2ページ 第9回WBSC 女子野球ワールドカップ優勝メンバー 久保夏葵(なつき)さん 市役所を表敬訪問 6年7月28日から8月4日までカナダのサンダーベイで開かれた第9回WBSC女子野球ワールドカップに投手として出場し、日本代表チームの7連覇に貢献した久保夏葵さん(北村出身)が12月25日、市役所を訪れ佐々木市長に大会結果を報告しました。  大会では全6試合のうち3試合に登板した久保さん。準決勝のメキシコ戦では先発投手として4回を1安打無失点に抑えるなど、チームの躍進を強力に支えました。  久保さんは「代表メンバーに選ばれたときは驚きましたが、自分の持てる力を100パーセント出せるよう準備して臨みました。7連覇がかかっていてプレッシャーはありましたが、チーム全員で優勝できてうれしかったです」と仲間と掴んだ勝利を振り返りました。  市長は「本市出身で、世界で活躍した久保さんは、市の誇りでありヒーローです」とたたえるとともに「今後も頑張ってください。応援しています」と激励しました。  西根中を卒業した後、女子硬式野球部がある高知県立室戸高校へ進学した久保さん。その後、女子プロ野球や社会人野球での活躍を経て、令和3年に現在所属する平成国際大学(埼玉県)に入学すると、大学野球では昨年日本一に輝くなど活躍を続け、今回、日本代表に初招集されました。  大学卒業後は、企業チームに所属し野球を続ける予定の久保さん。「可能であれば、次回大会も選手に選ばれたい。1年1年が勝負だと思っているので、自分のできることをやっていきたい」と将来を見据え、たゆまぬ努力を誓いました。 地域に受け継がれてきた漆産業の保護と振興への貢献が認められ文化庁長官表彰を受賞 安代漆工技術研究センター主任技師 冨士原文隆(ふみたか)さん 長年にわたり、日本産漆の生産、精製に従事するとともに、伝統的な漆芸技術の指導講師として後進の育成にも努め、国内の文化財保護へ多大な貢献をしたとして、本市職員の冨士原文隆さん(畑1区)が、文化庁から表彰を受けました。  もともと木地師になるため、安比川上流域で最後の木地師(きじし)と言われている故 藤村金作さんの元で修行していた冨士原さん。旧安代町が旧安代漆器センター(現 市安代漆工技術研究センター)を開所する際に声を掛けられ、漆の世界に飛び込みました。入庁後は漆塗り技術の研さんを積み重ねながら、地場産業の振興に力を尽くすとともに、昭和58年から現在まで40年間、センターで漆の技術を伝え、塗師(ぬし)を世に送り出しています。  冨士原さんは「巣立った研修生が、全国どこでも活動できるよう、技術を伝えていく」と決意を新たにしました。