1ページ 農(みのり)と輝(ひかり)の大地 八幡平市 広報はちまんたい 11月号 Nov.2011 No.138 2ページ Zoom Up 人 国保西根病院内科医長 瀬川 文香 さん せがわ・ふみか 35歳 盛岡市本町通 profile 昭和51年花巻市生まれ。盛岡第一高校、岩手医科大学を卒業し、同附属病院消化器・肝臓内科に勤務。県立宮古病院などを経て、10月から西根病院に。身長158センチ。血液型A型のしし座。 飾らない性格で、患者一人一人と向き合う  花巻の実家は酒屋だが、兄も医師という環境の中で、自分も自然と医師への道を歩んだ…。  昨年秋、勤務していた岩手医大附属病院から県立宮古病院に派遣された。半年間の勤務も残り3週間というその時、大地震と津波が襲ってきた。瀬川医師は、自然の猛威の恐ろしさを肌で感じながら、全国からやって来た応援の医師らとともに、住民の治療に当たった。4月からいったん岩手医大附属病院に戻り、10月1日から、縁あって西根病院の内科医長を拝命した。  「特に趣味といえる趣味はないんですよ」と言いながらも、趣味の欄には「野球」と一言。野球観戦のことかと思いきや、バリバリの体育会系で、中学校ではソフトボール部で汗を流した。高校時代は、ソフトボール部がないという理由で野球部に所属し、男子部員と一緒に白球を追った。体を動かすことが好きな性格は今でも変わらない。八幡平市についての印象も「自然が多く、温泉が好き」。数多い市内の温泉を全て制覇する日も、そう遠くはないだろう。  尊敬する人を尋ねると、少し考えて竹鶴政孝という答えが返ってきた。寿屋(現在のサントリー)山崎蒸溜所初代工場長として日本初のスコッチ・ウイスキー製造を指揮し、その後、ニッカウヰスキーを創業した人物である。なるほど、酒屋の娘らしい。  飾らない性格で看護師や患者との会話を楽しむ一方、盛岡に近いという地域性を踏まえた医療の在り方を考えながら、今日も患者一人一人と向き合う。 CONTENTS 目次 02 Zoom Up 人 瀬川 文香さん 03 Front Topics 小水力発電所完成 環境に優しいシンボルまた一つ 04 平成22年度決算 06 人事行政運営状況 08 Event 八幡平山賊まつり 09 Sports 各種スポーツ大会成績 10 特集 リフォームトラブルにご用心 14 東日本大震災発生から8カ月 復興支える市民のチカラ 15 NEWS&INFORMATION 男女共同参画フォーラム開催/人権擁護委員/新品種の名称募集 16 話題ピックアップ ぶらっと一日体験工房まつり/戦没者追悼式/小学校音楽発表会/第7回あしろオリンピック ほか 18 福祉ネットワーク 保健のひろば 介護のココロ 環境のみらい  19 まちの企業探検隊21 みちのくコカ・コーラボトリング株式会社西根営業所   われらスポーツ少年団No.17 大更サッカースポーツ少年団 20 博物館だより 図書館だより 21 よろこび おくやみ 人口の動き 交通事故件数など 広報クイズ 22 INFORMATION お知らせ 24 八幡平いにしえの宝 井森の大イチョウ 今月の表紙   10月15、16の両日、岩手山焼走り国際交流村で、第5回熔岩流まつりが開催されました。16日に行われた名物・6ぴきのこぶたレースでは、なかなか思うように走ってくれない子豚を相手に、参加者たちは悪戦苦闘。会場の笑いを誘っていました。 3ページ Front Topics  明治百年記念公園に小水力発電所が完成 環境に優しいシンボルまた一つ    10月8日、主要地方道大更八幡平線沿いの明治百年記念公園で、小水力発電所が回り始めた。総工費は5,670万円で、補助金や合併特例債を活用し、市の負担は約117万円の見込みだ。  発電所は開放型下掛け水車と呼ばれる形式で、直径3・6bの水車には、羽根が36枚付いている。最大出力は9.9キロワットで、11月からの冬期間を除いた7カ月間稼働し、約14世帯の電力に相当する4万9,896キロワット時の電力を生み出す。発電量は決して多くはないかもしれないが、同程度の発電所を今後も設置できる可能性を実証することができた。そして何よりも、環境学習の教材として、また、環境に優しいまちづくりのシンボルとしての役割も期待されている。  3月11日、未曽有の災害が日本を襲った。地震や津波のため、発電所や送電施設が被災し、電気が長時間止まった。震災後には関東などで計画停電が行われ、夏には全国で節電を実施した。夏以上に電力不足が心配される冬の足音も近い。  国は、これまでのエネルギー政策を見直し、再生可能エネルギーを今後積極的に推進することになった。再生可能エネルギーとは、太陽光、風力、地熱や水力など、自然環境の中で繰り返し起きている現象や、比較的短期間で再生されるバイオマス(植物など生物由来の資源)など、一度利用しても再生可能な、枯れることのないエネルギー源の総称で、化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)やウランといった埋蔵資源を利用する枯渇性エネルギーとは異なり、環境にも優しく、世界的にも利用が増加している。  八幡平市は、再生可能エネルギーの宝庫だ。今回完成した小水力発電所のほかにも、日本初の松川地熱発電所をはじめ、5基の水力発電所(北ノ又、北ノ又第二、北ノ又第三、松川、柏台)がクリーンなエネルギーを供給している。  再生可能エネルギーに対する八幡平市の取り組みはこれからも続く。これまでに設置した発電所に加え、新たな地熱発電所建設に向け、歯車は動き始めている。八幡平市の豊かな自然は、日本の未来を照らす一翼を、今後も担っていくだろう。 4から5ページ 平成22年度決算  市の平成22年度各会計決算が、9月に開催された市議会第3回定例会で認定されました。ここでは、市財政の健全度を示す各種指標とともに、決算の内容を紹介します。(金額は、1万円未満を四捨五入しました) 歳入 繰越金などの影響で、前年度より5億円減  歳入総額185億2,604万円  自主財源24.9パーセント 市税29億5,494万円(16.0パーセント)、繰入金1億8,296万円(1.0パーセント)、諸収入4億5,916万円(2.5パーセント)、繰越金6億4,449万円(3.5パーセント)、その他自主財源3億7,852万円(2.0パーセント)  依存財源75.1パーセント 地方交付税87億3,675万円(47.2パーセント)、国庫支出金17億232万円(9.2パーセント)、市債16億8,120万円(9.1パーセント)、県支出金11億268万円(6.0パーセント)、その他依存財源6億8,302万円(3.7パーセント)  22年度の一般会計における収入(歳入)は、185億2,604万円でした。これは、経済危機や雇用対策などに伴う繰越金が多かった前年度よりも5億7,687万円少ない額となりました。前年度との比較では、地方交付税が6億4,597万円増えましたが、繰越金の5億7,588万円減や、国庫支出金の2億6,483万円減などによります。財政の自主性・安定性を示す自主財源比率は、前年度より4.9ポイント下がって24.9パーセントになりました。  収入に占める割合で最も大きいのは、地方交付税の47.2パーセントで、2番目は市税の16.0パーセントでした。 歳出 貯金に相当する基金、残高は75億円余りに  歳出総額177億5,881万円   議会費1億6,689万円(0.9パーセント)、総務費39億2,413万円(22.1パーセント)、民生費41億1,751万円(23.2パーセント)、衛生費13億1,629万円(7.4パーセント)、労働費1億5,623万円(0.9パーセント)、農林水産業費12億1,001万円(6.8パーセント)、商工費6億7,119万円(3.8パーセント)、土木費13億8,783万円(7.8パーセント)、消防費7億4,330万円(4.2パーセント)、教育費14億8,617万円(8.4パーセント)、災害復旧費4,799万円(0.3パーセント)、公債費26億3,228万円(14.3パーセント)   一般会計の支出(歳出)は、前年度より6億9,960万円少ない177億5,881万円となりました。これは、市民1人当たり約61万円使われたことになります。  支出のうち、民生費(障がい者や高齢者、生活保護、子育て支援などの経費)が4億円以上増えて41億1,751万円となり、前年度の2位から1位になりました。  前年度1位だった総務費は、5億円近く減って39億2,413万円となり2位でした。総務費のうち、貯金に相当する基金を見ると、前年度8億6449万円を積み立てた財政調整基金は4億6683万円で、合併市町村振興基金は3億50万円、の大地基金は1億4435万円を積み立てました。取り崩し分を引いた22年度末の一般会計の基金残高は、前年度より17億948万円増えて75億3132万円となりました。一方、借金に相当する地方債残高は、5億7596万円減って171億4713万円になりました。  なお、財政の弾力性を示す経常収支比率は、前年度より2.0ポイント改善し85。8パーセント。財政力指数は、0.02ポイント減の0.30となりました。  市では、今後も一層の経費節減に努め、効率的で無駄のない行財政運営を進めていきます。  詳しくは、市役所財政課財政係(電話76-2111、内線1233)まで。 指標が示す健全度(「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく5指標)  (1)実質赤字比率 一般会計など税金が主な収入源の会計収支が、標準財政規模に占める赤字の割合。本市は実質黒字なので、該当はありません。  (2)連結実質赤字比率 企業会計を含む全会計の収支が、標準財政規模に占める赤字の割合。本市は実質赤字や資金不足の会計はありません。  (3)実質公債費比率 地方債の償還金を標準財政規模で割ったもので、18パーセント超で地方債許可団体になります。本市は、前年度より2.2ポイント低い14.4パーセントです。  (4)将来負担比率 複数市町村で構成する事務組合の公債費を含め、将来払う額から基金残高を引き、標準財政規模で割ったものです。本市は41.6パーセントです。  (5)資金不足比率 水道など公営事業の資金不足額の割合を示した数値。本市は該当なし。 6から7ページ 人事行政運営状況 8から9ページ  紅葉に誘われて、連日にぎわう 八幡平山賊まつり  10月8日から10日まで、さくら公園イベント広場で八幡平山賊まつりが開催されました。会場には地元産品に加え、宮古市や沖縄県名護市などの特産品も並んだほか、多彩なステージショーも行われ、来場者を楽しませました。 9ページ 各種スポーツ大会成績(敬称略) 県高等学校1、2年体重別柔道選手権大会(9月23日、盛岡市・県営武道館) 女子78キロ級 1位 遠藤真那美(えんどうまなみ 盛岡中央1年、西根第一中卒) 県ジュニア秋季学年別ゴルフ競技大会(9月26日、南部富士カントリークラブ) 男子12〜14歳の部 2位 松村誠(まつむらまこと 西根中2年) 県中学校新人テニス大会(10月1、2日、盛岡市県営運動公園テニスコート) 男子シングルス 4位 松浦洸祐(まつうらこうすけ 西根第一1年) 11月5、6日に福島県で開催される東北大会に出場 伊藤杯サマーファイナル大倉山ジャンプ大会(10月16日、北海道札幌市) 男子 2位 小林潤志郎(こばやしじゅんしろう 東海大2年、松尾中卒) 第23回県民長寿体育祭  グラウンドゴルフ交流大会(9月29日、花巻市) Aブロック3位 佐々木幸雄(ささきさちお 野駄)  ソフトテニス交流大会(10月1日、盛岡市) グランドベテラン 男子後衛、女子前衛の部 2位 瀬川隆一(せがわりゅういち 上町)、及川コト(おいかわこと 奥州市)組、 ベテラン 男子後衛、女子前衛の部 2位 平田勲(ひらたいさお 盛岡市)、鈴木あき(寺田)組 女子後衛、男子前衛の部 1位 日戸秀子(ひのとひでこ 下町一区)、伊藤義隆(いとうよしたか 盛岡市)組 夫婦そろって最高齢者賞  9月25日、県営武道館で開催された第23回県長寿体育祭卓球交流大会で、進藤俊實さん(しんどうとしみ 86歳)、アイさん(86歳)夫妻(石名坂)が、それぞれ男性、女性の最高齢者賞を受賞しました。 10から13ページ 特集 リフォームトラブルにご用心  平成22年4月から、消費生活相談や啓発活動を、八幡平市役所市民課とともに、盛岡市消費生活センターが担当しています。  本年度は、協働の啓発活動として、特集ページによる広報を試行することとなりました。  今回は、リフォームトラブルについての特集です。  快適な暮らしに欠かせない私たちの住まい。より良い暮らしや安全性を求めてリフォーム工事を頼んだけれど、トラブルになったという相談が増えています。  また、大震災などの災害の後は、建築に関する悪質商法が多発するといわれています。  トラブルに巻き込まれないための基礎知識を身に付けましょう。 (1)こんなトラブルが起きています。 請求されるがままに…  知人の紹介で、壁紙の張り替えを依頼していた業者に下水道の相談をしたら、「うちでもできる。格安で可能」と言われた。見積もりを欲しいと言ったが翌日には工事を始められ、請求されるがままに代金を支払った。その後壁紙をはがれ、下水道にも不具合出てきた。やり直しの依頼電話をしても、電話に出ない。(70代、女性) 信頼して代金を支払ったら…  知人の工務店に、全面的な家のリフォームを依頼した。信頼していたため、詳しい見積りや契約をせず、代金も早々に振り込んだが、いつまでたっても工事が終わらず、延び延びになっている。  調べてみたら、同等のリフォーム料金の相場よりもかなり高額のようだ。その上、途中で不具合が見つかったなどの理由で、追加料金を請求されている。(60代、女性) 知人の紹介  知人などへ依頼する場合、相手を信頼して任せてしまい、素材や仕上げ、着手日、納期、金額などがあいまいになる場合があります。  安心していると、後になって連絡しようとしても、連絡が取れなくなることもあります。  知人だからと信用し過ぎず、仕様書や契約書などで、きちんと修理や改築の内容を確認することが重要です。 長時間自宅に居座られ…  電気温水器の説明に行きたいと言われ、訪問を受けた。「光熱費の節約になり、ローンを組んでも安上がり」と延々説明され契約。ローンの申込書の年収欄を書き直すよう業者から言われて直した。  後で家族に話したら反対され、キャンセルを申し出たところ、数十万円の違約金を請求された。どう対処したらよいか。(50代、女性) 近くで工事をしたので…  80代の母が「近くで外壁工事をした。塗料の余りがあるので、今なら安く工事できる」と勧誘され、その場で申し込んだが、契約書などはないようだ。  工事後、一括払いの請求をされたが母は支払えず、別居する自分に支払ってくれと言われた。  自分から見れば必要がない工事だと思うが、どうすればよいか?(50代、女性) 訪問、電話勧誘  「この設備を付けると光熱費ががる」「補助金が出る」などの説明は要注意。実際は設置してみないと分からない場合もあります。  1社だけの説明ではなく、複数の業者から説明を聞き、どんな工事で、どんな設備なのかをしっかりと把握しましょう。  本当に必要な工事か、本当に補助金が出るのかなどを確認してから契約しましょう。 「目玉商品」を頼んだら…  チラシを見てリフォーム会社に電話し、目玉商品だという特売のサンルームを申し込んだ。  見積もりもなく、申込書にも商品名が記載されないまま工事された。  ところがその商品はチラシとは別商品で、しかも数日後に雨漏りした。電話をして対処を依頼したが対応されず、「気に入らないなら撤収するぞ」と脅された。その後連絡がなく、どうしたらよいか。(50代、男性) リフォームパックを頼んだら…  新聞広告に載っていた、「キッチン&ダイニングリフォームパック」を申し込んだ。  当然広告の値段で済むものと思っていたが、工事後「広告の金額は基本料金」として、経費などが別途加算された高額な金額を請求された。(40代、女性) 広告、チラシ  広告を出しているから安心というわけではありません。広告で引き寄せて、いい加減な工事をする悪質な業者もあります。  見積もりや申込書などで、きちんと詳細を提示する業者を選びましょう。また、追加工事を重ねるうちに高額の契約になり、支払いが困難になるという例もあります。  工事を依頼するときは、必ず契約書を確認しましょう。   (2)高齢者を狙った勧誘が増加  埼玉県に住む80歳と78歳の姉妹が、複数の訪問業者に勧められるがまま、3年間で数千万円分のリフォーム工事を繰り返し、全財産を失った事件がありました。  姉妹は認知症で身寄りもなく、家が競売に掛けられて初めて近所の人が気付きました。  大半が不要な工事で、判断能力のない老姉妹が標的になった形。姉妹に群がった業者と工事額は、契約書などから判明しただけで計14社、約5000万円にも上りました。このように、高齢者を狙った悪質なリフォームトラブルが多発しています。  「工事後、所在不明になる」「契約書に担当者の苗字のみ記載」など、連絡が取れなくなる場合もあり、支払った代金を取り戻すのが非常に困難なことも。トラブルに巻き込まれないように、日ごろから注意をすることはもちろん、家族や近所での見守りも大切です。 インタビュー、石田隆彦さん(いしだ たかひこ)一級建築士埼玉県在住  埼玉県で発生した認知症姉妹のリフォーム被害を調査した。  震災に便乗したリフォームトラブルを未然に防ぐため、東日本大震災後は被災地で被害予防対策の啓蒙活動を行う。  リフォームの悪質業者といっても、その実態は、悪質商法や振り込め詐欺などをしているような人たちが、手を変え品を変えやっている場合がほとんどです。巧妙な手口で人間の心理を突いて、心の隙や不安に付け込んできます。  被害者が口をそろえて言うのは、営業マンが「本当にいい人だった」ということ。一度信用して契約してしまうと、次々に高額な代金を支払わされてしまうことも。  安易に信用しない、契約しないことはもちろん、普段から家族会議や地域での井戸端会議をして、情報を共有しておくことが大切です。 (3)こんな業者は要注意  「無料で点検いたします」「近所で工事をしているので」 理由を付けて家に上がり込もうとする業者は要注意。家に上げてしまうと、断りづらい心理になります。   「こままだと大変なことになりますよ」 不安をあおる業者は要注意。不安に感じても、その場では契約せず、他の人に相談しましょう  「今なら安くできます」 今契約しないと高くなるなどと言って、契約をあおる業者は要注意。  「オリジナル商品です」 「うちにしかない素晴らしい商品」などと言われても、安易に信用しないようにしましょう。聞いたことがない資格や不自然に遠い会社は要注意。 (4)悪質業者の撃退法  「どこの会社? お名前は? 要件は?」「帰ってください!」 相手が何者かを早めに確認し、はっきりと声に出して断りましょう。帰ってくれなかったり強い口調で契約を迫られたりしたら、迷わず110番!  「家族に相談するので」 もし契約をあおられてもすぐに契約せず、一度時間を空けて冷静に、客観的に考えましょう。    (5)契約する、その前に  その工事が本当に必要かを、あらためて客観的に考えてみましょう。  1人で判断せず、家族や地域の人など、信頼できる人に相談しましょう。  仕様を決めて、見積もりを複数の業者から取りましょう。その中で、不要な工事だと気付くこともあります。  地元の業者で、事務所を構え、建設業の許可を持っているところを選びましょう。  専門分野の工事は「専門家」に相談、大きい工事は「建築士」を交えて決めましょう。  着手前に必ず契約書を交わし、内容を確認しましょう。  家のことについて何でも相談できる地元の工務店などの「ハウスドクター」を持って、長く付き合うと安心ですね。 状況によって、対応できる相談機関を紹介します。トラブルに巻き込まれたり、「おかしいな」と思ったときはすぐに、消費生活センターへ相談ください。  問い合わせ、相談先 盛岡市消費生活センター  郵便番号020-0871、盛岡市肴町2-29、盛岡市役所肴町分庁舎2階  電話019-624-4111(相談専用)、019-604-3301(代表電話) 14ページ 東日本大震災発生から8カ月 復興支える市民のチカラ 農山漁村の生活の知恵、交流深めて互いに披露  9月29日、岩手山焼走り国際交流村焼走りホールで、宮古、岩泉地方と本市の生活研究グループ連絡協議会が交流研修会を行いました。  この交流研修会は、本市と宮古市との交流の絆が、震災に伴う支援などを通じて一層深まったことを機に初めて開催されたもので、両会会員のほか、宮古、八幡平両地方の農業改良普及センター職員など約50人が参加しました。  交流研修会では、身近な食材を使ったお菓子作りなど、農山漁村の良さを生かした生活の知恵を互いに披露。昼食ではヤマブドウ原液で乾杯したほか、会員が持ち寄った手作りの牛乳プリンやカボチャの蒸しパンなどのレシピを学びながら試食を行いました。  本市協議会の三浦美恵子会長(大石平)は、「震災で、皆さんは今でも大変な思いをしていると思います。短い時間ですが、皆さんと心を一つにして、楽しい時間を過ごしていきたいと思います」と話しました。 ことしも田老地区運動会に参加、合併前から綿々と続く姉妹都市の絆を再確認  10月10日、グリーンピア三陸みやこ多目的アリーナ(宮古市田老)で、第65回田老地区体育大会が開催されました。  この大会は、住民有志の手作りで毎年開催されているもので、震災による大きな被害を受けた今回のテーマは「たち上がろう ふるさと田老復興大運動会」。地元住民など約1,000人が参加し、紅白に分かれて各種目に挑戦しました。  運動会には、姉妹都市である本市からも、松尾地区住民を中心に市民有志が毎年参加しています。ことしも田村正彦市長をはじめとする有志約30人が参加し、地元住民と友好の絆を深めながら競技に参加しました。  玉入れやパン食い競争などおなじみの種目のほか、男性が4メートルのかぎ付きさおでアワビの貝殻を釣り上げる種目や、女性が網でウニに見立てたタワシをすくう種目など、沿岸ならではの名物種目もあり、参加者たちは悪戦苦闘。会場には、笑い声や歓声が響きました。 義援金支援金 ありがとうございます(10月20日まで受け付けした順) 義援金 市役所窓口扱い 3,210円 大和リゾート株式会社八幡平ロイヤルホテル支配人 5万4,605円 株式会社大宝グループ 支援金 銀行振り子み 3,000円 アサザワナツマツリジッコウイインカイ 市役所窓口扱い 18万5,144円 八幡平市芸術文化協会 会長 佐々木一夫 寄付金(東日本大震災に係る被災者支援として) 100万円 有限会社八幡平精工 代表取締役 遠藤正規(えんどうまさき) 15ページ NEWS&INFORMATION 災害復興に踏み出す第一歩へ、男女共同参画フォーラム開催  男性と女性が対等な立場で社会活動をすることができる「男女共同参画社会」の実現が求められています。  性別に関係なく、意欲に応じてあらゆる分野で活躍できる社会を目指し、八幡平市男女共同参画フォーラムを開催します。  今回のフォーラムでは、東日本大震災からの復興に向け、活動を続ける皆さんを招き、基調講演やパネルディスカッションを開催します。どなたでも参加できますので、お気軽にお越しください。  日時 11月13日カ、午後1時から4時まで  場所 安代若者センター(安代総合支所隣)  基調講演   演題 災害復興にふみ出す私たちの第一歩〜男女共同参画の観点から  講師 工藤ヒロさん(田野畑村教育委員会事務局主幹)  パネルディスカッション  テーマ 災害・私たちが守る八幡平市〜やったこと・やりたいこと・そしてできること〜  コーディネーター 吉野英岐さん(よしのひでき 県立大学総合政策学部教授)   パネリスト 川又登志子さん(かわまたとしこ 市社会福祉協議会事務局次長)、津志田レ子さん(つしだれこ 市婦人消防協力隊長)、斎藤文明さん(さいとうふみあき そばと漆器の里安代手打ちそば支援の会代表)ほか  詳しくは、市教育委員会事務局生涯学習課(電話74-2111、内線2323)まで。 森佐一さん、遠藤友子さん、人権擁護委員に委嘱される  森佐一(もりさいち 五百森)と遠藤友子(えんどうともこ 寺田)が、10月1日付で法務大臣から人権擁護委員に委嘱されました。  お二人は、9月30日付で退任された井上公子さん(いのうえきみこ 大石平)、遠藤弘見さん(えんどうひろみ 帷子)の後任として委嘱されたもので、任期は26年9月30日までの3年間です。 なお、退任されたお二人は、人権擁護委員として4期12年間務められました。  人権擁護委員は、皆さんの悩み事や心配事などの相談に応じます。相談は無料で、秘密は守られます。お気軽に相談ください。  相談日など詳しくは、市役所市民課戸籍住民係(電話76-2111、内線1135)まで。 「ぎょうじゃにんにく」と「うるい」新品種の名称募集  これまで、八幡平山菜栽培研究会会員が選抜してきた「ぎょうじゃにんにく」と「うるい」について、生育調査や特性調査の結果、従来の品種とは明らかに異なり、八幡平市の特産として期待されることから、農林水産省に品種登録を行うことになりました。  そこで、これらの名称を募集しますので、ふるってご応募願います。  応募資格 八幡平市民  応募方法 候補名(各3点まで。漢字の場合ふりがなも)、命名の理由など(命名理由がない場合は無効)、連絡先(郵便番号、住所、氏名)を記載し、はがき(郵便番号028-7192、八幡平市田頭39-72-2、八幡平市役所農政課内 山菜栽培研究会事務局)またはファクス(76-3838)で応募願います。  応募期限 11月30日(水曜日)当日消印有効  品種の特徴  ぎょうじゃにんにく 太く柔らかい。萌芽期の本葉のそろいがいい。葉鞘部の裂けが少なく締まりがいい。白い茎がおいしい。  うるい 柔らかい。ほかのうるいより硬くなりにくい。白い茎部分が長い。ほとんど実がならない。  詳しくは、市役所農政課農政係(電話76-2111、内線1600)まで。 16〜17ページ 話題ピックアップ 皆さんからの情報をお寄せください。電話・内線1219まで。 世界に一つだけのマイ箸、ぶらっと一日体験工房まつり  10月16日、安代地区の荒屋新町商店街で、ぶらっと一日体験工房まつりが開催されました。  このまつりは、一日体験工房の魅力をもっと知ってもらおうと市商工会安代支所が企画したもので、盛岡市から無料送迎バスで参加した人を含めおよそ100人が参加。漆絵付け体験やみそ作りなど7種類のうち、お好みのメニューを体験したほか、めんこいテレビ千葉絢子(じゅんこ)アナウンサーのおしゃべりタイムや、新安比温泉静流閣での昼食・入浴も、参加者に好評でした。 恒久平和への誓い新たに、八幡平市戦没者追悼式  10月20日、西根地区体育館で、八幡平市戦没者追悼式が行われました。  式典には、遺族など約220人が参列。全員で黙とうをしたほか、田村市長や市遺族連合会会長の田村秀夫さん(たむらひでお 大久保)が、追悼の言葉を述べました。  第2次世界大戦などで亡くなった市出身者は837人に上り、参列者は祭壇に白菊を献花し、志半ばで戦地に散った肉親の冥福を祈るとともに、戦争や武力紛争のない、恒久平和への誓いを新たにしました。 天使の歌声が会場に響く、八幡平市小学校音楽発表会  10月13日、市総合運動公園体育館で、平成23年度八幡平市小学校音楽発表会が開かれました。  発表会には、市内11の小学校から約600人が参加。佐藤陽菜子さん(さとうひなこ 東大更小6年)が開会の言葉を述べたほか、「子どもの世界」を全体合唱しました。  発表では、合唱や鼓笛演奏など、各校が日頃練習した成果を披露。最後に、大更小ブラスバンド部(皆川洋祐(ようすけ)先生指揮、部員36人)が、震災被災者への追悼を込めて「見上げてごらん夜の星を」を演奏しました。 映画「同胞(はらから)」の絆よ永遠に、山田洋次監督と倍賞千恵子さんとの交流会  10月14日、八幡平リゾートホテルで、山田洋次監督(80歳)の監督生活50周年と、女優の倍賞千恵子さん(70歳)の古希を祝う会が開かれました。  この会は、旧松尾村を舞台に昭和50年制作された映画「同胞」の地元出演者などが企画。お二人は、監督生活50周年を記念したNHKのドキュメンタリー番組収録のために来訪していたもので、山田監督は参加者約20人を前に「同胞は僕にとって特別な映画」と語るなど、時間を忘れて思い出話に花を咲かせました。 800人の汗と笑顔が光る、第7回あしろオリンピック  10月9日、安代小学校校庭で、安代地区4年に1度の祭典「あしろオリンピック」が開催されました。  このオリンピックは、昭和63年2月開催の岩手あしろ国体を記念し、昭和62年10月に町民大運動会として開催されたのが始まりで、4年後の平成3年からは、あしろオリンピックとして4年ごとに開催しています。  当日は好天に恵まれる中、約800人が10チームに分かれ、綱引きやリレーなど11種目の合計得点で勝敗を競いました。なお、総合優勝は田山2区に輝きました。 新鮮な山の幸ふんだんに、田山の恵み軽トラ市  10月16日、特別養護老人ホームりんどう苑付近の国道282号沿いで、第3回田山の恵み軽トラ市(同実行委員会主催)が開催されました。  昨年10月に初開催され、好評の軽トラ市。今回も陳列棚となる荷台には、地区内で採れた山の幸や、収穫されたばかりの野菜などがずらりと並びました。  当日は好天にも恵まれ、訪れた買い物客たちは、出店した地域住民との会話を楽しみながら、お目当ての品を買い求めていました。 18ページ 福祉ネットワーク 保健のひろば 電話76-2111、内線1151 市役所保健課 成人歯科健診を受けよう  市では、25歳、30歳、35歳、40歳、45歳、50歳、55歳、60歳、65歳、70歳を対象に成人歯科健診を実施しています(対象者には既に個人通知しています)。まだ歯科健診を受けていない人は、ぜひ受診することをお勧めします。 知っていますか歯周病  歯周病は、30歳以上のおよそ8割の人がかかっているといわれています。  歯周病とは、歯肉炎など歯の周りの病気を総称する言葉で、細菌感染症です。細菌の中には、心臓や大動脈、静脈などで生息し、血栓の原因になっているものもあるほか、心筋梗塞や脳梗塞、突然死の引き金になることもあります。  特に45歳以上の人、喫煙者、妊娠中や糖尿病の人、歯磨きが不十分な人は、歯周病が起こりやすいといわれています。 歯周病の予防  (1)歯磨き 毎日歯磨きをしていても歯周病になってしまうのは細菌の塊、歯垢が落ちていないためです。歯ブラシを大きく動かす「ゴシゴシ磨き」ではなく、小さく動かす「クシュクシュ磨き」がお勧めです。  (2)生活習慣 タバコを吸うと煙に含まれるニコチンなどによって歯肉が酸素不足になり歯周病菌が繁殖しやすい環境になります。ぜひ禁煙をお勧めします。  (3)定期的に歯科健診を受けましょう 歯周病は、いつの間にか進行している場合が多いです。歯が痛くなくても年に1回は歯科医院へ行くことが歯周病の早期発見・予防の近道です。 環境のみらい 電話76-2111、内線1137 市役所市民課 ペットは家族の一員です  (1)ペットを飼う際は、飼い主としての自覚と責任が必要です。近所の迷惑になるような飼い方や、ペットの健康を損ねるような飼い方はしないでください。  (2)ペットはかわいがるだけではいけません。世話は もちろん、しつけもしましょう。  (3)フンの持ち帰りやつなぎ飼いなど、近所の迷惑に ならないようマナーを守りましょう。  多頭飼育は飼い主の負担にならない程度にして、 必要に応じて不妊去勢手術も検討しましょう。 飼い犬登録と狂犬病予防注射を忘れずに  飼い犬の登録と狂犬病予防注射の実施は、飼い主の義務です。必ず実施してください。まだ本年度の狂犬病予防注射をしていない犬の飼い主の皆さんには、ハガキを送付しました。市内指定獣医師またはかかりつけの動物病院で予防注射を受けてください。 市内指定獣医師 熊澤博(くまざわひろし 帷子、電話77-2435)、森順彦(もりまさひこ 野駄、電話76-4469) 介護のココロ 電話76-2111、内線1181 市地域包括支援センター 「生涯健康教室」が始まりました  体を動かさずにいると、筋力や骨は年齢以上に衰え、心臓や肺の働きも弱くなり、より運動しにくい体になります。体がスムーズに動かないと、ストレスによる心の問題を引き起こすこともあります。いつまでも元気で生き生きとした生活を送るために、元気な今のうちから運動を習慣づけていきましょう。  市では、10月から12月にかけて、生涯自立した生活を過ごせるように「生涯健康教室」を行っています。この教室は、健診で運動・口腔・栄養の低下などの恐れがあると判断された人が対象です。  市では、このほかにも健康教室などを行っていますので、お気軽に地域包括支援センターにご相談ください。 19ページ まちの企業探検隊22 みちのくコカコーラボトリング株式会社西根営業所 紹介者 セールスマネジャー 澤田 悟(さわださとる)さん  所在地 平舘25-142  代表者 営業所長 石山 隆(いしやまたかし)  電話番号 0195-64-1041  設立 平成11年11月  従業員数 24人  事業内容 清涼飲料の販売  取引エリア 八幡平市、二戸市、岩手町、[巻町、一戸町  本社所在地 紫波郡矢巾町  資本金 9億8,000万円  代表者 谷村 邦久(やむらくにひさ)  設立 昭和37年11月 どんな会社ですか  約2000軒の小売店に清涼飲料を納めているほか、約1400台ある自動販売機のメンテナンスなどを行っています。担当エリアは八幡平市をはじめとする5市町で、二戸営業所が統合になった平成20年からは、二戸市や一戸町も西根営業所で担当しています。 どんな仕事をしていますか  西根営業所には、3人の営業担当がいます。私はその一人で、個人店を中心に顧客の小売店を訪問しながら、新製品の紹介や企画提案を行っています。また、自動販売機の清掃管理も担当しています。 仕事で心掛けていることは  清涼飲料を取り扱っているので、衛生管理には特に注意しています。世界中で愛され続け、100年以上無事故が誇りですから。 この仕事の魅力は  お客さまから「おいしい」と言っていただいたときが、一番うれしいですね。 今後の展望は  これからも営業担当として、安全でおいしい商品と「さわやかさ」を提供していきたいです われらスポーツ少年団  ナンバー17 大更サッカースポーツ少年団  大更サッカースポーツ少年団は、昭和59年に活動を始めました。今まで、東北大会に2回、新人戦東北大会に1回出場したほか、フットサル県大会で2回準優勝しています。  現在、小学2年生から6年生までの19人が所属し、ドリブルやパスなど基礎練習のほか、西根中学校サッカー部との実践練習も行っています。  団員には、団体スポーツを通じて、仲間とのコミュニケーション、あいさつなどや、活動を支えてくれる人たちへの感謝の気持ちを忘れず、目標に向かって頑張ってほしいです。  いつでも見学、入団ができますので、遊びにいらしてください。  練習日時 毎週火、水、金曜日、午後7時から9時まで  場所 火、金曜日は西根中学校グラウンド(全員)、水曜日は西根地区体育館(高学年)  詳しくは、大更サッカースポーツ少年団 代表 工藤善博(くどうよしひろ 電話76−2726)または監督 山本英吾(やまもとえいご 電話75−1001)まで。 20ページ 博物館だより 電話63-1122 FAX63-1123 企画展「岩手の戦国を彩った近江の武将たち」展示資料から 豊臣秀吉朱印状  今回の展示資料の実物資料の中で注目したいのは、権力者豊臣秀吉からの朱印状です。全部で4通あり、それぞれ三戸城主南部信直(なんぶのぶなお)、角館城主戸沢光盛(とざわみつもり)に宛てたものです。領地を安堵(あんど)する内容ですが、秀吉の示した条件を遵守することで、それは認められています。今回展示する朱印状は、東北地方で残る唯一のものです。 豊臣奉行人連署書状および禁制  豊臣奉行人は、豊臣政権を支えた主な官僚のことで、彼らを中心として全国統一の事業が推進されました。  例えば石田三成、大谷吉継(おおたによしつぐ)の禁制文書は、水沢や岩谷堂などで仕置(法令遂行)した際に発令したもので、戦乱によって日常生活が破壊されることがないよう、生活権を保障したものです。後にこの二人は関ケ原合戦で敗北しますが、行政マンとして岩手でも能力を発揮しました。 九戸一揆関係資料  今回の企画展の大きなテーマの一つに、「京儀(きょうぎ)を嫌い」(豊臣、関西風のやり方を嫌う)風潮がいかに強かったかが挙げられます。経済や文化を考える時、かって西高東低という意識はありました。なじみの薄い京儀に反抗したのは当然かもしれません。  今回展示した「九戸陣陣立書」「九戸攻囲(こうい)之図」「九戸軍記」などを通して、当時の人々が京儀に反抗した思いを実感してください。 読み聞かせにチャレンジ 読み聞かせ講習会を開催します  NPO法人うれし野こども図書室の橋美知子さんを講師に、読み聞かせ講習会を開催します。読み聞かせに関心のある人の参加をお待ちしています。  テーマ 「絵本の力を子どもに―読み聞かせの初歩から実践まで―」  日時 11月12日(土曜日)、午後1時半から3時半まで  講師 NPO法人うれし野こども図書室代表 橋美知子さん(盛岡市)  場所 市立図書館会議室  定員 先着24人(受講料無料) 図書館に意見や要望をする会議  日頃、図書館を利用している皆さんから、図書館に対するご意見・ご要望をいただく機会を設けました。たくさんのご参加をお待ちしています。  日時 11月25日(金曜日)、午後3時から  場所 市立図書館会議室  募集人数 15人   応募期限 11月20日(日曜日)(直接、または電話) ひと足早いクリスマス会  図書館では、クリスマスお話会を開催します。盛岡市から「おはなしグループ ブレーメン」の皆さんを迎え、人形劇など楽しいおはなしを用意しています。  日時 12月3日(土曜日)、午後1時半から  場所 市立図書館お話室 新着資料紹介  境遇(著者 湊かなえ)、忍び秘伝(著者 乾緑郎)、獅子頭(シーズトォ)(著者 楊逸)、おばあさんの魂(著者 酒井順子)、そうだったのか21世紀NEWS(著者 池上彰) 第2回企画展開催します 企画展「文書に見る、岩手の戦国を彩った近江の武将たちー浅井三姉妹の父、長政の旧臣を中心としてー」  最近の「戦国(武将)ブーム」で、博物館にも歴女(歴史好きの女性)と言われる人たちが来館するようになりました。博物館では、現在放送されているNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」に併せて、岩手で活躍した近江の武将たちの文書を紹介する第2回企画展「文書に見る、岩手の戦国を彩った近江の武将たちー浅井三姉妹の父、長政の旧臣を中心としてー」を開催します。  武将の多くは、浅井三姉妹の父・浅井長政の旧家臣で、和賀・稗貫一揆や九戸一揆などを収束し、「奥州仕置」(検地・刀狩・城破り)を行い、近世南部領を確立させた人々です。  彼らの足跡は「文書」という形で、善きにつけあしきにつけ、地元に名を留めています。石田三成や大谷吉継、浅野長吉(長政)をはじめ、関連する宮部継潤、田中吉政などの文書、豊臣秀吉から南部信直・戸沢光盛に与えられた朱印状など、普段見ることができない史料ばかりが展示されます。  今回企画展は、これらの文書を通して、戦国時代の岩手県の様子を考えるきっかけになることを目的に開催するもので、浅井三姉妹(茶々・初・江)に関連する史跡も写真パネルで紹介します。  期間 10月15日(土曜日)から11月30日(水曜日)まで  展示資料の解説会も行います  日時 10月15日(土曜日)・29日(土曜日)、11月3日(木曜日)、午前10時から 図書館だより 電話75-1700 FAX75-1701 読書週間が始まります 図書館で映画を楽しむ「秋の映画会」  秋の映画会では、子ども向けと一般向けの映画を上映します。事前申し込みは不要です。お誘い合わせの上、参加ください。  日時 10月16日(日曜日)、1 子ども対象=午前11時から 2一般対象=午後3時から  場所 図書館視聴覚室  上映作品 1「大きなライオンと小さなウサギ」ほか 2「荒城の月―滝廉太郎物語」ほか 利用者アンケートを実施しました  7月に実施した「図書館利用者アンケート」の集計が終わりました。皆さんから寄せられた意見は、今後の図書館運営に生かしていきます。ご協力ありがとうございました。  なお、アンケートの結果は「図書館だより秋季号」や館内配布物にてお知らせします。 新着DVD紹介  新しく図書館に入ったDVDの一部を紹介します。どうぞご利用ください。 トイストーリー(1〜3)/ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 フィッシュストーリー/中村義洋 ワンピース(劇場版)/志水淳児ほか 10作品 カールじいさんの空飛ぶ家/ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント どんど晴れ(全13巻)/クライムミュージックエンタテインメント 世界遺産(1〜16)/キープ株式会社 おとうと/山田洋次 2011(第65回)読書週間 期間 10月27日(木曜日)〜11月9日(水曜日) 標語 「信じよう、本の力」 期間中は、八幡平市自分史「糸の会」による自分史展を図書館会議室で開催します。 21ページ よろこび おくやみ(8月届け出分) 掲載は届け出順で、届け出人が希望した場合だけ載せています(敬称略) 健やかに  立花 蛍(ほたる)(武良・久美子/豊畑)  工藤 夢奈(ゆめな)(良・望/五百森)  工藤 真樹(まさき)(大地・春香/大花森)  伊藤 芯(しん)(健・梓/小屋の沢)  宮崎 藍鈴(あいり)(竜也・亜由美/下町三区)  遠藤 美命(みこと)(巧・美紀子/野口)  田鎖 音綺(ねいろ)(玲緒・英子/秋葉)  橋本 萌(めい)(敏・尚美/新町中央)  澤田 心結(ここな)(翔太・忍/北村)  古川 力一斗(りひと)(力也・沙耶香/松尾)  畠山 蓮生(れお)(竜哉・彩/松川) お幸せに  工藤 晴彦 /北村  三浦 千愛 /盛岡市  小野寺 司 /北村  佐々木 由香/山崎  水本 秀一 /山崎  江尻 真美 /山崎  貞松 涼太 /駅前二区  松元 昭乃 /駅前二区  八重樫 大吾/共新  川原 久美子/久慈市  佐々木 悟 /下町二区  アギラルイイン、チャール/下平笠 安らかに  藤原 清男  77歳 笹目  橋 榮造  85歳 わし森  盛内 ミヨ  95歳 五日市1区  小笠原 スワ 85歳 松久保  滝川 玲子  73歳 寺田新田  米田 クニ  75歳 中沢  佐藤 義人  79歳 浅沢第1  工藤 敦弘  75歳 下町三区  佐々木 マメ 90歳 大花森  遠藤 幸一郎 81歳 帷子  澤口 進   70歳 時森  小笠原 キヨ 85歳 五日市3区  羽澤 トモヨ 75歳 五日市3区  田村 貞子  78歳 両沼  遠藤 七三郎 75歳 中関  工藤 秀男  63歳 荒木田  阿部 勇蔵  69歳 寺田  齋藤 福コ  75歳 浅沢第2  田村 孝三  54歳 荒木田  遠藤 善次郎 84歳 松久保  橋 チエ  85歳 柏台三丁目  橋 ナヲ  92歳 金沢  角掛 真人  32歳 共新   人口の動き【8月31日現在 ( )は前月比】  西根地区 人口17,305(−10) 世帯数6,082(±0)  松尾地区 人口6,449(−2) 世帯数2,360(+6)  安代地区 人口5,246(−3) 世帯数1,916(+1)  合計 人口29,000(−15) 世帯数10,58(+7)  男性 14,009(−1) 女性 14,991(−14)  出生14 転入41 死亡28 転出42  交通事故件数など ※累計は1月からの合計  人身事故 8月8件 累計39件  物損事故 8月25件 累計291件  負傷者 8月13件 累計53件  死者 8月0件 累計1件  飲酒運転 8月0件 累計5件   火災 8月0件 累計3件   救急 8月117件 累計771件 No.73 広報クイズ 10月6日号の問題 小学校陸上競技会今大会で生まれた大会新記録の数は  正解者の中から抽選で3人に500円分の図書カードをお贈りします。  応募方法 はがき、FAX、メールに「答え、住所、氏名、年齢」を書いて応募してください。答えのほかに、広報の感想や意見などを必ず書き添えてください。紙面づくりの参考にさせていただきます。  応募先 八幡平市役所「広報クイズ係」 はがき〒028-7192(住所不要) ファクス75-0469 メールsomuka@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「広報クイズ」と入力)  応募期限 9月26日(月曜日) 消印有効  第72回の正解 「208人」 応募者数 22人 正解者数 22人  当選者 立柳イシエさん(野駄)、荒川美穂さん(細野)、大森リツさん(叺田) 22、23ページ INFORMATION お知らせ アリーナまつおの利用を希望する方はお忘れなく アリーナまつおの日程調整会議を行います。利用希望者は、事前申し込みの上、出席願います。  調整期間 12月1日(木)から24年2月29日(水) まで  会議開催日 11月17日(木)  時間 午後1時半から(平日午前9時〜午後3時の部)、午後6時半から(平日午後5時〜 9時の部と、土・日曜日および祝日午前9時〜午後9時の部)  場所 松尾ふれあい文化伝承館  申込期限 11月16日(水)、午後5時  申し込みなど詳しくは、市体育協会松尾支部(電話76-3237)まで。 介護予防教室に参加して家族の介護に役立てよう  岩鷲苑では、市民を対象に介護教室を開催します(受講は無料)。  日時 11月25日(金)、午後1時半から2時半まで  場所 介護老人保健施設岩鷲苑  演題 家庭における応急手当て  詳しくは、介護老人保健施設岩鷲苑(電話76-5611)まで。 建設業退職金共済制度で作業員の福祉増進図ろう  建設業退職金共済制度(建退共)は国の制度です。事業主の掛け金(日額310円)は全額損金に扱われ、労働者は働いた日数に応じ退職金が受けられます。  詳しくは、建退共岩手県支部(電話019-622-4536)まで。 岩手山焼走り国際交流村冬期営業時間変更します  岩手山焼走り国際交流村では、次のとおり営業時間を変更します。 【温泉館】※24年3月31日(土)まで  営業時間 午後8時まで 【食堂】※24年4月30日(月)まで  営業時間平日=午後2時半まで、土・日・祝日=午後8時まで  なお、11月9日(水)・10日(木)は保守点検のため休館となります。  詳しくは、岩手山焼走り国際交流村(電話76-2013)まで。 民俗楽器ツィンバロン音色を楽しみませんか  ハンガリーの伝統打弦楽器ツィンバロンの第一人者・斉藤浩(ひろし)さんのコンサートを開催します。  日時 11月13日(日)、午後3時開演  場所 森林ふれあい学習館フォレストi(県民の森隣)  入場料 1,000円  詳しくは、ピアニスト藤田晴子(はるこ)記念館(電話78-2411)まで。 国立大学などに関する職員業務説明会を開催  東北地区の国立大学や工業高等専門学校(高専)などに関する職員業務説明会を開催します。  日時 11月12日(土)、午前10時から午後4時まで  場所 東北大学百周年記念会館川内萩ホール(仙台市)  詳しくは、東北地区国立大学法人等職員採用試験実施委員会(電話022-217-5676)まで。 「いわての学び希望基金」給付金・奨学金の申請を  県では、東日本大震災で親を亡くした(行方不明を含む)子どもたちを支援するための「いわての学び希望基金」を活用し、給付金(月額1万円)または奨学金(月額1万円から5万円のほか一時金)の申請を受け付けます。  申請期限 11月30日(水)  申請先 未就学児童=最寄りの広域振興局保健福祉環境部または保健福祉環境センター。小・中学生、高校生、特別支援校生=在席している学校。大学生、専門学校生など=県教育委員会教育企画室  詳しくは、県庁児童家庭課(電話019-629-5461)、県教育委員会教育企画室(電話019-629-6108)まで。 私立ひなぎく幼稚園で新入園児を受け付け中  私立ひなぎく幼稚園では、平成24年度の入園児を募集しています。  募集園児 3〜5歳児(年度途中で3歳になった時点で入園可)  受付日時 12月3日(土)、午前10時から11時まで  送迎 希望によりバスで送迎  預かり保育 午後6時まで(預かり保育料は無料、夏・冬・春休み期間はおやつ代1日200円)  補助 就園奨励費補助のほか、第3子以降は市が全額補助サッカー教室や、外国人講師による英語学習も行っています。  詳しくは、ひなぎく幼稚園(電話76-5011)まで。 11月9日から15日まで秋の火災予防運動です  11月9日(水)から15日(火)までの1週間は「消したはず決めつけないでもう一度」を統一標語に、秋の火災予防運動が実施されます。八幡平消防署では、防火座談会や初期消火訓練を随時行っています。希望される方は問い合わせください。また、「119番の日」に合わせ、盛岡通信司令室(盛岡中央消防署)を一般公開します。  日時 11月12日(土)・13日(日)、午前10時から午後4時まで  詳しくは、八幡平消防署(電話76-2119)、松尾出張所(電話74-2119)、安代出張所(電話72-2119)まで。 自動車事故被害者に援護を行っています  交通遺児など自動車事故被害者への援護を行っています。 ◎交通遺児等育成資金貸付  対象者 中学3年生までの交通遺児など  貸付金額 一時金155,000円、毎月20,000円(無利子)  貸付条件 市町村民税が非課税または均等割のみ課税など ◎重度後遺障害者への介護料支給  対象者 交通事故で脳や脊髄などを損傷し、介護を必要とする人  支給額 常時介護=58,570円〜136,880円、随時介護=29,290円〜54,000円  詳しくは、独立行政法人自動車事故対策機構岩手支所(電話019-652-5101)まで。 自動車や建築の技術を専門校で磨きませんか  県立二戸高等技術専門校では、平成24年度学生を募集しています。  募集人数 自動車システム科20人、建築科15人  応募資格 高校を卒業した人(来春卒業見込み含む)  出願期間 12月2日(金)まで  詳しくは、県立二戸高等技術専門校(電話0195-23-2227)まで。 女性をめぐる人権問題の電話相談をお受けします  夫などからの暴力、職場での差別やセクハラなどでお悩みの方を対象に、全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間を実施します(相談料無料)。  日時 11月14日(月)から20日(日)まで、午前8時半から午後7時まで(土・日曜日は午前10時から午後5時まで)  相談電話番号 0570-070-810  詳しくは、盛岡地方法務局人権擁護課(電話019-624-9859)まで。 漆器製作の技術や知識を2年間で習得しませんか 安代漆工技術研究センターでは、漆器製作技術や知識などを学ぶ研修生を募集します。研修期間2年。  要件・人数 研修後、漆器製造に従事できる人若干名(受講無料)  申込期限 11月25日(金)必着  面接 12月9日(金)  詳しくは、安代漆工技術研究センター(電話・内線3910)まで。 24ページ 八幡平いにしえの宝(市内にある指定文化財を紹介します) 焼走り熔岩流 所在地 : 平笠上坊国有林内 指定年月日 : 昭和27年3月29日(国) ※特別天然記念物  岩手山の始まりは約70万年前と考えられ、噴火活動を繰り返し、約6,000年前(縄文時代前期)の噴火で、現在の山頂(薬師岳)ができたといわれています。  焼走り熔岩流は、1732年岩手山の北東斜面の山腹の噴火活動でできました。標高約970メートル付近の2カ所から噴出した溶岩は、東北東方向へ標高約575メートルまで流れ下り、次第に幅を広げ、長さ約3キロ、末端部の最大幅約1キロ、厚さ約10メートルの溶岩原をつくりました。ここの溶岩原は灰黒色で、主に多孔質の大小の岩塊(安山岩)ですが、珍しい溶岩球(注)も見られます。  焼走り熔岩流の特徴は、280年以上たっても、あまり植物が侵入しないで、噴火直後のように見えることです。今は溶岩原の岩塊上に、菌類を本体とし、緑藻類、ラン藻類の共生体であるハイイロキゴケなどの地衣類、亜高山や高山の日当たりのよい岩上に生えるシモフリゴケなどの蘚苔類がマット状に広がっています。さらに岩塊の割れ目や凹地には、植物片などの堆積で土壌がつくられ、オオイタドリやノリウツギ、アカマツ、ミネヤナギ、ダケカンバなどが点々と生え、それらの小集団も発達しています。本格的な植物の侵入は、そう遠くないようです。(文・八幡平市文化財保護審議会委員 八幡輝夫)  (注)固結溶岩の破片が溶岩流を転がってできたと考えられている。焼走りの溶岩球(球体・楕円球体)は直径20センチから60センチで、1メートル近いものもあり、噴火口付近にはなく、下方に広く流れている。  ≪参考文献≫ 焼走り熔岩流学術調査委員会(菅原亀悦編)(1993) 焼走り熔岩流学術調査報告書(西根町)、土井宣夫(1998) 岩手山の噴火史 火山噴火予知連絡会会報 bV1 編集後記  写真撮影は、冷静な心が大事なんですね。市小学校陸上競技会の時、良い瞬間を撮りたいとカメラを構えましたが、大声を出して応援したい気持ちを必死に抑え、「歳のせいか」子どもたちの頑張る姿を見ただけで緩む涙腺も、これまた必死に抑え、肝心の写真は…。▽敬老会では、普段さまざまな場面で活躍している人が、実は招待される側だったと分かり、びっくり。私も「歳のせいか」とは言っていられないですね。(齋藤)  「ZOOM UP 人」の中で紹介した八幡平市B級ご当地グルメ「あぶら汁」と「蕎麦かた焼きそば」。8月に参加した広報担当者の研修会で、岩手町の広報担当者が「北緯40度ご当地グルメ博」のPRをしていたとき、他市町村の担当者からどんなものか聞かれ、答えることができなかった苦い思い出がありました。取材後、撮影に使用した2品は、しっかりと私の胃袋の中へ収まり、おいしい思い出になりました。   (北口)