通一丁目9番15号) ■相続セミナーの内容 ❶相続と遺言について(講師:公証人)❷相続の手続きについて(講師:司法書士) ■申し込み方法▶相続相談会=当日でも相談できますが、電話による予約を優先します。▶相談セミナー=電話による予約が必要です。定員は各40 人で先着順です。  詳しくは、盛岡地方法務局総務課(☎019-624-9861)まで。 養育費に関するお悩みは 司法書士による相談会へ  県司法書士会では、養育費相談会を無料で開催します。  養育費に関する悩みを抱えている人は、ぜひご利用ください。 ■日時 8月7日日曜日午前10 時から午後4時まで ■場所 県司法書士会館(盛岡市本町通二丁目12 -18) ■相談方法▶相談会場で面談による相談▶電話による相談=フリーダイヤル(☎ 0120-823-815)  詳しくは、同会相談事業部(☎019-621-7072)まで 夏の夜長を酒器で楽しむ お酒の器展を開催中です  市産業振興㈱安比塗漆器工房では、夏の夜長がさらに楽しめる道 具として酒器をテーマにした展示 販売会『お酒の器展』を開催します。 ■会期 8月21 日日曜日まで ※月曜 日は定休日です ■開催時間 午前9時半から午後5時まで ■場所 安比塗漆器工房  詳しくは、同工房(☎63-1065) まで。 いわての食育標語 を募集しています  県食育推進ネットワーク会議事務局では「私の好きな岩手の食べもの」をテーマに、いわての食育標語を募集しています。 ■応募資格 県内在住者 ■応募方法 応募様式は自由。❶標語❷郵便番号❸住所❹氏名❺年齢❻電話番号(学校在学の場合は、学校名、学年)を明記の上、郵送 またはメール(AC0009@pref.iwate.jp)で応募してください。 ■応募期間 9月19日月曜日「食育の日」まで ※必着  詳しくは、県食育推進ネットワーク会議事務局(☎019-629-5322)まで。 放射線などの測定結果について  西根・安代地区学校給食セン ターでは、調理した給食の放射性 物質を測定しています。  【西根】7月8日【安代】6月29 日測定で、放射性物質は検出され ませんでした。内容は、市ホーム ページで公開しています。  詳しくは、西根地区学校給食セ ンター(☎70-1117)まで。 20ページ キラリひかりびと  第33回全日本武術太極拳選手権大会女子ジュニア太極拳2 優勝 森 冬姫子 さん(モリ・トキコ) 14歳 =松尾中3年= 基本に忠実に 努力を怠らず表現力を磨く 「優勝が決まった時は、本当に嬉しかった。これまでの頑張りが実を結びました」と、はにかむのは、第33回全日本武術太極拳選手権大会女子ジュニア太極拳2の部で優勝した森冬姫子さん。 冬姫子さんは、太極拳を趣味としている母・雅みやびさんの影響を受け、小学1年生でその道を歩み始めました。現在は、盛岡市で週に3、4回の練習を積みます。 中国武術の一つで、伸びやかかつ大きくゆっくりとした動作が特徴の太極拳。 「演武は見た目の美しさが評価につながります。自分が理想とする武術らしく伸びやかな動作が出来た時の達成感を味わえることが太 極拳の醍醐味です」と、その魅力を語ります。中学ではスキー部に所属し、クロスカントリーにも取り組む冬姫子さん。「太極拳もスキーもバランス感覚・体幹の強 さ・筋力が重要。両立することで、相乗効果が得られていると思います。どちらも競技者としてもっと高みを目指したいです」と瞳を輝かせます。  「太極拳において表現力を高めるためにはとにかく基本に忠実に練習を行うことです」と冬姫子さん。今後について「全国で上位入賞を重ね、アジアなどで開催される国際大会に出場した い」と、抱負を述べました。 ▪編集後記 ▽キッズラグビーの復興支援イベントを取材しました。ダン・カーターさんが、子どもたちに動きやパスを教えている姿、その熱心な指導から少しでも技術を吸収しよ うと真剣な子どもたち。カメラで撮影しながら側で見ていた私も、 そのやりとりに胸が熱くなりました。イベントに参加した子どもたちは、これからもっと練習をして強くなると思います。再来月に開催される岩手国体や、2019年のワールドカップに向けて応援していきたいと思いました。  竜 ▽昨年も取材で、市内の山々を数座渡り歩きましたが、正直しんどい思いのほうが強かったです。ところが、今年は昨年に比べて下山後の疲労感が少ないような気がします。ただ登頂することだけを考 えてもくもくと登っていた昨年。今年は、植物に目を向けたり鳥のさえずりを聞いたり、周りに気を向けられる余裕も出てきました。市内の愛好家の人たちとのネットワークが広がっていることも登山を楽しいと思うひとつの理由に。同行してくれる人たちのサポートの効果は絶大です。▽味覚はシチュエーションやロケーションに影響されると言われますが、山中で飲食するコーヒーやカップラーメンは地上のそれよりも格段においしい!▽そうして登山の魅力に少しずつひかれていった私は、今 回の取材をきっかけに「理容アイドル登山部」の門を叩くのでありました。       沙