8ページ 名誉市民 江間章子さんの詩碑が市内に6カ所 夏の思い出に、出掛けてみよう  新潟県に生まれ、小学校時代を母の実家がある旧平舘村(現八幡平市平舘)で過ごした江間章子さんは「花の街」「夏の思い出」の作詞で知られる詩人で、本市の名誉市民です。この地を出身地とした江間さんは、西根第一中学校の校歌のほか、平舘小学校創立百周年記念賛歌なども作詞しています。  市内には平成元年に建てられた「ベゴの舌」(焼走りキャンプ場)や「水と風」(平舘コミセン)など、6カ所に江間さんの作品が刻まれた詩碑が建てられています。  夏の思い出に、江間さんの詩碑を訪れ、詩の世界に浸ってみませんか。 七時雨体験観光施設 詩碑 しぐれる山(平成18年4月建立)  一日に7回しぐれる(雨が降る)と言われるほど、雨の多い山の、さまざまな表情、変化する山の情景を歌っています。 西根第一中学校 「校歌」(平成3年3月建立)  岩手山の気高さを胸に、先生、生徒みんなが、真理を求め、勉学に励み高めあう理想像が描かれています。 平舘コミセン 詩碑 水と風(平成元年7月建立)  記憶とともに体に染み込んだ、ふるさとの川の水や風のにおい、雰囲気、自然への思いを歌っています。 ポエトリーガーデン(市立図書館脇) 詩碑 花の街(平成8年10月建立)  戦争による荒廃の中、花の咲く美しい世の中になるようにと歌われています。NHKラジオ番組のテーマ曲の歌詞として、多くの人に希望を与えました。 いこいの村岩手 詩碑 ハナコ(平成5年11月建立)  わずか4行17文字の短い詩の中に、江間さんが故郷を思う深い愛情や、豊かな自然の中に住む私たちへの思いが込められています。 焼走り第1キャンプ場 詩碑 ベゴの舌(平成元年7月建立)  尾瀬のミズバショウを見て、幼少期を過ごしたふるさとの方言で「ベゴの舌」と呼ばれていたことを思い出し、その景色や懐かしさを歌っています。 平舘小学校には江間さんに関する資料が展示されています。見学を希望する場合は、事前に学校に問い合わせてください。 江間章子賞の作品を募集  市では、市ゆかりの詩人で名誉市民である江間章子さんの功績を顕彰するため、平成10年度に、少年少女の詩「江間章子賞」を創設し、毎年作品を募ってきました。  今年も児童生徒が豊かな心を培うことを願い、県内の小、中学生を募集範囲として、作品を募集します。 応募内容 身の回りの四季折々の自然(山、川、海、草木など)、友達、家族、手伝いなどの生活から生まれた「思い」、八幡平市の夢や未来を描いた詩 応募締切 8月23日(金) 入賞 小学生(低学年、中学年、高学年)、中学生の4部門 江間章子賞(各部門1編) 市長賞(各部門1編) 教育長賞(各部門1編) 入選(各部門5編) 授与式 11月3日(日曜日) 場所 西根地区市民センター 内容 江間章子賞、市長賞、教育長賞の受賞者(計12名)に賞状を授与  受賞者に、安比塗の賞状を授与  問い合わせ 教育委員会教育総務課(電話 内線1362)