1ページ 農(みのり)と輝(ひかり)の大地―八幡平市 広報はちまんたい 11月号 Nov.2012 No.161 おいしいお米が育ったよ 田頭小学校稲刈り体験(10月12日、田頭地内) 2~3ページ 平成23年度 市の決算状況 9月14日から28日まで開かれた市議会第3回定例会で、平成23年度の一般会計など9会計の決算が認定されました。ここでは、決算の内容を財政の健全度を示す各種指標と併せて紹介します。(金額は、1万円未満を四捨五入しています) 歳入 前年度に比べ自主財源比率が0.4ポイントの減少  23年度の一般会計の歳入(収入)は、201億187万円でした。  一番多くの割合を占めているのは、地方交付税の88億5365万円(44.1パーセント)ですが、前年度より3.1ポイント少なくなっています。続いて2番目に多いのが、市税の29億3957万円(14.6パーセント)、3番目に多いのが、市債の25億3280万円(12.6パーセント)でした。  歳入のうち、自主財源は、49億1568円(24.5パーセント)で、依存財源が151億8619万円(75.5パーセント)となり、前年度と比べて自主財源が0.4ポイント少なくなっています。 歳出 災害支援や施設建設に伴う事業の費用が増加  一般会計の歳出(支出)は195億4605万円となりました。  歳出の中で最も多いのが、高齢者や児童、障がい者の福祉のために使われる民生費の45億8644万円(23.5パーセント)でした。前年度に比べ、約4億7千万円増となっていますが、これは、東日本大震災に伴う「がんばろう岩手基金」の積み立てなどの災害救助に充てる費用や国民健康保険特別会計(事業勘定)への繰り出しが増えたことによるものです。  続いて多いのが、総務費の37億729万円(19.3パーセント)、次いで公債費の25億6834万円(13.1パーセント)となっています。  特筆されるのは、教育費が前年度と比較して約5億3千万円増え、20億2429万円(10.4パーセント)となったことです。これは、松尾地区コミュニティセンターの建設に伴って大幅に増加したものです。  グラフに記載はありませんが、財政の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より0.9ポイント増え、86.7パーセントとなり、財政力指数は0.1ポイント減の0.29となりました。財政力指数は、地方交付税交付金の支給に関わっていて、一部の市町村以外は、1を下回っています。  市では、今後も一層の経費削減などに努め、効率的で無駄のない行財政運営を目指していきます。  詳しくは、市役所市長公室財政係(内線1217)まで。 歳入 歳入総額 201億187万円 自主財源 24.5パーセント 市税 29億3957万円(14.6パーセント) 繰越金 7億6723万円(3.8パーセント) 諸収入 6億289万円(3.0パーセント) その他の自主財源  6億599万円(3.1パーセント) 依存財源 75.5パーセント 地方交付税 88億5365万円(44.1パーセント) 市債 25億3280万円(12.6パーセント) 国庫支出金 16億6528万円(8.3パーセント) 県支出金 14億7298万円(7.3パーセント) その他依存財源 6億6148万円(3.2パーセント) 歳出 歳出総額 195億4605万円 議会費 2億2482万円(1.2パーセント) 総務費 37億7219万円(19.3パーセント) 民生費 45億8644万円(23.5パーセント) 衛生費 15億9174万円(8.1パーセント) 労働費 1億9715万円(1.0パーセント) 農林水産業費 12億85万円(6.1パーセント) 商工費 6億86万円(3.1パーセント) 土木費 19億5460万円(10.0パーセント) 消防費 7億9951万円(4.1パーセント) 教育費 20億2429万円(10.4パーセント) 災害復旧費 2526万円(0.1パーセント) 公債費 25億6834万円(13.1パーセント) 平成23年度特別会計・企業会計の決算状況 会計名、収入額、支出額 国民健康保険(事業勘定)、36億9,342万円、35億2,984万円 国民健康保険(診療施設勘定)、3億2,178万円、2億9,632万円 後期高齢者医療、2億2,863万円、2億2,719万円 公共下水道事業、6億6,127万円、6億3,856万円 農業集落排水事業、10億8,133万円、10億7,091万円 浄化槽事業、4,548万円、4,158万円 水道事業(収益的収支)、10億2,242万円、9億3,213万円 水道事業(資本的収支)、2億9,119万円、6億3,175万円 西根病院事業(収益的収支)、14億934万円、13億9,806万円 西根病院事業(資本的収支)、5,907万円、7,004万円 財政の健全度を示す指標 ❶実質赤字比率 一般会計など税金が主な収入源の会計収支が、標準財政規模(※)に占める赤字の割合。本市は実質黒字なので、該当はありません。 ❷連結実質赤字比率 企業会計を含む全会計の赤字額が、標準財政規模に占める割合。本市は実質赤字や資金不足の会計はありません。 ❸実質公債費比率 地方債の償還金を標準財政規模で割ったもの。本市は前年度より1.4ポイント低い13.0パーセントです。 ❹将来負担比率 現在抱えている負債の大きさを標準財政規模で割ったもの。本市は、前年度より12.2ポイント低い29.4パーセントです。 ❺資金不足比率 下水道など公営企業の資金不足を事業の規模と比較したもの。本市は該当なし。 ※標準財政規模とは  市が、標準的な状態で通常収入されるであろう経常的一般財源の規模を示すものです。標準税収入などに普通交付税を加算した額。財政の指標となる❶から❺までの比率を計算するための分母となる重要な数字です。23年度の市の標準財政規模は、123億7171万円です。 4~5ページ 人事行政運営状況  市職員の人数や給与など、市の人事行政の運営状況を公表します。詳しくは、市役所総務課行政係(内線1224)まで。 1 職員の任免および職員数の状況 (1) 職員数の状況(各年4月1日現在) 一般行政部門、24年266人、23年273人、7人減 教育部門、24年42人、23年38人、4人増 公営企業等部門(水道・病院など)、24年76人、23年75人、1人増 合計、24年384人、23年386人、2人減 (2) 採用と退職の状況(23年度) 採用者数9人、退職者数14人 (3) 定員適正化計画の状況 20年度、目標426人、実績426人 21年度、目標413人、実績413人 22年度、目標399人、実績397人 23年度、目標389人、実績386人 24年度、目標383人、実績384人 25年度、目標373人 2 勤務時間などの勤務条件や分限・懲戒処分、福利厚生などの状況 (1) 勤務時間の状況(24年4月1日現在) 1週間の勤務時間 38時間45分(1日7時間45分) 勤務時間 午前8時半から午後5時15分まで 休憩時間 正午から午後1時まで (2) 年次休暇の取得状況(23年) 与えられる日数 1年につき20日 1人当たりの平均取得日数 12.3日 (3) 育児休業などの取得状況(23年度) 育児休業、男性0人、女性8人、合計8人 部分休業 男性0人、女性1人、合計1人 介護休暇 男性0人、女性0人、合計0人 <育児休業> 3歳未満の子どもを育てる場合、その子が3歳になるまで取得することができる。 <部分休業> 小学校に就学前の子どもを育てるために、勤務時間の一部(1日2時間以内)を休業することができる。 <介護休暇> 2週間以上介護が必要な状態となった家族を介護するため、6カ月の期間内で取得することができる。 (4) 分限・懲戒処分の状況(23年度) 分限処分 休職3人、降任0人、免職0人、合計3人 懲戒処分 戒告6人、減給1人、停職0人、免職0人、合計7人 <分限処分> 病気などのために職務を十分に果たせない場合など、公務の能率を維持するために行う処分 <懲戒処分> 道路交通法違反をはじめとする法令違反などがあった場合、規律と秩序を維持するために行う処分 (5) 公務災害の認定状況 公務災害2件、通勤災害0件、合計2件 (6) 健康診断の実施状況(23年度) 循環器系検診 対象者数387人、受診者数380人、受診率98.19パーセント 胃がん検診 対象者数307人、受診者数194人、受診率63.19パーセント 婦人検診 対象者数144人、受診者数79人、受診率54.86パーセント 大腸がん検診 対象者数308人、受診者数232人、受診率75.32パーセント 前立腺がん検診 対象者数87人、受診者数81人、受診率93.10パーセント 3 職員の給与の状況 (1) 人件費の状況(23年度一般会計決算) 歳出額 195億4605万円、人件費30億646万円、人件費率15.4パーセント (2) 給与費の状況(23年度一般会計決算) 給与費計 17億8708万円(職員数323人) 給料 11億8616万円(66.4パーセント) 期末・勤勉手当 4億2732万円(23.9パーセント) その他手当 1億7360万円(9.7パーセント) ※職員数は一般会計に所属する人数 (3) ラスパイレス指数の状況 八幡平市 23年度93.4、22年度93.3 全国平均 23年度98.8、22年度98.8 <ラスパイレス指数> 国家公務員の給与水準を「100」とした場合の給与水準を表す指数 (4) 平均年齢・平均給料月額の状況(24年4月1日現在) 一般行政職、平均年齢42.9歳、平均給料月額31万4,048円 技能労務職、平均年齢44.5歳、平均給料月額29万250円 (5) 初任給と経験年数・学歴別の平均給与月額(24年4月1日現在) 一般行政職 大学卒 初任給16万1600円、10年24万6700円、15年29万5500円、20年32万7000円 高校卒 初任給14万100円、10年21万400円、15年25万2800円、30万2500円 技能労務職 高校卒 初任給13万7200円、10年20万7500円、15年25万1400円、20年27万5000円 (6) 期末・勤勉手当の支給状況(23年度)民間企業のボーナスに当たる。 6月期 期末手当1.225カ月分 勤勉手当0.675カ月 12月期 期末手当1.375カ月分 勤勉手当0.675カ月 (7) 退職手当の状況(24年4月1日現在) 勤続年数と支給率 20年 自己都合23.50カ月分 勧奨・定年30.55カ月分 25年 自己都合33.50カ月分 勧奨・定年41.34カ月分 35年 自己都合47.50カ月分 勧奨・定年59.28カ月分 限度額 自己都合59.28カ月分 勧奨・定年59.28カ月分 (8) 時間外休日勤務手当の支給状況(23年度)民間企業の残業手当に当たる。 23年度 支給総額7203万9000円、1人当たり支給年額21万2000円 22年度 支給総額8251万1000円、1人当たり支給年額23万4000円 (9) その他手当の状況(24年4月1日現在) 扶養手当 主として職員の扶養を受ける親族がいる職員に支給 ・配偶者=月額13,000円 ・配偶者以外=月額1人6,500円(配偶者がいない場合は1人目のみ月額11,000円) ※16~22歳の子は5,000円加算 住居手当 賃貸住宅に住んでいる職員に支給 ・賃貸住宅=家賃に応じて月額27,000円以内 通勤手当 片道2キロ以上の通勤距離で、交通機関の利用または自動車などを使用する職員に支給 (10) 特別職の報酬など(24年4月1日現在) 給料・報酬(月額) 市長 75万2700円 副市長 60万1400円 議長 35万1000円 副議長 28万4100円 議員 27万1000円 期末手当 6月期1.40カ月、12月期1.55カ月、計2.95カ月 6~7ページ NEWS&INFORMATION 母と子のよい歯のコンクール 市内親子が優秀者に選ばれる 「第61回母と子のよい歯のコンクール」(厚生労働省、日本歯科医師会共催)で、工藤友紀さん、隆聖ちゃん親子(南平笠)が、全国で6組の優秀者のうちの1組に選ばれました。 コンクールは、23年度に3歳児歯科健康診査を受診した幼児と母親、約98万6千組が対象。各都道府県の審査で1位となった親子から、優秀者が選ばれます。 虫歯が無いだけではなく、生活習慣が良いという基準からも選ばれ、受賞した隆聖ちゃんは、「賞状をもらえてうれしい」と自慢の歯をのぞかせ、笑顔を見せました。 仙木裕さんが建設マスターに認定される 藤根建設㈱(代表取締役社長・藤根俊一)に勤務する仙木裕さん(関口)が、優秀施行者国土交通建設大臣顕彰者(建設マスター)に選ばれました。 建設マスターは、建設現場で工事施工に直接従事し、優秀な技能・技術を有する人が選ばれます。 第65回岩手芸術祭俳句大会で 伊藤さんが文芸祭賞を初受賞 第65回岩手芸術祭文芸祭の俳句大会が10月13日、県公会堂で開かれ、最高賞である文芸祭賞に伊藤紫水さん(中郡)の作品「一穂を噛みて稲刈る日を定む」が選ばれました。伊藤さんは、俳句大会では今回が初受賞です。 また、同大会の奨励賞に佐々木一夫さん(町組)の作品が選ばれました。 そのほかの部門での受賞は次のとおりです。(敬称略) ◎第65回岩手芸術祭映像部門 ▽奨励賞 「あらたな家族とさんぽ」 小野寺久夫(荒木田) JR花輪線北森駅移設に係る 基本協定を締結し事業を開始 市は、JR花輪線北森駅の移設について、約2年半にわたり東日本旅客鉄道株式会社と協議を続けてきましたが、このほど合意に達し、10月23日に、北森駅移設に係る基本協定を締結しました。 これにより、駅移設に関する実施設計を行った後、工事に着手し、平成27年春ごろの駅開業を目指します。 新庁舎に併設する「結のひろば」と、国道282号から庁舎への連絡を容易にする交通広場と自由通路を有効活用することで、駅利用の利便性を高め、JR花輪線の利用促進を図ります。 概算工事費は、駅移設工事のほか、自由通路の建設工事などを合わせて、約5億5千万円を見込んでおり、引き続きJR東日本と協議を行っていきます。 田山・安代中学校統合協議会 統合に伴う要望書を市へ提出 10月17日、田山中学校・安代中学校統合協議会の小山田保典会長ら8人が市役所を訪れ、25年4月の田山中学校と安代中学校の統合に伴う要望書を田村市長へ提出しました。 要望項目は、新しい制服購入に対する補助や時間帯に配慮したスクールバスの運行など、5項目です。 なお、市内の学校統合の動きとしては、25年4月に東大更小が大更小に統合となるほか、平笠小については、今後の学校の在り方をPTAと話し合っています。 市の魅力をテレビとネットで紹介する「八幡平FAN」開設 市の魅力を、テレビやインターネットを通じて配信する「八幡平FAN」が10月5日、大更に開設されました。 スタッフの5人が、イベントなどを通して、市の魅力を発信します。毎週土曜午後5時25分から、岩手めんこいテレビでミニ番組「八幡平探訪」を放送するほか、インターネットで動画も公開します。 食の安全を確保していくため 適正な牧草の焼却を行います 食の安全確保のために県が行った牧草の放射性物質検査により、国および県の定めた基準値を上回った牧草の利用自粛が、現在行われています。 このため、市は、1㌔㌘当たり100ベクレルを超過した牧草(搾乳牛用の牧草については1㌔㌘当たり50ベクレルを超過したもの)を一般廃棄物として、市清掃センターで焼却処理することにしています。 本焼却に先立ち、試験焼却を行い、焼却灰の放射線濃度が、国の基準(1㌔㌘当たり8千ベクレル)を下回っていることを確認して、本焼却を25年3月まで実施します。処理期間中は、放射線濃度を定期的に検査します。 詳しくは、市役所農政課畜産係(内線1‌2‌7‌1)まで。 小・中学校の給食食材を検査 引き続き放射性物質は不検出 市は、小・中学校の給食食材について、放射性物質濃度の検査を外部機関に依頼しています。 食材名と検査月日は表1に示すとおりで、いずれの食材からも放射性物質(ヨウ素131、セシウム134、セシウム137)は検出されませんでした(※)。 詳しくは、西根地区学校給食センター(電話番号70・1117)まで。 ※検出されないとは、放射性物質が存在しない、または検出限界以下のことを表します。検出限界は、ヨウ素131が1㌔㌘あたり20ベクレル、セシウム134およびセシウム137が1㌔㌘あたり10ベクレルです。 表1 食材と検査月日一覧 食材名、検査月日、地域など シイタケ、9月27日、西根・松尾 ナス、9月27日、安代 リンゴ、10月4日、西根・松尾 長ネギ、10月11日、西根・松尾 ダイコン、10月11日、安代 サツマイモ、10月18日、西根・松尾 キャベツ、10月18日、安代 カボチャ、10月25日、西根・松尾 ハクサイ、10月25日、安代 8~9ページ 各課からのHOTLINE もっと地域に親しみを 2つの道路の愛称を募集 ●詳しくは市役所商工観光課観光振興係(内線1262) 現在、市内には「八幡平アスピーテライン」や「安比・兄川グリーンライン」などの愛称が付けられた道路があります。 市は、さらに地域や道路に親しみを持ってもらうため、2つの道路の愛称を募集します。 ■募集期間 24年11月8日㈭から30日金曜日まで ※30日金曜日必着 ■愛称を募集する路線 ❶安比高原~まっちゃん市場(市道 安比線、前森山1号線、長者屋敷線、中沢前線、畑前森線) ❷西根寺田~(田代平高原)~繋沢線(県道 葛巻日影線、田代平西根線) ■応募方法 住所、氏名、電話番号、愛称とその理由を、ファクス、電子メールなどで応募ください。 ■応募先 市役所商工観光課観光振興係(ファクス=75・0469、メールアドレス=shokanka@city.hachimantai.lg.jp) ■愛称の選定 1路線につき、1人を選出。選ばれた人には、記念品などを贈呈し、結果は広報などでお知らせします。 詳しくは、商工観光課観光振興係(内線1262)まで。 自衛官を志望する人は 募集期間を確認ください ●詳しくは市役所市民課地域安全係(内線1122) 防衛省では、自衛官候補生および陸上自衛隊高等工科学校生徒を募集しています。 ◎第2回自衛官候補生 ■応募資格 18歳以上27歳未満の男子 ■募集期間 24年11月12日月曜日から22日㈭まで ■試験期日 24年12月8日土曜日、9日日曜日 ◎陸上自衛隊高等工科学校生徒、推薦および一般受験者 ■受験資格 平成8年4月2日から10年4月1日までの間に生まれた男子で、中学校卒業者または中等教育学校の前期課程修了者(25年3月に中学校卒業または中等教育学校の前期終了見込みの者を含む) ■募集期間 ▼推薦 24年11月1日㈭から12月7日金曜日まで ▼一般 24年11月1日㈭から25年1月7日月曜日まで ■試験期日 ▼推薦 25年1月12日土曜日から14日㈷の間の指定する1日 ▼一般 25年1月19日土曜日 詳しくは、市役所市民課地域安全係(内線1122)、または自衛隊岩手地方協力本部・盛岡募集案内所(電話番号019・641・5191)まで。 皆さんはご存じですか 地域農業マスタープラン ●詳しくは市役所農業振興支援センター(内線1291) 市の農業は、高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などといった集落や地域が抱える「人と農地の問題」によって、5年後、10年後の集落の展望が描けない地域が増えています。 アンケート調査結果について 農家の皆さんに協力していただき、3月に実施したアンケート調査では、今後の経営について(表1参照)、5割強の人が「現状維持」と回答していますが、3割強の人は規模を縮小する方向で考えている結果が出ています。 また、今後の集落の農業について(表2参照)は、「問題ない」と回答した人は4㌫で、「耕作放棄地が進む」「高齢化が進む」「中心経営体がいない」「いなくなる」など地域の農業に対して不安を抱いている人が大半を占めました。 地域農業を守るプランを作成 今後の農業の担い手の確保をどうするか、農地を守るためにどうすれば良いか、大切な地域の農業農地を守るために、皆さんの地域でもプランを作成し、実行していくことによって「人と農地の問題」を解決していきましょう。 市では現在、集落単位を基本に、青年就農給付金対象者がいる集落を優先し、関係機関と連携してプラン作成を支援中です。 支援を受けることができます また、市は、優先する集落に続いて、各集落で「地域農業マスタープラン」を作成するため、今後、座談会などを開催する予定です。 プランを作成して、市が正式に「地域農業マスタープラン」と決定すると、条件は付きますが、さまざまな支援を受けることができるようになります。 《プラン作成のメリット》 ❶青年就農給付金(経営開始型) 農業を始めてから経営が安定するまで、年間150万円(最長5年間)を給付します。 ❷農地集積協力金(協力面積により協力金を交付) ❸農地の集積(貸し付けなど)に協力する場合に、出し手に協力金を交付します。 ❹スーパーL資金(農業制度資金)の当初5年間実質無利子化(認定農業者対象) ❺規模拡大加算の面的要件緩和 農地利用集積円滑化事業の規模拡大加算の面的要件を大幅に緩和します。 随時見直しをすることも可能 「地域農業マスタープラン」は平成24年度から2年間(平成25年度完了)で作成することとされていて、必要に応じて随時見直しを行うことができます。 「地域農業マスタープラン」に関する問い合わせは、市農業振興支援センター内、農業再生協議会(電話番号76・2111、ファクス 75・1635)まで。 10ページ 見て、食べて、参加して 八幡平山賊まつり 八幡平山賊まつりが、10月12日から14日まで、さくら公園イベント広場で開かれました。 市の代表的な催しである山賊まつりには、3日間で約3万5千人が来場し、秋の八幡平を満喫しました。まつりでは、市内外の特産品の販売、保育所の園児や小・中学校の児童、生徒による舞台発表などが行われました。 また、ゲーム大会や八幡平サーモンのつかみ捕り、ジャンボドッグ早食い競争などのイベントに多くの人が参加し、まつりを楽しんでいました。 1_ずらっと並ぶ屋台に大勢の人が訪れました 2_八幡平ポークを使ったジャンボドッグをガブリ 3_岩鷲護神ハチマンタイラーが、悪者を退治 4_サーモンを逃がさないよう両手でガッチリ 5_園児の「はっちゃん音頭」で会場は和やかな雰囲気に 11ページ 各種スポーツ大会成績(敬称略、●内の数字は順位) ◎第20回東北春季ジュニアテニス大会岩手県予選会(10月6、7日、安比高原テニスコート) ◇14歳以下男子シングルス❸祖利目大晟(寄木小6年) ◇12歳以下女子シングルス❶高橋優実(寄木小5年) ◎第49回全国聾学校陸上競技大会(10月6、7日、大阪府・長居陸上競技場) ◇男子1部▽200㍍❹関口秀伸(盛岡聴覚支援学校3年、下町2区)▽400㍍❺関口秀伸 ◎第12回全国障害者スポーツ大会(10月13、14日、岐阜県・岐阜メモリアルセンター長良川競技場) ◇男子1部▽100㍍❸関口秀伸▽200㍍❹関口秀伸 ◎第9回西根ライオンズカップ小学生バレーボール選抜交流大会(10月13日、市総合運動公園体育館など) ▽1部❸松尾バレーボールスポーツ少年団▽3部❷田頭バレーボールスポーツ少年団 ◎東北高校選抜相撲大会(10月14日、福島県・郡山相撲場) ◇個人▽階級別100㌔以上級❷松浦智哉(平舘1年) ◎東北高校新人大会 ■カヌー(10月20日、福島県・阿武隈漕艇場) ◇男子▽カヤックシングル500㍍❼齊藤弘希(不来方2年、安代中卒) ◎第6回伊藤杯サマーファイナル大倉山スキージャンプ大会(10月21日、北海道・大倉山) ▽男子❶小林潤志郎(東海大3年、松尾中卒) 障害物越えゴール目指す 第6回フィールドXレース 第6回フィールドXレースが9月30日、市総合運動公園多目的運動場で開かれました。 このレースは、30種類以上の障害物が置かれたコースを走る競技で、個人や家族ペアなど計15部門に約370人が出場。泥を気にせず走る人や子どもにせかされるお父さんなど、多くのランナーがゴールを目指して奮闘しました。 12~13ページ 話題ピックアップ 素晴らしい作品がズラリ 市芸術祭 市芸術祭の作品展示と舞台発表が、10月27、28の両日、松尾地区公民館などで開かれました。 作品展示には、一般の人や園児、児童、生徒から絵画や書道などの作品約1,100点が出品されたほか、同公民館では、同好会によりお茶が振る舞われました。また、28日は、松尾中体育館で21団体による歌謡や踊りの発表も行われ、来場者は芸術の秋を楽しみました。 なお、演劇発表「父との夏」は12月2日、安代小体育館で行われます。 各校とも豊かな音を表現 市小学校音楽発表会 市小学校音楽発表会が10月11日、市総合運動公園体育館で開かれました。 発表会には、市内11校、約550人の児童が参加。合唱や合奏、鼓笛、吹奏楽など23曲目が発表され、今まで練習をしてきた成果を十分に発揮しました。講師として招いた赤沼利加さん(キャラホール少年少女合唱団・指導者)は、各小学校の良かった点をひとつひとつ挙げ、「とてもいい時間を一緒に過ごせました」と、微笑みながら子どもたちに語りかけました。 食欲の秋をみんなで満喫 八幡平紅葉まつり 八幡平紅葉まつりが10月13、14の両日、フォレストアイ駐車場で開催されました。 まつりでは、各種屋台やフリーマーケットが並んだほか、チェーンソーアートの実演や丸太早切り競争、ジャンボドックの早食い競争が行われました。また、一関の「祝いもちつき振舞隊」と来場者が一緒に餅つきを行い、出来上がった餅の配布には長蛇の列ができました。飛び入り参加で踊りを披露する人も現れ、会場は大いに盛り上がりを見せました。 互いの文化学び合う交流 タマサート大学生ホームステイ タイ国・タマサート大学生ら14人が10月19日から28日まで、市内でホームステイを行いながら、日本の文化を体験、学習しました。 滞在中は、ホストファミリーと交流したほか、市内の保育園や学校を訪問し、子どもたちとの触れ合いなどを体験しました。23日は、日タイ文化交流会が開かれ、両国の芸能・食文化を紹介し合いました。会の終盤では、学生と出席者が混じって、さんさ踊りやタイダンスを共に楽しく踊りました。 つくる楽しさ肌で感じる 八幡平体験工房まつり 八幡平体験工房まつりが10月20、21の両日、大更公民館などで開かれました。 まつりでは、大更地区と安代地区にそれぞれ体験工房が準備され、来場した人は、そば打ちや小物づくりなどを楽しみました。ものづくりを通して、互いに交流を深める姿も見られ、普段できない体験に皆さん満足そうな表情を浮かべていました。また、田山の恵み軽トラ市も同期間中に行われ、売り切れの品が出るなど、多くの人が市を訪れた2日間となりました。 平和を次世代にもつなぐ 市戦没者追悼式 市戦没者追悼式が10月17日、西根地区市民センター大ホールで行われました。 式には、遺族ら約210人が参列。先の大戦などで戦死した837人の冥福を祈りながら、全員で黙とうを行った後、田村市長が式辞を、市遺族連合会の髙橋清志副会長らが哀悼の言葉を述べました。参列者は、戦争で亡くした家族らをしのんで、白い菊を祭壇に献花し、手を合わせながら、恒久平和の誓いを新たにしました。 すなっぷギャラリー 名誉市民の江間章子さん生誕100周年を控え碑文前で歌唱(10月1日、ポエトリーガーデン) 宮古市の田老地区体育大会に市からも多くの人が参加しました(10月7日、田老第一中学校) バンクーバーパラリンピック日本代表・横澤高徳さんが市PTA研修会で講演(9月29日、松尾地区公民館) 大更保育所の園児が自分で植えたサツマイモの収穫を楽しみました(10月16日、サラダファーム内) アンパンマンたちと一緒に交通安全を学びました(10月20日、アリーナまつお)【撮影:小野寺幸子】 14ページ 福祉NETWORK 保健のひろば 内線1177 市役所健康福祉課 11月14日は世界糖尿病デー 現在、日本には糖尿病の人が約890万人います。これは、成人の6人に1人が糖尿病という数字になります。糖尿病について正しく知り、予防に努めましょう。 ■糖尿病とは すい臓で作られるインスリンというホルモンの分泌量が少ないことやうまく働かないことで、血糖値(血液中のブドウ糖量)の高い状態が続く病気です。 ブドウ糖は、食べ物や飲み物を消化した時に作られ、血液によって体内に運ばれ、筋肉や臓器で処理されます。インスリンがうまく働かないと筋肉や臓器に取り込まれず、血液中に大量に余ってしまうのです。 糖尿病の初期は、自覚症状がほとんどないため、放置されがちです。しかし、そのままにすると、眼、腎臓、神経などの毛細血管や、脳や心臓の血管がもろくなり、さまざまな合併症を引き起こします。 ■糖尿病を防ぐためには 糖尿病は、運動や食習慣などによって予防・進行を抑えることが可能です。まずは生活習慣を振り返り、できることから改善していきましょう。 ◆生活のポイント ❶今より10分多く歩く。 ❷日頃からこまめに動いて、活動量を増やす。 ❸お酒・たばこは控えめに ❹1年に1回は健診を受診 ◆食事のポイント ❶一日三食、バランスよく食べる…主食・主菜・副菜を意識しましょう。 ❷よく噛んで、ゆっくり食べる…海藻、きのこ、野菜など食物繊維が豊富なものを取り入れましょう。 ❸菓子類・砂糖が多い食品は控える。 ❹脂肪の取りすぎに気を付ける…赤身の肉を使ったり、脂身や鶏肉の皮は取ってから調理しましょう。 介護のココロ 内線1181 市地域包括支援センター 生涯健康教室が始まりました 体を動かさないでいると、筋力は年齢以上に衰え、心臓や肺の働きも弱くなり、より運動しにくい体になってしまいます。体がスムーズに動かなくなると、ストレスによる心の問題を引き起こすこともあります。いつまでも元気で生き生きとした生活を送るために、元気なうちから運動を習慣づけていきましょう。 市は、10月から12月にかけて「生涯健康教室」を開催し、筋力トレーニングや口腔体操を行っています。この教室は、健診で運動・口腔・栄養の低下などの恐れがあると認められた人が対象です。 この他にも健康教室などを行っていますので、お気軽に市地域包括支援センターにお問い合わせください。 子育てNEWS 内線1153 市役所児童福祉課 休日保育を支援しています 市は、休日保育を利用する世帯に利用料の一部を助成します。 ■対象者 仕事などの都合により休日に児童を保育することが困難で、次の要件を満たす人 ❶市内に住民登録があり、居住している。 ❷保育所に入所している満3歳以上の子どもを養育している。 ❸前年分の所得税が非課税の世帯 ■助成金額 利用券1枚で2,000円の助成となります。子ども1人につき1カ月2枚とし、申請した月から3月分までを一括で交付します。 ■利用期間 利用券交付日から3月31日まで ■休日保育を実施している施設 森の子保育園、平舘保育園 詳しくは、児童福祉課までお問い合わせください。 15ページ まちの企業探検隊34 ㈱京信 東北事業所 紹介者 成型係 村瀬 隆 さん 企業人による会社紹介 所在地 松尾寄木12-1-22 資本金 5,000万円 代表者 代表取締役 菊池 宏 設 立 1973年 (東北事業所1996年) 従業員数 17人 電話番号 78ー3220 事業内容 コネクタ、自動車用部品の金属成形(ダイカスト)による加工品製造 主な取引先 弘前航空電子工業㈱、㈱旭工業所、SMC㈱、第一電子工業㈱ ▼どんな会社ですか 自動車部品やコネクタなど、アルミダイカスト製品(アルミニウムで作る鋳物)の製造をしています。社員一人一人が整理整頓、清掃に積極的に取り組み、働きやすい職場環境をつくるようにしています。 ▼どんな仕事をしていますか 鋳造工程全般を担当しているほか、ダイカストマシンや付帯設備のメンテナンスも行っています。 ▼仕事で心掛けていることは 何ごとにも興味を持ち、楽しみながら仕事ができるよう心掛けています。また、プレス機やクレーンなどを使用することが多いので、安全に気を付けています。 ▼やりがいを感じるところは 複雑な形状や条件の厳しい製品などをうまく鋳造できた時にやりがいを感じます。 ▼今後の展望は 鋳造技術を磨いて、お客様に高品質のダイカスト製品を提供していきたいです。 われらスポーツ少年団 No.28 西根中学校ソフトテニススポーツ少年団 西根中学校ソフトテニススポーツ少年団は、2年生2人、1年生11人の計13人の女子のみで活動しているスポーツ少年団です。 昨年までは、少人数で活動していましたが、24年度に多くの団員が増えました。それに合わせて、練習での雰囲気もより活発に変わってきました。 団のモットーは、テキパキとした行動と技術向上で、体育館での乱打やサーブ、外のコートでの試合を意識した練習を主に行っています。 コーチや地域の人からだけではなく、休日は卒業した先輩も駆けつけ、指導を行ってくれます。活動を支えてくれる多くの皆さんのためにも、県大会出場を目標に活動に励んでいます。 ■活動時間など 【時間】 毎週水曜、金曜日は午後6時から8時まで。休日は、午前9時から午後1時まで、または午後1時から5時まで。 【場所】 西根中体育館、アリーナまつおなど。 詳しくは、同スポーツ少年団指導者・早坂佐智子(電話番号7‌6・3530、西根中学校)まで。 16ページ 博物館だより ◆ドイツ人学者「田山暦」研究で来訪 ドイツのミュンヘン博物館で日本民俗学を研究しているインガ・シュトレープさんが、田山暦調査のため10月11日、県立博物館の瀬川修氏とともに八幡平市を訪れました。当館に展示している田山暦・絵心経を見学した後、田山暦の版元である八幡恵子さん宅を訪れ、版木の調査を行いました。 実際に版木を見たシュトレープさんは版木一つ一つを手に取って、「とても感動しました」と語り、熱心に見入っていました。 世界的にも暦を絵で表現するというのは珍しく、日本では判じ絵が流行しましたが、それを応用して暦にしたのは田山暦だけです。 彼女はこういった点に興味を持ち、研究を始めたそうです。日本でもあまり知られていない田山暦がドイツで研究されていることに驚くとともに、改めて貴重な文化財なのだということに気付かされました。 対応してくれた八幡恵子さんは、「亡き主人がドイツ・ミュンヘンで柔術を教えたことがあります。そのドイツからはるばる訪ねてきてくれたことは、何かのご縁でしょうか。これからも日本のことをいっぱい勉強してください」と励ましていました。 ◆11月の行事案内 ◎市博物館第4回文化財講座 「古美術資料の取り扱いと梱包の仕方」 ■日時 11月24日土曜日、午前10時から11時半まで ■場所 市博物館映像学習室 ■申し込み 電話で博物館に申し込みください。 図書館だより 文学散歩を開催しました 10月16日、石川啄木記念館学芸員の山本玲子さんを講師に迎え、文学散歩を開催しました。 今回の文学散歩は、「鹿角の啄木ゆかりの地を訪ねる~錦木塚物語~」と題し、啄木の詩「鹿角の国を憶う歌」に登場する錦木塚歴史公園をはじめ、母方ゆかりの常照寺や鹿角市役所に設置された歌碑などを見学しました。 一足早いクリスマス会を開きます 図書館では、「クリスマスおはなし会」を開催します。図書館で一緒に楽しく過ごしましょう。 あみぐるみのプレゼントを用意してお待ちしています。 ■日時 12月1日土曜日、午後1時半から ■場所 市立図書館 お話室 干支あみぐるみ教室に参加しませんか 来年の干支「ヘビ」のあみぐるみを作りませんか。 ■日時 12月14日金曜日、15日土曜日、午前10時から ■場所 市立図書館 会議室 ■講師 田村和子さん(市立図書館) ■申し込み 12月7日金曜日までに市立図書館へ申し込みください。※詳細はお問い合わせください。 図書館業務の一部を民間委託へ 図書館では、業務の一部民間委託について、公募型プロポーザル方式により委託業者の選定を行ってきましたが、この度、委託先を決定しました。 ■委託先 特定非営利活動法人みみずく(理事長 高橋愛子) ■委託業務 窓口業務、書架整理、図書資料の整備など ■委託期間 平成25年4月1日から28年3月31日まで 17ページ よろこび・おくやみ 健やかに ◎男の子 立花 慧士(和幸・麻美/豊畑) 中軽米 昊(貴人・史恵/寄木新田) 齊藤 泰久(陽一・まどか/駅前二区) 須﨑 紫龍(道・有子/東) ◎女の子 伊勢 結衣(純一・珠理/南寄木) 坂本 杏奈(良平・綾香/帷子 お幸せに 工藤 哲 /苗石田 岡本 光世 /滝沢村 安らかに 田村 ミツエ 80歳 山崎 畠山 種代 82歳 上関 中軽米 由雄 84歳 畑 角舘 アキ 97歳 荒屋 青木 サト 86歳 寄木新田 伊藤 一光 64歳 舘腰 毛鳥 シワ 87歳 豊畑 伊藤 盛光 69歳 松川 佐々木 資郎 87歳 温泉郷 佐藤 巳由 83歳 石名坂 伊藤 モト 72歳 下平笠 松村 尚子 55歳 松川 渡邊 二三 84歳 下町二区 齊藤 義朗 61歳 中沢 小笠原 ミヱ 77歳 下町一区 髙橋 次男 80歳 寄木新田 齋藤 安男 81歳 畑1区 立花 淳 55歳 両沼 ■人口の動き【9月30日現在 ( )は前月比】 西根地区、17,164人(8人減)、 6,220世帯(6世帯増) 松尾地区、6,364人(1人減)、 2,371世帯(1世帯増) 安代地区、5,087人(5人減)、 1,885世帯(1世帯増) 合計、28,615人(14人減)、 10,476世帯(8世帯増) 男性、13,785人(3人減) 女性、14,830人(11人減) 出生8件、死亡16件、転入31件、転出37件 ■交通事故発生件数など ※累計は1月からの合計 人身事故、3件、累計41件 物損事故、24件、累計393件 負傷者、4人、累計51人 死者、1人、累計3人 飲酒運転、0件、累計6件 火災、2件、累計17件 救急、96件、累計932件 広報クイズ No.86 23年度の市の標準財政規模は? 正解者の中から抽選で3人に500円分の図書カードをお贈りします。 ◎応募方法 はがき、FAX、メールに「答え、住所、氏名(ふりがな)、年齢」を書いて応募してください。答えのほかに、広報の感想や意見などを必ず書き添えてください。紙面づくりの参考にさせていただきます。 ◎応募先 八幡平市役所「広報クイズ係」 ☆はがき〒028-7192(住所不要) ☆FAX: 75-0469 ☆メール: koushitsu@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「広報クイズ」と入力) ◎応募期限 11月26日月曜日 消印有効 ◎第85回の正解 リデュース、リユース、リサイクル ◎応募者数 18人 ◎正解者数 17人 ◎当選者 畠山奏美さん(大更)、渡辺幸さん(大更)、工藤勝子さん(大更)、田村万浪さん(平舘)、立柳富子さん(野駄)、小田島トシ子さん(叺田) 18、19ページ お知らせ 火災から命守ろう 秋の火災予防運動 11月9日金曜日から15日㈭までの1週間は、 「消すまでは 出ない行かない 離れない」を統一標語に、秋の火災予防運動が実施されます。 八幡平消防署では、防火座談会や初期消火訓練を随時行っています。開催を希望する人は、問い合わせください。 また、「119番の日」に合わせ、盛岡通信指令室(盛岡中央消防署内)を一般公開します。 ■日時 11月10日土曜日、11日日曜日、午前10時から午後4時まで 詳しくは、八幡平消防署(電話番号76-2119)、松尾出張所(電話番号74-2119)、または安代出張所(電話番号72-2119)まで。 高齢者・障がい者の 相談を受け付けます 岩手弁護士会高齢者障害者支援センター委員会では、「高齢者・障がい者なんでも110番」を実施します。相談は無料です。 ■日時 11月15日㈭、午後1時から5時まで ■場所 県福祉総合相談センター3階(盛岡市本町通三丁目19-1) ■電話相談 019-625-0110 詳しくは、東海林法律事務所弁護士・東海林利哉(電話番号019-623-9511)まで。 県の最低賃金が改正 時間額を確認しよう 県最低賃金が、10月20日土曜日から時間額653円に改正されました。 県内で働くパートタイマー・アルバイトなどを含む全ての労働者に適用され、賃金額が653円を下回っている場合は、発効日から時間額653円以上となるように賃金額を改定する必要があります。また、県最低賃金のほか、産業別最低賃金が5つ設定されています。 詳しくは、岩手労働局労働基準部賃金室(電話番号019-604-3008)まで。 自死遺族のための相談 わかちあいの会の紹介 大切な家族などを自死で亡くされた方のための電話相談などを紹介します。参加は無料です。 ◎電話相談(019-629-9617) ■相談日 祝祭日を除く月曜日から金曜日 ■受付時間 午前9時から午後4時半まで ◎自死遺族交流会「こころサロン」 ■日時 原則毎月第2日曜日 ※開催日の2日前までに申し込み ■時間 午後1時半から3時10分まで ■場所 県民情報交流センター 申し込みは、精神保健福祉センター(電話番号019-629-9617)まで。 ◎自死遺族「わかちあいの会」 ■開催日 11月20日火曜日、12月18日火曜日、25年1月22日火曜日、2月19日火曜日、3月19日火曜日 ※開催日前日までに申し込み ■時間 午後5時半から7時まで ■場所 ソーシャルサポートセンターもりおか(盛岡市本町通) 申し込みは、ソーシャルサポートセンターもりおか(電話番号019-652-8221)まで。 私立ひなぎく幼稚園で 新入園児を受け付け中 私立ひなぎく幼稚園では、平成25年度の入園児を募集しています。 ■募集園児 3歳から5歳児(年度途中で3歳になった時点で入園可) ■受付日時 12月1日土曜日、午前10時から11時まで ■送迎 希望によりバスで送迎 ■預かり保育 午後6時まで(預かり保育料は無料、夏・冬・春休み期間はおやつ代1日200円) ■補助 就園奨励費補助のほか、第3子以降は市が全額補助 サッカー教室や外国人講師による英語学習も行っています。 詳しくは、ひなぎく幼稚園(電話番号76-5011)まで。 放射能と食に関する セミナーの開催決定 盛岡法人会の市内3支部では、専門家による放射能と食のセミナーを開催します。参加は無料です。 ■日時 11月18日日曜日、午後2時から3時半まで ※先着100人まで ■場所 西根地区市民センター 詳しくは、市商工会(電話番号76-2040、FAX76-2145)まで。 気軽に参加ができる 介護教室を開きます 介護老人保健施設岩鷲苑では、無料で介護教室を開催します。 ■日時 11月28日水曜日、午後1時半から2時半まで ■場所 岩鷲苑 ■演題 「難しく考えない認知症」 詳しくは、介護老人保健施設岩鷲苑(電話番号76-5611)まで。 県民と県議会との 意見交換会を開催 県議会では、意見交換会を開催します。 事前の申し込みは不要です。 ■日時 11月20日火曜日、午後6時半から8時半まで ■場所 オガールプラザ2階(紫波町紫波中央駅前二丁目3-3) 詳しくは、県議会事務局議事調査課(電話番号019-629-6021)まで。 名護市交流の翼が復活 一足早く春を楽しもう 株式会社日本旅行東北では、第4回市民ツアー「名護市交流の翼」を2年ぶりに開催します。 ■期日 25年1月25日金曜日から28日月曜日まで(3泊4日) ■見学先 名護さくらまつり、美ら海水族館、摩文仁の丘、ひめゆりの塔、首里城公園 ■参加費 105,000円 ■定員 先着45人 ■申込期限 12月21日金曜日 申し込みは、日本旅行東北盛岡支店(電話番号019-624-5826)まで。 お正月道具の展示と 年末感謝セール開催 安比塗漆器工房では、お正月道具を集めた展示と年末感謝セールを行います。 ■期間 11月23日㈷から11月29日木曜日まで(月曜定休日) ※年末感謝セールは23日㈷から25日日曜日まで ■内容 お重、吸い物椀、椿皿、お椀、お箸など。セール中は工房商品(作家ものを除く)が2割引きのほか、アウトレット商品も販売 詳しくは、安比塗漆器工房(電話番号63-1065)まで。 アリーナまつおの 利用団体は出席を 市体育協会松尾支部では、12月1日から25年2月末日までのアリーナまつお利用調整会議を11月20日火曜日、午後2時から松尾地区公民館会議室で行います。利用を予定している人は、出席をお願いします。 詳しくは、市体育協会松尾支部(電話番号76-3237)まで。 漆器製作の技術や知識 身に付けてみませんか 安代漆工技術研究センターでは、漆器製作技術や知識などを学ぶ研修生を募集します。研修期間は2年で、受講は無料です。 ■要件・人数 研修後、漆器製造に従事できる人、若干名 ■申込期限 12月7日金曜日必着 ■面接日 12月14日金曜日 詳しくは、安代漆工技術研究センター(電話番号・内線3910)まで。 林業退職金共済制度の 退職金請求しましたか 独立行政法人勤労者退職金共済機構林業退職金共済事業本部では、林業の仕事をしていた人で、自身が林業退職共済制度に加入していたかどうか分からない人を調べています。 詳しくは、同本部(電話番号03-6731-2887)まで。 白銀の安比高原で 共に働きませんか 株式会社岩手ホテル&リゾートでは、冬季アルバイトを募集します。 ■勤務期間 12月中旬から25年3月まで ■勤務形態 ❶フルシーズン勤務 ❷年末年始、土・日・祝日勤務 ■応募資格 18歳から55歳くらいまでの人 ■募集職種 ○安比高原スキー場 リフト、除雪、圧雪、ショップ、レンタル、ゲレンデレストラン、保育士、インフォメーション、スクールインストラクター、スクール受付、従業員食堂ほか ○ホテル安比グランド フロント、ウェイター、ウェイトレス、駐車場案内、洗い場、調理補助、自然学校、温泉スタッフ、アミューズメントほか ■賃金 時給750円から (高校生660円=ゲレンデレストランのみ) ■待遇 寮完備(1日200円)、社員食堂(1食1,200円)、施設利用割引有、リフト券無料(損害保険加入者) ■応募方法 電話の上、履歴書を郵送ください。 ■応募先 〒020-8501 盛岡市愛宕下1-10 ㈱岩手ホテル&リゾート人事部安比高原アルバイト採用係(電話番号019-625-2120、電子メールappi-staff@ihr.co.jp)まで。 所得税の予定納税 納付をお忘れなく 所得税の予定納税(第2期分)の納付期間は、11月1日木曜日から11月30日金曜日までです。最寄りの金融機関、または所轄の税務署の窓口で納付してください。 振替納税を利用している人は、納期限の11月30日金曜日に指定の口座から自動的に納付されます。 詳しくは、国税庁ホームページ(http://www.nta.go.jp)をご覧ください。 20ページ 八幡平いにしえの宝 平舘城 一戸南部氏の岩手群進出の拠点 県内では、約1,500カ所の城館跡が確認されています。古代平安時代の城柵やエミシといわれた人々が立てこもった高地性防御集落、中世戦国時代の大名や土豪が領地を守るために築いた大規模な山城や、住民が戦乱の際に自主的に避難するための小規模城館、近世江戸時代の大名が領国を統治するための象徴となった水掘をたたえ石垣を築いた盛岡城に代表される平山城などさまざまな城館があります。東北では、「タテ」と呼ぶことが多く、館や楯という字をあてます。その多くは城主が不明で、古文書などに書き記されることなく、今に伝わっています。市内では、約30カ所の城館跡が確認されていますが、城主が伝わっているものは、ほんの一握りです。 今回、紹介する平舘城は、「館山」とも呼ばれ、野駄森(標高397m)から北東方向にのびる丘陵崖の先端に立地する平山城です。北から東側へ赤川が水堀の様に流れ、その比高は約40mです。西側の八幡神社裏手から東側の大泉院まで二段の帯曲輪が三方をめぐり、各山頂には掘割や平場が確認されます。 城主は、南北朝時代末に土着したと思われる一戸南部氏の一族である平舘氏です。本拠地の一戸や鹿角郡、不来方に通ずる交通の要衝に位置する平舘郷には、同族の荒木田氏、堀切氏、寄木氏が、まわりを固め、岩手郡進出の足掛かりとなる重要な拠点でした。天正年間には、一戸城主の兵部大輔政連の弟である政包が城主だったとされています。 ≪参考文献≫ ・「岩手県中世城館跡分布調査報告書」(1986)岩手県教育委員会 ・「日本城郭大系2」(1980)㈱新人物往来社 ・「岩手県管轄地誌」(明治12年発行、2003復刻) 日新印刷㈱ ・「岩手県史第3巻」(1961)岩手県 今月の表紙 おいしいお米が育ったよ 田頭小学校稲刈り体験が10月12日、清水畑京子さん(町組)所有の水田で行われました。 5、6年の児童43人は、ことし6月に自分たちで植えた稲の刈り取りとはせがけを行いました。始めは慣れない手つきで作業していた子どもたちも、徐々にコツをつかんで、最後は楽しみながら秋の収穫を体験しました。脱穀作業も終え、11月23日㈷には、「道の駅にしね」で販売も行います。 ■編集後記 今年は夏が長く、暑い暑いと言っていましたが、もう肌寒さを感じ、短い秋となりそうです。食欲の秋も短く済めばよいのですが、良く考えたら私の場合、食欲の春夏秋冬とも言える状態でした… ▽広報クイズに多くのご応募をいただき、ありがとうございます。添えられた感想を今後の参考にさせていただきます。 ▽周りにマスク姿の人がちらほら。皆さんも風邪に気を付けて、残り約2カ月を乗り切っていきましょう。 (佐々木)