2から4ページ  施政方針 市は8年度、主にこんなことします  令和8年市議会第1回定例会は、2月19日から3月17日まで、市議会議事堂議場で開かれました。  佐々木孝弘市長は議会初日の施政方針演述で、本年度からスタートする第3次市総合計画前期計画の概要(3、4ページ参照)と、これに基づく本年度の主な取り組み項目を述べました。本号ではその内容をピックアップしてお知らせします。 やることリスト 子育て支援  切れ目ない支援 妊娠期から子育て期までの支援として「妊婦のための支援給付金」の支給や、保健師による相談対応、医師、助産師によるオンライン医療相談体制を継続する。  未就学児の子育て支援 3歳児クラス以上と第2子以降3歳未満の保育料無償化、第2子以降の在宅育児世帯に対する在宅育児支援金の支給を引き続き実施するほか、本年度から新たに乳児等通園支援事業(こども誰でも通園制度)を、保育施設などに入所していない満3歳未満の児童を対象に実施する。 企業誘致と産業振興  工業団地造成 新たな企業誘致に向け、産業用地の整備に向けた調査など立地促進に取り組む。  農業振興 水稲、野菜など地域の特性に適した作物の生産拡大を支援する。特にも県オリジナル水稲品種 白銀のひかりを関係機関と連携しPRを行う。  畜産振興 繁殖育成センターへの預託受け入れ頭数増加に向け、施設のPR活動に関係機関と連携して取り組む。  有害鳥獣対策 ツキノワグマの目撃件数が過去最多となっており、春先の出没に対する体制を強化するとともに、新たに緩衝帯の整備と誘引樹木の伐採を行い、出没抑制の取り組みを進める。  花き振興 安定生産を目的に、新たな遺伝資源を取り入れてリンドウの品種開発を行うほか、安代りんどうのルワンダでの生産拡大が図られるよう引き続き支援する。 にぎわいと環境政策  観光と一次産業の連携 特産品や農産物を観光コンテンツとして活用し、体験型観光を推進するなど、本市の観光の魅力を国内外に向けて効果的に発信する。また、昨年に引き続き、産業まつりを開催し、地域の産業や文化、観光資源の発信に努める。  商業の拠点づくり 8テラスの集客効果を活用し、地元商店街や商工会と連携した賑わい創出を推進することで、商業用地の分譲と利活用を進めるとともに、商店街の活性化や消費拡大を図る。  交流人口、関係人口の創出 観光庁モデル観光地事業4年目として、体験型コンテンツや広域観光ルートの充実、観光客の受け入れ環境整備、欧米圏への販売強化、ガイド制度創設を進めるとともに、関係人口拡大に向け、すでに取り組んでいる 応援市民制度のふるさと住民登録制度への移行に向けて取り組む。  自然エネルギー活用 昨年2月に操業を開始した、地熱電力を核とする地域新電力会社はちまんたいジオパワーのメリットを生かし、企業誘致に取り組む。  経済活性化と環境保全の両立 環境価値を農業の収益に変える、八幡平市中干プロジェクトを推進し、地域農業の新たな所得の確保と、脱炭素社会への貢献を目指す。  ごみ処理対策 ごみの分別収集と資源化を推進するとともに、可燃ごみの広域処理について、盛岡広域環境組合及び盛岡広域の市町と連携して取り組む。 大更駅前8テラスって、どんなトコ  2階の子育て世代活動支援センターでは、遊びを通じた交流の場を提供  1階の移住定住センターでは、移住コーディネーターが移住定住相談の受付や空き家バンク、宅地バンク制度の利用促進を図り、移住定住対策を強化  カフェスペースやチャレンジショップなど民間活力を取り入れた新たな商機の創出を促進 健やかな暮らし  働き盛り世代への支援 市内企業を対象に、生活習慣病予防や食生活改善、メンタルヘルスなどに関する健康、栄養相談、健康教育を実施し、働き盛り世代への支援に努める。  ワクチン接種 妊婦を対象としたRSウイルス(小児などに咳など呼吸器症状を引き起こすウイルス)ワクチンの定期接種化が開始されることに伴い、接種勧奨に努める。  認知症支援 認知症サポーター養成講座の修了者が、認知症の人や家族とつながり支え合う、チームオレンジの活動の場を広げていく。  市立病院 4月から市立病院の院長を新たに迎え、病院事業管理者のもと、安代診療所および田山診療所との一体的運営により、良質な医療の提供に努めるとともに、オンライン診療を継続し、医療DXを推進する。 地域に根ざした教育  教育環境 9年4月の松尾地区統合小学校開校に向けた整備や、西根、松尾地区統合中学校建設にかかる基本計画の策定に取り組む。  給食費 小学校の給食費無償化と米飯提供による完全給食の実施に向けて取り組みを進める。  平舘高校の生徒確保 地域との連携による同校の魅力向上と、市内外の中学校に対するPR活動に加え、県外からの入学者受け入れに向けた、おためし地域留学などの取り組みを行い、市外、県外からの意欲ある生徒受け入れ体制の構築を目指す。 芸術文化活動の支援  文化、芸術に取り組む環境づくり 市民が誰でも文化芸術に親しみ、文化や歴史を受け継ぐ、誇りの持てるまちを目標に、その機会の充実を図るため、既存施設の有効活用方法を調査、検討していくほか、市民による新たな音楽発表会など、イベントの企画、開催、多様な活動への支援の充実を図る。 スポーツ活動の推進  スポーツに親しむ環境づくり 大規模改修を終えた総合運動公園野球場において、高校野球強豪校を迎えた招待試合と、その選手たちによる市内小学生向けの野球教室を開き、市民がスポーツに接する機会の充実に取り組む。  国民スポーツ大会 本市を会場に本年度に開かれる、第81回国民スポーツ大会冬季大会スキー競技会の大会成功に向け、準備を進める。 社会基盤の整備  (仮称)八幡平スマートインターチェンジ 東日本高速道路株式会社との協定に基づき、物件移転補償や用地買収を引き続き実施する。  公共交通 松尾地区で本年2月から実証運行を開始したデマンド型のコミュニティバス よぶきた八幡平を本格運行につなげ、持続可能な地域交通体系の構築を進める。  地域防災力の強化 自主防災会の組織化を進める。  地域コミュニティの活動支援 地域の特色ある取り組みを強化、支援する。  自治体経営 市域全体のDX(デジタル技術を活用し、業務プロセス、組織文化の変革を実現させる取り組み)推進を図る。  行政サービスの向上 8年度から始動する、第5次行財政改革実施計画により行財政改革を総合的に推進する。 第3次総合計画前期基本計画 ポイントを紹介します  本年度は、17年度までの10年のまちづくりの理念や将来像などを示す、第3次八幡平市総合計画基本構想の初年度です。  基本構想では、市の将来像に、次世代に希望をつなぐ八幡平市を掲げ、この実現に向けた次の5つの基本目標を定めました。  この基本目標ごとに、今後5年間に取り組む具体的な施策を定めた、前期基本計画の概要は、次の通りです。 1.魅力にあふれ、希望にもえるまちづくり  若者世代や子育て世代が希望をもって暮らせる地域社会の実現を目指し、手厚い子育て支援を継続するほか、魅力ある雇用の創出や若者向けの住宅団地を整備し、若年層の定着を促します。  また、女性、若者、移住者、外国人など多様な主体の地域コミュニティへの参画を促進することで、地域活動の担い手の確保と活性化を図り、共生社会の実現につなげていきます。 2.豊かな地域資源を生かしたまちづくり  地域の文化や食などを組み合わせた新たな観光商品を開発し、八幡平ブランドを確立するとともに、農林業と触れあう体験型観光の提供、食文化も含めた郷土料理の提供など、各種産業間が連携し、地域全体で観光を盛り上げる仕組みを構築します。  また、企業誘致の促進に向け、GX産業団地の造成に取り組みます。地熱発電による脱炭素電力の供給が可能な市としてのブランド力を高め、成長分野の企業誘致を積極的に行っていきます。 3.健やかでうるおいに満ちたまちづくり  住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、医療、介護、福祉を一体的に提供する地域包括ケアシステムを深化させていきます。  地域医療の中核である市立病院の医療体制を引き続き充実させ、医療従事者の確保と定着を図るとともに、盛岡広域圏の医療機関との連携をさらに強化し、持続可能な医療提供体制の構築を図ります。 4.学ぶ喜びにあふれたまちづくり  小中学校の児童生徒数の減少や学校施設の老朽化を踏まえ、学校の適正規模、適正配置を進めていきます。  また、県立平舘高校の生徒数確保に向けて、地域連携を強化するとともに、地域みらい留学への取り組みと市外からの留学生の受け入れ体制の構築を早急に進めていきます。  市民が文化、芸術やスポーツ、生涯学習に取り組む機会の創出に努め、未来への希望を育んでいきます。 5.安心、安全で快適なまちづくり  持続可能な公共交通の実現を目指し、市民がより利用しやすい公共交通ネットワークの構築を進めていきます。  各地域での自主防災組織の結成を促進し、災害時避難行動要支援者の個別避難計画の策定を進め、地域全体の災害対応能力を向上させていきます。  また、あらゆる分野でDXを推進し、行政サービスの質の向上や効率化、市民の利便性の向上に取り組みます。  現在、50以上ある公園の再編や道路などのインフラ整備、防犯や交通安全などに取り組みます。