17ページ 平高通信 VOL.59 平高の魅力や話題を発信します 問い合わせ先 平舘高 電話74-2610 ホームページhttp://www2.iwate-ed.jp/tar-h/ 課題研究の成果を発表  家政科学科3年生が12月19日、この1年間取り組んだ課題研究の成果を発表しました。発表は3つの班が行い、このうち保育研究班は、折り紙や布おもちゃについての研究を発表。発達段階に応じて興味関心に差がみられ、成長に合わせ、おもちゃや遊ぶ内容を工夫する必要性を報告しました。  発表会には1、2年生も参加。それぞれのグループの発表を真剣に聞きながら、来年度、再来年度に向けて気持ちを新たにした様子でした。 発表内容  保育研究班  「子どもの発達と遊びの効果について 知育おもちゃの製作とふれあい実践活動」 被服研究班  「布で繋ぐみんなの和 布で人を笑顔に」 家庭クラブ研究班  「ムラサキプロジェクトをつなぐ」 伝統行事で古典に親しむ  昭和62年から続く本校の伝統行事の一つ、第38回かるた大会が12月12、13の両日、行われました。  11チームがエントリーした大会には、応援する生徒も会場入り。緊張と静寂が漂う中、生徒は神経を研ぎ澄まし、読み上げを聴きながら札に向かいました。  「源平戦」と呼ばれる形式で行われた大会は、1チーム50枚ずつ持った取り札の中から詠まれた札を取り合い、自陣の札が無くなったチームが勝ちとなる遊び方です。生徒は、大会に臨む過程で、詠まれた内容から昔の人の感情をうかがうなど古典の楽しさを学ぶいい機会になりました。 平高LIFE 紫根染がなぜこんなにきれいに染まるのか探究しています 家庭クラブ会長卓球部部長 工藤怜大成(れおな)さん (家政科学科2年 西根中出身) 平高に入学した理由  体験入学で平高を訪問した時に、家政科学科の先生から紫根染の長い歴史について説明を受け、なぜこんなにきれいに染まるのか知りたいと興味を持ちました。自分も学校での活動を通じ、その伝統をつないでいきたいと考えたのが平高を選んだ理由です。 平高で頑張っていること  興味のあった紫根染をするために、家庭クラブの活動に力を入れています。紫根染をするためには、ムラサキの根が必要ですが、そのムラサキは絶滅危惧種に指定されています。家庭クラブではムラサキそのものを増やす活動にも力をいれています。 将来の夢、進路  自分の家は、酪農とコメ作りをする農家です。将来は、父と一緒に農業をやりたいので、今も土曜日、日曜日は必ず農業を手伝っています。農作業に関する機械の操作など父からたくさん学びたいと思っています。 平校生活の楽しいところ  家庭クラブの研究活動をしたり、休み時間に授業内容を振り返ったり、友だちとにぎやかに生活することも含めて学校生活は楽しいです。 平高の魅力  先生は一人一人に分かりやすく、分からないものは分かるまで丁寧に授業内容を教えてくれるので、自分の成長を実感できるところです。