18ページ 松尾鉱山資料館だより 松尾鉱山資料館 電話78-2598 祭りを盛り上げる影の立役者 厚生課  松尾鉱山で行われる四大行事のひとつに山神祭があります。会社の創立記念日である8月1日に行われる山神祭は、山神社を祀る祭典で、さまざまな催し物が開かれました。厚生課職員は、野外舞台の設営や有名歌手と楽団、芸人、民謡団を招いての公演準備など、当日までの数日間は大忙しの日々を過ごし、祭りの主役と言っていいほどの働きぶりでした。  山神祭の名物の1つが、参道に飾られた絵柄入りのあんどんで、これを描いたのが厚生課勤務の諸越博吉氏です。松尾鉱山で読まれていた新聞に掲載された作品から面白い川柳を選んで和紙に写し、自己流で絵や色彩を付け、墨で描きました。諸越氏が昭和24年から39年まで一人で描き続けた特徴的なあんどんは、参拝客の目を大いに楽しませました。 企画展 「雲上の楽園生活を支えた厚生課」を開催  標高1,000メートル近い高地にあり、1年の半年が冬という特異な環境にあった松尾鉱山。そこに暮らす人たちの生活面を幅広く支えて働いた厚生課の仕事を写真や資料で紹介する企画展を開きます。 期間   9月20日(土曜日)から11月3日(月曜祝日) 休館日  月曜日 月曜日が祝日の場合には翌平日 開館時間 午前9時から午後4時半まで 入館料  無料 企画展では、諸越氏による絵入りの「あんどん」も展示します。思わず笑ってしまうような、ユニークなあんどんを見に来てください。 図書館だより 図書館 電話 75-1700 松尾コミュニティセンター図書室 電話 76-3235 荒屋コミュニティセンター図書室 電話 72-2505 休館のお知らせ その2  市立図書館の移転に伴う準備のため、現図書館および松尾、荒屋コミセン図書室での図書の貸し出しは、8月31日で休止しました。  9月は資料の返却と、館内の資料閲覧のみ可能で、10月から12月までは館内の資料閲覧のみ可能です。なお、10月以降は午後5時閉館となり、土、日曜日や祝日も休館します。また、8年1月から3月までは終日休館します。 図書の返却受付 9月30日まで 資料閲覧のみ  9月1日から12月26日まで 終日休館    12月27日から3月31日まで 松尾コミセン図書室、荒屋コミセン図書室は、1月以降も閲覧可能です 利便性と効率性を両立 新施設にワクワク  新図書館は、3階の図書館のほか、2.5階の企画展示スペースや、3.5階の岩手山Viewスペースなど、多彩な利用が可能となります。また、新聞雑誌は利用しやすい1階に、2階の市子育て世代活動支援センターにもフロア専用の絵本を配置します。  地域活性、子育て支援、図書館と、役割の異なる三つのフロアを同じ事業者が管理し、効率性と利便性を両立させた施設運営を行います。