6、7ページ 未来の私の、元気のために 年に1度はカラダをチェック 『けんしん』に行こう  「けんしん(健診、がん検診)」を受診すると、病気の早期発見や、自覚症状の無いまま進行する生活習慣病の予防など、現在の自分の体の状態を知り、健康管理に役立てることができます。  少しだけ時間を割いて、自分の体と向き合ってみませんか。 問い合わせ先 特定健診 市民課国保年金係(電話 内線1076)、がん検診 健康福祉課健康推進係(電話 内線1190) がん検診を受けましょう  県は、がん検診の受診率の目標を50パーセントと掲げています。本市が昨年度に実施したがん検診(肺がん、大腸がん、胃がん、乳がん、子宮頸がん)全体の受診率は29パーセントにとどまります。中でも、胃がん検診は受診率が最も低く、6人に1人しか検診を受けていない状況です。このような中でも検診をきっかけに、年に数人はがんが発見されています。  がん検診は、早期発見や、その後の診断と適切な治療に結びつけることによって、がんによる死亡率を低下させることを目的に、無料で行っています。  未来の自分の健康のために、必ず受診しましょう。 【令和5年度がん検診ごとの受診率】 胃がん検診 16パーセント 大腸がん検診 35.7パーセント 肺がん健診 35.5パーセント 子宮頸がん検診 23.9パーセント 乳がん検診 29.7パーセント 特定、長寿健診も忘れずに  特定健診、長寿健診は、内臓脂肪の蓄積を把握することにより、糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病の発症を予防することを目的としています。  県は特定健診の受診率60パーセント㌫を目標にしていますが、5年度の受診率は35.2パーセントと、がん検診全体の受診率より低くなっています。  生活習慣病は、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気を引き起こす要因となりますが、自覚症状がないため、早期発見には定期的に健診を受けることが大切です。  重大な病気のリスクを見逃さないよう、年に1回の特定健診を必ず受けましょう。  市国民健康保険、後期高齢者医療保険以外の健康保険に加入していて、健診を希望する人は、加入している健康保険者に問い合わせてください。 特定保健指導で生活改善  市は、特定健診の結果、生活習慣病の発症リスクが高く、特定保健指導の効果が多く期待できると判定された人を対象に、特定保健指導を行っています。保健師または管理栄養士が運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直すためのアドバイスなど、生活習慣病の予防、改善のサポートを行います。  対象となった人は必ず受けましょう。 受診票、受検票は3月下旬に黄色の封筒で送付します。(6年度は個人宛てに送付します)  令和元年以降「けんしん」を受けている人に受診票、受検票を送付します。 封筒が届いたら必ず開封して、送付物を確認してください。  30歳以上の人で、受診票、受検票が届いた後に市国民健康保険へ加入した場合や住所、氏名などの変更があった場合は連絡してください。 けんしん(健診、がん検診)の内容  「けんしん」は、健診、がん検診、その他検診に区分されます。対象や検査内容は次の通りです。 健診  国保30代健診、特定健診の対象者は、市国民健康保険加入者。検査内容は、血圧、尿検査、血液検査、腹囲測定、心電図、眼底検査、身長体重測定。持ち物は、健康診断受診票、保険証。  長寿健診の対象者は、後期高齢者医療保険加入者。検査内容は、血圧、尿検査、血液検査、身長体重測定。持ち物は、健康診断受診票、保険証。 がん検診  大腸がん検診の対象者は35歳以上の人。検査内容は、便潜血検査(専用の容器に2日分採便して提出する検査)。持ち物は、健康診断受診票、検診容器。大腸がん検診を受ける際には、健康福祉課、西根安代各総合支所、田山支所、各コミセン(荒屋、田山を除く)、松尾鉱山資料館右記の配布場所から専用容器を事前に受け取り、採便をして、検診日に持参してください。  肺がん検診の対象者は、40歳以上の人。65歳以上の人は結核健診を兼ねる。検査内容は、胸部レントゲン検査。50歳以上で、問診により必要と判断された人は喀痰細胞診を実施。持ち物は、健康診断受診票。  前立腺がんの対象者は、50歳以上の男性。検査内容は、血液検査。ただし、前立腺疾患で経過観察、治療中の人は対象外。  胃がん検診の対象者は、40歳以上の人。検査内容は、胃部X線検査(バリウムを飲み、胃内部をX線で撮影)。持ち物は、白色の受検票。  乳がん検診の対象者は、40歳以上の偶数年齢の女性。検査内容は、マンモグラフィー(乳房X線検査)。持ち物は、ピンク色の受検票。  子宮頸がん検診の対象者は、20歳以上の偶数年齢の女性。検査内容は、内診、細胞診検査、超音波検査。持ち物は、黄色の受検票。 その他検診  肝炎ウイルス検診の対象者は、40歳以上で肝炎の治療や検査を受けたことがない人。検査内容は、血液検査。持ち物は、健康診断受診票。  骨粗しょう症検診の対象者は、20から70歳までの5歳刻み年齢の女性。検査内容は、超音波による、かかとの骨密度検査。ただし、骨粗しょう症で経過観察、治療中の人は対象外。持ち物は、健康診断受診票。 令和元年以降、市が実施する「けんしん(健診、がん検診)」を1度も受けていない人には、受診票、受検票は送付しません。受診を希望する場合は、次の方法で申し込んでください。  市民課窓口で申し込む その場で受診票、受検票を発行します(10分程度かかります)。   電話で申し込む  インターネットを利用し、パソコン、スマートフォンから申し込む 電話、インターネットからの申し込みの場合、受診票、受検票が手元に届くまで1週間程度時間がかかる場合があります。