18ページ 博物館だより 博物館 電話63-1122 企画展の展示資料紹介「石皿(いしざら)と磨石(すりいし)」  本館で11月26日(日曜日)まで開催の企画展『くらべてみよう!昔と大昔のくらしの道具』で展示中の「石皿と磨石」(松尾地区 長者屋敷遺跡出土)を紹介します。 食材を加工する縄文時代の道具  石皿と磨石は、採集したドングリなどの木の実を粉状に加工して食べやすくするための道具で、縄文時代に盛んに使われました。磨石は磨いたようなツルツルな面をもつ楕円状の石で、石皿にすりつけて使います。手に持ちやすい大きさと、する作業に適した重さの石を利用しています。また、写真の磨石の側面を見ると、たたいた痕跡があり、木の実をする以外にもたたき潰して細かくする「敲石」としても使われたようです。 道具の材質は変化しても使い方は大昔と同じ  この2つの石器はセットで使う道具で、現在の「すり鉢」と「すりこ木」に相当します。現在もすり鉢とすりこ木を使う人もいますが、最近は「すりごま」のような加工済み製品の普及で使う機会が減りました。しかし、核家族化が進み、小さめの手軽なサイズのもの、かわいい絵付けがされたものなど、現代のライフスタイルに合わせたすり鉢の需要が高まっています。  大昔から見ると、道具の材質は石から木、陶器へと変化しましたが、使い方は大昔と同じままです。 図書館だより 図書館 電話 75-1700 松尾コミュニティセンター図書室 電話 76-3235 荒屋コミュニティセンター図書室 電話 72-2505 秋の読書週間に合わせ4年ぶり開催 「落ち葉が運んでくれたお話会」に参加しませんか  10月27日(金曜日)から始まる読書週間に合わせて、市立図書館でも、親子で楽しめるお話会「落ち葉が運んでくれたお話会」を4年ぶりに開催します。  申し込みは不要です。お気軽に参加ください。 日時 10月28日(土曜日) 午前10時半から11時半まで 場所 市立図書館お話室 出演 お話ボランティア「こどもみらい」    盛岡誠桜高等学校保育士専攻科「子ども未来学科」の皆さん 内容 お話会とワークショップ 読書週間今年の標語 私のペースで しおりは進む  2023年 第77回読書週間 10月27日から11月9日まで 新着ピックアップ 『ねみちゃんのチョッキ』作/なかえよしを 絵/上野紀子 出版社/ポプラ社  「ねずみくんの絵本」シリーズ40巻目の記念作。第1作目の「ねずみくんのチョッキ」の絵がそのまま使われているので、読み比べるのも楽しい1冊。 『メメンとモリ』著/ヨシタケシンスケ 出版社/KADOKAWA  冷静な姉のメメンと、情熱家の弟モリが考える「人は何のために生きているの?」をテーマにした3つの物語。「生きる意味や目的」にモヤモヤする人に贈る大人の絵本です。