1ページ 農(みのり)と輝(ひかり)の大地―八幡平市 広報はちまんたい 5月号 July.2012 No.153 大人にだって負けないぞ (6月24日、市消防演習) 特集 地域の防災を考える………………P2~5 2~5ページ 災害にもっと関心を持とう 市地域防災計画の一部を改正  平成23年3月11日の東日本大震災は、東北だけではなく、全国の防災に対する意識を変えるきっかけとなりました。市は、国や県の計画見直しを受け、市地域防災計画の一部を改正しました。 平成19年9月17日に安代地区を襲った集中豪雨は甚大な被害を及ぼしました 地域防災計画とは  国の中央防災会議で作成する防災基本計画に基づき、市町村が、作成および修正する計画のことです。  計画では、市、県、地方行政機関や公共機関などの各防災機関が、市の地域に係る防災の万全を期するために必要な災害予防、災害応急対策および災害復旧に関する事項を策定します。これにより、市民の生命、身体および財産を災害から保護することを目的としている計画です。  必要に応じ見直し 災害対策基本法では、地域防災計画に検討を加え、必要があると認めるときは、これを修正しなければならないとされています。  23年3月11日に発生した東日本大震災による甚大な被害を受け、国の中央防災会議が23年12月に開かれました。会議では、防災基本計画の修正が行われ、この決定を受け、市は、18年3月の計画策定後、初の見直しを図ることになりました。  市で想定する災害  本市は、西に八幡平、南に岩手山を臨み、松川や安比川が流れる自然に恵まれたまちです。そして、それは同時に、自然災害と向き合っていかなければならないことも意味しています。  市は、この地理的条件、過去に発生した被害状況を参考にし、次の災害を想定して、計画の作成および修正を行いました。  なお、災害発生時の緊急避難場所は、上の表のとおりですので、確認をしてください。 ■水害  これまで実施してきた河川改修などの対策により、水害の危険性は減少傾向にあります。しかし、近年の気象変化に伴い、局所的な豪雨による被害などが考えられます。 ■地震災害  地震は、予知できない突発的な災害であり、市は、阪神・淡路大震災級の被害量を想定の条件としています。 ■火山災害  現在は、大きな活動は見られませんが、岩手山は、歴史的に見て、噴火を繰り返してきた活火山です。被害を抑えるには、警戒を怠らないことが必要とされます。  見直しのポイント  市は、大きく分けて3つのポイントを見直しました。 ❶火山災害予防計画の独立  火山災害予防をひとつの計画として、独立して策定することとしました。気象庁などからの警報・情報に対し、警戒レベルに応じた措置を講ずることになります。 ❷通信情報対策の充実  市では、衛星携帯電話の活用計画を定め、通信確保に努めることとしました。東日本大震災でも、衛星携帯電話は非常に有効で、市が保有する2台の衛星携帯電話の活用を検討していきます。 ❸復興計画の明文化  従来の計画では、復旧計画までしか策定されていませんでした。今回の見直しにより、災害発生前の状態へ戻すだけではなく、再度の災害に備えた防災のまちづくり計画を策定することとしました。  防災の力を高める  地域防災計画は、多くの項目で構成され、100ページを超える計画となっています。市は、その計画に沿って、全体的な防災力を高めていかなければなりません。しかし、実際に災害が起こった時、初期の活動には、市民の「個」の防災力も求められています。 緊急避難場所一覧 自分の地域の緊急避難場所を確認してください。 ■西根地区 施設名・対象地域 西根中学校=上町の一部、仲町の一部 大更コミュニティセンター=駅前一区、駅前二区の一部、上町の一部、仲町の一部 大更小学校=駅前二区の一部、下町一区~三区、松川、雇用促進、山後、両沼、五百森 東大更小学校=岡村、山子沢、大石平、中関 旧渋川小学校=渋川、渋川開拓、白屋 西根地区市民センター=北村、間羽松 田頭コミュニティセンター=舘腰、町組 田頭小学校=中村、高宮、薬師 平笠小学校=上平笠、中平笠、下平笠、南平笠 平舘農村センター=東、大久保 平舘高等学校=共新 平舘小学校=小福田、大泉、駅前、わし森、椛沢、笹目、松久保、山崎の一部 西根第一中学校=山崎の一部、堀切、川原目、上関 寺田公民館=帷子 寺田小学校=新田、野口、寺田、土沢 荒木田地域体育館=荒木田、舘沢 若谷地野菜栽培管理センター=若谷地 ■松尾地区 施設名・対象地域 大花森分館=松尾 時森分館=松尾 中松尾集落センター=松尾 谷地中分館=松尾 松野小学校=松尾 鷲連寺=松尾 松尾コミュニティセンター=野駄 松尾柔剣道場=野駄 森子集落センター=野駄 野駄分館=野駄 総合福祉センター=野駄 山道集落センター=野駄 中沢分館=野駄 前森集落センター=野駄 松尾中学校=松尾寄木 寄木小学校=松尾寄木 北寄木分館=松尾寄木 南寄木分館=松尾寄木 新田分館=松尾寄木 上寄木分館=松尾寄木 柏台小学校=畑、柏台、金沢、緑ヶ丘・温泉郷 畑分館=畑、柏台、金沢、緑ヶ丘・温泉郷 柏台分館=畑、柏台、金沢、緑ヶ丘・温泉郷 金沢分館=畑、柏台、金沢、緑ヶ丘・温泉郷 安比高原集会所=安比 ■安代地区 施設名・対象地域 安代林業センター=安比 細野地区活性化センター=豊畑、黒沢、赤坂田、安代寄木、扇畑 畑生活改善センター=豊畑、黒沢、赤坂田、安代寄木、扇畑 安代老人憩の家=松木田、小屋畑 中央生活改善センター=新町1・2・3区 健康増進センター=高畑、新町4・5・6区、雇用促進住宅 若者総合活動センター=新町7・8区、向久保 安代小学校=清水1・2・3区、曲田住宅 安代中学校=曲田、横間、保土沢・有矢野、小柳田、五日市、目名市、戸沢 五日市生活改善センター=川原、日影、湯の沢、繋沢 浅沢神楽伝承館=岩屋、石神、中佐井1・2・3・4、岩木、土沢 田山多目的グラウンド管理棟=杉沢、栗木田、平又、長者前 田山公民館、田山体育館=苗代沢、姥子石、田中・矢神、矢神住宅、新興通 田山小学校=上川原、上田山、鳥居元、沢口本町、下田山、下川原、愛の山 田山中学校=石名坂1・2・3区、折壁1・2・3・4区、日泥、切通、瀬の沢 舘市生活改善センター=戸鎖、佐比内、舘市、兄川、下・中・上兄川 自分の身は自分で守ろう  自主防災の心構え  ひとたび大規模な災害が発生した時、国や県、市の対応(公助)だけでは、安全の確保に限界があります。  そこで必要になるのが、「自分の身を自分で守ること(自助)」と「地域の人々が集まって、互いに協力しながら、防災活動に取り組むこと(共助)」です。そして、この「自助」「共助」「公助」の連携が、被害の軽減を図ることにつながります(左図参照)。  地域防災力の向上  市地域防災計画に基づいて「公助」の機能を高めていくなか、「自助」と「共助」にどのように取り組んでいったらよいでしょうか。  その答えのひとつが、「自主防災組織」の活動で、これは、地域防災力の向上へと直結するものです。  組織の役割と活動  自主防災組織とは、災害に対して、隣近所の人々と役割分担しながら、力と心を合わせて助け合う自発的な防災組織のことをいいます。  新たに組織を結成する場合もありますが、既にある自治会などを基本として、活動を兼ねるものが一般的です。  結成には、組織を取りまとめる会長と、その下に構成員を編成した上で、防災計画と年間の活動計画を策定する必要があります。  組織の活動は、「日常のもの」と「災害時のもの」に分けられます。 ■日常の活動 ▼防災知識の広報・啓発  防災に関わる講習会・研修会への参加や、チラシ、パンフレットの配布など ▼地域の災害危険の把握  地域内の災害危険区域や避難経路を記したハザードマップの作成など ▼防災訓練  情報収集訓練、消火訓練、救出・救護訓練などの実施。また、一連の流れで実施する総合訓練など  日常の活動は、多岐にわたるものが多く、正解はありません。地域の実情に沿う活動を日頃から行うことが大切です。また、地域を親子で散歩しながらのハザードマップづくりや、学校や地区の運動会に防災の要素を含んだ競技を盛り込むなど、地域に密着した活動も有効です。 ■災害時の活動 ▼情報の収集および伝達  正確な情報の把握と伝達、避難経路の指示など ▼消火・救出活動  出火した際の初期消火や延焼防止、災害時要援護者の救出・救護活動など ▼避難所の開設・運営  食糧や飲料水の供給、生活場所の確保など  いずれも災害発生時の初期活動となるものです。自身の安全のためにも、公助となる消防機関や医療機関が到着した場合は、その指示に従って活動することが望まれます。  他団体と連携強化  自主防災組織のみでは、ある程度の活動範囲にとどまってしまいます。そこで、他団体との活動と連携をすることにより、相互の得意分野で防災力を補完し合うことが可能となります。  消防団や学校、隣接地区の自主防災組織と連携を図ることで、実施困難であった活動や新たな防災知識の習得が見込まれます。  活動の維持目指す  地域の防災力を支えるのは、災害への関心です。防災への意識を持ち続けるためにも、自主防災組織が中心となり、活動の維持を目指していく必要があります。市地域防災計画に合わせて、地域の防災活動を見直してみませんか。  防災について詳しくは、市役所総務課消防防災係(電話76-2111、内線1233、1234)まで。 防災に関する情報  以下のホームページでは、防災や自主防災組織の活動に関する情報を発信しています。 ■内閣府 ▶防災情報 http://www.bousai.go.jp/ ▶自主防災組織について http://www.udri.net/portal/index.htm ■消防庁 ▶防災情報 http://www.fdma.go.jp/ ▶防災に関するe‐ラーニング http://www.e-college.fdma.go.jp/ トップに聞く  火災だけではなく、災害時にも最前線で指揮を執る消防署と市消防団。それぞれの組織と自主防災組織との関係について聞きました。 市消防団 高橋守男 団長 ―自主防災組織づくりについて  現在、地域には退職消防団員がいると思います。そういった人材を核に自主防災組織をつくっていけるのではないかと思います。 ―自主防災組織と消防団との活動の違いについて  消防団員は、現役世代が多いので、日中の活動には空白時間のようなものがあります。自主防災組織はその空白時間を補える存在だと思います。消防団と自主防災組織は、自分の地域は自分たちで守るという原点は同じだと感じます。課題はあるでしょうが、行政と市民、消防団が連携していければと考えます。 八幡平消防署 宮野弘幸 署長 ―盛岡広域管内の自主防災組織について  管内の市町村では、地区町内会単位で結成している例が多いです。全国に目を向けると、地震への意識が高いからだと思いますが、東海地方の県では、自主防災組織が90パーセント以上の世帯をカバーしています。 ―消防署が自主防災組織に協力できること  自主防災組織が中心となり、消防署へご連絡をいただければ、基本的な訓練から、実際の災害を想定した訓練まで対応することが可能です。災害時の被害を最小限に食い止めるためにも、正しい知識と技術を伝えたいと思います。 6ページ これぞ 火消しの心意気   6月10日に市消防訓練大会が、また、6月24日に市消防演習が、いずれも松尾総合運動公園で行われました。  両日ともに、市消防団員は、日頃の訓練の成果を発揮し、消防の技術と火消しの心意気を披露。消防演習では、市内の幼・少年消防クラブによる訓練とダンス演技なども行われ、緊張感あふれる会場が、一時、和やかな雰囲気に包まれました。  なお、消防訓練大会で、小型動力ポンプの部および自動車ポンプの部の2位以上の成績を収めた分団は、7月15日㈰に松尾総合運動公園で行われる支部大会に出場します。 1_心をひとつに合わせ、一糸乱れぬ動きを披露しました(6月10日、市消防訓練大会) 2_防災ヘリコプター「ひめかみ」も出動して、山岳救助訓練が実施されました(6月24日、市消防演習) 3_ポンプ操法に求められる正確性と迅速性を競い合いました( 6月10日、市消防訓練大会) 4_市幼年消防クラブのダンスでは、かわいらしい演技と防火への呼びかけが行われました(6月24日、市消防演習) 24年度市消防訓練大会の成績 ■小型動力ポンプの部 ▷1位 第34分団▷2位 第28分団▷3位 第35分団 ■自動車ポンプの部 ▷1位 第22分団▷2位 第35分団▷3位 第33分団 ■規律訓練の部 ▷1位 第10小隊(第28・30・32分団)▷2位 第9小隊(第27・29・31 分団)▷3位 第11小隊(第33・34・35・36分団) 7ページ 地域福祉への貢献誓う 社会福祉法人安代会が創立20周年  社会福祉法人安代会(宇土沢孝男会長)と同法人が運営する特別養護老人ホームりんどう苑が創立20周年を迎えました。  同法人では、4月1日に住宅型有料老人ホームやがみを開設。同施設では、9部屋(1部屋当たり14 . 7平方㍍。月額98 , 000円)の個室を備えており、体験入居も可能です。入居申し込みなど詳しくは、やがみ(電話73-3711)まで。 柏台小3年生に記念品 イーハトーブ火山局来館者が10 万人  6月1日、岩手山火山防災情報ステー ション「イーハトーブ火山局」の来館者が10万人に達し、同局を見学に訪れた柏台小3年生の16人に、記念品が贈られました。  同局は、平成12年6月開局。災害対策の紹介のほか、災害対策本部としての機能も備えています。開館時間は、午前9時から午後5時までで、月曜日が休館日です(入場無料、連絡先は電話78-4881)。 皆さんからの意見・提言 まちづくりに生かします  市では、皆さんから、市政やまちづくりへの提言をいただく「わたしの提言」を実施しています。寄せられた提言には、市長が目を通すほか、投書された方が『市の考えを聞きたい』と希望された場合には、担当部署から文書などで回答しています。  平成23 年度は、延べ14人(匿名を除く)の方から、44項目(個人に関するものを除く)の提言が寄せられました。ここでは、その中からいくつかを紹介します。 ▼インターネットの環境について、市内全域を光回線にしてほしい。 ▼一般バス、鉄道、高速バスとの接続も考えて、コミュニティバスの運行をお願いしたい。 ▼ごみ出しルールを守らない人がいる。違反ごみには、貼り紙をするなどの対策を。 ▼市の先人について、小学生副読本を編集したらどうか。 ▼ライト(防犯灯や街路灯など)を増やしてほしい。 ▼市ホームページの管理は、重要である。開催済みのものはお知らせを削除すべきだ。 ▼破れたり壊れたりした「のぼり旗」が目に付く。これでは効果減退だ。 ▼子どもたちへの農業に関する教育は、大変意義がある。自国農業を守る意味や作物を育てる喜びなどを子どもたちに教えてほしい。 ▼本市の犬の散歩時のふん処理マナーが、他の市町村に比べて悪いと思う。各集落に「犬のふん禁止看板」の配布を希望する。 市長と語り合って まちの今を知ろう  市では引き続き、皆さんから市政に対する意見や提言を募集しています。  「わたしの提言」は、市役所や地区公民館などに設置した提言箱に投函してください。ファクス(75‒0469)や郵便(〒028‒7192市長公室宛て=住所不要)でお寄せいただいても結構です。  また、市長と市民の皆さんが直接語り合う「市長とのフリートーク」や「テーマトーク」も開催しています。市内で活動する5人以上の団体やグループなどでお申し込みください。  詳しくは、市長公室秘書広報係(☎・内線1212)まで。 8ページ 農業委員会委員一般選挙の 投票日は8月26日㈰です 立候補予定者を対象に説明会を開催します  任期満了に伴う農業委員会委員一般選挙が、8月19日㈰に告示され、26日㈰に投開票が行われます。  今回の選挙から、農業委員の定数は下表のとおりとなり、全員で26人となります。 選挙区、区域、定数 第1選挙区、西根地区、14 人(2人減) 第2選挙区、松尾地区、6人(1人減) 第3選挙区、安代地区、6人(1人減) ※投票や立候補ができる人は、市農業委員会委員選挙人名簿に登録されている人です。 ■期日前投票  投票日に投票できない人は、期日前投票を行いましょう。 ▶期間 8月20日㈪から25日㈯まで ▶時間 午前8時半から午後8時まで ▶場所 第1選挙区 西根地区市民センター     第2選挙区 松尾総合支所     第3選挙区 安代総合支所  詳しくは、市選挙管理委員会事務局(☎・内線1226)まで。 農業委員会委員一般選挙の日程 ■立候補予定者説明会 ▶第1選挙区  日時 7月27日㈮ 午後2時から  場所 市役所大会議室 ▶第2選挙区  日時 7月27日㈮ 午前9時半から  場所 松尾総合支所大会議室 ▶第3選挙区  日時 7月26日㈭ 午後2時から  場所 安代総合支所大会議室 ■立候補届出書類の事前審査  日時 8月8日㈬ 午前8時半から午後5時まで  場所 第1選挙区 市役所大会議室     第2選挙区 松尾総合支所第2会議室     第3選挙区 安代総合支所大会議室 ■立候補届け出受付  日時 8月19日㈰ 午前8時半から午後5時まで  場所 第1選挙区 市役所大会議室     第2選挙区 松尾総合支所大会議室     第3選挙区 安代総合支所大会議室 ■投票  日時 8月26日㈰ 午前7時から午後6時まで 場所 入場券に記載されている投票所 図書館の一部業務を民間委託します  市立図書館は、業務の一部を民間委託するにあたり、委託業者の選定を行います。 ■委託業務 窓口業務、書架整理、図書資料の整備、管理業務など ■委託期間 平成25年4月1日から28年3月31日までの3年間 ■選定について  公募型プロポーザル方式(企画提案)により提出された書類をもとに、市が設置する選定委員会が審査、選定をします。 ■質問書の受付 ❶期限 7月13日㈮まで ❷提出方法 ファクス(0 195‒75‒1701)により質問内容を送信してください。 ❸回答について 7月18日㈬までにファクスで回答します。※電話、口頭での質問および期間終了後の質問は受け付けません。 ■応募書類の提出 ❶期間 7月20日㈮から30日㈪の午前9時から午後5時まで※休館日の24日㈫を除く。 ❷提出先 市立図書館 ❸提出方法 直接持参  この記事は、内容を一部抜粋して記載していますので、詳しくは、市ホームページで確認してください。 義援金 ありがとうございます(5月31日まで受け付けした順) 【銀行振り込み】(標記は通帳記帳通り) ▽2万円 ユウゲンガイシヤタイラダテタクシー▽1万円 イトウリヨウジ▽5千円 サカマキユウイチ▽5千円 イチハラサトコ 9ページ 各課からのHOTLINE 後期高齢者医療制度の 被保険者証を更新します●保険証や認定証について詳しくは市役所市民課国保年金係(☎・内線1135)  新しい保険証への  切り替え忘れずに  市は、後期高齢者医療制度の被保険者の方へ、7月24日から新しい保険証を送ります。  古い保険証は、7月31日で有効期限を迎えますので、8月1日以降に医療機関を受診する際は、新しい保険証を窓口に提示してください。  8月になっても保険証が届かない場合は、市役所市民課国保年金係へご連絡ください。  臓器提供に関する  意思表示欄を記載  臓器移植に関する法律の改正により、すべての医療保険の保険証に「臓器提供に関する意思表示欄」が設けられています。保険証の裏面に、この欄が記載されていますので、意思表示へのご理解とご協力をお願いします。  対象となる方には  減額認定証も送付  有効期限が、7月31日の減額認定証をお持ちの方で、世帯全員の所得の状況が確認でき、8月以降も対象となる方(住民税が非課税の世帯に属する被保険者)には、7月末までに、市から減額認定証を送ります。  なお、新たに減額認定証が必要となる方は、条件を確認の上、市役所市民課窓口で申請してください。  保険証裏面の意思表示欄への記入をお願いします 減額認定証とは  24 年度住民税非課税世帯の方が医療機関を受診した場合、減額認定証を提示することによって、窓口での自己負担が世帯の限度額までになります。これは、外来、入院どちらの受診に対しても適用されます。  入院のときは、食事代の減額を受けることもできます。 国民健康保険税の税率 引き上げにご理解願います ●国民健康保険税について詳しくは  市役所税務課市民税係(☎・内線1248)  国民健康保険のはたらき  国民健康保険(国保)は、病気やけがをした時に安心して医療が受けられるように、加入者が国保税を出し合い、お互いに助け合う制度です。  国保の置かれている現状  国保は、加入者の皆さんに納めていただく国保税と国や県からの補助金などで運営しており、国保税による収入は貴重な財源です。  しかし、近年は、医療技術の高度化や急速な高齢化の進展に伴い、医療費は増加する一方、国保税の収入は加入者数とともに減少し、厳しい財政状況が続いています。  制度の運営維持のために  このような事情により、国民健康保険事業の安定的な運営を図るため、国保税の税率改正が必要となりました。市税条例の改正案は3月に開催された市議会定例会で可決され、24年度国民健康保険税は、左表の内容で引き上げとなります。  加入者の皆さまには、ご負担をおかけしますが、国民健康保険制度を将来にわたり維持していくために必要な改正ですので、ご理解とご協力をお願いします。 ※23年中の収入状況が不明な人は、国保税の正しい算定ができない場合や、軽減を受けられない場合があります。申告は、収入の有無に関わらず必要です。 ※24年度の納税通知書は7月中旬に発送します。 10ページ NEWS&INFORMATION 四季折々の草花が出迎える フラワーランドがオープン  岩手エッグデリカ(田村昌則社長)が、6月9日、八幡平フラワーランドを開園しました。  八幡平フラワーランドは、約5ヘクタールの敷地に、約1200種類の草木や花が、36のテーマに分けられ、植えられています。また、園内には、ラクダ科のアルパカと触れ合いを楽しめるコーナーや、休憩ができるオープンカフェも準備されています。 ■営業期間 24年中は12月27日㈭まで ■定休日 期間中無休 ■営業時間 午前9時から午後5時まで ■入場料 大人(中学生以上)500円 子ども(小学生)200円 ■年間パスポート 大人(中学生以上)2千円 子ども(小学生)800円  詳しくは、サラダファーム(電話0195‒75‒2500)まで。 まちの保健室で気軽に 相談をしてみませんか  「まちの保健室」とは、学校に保健室があるように、地域の保健室として、皆さんの心や身体についての気がかりや問題を相談できる所です。  専門的な知識を持った看護職(保健師、看護師)が、不安や悩みの解決をお手伝いします。相談は無料です。気軽に足を運んでみませんか。 ■開催日時 毎月第4木曜日 午前9時から12時まで ■場  所 大更公民館 ■内  容 ・健康チェック(血圧・体脂肪測定)・健康相談、子育て相談、心の健康相談、介護相談、障害に関する相談など ■主  催 公益社団法人岩手県看護協会  詳しくは、大更公民館(☎ 76-4069)まで。 市内19カ所の放射線量 全地点で基準を下回る  市が、5月24、25の両日、市内19カ所で空間放射線量を測定した結果は、下表のとおりでした。  全地点で、除染の対象となる1マイクロシーベルト毎時(μ㏜/h)を大きく下回りました。 測定結果一覧 測定地点・測定日・測定区分・測定時刻・線量等量率( μ㏜/h ) 松野保育所、5月24日、地上50㎝、 9:45 、0.07 あしろ保育所、5月24日、地上50㎝、 9:16、 0.03 東慈寺保育園、5月24日、地上50㎝、 11:08、 0.03 杉の子保育園、5月24日、地上50㎝、 15:04、 0.07 平舘保育園、5月24日、地上50㎝、 14:00、 0.05 大更小学校、5月24日、地上50㎝、 14:46、 0.05 東大更小学校、5月24日、地上50㎝、 14:28、 0.06 田頭小学校、5月25日、地上50㎝、 9:06、 0.03 平笠小学校、5月24日、地上50㎝、 11:28、 0.04 平舘小学校、5月24日、地上50㎝、 13:45、 0.04 寺田小学校、5月24日、地上50㎝、 13:08、 0.04 柏台小学校、5月24日、地上50㎝、 10:38、 0.04 寄木小学校、5月25日、地上50㎝、 8:41、 0.05 松野小学校、5月25日、地上50㎝、 8:25、 0.04 安代小学校、5月24日、地上50㎝、 8:50、 0.04 田山小学校、5月24日、地上50㎝、 8:15、 0.05 西根中学校、5月25日、地上1m、 9:20、 0.04 西根第一中学校、5月24日、地上1m、 13:28、 0.05 松尾中学校、5月24日、地上1m、 10:05、 0.04 11ページ 各種スポーツ大会成績(敬称略、数字は順位) ◎県高等学校総合体育大会 ■相撲(6月2日、盛岡市・県営武道館相撲場)▽団体❸平舘高校▽個人▽100キロ以上級❶松浦智哉(平舘高校1年)▽1年生の部❶松浦智哉 ■レスリング(6月2・3日、洋野町・種市体育館)▽個人66㌔級❶遠藤貴哉(盛岡工業3年、西根第一中卒) ■カヌー(6月2日、盛岡市・県営御所湖漕艇場)▽カヤックフォア❶不来方高校(齋藤弘希【2年、安代中卒】ほか) ◎県民体育大会 ■カヌー(6月3日、県営御所湖漕艇場)▽少年スプリント▽カヤックシングル❸齋藤弘希(不来方高校2年、安代中卒)▽カヤックペア❶齋藤弘希ほか▽カヤックフォア❶齋藤弘希ほか ■馬術(6月9・10日、奥州市・水沢競馬場内馬術馬場)▽市町村別❷八幡平市(クラレンスジョージリドリー、船橋慶よし延のぶ、安井博一【リグループクラリー牧場】) ◎岩手地区中学校総合体育大会(6月16~18日、市総合運動公園体育館ほか) ※太字は7月21日から開催される県大会に出場 ■ソフトボール 【女子】❶松尾 ■野球❸西根第一 ■バスケットボール 【男子】❸西根 ■バレーボール 【女子】❸西根 ■ソフトテニス 【男子】▽団体❶安代❸西根、西根第一▽個人❶小山田慎治・種市廉組(安代3年)❷佐々木槙史・伊藤広貴 組(西根第一2年)❸畠山裕哉・畠山圭太組(安代3年)【女子】▽団体❷松尾❸西根第一▽個人❷田村奈々・髙橋紗良組(西根第一3年)❸遠藤花詠・伊藤彩貴組(西根第一3年、2年)、髙橋りりか・工藤彩美組(松尾2年) ■卓球 【女子】▽団体❸西根第一、田山▽個人❷佐々木穂乃香(西根第一3年) ■柔道 【男子】▽個人55キロ級❸髙橋廉人(西根第一3年)▽同60キロ級❸遠藤隼(西根第一1年)▽同73キロ級❸山口誉(西根第一3年)▽同90キロ級❶髙橋幸輝(西根第一3年)【女子】▽個人階級別❶佐藤遙菜(西根第一1年)▽同❶佐々木彩美(西根第一1年) ◎第33回県ジュニアテニス選手権大会(盛岡市・太田スポーツセンターテニスコートほか) ■12歳以下男子シングルス❶祖利目大晟(寄木小6年) ■14歳以下女子シングルス❸高橋優実(寄木小5年) ■14歳以下女子ダブルス❸高橋優実ほか ※両名とも東北ジュニアテニス選手権大会に出場予定 ◎わんぱく相撲盛岡場所(6月17日、県営武道館相撲場) ■6年生の部❶長内龍(平舘小)=7月29日の全国大会へ出場❷松浦和啓(同) ◎県グラウンド・ゴルフ協会主催盛岡ブロック八幡平大会(6月15日、市松尾総合運動公園) ■白ブロック❶角掛洋志(大久保)❷高橋新一(中郡) スポーツを頑張る人の 情報をお寄せください  広報はちまんたいでは、市・県外の学校で活躍する人などを広く掲載するため、スポーツ大会で入賞した人の情報を募集しています。  大会の内容や順位が分かるものと連絡先を郵送またはメールなどでお送りください。 ■宛て先 〒028-7192 市役所市長公室秘書広報係「スポーツ成績」まで(住所不要) ■ E メール koushitsu@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「スポーツ成績」と入力願います) 12~13ページ 話題ピックアップ 360度のパノラマを堪能 新日本百名山・七時雨山山開き  新日本百名山の七時雨山(1 , 063㍍)山開きが、6月3日、西根寺田コー ス登山口で行われました。  当日は、約100人が山開き式に参加。武田常徳副市長から市旗などが登山隊員に手渡され、登山者は新緑の山中を楽しみながら、山頂を目指しました。登頂を万歳三唱で祝った後、市山岳協会から先着で記念絵馬が贈られました。山田町から参加した佐藤ヒロ子さんは、「山の名前に引かれました。早起きして来たかいがありました」と山頂からの風景に感動していました。 名車旧車が焼走りに集合 2012ノスタルジックカーミーティングinIWATE  2012ノスタルジックカーミーティン グinIWATE(同実行委員会主催)が、6月17日、岩手山焼走り国際交流村で開催されました。  会場には、国内外の旧車やスポーツカーなど約130台が展示され、憧れの車を一目見ようと、たくさんの来場者でにぎわいました。当日は、子ども連れの家族も多く、両親と来場していた矢幅隼人くん(大更小3年)は、「車は何でも好きです」と、さまざまな車に目を輝かせていました。 ふるさとへの思い深める 第6回八幡平ふるさと会の集い  第6回八幡平ふるさと会の集いが、5月27日、ホテルラン グウッド(東京都)で開かれました。  当日は、会員や関係者など約250人が参加。ふるさと大使への委嘱状交付式も行われ、大使を代表し、八幡平ふるさと会の田村啓造会長が、田村正彦市長から委嘱状の交付を受けました。また、懇親会では、市の無形民俗文化財である「兄川先祓はらい」の披露や、盆踊り、出席者全員での「ふるさと」などの合唱を通し、郷土への思いを深めていました。 開山を祝って音楽が響く 残雪の裏岩手連峰開山祭  残雪の裏岩手連峰開山祭(同実行委員会主催)が、6月17日、松川温泉河畔広場で開かれました。  この祭は、八幡平から岩手山へと連なる裏岩手連峰の開山を祝う目的で、今回が初開催。花巻東高校吹奏楽部が演奏するアルプホルンや、ひらやまよりこさんの奏でるアルパ(ハープの一種)の音色が、会場に響きわたりました。また、平舘高校の生徒で結成されたコーラス隊は、名誉市民の江間章子さん作詞の「夏の思い出」などを披露し、来場者は山と音楽を楽しみました。 緑豊かな森を夢見て植樹 第10 回「八幡平・ふるさとの森づくり」  第10 回「八幡平・ふるさとの森づくり」(NPO法人森びとプロジェクト委員会・みちのく事務所主催)が6月9日、旧松尾鉱山跡地・元山堆積場で行われました。  当日は、不安定な天候のなか、関係者を含め約200人が参加。ミズナラやコナラなど18種、約3 , 000本の苗木を植樹しました。今回で3回目の参加という滝沢村の熊谷涼太くんは、「水が溜まってしまって、植樹できないときもあった。今年は開催出来て良かったです」と参加の喜びを語りました。 触れ合い通し自然を学ぶ 安比川でアユの稚魚放流  安代小学校(坂東肖子校長、児童122人)の1年生18人が6月11日、安比川へアユの稚魚を放流しました。  放流には、稚魚の提供元である南部馬淵川漁協の工藤篤組合長も参加。児童は、アユの生態と川の環境保全について説明を受けました。その後、「早く大きくなってね」などと声を掛けながら、約20キログラムの稚魚を川へ送り出しました。今井天たから楽君は「触ってみたら、するすると逃げて行った。生きているという感じがした」と稚魚との触れ合いを楽しんでいました。 最後の運動会で念仏剣舞を舞う子どもたち(6月2日、東大更小運動会) 実りの時期を期待して苗を植えました(6月1日、田頭小田植え体験) 花と笑顔であふれる「花いっぱい運動」(6月13日、サラダファーム内) 市内からも参加した全日本還暦軟式野球大会(6月9日、市総合運動公園) 平舘高生が市内で職場実習(6月13日、大更保育所) 14ページ 福祉ネットワーク 保険のひろば  知っていますか?歯周病  歯周病という言葉は聞いたことがあっても、どんな病気かご存じの方は少ないのではないでしょうか?  歯周病は、30歳以上のおよそ8割がかかっているといわれており、決して患者が少ない病気ではありません。  歯以外の病気の原因にも 歯周病とは、歯と歯ぐきの隙間から侵入した細菌が、歯肉に炎症を起こし、歯を支える骨を溶かしてしまう病気をいいます。また、歯周病の原因となる細菌の中には、心臓や大動脈、静脈などに生息し、血栓の原因になっているものもあり、心筋梗塞や脳梗塞、突然死の引き金になることもあります。  こんな症状出てませんか ・歯ぐきが赤く腫れる ・歯と歯ぐきの間の溝が深い ・歯がぐらぐらする ・少しのことで出血する ・冷たいものがしみる ・口臭がひどくなる ・起床時、口がネバネバする ・歯の根が露出する ・ウミがひどくなる  歯周病の身近な予防方法 ❶歯磨き  歯磨きをしたつもりでも細菌の塊、歯垢が落ちていなければ歯周病になってしまいます。歯ブラシを小さく動かす「クシュクシュ磨き」がお勧めです。 ❷禁煙  喫煙によって、歯肉への酸素や栄養が不足すると、歯周病菌が繁殖しやすくなります。 ❸歯科健診  歯が痛くなくても年に1度は、歯科医院で口腔内を診てもらい、歯周病の早期発見・予防に努めましょう。  歯科健診を受けましょう  成人歯科健診の対象者には個別に通知しています。 ■対象年齢 20・30・40・50・60・70歳の方 ■健診期間 7月1日から11月30日まで  詳しくは、健康福祉課健康推進係までお問い合わせください。 介護のココロ 高齢者生活援助サービスの紹介  市は、高齢者(65歳以上の方)が安心して過ごせるまちを目指して、各種サービスを提供しています。今回は、そのいくつかを紹介します。 ❶訪問理美容サービス事業  在宅の寝たきり高齢者などに対し、自宅を訪問して理美容サービスを年4 回まで、無料で実施しています。 ❷ふれあいいきいきサロン  地域の高齢者と住民が気軽に集まり、仲間づくりの和を広げてもらえるようにサロンを開催しています。内容は、サロンによってさまざまですが、軽体操などの介護を予防するための取り組みや、認知症に関する勉強会なども実施しています。  いずれの事業も、市社会福祉協議会に委託実施していますので、詳しくは同協議会(☎ 74-4400)にお問い合わせください。 子育てNEWS よくある保育料Q&A Q. 保育料はどのように決まっているの? A. 前年分所得税、前年度市民税の税額から算 定します(主に両親の税額を合算)。市民税の確定が6月のため、4月時点の保育料は、仮算定となっています。 Q. 税制改正で0歳から15歳までの扶養控除 などが廃止となり、税金が高くなりました。 保育料も高くなるのですか? A. 保育料は、扶養控除があるものとして税額 を再計算し、保育料を算定します。 Q. 24年度の保育料が確定するのは、いつ? A. 7月中旬までに決定する予定です。 Q. 保育料が変更になった人は? A. 保育料が変更になった人には、通知と変更後の納付書を送付しますので、届いた納付書で納めるようにしてください。   変更がなかった人には通知しませんので、お手元にある納付書で納めてください。 15ページ まちの企業探検隊㉚ ㈱スリーエス 紹介者  製造課 課長 畠山 晃 さん 所在地 大更1-205 資本金 1,000万円 代表者 代表取締役 後閑 信夫 設 立 1999年11月8日 従業員数 10人 電話番号 70‐1370 事業内容 医療機器部品販売、㈱ダイヤプレス生産委託業務 主な取引先 医療機器メーカー、㈱ダイヤプレス ▼どんな会社ですか  株式会社ダイヤプレスグループとして、医療関連部品の販売と自動車関連部品の検査業務を行っています。従業員数は少ないですが、みんな明るく、元気に仕事をしています。 ▼どんな仕事をしていますか  製品に異物が入り込んでいないかなどを確認する検査部門の管理を行っています。 ▼仕事で心がけていることは  医療・自動車部品ともに不具合があれば、人体、人命に関わります。丁寧な検査業務を行い、安心して使用される部品を供給することができるように心がけています。 ▼やりがいを感じることは  医療部品で年間約7千万個の部品を供給し、皆さんのお役に立てていることです。 ▼今後、目指していくことは  スリーエスを含むダイヤプレスグループは、さまざまな業種間の取引をしており、身近な製品にも私たちの部品が使われています。これからもお客さまのお役に立ち、グループ全体の成長を目指していきたいです。 県大会目指し熱戦を繰り広げる 岩手地区中学校総合体育大会  6月16日から18日までの3日間、各会場で岩手地区中学校総合体育大会が開催されました(入賞した結果は11ページに掲載)。  市内で行われた競技の一部と、地区優勝を決めた競技の様野球競技(市総合運動公園野球場) 子を紹介します。 女子バレーボール競技(西根地区体育館) 女子バスケットボール競技(市総合運動公園体育館) ソフトボール競技(滝沢村・滝沢中 学校グラウンド) 野球競技(市総合運動公園野球場) 男子ソフトテニス競技(盛岡市・県営運動公園テニスコート) ※今月は「われらスポーツ少年団」をお休みします。ご了承ください。 16ページ 博物館だより 7月博物館行事 ◆霊場観音をめぐる「糠部三十三観音巡り」  第1回観音巡礼の旅が、6月19日から始まりました。  この企画は、秋の企画展「北の霊場と観音信仰」関連事業として行われるもので、今でも盛んな観音信仰を実際に体験し、理解してもらうためのものです。一番札所寺下観音(青森県階上町)から、三十三番札所天台寺(二戸市)まで、5回にわたり(7・8月は休み)、10月まで実施予定です。  今回は、台風の接近を気にしながらの巡礼でしたが、幸い雨には遭わず、観音霊場の霊気に触れ、魂に新たな生命力を頂いたような気持ちでした。  7月に開催される行事を紹介します。 ❶第2回夏季トピック展「磯辺の生き物」 ■期間 7月1日㈰から9月30日㈰まで ■内容 ヒラメ・メバルなどの磯辺に生きる魚介類を展示します。   ❷第3回文化財講座「中世城館の見かた、歩き方」 ■日時 7月21日㈯、午前10時から12時まで ■内容 博物館で講義の後、実際に中世城館を見学します。軽装(帽子、靴など)の準備をお願いします。申し込みが必要です。 ❸チャレンジ博物館「宝物をさがそう」 ■日時 7月28日㈯、午前10時から12時まで ■対象 小学生 ■内容 学芸員のヒントから、博物館に展示してあるものを探し出し、それを使って体験学習をします。申し込みは不要です。 図書館だより 夏休みは図書館へ行こう  夏休み中の子どもたちを対象にした行事を企画しています。楽しい夏休みを図書館で過ごしてみませんか。 夏休み工作教室  身近な材料を利用した、リサイクル工作教室を開きます。 ■日  時 7月27日㈮、午後1時から ■場  所 市立図書館会議室 ■募集人数 12人(対象は小学生)低学年は親子で参加してください。 ■申込期限 7月23日㈪まで ※詳細は図書館へお問い合わせください。 夏の映画会  夏の夜、みんなで映画を楽しみましょう。 ■日時 8月3日㈮、午後7時半から ■場所 市立図書館駐車場 ※雨天時は、お話室での上映となります。 ※夜間の行事となりますので、必ず保護者同伴で参加してください。 子ども図書体験  図書館の仕事を体験してみませんか。図書館のことや本のことに詳しくなれます。夏休みの自由研究にもどうぞ。 ■日  時 8月8日㈬       午前10時半から午後3時半まで ■場  所 市立図書館 ■募集人数 10人程度(小学3年生以上) ■申込期限 7月30日㈪まで ※昼食を持参してください。 第58回青少年読書感想文全国コンクール・第45回岩手読書感想文コンクール課題図書展 ■期間 7月20日㈮から8月中旬まで ■場所 市立図書館児童開架室 17ページ よろこび・おくやみ(5月分) すこやかに 岡外 快晴(正道・美香/下町二区) 畠山 空士(正寛・ひとみ/東) 松浦 颯斗(亮・幸代/堀切) 遠藤 夢華(大輔・夏樹/北村) 高橋 叶望(潤・百合子/南寄木) 藤田 蒼春(幸治・智恵/中松尾) 大和田 英太(三輝・早苗/上寄木) 髙橋 絵吏(良美・桂子/上町) 渡辺 茉那羽(匡博・春美/両沼) 菊池 仁(拓巳・仁美/南寄木) お幸せに  村木 洋和 /小福田  立柳 明日香/上野駄  小船 勝巳 /秋葉  橋本 樹里 /滝沢村 安らかに 田村 タミ   82歳 五百森 藤根 百枝  72歳 寄木新田 北口 幸次郎 83歳 中松尾 勝又 定夫  83歳 駅前 浅利 春夫  86歳 田山下 田村 キヨ  86歳 笹目 田村 ミサヲ 84歳 時森 吉田 長一郎 82歳 寄木新田 杣澤 松次郎 83歳 時森 八幡 セキ  94歳 田山下 伊藤 ハツエ 88歳 五百森 澤口 辰雄  84歳 下平笠 畠山 民男  83歳 北寄木 畠山 良子  71歳 荒木田 菅原 武   83歳 柏台三丁目 盛内 ミツエ 85歳 五日市1区 大巻 ヨシ子 60歳 両沼 𠮷田  𠮷  73歳 舘腰 八幡 新一郎 88歳 舘市 松浦 清吾  75歳 北村 小山田 盛榮 82歳 浅沢第2 石田 トメ  86歳 浅沢第2 宮野 タマ  86歳 大泉 佐々木 石男 73歳 寺田新田 髙橋 芳巳  78歳 椛沢 向久保 ナカ 93歳 山後 斉藤 專市  93歳 畑1区 松村 ナカ  80歳 渋川開拓 村井 ミヅホ 92歳 中松尾 中村 省三  81歳 帷子 高橋 實   91歳 仲町 安保 忠   72歳 田山上 八幡 キミ  87歳 苗石田 佐藤 吉治  74歳 浅沢第1 中軽米 キミエ 83歳 寄木新田 羽澤 清藏  90歳 五日市2区 髙村 ハツ  90歳 荒屋新町 藤田 德次郎 85歳 大花森 土館 アエ  85歳 田山下 齊藤 孝一  74歳 日瀬通 ※掲載は届け出順で、届け出人が希望した場合だけ載せています。(敬称略) ■人口の動き【 5月31日現在 ( )は前月比】 西根地区 17,102(-27)人、6,111(+7)世帯 松尾地区 6,364(-16)人、2,355(-4)世帯 安代地区 5,101(-13)人、1,887(-1)世帯 合計 28,567(-56)人、10,353(+2)世帯 男性 13,794(-28)人 女性 14,773(-28)人 出生 15人、死亡 50人、転入 31人、転出 52人 ■交通事故発生件数など(5月中) ※累計は1月からの合計 人身事故 7件 累計26件 物損事故 35件 累計268件 負傷者 8件 累計33件 死者 1件 累計1件 飲酒運転 2件 累計4件 火災 0件 累計9件 救急 101件 累計537件 № 82 広報クイズ 7月5日号の問題 防災に求められる3つの○助とは?  正解者の中から抽選で4人(No.81繰越分含む)に500円分の図書カードをお贈りします。 ◎ 応募方法 はがき、FAX、メールに「答え、住所、氏名(ふりがな)、年齢」を書いて応募してください。答えのほかに、広報の感想や意見などを必ず書き添えてください。紙面づくりの参考にさせていただきます。         ◎ 応募先 八幡平市役所「広報クイズ係」 ☆はがき〒028-7192(住所不要) ☆FAX75-0469  ☆メールkoushitsu@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「広報クイズ」と入力) ◎応募期限 8月1日㈬ 消印有効 ◎第81回の正解 「5校」(表紙の安代中と10・11㌻の4校) ◎応募者数 11人  ◎正解者数 2人 ◎当選者 大森リツさん(叺田)、小田島トシ子さん(叺田) 18~19ページ お知らせ 森林の伐採には 届け出必要です  大切な森林を違法な伐採や無秩序な開発から守るため、伐採の届け出が法律で定められています。 ■届け出する人 森林所有者本人が伐採する時は「所有者」、業者に伐採を依頼(販売)する時は「所有者と業者の連名」 ■届け出時期 伐採する90日前から30日前まで ■届け出先 森林の所在市町村  詳しくは、安代総合支所土木林業課林業係(☎・内線3142)まで。 国民年金保険料の 免除申請忘れずに  国民年金には、経済的な理由などで保険料(24年度=14,980円)の納付が困難な場合、申請で免除されたり、30歳未満の人の納付が猶予されたりする制度があります。現在、24年度分(24年7月から25年6月)の申請を受け付けています。 ■申請に必要なもの 印鑑、年金手帳、退職(失業)者は雇用保険受給資格証明書や雇用保険被保険者離職票の写し ※23年度分(23年7月から24年6月)の申請受け付けは、8月1日㈬までです。  学生納付特例(学生で本人の前年所得が一定以下の場合、納付が猶予される)は、随時受け付けています。  詳しくは、市役所市民課国保年金係(☎・内線1132)または盛岡年金事務所(☎ 019-623-6211)まで。 サマージャンボで まちづくりに参加  本年度のサマージャンボ宝くじは、7月9日㈪から27日㈮まで発売されます。  賞金は、1等・前後賞合わせて5億円。この宝くじの収益金は、災害復旧をはじめとする市町村のまちづくりに活用されます。 ごみ集積所に対する 補助を行っています  市公衆衛生組合連合会では、ごみ集積所整備に補助をしています。 ■対象 ❶ごみ集積所内および周辺環境の衛生維持に係るもの、❷ごみ集積所の修繕に係るもの、❸住民間の意思疎通に係るもの、❹ネット購入費 ■補助金額 ❶から❸は、ごみ集積所1カ所につき年間5,000円を限度とし、❹は、ごみ集積所1カ所につき購入費の2分の1以内で、 1万円を限度とします。  詳しくは、市役所市民課環境衛生係(☎・内線1124)まで。 農業後継者対象に 婚活イベント開催  JA新いわてでは、農業後継者対策事業の一環として、婚活イベントを開催します。 ■日時 9月8日㈯、午後1時から9時まで ■集合場所 盛岡駅西口(高速バス乗り場)※駅からはバスで移動 ■対象▷男性は、JA新いわて管内の農業従事者、後継者、農業に関心のある独身者▷女性は、独身者(県内外は問いません) ■募集人数 男女とも20人(おおむね20歳から40歳) ■参加費 男性 5,000円 女性 3,000円 ■内容 農作業体験、交流会 ■申込期限 8月10日㈮  詳しくは、JA新いわて生活福祉部生活課(☎ 019-623-6211)まで。 県立平舘高校同窓会 同期を誘って参加を  平舘高校同窓会を開催します。 ■日時 7月22日㈰、午後5時 ■場所 ホテルルイズ(盛岡市) ■会費  5,000円(平成21・22・23年度卒業生は無料) ■申込期限 7月15日㈰  詳しくは、平舘高校同窓会事務局(☎ 74-2610)まで。 「あそぼう会」で 水遊びを楽しもう  松尾地区各保育所で「7月の遊ぼう会」を開催します。 ■松野保育所 7月9日㈪、午前10時から11時半まで(☎74-2715) ■寄木保育所 7月24日㈫、午前10時から11時半まで(☎ 76-2002) ■柏台保育所 7月10日㈫、午前10時から11時半まで(☎ 78-2020) 通学定期券購入に 市が補助をします  市は、鉄道や路線バスの通学定期券購入費の一部を補助します。 ■対象者 市内に住所があり、現に市内に居住し、通学定期券利用の小・中学生や高校生の保護者 ■補助額 定期券購入費用の100分の7の金額(10円未満切り捨て) ■申請方法 各総合支所地域振興課や大更駅備え付けの申請書と定期券を販売窓口に提示して購入証明を受け、各総合支所に提出 ■1回目申請期限 7月10日㈫  詳しくは、市役所地域振興課地域振興係(☎・内線1143)まで。 身体障害者を対象 県の職員採用試験  県では、身体障害者を対象とした職員採用試験を行います。 ■職種、採用予定人数 一般事務(予算経理など)、4人 ■主な勤務先 知事部局(本庁各部局、広域振興局などの出先機関)、教育委員会(事務局、県立学校など) ■受付期間 7月13日㈮から8月15日㈬まで ■問い合わせ先 県庁人事委員会事務局(☎ 019-629-6236)まで。 防衛省などで働く 自衛官募集します  防衛省では、自衛官などを募集しています。 ■種目 防衛大学校、防衛医科大学校、航空学生、看護学生、一般曹候補生、自衛官候補生 ■募集期間 種目によって異なりますので、お問い合わせください。 ■問い合わせ先 自衛隊岩手地方協力本部盛岡募集案内所(☎ 019-641-5191)まで。 夏の夜を満喫する 麗峰苑夏祭り開催  麗峰苑夏祭りを開催します。  ■日時 7月27日㈮、午後5時から8時まで(雨天決行) ■場所 特別養護老人ホーム麗峰苑駐車場(雨天時は施設ホール) ■内容 松川一の宮太鼓、岩手山神社山伏神楽、盆踊りなど  詳しくは、特別養護老人ホーム麗峰苑(☎ 64-1120)佐々木まで。 怖いツツガムシ病 気を付けましょう ツツガムシ病は、山林、川原、田畑などの地中に広く分布するツツガムシの幼虫に皮膚を刺され、感染します。ご注意ください。 ■予防方法 ❶山林などへ行く時は素肌を露出しない、❷草の上に寝転んだりしない、❸上着やタオルなどを草の上に放置しない、❹帰った後は入浴し、よく体を洗う、❺着ていた服は洗濯する  山林などに行ってから、1週間前後に発熱、発疹などの症状が出た場合は、医療機関で受診し、行った場所について話してください。 安比塗漆器工房で 「こどものもの展」  「こどもに伝えたいもの、残したいもの」をテー マに、参加作家17人の漆作品の展示会を開催します。 ■日時 7月20日㈮から8月19日㈰まで、午前9時半から午後5時まで ■展示内容 こども椀、小皿、カトラリー、布ものなど ※月曜定休日 詳しくは、安比塗漆器工房(☎ 63-1065)まで。 岩手駐屯地の訓練予定(第2四半期) 月日・時間・使用火器など 7/12~17、 8時~17時、榴弾砲・重機関銃 7/22~30、8時~17時、榴弾砲・迫撃砲 7/31~8/10、 8時~17時、迫撃砲・爆破など 8/18~9/6、 8時~17時、迫撃砲・無反動砲 9/7~22、 8時~17時、榴弾砲・爆破など 9/23~30、 8時~17時、榴弾砲  詳しくは、陸上自衛隊岩手駐屯地司令業務室(☎ 019-688-4311)まで。 20ページ 八幡平いにしえの宝(市内の貴重な文化財や自然などを紹介します) 長者屋敷の湧水群 所在地:長嶺神社境内(松尾第4地割60番地2)を含む市立公園内ほか  松尾の長者屋敷は、縄文時代前期から平安時代に続く重層の複合遺跡であることが確認されていますが、特に縄文中期の集落跡は三内丸山遺跡に匹敵するほどの規模だといわれています。大昔から人々が住みついた良質の水場でもあったようで、長い歴史の中で清水伝説、長者伝説が生まれました。そのひとつが「岩手の名水20選」に選ばれている長者屋敷清水にまつわる伝説です。征せい夷い 大将軍坂上田村麻呂が東夷・大武丸配下の登喜盛を討ち取り、その場に湧く清水で血染めの太刀を洗い清めたことから、別名「太刀清水」というようになったといいます。昭和4年、中松尾にあった長嶺神社をこの地に遷せん宮ぐう新築し、長者清水神と蔵くら瀧たき大だい明みょう神じんを合ごう祀し したと境内の碑文は伝えます。7、8カ所ある湧口の多くは一ノ蔵、二ノ蔵などの名が示すように柱状の巨岩紫蘇輝石安山岩の岩場から湧き出しています。その一つ一つに水神などが祀られ、地域の人々の信仰の深さを物語っています。周辺は市立公園として整備され、主泉には神社の氏子会によって樋がかけられ水くみの便が図られています。昔は眼病に効くといわれ、神社の例祭には出店が並び花輪線に臨時列車が出るほどのにぎわいだったといいます(現在の例祭は7月第2土曜日)。  今は美味しい水(硬度27.5 ㎎/ℓの軟水)としての利用が多く、この日も平日だというのに大量の容器を抱えた人たちが順番待ちをする場面も見られました。【撮影:6月11日】(文・市文化財保護審議会委員 畑謙吉) ≪参考文献≫  松尾の文化財 (1980、1983・村教委)         東北縦貫自動車道関連遺跡発掘調査報告書 (1980~84・岩手県埋蔵文化財センター)         岩手の遺跡 (1985・岩手県埋蔵文化財センター)         長者屋敷遺跡第4次発掘調査略報 (1989・松尾村)         岩手県神社名鑑 (1988・岩手県神社庁)         長嶺神社由来資料 (神社所蔵)         岩手の名水20選認定資料 (1988・松尾村)         湧口と碑 (1996・松尾村) 今月の表紙 大人にだって負けないぞ  市消防演習は、6月24日、松尾総合運動公園で行われました(関連記事は6㌻)。同演習では、市消防団員による部隊訓練などを実施しました。また、全国でも優良な少年消防クラブとして表彰された浅沢少年消防クラブが操法訓練を披露。大人顔負けの動きに、会場の参加者からは声援が送られ、見事にその大役を果たしました。 ■編集後記  4月5日号の広報で募集した広報特派員として、小野寺幸子さん(野駄)に依頼することが決定しました。小野寺さんも腕章を付けて、イベントなどの取材をしますので、ご協力をお願いします。私も特派員に負けないように頑張らなければと気持ちを新たにしました。    (佐々木)