2から3ページ  いつまでも自分らしくいきいきと過ごすために、元気なうちから介護予防を始めませんか  国は11月11日を、介護についての理解と認識を深める「介護の日」と定めています。  介護に携わる人に感謝の気持ちを伝えつつ、介護を必要とせず健康で過ごせるように、元気なうちから介護予防に取り組むことが重要です。  本号では自分のペースで介護予防に取り組める「高齢者健康教室」や「通いの場」について紹介します。 問い合わせ先 地域包括支援センター(健康福祉課内)(電話 内線1097) 「平均寿命」と「健康寿命」  「健康寿命」とは、日常的に介護などを必要とせずに、自立した生活を送ることができる期間を指します。  令和元年の「健康寿命」は、男性が約72歳、女性は約75歳となっているのに対し、「平均寿命」は、男性が約81歳、女性は約87歳で、男女とも「健康寿命」と「平均寿命」には10年前後の差があります。これは、高齢者が健康上の問題で何らかの制限を伴いながら、日常生活を営んでいる期間を表しています。  生活習慣の改善や運動など、男女問わず健康寿命を延ばす取り組みを行うことが大切です。 健康に生活できるまちへ  市では、高齢者が要介護状態にならず元気でいきいきと生活することができるまちづくりを目指して、65歳以上の市民を対象に「高齢者健康教室」や「通いの場」などの介護予防事業を行っています。  次ページでは、市が進める介護予防の取り組みを紹介します。健康寿命を延ばすために参加してみませんか。 一緒に取り組みましょう 高齢者健康教室 講師 藤原将太(しょうた)さん (東八幡平病院 理学療法士)  運動を週1回以上継続して行うと、介護予防の効果があるといわれています。また、運動を継続して行うためには、仲間づくりがとても大切です。  高齢者健康教室では、地域の皆さんと楽しみながら運動を行っています。元気な時間をより長く、日々を豊かに過ごすために、一緒に体づくりに取り組みましょう。 高齢者健康教室で体力づくり  市内3カ所の温泉施設では、次のとおり高齢者健康教室を開いています。 1 西根(大更、田頭、平舘)地区対象  岩手山焼走り国際交流村(電話76-2013) 2 西根(平舘、寺田)地区対象     七時雨憩の湯(電話77-2573) 3 松尾、安代地区対象         あずみの湯(電話72-6811)  教室では、体操、ヨガ、グラウンドゴルフなどの運動をするほか、リハビリテーションスタッフとシルバーリハビリ体操指導者によるリハビリ運動なども行っています。また、運動の後は温泉や食事も楽しむことができます。 教室には高齢者の付き添いの人も参加可能です。 参加費 無料(食事代、入浴料は別途必要です) 送迎  バスの無料送迎を行っています 開催日、参加申し込み 各施設に問い合わせてください 通いの場で健康づくり  高齢者が簡単に取り組むことができ、介護予防に効果があるシルバーリハビリ体操を行う「通いの場」が、次のとおり市内に設けられています。  地域の仲間と一緒に体操をしてみませんか。 申し込みは不要です シルリハてらだ(場所 寺田コミセン) 金曜日午後2時から3時まで 柏台健康教室(場所 柏台地区センター) 木曜日午前10時から11時まで シルリハまつお(場所 松尾コミセン) 水曜日午前10時から11時まで シルリハあらや(場所 荒屋コミセン) 火曜日午前10時から11時まで シルリハ浅沢元気会(場所 浅沢コミセン) 金曜日午後1時半から2時半まで シルリハやがみ(場所 田山コミセン) 木曜日午後1時半から2時半まで 参加してみてどうでしたか 小野寺 勝代さん(帷子)  体操をした後は体を動かすことが楽になりました。  体操はもちろん、参加者同士の会話も楽しく、心も元気になっていると感じます。 シルバーリハビリ体操とは  運動が苦手な人、腰やひざの痛みがある人など誰でもできる体操です。道具を使わず、いつでも、どこでも、誰でもできます。  体操を続けることで、肩痛、膝痛、腰痛、転倒の予防に役立つといわれています。気軽に参加してください。