22から23ページ 話題ピックアップ 山間に響く送り盆伝統の音色 田山地区で市指定無形民俗文化財「ぶっこみ太鼓」披露  田山地区の送り盆の伝統行事「田山ぶっこみ太鼓」は8月16日、田山保育所とその周辺で行われました。  ぶっこみ太鼓は、同地区内の本村で行われる盆踊りに先立って披露される太鼓と提灯の行列です。大太鼓を打ち鳴らし、声を上げて各集落から会場に進んだ迫力ある行列が、地区内に盆踊りの始まりを告げました。保存会会長を務める米川明彦(あきひこ)さんは「市無形民俗文化財に指定されたからか、今年は見に来る人が多い気がする。次の世代につなげるため、若い人たちに太鼓を教えていきたい」と力を込めました。 東北、全国に向け力強く決意 県中総体相撲競技で昨年に続き寺田道場が団体優勝  第72回県中学校総合体育大会相撲競技の団体戦で、優勝した地域クラブ「寺田道場」の選手が7月25日、佐々木孝弘市長を表敬訪問しました。  斎藤煌(こうき)生さん、佐々木大翔(ひろと)さん、千葉瑛太(えいた)さん、畠山空士(くうと)さん(いずれも西根一中)と、雫石中の生徒をメンバーに、寺田道場としては2年連続の団体優勝を成し遂げました。  斎藤さんは「土俵際の詰めを意識して練習し、東北大会、全国大会に臨みたい」と力を込めました。 旧友との思い出掘り起こす 浅沢小閉校時埋蔵のタイムカプセルを開封  平成14年度末で閉校した旧安代町立浅沢小の閉校記念事業として埋蔵されたタイムカプセルの開封式は8月14日、浅沢コミセンで行われました。  コロナ禍のため3年延期して開かれた式には、当時の在校生ら約30人が参加。収められていた作文などを見ながら、23年前を懐かしみました。当時3年生で、現在はジムを経営している山本雄太郎(ゆうたろう)さんは「小さい頃はオリンピックに出たいと思っていた。収めた運動着を見て、当時の思いがよみがえってきた」と記憶を思い起こしていました。 こんなまちだったら良いな 初開催の子ども議会に向け市内児童が事前研修  自分が普段から感じていることを質問し、意見を表明する場として11月15日に開かれる「子ども議会」の事前研修会は8月1日、市役所大ホールで行われました。  研修会には市内小学校の児童20人が参加。児童は、市議会の役割などを学んだ後、子ども議会での質問を考えるグループワークに取り組みました。  木元咲陽(さくや)さん(田山小6年)は「疑問に思ったことを文章にすることは難しかったけど、質問を作る作業は順調に進んで良かった」と安堵の笑みを浮かべました。 希望乗せ、天高くどこまでも 学校創立150周年を迎える平舘小が記念事業  平舘小は8月21日、本年度、学校創立150周年を迎える記念事業の一環として、風船に願いを込めて空高く飛ばすイベント「バルーンリリース」を行いました。  バルーンリリースには全校児童93人と教職員が参加。「平舘小学校おめでとう」の掛け声で、風船から手を離すと、ゆっくりと舞い上がった風船に、児童は歓声を上げました。  明治8年に開校した同小は、11月1日に記念式典を開催する予定です。 伝統の祭りで地域にぎわう 市指定無形民俗文化財「兄川先祓い」を披露  兄川稲荷神社祭典は7月20日、兄川公民館と同神社周辺で行われ、多くの人で賑わいました。  祭典では、約20人の踊り手が「みこしが通る道を舞によって祓い清める」という由来を持つ「兄川先祓い」を披露。太鼓や笛の音に合わせ、8つの演目を勇壮に踊り、見守る地域の人や見物客などを魅了しました。  兄川先祓いの発祥は定かでありませんが、言い伝えによれば、地域に宿場ができたことを記念し、同神社祭典で先祓い舞などを踊ったのが始まりとされています。 スナップギャラリー 安代、田山小の児童が、安代りんどうの収穫から出荷までの行程などを学んだ(8月27日、りんどう学習「花育」) 上村地区資源保全会が13アールの農地につくったヒマワリ畑の迷路を楽しむ松尾保育所の園児(8月19日、野駄地内) ダイナミックで趣向を凝らした大輪の花がお盆の夜空を彩った(八幡平ふるさと花火まつり、8月15日) 住民手作りの山車が寺田地区内を巡行し、太鼓や笛の音、掛け声を響かせた(7月17日、白坂観音例大祭) 舘市、五日市両地区の子ども約20人が、米代川で川下りを楽しみながら交流を深めた(7月27日、舘市地区振興協議会) 7月29日で100歳を迎えられた加賀ハツエさん=南寄木=これからもお元気で(7月31日、松尾デイサービス)