18ページ 松尾鉱山資料館だより  松尾鉱山資料館 電話78-2598 山のサークル活動 海外視察で感銘を受け、吹奏楽団を立ち上げ 松尾鉱業株式会社三代目社長の福田董氏は、昭和29年に西ドイツを視察した際、訪問した会社のそれぞれが吹奏楽団を持ち、職場に潤いを与えて、従業員の士気を高めていることを目の当たりにしました。感銘を受けた福田氏は、松尾鉱山にも吹奏楽団を作りたいと、帰国後、楽器や必要な器材を会社が新品でそろえ、元海軍軍楽隊出身の井上東七氏を指導者として招くと、30年6月に「松尾鉱業所吹奏楽団」を立ち上げました。 売れっ子吹奏楽団に  楽団は20代の団員を中心に、計32人で編成。ほとんどが未経験者のため、最初は顔面を紅潮させ、音を出すので精一杯のありさまでしたが、井上氏の厳しいながらも適切で巧みな指導と、団員たちの不屈の努力で、演奏技術はメキメキと上達していきました。  楽団は、ほぼ毎晩練習を続け、結成から2年で『吹奏楽とジャズの夕べ』と銘打った演奏会を催すと、会場を埋めた満員の楽団ファンを沸かせ、大いに喜ばせるまでになりました。吹奏楽曲の他にジャズ演奏も魅力で、大人にも子どもにも人気がありました。  楽団は、会社創立の記念式典のほか、山遊会、大運動会、職場対抗野球大会など折々の場面で、元気よく心地よい演奏を披露し、鉱山で暮らす人たちの士気高揚に貢献しました。 図書館だより 図書館 電話 75-1700 松尾コミュニティセンター図書室 電話 76-3235 荒屋コミュニティセンター図書室 電話 72-2505 新着ピックアップ 『昭和30年代から50年代の地方私鉄を歩く 第3巻』 編、著 高井薫平 出版 フォトパブリッシング  昭和30年代から50年代にかけて存在した地方私鉄の車両の記録写真が多く掲載されています。  第3巻では青森県と岩手県の鉄道を取り上げ、大更と屋敷台をつないだ松尾鉱業(松尾鉱山鉄道)のほか、花巻市内と花巻温泉や鉛温泉をつないだ花巻電鉄、平成4年に旅客運輸を終了した岩手開発鉄道、釜石専用鉄道の車両写真や路線図などを見ることができます。 『いぬはともだち』 作 高畠純 出版 佼成出版社  「よく見ると似てる 似てない 」犬に似ているものを集めたページ、セリフのないサイレント絵本のページ、探しものや迷路など、いろいろな楽しみ方が1冊に詰め込まれた絵本。  いろいろな犬種が登場するので、犬の図鑑と一緒に読むのも楽しそうです。 4月2日から夏季の開館時間に変わります 開館時間 午前9時から午後7時まで 期間 4月2日(水曜日)から 松尾、荒屋コミセン図書室は変更ありません。 本をリサイクル  市立図書館では不要になった図書のリサイクルを行っています。不定期で設置していますので、興味のある人はご覧ください。 場所 市立図書館玄関 持ち帰り冊数 1回5冊まで