4、5ページ タマサート大学生が4年ぶりにやってきた 文化体験と国際交流の9日間  タマサート大学の学生が、7月13日から21日まで当市を訪れました。 学生が国際理解や交流を目的として訪れたのは、令和元年7月以来4年ぶりとなります。  訪れた学生5人と引率の先生の計6人は、ホームステイ先となるホストファミリーの会の家に宿泊しながら、市内見学や、日本や地域文化の体験、小学校の訪問など日本の文化や生活を体験し理解を深めました。  18日には市と市国際交流協会による「日・タイ文化交流会」が行われ、日本の民謡やタイ料理の紹介のほか、タイ舞踊を一緒に踊るなど、打ち解けた様子で身振り手振りを交えながら交流する様子が見られました。  学生を引率した同大のピヤワン助教授は「このプログラムは、学生の貴重な経験と学びの機会となっています。 交流は一生の思い出となり、経験は将来にわたって彼女たちの成長に寄与するでしょう。 市のますますの発展を願っています」と滞在中のサポートに感謝を述べました。 1995から つながる タマサート大学 と 八幡平市 市とタマサート大学との交流は旧西根町で岩手山焼走り国際交流村の整備が行われたのをきっかけに、平成7年から行われているものです。 このホームステイプログラムでは今年度を含めこれまでに312人の学生が本市を訪れています。   ピングさん(3年) ホームステイ先 遠藤 エミさん宅  市の人は親切で一緒にいると、とても温かな気持ちが伝わってきます。  ホストファミリーもとても親切で、また戻ってきたいという気持ちになりました。 ポー さん(2年) ホームステイ先 柳澤 勝子さん宅  日本に長く滞在できるプログラムに興味を持ち、写真を撮るのが好きで、景色が綺麗なので行くことを決めました。  岩手山を見てとても感動しました。このような景色はタイには無いです。 プロイさん(4年) ホームステイ先 伊藤 正雄さん宅  ホームステイでは、わからないこともゆっくり、とても親切に説明してもらいました。自分やタイの家族のことなどを話したりしました。  藤原の郷や平泉に連れて行ってもらい、とても綺麗でした。 マナウさん(3年) ホームステイ先 藤原 金四郎さん宅  寄木小を訪問したことが心に残っています。心配したけどみんな協力してくれて、お話をしたりプログラムに参加したりしてくれました。  一人の子から手紙をいただき、とても感動しました。 ベウさん(2年) ホームステイ先 田村 正彦さん宅  ホストファミリーのお母さんに翻訳アプリのことを伝えたら、次の日にはダウンロードしてコミュニケーションを図ろうとしてくれて嬉しかったし、新しいことにすぐに挑戦する姿勢に驚きました。 インタビュー 伊藤 心ここな那 さん( 寄木小6年)  一緒に水墨画をやって、プロイさんと仲良くなれたし、上手でした。 緊張したから、話すのが難しかったけど、とても楽しかったです。 いつかタイに行ってみたいです。 これまで12人の学生を受け入れ 藤原 金四郎さん夫妻  15年ほど前からホストファミリーとして学生を受け入れています。  日本を知って楽しんでもらおうと、これまでに平泉や手づくり村などに一緒に出掛けたりしました。 学生さんには慕っていただき、今でも連絡を取っています。今年も楽しく良い思い出になりました。 市ホストファミリーの会会長 鈴木 信一 さん  4年ぶりの受け入れとなり心配もありましたが、無事に日程を終えることができ、皆さんに感謝申し上げます。  この体験を糧に、学生たちはそれぞれの目標に向かって頑張ってほしいと思っています。