6ページ その時、あなたはどうする 県総合防災訓練 避難や物資運搬など連携や対応手順を確認 岩手山噴火を想定した訓練で地域の防災力を高める  7月28・29の両日、岩手県総合防災訓練が八幡平市、盛岡市、滝沢市および雫石町の4市町を会場に行われました。  訓練は岩手山の噴火とこれに伴う山麓への降灰、大雨による土石流の発生を想定。県及び関係市町の連携確認、情報把握や対応などの訓練が行われました。  柏台小学校とその周辺施設では、住民や社会福祉施設入所者の避難、避難所の運営訓練や外国人を含む避難者の盛岡市への広域移送避難訓練なども行われました。また、旧東大更小学校会場では、行方不明者相談受理訓練、死亡届受理訓練、遺体収容所初期設営訓練などが行われ、各機関の連携や手続きなどを確認しました。  岩手山の噴火を想定した県総合防災訓練は平成26年以来9年ぶりで、災害時対応や関係機関の連携などをあらためて確認する機会となりました。 インタビュー 柏台自治会 会長 野 靖仁さん  まずは経験してみるという点で、みなさんの参加が大切だとあらためて認識した。  現在、岩手山の活動は活発というわけではないが、いざという時のために、今後も普段から訓練などの備えをしていくことが大事だと思う。 気象庁の火山情報  火山に関する警報は「命の危険が及ぶ範囲」と「とるべき行動」をまとめた5段階の噴火警戒レベルによって発表されます。自宅や職場のリスクを市防災マップで確認し、自分が取るべき行動を考えておきましょう。 噴火警戒レベルと避難行動 特別警報 レベル5 避難   レベル4 高齢者等避難 警報   レベル3 入山規制 レベル2 火口周辺規制 予報   レベル1 活火山であることに留意