1ページ 農(みのり)と輝(ひかり)の大地 八幡平市 広報はちまんたい 5月号 May2011 No.127 2、3ページ 震災を乗り越え、ともに頑張ろう! 復興願う思いよ届け  3月11日に発生し、多くの犠牲者を出した東日本大震災から2カ月―。市内では、姉妹都市の宮古市をはじめとする大きな被害を受けた沿岸市町村への支援が広がっています。市民一人一人が今できることから取り組み続ける―。その思いは必ず被災地に届き、一日も早い復興への力となるはずです。(写真=大更、大更第二学童保育クラブに通う児童103人が春休み中に作った千羽鶴とメッセージカード。4月23日に市に贈呈された千羽鶴などは、復興への祈りとともに、25日に宮古市立田老第一小学校に届けられました) 義援金支援金 ありがとうございます 義援金 市役所窓口扱い  3万円 株式会社北岩手衛生センター 1万円 有限会社西根ブロック工業 50万円 西根ライオンズクラブ 2万1833円 レストランこかげ 5万円 社団法人安代リンドウ開発 20万円 岩屋自治会 8万7165円 平舘小学校児童会 1万円 轄rテダイス製作所 30万円 潟jュートン 10万202円 八幡平市職員一同 5000円 22年度平舘小学校卒業生一同 1万円 佐々木省三 銀行振り込み(表記は通帳記帳通り) 5000円 オヤマダシゲオ 5000円 アラカワタカオ 5000円 セキトシノリ 1万円 カクダテショウエイ 1000円 ハタヤマナオミ 8万3694円 イトウヤスミ 1万円 クドウケンゾウ 3万円 ヤマコザワジチレンラクカイ 30万円 クドウオサム 1万円 ミウタリョウコ 1万円 コバヤシトシコ 3万円 タカハシカズオ 1万円 イノウエアキラ 2万円 タカハシヨシノリ 1万円 イリョウホウジン・ジンユウカイ 1万円 アベシロウ、タエコ 1万円 タカハシシノブ 1万円 クワダエイコ 1000円 クモンジュンジロウ 3537円 オオトモクニヒコ 2000円 ヤマモトチヨ 1万613円 マツムラカズヨ 1万円 エンドウミツオ 1万円 タムラトシサダ 3万円 エサシカタエコ 3万円 クドウショウジ 1万500円 栗木田自治会 1万円 和田定男 3万円 有限会社泉山林業 5万円 伊藤千一 1万円 塩口惟良 500円 高橋喜代志 市義援金受付専用口座 岩手銀行平舘支店(普通)2043429 北日本銀行平舘支店(普通)7040775 盛岡信用金庫西根支店(普通)0011189 新岩手農協西根中央支所(普通)0279231 口座名 東北地方太平洋沖地震災害義援金 八幡平市会計管理者(窓口振込手数料は無料) 支援金 100万円 市建設協同組合 50万円 日本国土開発叶キ岡営業所 2万円 スナック杉 1万円 遠藤純子 10万円 有限会社山口商店 10万円 株式会社村木商店 10万円 有限会社ミヤノエネルギーサービス 被災地支援のために創設「市がんばろう岩手基金」  八幡平市は、東日本大震災で被災した自治体や被災者への支援経費の財源に充てる「八幡平市がんばろう岩手基金」を創設しました。4月27日に開かれた市議会第3回臨時会では、同基金条例案と積み立てる本年度の一般会計補正予算案が可決されました。  同基金は八幡平市に寄せられた支援金などを活用し、「救援物資の準備や運搬などの経費」「市内のボランティアや団体、市職員らが被災地で支援活動をした場合の交通費などの経費」「被災した市町村が緊急に財源を必要とした際の援助」を行うほか、県外への支援も対象としています。  今回、補正予算案に計上された同基金の積立金は2152万円。市が行う被災地の支援活動に使ってほしいと寄せられた支援金などが152万円(4月11日までに寄せられた上記支援金3件分)、市の一般財源の財政調整基金積立金から2000万円を充てました。今後、同様の寄付があった場合には基金の積み増しをします。  条例は26年3月まで2年間の期限。基金がどのように使われたかは「広報はちまんたい」でお知らせしていきます。 4〜7ページ Hachimantai City Community Bus  地域つなぐ「足」に コミュニティバス西根・松尾地区で試験運行スタート  4月1日から西根・松尾地区でコミュニティバスの試験運行が始まりました。  同地区では、これまでお年寄りなどが通院に利用できる患者輸送バスを運行していましたが、コミュニティバスは、患者輸送バスの役割を維持しながら、お年寄りや自家用車を利用できない人の交通手段を確保し、気軽に買い物や通院、公共施設の利用などに出掛けることができるように運行しています。運行は、岩手県北バスが行っています。  市のコミュニティバスは、安代地区で20年4月1日から2年間の試験運行を経て、本稼働しています。西根・松尾地区もすぐに本稼働するのではなく、24年3月31日までの1年間「お試し期間」を設けます。より地域の実情に合ったものにするため、1年間の利用実態を基に、運行の必要性を含め運行時間やルートの改善などをします。  4月の利用者は、6路線で延べ2960人。地域をつなぐ「足」として、誰でも利用できるコミュニティバスが市内を走ります。  コミュニティバスとは? 公共交通の利便性が悪い地域の解消、お年寄りや車の免許を持っていない人の交通手段を確保するため、自治体などが事業主体となり、地域の実情に合わせて運行する誰でも利用できるバス 西根・松尾地区コミュニティバスの特徴は 1 誰でも利用できます 利用がお年寄りなどの通院に限定されていた患者輸送バスから、年齢に関係なく誰でも多目的に利用できるようになりました。市外に住んでいる人も利用できます。 2 運賃1乗車100円 運賃は区間、距離に関係なく1乗車100円。中学生以下は無料です。 バス車内と岩手県北バス八幡平営業所では、100円券12枚つづりのお得な回数券を1000円で販売しています。 3 平日のみ運行します 平日は毎日運行します(ただし、松尾地区の大花森路線は月・水・金曜日、前森路線は火・木曜日のみ運行)。土・日曜日や祝日、年末年始(12月29日から1月3日まで)は運休です。 4 バス停は2種類使用  バス停は、新たに設置したコミュニティバス専用のバス停と一部岩手県北バスのバス停を利用します。なお、国道と県道以外の安全な場所では、利用者の要望で乗車・下車することができます。 5 利用者が乗りやすいコミュニティバス車両 コミュニティバスの車両はステップが低く、誰でも乗りやすいバリアフリー設計になっています。車内には、次の停留所を表示したり車内アナウンスをしたりするなど、安心して利用する環境が整っています。 車体は、各路線を分かりやすくするため見やすい色分けがされています(西根地区=赤・青、松尾地区=緑)。また、西根地区を走るバスには岩手山、松尾地区を走るバスには八幡平の樹氷が描かれています。 INTERVIEW コミュニティバスを利用した  工藤 律子 さん くどう・りつこ 荒木田  週に3〜4回、病院に行くときに利用しています。100円という安い料金で気軽に乗ることができるので便利ですね。これからは、買い物など通院以外にも利用したいです。 岩手県北バス八幡平営業所所長  菊池 俊昭 さん きくち・としあき   路線については、1カ月かけて運転手の研修を行いました。多くの皆さんに利用してもらい、コミュニティバスが浸透して、地域の生活に欠かせない「足」になれば良いと思います。 従来の患者輸送バスを基本に6路線運行  運行経路は、これまで運行していた患者輸送バスのルートを基本に、通院以外に利用できるよう、商業施設やJR花輪線の駅を運行ルートに含めた6路線を運行しています。 西根地区 1平笠・田頭路線(1日2便) 大更公園〜大更公園(右回り) 大久保〜大更公園(左回り) 2東大更路線(1日3便) 市役所〜大更小学校 大更駅〜大久保 大更公園〜北村公民館 3寺田路線(1日6便) 西根団地〜大更公園 陸中野口〜平館駅 4若谷地路線(1日4便) 岩手町黒内〜大更公園 岩手町黒内〜平舘本町 松尾地区 5大花森路線(1日4便、月・水・金曜日の運行) 松尾総合支所〜東八幡平病院 東八幡平病院〜松野小学校前 北森駅〜大更公園 大更公園〜松尾総合支所 6前森路線(1日4便、火・木曜日の運行) 松尾総合支所〜松尾診療所(前森方面) 松尾総合支所〜松野小学校前(寄木方面) 北森駅〜大更公園▽大更公園〜立石 コミュニティバスに乗ってみませんか  コミュニティバスの運行は、地球環境に優しい社会づくりはもちろん、市民ニーズなどに合った公共交通環境を実現するための第一歩。お年寄りや自家用車を利用できない人だけでなく、誰もが気軽に外出するための交通手段の確保は、安心して日常生活を送ることにつながります。  普段自動車を使っている人でも、東日本大震災の発生直後には、地震の影響でガソリンが手に入らなくなり、公共交通機関を使った人もいるのではないでしょうか。燃料節減きのためにも、日頃からコミュニティバスを利用してみませんか。  各路線の時刻表など詳しくは、3月に全世帯に配布した「時刻表路線マップ」で確認ください(安代地区の時刻表なども掲載されています)。  コミュニティバスについて詳しくは、市役所総合政策課政策調整係(電話・内線1224、1225)まで。  (コミュニティバス運行準備事業は、市町村総合補助金を活用しました) 8、9ページ 各課からのHOT LINE 八幡平市民歌CDが完成 希望者に無料で差し上げます 申し込みなど詳しくは市役所総務課広報統計係(電話・内線1218)  八幡平市民歌のCDが完成しました。このCDは、昨年11月3日に制定された市民歌を、広く皆さんに慣れ親しんでいただくために制作したもので、3月下旬の完成予定でしたが、東日本大震災の影響で、完成が5月に延びたものです。  CDは、国の合併補助金を活用して2000枚制作。2月4日に県民会館で録音された独唱や合唱など、次の8曲が収められています。  独唱(歌・佐々木正利さん=声楽家、岩手大学教授) 独唱(歌・鎌田滋子さん=声楽家、岩手県立大学准教授=当時) 合唱2曲(歌・岩手大学合唱団) ピアノ伴奏曲 ピアノ演奏曲 ファンファーレ(市民歌作曲者の林芳輝さん特別提供) 祝典の為の序曲(同)  市では、希望者に市民歌CDを無料で差し上げます(1世帯1枚まで)。数に限りがありますので、お早めに申し込みください。  申し込み方法 1 市役所総務課、松尾・安代総合支所地域振興課、田山支所の窓口で6月1日(水曜日)から差し上げます。2 140円分の返信用切手を同封の上、〒028-7192(住所不要)、「八幡平市役所総務課広報統計係」まで申し込みください。 市設置・管理型浄化槽 設置希望者を募集します 申し込みなど詳しくは市役所下水道課工務係(電話・内線2233)  市は、河川や水路の水質汚濁を防止するため、し尿と生活雑排水を合わせて処理する浄化槽の設置を進めています。  23年度分の市設置・管理型浄化槽の予定数に余裕がありますので、設置希望者を募集します。 対象地域 市内全域(ただし、公共下水道事業区域、特定環境保全公共下水道区域、農業集落排水事業区域、そのほか集合浄化槽区域を除く。一部該当にならない区域もありますので、詳しくはお問い合わせ下さい) 申し込み方法 市役所下水道課(松尾総合支所内)にある申請書に必要事項を記入の上、図面など必要書類を添付して提出して下さい。 申込期限 7月1日(金曜日)(予定工期=10月〜) 工期は、変更になる場合があります。また、申込数が設置予定数に達した時点で、募集を締め切ります。 申請前に用意する書類や手続きがありますので、早めに申し込みください。 市設置・管理型浄化槽とは 市が浄化槽本体のみを設置し、その後の維持管理まで行いますが、浄化槽本体以外の宅内排水設備工事や流入管・放流管工事は個人で行うことになります。また、設置した人は、分担金と毎月の浄化槽使用料を納めていただきます。 今回は松尾地区の8戸が対象 市営住宅の入居者を募集 家賃など詳しくは市役所建設課建築係(電話・内線2524)  市は、市営住宅の入居者を募集します(入居者は、住宅に困っている度合で決定し、順位を決め難い場合は抽選を行います)。  募集住宅(時森住宅のみ単身入居できます)  公営住宅 時森住宅 募集戸数3戸 建築年度昭和56,57年度 間取り3K風呂付き   柏台第一住宅 募集戸数2戸 建築年度昭和62,63年度 間取り2LDK風呂付き  コミュニティ住宅 4号棟 募集戸数2戸 建築年度昭和60年度 間取り2LDK風呂付き   チングルマ 募集戸数1戸 建築年度昭和57年度 間取り2LDK風呂付き  入居資格 1現在、住宅に困っている人 2市内に住んでいるまたは働いている 3過去1年の収入が一定の基準内 4市税など滞納していない 5本人および同居する人が暴力団員ではない  敷金 入居時の家賃3カ月分  申込期限 5月31日(火曜日)  申し込み方法 市役所建設課(松尾総合支所内)、西根・安代総合支所地域振興課にある用紙で市役所建設課に申し込みください(要書類審査)。 本年度も実施します 住宅リフォーム工事の費用助成 申し込みなど詳しくは市役所建設課建築係(電話・内線2525)  市は、住宅のリフォーム工事の費用に助成します。  対象住宅 1建築後5年以上経過している 2過去に同助成を受けていない 3自らまたは生計が同じである親 族が床面積の2分の1以上を持ち、住んでいる家で市内にある  対象工事 1工事経費が50万円以上(消費税を除く) 2住宅である(ただし、集合住宅は居住専用部分、併用住宅は住宅部分) 3市内の業者が工事を行う 4他の補助金を受けていない住宅部分(住宅エコポイントを申請する場合は対象外) 5本年度中に完了する  対象者 1市内に住所がある 2対象住宅に住んでいる 3対象住宅の所有者である 4過去に同助成を受けていない 5市税などを滞納していない  助成額 対象工事の費用の5分の1以内(上限20万円)を八幡平市共通商品券で交付します。  同助成を受けるには、工事を着手する前に申請が必要ですが、住宅エコポイントの申請は、工事完成後です。住宅エコポイントについて詳しくは、県建築住宅センター(電話019−623−4420)まで。 大地震に備えませんか 耐震診断・改修費用助成します 申し込みなど詳しくは市役所建設課建築係(電話・内線2525)  市は、耐震診断(無料)と耐震改修工事費用への助成を行います。  耐震診断  募集戸数 10戸  対象 昭和56年5月以前に着工した在来木造住宅 耐震診断を実施した人を対象に、専門家が無料で自宅に訪問し、耐震改修に関するさまざまな疑問や悩みなどの相談に応じる制度もあります。  耐震改修  募集戸数 2戸  対象 耐震診断の結果、倒壊する可能性がある(判定値が1・0未満)と診断された木造住宅を耐震改修工事する場合に助成  助成額 耐震改修費用の2分の1(上限60万円)  耐震改修工事と上記リフォーム 工事を併せることもできます。 10、11ページ 話題ピックアップ まちのニュース 皆さんからの情報をお寄せください。電話・内線1219まで。 夢は未来のサッカー選手 アンソメット岩手八幡平サッカースクール  市に本拠を置くサッカーチーム・アンソメット岩手八幡平のサッカースクールは、本年度も4月9日に開校しました。本年度は昨シーズンまでJ2ギラヴァンツ北九州で活躍し、同チームに加入したタチコ選手が指導する「タチコサッカースクール」として、10月末までサッカーの技術の向上などを目指します。参加した五十嵐玲司くん(大更小3年)は「楽しかった。これからも参加したい」と話しました。   また、アンソメットは4月25日、ひなぎく幼稚園で訪問サッカースクールを行い、所属選手20人と園児が鬼ごっこやボール遊びなどで楽しく体を動かしました。アンソメット岩手八幡平のサッカースクールについて詳しくは、同チーム・丸山(電話090-8743-1964)まで。 漆芸家目指し2年間研修 安代漆工技術研究センター入所式  市安代漆工技術研究センターの本年度の入所式は4月6日、市安代総合支所で行われました。  本年度、漆の魅力に引かれて入所した研修生は、増子菜美さん(20歳、福島県須賀川市出身)と山根匠人さん(22歳、島根県松江市出身)の2人。武田常徳副市長から「市の漆の文化を全国に発信するためにも2年間の研修を頑張ってほしい」と激励の言葉を受けた2人は「生活に密着した漆器を作りたい」「昔の漆絵などの修復も学びたい」と目標を語りました。 郷土へ愛着深めるしるし 五日市振興協議会・城郭概要説明板を設置  安代地区の五日市振興協議会(小笠原壽男会長)は、昨年度の協働によるまちづくり補助金を利用して、五日市館の概要説明板を五日市河川公園に設置しました。  同館は、16世紀後半に盛岡からの津軽街道と八戸から続く鹿角街道が合流する交通の要地であるこの地に築城されたと見られています。4月9日のお披露目会で、羽澤敦志五日市自治会会長は「小中学生の学習の場に使ってもらうなど、多くの人たちに地域の歴史を知ってもらいたい」と願いを語りました。 一致団結して「火の用心」 市幼年消防クラブ合同結成式  市幼年消防クラブ合同結成式・同クラブ結団式は4月20日、アリーナまつおで開かれました。  式典には、各クラブの年長児152人が参加。これまで西根、松尾地区の4クラブが結成されていましたが、安代地区などの8保育所(園)が新たに加わり、市内の全保育所(園)の園児が防火活動を頑張っていきます。  田村正彦市長から「まとい」を贈られた各クラブの子どもたちは「火の用心。私たちは絶対火遊びをしません。親や先生の教えを守ります」と元気に誓いました。 1年間の活動決意新たに 市スポーツ少年団結団式  市スポーツ少年団(高橋和夫本部長)の結団式は4月23日、市総合運動公園体育館で開かれました。  市内23スポーツ少年団団員など約300人が参加。参加者全員で日本スポーツ少年団綱領を斉唱した後、高橋本部長から各少年団に認定書が手渡されました。  団員を代表し、西根一中STスポーツ少年団の高橋茉生さん(西根第一中3年)が「昨年の悔しい思いをバネに練習を積み重ね、仲間を信じ、チーム一丸となり、東北大会出場を目指したい」決意を述べました。 12ページ 福祉ネットワーク 保健のひろば 電話・内線1151 市役所保健課 受診して自分を知ろう特定健診5月30日から  特定健診は、病気になる可能性が高いメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に注目し、生活習慣の改善が必要な人を見つけるために、20年度から始まった健診です。  本年度からは40歳から74歳までの人全員に心電図、眼底、貧血検査も実施します。市の22年度の同健診受診率は36・1パーセント。ぜひ健診を受け、毎日の健康管理を心掛けましょう。  日程は、全世帯に配布するチラシのほか、広報はちまんたい掲載の「暮らしの情報カレンダー」で確認ください。 肺がん検診も同会場で実施  肺がん検診は、40歳以上の人を対象にした胸部のレントゲン撮影で、結核検診も兼ねています。65歳以上の人は、年1回の受診が義務付けられています。  21年に新たに結核と診断された人は全国で2万4170人。県内では151人でした。 「せきや微熱が長引く」「体重が急に減った」「体がだるい」「たんが出る」といった症状のときは、すぐ病院で受診してください。 出産を控える夫婦にはもうすぐパパママ教室  もうすぐパパママ教室は、出産を迎えるママとパパのために、お産についてのお話を聞いたり、パパの妊婦体験、お風呂の入れ方などをしたりします。参加を希望する人は、開催日前日までに保健課に申し込みください。本年度の日程は次のとおりです。  5月25日(水曜日)・11月2日(水曜日)、午前9時半〜午後2時、田頭公民館  9月8日(木曜日)・24年3月22日(木曜日)、午後6時半〜8時半、西根地区市民センター 環境のみらい 電話・内線1137 市役所市民課 省エネの推進について  省エネルギーは、限りあるエネルギーをより長く利用するために必要であるとともに、環境や家計に優しい生活を送ることができます。次の省エネ活動を参考に、出来るところから取り組みましょう。  1照明やテレビはこまめに消す 誰もいない部屋の照明や誰も見ていないテレビは消しましょう。長時間使う照明には、LED照明を利用ください。  2エコドライブを心掛ける 急加速や急停止をしないことや不要な物を積まないことで、燃費が向上します。  3洗剤の使用は適量に 食器を洗う時など洗剤を使い過ぎないようにしましょう。洗剤の使い過ぎは、使用する水の量が増えるほか、時間もかかります。  4エアコンの設定温度は控えめに 夏の冷房の設定温度は28度を目安にしましょう。また、冷房を必要以上に利用しないようにしましょう。体の冷やしすぎは、健康にも悪影響です。 介護のココロ 電話・内線1185 市地域包括支援センター 介護についての相談など受け付けます  市地域包括支援センター(市役所長寿社会課内)は、介護に関する悩みや相談を受け付けています。高齢者の皆さんが生きがいある生活を送れるよう、成年後見制度(認知症などのため判断能力が十分でない人が不利益を被らないように家庭裁判所に申し立てをして、援助してくれる人を指定する制度)の紹介なども行っています。お気軽に相談ください。  なお、市内にはブランチ(身近な相談窓口)も設置しています。  1西根ブランチ(電話75-1255、特別養護老人ホームむらさき苑内)  2西根北部ブランチ(電話64-1110、西根北部デイサービスセンター内)  3松尾ブランチ(電話71-1012、介護老人保健施設希望内)  4あしろ苑ブランチ(電話72-3511)  5りんどう苑ブランチ(電話73-2860) 13ページ まちの企業探検隊16 株式会社ニュートン 紹介者 製造課リーダー 内藤 準次 さん  所在地 大更2-154-19  資本金 6787万円  代表者 田面木 哲也  設 立 平成12年3月  従業員数 120人  電話番号 75-2222  事業内容 工業用精密プラスチック射出成型加工、金型設計加工ほか  主な取引先 自動車部品メーカー、OA機器メーカーなど  どんな会社ですか 射出成型(溶かしたプラスチックを金型に押し込み、形にする方法)でプラスチック製品の製造や金型の設計、開発などをしています。従業員一人一人が「品質第一主義」に取り組んでいる会社です。  どんな仕事をしていますか 自動車のコンプレッサー(空気圧縮機)用の部品などを作る部署で、生産の進行管理や品質確認を行っています。  仕事で心掛けていることは 安全第一で作業することを心掛けています。今回の震災でその重要さを感じました。  やりがいを感じるところは 試行錯誤を繰り返し、プラスチックを金型に流す条件(プラスチックを溶かす温度、流すスピード、圧力など)を見極め、効率良く製品が出来たときに達成感があります。  今後目指していくことは 製品に合わせた生産設備の開発を進め、常に高いレベルの生産技術を目指して、日本に残る高品質で低コストな製品を提供していきたいです。   われらスポーツ少年団  ナンバー11 寄木スポーツ少年団  寄木スポーツ少年団は昭和55年4月に設立されたスポーツ少年団です。昨シーズンは、岩手県学童軟式野球選手権大会(けんじワールド杯)に出場したほか、盛岡信用金庫学童軟式野球大会では3位に入賞するなどの成績を収めました。  現在は、小学校2年生から6年生まで13人が所属。活動の中心は野球ですが、相撲やフットサルなどにも取り組んでいます。  学年や性別に関係なく仲良く活動することで、野球の楽しさや他の競技に興味を持ってもらうとともに、仲間の大切さ、支えてくれる人への感謝の気持ちを忘れない大人に育ってもらいたいと思います。  練習日時 毎週火・木曜日=午後4時から6時まで、毎週日曜日=午前9時から正午まで  練習場所 寄木小学校  詳しくは、寄木スポーツ少年団事務局・高橋綾(電話78−4557)まで。 No.68 広報クイズ 5月19日号の問題 被災した自治体や被災者を支援するため作った基金は  正解者の中から抽選で3人に500円分の図書カードをお贈りします。  応募方法 はがき、FAX、メールに「答え、住所、氏名、年齢」を書いて応募してください。答えのほかに、広報の感想や意見などを必ず書き添えてください。紙面づくりの参考にさせていただきます。  応募先 八幡平市役所「広報クイズ係」 はがき〒028-7192(住所不要) ファクス75-0469 メールsomuka@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「広報クイズ」と入力)  応募期限 5月27日(金) 消印有効  第67回の正解 「518人」 応募者数 12人 正解者数 12人  当選者 当選者 当選者 佐々木芙美子さん(西根寺田)、立柳富子さん(野駄)、久世教枝さん(柏台) 14ページ 博物館だより 電話63-1122 FAX63-1123 続・23年度博物館行事案内 企画展・トピック展示  企画展は、「戦いの武具と祈り(仮)」を実施します。市や個人が所有する刀剣や鎧、念誦佛などを公開します。戦いに臨み、武人を支えた文化を垣間見ることができるのではないでしょうか。  トピック展示としては、川と海に住む身近な魚を紹介する「川と磯辺の生き物たち」を実施します。  なお、本年度は密閉型・調湿機能が付いた展示ケースを設置する予定です。これにより、これまでできなかった国・県の重要文化財などの展示が可能となります。 資料収集保全事業   博物館にある重要資料の劣化を防ぐため、本年度は刀剣の研磨を行います。昨年度に引き続き、汚損、裂損した旧荒沢村地引絵図面の裏打修復作業をします。ほかにも、昭和30年代から50年代にかけて安代地区で撮影され、保管されている膨大な写真を皆さんにも見てもらうために資料集「写真で綴る昭和の記録」を発行します。 教育普及事業  県立博物館の移動講座「八幡平の自然と文化」を開催します。動植物・考古・歴史分野の各学芸員が八幡平市に関わりあるテーマで講演・演習を行います。 博物館友の会の設立準備  現在は、博物館の運営を支援してくれるグループがありますが、これらを踏まえて博物館友の会の設立に向けて準備を進めていきます。 図書館だより 電話75-1700 FAX75-1701 古書の修理をしませんか 古本修復講習会を開催します  日時 6月16日(木曜日)、午前10時から  場所 図書館 会議室  講師 菊池 悟氏(本のクリニック講師)  申込期限 6月9日(木曜日) 毎月の図書館行事に参加しませんか  図書館では、毎月の行事やボランティア活動の参加者を募集しています。詳しくは、図書館まで。  1新刊子どもの本を読む会(毎月第1土曜日、午 前10時〜11時半)  2あみぐるみ教室(毎月第2金曜日、午前10時〜 午後3時)  3短歌を楽しむ会(毎月第2土曜日、午後1時〜 3時半)  4本のクリニック(毎月第3木曜日、午前10時〜 午後3時)  5壁面装飾ボランティア(月1回程度)  6おはなしのじかん(毎月第2土曜日、午後2時 半〜3時、第4日曜日、午前11時〜11時半) 新着図書の紹介 鼠、影を断つ/赤川次郎 県庁おもてなし課/有川 浩 ライ麦畑で熱血ポンちゃん/山田詠美 トコトンやさしいゴムの本/奈良功夫ほか 菜の子先生の校外パトロール/富安陽子ほか 15ページ よろこび おくやみ(3月届け出分) 掲載は届け出順で、届け出人が 希望した場合だけ載せています(敬称略) 健やかに  津志田 大生(だい)(貴文・未来/川原目)  安保 祐里(ゆり)(治男・恵子/駅前二区)  渡辺 鳳嘉(おおが)(良平・絵理/上寄木)  永井 琉夢(りむ)(健一・由美子/東)  田村 桃悟(とうご)(日出人・沙和子/寺田新田)  森 樹里(じゅり)(寛樹・望/駅前二区)  行方 大知(だいち)(学・由美/東)  畠山 柊(ひいらぎ)(寛一・靖子/駅前二区)  高橋 夢斗(ゆめと)(一夢・理絵/畑)  伊藤 瑠璃(るり)(健太郎・奈津美/南平笠)  下川原 楓凱(ふうが)(康平・洋子/帷子) お幸せに  佐々木 誠 /中松尾  廻立 知子 /盛岡市  村上 宗行 /共新  横内 あゆみ/共新  小原 勇哉 /秋葉  佐藤 愛  /一戸町  関 崇将  /細野  早坂 佳代子/滝沢村  津志田 優二/南寄木  及川 ルミ /南寄木  吉田 拓郎 /南寄木  渡 聖利菜/南寄木 安らかに  吉田 キワ  83歳 南平笠  松尾 ツマ  79歳 中松尾  角舘 壽子  74歳 折壁  石羽根 福武 56歳 南寄木  高田 政次郎 78歳 渋川開拓  木村 保美  74歳 若谷地  工藤 ムラ  93歳 間羽松  斉藤 辰男  70歳 寺田  斉藤 吉夫  75歳 浅沢第1  田村 キヨ  89歳 東  松田 章嗣  61歳 畑  田村 キヱ  89歳 野駄  松村 虎次郎 95歳 中関  小山田 竹志 58歳 五日市2区  石田 幸一郎 88歳 浅沢第2  遠藤 啓一  71歳 中村  安保 与太郎 82歳 折壁  佐々木三枝子 60歳 土沢  工藤 和雄  62歳 白屋  清水畑マツエ 86歳 下平笠  小笠原 喜市 83歳 松川  立蛛@キワ  97歳 上野駄  松浦 喜一  76歳 堀切  角掛 俊夫  62歳 共新  立柳 ハツヨ 68歳 上野駄  田村 ナカ  82歳 松久保  高橋 イツ  91歳 中松尾  工藤 マメ  89歳 中村  角舘 正二  85歳 石名坂  伊藤 光夫  77歳 帷子  三浦 テル  97歳 大石平  遠藤 ハル  98歳 寺田  荒屋敷 義雄 87歳 両沼  田村 知司  86歳 町組  立柳 要作  85歳 上野駄 人口の動き【3月31日現在 ( )は前月比】  西根地区 人口17,354(−28) 世帯数6,063(+4)  松尾地区 人口6,516(−16) 世帯数2,369(−6)  安代地区 人口5,302(−39) 世帯数1,925(−5)  合計 人口29,172(−83) 世帯数10,357(+7)  男性 14,110(−26) 女性 15,062(−57)  出生13 転入91 死亡40 転出147  交通事故件数など ※累計は1月からの合計  人身事故 3月4件 累計14件  物損事故 3月41件 累計176件  負傷者 3月4件 累計21件  死者 3月0件 累計0件  飲酒運転 3月0件 累計0件   火災 3月1件 累計1件   救急 3月88件 累計294件 16、17ページ 暮らしの情報カレンダー 18、19ページ INFORMATION お知らせ 冬眠明けに出没 クマにご注意を  市内の山には、多くのクマが生息し、毎年、山沿いの農地などで農作物への被害や人身被害が発生しています。山に入る時や農作業中は次のことに注意してください。 【クマに遭わないために】  1 1人での行動は避け、クマの活動が活発になる早朝明け方と夕方は山には入らない。  2 クマの出没状況を確認し、危険な場所には近づかない。  3 鈴や笛、ラジオなど音の出るものを持つなど、自分の存在を知らせる。  4天候の悪い日の入山や水流の激しい沢辺は、注意する。  5子グマを見たらそっと立ち去る(近くには母グマがいます)。  6クマの足跡やふんなどを見つけたら引き返す。 【クマに遭ってしまったら】  1 クマが遠くにいるときには、あわてないで静かにその場から立ち去る。  2 近くで、立ち止まっているクマに遭ったときは、クマから目を離さず、持ち物を静かに地面に置いて注意をそらし、落ち着いて背中を見せず逃げる(背中を見せて逃げると、クマは本能的に襲ってきます)。  3 突然クマに襲われた時は、両手で顔・頭を守る。  クマによる被害が発生した場合など詳しくは、安代総合支所土木林業課(電話・内線3142)まで。 設置期限まであとわずか 火災警報器設置費用助成  市は、高齢者や障がいがある人の世帯が、5月31日までに設置しなければならない住宅用火災警報器の設置費用を助成しています。  対象 市内に住んでいて家族全員が次のいずれかに該当する世帯 1 65歳以上の人 2 要介護4または5の人 3 身体障害者手帳1級または2級の人 4 療育手帳で、障がい程度がAの人 5 精神障害者保健福祉手帳1級の人  助成内容 22年4月1日から23年5月31日までに住宅用火災警報器を設置した費用の3分の2(10円未満切り捨て、上限額5,000円)。助成は1世帯1回限り  申請先 市役所長寿社会課(65歳以上の人)・地域福祉課(障がいがある人)、松尾・安代総合支所地域振興課、田山支所  申請期限 6月30日(木曜日)  詳しくは、市役所長寿社会課高齢福祉係(電話・内線1182)または市役所地域福祉課障害福祉係(電話・内線1162)まで。 介護教室に参加して 脳卒中について学ぶ  岩鷲苑では、市民を対象に介護教室を開催します。受講は無料。  日時 5月27日(金)、午後1時半から2時半まで  場所 介護老人保健施設岩鷲苑  演題 脳卒中について  詳しくは、介護老人保健施設岩鷲苑(電話76-5611)まで。   市環境審議会で あなたの意見を  市は、環境審議会の委員を募集します。  応募資格 18歳以上(応募日現在)で市の環境に関心がある市民  募集人数 2人以内  任期 6月(予定)から25年6月まで(2年間)  申込期限 6月10日(金曜日)  詳しくは、市役所市民課環境衛生係(電話・内線1137)まで。 旧小学校跡地利用し 企画展を開催します  アートステーションギャラリー(旧荒屋小学校跡)では、企画展を開催しています。入場は無料。  企画展 伊藤暢浩・出町隼人展  期間 7月20日(水曜日)まで、午前9時から午後5時まで(月・火曜日は休館)  詳しくは、アートステーションギャラリー・ゴトウシュウ(電話72-2922)まで。 山車引きの参加者へ はんてんなど返却を  毎年7月15日に開催される大更八坂神社例大祭で山車引きに参加した人へ貸したはんてん(わしの尾と書かれている水色と茶色の2種類)や腹かけ、ももひき、肌着が長い間返却されていません。持っている人は、6月20日までに西根山車同志会・川村(大更21-30-3、電話75-0630)までお返しください。 自死遺族のための 「わかちあいの会」  NPO法人ソーシャルサポートセンターもりおかでは、大切な家族を自死で亡くした人が悲しみだけでなく、「誰かに話を聴いてほしい」「同じ体験をした人と気持ちを分かち合いたい」などの思いを語り合う「わかちあいの会」を開催します。参加は無料(開催日前日までに申し込みください)。  日時 5月24日(火曜日)、6月21日(火曜日)、7月19日(火曜日)、8月23日(火曜日)、9月20日(火曜日)、午後5時半から7時まで  場所 ソーシャルサポートセンターもりおか(盛岡市本町通)  申し込みなど詳しくは、ソーシャルサポートセンターもりおか(電話019-652-8221)まで。 市の都市づくりに対し 皆さんから意見を募集  市は、都市づくりの基本方針を示す「八幡平市都市計画マスタープラン」を策定しています。この計画(案)に対して皆さんから意見を募集します。  募集期間 6月20日(月曜日)まで  計画(案)閲覧場所 市役所建設課(松尾総合支所内)、西根・安代総合支所地域振興課、市ホームページ  意見提出方法 1郵送(〒028-7392、野駄19-75)2ファクス(74-2102)3電子メール(kensetsuka@city.hachimantai.lg.jp)  詳しくは、市役所建設課都市計画係(電話・内線2526)まで。 岩手の未来を君の手で 県職員採用試験を実施  県は、24年4月採用予定の県職員採用試験を実施します。 【県職員T種】  受験資格 1 昭和54年4月2日から平成2年4月1日までに生まれた人 2 平成2年4月2日以降生まれで大学を卒業した人(来春卒業見込みなどの人を含む)。  1次試験日 6月26日(日曜日)(滝沢村・岩手県立大学、東京都)  応募期限 5月31日(火曜日) 【警察官A】  受験資格 昭和53年4月2日以降生まれで大学を卒業した人(来春卒業見込みなどの人を含む)  1次試験日 7月10日(日曜日)(滝沢村・岩手県立大学)  応募期限 5月31日(火曜日)  詳しくは、県人事委員会事務局(電話019-629-6241)まで。 森林の伐採・開発 手続きが必要です   森林を伐採や開発するときには、事前に届け出や許可申請が必要です。計画している場合は、安代総合支所土木林業課または盛岡広域振興局林務部に相談ください。  保安林以外の森林での立木の伐採について詳しくは、安代総合支所土木林業課(電話・内線3141)、保安林での立木の伐採や土地の形質の変更、保安林以外の森林での1ヘクタールを超える開発行為について詳しくは、盛岡広域振興局林務部(電話019-629-6616)まで。 編集後記  広報担当と同じ係に在籍3年目にして、編集後記に初登場です。主には「統計」を担当しているので、同じ係とはいえ、広報にはノータッチでした。が、今回、黄色い羽根配布の写真を撮ることになり、前日に広報担当から設定してもらったカメラでパチリ。ついにデビューしました!(すなっぷギャラリーに登場)次の機会がいつになるか分かりませんが、おじゃましたときには、よろしくお願いします。(齋藤)  東日本大震災から2カ月たちました。レンズを通して、市民の皆さんが力を合わせて被災地などを支援している姿を見たり、取材先でたくさんの笑顔に出会ったりするたびに、皆さんから元気をもらったおかげで、広報が発行できているだと担当通算5年目にして改めて感じています。ありがとうございます。先月号・今月号と、通常の紙面内容と一部構成を変更しての発行になったことをおわびします。(北口) 20ページ 八幡平いにしえの宝(市内にある指定文化財を紹介します) 土沢の浄屋と年中行事  所在地:西根寺田(土沢地域内)  指定年月日:昭和49年7月22日(旧西根町)  浄屋とは、二十三夜(注1)・庚申講(注2)など、「講」といわれる信仰的な行事や寄り合いで集まる建物のことをいいます。以前は、ほとんどの集落にあったようですが、今ではその多くが失われました。  最大の年中行事は、岩手山の「お山かけ」で、女人禁制の男性だけが行う行事です。出発する一週間前から女性の入らない風呂で身を清め、白装束を着て浄屋にこもります。水垢離、精進潔斎して祈祷拝詞を唱えて出かけます。登山中は、「お山繁昌、同者も繁昌、南無阿弥陀仏」と唱え、家内安全、五穀豊穣を祈り参詣し、帰ってからは再び浄屋に入り最後の禊をして解散しました。このときまで浄屋の火は絶やしません。白装束は、死んだときに着るものとして大切に保管しました。  (注1) 1 月待ともいい、月齢二十三日の日を「忌みこもりの日」として、講中が集まり月の出を待って拝むこと。  (注2) 60通りの組み合わせで表される干支の57番目にあたり、「かのえさる」「こうしん」と呼ぶ。中国古来の土俗信仰である道教が平安時代に伝えられ、貴族から庶民へと伝わった。三尸と呼ばれる人間の体内にいる虫が60日に一度の庚申の日に体から抜け出し、天帝にその人間の罪悪を告げ、その人間の命を縮めるとされ、庚申の夜は眠らずに過ごすようになった。一人では夜を過ごすことは難しいことから、地域で庚申講とよばれる集まりをつくり、会場を決めて集団で庚申待ちが行われるようになった。江戸時代に入ってから全国に広まり、近隣の庚申講の人々が集まって夜通しで酒宴を行うという風習が広まった。 ≪参考文献≫西根町の古民家・浄屋