18ページ 博物館だより 博物館 電話63-1122 展示資料紹介「注口土器」  本館で常設展示中の「注口土器」を紹介します。 液体を注いだと考えられる土器  写真の注口土器は、安代地区の曲田1遺跡から出土した縄文時代晩期(今から約2,800年前)のものです。  注口土器とは、土器の側面に細い管状の注ぎ口が付いた縄文土器です。現代の急須に似た形をしてるので液体を注ぐために使ったとする説がありますが、具体的にどんな液体を入れていたかは分かっていません。また、縄文時代晩期の注口土器は、注ぎ口の先端部分がすり減っているものが多い傾向にあるため、注ぎ口に直接口をつけるような使い方をしていたのではないかという指摘もあります。 亀ヶ岡文化の成立を知る上で重要な資料  注口土器は東日本を中心に、縄文時代後期から晩期に出土しますが、点数は少なく、日常で使う道具ではなかったと考えられています。写真の注口土器は竪穴住居跡からの出土ですが、精巧な作りと複雑な文様が施されているため、日常用具として使われたものではなく、儀式などの非日常的な特別な場面で使われたと考えられます。また、この注口土器は文様の特徴などから安比川流域と馬淵川流域における亀ヶ岡文化の成立を知る上で重要な資料であるといえます。 亀ヶ岡文化 縄文時代晩期(今から約3,000から2,000年前)に北海道渡島半島から東北地方に栄えた縄文文化。遮光器土偶や工芸品のような精巧な作りの土器が特徴 図書館だより 図書館 電話 75-1700 松尾コミュニティセンター図書室 電話 76-3235 荒屋コミュニティセンター図書室 電話 72-2505  市立図書館およびコミセン図書室では、次の日程で蔵書点検を行います。点検期間中は返却のみ可能です。 松尾コミセン図書室 2月13日(火曜日)、14日(水曜日) 荒屋コミセン図書室 2月27日(火曜日)、28日(水曜日) 市立図書館     3月4日(月曜日)から8日(金曜日)まで  2月19日(月曜日)から蔵書点検終了まで、市立図書館の閉架書庫にある資料は、利用できません。 ひざ掛け貸し出します  足元が寒い時に使える、貸し出し用ひざ掛けを用意しました。  利用は館内のみとし、使用後は元の場所に戻してください。なお、数に限りがありますので譲り合って使用してください。 新着ピックアップ 『しゃぼんだま』 小林 実(ぶん)、林 明子(え)、福音館書店(出版)  大きいしゃぼん玉や小さいしゃぼん玉を作るにはどうしたら良いでしょう。一度に2本のストローを使ったり、太いパイプで吹いてみたり、針金の輪っかを使ったら、どんなしゃぼん玉ができるかな。しゃぼん玉あそびのヒントが詰まった絵本です。いろいろなやり方を試して、大きなしゃぼん玉を遠くまで飛ばしてみよう。