24ページ キラリ輝人 Vol.135 家族の生活を支えてくれた 安代りんどう に感謝 いわてフラワーコンテスト2024農林水産大臣賞(最優秀賞)を受賞 三浦正美(みうらまさみ)さん 73歳(平長)  昭和26年生まれ。妻との2人暮らし。趣味は川釣りのほかキノコ採り。天然ものも好きだが、ナメコ、シイタケなどの植菌も行う。夏はサワー、冬は焼酎お湯割りでの晩酌を欠かさない。 モットーは「『人は誰でも好きになって、人を愛し、花を愛し』って感じかなぁ」と笑顔を見せる  「驚きましたが、受賞できれば最高だなと、ずっと思っていたので、とてもうれしい」と笑みを浮かべるのは、8月31日に花巻市で開かれたいわてフラワーコンテスト2024(主催は全農岩手県本部)で、通算5度目の農林水産大臣賞(最優秀賞)を受賞した三浦正美さん。 花の出来栄えに加え、自分の好みから頂花の部分が膨らんだ状態のものを選んで出品したリンドウ「安代の輝き」が、出点総数124点の中から選ばれた。  もともと会社勤めをしていた三浦さんが、本格的にリンドウ栽培に取り組み始めたのは50歳のとき。勤め先を平成12年に退職すると、親が試験的に始めていたリンドウ栽培に、妻のいよさんと取り組んだ。これまで、いろいろな人にお世話になったが、小笠原文男さん(故人の元新岩手農協職員、後に安代リンドウ開発に勤務)には「親身にアドバイスをしてくれ、調子の悪かった花が持ち直したこともある」と今でも恩義を感じている。  経験を重ね、規模も広げてきたが「葉枯病」で、ほ場1枚分、全く出荷できないときもあった。「油断したわけではないけどね。毎年一年生だよ」と栽培の難しさをしみじみ語る。  岩手県が生産量日本一となり、地域の主力産業となったリンドウ栽培には「感謝しきれない」という三浦さん。「リンドウの収入が無ければ、子ども2人を希望する進学先に進ませてあげられなかったかも」とも。  「無理せず、できる範囲でリンドウを続けていきたいと思うし、今後もコンテストに出品したい」とまなざしは優しい。 編集後記 小学校陸上競技会。小学生の頃、私の地元では「西松陸上」と呼ばれ、西根中のグラウンドでの開催でした。来年の目標にしてもらいたいという思いで、当日の様子のほか、大会記録も掲載しました(7ページ)。スポーツを楽しむ(ませる)気持ちを大事に、また頑張りましょう。(智) サイクルトレインの実証実験が始まりました。私は5月のシミュレーションに写真記録係として同行。新しい取り組みに携わるとワクワクして、ついカメラのシャッターを押しっぱなしにしてしまいます。期間中は走りやすい気温になっていると思うので利用してみてください。(千)