18ページ 松尾鉱山資料館だより  松尾鉱山資料館 電話78-2598 鉱山の仕事を紹介「削岩(さくがん)作業」 削岩機導入で機械堀りへ転換 鉱石は、硬い岩盤に深さ2メートル程の穴(発破孔(はっぱこう))を開け、ここにダイナマイトを詰め、爆破して掘り出します。  松尾鉱山ではこの穴の穿孔(せんこう)作業の省力化、効率化を目的に、大正14年に削岩機6台を導入。削岩機にはタガネと呼ばれる棒状のものを取り付け、さらにその先端にビットと呼ばれる刃を付けて使用します。これを岩盤に押し付け、回転させながら1分間に2,000回におよぶピストン打撃を与え岩盤を粉砕します。  手堀りの頃は1日で深さ3メートルがやっとでしたが、削岩機の使用で20メートルを開けることが可能になりました。 採掘現場の必需品に  削岩作業を担う削岩手は、石の性状や硬さによって穴を開ける位置を決めたり、手に伝わる反応で石の変化を感じ、削岩機の回転を調節しながら作業を進めます。手に伝わる反応で石の変化を感じ取れるようになるのに5年ほどかかりました。  昭和30年頃には年間100万トンの鉱石を産出するようになり、東洋一の硫黄鉱山と呼ばれていた松尾鉱山では、この頃80台ほどの削岩機が活躍。鉱山の生産を左右する現場で削岩機は、削岩手の相棒として、無くてはならない道具でした。 図書館だより 図書館 電話 75-1700 松尾コミュニティセンター図書室 電話 76-3235 荒屋コミュニティセンター図書室 電話 72-2505 図書館のクリスマス ペープサート(紙人形劇)を中心としたクリスマスお話会です。  カラフルなお話やなぞなぞを家族みんなで楽しみましょう(参加費無料、事前申し込み不要)。  日時 12月21日(土曜日) 午前10時半から11時半まで  場所 市立図書館お話室  出演 お話ボランティア「こどもみらい」 盛岡誠桜高校保育士専攻科「子ども未来学科」の皆さん 図書館から絵本をプレゼント  図書館利用をスタートする子どもたちに絵本を1冊差し上げます 対象 令和3年9月11日から4年8月生まれの子 図書館利用カードまたはお子さんの生年月日が確認できるもの、もしくは2歳6カ月健診で配布した引換券を持参してください。 新着ピックアップ 『サケの旅』写真、文 平井 佑之介 出版 文一総合出版  岩手県のとある川に今年もサケが帰ってきました。 震災や環境の変化から、大きく数を減らしているサケ。それでも産卵のため、海からにおいを頼りに生まれた川に戻ってきます。サケの一生を追う写真絵本です。巻末には、サケの生態を詳しく学べるQ&A付き。 12月から開館時間が変わります 変更期間 12月1日(日曜日)から令和6年3月31日(月曜日)まで 開館時間 月曜日から土曜日午前9時から午後6時まで(日曜、祝日は午後5時まで) 松尾、荒屋コミセン図書室は変更ありません。