18ページ 松尾鉱山資料館だより 松尾鉱山資料館 電話 78-2598 松尾鉱山の郵便事情  松尾鉱山は平舘郵便局管内に属していましたが、大正15年10月、元山(現在の緑が丘)に貯金や為替を取り扱う無集配局として松尾鉱山郵便局が開局。しかし郵便の集配は平舘局のままであったため郵便を出すにも受け取るにも大変時間がかかり、不便を強いられていました。昭和16年2月に念願の集配事務が開始され住民には便利になりましたが、「松尾鉱山〇〇〇〇様」のように住所や住んでいる住宅名が書かれていない手紙があったり、表札のない家があちこちにあり1時間以上も探し回ったりと集配員は苦労したようです。そこで郵便局では表札や郵便箱を販売したほか、会社の広報を通して正確な宛名の書き方を掲載し協力を呼び掛けていました。  また、麓の屋敷台(現在の柏台)では、昭和16年4月に警備詰所で郵便の代行業務が始まり、23年11月には屋敷台郵便局が開局。会社直営だった2つの郵便局はその後、34年に郵政省直轄の郵便局となりました。 企画展「理想郷 標高900メートルで栄えたまち」を開催  今年の企画展は、鉱山に住む人々の暮らしに欠かせない施設を当時の写真や寄贈の品で紹介します。  この地を愛し理想郷を目指した親子二代の松尾鉱業株式会社社長の思いに触れてみませんか。 開催日時 9月23日(土曜日)から11月5日(日曜日)まで       午前9時から午後4時半まで(入館は4時まで)       休館日は月曜日(祝日の場合は翌平日) 入館料  無料 図書館だより 図書館 電話 75-1700 松尾コミュニティセンター図書室 電話 76-3235 荒屋コミュニティセンター図書室 電話 72-2505 新着視聴覚資料の紹介  新しい視聴覚資料の一部を紹介します。貸し出し中の場合は予約してください。 (タイトル レーベル) 津軽の髭殿     岩井 三四二 噴怨鬼     高橋 克彦 かっかどるどるどぅ 若竹 千佐子 もっと悪い妻     桐野 夏生 図書館のお夜食 原田 ひ香 ポーランドの人 J.M.クッツェー 異能機関 上・下 スティーヴン・キング 見ること     ジョゼ・サラマーゴ 新着ピックアップ 『師匠はつらいよ』   著/杉本 昌隆 出版社/文藝春秋  将棋のタイトルを次々に獲得し、最年少名人の天才・藤井聡太の師匠によるエッセイ。将棋界の出来事や将棋の天才の弟子との交流などが穏やかなユーモアを感じる筆致で描かれています。 『保育で!親子で!手形アートのかわいい製作』  著/やまざき さちえ・宇田川 一美  出版社/チャイルド本社  子どもの手形や足形を、動物や季節のアイテムなどさまざまなモチーフに見立てて制作する「手形アート」のアイディアが満載。親子で一緒にやってみましょう。