24ページ キラリ輝人 第142回 第74回全国高等学校スキー大会ノルディックコンバインド競技で準優勝 工藤琉翔(るか)さん18歳(苗石田出身) 平成19年生まれ。安代中から花輪高へ進学。中学時代は全国中学校スキー大会ノルディックコンバインド競技で3位に入賞。何でもオールマイティーにこなせちゃいます。と自己分析。時間はかかるかもしれないが、何にでもベストを尽くしていれば夢は叶う。がモットー。春からの寮生活に、仲良くやれるかな。と不安ものぞかせる。 いつの日か、日本を代表するスター選手に 高校3年間で初めて、良い成績を残せた。結果としては2位だったけど、高校の後輩とワン、ツーが獲れたのはとてもうれしい。と素直に結果を喜ぶのは、2月7日から11日まで北海道名寄市などで行われた第74回全国高等学校スキー大会(インターハイ)ノルディックコンバインド競技で、準優勝した工藤琉翔さん。指導してくれた先生に少しは恩返しできたかなと微笑む。  小学生時代はアルペンスキーを中心に取り組んでいた工藤さん。結果が残せなくて。と種目変更し、中学から本格的にジャンプに取り組むと、持ち前の柔軟性と対応力を発揮し、すぐに頭角を現した。ジャンプとクロスカントリーの2つの異なる技術が求められるコンバインド競技。安代中3年時に全国大会3位入賞の実績を持つが、中学のときは、走力は、もう本当に底辺の底辺だったんで。と冷静に自己分析。進学した花輪高校では走力強化を重点に取り組んだ。  早い人についていくだけで、練習になるし、3年間で1番力がついた部分。と胸を張る。 大会を重ねる中で徐々にトップとのタイム差も縮まり、成長を実感するなか、秋に思わぬ腰のけがに見舞われた。集大成のシーズンが始まると、インターハイ本番に照準を合わせ、秋田県予選など1月のレースは、調整に切り替えた。やれることはやっているという思いもあり、それほど焦ることはなかったという。迎えた本番。前半のジャンプでトップに立つと、後半クロスカントリーでは、鍛えた走力で粘りを見せ、競技に取り組む高校生憧れの表彰台に上った。  高校2年時には冬季ユース五輪(韓国で開催)に出場経験もあるが「世界のレベルは、上が見えないほど高い」と感じたという工藤さん。この春からは法政大学に進学し競技を続ける。誰かが見てくれるわけではないので、自己管理を心掛け、日々の練習を頑張りたい。と力を込めると同時に、将来は国際大会に出場し、憧れられるような選手になりたい。と活躍を誓う。 編集後記  思いがけず年度末から発生した自分と子どもの病院通いで取材が遅れ、広報発行が間に合うかヒヤヒヤしました。取材依頼し、その日のうちに訪問した記事もあり、綱渡りの編集でしたが、みなさんに快く取材を引き受けていただきました。この場を借りて御礼いたします。(智)  田頭小の入学式を取材しました。式当日に新1年生の保護者に撮影許可を取り、式終了後に時間を作っていただきました。バタバタと撮影を進めてしまいましたが、企画を理解し快くご協力いただいた保護者の皆さん、新1年生の皆さん、ありがとうございました。(千)