20ページ 知ってナッ得みんなの安心 問い合わせ先 防災安全課地域安全係(電話 内線1265)、同課消防防災係(電話 内線1265) 新団長に米田兼彦(かねひこ)さん(野駄行政区) 無火災の継続誓い尽力  市消防団辞令交付式は4月3日、市役所で行われ、安保義光さんに替わり、新しい団長に米田兼彦さんが就任しました。任期は4月1日から11年3月31日までの4年間です。辞令を受けた米田団長は、無火災の継続を第一に、市民の皆さんが安心して暮らせるように協力して活動を行っていきたいと決意を新たにしました。  本年度は新たに9人の団員が加わり、4月1日現在で727人(うち機能別は121人)が活動しています。 山林火災の惨禍を防ぐ危機感胸に火の扱いを  2月末に大船渡市で約2,900ヘクタールの山林と、建物200棟余りに被害を及ぼす大規模火災が発生しました。  山林火災は、現場までの道路が無い場合や、消火のための水の確保が難しい場合が多く、消火に時間がかかってしまいます。  県内では6年度に33件の山林火災が発生しています。このうち約6割が3月から5月に集中していました。また、出火原因は、全体の約7割が野焼き、火入れによるものでした。山林火災は、その多くが人間の不注意によるものです。  県では毎年3月から5月末までを山火事防止月間に定めています。大切な森林を守るため、野外での火の取り扱いには、十分注意してください。 山火事を防ぐために  強風、乾燥時は野外で火を使わない  森林の近くで野焼きをしない  たばこの投げ捨てはしない 6年度防火ポスターコンクールで盛岡地区広域消防組合消防長賞に選ばれた渡辺ひかりさん(大更小、当時4年)の作品を紹介 黄色い羽根運動の由来本県の惨事きっかけに  春は、新入学児童が慣れない通学路を歩き始めるとともに、運転免許を新たに取得したドライバーが増加し、交通事故の発生確率が高まる季節です。  4月6日から15日まで春の全国交通安全運動が行われ、市内でも小中学生に黄色い羽根を配布しました。  黄色い羽根運動は、昭和30年5月に本県で起きた大事故をきっかけに始まっています。北上市内の国道の橋で、修学旅行から帰る途中の児童を乗せたバスが、運転を誤り川に転落。12人の死者と30人の重軽傷者を出した大事故でした。二度とこのような惨事が起こらないようにと、赤い羽根をヒントに始まったのが黄色い羽根運動です。  交通事故を起さない、大切な人を事故から守るため、安全確認を徹底しましょう。