24ページ キラリ輝人 第143回 市消防団6代目団長 米田兼彦(まいた かねひこ)さん 野駄地区  昭和35年生まれ。妻と二人暮らし。選手の一人として出場した村消防操法訓練大会では、57年から10年連続優勝の経歴を持つ。勤務先を昨年退職し、今は約70アールの水田管理に忙しい。休日の楽しみは食べ歩き。思い立ったらすぐ行動 と自己分析。家族の協力があって消防団員を続けることができた。と妻のサポートに感謝する。 日々の訓練と防火広報の継続で、火災のないまちに  自分たちで地域の安全を守る そんな気持ちをみんなで少しづつもってもらえれば、大きな力を発揮すると思っています。  無火災が最大の目標。と力強く語るのは、本年4月1日付けで市消防団の6代目団長に就任した米田兼彦さん。この春から団員715人を率い、市民の生命と財産を守る消防団活動の先頭に立つ。  知人に誘われ、昭和55年に旧松尾村消防団に入団した米田さん。さっそく同年の村消防操法訓練大会に、チームの一員として出場する。それまで選手で出てた人が、旅行に行っちゃって と振り返るが、入団1年目の大会で3位に入賞すると、その後は毎年、操法の練習に明け暮れた。練習後は毎日といっていいほど懇親会を開き、家族には不評だったが、団員との絆は強くなった。と振り返る。入団以降、経験と役職を重ね、平成31年4月からは副団長として団長を補佐しながら、団幹部との意思疎通や若手団員への指導も意識し、活動を進めてきた。団員歴は今年で45年になるが、団員確保と各行事の参加率向上は、大きくて難しい課題と痛感している。という。  昨年中には、消防行事のあり方について、各分団にアンケートを実施した。出された意見を、団の幹部が集まる会議で検討。今年はこの形でやってみよう。と、本年度の消防操法訓練大会では負担軽減のため、一部の訓練を取りやめることに決めた。団員の声は大事にしなければ。とも。   消防団の第一の使命を、火災を予防すること。火災発生時には、延焼も含めて被害を最小限に抑えること。と確固たる信念を持つ米田さん。同時に、出動した団員を火災現場から無傷で自宅に帰さなけれならない。と、自らの責任の重さを噛みしめる。  予期せず起こる火災や自然災害に対応できるよう、地道な訓練継続が欠かせない。と、日頃からの訓練の大事さを繰り返し述べ、自分の住む地域の安全は、自分たちで守らないと。と、力を込める。 編集後記  市は毎月、記者会見を行うほか、随時、記者発表を行い、当面の市政の予定をお知らせしています。本号で取り上げた催し物の様子のいくつかも、報道機関に取り上げていただきました。毎月の発表内容は、市ホームページやインスタでも公開していますので、ぜひ見てください。(智)  NHKのど自慢。前日に撮影位置の下見で会場内を見学しましたが、見慣れない場所になっていてびっくり。当日は、NHKさんの進行、出場者の歌、観覧者の手拍子でとても盛り上がった記念事業でした。この盛り上がりを、少しでも紙面でお伝えできていればうれしいです。(千)