広報はちまんたい きっと もっと 好きになる Hachimantai FAN 11月号 No.365 Nov.2025 1ページ 市小学校陸上競技会(関連8ページ) 主な内容 2から3ページ 2期目の決意 八幡平市長 佐々木孝弘 所信表明 4から5ページ 市戦没者追悼式 6から7ページ 市ふるさと大使 歌手 澤田知可子さんインタビュー 9ページ    松尾地区3小学校統合 統合校の名称を募集 2から3ページ  次世代へ希望をつなぐ 佐々木市長 市政2期目に向けて所信表明  9月21日に告示の八幡平市長選挙で再任された佐々木孝弘市長が、10月9日に招集された市議会第3回臨時会で、自らの所信を表明しました。  本号では、今後の市政運営の方針と、ゆとりと潤いのある市民生活の実現など、まちづくりのテーマに掲げた6項目について、その要旨を紹介します。  去る9月21日告示の八幡平市長選挙の結果、引き続き市政を担わせていただくこととなりました。  1期目を振り返りますと、新型コロナウイルス禍での市長就任となり、ワクチン接種や疲弊する市民生活への経済的な支援、各種産業への支援を最優先に考え、議会のご賛同を得ながら補正予算を組み、対応してまいりました。  本市は9月1日に市制施行20周年を迎え、8月31日に記念式典を開催。市のこれまでを振り返るとともに、これからの市勢発展を市内外の皆さまに約束したところです。  8月に開催の第3回定例会で議決いただいた第3次市総合計画基本構想は、8年度から17年度までの10カ年の本市のグランドデザインです。少子化が激しく進む日本にあって、本市も人口減少を一定程度受け入れた未来を描いていかなければならないと考えています。  この現実を受け止め、さらに30年後、50年後を思い描きながら、次世代へ希望をつなぐ八幡平市に向かって取り組んでまいります。 6項目をテーマに取り組みます 1 ゆとりと潤いのある市民生活の実現  市制施行20周年を迎える中、4月にはNHKのど自慢を、8月には澤田知可子さんのコンサートを開きました。こうした文化、芸術、芸能に触れることができる環境を、より充実させることが大事だと、あらためて感じています。まずは、現有施設の改修などにより、環境整備を進めたいと考えています。  また、市民の皆さんから、公園が欲しいとの要望を多くいただきます。現在、50カ所以上ある市内の公園を再編し、さまざまな人が憩うことができる公園の整備に取り組みます。 2 農と輝の大地のさらなる振興  岩手県第3のブランド米「白銀のひかり」は本市をメインに栽培が始まっているほか、マッシュルーム、九条ネギ、さらに羊の飼育を手掛ける農家も現れ、本市は1次産業への取り組みに、高い可能性を持つ市です。この1次産業をさらに活発化するため、農業所得の向上と後継者対策に取り組むとともに、観光産業との連携を強化します。  本年度は市産業まつりを開き、市の特産品を広くアピールしました。高品質な市の農産物を全国に向けて発信していくとともに、世界ブランドである安代りんどうを、さらに広めていく取り組みに力を入れます。 3 市の経済発展と環境保全の取り組み  省エネ設備の導入や森林管理などの取り組みによって削減、吸収された温室効果ガスの量を「クレジット」として国が認証する制度「J-クレジット」を利用し、CO2の排出削減量を収入に結びつける取り組みをさらに拡大していきます。  また公共事業は、予算の確保が年々厳しくなる中で、民間投資を促す取り組みを進めていかなければならないと感じています。公民連携事業に取り組むとともに、民間投資を呼び込む環境を整備します。 4 教育環境の整備と促進  小中学校の統合を迅速に進めるとともに、県立平舘高校の生徒を確保するため、市内、近隣市町からの入学を促す取り組みや、県外の生徒を受け入れる地域みらい留学に取り組みます。そのためにIT人材の育成公営塾や寮の整備を行いたいと考えています。  また、学校給食については、各家庭からご飯を持参することとしている現状を見直し、完全給食にする方向で進めていきます。 5 移住、定住対策の強化  岩手県の経済は南北格差が広がる一方だと感じています。働く場の確保は〝待ったなし〟ですが、一方で工業団地を作っても企業を誘致できる保証はありません。そこで、株式会社はちまんたいジオパワーの地熱電力を活用した新たな産業団地の造成に取り組みます。地熱発電の電気が活用できることを地域の強みとして、企業誘致を進めていきます。  また、住宅団地を大更駅東側に造成し、若者を中心とした定住を促します。 6 県境を越えた自治体連携の推進  本市の市域は広く、市民の生活圏も盛岡市、二戸市のほか秋田県鹿角市に広がっています。  市民生活の向上のためには、県境を越えた自治体との連携が必要だと考えています。特に、鹿角市とは火葬場も含めた公共施設の相互利用や、コミュニティバスなどの相互乗り入れなどにより、田山地区を中心に市民の利便性の向上を図ることが可能だと考えています。  この6つのテーマは、検討の上、現在策定中の第3次市総合計画前期基本計画や新年度予算などに盛り込み、市の施策事業として順次進めてまいります。  市勢発展、市民福祉の向上は職員が一丸となって同じ方向を見て取り組んでいかなければ達成できず、本市に対する思いと、職員としての当事者意識を持って一緒に市政を進めていくよう、職員に訓示し、理解を求めたところです。  引き続き、八幡平市のさらなる発展に向けて全身全霊で取り組んでまいりますので、議員の皆さま、市民の皆さまのご理解、ご協力を心よりお願い申し上げ、2期目の市長就任にあたってのあいさつとさせていただきます。 4から5ページ 記憶をつなぎ平和を紡ぐ 節目の市戦没者追悼式を開催  昭和20年8月15日に太平洋戦争が終戦を迎え、80年が経ちました。戦争を体験した人や戦没者遺児の高齢化が進み、その記憶を受け継ぐことが課題となっています。  10月22日に行われた市戦没者追悼式には、松尾中の生徒が初めて参列。生徒代表が「平和への誓い」をテーマに作文を発表しました。  本号では、市戦没者追悼式の様子と、市内在住の戦没者遺族などのお話を紹介します。戦後80年という節目の年に、あらためて「平和」について考えてみませんか。  戦争で亡くなった市内837柱の冥福を祈る市戦没者追悼式は10月22日、遺族ら65人が参列し、西根地区市民センターで行われました。  黙とうの後、遺族を代表し、追悼の言葉を述べた安代遺族会の大森誠一会長は「どれほど、懐かしい故郷に思いを馳せ、愛しい妻や家族を思ったでしょう。父の無念さは計り知れません。戦争の無い世の中が続くことを切に願います」とニューギニア島で戦死した父を思い、平和への誓いを新たにしました。この後、参加者は、戦没者を悼み献花を行いました。  また式では、松尾中3年の渡辺鳳嘉(おおが)さんが「平和への誓い」をテーマに作文を発表しました。松尾中では追悼式に先立つ7月15日、戦争の記憶伝承事業として県遺族連合会会長を務める甘竹勝郎氏が講演を行っており、発表は先の講演会を踏まえて感じたことをまとめたものです。渡辺さんは「戦争は何も生まない。戦争が人の人生を奪ってしまう恐ろしいものだということを語り継いでいきたい」と力を込めました。 戦没者遺族の講演を聞いて 松尾中3年 渡辺鳳嘉(おおが)さん  戦後80年の今年。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表します。  私は、今まで「戦争」というワードについて、そこまで深く考えたことはありませんでした。しかし、戦没者追悼式の事前学習ではたくさんのことを考えさせられました。  甘竹さんのお話を聞き、悲しみ、不安、怖さなど、さまざまな感情がわきました。なぜ、そこまで必死に伝えようとするのか、平和とは何かを考えました。  そして、私が考えて出した答えは「戦争は何も生まない」です。戦争は、人の命だけでなく、心も殺してしまう。だが、それは、体験した人にしか分からない。だから、体験した人の思いを、次の人につないでいくことで、戦争を起こさないようにすることが、これから未来ある私たちの役割だと思います。一人一人がしっかりと自分の思い、気持ちを伝え合い、日本人がその先頭に立っていくことが大切だと思います。  私たちは、これから戦争について関心を持ち、さらに詳しく調べ、戦争の悲しさ、恐ろしさを、自分の身近な人たちに伝えていきたいです。そして、今ある日本の平和を維持し、さらに広げていけるようにしたいです。  いま起こっている戦争を止めることは難しいです。しかし、これからの戦争を起こさせないための行動はできます。世界に戦争が人の人生を奪ってしまう恐ろしいものだということを語り継いでいきたいです。 記憶をつなぐ 私が伝えたいこと 「戦争を起してはならない」と声をあげられる大人になるように  父が沖縄で戦死父が沖縄で戦死 三浦日出子(ひでこ)さん(82歳)仲町  父の松次郎は昭和20年6月20日に、沖縄戦で命を落としました。沖縄戦の戦闘終了が6月23日でしたので、戦闘終了間際に、敵兵に追い詰められて亡くなったのだと思います。当時、私は2歳だったため、父の記憶はありません。戦死の知らせが入った戦死公報が、白い木箱に入れられて家に届いたそうです。  若かった母の今後を案じた家族の勧めで、母は4歳の私を婚家に残し再婚。私は祖父母、叔父夫婦、従弟妹の家族12人で育ちました。私は、両親がいなくて寂しい思いはしたものの、幸いにも周りの皆さんのおかげで、幸せに育てられたと思っています。しかしながら、戦争で父を亡くし、母と子でつらく苦しい思いや経験をされた人はたくさんいると思います。  1月9日に、摩文仁(沖縄県糸満市)にある平和祈念公園で岩手県主催の慰霊祭があり、私も出席しました。公園内には「高橋松次郎」と父の名が刻まれた慰霊碑「平和の礎」があり、遺骨が見つかっていない私にとっては、ここが父のお墓という思いで手を合わせました。  私にとって「戦争」は「両親を失う」ということです。二度と戦争を起こしてはならないと心から思います。  市戦没者追悼式では、中学生の発表に、涙を浮かべる遺族の姿が見られました。遺族の皆さんは「自分も体験を伝えなければならない」と、あらためて思ったのではないかと思います。子どもたちが「戦争を起こしてはいけない」と声を挙げられる大人になるように、教育現場でも、戦争の恐ろしさを教え、伝えていかなければならないと私は思います。 記憶をつなぐ 受け継いだ思い 戦争で亡くなった人が市内にもいることを伝える機会を  祖父の兄弟がテニアン島で戦死 山本雅彦(まさひこ)さん(55歳)舘沢  私の祖父は男3人、女2人の5人きょうだいの長男で、男3人は、みな太平洋戦争に召集されました。祖父は終戦間際の召集で内地にとどまり、師団のあった弘前市(青森県)で終戦を迎えましたが、3男の喜多見はテニアン島で戦死しました。  工兵だった喜多見は、パイロットだった次男の谷四郎が乗る飛行機の整備をしたいという思いを持っていたそうですが、谷四郎は陸軍の航空戦隊所属だったため、海軍所属だった喜多見は、思いを遂げられなかったようです。  喜多見は昭和19年9月2日に戦死しましたが、偶然その日に、私の祖母は子どもを生みました。祖母は、亡くなった喜多見の生まれ変わりと思い、生まれてきた子に、同じ名前を付けたと聞きました。  また、戦死の知らせを受けた曾祖母は木箱に立ち、息子が祖国のためにささげた犠牲を毅然と讃えたそうです。一方で、生前に喜多見から届いた手紙を、戦後に時おり開いては、泣いていたとも聞きました。  「拝啓 一筆申し上げます」で始まるその手紙は額に入れ、今も家に保管しています。市内には、何かしらの遺品を残されているご家庭もあるかと思います。国と国が戦う戦争は、実際には人と人とが戦います。手紙や遺品を展示していただき、戦争に市内からも赴いて、命を落とした人がいるということに、少しだけでも思いを馳せてもらう機会があれば良いですね。 戦没者遺児などが体験した記憶を次世代に伝える平和の語り部事業を行っています  一般財団法人日本遺族会は、戦争の記憶の風化を防ぎ、平和の尊さを次世代に伝承するため「平和の語り部」による講話活動を行っています。  この活動は、戦争体験者(遺族)が、自らの実体験をお話し、戦争と平和について考える機会を提供するものです。  語り部の派遣を希望する場合は、一般財団法人日本遺族会語り部事業本部(広報室)に申し込んでください。(電話03-3261-5521)、(メール koho@nippon-izokukai.jp) 6から7ページ  市制施行20周年記念インタビュー 市ふるさと大使 澤田知可子さん  本市のふるさと大使で、歌手の澤田知可子さんによる市制施行20周年記念コンサート(主催 市、岩手日報八幡平広華会)が8月30日、安比高原プラザホールで開かれました。  開催にあたり、幼少期に過ごした本市での思い出や大使としての活動のほか、記念コンサートに向け新たに作詞し、コンサートで初披露した新曲「りんどうの花」に込めた思いなどを伺いました。 インタビューは、内容を整理し、文章の順番を入れ替えたほか、時期など、一部を補足表記しています。 澤田知可子さんと八幡平市とのご縁について、あらためて教えてください  母が旧安代町出身で、荒屋新町駅から歩いてすぐのところに実家があります。母は、里帰り出産でこちらに帰り、私は昭和38(1963)年の8月4日に産声を上げたということですね。  その後私は、神奈川県川崎市などで育つのですけれど、物心がついてから、毎年夏になると、1カ月ぐらいずっと岩手にいる感じでした。鮮明に覚えているのは小学校2年生の夏ですね。私の弟が生まれたばかりで、岩手に来ても、私と姉は、おばあちゃんと暮らしていたような感じです。  夏は毎日、虫取りをするんですが、すくうだけでトンボが取れるっていう、すごいです、大自然です。あと、町のお祭りの時は、家から花火が見えるとか、そういうのを夏休みの宿題で、絵にしていました。  おばあちゃんは歌が大好きで、盆踊りの時に、櫓に登って、スピーカーを使って、歌ったり、踊ったりしていた記憶があります。母は全く歌わないので、私は隔世遺伝ですかね。 八幡平市へはどのくらいの頻度で足を運ばれているのですか  コロナ禍前までは、毎年2回くらい来ていたんですが、コロナ禍でまったく動きが止まり、市に来るのは5、6年ぶりです。  歌手としては、旧安代町のとき、平成16(2004)年に、初めてコンサートをやらせてもらいました。その後は、平成27(2015)年の合併10周年の際に、コンサートをやらせていただいたあと、平成29(2017)年には新安比温泉静流閣の女将さんに呼んでいただき、ディナーショーをやらせていただきました。おばあちゃんが一番前の席で見てくれたんだけど、一曲終わるたびに『うまい。うまい』と。また別の時には、特別養護老人ホームりんどう苑でも歌いました。慰問みたいな感じですね。  10周年記念式典では、江間章子さんの「夏がくれば思い出す(詩人 江間章子さんが作詞。曲名は「夏の思い出」)」と歌ったのを覚えています。その時のコンサートでは、おばあちゃんがステージに上がってきて、1曲アカペラで歌ったんだよね。生きているうちに歌声が聞きたいっていう思いがあったからうれしかったですね。 八幡平市は澤田さんにとってどんな場所ですか  自分の夢の種が全部ある、礎のような場所です。私が「安代の四天王」って呼んでいる人たちがいるんですけど、平成16年に開いた最初のコンサートの時に意気投合して『あなた、これから八幡平市になったら、絶対にふるさと大使になるべきよ(平成28年(2016)年5月27日に対しに委嘱)』って。10周年のときも歓迎してくださって。その人たちが背中を押してくれたようなものです。  今まで、機会があれば、いろいろなところで『岩手県で産声を上げました』という話をさせてもらっています。スキージャンプの小林陵侑選手が活躍すると、うれしいし自慢ですね。そこで八幡平市というキーワードを出すと『ああそうなんだ』と皆さんに思っていただけています。 今回の記念コンサート開催と「りんどうの花」誕生の経緯を教えてください  1月に市長が東京にいらしてくださいまして、市制20周年の記念行事を8月にやるということで、とあるカフェで打ち合わせをしました。『せっかく八幡平市で歌わせていただくし、たくさんのお客さんに来ていただきたいから『地元の方とコラボしましょうよ』って。で、せっかくコラボするなら新曲作りましょう』と言ったら、市長が『えーっ、本当ですか』と、とても喜んでくれて。私も『みんなで歌える市の歌を作りたいですね』と。リンドウという花が、世界を渡るくらい勢いがあると聞いて『リンドウに絞って作らせてください』と言いまして、とんとんと。明日の20周年記念コンサート(記念コンサート前日の8月29日にインタビュー)で初披露です。 どのような思いを込めて「りんどうの花」を作詞されたのですか  「風」、「岩手山」もそうなんですけれど、心地よい、素敵なキーワードを全部入れたいなと思って。そして、夢をかなえるという意味で「引き寄せ」っていう言葉を使いたかったのと、日ごろ頑張っている人たちが憩い、癒やされに訪れたら『いらっしゃい、このまちはあなたを祝福してくれる場所だよ』っていうようなイメージで。で、またリンドウが、とにかく美しい。なんだか青龍のような色だなと思って。そのリンドウが世界のいろんな場所に飛び立っていく、このまちから青龍のごとく世界を旅する花よって。私はなかなかここに来ることができないけれども、いつも気持ちはここにありますよっていう思いを乗せました。 ご自身や芸能活動で、今後予定していること、考えていることはありますか  今年の10月5日でデビュー38周年で、再来年で40周年になります。今、歌は薬になるっていうテーマで、全国で「うたぐすりコンサート」をさせていただいています。これは「会いたい」という曲のおかげです。  「会いたい」という歌は、大切な人を亡くしてしまった。けど、悲しいっていうだけではなくて、歌を聴きながら、記憶の中で会いに行く時間旅行をして、自己肯定感を上げていくっていう。コンサートではそんな風にお話をしています。この「うたぐすりコンサート」をもっと全国に広げ、八幡平市でも「うたぐすりコンサート」が定着できるよう、澤田知可子の音楽活動をもっと皆さまに知っていただければうれしいなと思っています。そういう思いも持って、この「りんどうの花」を作りました。  次は30周年ではなく、毎年のように『ただいま』と。『八幡平ドラゴンアイを見に行こう』っていうふうに、歌を通じて、みんなを連れて来れるようなふるさと大使になりたいですね。 『りんどうの花』作詞 澤田知可子 作曲 小野澤篤 むらさきのりんどうが ひかり引き寄せて咲く 凛々とりんどうが 安代を彩るころ 岩手山のふもとに 旅人は立ち止まり 八幡平の風 そよそよと手招く路 あなたのがんばりを 祝福するように 夏の輝きを浴びて ここに芽吹きました 悠々とりんどうは 清らかに咲き誇る 青龍のごとく 世界を旅する花よ 遠く会えなくても 心はここにある かすみ行く空の下で ともに芽吹かせましょう あい色のりんどうが 愛を引き寄せて咲く 幸せのつぼみ  あなたへ捧げたい花 Youtube動画で『りんどうの花』のメロディーができます。 8ページ 記録の更新に挑む 市小学校陸上競技会を開催  第20回市小学校陸上競技会は9月17日、市総合運動公園多目的運動広場で開かれました。  小雨がちらついた本競技会には、市内10校の5、6年生児童のほか、ハロウ安比校の生徒も参加。児童は、仲間や家族からの声援を受けながら、100メートル走など8種目で練習の成果を競いました。今回は、3つの種目で2人が大会記録を更新し、児童の努力が結果として現れた大会になりました。  本号では、真剣に競技に取り組む児童の様子と、その結果をお知らせします。 大会結果(優勝者のみ掲載。敬称は省略) 100メートル 男子 5年 二川目蒼汰(そうた)(大更) 15秒60 6年 下川雄聖(ゆうせい)(松野) 12秒94 大会新記録 女子 5年 工藤心春(こはる)(平笠) 15秒66 6年 工藤衣千花(いちか)(平笠) 15秒80 80メートルハードル 男子 5年 田村琉桃(りゅうと)(大更) 15秒83 6年 下川雄聖(ゆうせい)(松野) 12秒80 大会新記録 女子 5年 田村梓月(しづき)(大更) 16秒81 6年 森穂実(ひなみ)(平笠) 15秒68 ソフトボール投げ 男子 5年 伊藤和樹(かずき)(田頭) 44メートル55 6年 工藤永登(えいと)(田頭) 52メートル57 女子 5年 加藤心結(みゆ)(田頭) 29メートル03 6年 畠山粋(すい)(安代) 46メートル91 4×100メートルリレー 男子 5年 大更 二川目蒼汰(そうた)、小野寺怜大(れお)、西田駿(しゅん)、田村琉桃(りゅうと) 1分03秒17 6年 大更 武田清之介(せいのすけ)、大澤迪宗(みちむね)、竹田陽飛(はると)、岩﨑心和(こうわ) 58秒29 女子 5年 大更 田村梓月(しづき)、渡辺ひかり、澤瀬美結(みゆう)、遠藤凛咲(りら) 1分07秒55 6年 平笠 立花世莉(せり)、工藤衣千花(いちか)、森穂実(ひなみ)、高橋莉瑚(りこ) 1分04秒48 走り高跳び 男子 5年 釜谷颯人(はやと)(平舘) 1メートル05 6年 武田凪太(なぎた)(大更) 1メートル27 女子 5年 伊藤雅(みやび)(寺田) 1メートル06 6年 森穂実(ひなみ)(平笠) 1メートル20 走り幅跳び 男子 5年 工藤広徒(ひろと)(寄木) 3メートル50 6年 阿部竜馬(りゅうま)(柏台) 4メートル57 大会新記録 女子 5年 佐々木唯(ゆい)(安代) 3メートル11 6年 安保麗音(れのん)(田山) 3メートル49 1,000メートル 男子 5年 滝川大和(やまと)(寺田) 3分55秒37 6年 吉田礼夢(れむ)(平笠) 3分19秒50 800メートル 女子 5年 伊藤幸峰(ゆきね)(寺田) 3分10秒67 6年 高橋莉瑚(りこ)(平笠) 2分54秒10 9ページ 小中学校の統合と連携 No.6 今回は松尾地区3小学校の統合 問い合わせ先 教育総務課(電話 内線1361) 統合校に松野小の校舎を活用 令和9年4月の開校を目指します  市教育委員会は、7月に松尾地区の3小学校を会場に、小学校統合にかかる住民説明会を開きました。  説明会では『松尾地区3小学校の早期統合を求める要望書』(6年10月に市教育委員会へ要望)の内容を考慮して作成した統合案や、学校統合検討委員会での検討までの経緯を説明し、参加者からは統合に前向きな多数の意見をいただきました。  その後、市教育委員会はこの統合案を市議会全員協議会で説明したうえで、総合教育会議を開催。9年4月の開校を目指すことを確認しました。 住民説明会で示した統合案  統合のパターン 新設統合(松野小、寄木小、柏台小の3校を統合し、新たな小学校を設立)  統合の時期   令和9年4月1日開校(予定)  統合校の場所  現松野小学校(現有校舎を活用) 専門部会を設け、具体的な検討を進めます  市教育委員会は10月10日、統合後の学校運営にかかる具体的な検討を進めるため、松尾地区小学校統合検討委員会に、次の5つの専門部会を設けました。専門部会では今後、統合に向けた課題の洗い出しや対応案の検討を進めます。  経営部会    統合校の校名、校章、校旗、校歌、閉校、開校式など  教育課程部会  教育課程のあり方、学校行事、児童会、交流学習など  PTA部会     PTAの組織運営、スクールバス、運動着など   地域連携部会  児童が関わる地域独自の事業や伝統芸能、学童保育、跡地利用、学校運営協議会、子ども会など  管理、事務部会 学校施設の修繕、普通教室、特別教室の配置など これまでの経緯 令和5年3月  第3期八幡平市小中学校適正配置計画策定(令和4から13年まで) 令和5年11月 西根、松尾地区小学校統合に関するアンケート調査実施 令和6年10月 「松尾地区小学校統合を推進する会」から要望書の提出 令和6年11月 中学校統合にかかる住民説明会において小学校統合の要望 令和7年5月  第1回松尾地区小学校統合検討委員会を開催 令和7年7月  松尾地区小学校統合にかかる住民説明会開催 令和7年7月  第2回松尾地区小学校統合検討委員会を開催 令和7年8月  市議会議員全員協議会、総合教育会議を開催 松尾地区の住民、保護者などを対象に統合小学校の校名を募集  令和9年4月の開校を予定する松尾地区3小学校の統合校の校名を募集します。  校名は、校歌や校章などの検討、準備のため、他の事項に先行して決める必要があります。  応募のあった校名は、学校統合検討委員会や市教育委員会などで検討、審議したうえで、最終的に市議会の議決により決定します。 校名の決定のスケジュール 1 校名の募集 11月25日募集締め切り 2 校名候補の選定 統合委員会専門部会で選定 3 最終案の決定 統合検討委員会で決定 4 校名決定 教育委員会定例会で決定、市議会で議決 校名の募集方法 校名案の要件  松尾地区3小学校の伝統や歴史を尊重していること  児童、保護者、地域住民に親しみやすく受け入れられやすいこと  校名から地理的イメージが湧きやすいこと  漢字、ひらがなで表記され、読み書きが容易であること  校名の理由が明確であり、説得力があること 募集期間  11月6日(木曜日)から11月25日(火曜日)まで(20日間) 応募対象者  松尾地区3小学校の児童、保護者  松尾地区の住民  松尾地区3小学校に勤務する教職員 応募用紙など  応募用紙 松尾地区3小学校または市教育委員会で配布しています。  応募方法 松尾地区3小学校または市教育委員会備え付けの、所定の応募封筒に入れてください。  (応募は1人1案で、記名の無いものは無効です) 10から11ページ 市役所からのHOT LINE 人権擁護委員による特設相談を行います  市は人権問題の相談に応じ、問題解決の手伝いをするため、次の3地区で無料の特設人権相談を行います。相談は予約不要で、秘密は厳守されます。気軽に相談してください。 日時 12月1日(月曜日)午前9時から正午まで 場所 西根地区 西根地区市民センター、松尾地区 市役所本庁舎、安代地区 荒屋コミセン  日程以外にも事前の連絡で対応が可能ですので、問い合わせてください。 問い合わせ先 市民課(電話 内線1070) iサポの入会料助成で独身男女の出会い支援  会員登録制により出会いの機会を提供しているいきいき岩手結婚サポートセンター「iサポ」のスタッフが出張して、新規会員登録などを行う「おでかけiサポ」を開きます。  結婚を希望する独身男女の皆さん、この機会にiサポを利用してみませんか。 日時 12月7日(日曜日)正午から午後3時まで 場所 市役所多目的ホール棟 新規入会  入会条件 20歳以上の独身者で県内に居住または勤務しているか、結婚後県内に居住できる人  入会方法 入会申込書と本人確認書類(運転免許証など)、独身を証明する書類、写真、入会登録料を持参してください。入会登録料は1万円で、2年間有効です。市に住民登録がある人の入会登録料は、市が全額助成します。  (必要書類の詳細は、予約申し込み時に確認してください) その他 既存会員を対象に登録更新の手続きや、希望条件に合った相手の検索なども行います。 詳しくは、市ホームページを確認してください。 申し込み方法 12月4日(木曜日)までにiサポ盛岡(電話019-601-9955)に電話で予約してください。 問い合わせ先 地域福祉課福祉総務係(電話 内線1115) 2026版県民手帳を市役所で販売中です  市は2026年版岩手県民手帳を販売しています。 価格(税込) 1,000円 販売期限 8年1月16日(金曜日) 販売窓口 総務課、西根総合支所、安代総合支所、田山支所 問い合わせ先 総務課情報統計係(電話 内線1246) 宝くじ助成金を活用しコミュニティを活性化  一般財団法人自治総合センターは宝くじ助成金制度を通じてコミュニティ活動に必要な備品などの購入費用を助成し、地域の発展に寄与しています。 7年度採択事業  細野地区振興協議会 除雪機ほかコミュニティ活動備品の整備 問い合わせ先 まちづくり推進課地域振興係(電話 内線1460) 防衛省からの交付金を市民生活の充実に活用  市は「防衛施設周辺の環境の整備等に関する法律」に基づき、防衛省から交付される特定防衛施設周辺整備調整交付金を、さまざまな事業に活用しています。 6年度の活用実績(実施事業)  「大更コミュニティセンター等管理運営事業」として、大更、田頭、平舘、平笠、松尾各コミセンの管理運営費に充当  「道路除雪事業」として、市道除雪費に充当 問い合わせ先 企画財政課秘書政策係(電話 内線1214) 図書を寄贈いただきました  10月8日、盛岡市在住で「県児童文学の会」副会長を務める藤原成子様から、児童書『破れた太鼓』を24冊寄贈いただきました。  『破れた太鼓』は、藤原さんが自ら執筆したもので、挿絵は、川又太智さん(田山)が手掛けています。  藤原さんは、35年前に、安比高原を舞台にデビュー作『びっくり箱のコンサート』を執筆。挿絵を、川又さんの母康子さんが担当したことが縁で、今回の発刊につながりました。  『破れた太鼓』は、市内全小学校に配布し活用されます。 通学定期券の購入費を一部助成しています  市は通学に関わる家庭の経済的負担を軽減するため、学生の通学定期券購入費の一部を補助しています。 対象となる公共交通機関   次の公共交通機関が運行する鉄道と路線バス  JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)  IGRいわて銀河鉄道株式会社  岩手県交通株式会社  岩手県北自動車株式会社  秋北バス株式会社  JRバス東北株式会社 補助対象者 市内に住所があり、居住している学生(小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、特別支援学校)の保護者       専門学校、短期大学、大学に通う学生は対象外 補助金額 通学定期券購入費の100分の10の金額(10円未満は切り捨て) 申請方法 定期券販売窓口で、有効期間が終了した(または更新する)定期券と併せて申請書を提示し、購入証明を受けてください。証明を受けた申請書は、期限内に教育総務課へ提出してください。      複数の交通機関を利用している場合は、交通機関ごとに購入証明を受けてください。 7年度分の申請書提出期限 8年4月30日(木曜日) 申請書の配布 市ホームページからダウンロードするか教育総務課または西根総合支所、安代総合支所で交付を受けてください。        大更駅、好摩駅、岩手県北バス八幡平営業所でも交付しています。 問い合わせ先 教育総務課学事係(電話 内線1366) 自然守る保護指導員と公園保護管理員を募集  市は8年度自然保護指導員と自然公園保護管理員を募集します。 応募資格 十和田八幡平国立公園や自然保護などに関する知識、登山道管理業務に必要な体力を有し、刈払い機などの操作ができる健康な人 募集人数 自然保護指導員 1人、自然公園保護管理員 8人 業務期間 8年4月1日(水曜日)から11月30日(月曜日)まで 業務内容 登山道の整備(刈払い、倒木撤去など)や啓発活動など 応募方法 履歴書に必要事項を記入の上、商工観光課に持参または郵送(必着)で提出してください。      履歴書は市ホームページからダウンロードするか、商工観光課から交付を受けてください。 応募期限 1月30日(金曜日) 面接日  2月下旬を予定 問い合わせ先 商工観光課観光振興係(電話 内線1313) マイナポータル連携でねんきんネットが便利  自身の年金記録、将来の年金見込み額や各種通知書の情報は「ねんきんネット」を利用し、パソコンやスマートフォンで確認できます。  マイナンバーカードを持っている人は、マイナポータルと連携することで「扶養親族等申告書」の電子申請や「公的年金等の源泉徴収票」などの電子送付機能を利用することができます。書面から電子データでの受け取りに変更することで、e-Taxによる確定申告ができるため便利です。 問い合わせ先 日本年金機構ねんきんネット専用(電話0570-058-555)、市民課国保年金係(電話 内線1074) 一定面積以上の土地取引2週間以内に届け出を  国土利用計画法に基づき、市内の一定面積以上の土地を取引した場合は、契約日から2週間以内に市へ届け出が必要です。 届け出が必要な取引の面積  都市計画区域内の場合は、5千平方メートル以上  都市計画区域外の場合は、1万平方メートル以上 問い合わせ先 企画財政課秘書政策係(電話 内線1214) 12から13ページ 情報カレンダー 11月17日から12月14日まで 11月17日(月曜日) 博物館休館日 定例行政相談 午前9時半から正午まで(市役所本庁舎) 11月18日(火曜日) 図書館休館日 企画展 木地師 金作さんの椀づくり 八幡平市の木地製作の技(博物館) 12月7日まで 11月19日(水曜日) 市役所本庁窓口延長日 午後5時15分から7時まで(市民課) 定例行政相談 午前9時半から正午まで(平舘コミセン) カラダほぐし教室 午前10時から11時まで(市総合運動公園体育館) 11月20日(木曜日) ピラティス 午前10時から11時まで(安代地区体育館) 11月22日(土曜日) 図書館休館日 11月23日(日曜日) 勤労感謝の日 図書館休館日 11月24日(月曜日) 振替休日 市役所閉庁日 図書館休館日 11月25日(火曜日) 博物館休館日 図書館休館日 定例行政相談 午前9時半から正午まで(田山コミセン) 11月26日(水曜日) 市役所本庁窓口延長日 午後5時15分から7時まで(市民課) 離乳食教室【受付】 午前9時半から9時40分まで(市役所多目的ホール棟) のびのび健康体操教室 午前10時から11時まで(田頭コミセン) 骨盤体操 午前10時から11時半まで(市総合運動公園体育館) 11月27日(木曜日) らくらく筋トレ 午前10時から11時まで(安代地区体育館) 11月28日(金曜日) 図書館休館日 11月29日(土曜日) 図書館休館日 11月30日(日曜日) 図書館休館日 12月1日(月曜日) 博物館休館日 ポカポカ運動教室 午前10時から11時まで(安代地区体育館) 12月2日(火曜日) 図書館休館日 乳児健診【受付】午後1時から1時15分まで(市役所多目的ホール棟) 1歳児健診【受付】午後1時15分から1時半まで(市役所多目的ホール棟) 12月3日(水曜日) 市役所本庁窓口延長日 午後5時15分から7時まで(市民課) 3歳児健診【受付】 午後1時から1時半まで(市役所多目的ホール棟) 12月4日(木曜日) 広報はちまんたい発行日 ノルディックウォーキング(ツアー) 午前10時から11時半まで(県民の森) 市議会12月定例会 議案上程ほか(予定) 12月5日(金曜日) 市議会12月定例会 一般質問(予定) 12月6日(土曜日) 図書館休館日 12月7日(日曜日) 図書館休館日 スポーツ少年団活動発表会 午前9時から(市総合運動公園体育館) 12月8日(月曜日) 博物館休館日 市議会12月定例会 一般質問(予定) 12月9日(火曜日) 図書館休館日 らくらく筋トレ 午前10時から11時まで(市総合運動公園体育館) 1歳6カ月児健診【受付】 午後1時15分から1時半まで(市役所多目的ホール棟) 2歳6カ月児歯科健診【受付】午後2時から2時15分まで(市役所多目的ホール棟) 市議会12月定例会 一般質問(予定) 12月10日(水曜日) 市役所本庁窓口延長日 午後5時15分から7時まで(市民課) 市議会12月定例会 議案審議(予定) 12月11日(木曜日) 市議会12月定例会 休会(予定) 12月12日(金曜日) のびのび健康体操教室 午前10時から11時まで(田頭コミセン) 市議会12月定例会 委員長報告ほか(予定) 12月13日(土曜日) 図書館休館日 門松づくり 午前9時から正午まで(博物館) 12月14日(日曜日) 図書館休館日 市民フットサル大会【受付】 午前8時から(アリーナまつお) 休日救急当番医、当番薬局 11月23日(日曜日) 当番薬局(市内)リリィ薬局西根店(電話78-8560) (鹿角)ファーマックスかづの薬局(電話0186-30-0033) 11月24日(月曜日) 当番医(市内)割り当てなし (盛岡市北地区)三船内科(電話019-646-2310)、八角病院(電話019-682-0201) (鹿角)なかのクリニック(電話0186-22-7335) 11月24日(月曜日) 当番薬局(市内)割り当てなし  (鹿角)黒沢薬局(電話0186-35-3200)  11月30日(日曜日) 当番医(市内)八幡平市立病院(電話76-3111)  (鹿角)福永医院(電話0186-35-3117) 11月30日(日曜日) 当番薬局(市内)すみれ薬局(電話78-8075)   (鹿角)日本調剤鹿角薬局(電話0186-30-1193) 12月7日 (日曜日) 当番医(市内)八幡平市立病院(電話76-3111) (鹿角)福永医院(電話0186-35-3117) 12月7日 (日曜日) 当番薬局(市内)大更調剤薬局(電話70-1320) (鹿角)ファーマックスかづの薬局(電話0186-30-0033) 12月14日(日曜日) 当番医(市内)八幡平市立病院(電話76-3111) (鹿角)かづの厚生病院(電話0186-23-2111) 12月14日(日曜日) 当番薬局(市内)リリィ薬局西根店(電話78-8560)(鹿角)日本調剤鹿角薬局(電話0186-30-1193) 日曜、祝日の日中(午前9時から午後5時) 休日救急当番医へ  日中の診療時間に受診できる人は、日中の時間内に受診しましょう。  小児の受診を希望する場合は、事前に電話で確認してください。 夜間の症状が軽い場合(午後7時から午後11時) 盛岡市夜間急患診療所(内科)へ  盛岡市神明町3-29、盛岡市保健所(電話019-654-1080)  市内医療機関による休日救急当番医の割り当てがない日は、カレンダーに掲載されている他市の休日救急当番医を確認してください。 小児救急入院受入当番病院 11月17日(月曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月18日(火曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月19日(水曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 11月20日(木曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 11月21日(金曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月22日(土曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 11月23日(日曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 11月24日(月曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月25日(火曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 11月26日(水曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月27日(木曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月28日(金曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 11月29日(土曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 11月30日(日曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 12月1日(月曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 12月2日(火曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 12月3日(水曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 12月4日(木曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 12月5日(金曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 12月6日(土曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 12月7日(日曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 12月8日(月曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 12月9日(火曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 12月10日(水曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 12月11日(木曜日) 盛岡赤十字病院(電話019-637-3111) 12月12日(金曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 12月13日(土曜日) 国立病院機構盛岡医療センター(電話019-647-2195) 12月14日(日曜日) 岩手県立中央病院(電話019-653-1151) 夜間の症状が重い場合(午後5時から翌朝9時、土曜日は午後1時(祝日の土曜日は午前9時)から受け入れ)小児救急入院受入当番病院へ  症状が重く入院が必要と思われる子どもと、休日救急当番医や盛岡市夜間急患診療所が診療していない時間帯に急病の子どもを受け入れます。  時間外受診が小児救急入院受入当番病院に集中すると、重症な子どもの治療に支障を来す恐れがあります。症状が軽い場合は、盛岡市夜間急患診療所を受診しましょう。 常勤医の専門外来日、岩手医大、県立中央病院などの出張診療日 八幡平市立病院(電話76-3111)診療科目診療日時  糖尿病内科 毎週火曜日 午前中  耳鼻科 毎週金曜日 午後2時から  循環器内科 毎週水曜日 午前10時から  小児科 毎週月曜から金曜日 午前9時から  心臓、血管外科 第2木曜日 午前中  血液内科 第3水曜日(奇数月) 午後2時から  脳神経外科 第1、第4木曜日 午後2時から  神経内科 第3木曜日 午前10時から  整形外科 第1、第3、第5火曜日 午前9時から 八幡平市立病院の耳鼻科を除く専門外来などは、一般内科もしくは一般外科で初診を受け、医師が必要と判断した場合、次回から予約受診になります。 他医療機関に受診中の人は、紹介状が必要です。 都合により変更、休診となる場合があります。事前に電話で確認してください。 各種相談   くらしとお金の安心相談会(要予約) 11月21日(金曜日)午前10時から午後3時まで 要相談 市民課(電話 内線1066 )  盛岡消費者センター出前相談会(要予約) 12月2日(火曜日)午後1時から4時まで 要相談 市民課(電話 内線1066 )  年金相談(事前予約が必要) 日時 12月11日(木曜日) 午前10時から午後3時まで 場所 市役所多目的ホール棟、担当(予約先)盛岡年金事務所(電話019-623-6211)  人権相談(事前予約が必要) 日時 要相談、場所 要相談、担当(予約先)市民課(電話 内線1070) 毎週金曜日午後1時から、エフエム岩手で八幡平、岩手、葛巻3市町情報発信番組「Hiking(はいきんぐ)レディオ」を放送しています。 市税納期(納期限12月1日) 固定資産税(第4期)、国民健康保険税(第5期) 市税納期(納期限12月25日) 市県民税(第4期)、国民健康保険税(第6期) 毎週金曜日午後1時から、エフエム岩手で八幡平、岩手、葛巻3市町情報発信番組「Hiking(はいきんぐ)レディオ」を放送しています。 14ページ よろこびおくやみ よろこびおくやみは個人情報保護の観点からウェブサイトでは掲載しません。 人口の動き(9月30日現在)  西根地区 人口 13,898人(前月比 29人減) 世帯数  6,313世帯(前月比  9世帯減)  松尾地区 人口  5,365人(前月比 31人増) 世帯数  2,789世帯(前月比 42世帯増)  安代地区 人口  3,525人(前月比  1人減) 世帯数  1,663世帯(前月比  3世帯増)  合計   人口 22,788人(前月比 1人増) 世帯数 10,768世帯(前月比 36世帯増)  男性  10,990人(前月比 増減なし)  女性      11,798人(前月比  1人増)  出生 2人   死亡 36人  転入 79人   転出 44人 交通事故発生件数など  人身事故 9月  1件(前年同月の件数  2件) 1月からの累計  14件(前年同月の件数  18件)  死者   9月  1件(前年同月の件数  1件) 1月からの累計   1件(前年同月の件数   2件)  負傷者  9月  0件(前年同月の件数  1件) 1月からの累計  17件(前年同月の件数  20件)  物損事故 9月 29件(前年同月の件数 35件) 1月からの累計  379件(前年同月の件数  379件)  飲酒運転 9月  0件(前年同月の件数  0件) 1月からの累計   1件(前年同月の件数   2件)  火災   9月  0件(前年同月の件数  0件) 1月からの累計   8件(前年同月の件数   6件)  救急   9月 95件(前年同月の件数 115件) 1月からの累計 1,083件(前年同月の件数 1,029件) 15ページ お知らせ  掲載依頼は、発行月の前月10日まで(紙面の都合により掲載できない場合があります)   営利を目的とする場合は、広告枠を利用してください。 介護、看護、保育分野の求職者向けフェア開催  盛岡公共職業安定所では「福祉の仕事就職フェア」を開きます。  福祉の仕事に関心がある人(未経験者可)は気軽に参加してください。 日時 11月13日(木曜日)、12月4日(木曜日)いずれも午後1時半から3時半まで  場所 盛岡市総合福祉センター 予約、問い合わせ先 職安人材確保対策コーナー(電話019-624-8902) 社会が求める国家資格 危険物取扱者試験実施  一般財団法人消防試験研究センターでは危険物取扱者試験を行います。 試験日 8年1月17日(土曜日)、24日(土曜日) 応募期間 11月25日(火曜日)から12月2日(火曜日)まで 会場 盛岡市総合福祉センター他 願書の提出、問い合わせ先 同センター岩手県支部(電話019-654-7006) 若手女性農業者が対象の交流会に参加しませんか  盛岡地方農業農村振興協議会では、おおむね55歳以下の女性農業者を対象に講座と交流会を開きます。 ジャンプアップ講座  日時   11月18日(火曜日)午後1時15分から3時15分まで  場所   田頭コミセン  内容   りんどうの花びら染め、交流  参加費  1,000円  申込期限 11月13日(木曜日) 若手女性農業者交流会  日時   12月4日(木曜日)午後1時15分から3時15分まで  場所   市農民研修センター  内容   お正月飾り作り、交流  参加費  無料  申込期限 11月25日(火曜日) 申し込み、問い合わせ先 同協議会事務局(電話75-2233) 土地の境界問題について専門家に相談してみませんか  県土地家屋調査士会は盛岡地方法務局と合同で、土地境界に関する無料相談会を開きます。予約不要 日時 12月6日(土曜日)午前10時から午後4時まで 場所 アイーナ8階 問い合わせ先 同会(電話019-622-1276) 農業の担い手を育成特別専攻科学生募集  盛岡農業高校では、8年度特別専攻科の学生を20人募集します。週2日登校で修業年限は2年間。  家畜人工授精師など、各種技能資格取得を支援しています。 試験日 11月28日(金曜日) 応募期限 11月19日(水曜日) 問い合わせ先 同校特別専攻科(電話019-688-4211) 中学生以上を対象にビーチボール体験会を開きます  花巻市ビーチボール協会では、ビーチボール無料体験会を開きます。 日時 11月30日(日曜日)午前9時から正午まで 場所 松尾コミセン 運動できる服装で内履きを持参してください。 問い合わせ先 同協会会員工藤(電話090-7329-8271) 申し込み不要 相続と遺言に関する講演会、相談会を開催  盛岡地方法務局では県司法書士会と連携し、相続と遺言に関する講演会、相談会を無料で開きます。 日時 11月27日(木曜日)  講演会 1時半から3時45分まで  相談会 午後1時40分から、午後2時10分から、午後2時40分から、午後3時10分から、午後3時40分から、午後4時10分から いずれも20分間 定員 講演会50人 相談会25人 それぞれ先着順 予約、問い合わせ先 同法務局(電話019-624-1104) 円滑な相続に向けて無料セミナーを開催  県司法書士会と、日本赤十字社県支部が連携し「司法書士による相続、終活セミナー」を開きます。  先着50人に達し次第受付終了 日時 12月7日(日曜日)午後1時半から3時まで 終了後、希望者は無料相談会あり 場所 アイーナ8階 申し込み、問い合わせ先 日本赤十字社県支部(電話019-638-3610) 浅沢簡易郵便局の業務受託者を募集  日本郵便株式会社東北支社では、浅沢簡易郵便局(浅沢地区)の業務受託者を募集しています。 問い合わせ先 同支社経営管理部簡易局担当(電話022-267-7186) 岩手県の最低賃金が12月から引き上げに  県最低賃金が12月1日から時間額1,031円に改正されます。県内で働くパート、アルバイトなど全ての労働者に適用されます。  賃金引き上げの支援策として、業務改善助成金制度などがあります。積極的に活用してください。 問い合わせ先 岩手労働局労働基準部賃金室(電話019-604-3008) 市内の子どもたち対象に無料スキースクール開催  安比高原スキー場では、無料スキー体験レッスンを開きます。 日時 12月6日(土曜日)午前10時から正午まで 場所 安比高原スキー場プラザ1階「クレヨンしんちゃんキッズスクール」 対象者 市内の3歳から9歳までのスキー初心者 定員 20人 持ち物 ゴーグル、ニット帽子、グローブ、ロングソックス 問い合わせ先 安比スキー&スノーボードスクール (mail)appi.school.jpn@gmail.com  件名に「無料レッスン受講希望」と記入してください  税制改正で源泉徴収事務変更、年末調整手続きを電子化に  年度税制改正により、所得税の基礎控除や給与所得控除の見直しや特定親族特別控除が創設されました。  (詳しくは国税庁のウェブサイトを確認してくだい https://www.nta.go.jp/users/gensen/2025kiso/index.htm)  これまで手書きで作成、提出していた年末調整手続きをデータで職場に提出することができるようになります。  (詳しくは国税庁のウェブサイトを確認してくだい https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/pdf/0022007-120.pdf) 問い合わせ先 盛岡税務署(電話019-622-6141) 16ページ 介護のココロ  問い合わせ 地域包括支援センター 電話 内線1107 チームオレンジゆいっこエイト∞(エイト)が発足 認知症の人とその家族を地域で支える取り組みがスタート  認知症サポーターがチームを組み、認知症の人やその家族のニーズにあった支援を行う「チームオレンジゆいっこ∞(エイト)」の結成式を9月18日、市役所で行いました。 「チームオレンジゆいっこ∞(エイト)」立ち上げの経緯  これまで本市は「チームオレンジ」の立ち上げを目指し、認知症サポーター養成講座やステップアップ講座を開催。令和5年からは認知症サポーターによるボランティア活動を始めるなど、メンバーの養成を行ってきました。  今回結成した「チームオレンジゆいっこ∞(エイト)」とは、認知症の人とその家族がやりたいことと、認知症サポーターができることをつなぐ組織で、認知症の人の生活面を早い段階から支援する本市の取り組みを担います。 活動内容は?  市民を対象に、認知症の人への個別支援(話し相手、見守りなど)、認知症カフェへのボランティア参加、認知症に対する正しい知識の啓発運動などを行います。 チームオレンジとは  令和元年6月に国が策定した認知症施策推進大綱において、認知症の人が安心して暮らし続けられる地域づくりのため、7年までに全市町村で「チームオレンジ」を組織する目標が掲げられていました。 メンバーを募集しています  チームオレンジのメンバーとして地域で認知症の人を支える活動に参加してみませんか。 メンバーになるには  (1)認知症サポーター養成講座を受講する  (2)ステップアップ講座を受講する  詳しくは地域包括支援センターに問い合わせてください。 あなたにエール  問い合わせ先 こども家庭センター(電話 内線1185) 11月は児童虐待防止推進月間 たかが夫婦げんかと思っていませんか 言い争いが、子どもの脳を深く傷つけています  近年、子どもへの虐待に関する相談は全国的に増加しており、中でも面前DVによる虐待が増加傾向にあります。県内でも面前DVを含む心理的虐待での相談対応件数は、1,714件で全体の57.3パーセント(令和5年度末時点)を占めています。 面前DVとは   子どもの目の前で、配偶者やパートナー、家族間で暴言を吐いたり暴力を振るうことを面前DVと言います。  子どもが直接暴力を受けていなくても、DVを目の前で見聞きした子どもは、心身に傷を負ったり、成長後もフラッシュバックで苦しんだり、PTSD(心理的外傷後ストレス障害)を発症することがあります。 子どもたちを守るために  大人同士で意見が合わないときは子どもがいないとき に、感情的にならずゆっくり話し合ってみましょう  子どもの異変(虐待の疑い)に気付いた場合や子育てに 悩みを抱えている人は、こども家庭センター(市健康 こども課こども家庭係)に相談してください ストレスによる影響 脳は   DVを目撃したり、親から日常的に暴言を受けてきた子どもは、視覚をつかさどる「視覚野」、会話や言語をつかさどる「聴覚野」に異常が見られます。 心身は    体が大きくならない  夜眠れなくなる  発達が遅れる  落ち着きがなくなる  知能が低下する  体の調子が悪くなる  気持ちがコントロールできなくなる 赤ちゃんは   生まれたばかりの赤ちゃんや、お母さんのおなかの中にいる胎児でさえ、ストレスを感じ、成長に影響するといわれています。 17ページ 平高通信 VOL.68 平高の魅力や話題を発信します 問い合わせ先 平舘高 電話74-2610 ホームページhttp://www2.iwate-ed.jp/tar-h/ いざという時に備える 岩手山噴火を想定し避難所設営を体験  本校は10月8日、本年度2回目の避難訓練を行いました。訓練は、火山災害を原因とした避難と避難所設営を目的に、前半は国土交通省岩手河川国道事務所職員から「岩手山噴火を想定した被害想定や、災害時の対応」について講義を受けました。後半は市防災安全課職員の指導を受け、避難所開設時に使用するパーテーションや簡易ベッドの組み立てを体験したほか、避難所として本校が地域の皆さんを受け入れる場合の受付方法や避難場所の割り振りなどを具体的にお話しいただきました。  生徒からは「避難者の事情に応じた配慮や季節、気温に合わせた避難所運営を行うのは難しいと感じた。そのような事が起こった場合には、健康状態や、さまざまな事に注意を払う必要があることが分かった」という感想が聞かれました。今回の訓練は、いざという時に命と地域を守る実践的な訓練となりました。  本校は、洪水、土砂、火災、地震災害の際には共新地区の避難所に、岩手山の噴火が発生した際には高宮、中村、間羽松、舘腰の一部地区の避難所に指定されています。 キャリア講演会「学びは生きる選択肢を広げる」を開催  学ぶことが自分の可能性を引き出し、豊かな人生につながるということを考える機会にするため、1年生を対象にキャリア講演会を10月7日に開きました。  講師で盛岡大学の新沼史和教授からは、進学や就職、物事に対する向き合い方などを幅広く講義いただきました。生徒は「ポジティブな言葉を使うことで失敗が減ると感じた。これからはポジティブ思考を心がけ生活していきたい」、「何十年経っても常に学ぶことを大切にして過ごしたい」などと振り返り、今回の講演会は生徒自身の生き方について考える良い機会になりました。 平高LIFE 平高で、仲間と青春の時間を思いっきり楽しみましょう 生徒会長 普通科2年 佐々木知洋(ちひろ)さん (松尾中出身) 平高に入学した理由  小学生の時から取り組んできたアルペンスキーを高校でも続けたいと思い、伝統ある平舘高校に入学を決めました。 平高で頑張っていること  スキー競技で全国大会に出場することを目標に、部活動に取り組んでいます。勉強と両立ができるよう、練習後の時間を学習に充てています。  また、「総合的な探究の時間」の授業では温泉の研究に取り組んでいます。これまでに温泉の効能、八幡平市の温泉の歴史を学びました。今は観光との関わりについても調べています。 将来の夢、進路  プログラミングなど、いろいろなことに興味がありますが、今は高校の先生になりたいと考えています。教えてくださった先生をお手本に、部活動の経験を生かし、生徒が楽しく成長できるよう支えることができる先生を目指しています。 学校生活の楽しいところ  仲間と過ごす時間です。学び合い、部活動で励まし合い、行事で協力し合う中で、絆が深まり、充実した毎日を過ごせることが楽しいです。 進路に迷っている中学生に  平高には仲間と笑い合い挑戦できる毎日があります。授業や部活動、行事で新しいことに取り組みながら、充実した青春の時間を思いっきり楽しみましょう。 18ページ 松尾鉱山資料館だより   問い合わせ先 松尾鉱山資料館 電話78-2598 鉱山の人々に寄り添い、愛された社内報  大正3(1914)年に設立の松尾鉱業株式会社は、社内報として昭和6(1931)年5月に「松尾鑛山時報」を創刊しました。第5号まで出して休刊しましたが、15(1940)年4月に月刊誌として復活します。会社の経営方針や内容、人事異動、生産現場の稼働状況のほか、鉱山の歴史や社員の投稿などが掲載された社内報は、B5判の新聞形式で発行され、各職場に配られていました。  一方これとは別に松尾鉱業株式会社の厚生課は、25(1950)年7月頃から月1、2回、各家庭向けに「住宅ニュース」を新聞形式で発行していました。バスの時刻変更や子どもの予防接種など、日常生活に必要な情報を提供していましたが、日常生活をより明るくしようと、2紙を統合し、新たな社内報「まつお鉱山ニュース」が31(1956)年1月に誕生します。「読みやすく、わかりやすく、親しみやすい新聞」を目指し、毎月2回発行された社内報では写真が多用され、従業員を楽しませました。  月2回開かれる編集会議では、会議の委員があのプラン、このテーマと知恵を絞り企画を立案。取材に出掛け、原稿を頼みに行くと「一升(酒)もってこい」と言われたり、逆に、行く先々でお酒をごちそうになり途中でダウンしたりと苦労もありましたが、発行を楽しみに待っている人が多く、親しまれる社内報になりました。  社内報には創業55年の歴史が詰まっていて、当時を知る資料として大変貴重なものです。また社内報をはじめ、当資料館に展示、保管されている資料群は学術的文化的な価値を評価され、平成18(2006)年に産業考古学会から「産業遺産」に認定されています。 八幡平キッチン Vol.22 市食生活改善推進員連絡協議会   今月は こんにゃくのくるみ和え 1人あたり97キロカロリー、塩分1.0グラム 調理時間約20分    昔から、お祝いのごちそうとして食べられてきた家庭料理です。  くるみはごちそうの象徴で、「おいしい味」のことを方言で「くるみあじ(くるびあじ)がする」と表現することがあります。  こんにゃくは角こんにゃくを切って使用することで、味が染み込みやすくなります。 材料 (4人分) 角こんにゃく 200グラム A 酒 大さじ1 みりん 大さじ1 砂糖 大さじ2分の1 しょうゆ 大さじ1 くるみ 35から40グラム 水 大さじ1 みりん 大さじ2分の1 砂糖 小さじ2分の1 しょうゆ 大さじ2分の1 本みりんを使用する場合は、アルコールが含まれているため、加熱して使用してください。 作り方 (1)角こんにゃくは拍子木切りにして、フライパンで乾煎りする。 (2)(1)にAを入れ、水分がなくなるまで炒め、冷ましておく。 (3)くるみは600Wの電子レンジで1分加熱し、すり鉢でする。 (4)(3)に水を入れてすり混ぜ、さらにみりん、砂糖、しょうゆを入れてすり混ぜる。 (5)(4)に(2)を入れて和え、器に盛りつける。 今月の担当 安代地区の皆さん 19ページ サークル サークル Vol.80 市内で活動、活躍する団体、サークル、チームなどを紹介 (皆さんの活動をサークルサークルのコーナーで紹介しませんか) あぐりアート  メンバー15人(10月1日現在)  会長 高橋キミ子(北寄木) 結成何年目ですか、きっかけは  JA女性部の活動で、身近な農具や民具を使い、農作物を自由に生ける「農の生け花」を学んだことをきっかけに、作品を作り始めました。活動を始めて、今年で15年目になります。 活動の内容  市役所結のひろばと北森駅をつなぐ通路に、季節に合った作品を毎月展示しているほか、市芸術祭やコミセンまつりなどに出展しています。 活動の魅力  会員それぞれが先生、生徒になって、みんなで和気あいあいと話し合いながら、自由な発想で作品を作り上げられるところが魅力です。作品を見た人から「素敵ね」と声を掛けられることも多く、うれしいです。 今後の目標  「農の生け花」の制作活動を行っている他の地区の人たちと、積極的に交流する機会を設けたいと考えています。活動の幅を広げるため、さまざまな人の作品に触れたいです。 活動日時、場所  毎月第2火曜日を基本に、農閑期は月2回ほど、会長の自宅で活動しています。興味がある人は気軽に参加してください。 問い合わせ先 会長 高橋(電話76-2005)  県民の森森林ふれあい学習館フォレストiを会場に、11月12日から12月25日まで展示会を開いています。個性豊かな作品を、ぜひ見に来てください。 地域おこし協力隊だより Vol.116  今月の担当 沖野匠吾(しょうご)   出身 大阪府   協力隊 1年目   ミッション 起業家支援コーディネーター   休みの日は アプリ開発にいそしんでいます  4月から地域おこし協力隊「起業家支援コーディネーター」として活動している沖野匠吾です。市主催の「スパルタキャンプ」への参加をきっかけに、八幡平市に移住しました。  本市の消防団にも入団し、協力隊活動の傍ら団員として活動しています。6月に行った消防演習での放水訓練で、初めてホースの筒先を持ち、思っていたより体力が必要な事を知りました。地域のさまざまな活動に参加し、市での暮らしを楽しみたいと思います。  現在は、得意なプログラミングを生かして、市内事業者さん向けに、業務を効率化するためのアプリやシステム開発、広報活動などの分野で活動しています。  また、ごみの写真を撮影すると、AIが自動で分別し、収集日をお知らせする「ゴミの分別アプリ」の開発に力を入れています。先日の山賊まつりではたくさんの人に試作品を試してもらい、感想をいただきました。正式リリースまではまだ時間がかかりますが、このアプリが分別に困っている人や収集日を忘れてしまう人の助けになり、市のごみ減量化やリサイクル率向上のきっかけになればうれしいです。  将来的には、障がいのある人が暮らしやすい環境づくりを支援するアプリを開発し、一人一人が自分らしく生活できる社会に貢献したいと考えています。 20ページ 知ってナッ得みんなの安心  問い合わせ先 防災安全課地域安全係(電話 内線1265)、消防防災係(電話 内線1261) 二次的被害を防ぐため犯罪被害者への配慮を  国は毎年11月25日から12月1日まで「犯罪被害者週間」と定め、全国各地で被害者への理解、配慮、協力を呼び掛ける集中的な広報啓発活動を実施しています。  被害者は、犯罪による被害だけでなく、周囲の無理解や心ない言動により、二次的な被害に苦しむ人もいます。  被害者が心の傷を回復し、再び平穏な生活を送ることができるようになるためには周囲の理解がとても大切です。 被害者の家族や周囲の人へ  被害者は、被害に遭ったことによる不安感や孤独感、自責感などにとらわれている場合があります。また、被害体験によるショックなどにより、物事を判断して適切に対応することが難しい場合もあります。  被害者を1人にせず寄り添い、さまざまな手続きに付き添って、手伝うことが必要です。 準備と注意で火災予防命と財産を守るために  「急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし」をスローガンに、11月9日から15日まで、秋季全国火災予防運動が実施されます。  空気が乾燥するこの時期は火災が発生しやすい季節です。次の対策を行い、火災予防に努めましょう。 1 火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろなどは安全装置の付いた機器を使用する。 2 火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類およびカーテンは、防炎品を使用する。 3 火を小さいうちに消すために、消火器などを設置し、使い方を確認しておく。 4 お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。 5 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。 知っていますか  住宅用火災警報器の寿命は約10年が目安です。ご自宅に設置している住宅用火災警報器を点検し、故障、老朽化した機器は交換しましょう。  詳しくは、次の消防署、出張所へ問い合わせてください。 八幡平消防署(電話76-2119) 松尾出張所(電話74-2119) 安代出張所(電話72-2119) 市内4中学校の生徒が未来に向け思いを熱弁  7年度「わたしの主張」北岩手地区大会は8月29日、葛巻町複合庁舎「くずまーる」で行われました。  大会には本市のほか葛巻町、岩手町の中学校から代表者9人が出場。普段考えていることや伝えたいこと、将来の希望などを、思いを込め聴衆に訴えかけました。  優秀賞を受賞した佐藤海咲さん(安代中3年)は、自身が取り組む市指定無形民俗文化財「浅沢神楽」の練習や舞台披露を通じて感じたことを発表。「地域の宝を残したいという保存会の思いを受け継ぎ、伝えられるよう向き合っていきたい」と発表しました。  大会は、北岩手地区防犯協会連合会などで組織する実行委員会が、青少年の健全育成を目的に、毎年開催しています。 市内中学生の発表内容と結果  優秀賞 佐藤海咲(みさき)(安代中3年)    演題 地域の「宝」を受け継ぐ  優秀賞 小笠原悠真(ゆうま)(西根第一中3年)    演題 備えのある暮らし  優良賞 梶本喜歩(きほ)(松尾中2年)   演題 our31cm  優良賞 大島凛(りん)(西根中3年)   演題 ワタシは私 21ページ ハチ推し   市内で開かれるイベントなどを紹介します。家族や友人を誘って遊びに行きませんか。 11月15日(土曜日)、16日(日曜日) 市芸術祭 展示部門  市民の皆さんによる絵画、書道、手芸などの作品や、市内の小学校、中学校、県立平舘高校の作品が多数並びます。会場では、森薫さん(水彩画家、元日本水彩画会会員)の作品のほか、ハロウ安比校の作品も特別展示されます。  さまざまな作品を鑑賞して、芸術の秋を楽しみましょう。 場所 西根地区市民センター 時間 午前9時半から午後74時まで(16日は午後4時まで) 問い合わせ先 文化スポーツ課(電話 内線1144) 12月13日(土曜日) Forest X'mas  リースなどを作ることができる「森のクラフト体験」に、当日限定でクリスマス用デコパーツ(装飾用の部品)を準備しています。また、盛岡大学短期大学部「影絵人形劇サークル」の当別公演も予定しています。詳しくは、県民の森のホームページを確認してください。 場所 県民の森 森林ふれあい学習館 時間 午前10時から午後3時40分まで 申し込み、問い合わせ先 県民の森 森林ふれあい学習館フォレストi(電話78-2092) 12月13日(土曜日)、20日(土曜日) 門松づくり  毎年好評の門松づくりを本年も開催。手作りの門松で新しい年を迎えませんか。参加希望者は、11月14日(金曜日)から12月5日(金曜日)までの間に申し込んでください。  小学生以下の子どもは保護者と参加してください。 場所 市博物館 時間 午前9時から正午まで 定員 各回6人 参加費 500円 申し込み、問い合わせ先 市博物館(電話63-1122) 11月16日(日曜日)八幡平市立病院まるわかりフェスタ  市立病院医師による健康講話のほか、子ども向け体験や医療職の仕事紹介、薬剤師になるための進路説明など、市立病院をより身近に感じられるイベントを開きます。  親子で楽しめるスタンプラリーも企画しています。 場所 市立病院 時間 午前9時から正午まで 内容  健康講話 午前9時から   まるわかり心不全 講師 佐藤謙二郎内科長   糖尿病、人工透析について 講師 京哲弥医師  院内紹介 午前9時から正午まで   健康チェック、子ども用白衣の試着体験   人工透析の仕組み説明        薬剤師体験   顕微鏡を使った血液の観察体験   物理療法体験、健康体操   レントゲン撮影装置見学   病院食などの展示 問い合わせ先 市立病院(電話78-8510) 22から23ページ 話題ピックアップ   情報をお待ちしています。 広報広聴係(電話 内線1202) 特産品の開発、販売目指す 東北未来戦略グループ、鈴三興業と企業立地協定  市は9月19日、地熱を活用した農産物の生産、販売を目的に設立された株式会社東北未来戦略グループ(本社 八幡平市、代表取締役 平山斉宏(ただひろ))および株式会社鈴三(すずさん)興業(本社 神奈川県横浜市、代表取締役 鈴木浩之(ひろゆき))の2社それぞれと企業立地協定を締結しました。  株式会社東北未来戦略グループは、物流をメインに事業を営む株式会社神静イノベーション(本社 神奈川県平塚市)の平山斉宏代表取締役と、本市でバジル栽培を展開する株式会社八幡平スマートファームの兒玉則浩(のりひろ)代表取締役が共同で設立。地熱を活用した熱水ハウスで栽培したイチゴなどの生産から販売まで行います。平山社長は「スマート農業で生産した農作物で、生産、加工、物流を一体化にした供給体制を作りたい」と将来を見据えます。  株式会社鈴三興業は、建築資材の製造運搬や開発支援などを手がける会社で、新規事業として、電子商取り引きのための新たな通販サイトを立ち上げ、地域の特産品販売やブランド化の取り組みを行う予定です。8月に市内に営業所を開設した同社の鈴木社長は「20年以上前、松尾村の時代から地域とのかかわりがある。通販サイトを立ち上げ、地域密着で八幡平市の人の想いを日本中に届けたい。良いものがたくさんあるので、これを表に出す一役を担えれば」と意気込んでいます。 自分が診断されたらに備える 認知症の特徴を知り、理解を深める講演会を開催  市認知症講演会(主催 市地域包括支援センター、共催 NPO法人 里つむぎ八幡平)は10月18日、市役所で行われ、市内外から74人が参加しました。  自身も若年性アルツハイマー型認知症と診断され、とうきょう認知症希望大使として啓発活動に取り組むさとうみきさんは、診断後の自身の心理状態や周囲とのコミュニケーションの経験談などを発表。「周囲に認知症の人がいたら、出来ることに目を向け、サポートしてほしい。本人の成功体験が、自信の回復につながる」と参加者に呼び掛けました。 「地熱」で照らす地域の未来 持続可能な資源の今を知るシンポジウムが開催  地熱資源の開発や活用方法に理解を深める第13回地熱シンポジウム(主催 独立行政法人エネルギー金属鉱物資源機構)は10月20日、キオクシアアイーナ(盛岡市)で開かれました。  350人が参加したイベントでは、八幡平市内の事業者などによる地熱活用の事例を紹介したほか、専門家が新たな地熱発電の技術について意見交換を行いました。  東北自然エネルギー株式会社の加藤修地熱事業部長は「地熱発電は地域とのつながりが強く、環境保全や地域共生を技術開発と同時に考える必要がある」と力を込めました。 八幡平で秋の味覚を満喫 屋台がズラリ「第37回八幡平山賊まつり」を開催  八幡平山賊まつりは10月11日から3日間、市さくら公園イベント広場で開かれました。  会場には、姉妹都市の宮古市や友好都市の沖縄県名護市の特産品が並んだほか、地元産品を販売する屋台が多数出店。各ブースに行列ができるなど、商品を買い求める多くの来場者でにぎわいました。矢巾町から訪れた藤原武さんは「宮古の乾燥ワカメや子どもたちのステージ発表などを目当てに毎年訪れている。目いっぱいまつりを楽しみたい」と笑みを浮かべました。 駅前に子どもたちの声響く 大更駅前にぎわい創出イベント「はちマルシェ」を開催  JR大更駅前の魅力向上などを目的に、令和5年から開いている「はちマルシェ2025」は10月18日、フーガの広場や西根総合支所駐車場など大更駅周辺で開かれました。  会場には、本年も花巻おもちゃ美術館や多くの屋台販売が出店。新たに巨大遊具ジャンパルードームなどの体験コーナーが設けられ、来場者は屋台販売を味わったり、体験イベントを楽しんだりしました。  市は大更駅周辺のにぎわい創出の核となる交流複合施設「8テラス」の8年度オープンに向け整備を進めています。 スナップギャラリー 県内外から参加の約230人がグラウンドゴルフを楽しんだ(10月19日、2025盛岡八幡平友好杯グラウンドゴルフ大会) 第40回県中学校駅伝競走大会に出場した西根中(女子)が4位に入賞(10月3日、花巻市日居城野運動公園) ハロウ安比校の生徒9人が安代中文化祭で楽器演奏を披露。美しい音色に生徒らは聞き入った(10月4日、安代中体育館) 漆器の販売のほか製作過程を体験できる「うるしるみしる」が開催。多くの来場者でにぎわう(10月25日、岩手銀行赤レンガ館) 市総合運動公園内の地形を生かしたコースを全力で駆け抜けた(10月5日、Hachimantaiクロスカントリー大会) 9月22日で100歳を迎えられた馬場芳市さん(浅沢第2)これからもお元気で(10月10日、あしろ苑) 24ページ 輝(キラリ)人 第147回 「八幡平ひつじ」の生産に昨年から取り組む 「狩野ファーム」代表 狩野高志(かりのたかし)さん 51歳(金沢)  福島県出身。動物用医薬品製造販売会社の社員として北海道や岩手県内で勤務ののち、令和3年4月に庄蔵商店として独立。昨年から羊の飼養を行う「狩野ファーム」として新規就農。羊舎から出るふんで堆肥を作り、ニンニク「八幡平バイオレット」の栽培も手がける。モットーは「やらない後悔はしたくない」。 羊を通じて、どんな魅力を発信できるか思案中  「八幡平市にあるものを使って育てた、地域を感じられる羊肉を生産したい」と意気込むのは、昨年から岩手山の麓で羊を飼育する狩野高志さん。地元のさまざまな企業から提供された「麦芽かす」や「酒かす」、「バジル」をエコフィードとともに与えて育てた羊肉は臭みが無く、やわらかくておいしいと好評だ。  もともと会社員として、県外で動物用医薬品の販売に携わっていた狩野さん。岩手に赴任し、キャリアを積み重ねていた中、畜産農家に市内の古民家物件を紹介される。営業で市内を回り「いつかは岩手山の麓で暮らしたい」と思っていたこともあり、眼前に広がる景観をとても気に入り物件の購入を決めた。「この広大な土地に羊を放したら景観がすごく良いなぁと思った」とも。  その後、24年間務めた会社を退職。独立し、牛舎の防虫対策などを請け負う会社を営みながらも、羊への思いを温め続けていた狩野さん。独立から3年後の昨年春に、農地を使わないかと畜産農家から打診されると、羊の飼養を決意。「市内には、羊に取り組んでいる農家がいないっていうのもポイントだった」と語る。  羊9頭を導入しスタートした事業は、現在39頭まで拡大。「愛情をたっぷり注いでいます」と目を細める。育てた羊はオリジナルブランド「八幡平ひつじ」として、9月20日から松っちゃん市場でマトン肉の販売を始めたほか、同日の市産業まつりでは一般向けに、初めて試食販売を行った。「牛肉みたいにやわらかくておいしい」と、評判の良さに「間違いなく、市の新しい特産物になれる」と手ごたえを感じている。  来年には100頭、4年後には400頭に頭数を増やす計画で「羊を通していろんな人や企業、地域とつながり、その輪を広くしていくことが目標」という狩野さん。来年春には、借りた1.5ヘクタールの農地に羊を放牧する予定で、いずれは「羊を中心に、人が集まる場所として、観光牧場を開きたい」と考えている。雄大な岩手山を前に「羊で、どんな商品が作れるか、どんな魅力を発信できるか」とアイデアを膨らませる。 編集後記  市戦没者追悼式の紹介に併せて、市内ご遺族のお話を記事にさせていただきました(4ページ、5ページ参照)。  三浦さんは、周囲への感謝を何度も口にされていたのが印象的で、また、山本さん宅の壁に掛けられている「手紙」にも心を動かされました。忙しい中、取材に対応していただき大変ありがとうございました。(智)  キラリの狩野さんを取材。羊に対する思いをたくさん聞かせていただきました。飼料の香りを嗅がせてもらいましたが、フルーティーな良い香りがしてびっくりしました。帰りに狩野ファームのお肉を買い、自宅で焼いて食べたところ、やわらかくておいしいと家族にも好評でした。皆さんもぜひ。(千)