24ページ キラリ輝人 Vol.126 予防、警防、訓練の積み重ねで防災力を向上 市消防団長(5代目)安保義光(あんぼよしみつ)さん (71歳)田山上  昭和27年生まれ。息子夫婦と孫2人の3世代暮らし。好きなことは休日の山歩きとほぼ毎日の晩酌で、最近はもっぱら麦焼酎の水割り。自身の性格を「穏やか」と分析。地域のみなさんの消防団に対する協力と、家族の理解に感謝する。  「皆さんの助けがあり、消防団活動を続けることができた。あっという間の50年で、いろいろなことがあったが、それを含めて楽しかった」と振り返るのは、消防団員として勤続50年の勤続章を受章した安保義光さん。「当たり前と思って活動してきたので、苦痛に感じたことはない」と笑みを浮かべる。  入団は20歳になる前。当時は各家庭から1人、消防団に入るのが慣例のようになっていて、退団した父の代わりに入団した。「消防のおかげで友人は増えた。操法大会や連日の訓練も思い出深い」と団活動を振り返る。入団後の火災出動では、延焼でかやぶき屋根が、ものすごい勢いで地面へ崩れ落ちるのを目の当たりにするなど、向き合ってきた火災現場の恐ろしさを思い、表情を引き締める。  平成21年からは副団長として団長を支えてきたが、昨年7月に工藤民一前団長が急逝。「前団長の残りの任期を全うしよう」とその遺志を継ぎ、8月から消防団長として団員の先頭に立つと、市民の生命と財産を守る活動に取り組んでいる。  全国的に課題となっている団員確保は当市も例外ではないと以前から痛感しているが「活動には、皆さんの協力が必要」と語る安保さん。団活動の基本は予防、警防、訓練で、将来的にもそうあるべきと考えている。「地道な活動や啓発などの積み重ねを大事に活動していきたい」と思いを描く。 編集後記  締め切りに間に合うかなと毎月不安を感じながら、なんとか今月も編集を終えることができました。また1月号を区切りに、いくつかのコーナーの色味などを見直しました。新年を迎え、少し新しくなった広報が家に届くのを楽しみに待ちたいと思います。(智)  広報担当になる前は知らなかったイベントが多く、毎回参加者と同じように楽しみながら取材をし、記事を作成しています。1月の後半には県民の森のイベントで七滝氷瀑ツアーが予定されています。運動不足がたたらないか不安はありますが、楽しみにしています。(千)