1ページ 農(みのり)と輝(ひかり)の大地 八幡平市 広報はちまんたい 2010年3月4日 No.100 今月の表紙  第47回全国中学校スキー大会は2月3日から6日にかけて、市内各会場で行われました。市内の中学生たちも競技役員として大会運営に参加。仕事の合間には応援団に早変わりして、各県選手団に分け隔てなく「がんばれ」と声援を送っていました。(関連記事は2〜7ページ) 主な内容 全国中学校スキー大会で大活躍…02 小林潤志郎選手が世界王者に…08 福祉ねっとわーく…14 話題ピックアップ…18 お知らせ…22 2から3ページ 白銀の八幡平で風を支える生徒たち 中学世代の国内ナンバーワンをかけて、第47回全国中学校スキー大会が2月3日から4日間、市内各会場で行われました。選手たちの活躍が光る中、大会を支える地元中学生らの献身的な活動も輝きを見せました。  市内5校の中学生は、大会が始まる以前から、応援旗の製作や会場準備などで盛り上げに一役買ったほか、そろいのオレンジ色のベストと赤い帽子を付けて、競技会場や式典会場などで元気な働きを見せます。大会期間中に約170人が役員として参加。コース整備や競技タイムの掲示、表彰式の介添えなどさまざまな場面で、全国から集まった選手団の前で堂々と役割を果たしました。  応援旗の製作に携わった、西根中美術部の鈴木史香さん(2年)は「各県にちなんだものを描いたり、みんなでがんばって作りました。選手の皆さんに私たちの応援の気持ちが伝わって欲しいです」と満足げな様子でした。  開会式と閉会式で、司会を努めた西根第一中の田村京花さん(2年)は「無事に終わってほっとしています。1カ月ほど前から練習して、皆さんに良く聞こえるよう、ゆっくりはっきり話すことを心掛けました」と大役を終えた後の心境を語ってくれました。  アルペン競技にコース係として参加した松尾中の木村陽君(2年)は「全国大会の雰囲気を感じることができたので、これからに生かしたいです。自分も普段はアルペンスキーの選手。できれば、選手として出場したかったです」と来シーズンへ向けて意欲を高めていました。  クロスカントリー競技の役員に従事した安代中の青野ゆりさん(2年)は「寒いけど、選手たちのためにがんばりました。同じ学校の生徒が、全国の舞台で活躍していて、とてもすばらしいと思います」と笑顔を見せていました。 3から4ページ スキー競技の基礎知識  全国に名だたる選手を多数擁するスキー王国八幡平市。このページでは、なかなか目にすることのできない競技のポイントを紹介します。 アルペン  斜面に突き立てた旗門の間を滑る速さを競う競技です。今回の大会では、スラローム(回転)種目とジャイアントスラローム(大回転)種目が行われました。  スラロームは、細かくセットした旗門の間を滑る種目で、卓越したターンの技術が要求されます。  ジャイアントスラロームは、コース全体に大きくセットされた旗門を高速で滑る種目。スピードを落とさずに確実に滑る高い技術と精神力が求められます。  市出身選手では、小船勝巳選手(東海大学)や新里尚子選手(平舘高校3年)が、全国大会などで活躍しています。 クロスカントリー  スペシャルジャンプ、コンバインドとともにノルディック競技と総称されます。  クロスカントリーは、クラシカル、フリーと走法ごとに種目が分かれ、大会では男女ともに2種目が行われました。  クラシカル種目は、後ろに滑らないようにしたスキーを平行に保ちながら、交互に前後させて進みます。フリー種目は、スケートのように、スキー板を逆ハの字形に開いて進むスケーティングを行うため、スピードが出る種目です。  いずれの種目も、持久力とテクニック、起伏に富んだコースの攻略や気象状況に応じたワックスの選択など、総合的な戦略も鍵になります。 スペシャルジャンプ  北欧を中心に盛んなスキー競技で、空中をより美しく、より遠くまで飛ぶことを競うもので、純飛躍とも呼ばれます。  スモールヒル(20〜49b)、ミディアムヒル(50〜84b)、ノーマルヒル(85〜109b)、ラージヒル(110b以上)、フライングヒル(185b以上)の5種類に区分。市には、田山スキー場にスモールヒル(K点20b)、ミディアムヒル(K点55b)、ノーマルヒル(K点80b)のジャンプ台があり、今回の大会はミディアムヒルで競技が行われました。  飛距離の基準となるK点を60点として、1b当たりの点数を増減。5人の飛型審判員が20点満点で採点したもののうち、最高点と最低点を除いた3人の得点の合計を競います。  この大会は、アルペンやクロスカントリーは男女別で競技が行われますが、スペシャルジャンプ競技のみ男女の区別なく行われます。市からは小林諭果選手(松尾中3年)が県勢唯一の女子選手として出場しました。  全国中学校スキー大会では、第32回大会で畠山拓浩選手(田山中)が県勢唯一の優勝。遠藤秀治選手(清光社・松尾中出)が国内外の大会で大活躍しています。 コンバインド  コンバインドは、ジャンプとクロスカントリーの2種目を合わせて行うことから、ノルディック複合競技とも呼ばれます。瞬発力と持久力が求められることから、欧州ではこの競技の優勝者を「キング・オブ・スキー」(スキーの王様)と呼んで称えます。  この大会で行われたグンダーセン方式では、前半種目としてまずジャンプを1本飛びます。スペシャルジャンプと同じ採点方法で得点を付け、1点を4秒に換算します。後半種目のクロスカントリーで、得点トップの選手から順番に、得点に応じたタイム差でスタート。この後半クロスカントリーでゴールした順位で総合成績が決まるため、ゴール寸前まで壮絶な争いが期待されます。  後半距離は中学生が5`、高校以上では10`で実施。全国規模の大会になると、後半距離が短いスプリント種目や、前半にクロスカントリーを行った後にジャンプを飛ぶ、マススタート種目が行われることもあります。  コンバインドは八幡平市のお家芸。アルベールビル冬季五輪団体金メダリストの三ケ田礼一選手をはじめとして、世界ジュニア選手権で優勝に輝いた小林潤志郎選手(盛岡中央高校3年・松尾中出)、ユニバーシアード団体で金メダルに輝いた永井健弘選手(天山リゾート・田山中出)、畠山長太選手(早稲田大学・安代中出)、全日本選手権二連覇の永井秀昭選手(岐阜日野自動車・田山中出)など、日本を代表する選手を数多く擁しています。  全国中学校スキー大会においても、第36回大会で永井秀昭選手が、第38回大会で小林巧選手(安代中)が、第40回大会で畠山長太選手がそれぞれ優勝しています。 6から7ページ 地元の声援を受け全国に力を見せる  「燃える闘志 輝く笑顔 白銀の八幡平で風になれ」。西根中2年の阿部隼斗君が考えた大会スローガンのもと、第47回全国中学校スキー大会は2月3日から6日までの4日間、市内3会場で行われました。  42都道府県から約1400人の選手・役員が参加。生徒役員のがんばりや応援もあり、県勢は大躍進。近年にない、多数の入賞に輝きました。  アルペン競技では、斉藤優選手(松尾中3年)が男子スラローム競技で8位となり、アルペンでは県勢唯一となる入賞を果たしました。  クロスカントリー競技において、県大会2冠を達成した川野創平選手(安代中3年)が、得意の男子クラシカル種目で8位入賞。県勢としては8年ぶりとなる入賞です。また、最終日のリレー種目に、県チームの第2走者として出場。第3走者に2位でつなぎ、県勢5位入賞の原動力となりました。  また、大会の「顔」として、ご当地ヒーロー・岩鷲護神ハチマンタイラーも応援。選手のゼッケンや役員の帽子などにそれぞれの競技をする姿がキャラクターとして描かれました。開会式にはハチマンタイラーも掛け付け、選手と握手や写真撮影を行い、激励していました。  県選手団主将として、選手宣誓も務めた、スペシャルジャンプ競技の小林諭果選手(松尾中3年)は「選手宣誓で述べたとおり、感謝の気持ちを忘れずに飛ぶことができたと思います。競技以外にも役員として大会運営に関わることができ、他の選手の応援もがんばりました」と晴れやかな笑顔で、中学生活最後の全中を振り返りました。  全国中学校スキー大会岩手県実行委員会会長の工藤保県中体連会長は「式典では、元気なあいさつや素晴らしい音楽。競技会場では役員として働いてくれた、地元の生徒たちの働きに大変感動しました。おかげで県勢は、過去にないほどの入賞を果たすことができました。選手たちも、自分たちの実力に自身を持つことができ、来シーズンの地元開催インターハイなど、次につながる収穫があったと思います」と大会を総括しました。  また、大会期間中は、地元スポーツ少年団に所属する小学生なども前走者として参加し、全国の高いレベルのレースを見学。クロスカントリー競技会場には田山保育所の園児たちも応援に掛け付け、選手たちに盛んに声援を送っていました。  「大きくなったらスキー選手になりたい」と目を輝かせながら大舞台を見つめる子どもたち。次の三ケ田礼一選手は、こうした子どもたちの中にいるのでしょう。  八幡平市では、来季スキーインターハイの開催が予定されています。 8から9ページ 小林潤志郎選手が世界ジュニア選手権を制す 世界王者、誕生  八幡平市から、三ケ田礼一選手以来となるスキーの世界王者が誕生しました。弱冠18歳の高校3年生、小林潤志郎選手です。未来のオリンピック選手が集う世界ジュニア選手権で、見事な優勝を飾りました。 ノルディックスキー世界ジュニア選手権 (1月27日〜31日、ドイツ・ヒンターツァルテン) ■コンバインド ◆男子▽スプリント@小林潤志郎(盛岡中央高3年、松尾中出)▽団体C日本(小林潤志郎ほか2人) 東北中学校スキー大会 (1月27日〜29日、福島県猪苗代町) ■アルペン ◆男子▽ジャイアントスラロームE山本拓実(西根中2年)▽スラロームD斉藤優(松尾中3年) ■クロスカントリー ◆男子▽リレー5`×4人E安代中(川野創平、小山田龍、種市雄介、立花晃大) ◆女子▽フリー3`F土屋正恵(安代中1年) 東日本バイアスロン競技大会 (1月30日〜31日、田山バイアスロンコース) ◆男子▽スプリント4.5`A岩渕貴光(岩手県バイアスロン連合)C工藤輝樹(岩手県バイアスロン連合)▽パシュート7.5`D岩渕貴光 ◆女子▽スプリント7.5`C大和田いつか(陸自冬戦教)▽パシュート10`C大和田いつか 全日本スキー選手権大会ノルディック競技 (1月29日、北海道札幌市) ■コンバインド ◆男子@永井秀昭(岐阜・岐阜日野自動車、田山中出)B永井健弘(佐賀・天山リゾート、田山中出) 全国高等学校スキー大会 (2月2日〜7日、北海道富良野市、札幌市、名寄市) ■アルペン ◆女子▽ジャイアントスラロームF新里尚子(平舘高3年)▽スラロームA新里尚子 ■クロスカントリー ◆男子▽フリー15`F高橋涼(秋田・鷹巣農林高3年、松尾中出)▽リレー10`×4人D鷹巣農林高(高橋涼ほか3人) ◆女子▽フリー10`G斉藤由美佳(秋田・花輪高2年、田山中出)▽リレー5`×3人A花輪高(斉藤由美佳ほか2人) ■スペシャルジャンプ ◆男子A小林潤志郎 ■コンバインド ◆男子@小林潤志郎I三浦将喜(秋田・鷹巣農林高3年、田山中出) 全国高等学校選抜スキー大会 (2月11日〜13日、岐阜県高山市) ■クロスカントリー ◆男子▽クラシカル10`@高橋涼▽フリー10`C高橋涼 ◆女子▽フリー5`G斉藤由美佳 ■スペシャルジャンプ ◆男子@小林潤志郎 ■コンバインド ◆男子A小林潤志郎 東北高等学校スキー選手権大会 (2月13日〜14日、青森県大鰐町) ■アルペン ◆男子▽スラローム@小山田翔(平舘高3年) 八幡平市ジュニアスキー選手権大会 (2月13日、田山スキー場) ■アルペン ◆男子▽小学1年@斉藤聡真(田山)▽小学2年@山本秀星(田山)▽小学3年@高橋佳佑(田山)▽小学4年@矢部魁一(安代)▽小学5年@工藤颯悠(田山)▽小学6年@畠山圭太(安代)▽中学1部@斎藤雅史(安代)▽中学2部@滝沢郁弥(安代) ◆女子▽小学1年@佐々木沙彩(安代)▽小学2年@関旭陽(安代)▽小学3年@宮野莉胡(安代)▽小学4年@斎藤あかり(安代)▽小学5年@田口かあら(安代)▽小学6年@藤村円佳(安代)▽中学1部@森瑛梨奈(田山)▽中学2部@藤村有沙(安代) ■クロスカントリー ◆男子▽小学1年@畠山夢叶(安代)▽小学2年@黒沢英崇(安代)▽小学3年@畠山温人(安代)▽小学4年@角舘智仁(田山)▽小学5年@斉藤豊(田山)▽小学6年@黒沢雅英(安代)▽中学1部@小山田龍(安代)▽中学2部@藤本敬太(安代) ◆女子▽小学1年@阿部あすか(安代)▽小学2年@関柚月(田山)▽小学3年@滝沢日菜(安代)▽小学4年@佐藤優有(田山)▽小学5年@川又美里(田山)▽小学6年@佐藤朱莉(田山)▽中学1部@土屋正恵(安代)▽中学2部@藤森七美(安代) ■スペシャルジャンプ ◆男子▽低学年@高橋佳佑▽高学年@工藤颯悠 ◆女子▽低学年@工藤稀凛(田山)▽高学年@田口かあら 10から11ページ 広報はちまんたい通巻100号企画 広報紙はこうしてできる!  八幡平市の今を写す「広報はちまんたい」が、今号で通巻100号となりました。17年9月1日に、西根町、松尾村、安代町が合併して誕生した八幡平市。広報は、市政の状況や市からのお知らせを載せることも大事ですが、がんばっている市民の皆さんを応援することも大きな役割の一つとして担っています。今回は、通巻100号を記念して、広報はちまんたいのできるまでを紹介します。 「聞く」 笑顔求めて三千里  広報はちまんたいは、毎月第1木曜日の本号と、第3木曜日のお知らせ版を月に2回発行しています。その紙面は、今回の広報であれば2〜7nのような企画記事のほか、18〜21nの話題、22・23nのような行政からのお知らせコーナーなどで構成されています。  こうした紙面をつくるため、毎月20件程度の取材を行っています。皆さんは、運動会やイベントなどで、右下の写真にあるような腕章を巻いた広報担当を、1度は見たことがあるのではないでしょうか。生きた広報をつくるため、たくさんの人たちの声を聞き集め記事を書いています。  もちろん広報は、市民の皆さんの納めていただいた税で作成しているものですから、予算・決算など市政に関することや市から皆さんへのお知らせを優先的に掲載しています。こうした、市民と市の間をつなぐパイプとして情報を伝えることも大事ですが、市民の応援団として市の中学生のスポーツでの活躍や、素晴らしい業績をあげた人物などを紹介することも重要だと考えています。  市民が元気になることで、市全体の活力にもつながります。読んだ人が笑顔になれるような「広報はちまんたい」づくりを目指し、市民の皆さんのがんばりと笑顔を追い求めて、広報担当はどこにでもお邪魔しています。 情報をお寄せください  広報は、皆さんからの情報をお待ちしています。地域での行事など、何か企画しているようなことがありましたらご一報ください。時期や内容などを検討させていただいて、広報に掲載できる場合は取材にお伺いします。  詳しくは、市企画総務部総務課広報統計係(76-2111、内線1218)まで。 「撮る」 伝えるべき瞬間を切り取る1枚  「百聞は一見にしかず」という故事にあるように、たくさんの言葉を尽くして語るよりも、1枚の写真の方がより多くを伝えることがあります。広報の紙面を構成するうえで「写真」はとても重要なものです。  活字離れなどが叫ばれる昨今、視覚に訴える写真の力は、ますます大きくなっています。皆さんも、新しい広報が家に届けられたら、まず最初に写真を見ているのではないでしょうか。知っている人が写っていないか、自分が参加したイベントが載っていないかと眺め、気になる写真の記事などを読んでいることでしょう。  手に取り、読んでもらえないことには、情報を伝えるという広報の役目は果たせません。毎号試行錯誤を繰り返しながら、何百枚、何千枚の写真の中から表紙や見開きのメーンとなるような「これは」という1枚を選んでいます。  特に市は、今号の巻頭企画に代表されるように、スキーなどスポーツが盛んです。アルペンやジャンプなど、ほんの数秒で決まるような競技の躍動感を紙面を通じて伝えることはなかなか難しいものです。もちろん、広報担当はプロのカメラマンではありませんから、技術も未熟で経験も不足しています。それでも、皆さんの笑顔が輝く一瞬を捉えるため、いつもファインダー越しに「その瞬間」を狙っています。 写真データ差し上げます  広報の取材には、すべてデジカメを使用しています。紙面に掲載した写真のデータは、ご家族などに差し上げています。事前にご連絡いただいてから、デジカメのメモリーなど、データの入れ物を担当までお持ちください。  詳しくは、市企画総務部総務課広報統計係(76-2111、内線1218)まで。 「書く」 分かりやすく読みやすい文章を  いくら写真が重要であっても、広報が活字媒体であることに変わりはありません。文章が読みやすく、理解しやすいものでなければ、伝えるべきことを正しく伝えることができません。  文章は、分かりやすく、読みやすいものであることが必須の条件です。読む人の立場からポイントを絞り、理解しやすいように考えながら文章を組み立てていきます。また、文章を構成する単語などは、日常使っている簡単なものを使います。堅苦しい表現や難しい言い回しなどは避け、読みやすさを追求しています。  このため、広報で使用する表現には、皆さんが最も読み慣れている活字媒体である新聞と同じものを使用しています。広報は、共同通信社発行の「記者ハンドブック(第11版)」に準拠しています。氏名なども新聞と同様に「齋藤」を「斎藤」と表記するなど、読みやすくするために敢えて戸籍で使用する文字とは違うものを使用しています。なお、慶弔のコーナーでは、本来の字で表記しています。  こうしたルールを踏まえながら紙面のデザイン、レイアウトなどをパソコンの画面上で行い、文章を書いて広報を形にします。このとき、読む人の視線がどのように動いていくか、流れを妨げないためにはどうすれば良いのか考えながら、文字や写真の位置を決定。少しでも読みやすくすることで、内容を理解する手助けとなるように考えています。  詳しくは市企画総務部総務課広報統計係(76−2111・内線1218)まで。 広報はちまんたいをこれからもお願いします 12ページ 岩鷲護神ハチマンタイラー ボランティアスタッフ募集  ハチマンタイラープロジェクトでは、ボランティアスタッフを募集しています。 ■スタッフの主な活動内容 @MC(案内やキャラクターとの会話を担当) APA(演出上の音響やキャラクターの声を担当) Bスーツアクター(キャラクターとなってステージ出演) Cサポーター(ビデオ、写真撮影などのイベント補助) D衣装制作、演出(台本、漫画、デザイン、造形、縫製、印刷、音楽、ステージ準備) ■応募資格 経験不問(未経験者大歓迎) 原則として、八幡平市民 18歳以上(高校生不可) 性別は問いません アクションはできなくても可能です 年に複数回以上活動が可能な人(参加の義務はありません) ■条件・待遇  ボランティア活動が基本ですので、交通費や報酬の支払いはありません。ボランティア証を発行します。 ■活動実績(主なもの)  全国交通安全運動への協力、県民の森クリスマス会への協力、110番の日PR活動への協力、岩手焼走りマラソン全国大会への協力、保育所訪問、老人ホーム慰問、安比リレーマラソン大会への協力、小学校バザーへの協力、山賊まつりなど各種まつりへの協力、全国ローカルヒーロー大集合IWATEハチマンタイダイナマイトの主催  詳しくは、八幡平市商工会青年部・ハチマンタイラープロジェクト担当(76−2040、Eメールsintyan@shokokai.com)まで。 男女共同参画 男女がともに輝く社会へフォーラム開催  男女共同参画社会の実現のためには、一人一人の意識を改革することが必要です。  市が今後どのように進んでいくべきかを考える機会を設け、男女共同参画社会づくりに向けて市民や関係者の一層の理解と協力が得られるよう、八幡平市男女共同参画フォーラムを開催します。どなたでも参加できますので、お気軽にご来場ください。 ■日時 3月22日キ、午後1時〜4時半 ■場所 西根地区市民センター ■内容  ▽説明 「八幡平市男女共同参画計画について」 ▽基調講演 講師 佐野ハツノ氏(福島県飯舘村女性リーダー・民宿どうげ主人) ▽パネルディスカッション テーマ「『思い』をカタチに―男女共同参画の視点で進めるまちづくり―(予定)」 コーディネーター 岩手県立大学総合政策学部教授・吉野英岐氏 パネリスト 田村正彦市長など予定 ▽もちより市場 食べ物、加工品の直売など  詳しくは、市教育委員会事務局生涯学習課(74−2111・内線2324)まで。 13ページ 市議会議員立候補予定者を対象に説明会を開催します  任期満了に伴う市議会議員選挙が4月18日に告示され、25日に投票が行なわれます。定数は、今回の選挙より26人から24人となります。  市選挙管理委員会は、立候補の手続きと選挙運動に関する留意事項などの説明会を開催します。この説明会で、立候補に必要な届出用紙などを配布しますので、立候補あるいは立候補者を推薦しようと考えている人は、必ずご出席ください。 ■日時 3月25日コ、午後2時〜 ■場所 市役所3階大会議室 ■対象 立候補予定者、関係者(1候補2人以内) ※なお、立候補届出書類の事前審査は、市役所大会議室で4月13日と14日に行います。  詳しくは、市選挙管理委員会事務局(76-2111、内線1299)まで。 社会教育団体の活動を応援する保険の加入者募集 小さな掛け金、大きな補償のスポーツ安全保険  スポーツ安全保険は、5人以上のアマチュアのスポーツ、文化、ボランティア、地域、指導活動などを行う社会教育関係団体の構成員を対象とする補償制度です。万一の事故に備え、安心して活動するために加入しましょう。保険期間は4月1日から23年3月31日まで。  詳しくは、市体育協会(70-1600)・同松尾支部(76-3237)・同安代支部(72-2877)まで。 14ページ 保健ほひろば ◆健康づくり推進大会が行われました  2月14日カ西根地区市民センターにおいて「平成21年度健康づくり推進大会」が行われました。野菜ソムリエでもある岩手医科大学付属病院医師の宮田恵先生の講演では、体は食べたもので出来ている、地元でとれた食材を食べて病気を防ぎ、健康を目指してほしいと呼び掛けました。  また、平舘小学校の「メタボ予防いきいきキッズ大作戦」実践発表や、岩手県国保連合会による創作劇では、子供のころからの生活習慣病予防の大切さや、規則正しい起床就寝、食事、適度な運動の大切さが発表されました。  会場では内臓脂肪チェックや血流などの測定コーナー、食生活改善推進員の活動展示も行われ、大勢の参加者でにぎわいました。  また、同大会で歯の健康な高齢者や自殺予防標語入選者などを表彰しました。受賞者は次のとおりです。(敬称略) ▽8020達成者(80歳で20本以上自分の歯が残っている人)  工藤ヨネ(下町一区)、渡辺二三(下町二区)、渡辺妙(下町二区)、森チヤ(北村)、佐々木信子(両沼)、山口辰雄(中関)、高橋テイ(上平笠)、北口幸次郎(落合)、斎藤三郎(石名坂一区) ▽自殺予防標語入選者  最優秀賞、伊藤勇一(中郡)、優秀賞、立柳ソノエ(向村)、伊藤均(高宮)、竹内祐子(前森)  以上の皆さんが表彰されました。おめでとうございます。 環境のみらい ◆引っ越しなどの大量なごみについて  3〜4月にかけては、転勤や進学などによる新生活のスタートとともに、引っ越しが多いシーズンになります。  引っ越しの際に出る粗大ごみや多量のごみについては、地域のごみ収集場所に出すことはできません。直接、清掃センターに搬入するか、許可業者に依頼するなど、適正に処分してください。  なお、清掃センターに搬入する際は、種類ごとに分別してください。また、多量の場合は、清掃センターに事前に問い合わせてから搬入するようにしてください。  また、家電リサイクル法対象品(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機)は販売店、許可業者に処理を依頼してください。  まだ使用できる家具などは粗大ごみに出さずに、知人に譲ったり、リサイクルショップなどに持ち込み、再利用に努めましょう。 介護のココロ ◆高齢期こそ筋力アップで心も体も健康に!  高齢期でも、鍛えれば運動機能は向上します。また、運動は筋肉や骨を衰えないようにするだけでなく、肺や心臓などを丈夫にし、脳や神経を良い状態に保ちます。毎日積極的に運動をしましょう。 ◆衰弱の悪循環とは!?  体を動かさないでいると「@次第に筋力が弱まる」→「A活動の意欲が薄れ、閉じこもりがちになる」→「B食欲が低下し、からだの免疫力も低下する」→「C病気がちになり、転倒・骨折をしやすくなる」→「D横たわる時間が長くなり衰弱する」→「@…」という悪循環に陥りがちです。毎日、ほんの少しでも良いので、時間を決めて継続して運動しましょう。 ◆積極的に体を動かしましょう!  地域包括支援センターは、地区に出向いて手軽にできる体操や、自宅で毎日できる筋力トレーニングを紹介しています。サロンに来てほしいなど関心のある人は、お気軽に問い合わせください。 15ページ がっこうニュース 松尾中「農と輝の大地」学習推進プロジェクト 身近な地域の良さについて一年間の学習を通して学ぶ  松尾中学校(石井修直校長、生徒181人)の「農(みのり)と輝(ひかり)の大地」学習推進プロジェクトの一環として、同校体育館で田村正彦市長の講演会が行われました。  このプロジェクトは、地域の現状や課題について地元の住民を講師として生徒が学習。卒業した生徒が新たに地域の住民などとして、後輩たちに学んだことを伝えていくことを目指すという息の長い活動です。将来、遠く離れて暮らすことになる生徒にとっても、地域のことを学ぶ機会となっています。  田村市長は「農と輝の大地」という市のテーマについて解説。農業と観光を大きな柱として、リンドウ栽培や交流人口の拡大に向けての取り組みなどについて講演しました。田村市長は「すばらしい地域に暮らしていることを誇りに思い、これからも勉強やスポーツにがんばってください」と締めくくりました。  本年度のプロジェクトを振り返り、佐々木望さん(3年)は「身近すぎて、気付いていない地域の良さがたくさんありました。今日の市長さんのお話でも、リンドウを輸出していることなどは知りませんでした。自分も地域の良さを人に伝えられる大人になりたいです」と学んだ様子でした。 まちの企業探検隊3 アステラス東海株式会社西根工場 紹介者 品質管理課 山本祐太 さん 所在地:八幡平市大更2-154-13 資本金:1億円(アステラス東海梶j 代表者:西根工場長・八木利男 設立:昭和61年1月(西根工場) 従業員数:170人(西根工場) 電話番号:76-5111 事業内容:国内外向け医療用医薬品の受託製造 主な取引先:アステラス製薬 ▼どんな職場ですか  とても働きやすい雰囲気の工場です。入社した当時は、初めての仕事ばかりで戸惑っていましたが、先輩たちからていねいに教えてもらったおかげで、仕事をできるようになりました。 ▼どんな仕事をしていますか  品質管理の仕事です。製造された医薬品を試験して、規格に適合するか、チェックしています。 ▼やりがいを感じるときは  製品になる前の中間品から、包装された出荷直前の製品まで幅広くチェックしているので、医薬品になっていく過程を通しで見ることができるところが楽しいですね。 ▼仕事で心掛けていることは  医薬品を作る工場なので、衛生面や防虫管理、医薬品製造上のルールを守るよう、注意をしています。 ▼今後の展望は  試験の仕事以外にも、製造現場での仕事もやってみたいです。 16ページ 博物館だより 博物館活動をふり返って  本年度行なった博物館事業のうち、紹介できなかったものを紹介します。 ◆企画展・文化講演会余談 好評だった企画展「東叡山護国院・孝順を支えた大名家」では、孝順師の名前が以前よりも知られ、生家齋藤家の問い合わせが多くきました。また、護国院を支えた館林藩秋元家が中世、鹿角市の長牛(なごし)城にいた秋元氏とどんな関係があるのか、鹿角市教育委員会と合同で現地調査を行いました。さらに、齋藤家当主福徳(もとのり)氏とともに孝順師の母方の実家高杉家(鹿角市八幡平)を訪ね、孝順師に関する調査を行ない、孝順師直筆の掛け軸を発見しました。文化講演会では、南部絵暦を授業で取り組んでいる岩手大学付属小学校の先生が聴講され、講演された岡田芳朗先生より、直接旧暦の暦の読み方・作成の仕方を学びました。 ◆体験教室について 勾玉づくりは、荒屋新町商店街の「ぶらっと一日体験工房」の一環として全8回実施しました。白や黒、ピンクの原石をヤスリで磨く真剣なお母さんの顔が印象的でした。1月は保育園児を対象に、正月遊び、みずきだんごづくり、凧づくりなど、博物館を飛び出して出前講座を行いました。 ◆漆掻き記録保存について 繋沢の北口勝三郎氏のご協力により、漆掻きの一年を記録しました。漆掻きの範囲は八幡平市・鹿角市・二戸市・一戸市に及びます。来年度は漆木周辺の環境と地域の人々とのかかわりを調査したいと考えています。 ◆「親王雛」の寄贈について 毎年のように訪れる温泉が取りもつ縁で、出原(いづはら)恵美子氏(愛知県知多市)より、雛人形一式の寄贈をうけました。大事に保存してくれるところということでした。博物館入り口に展示しています。どうぞご覧ください。 ◆平成21年度入館者数(1月末現在) 2,346人 図書館だより たくさん読まれた本ランキング 年間ベストリーダー発表  21年3月から22年2月上旬までの間に、市立図書館でたくさん読まれた本を紹介します。 【一般書】 @告白/湊かなえ A英雄の書/宮部みゆき B聖女の救済/東野圭吾  英雄の書/宮部みゆき Dパラドックス13/東野圭吾 【児童書・絵本】 @バムとケロのそらのたび/島田ゆか Aバムとケロのさむいあさ/島田ゆか  バムとケロのおかいもの/島田ゆか Cうちにかえったガラゴ/島田ゆか  つみきのいえ/加藤久仁生(絵) ※詳しいランキングは館内に掲示します。あなたの好きな本はありましたか? 行事・休館日のお知らせ ▼テーマ展「文学賞受賞展」 ▼あみぐるみ教室 3月12日 午前10時〜 ▼新刊子どもの本を読む会 3月13日 午前10時〜 ▼短歌を楽しむ会 3月13日 午後1時〜 ▼おはなしのじかん(絵本の読み聞かせなど) 3月13日、28日 午後3時〜  ▼本のクリニック 3月18日 午前10時〜 ▼あみぐるみ教室作品展 3月19日〜20日 ▼休館日 3月1日〜9日、16日、23日、30日、4月1日、6日、13日 17ページ よろこび おくやみ 健やかに 小山田優斗(ゆうと)(男/宗徳/岩屋) 小林陽彩(ひいろ)(男/秀幸/滝沢) 伊藤塁(るい)(男/堅治/大更) 齋藤壮吾(そうご)(男/直人/野駄) 佐々木叶夢(ひろむ)(男/憲司/松尾寄木) 荒町翠琉(すいる)(女/高広/大更) 工藤椋太(りょうた)(男/雅輝/大更) 遠藤果歩(かほ)(女/一美/日影) お幸せに 伊藤忠幸/盛岡市 佐藤愛/松尾 森博之/大更 松村美保/大更 田代誠真/叺田 原真理子/盛岡市 吉田弘/大更 土樋美穂/大更 工藤昌利/田頭 三浦淳子/滝沢村 安らかに 里舘慶一 84歳 大更 齋藤リサ 79歳 平舘 畠山リヨ 77歳 大更 渡辺虎太郎 82歳 田頭 齋藤タキ 84歳 曲田 松浦清助 78歳 堀切 高村幸一 94歳 杉沢 佐藤ワキ 87歳 平舘 佐藤ヒサミ 85歳 作平 工藤勝 73歳 大更 伊東長吉 71歳 大更 田村小太郎 86歳 平舘 佐藤愛助 94歳 中佐井 村上善吉 75歳 丑山口 佐々木與四郎 83歳 松尾寄木 伊藤武夫 78歳 田頭 工藤キクノ 80歳 田頭 日戸イシ 91歳 大更 工藤冨夫 65歳 松尾 津志田サメ 87歳 帷子 安保ミ子 99歳 丑山口 川又玉蔵 78歳 下モ川原 佐藤久作 75歳 平舘 千葉サト 92歳 平笠 福士ミツエ 64歳 平笠 関多右衛門 92歳 赤坂田 伊藤コヨ 84歳 平笠 古川久男 56歳 松尾 田村勇 71歳 荒木田 立花ユキ子 71歳 新田 工藤サワ 82歳 松尾 関リヨ 87歳 赤坂田 畠山裕 52歳 石名坂 田村勇 66歳 松尾 渡邊ハツヱ 92歳 大更 No.54 広報クイズ3月4日号の問題 世界ジュニア選手権で優勝した市出身のスキー選手の名前は  正解者の中から抽選で3人に500円分の図書カードをお贈りします。 ◎応募方法 はがき、ファクス、メールに「答え、住所、氏名、年齢」を書いて応募してください。また、答えのほかに、広報の感想や意見などを書き添えてください。紙面づくりの参考にさせていただきます。 ◎応募期限 3月19日サ 消印有効 ◎応募先 八幡平市役所「広報クイズ係」 ☆はがき〒028-7192(住所不要) ☆ファクス 75-0469 ☆メール somuka@city.hachimantai.lg.jp(タイトルに「広報クイズ」と入力、携帯電話は上の二次元コードからも送信できます) ◎第53回の正解 「名護市」 ◎応募者数 11人 ◎正解者数 11人 ◎当選者 田村真野(田頭)さん、佐々木春枝(西根寺田)さん、荒川江里香(野駄)さん 18ページ 話題ピックアップ まちのニュース 大学との連携を通じて地域課題解決方法を探る  岩手大学地域連携フォーラムは2月8日、市西根地区市民センターで市民など約80人が参加して行われました。  岩手大学が企業や市と連携して取り組んでいる活動事例などを紹介。県内企業との連携の実績や、市と連携して実施された活動内容などについて発表しました。  岩手大学と市は、21年3月に相互友好協力協定を締結。市から共同研究員を派遣して、産業振興などの地域課題解決に取り組んでいます。 完成を祝い安全を祈願岩屋橋で渡り初め行う  岩屋橋の渡り初めは2月14日、橋の完成を祝い行われました。  安代地区の岩屋地域と県道二戸五日市線を結ぶ岩屋橋は、橋の老朽化や車がすれ違えないほど狭いことから、20年9月に橋の架け替え工事を開始。約1年5カ月をかけ、このほど待望の新しい橋が完成しました。  橋の供用開始に先立ち、関係者や地域住民など約60人が参加し、神事やテープカットを行い、橋の完成を喜びました。続いて参加者全員で橋の渡り初めを行い、地域の安全を祈願しました。 郷土芸能や民謡などを披露する芸術のまつり  市西根地区芸能まつりは2月7日、西根地区市民センターで行われ、多勢の観客が詰め掛けました。  開会に先立ち、美弦会の皆さんによる「荒城の月」などなじみ深い4曲を大正琴で演奏しました。  開会式で武田常徳副市長は「日ごろ鍛え上げた歌や踊りなどを発表する有意義な会です。楽しい一日を過ごしてください」とあいさつしました。  郷土芸能や民謡、踊りなど20団体が、それぞれ磨いてきた演目を披露。会場は終日、来場者による万雷の拍手で包まれました。 19ページ 琴の音に合わせて歌うひなまつりコンサート サートは2月18日、あしろ保育所で開かれました。  盛岡市などで琴の教室を主宰する菊池悦子さんら5人を招き、あしろ保育所のほか、同畑分園、田山保育所の園児約70人が演奏に聞き入りました。  「さくら」など10曲を披露。園児たちも良く知っている「崖の上のポニョ」など3曲では、園児たちが音楽にあわせて大合唱。元気な歌声を響かせました。  松葉学門(がくと)君(6歳)は「ポニョとかをみんなで歌えて楽しかった」と笑顔でした。 県内1400人の選手からベストナイン表彰受賞  県野球協会の優秀選手(ベストナイン)の表彰式は2月7日、サンセール盛岡で行われ、西根地区を中心に活動するチーム「サンデース」のメンバーが多数受賞しました。  同チームは、21年度東日本軟式野球1部県大会で準優勝するなど、優秀な成績をおさめたことが評価されました。  受賞者は次のとおりです。(敬称略)  ▽投手・下川原康平▽一塁手・平野健悟▽二塁手・遠藤裕介▽三塁手・門屋正勝▽外野手・阿部義人、滝川貴之▽優秀監督・佐々木隆 北国の異文化や風土を体験して友好を深めます  21年度名護市「少年の船」は2月10日から13日まで、市を訪れました。  訪れたのは、友好都市の沖縄県名護市の高校生から小学生までの22人。11日には、1月に名護市を訪れた市「少年の翼」団員18人と八幡平リゾートホテルで交流会を行いました。  交流会の歓迎セレモニーで田村正彦市長は「雪国ならではの風土や環境の違いを体験して、思い出に残してください」と歓迎しました。  続いて安代そば道場のメンバーを講師に迎え、そば打ちを体験。講師の指導を受けながら楽しくそばを打ち、みんなで昼食に食べました。  午後はお待ちかねのスキー体験です。沖縄の子どもたちは初めての体験に戸惑いながらも、市の子どもたちから曲がり方のこつを教わるなど交流を深め、打ち解けている様子でした。  津波古安由(あゆ)さん(名護高2年)は「そば打ちは沖縄にはない食文化で、初めての経験でした。とても楽しかったので、沖縄でもまたやってみたいです」と笑顔を見せました。 20ページ ボランティアがつくる一人一人が主役のまち  市内の各種ボランティアが互いに情報交換や交流をする場にしてもらおうと1月30日、第3回ボランティアの集いが西根地区市民センターで開かれました。  工藤勝治社会福祉協議会長は「互いに情報交換をして、今後の活動に役立ててください」とあいさつしました。活動発表では、西根第一中学校の生徒3人が、福祉施設の訪問や募金などの生徒会活動について発表。この他、各地区の代表者3人がそれぞれの取り組み内容について発表し、参加者と意見交換をしました。 米国と日本との違いを学んでくる決意を披露  平舘高校(藤嶋博校長、生徒322人)の海外派遣事業でアメリカを訪問する生徒5人は2月16日、田村正彦市長へ出発前の決意を披露しました。  国際交流に行く1年生の藤川梓之介(しんのすけ)君、杣沢裕美さん、2年生の遠藤大佑君、津志田佳菜さん、神田翔吾君ら5人が、それぞれアメリカで学びたいテーマを発表。食文化やコミュニケーションの取り方の違いなど、日本との違いを見つけると述べました。  田村市長は「元気でがんばってきてください」と激励の言葉を掛けました。 教育振興運動で地域ぐるみでの子育てを目指す  家庭、地域、学校、行政が連携して子どもの育成を図る市教育振興推進大会は2月20日、西根地区市民センターで行われました。  市内12の実践区から、約230人が参加。沖縄県名護市を訪問した「少年の翼」の団員が体験で学んだことなどを報告。そのほか、田頭実践区が読書活動、松野実践区が廃品回収や高齢者とのふれあい、安代実践区が神楽伝承などの活動について発表しました。  また、本年度から実施する市教育委員会児童生徒表彰も行われ、学校教育活動の一環として参加した文化、スポーツ大会で優秀な成績を収めた8団体・個人を表彰しました。  表彰された団体・個人は次のとおりです。(敬称略) ▽文化部門 西根中吹奏楽部 ▽スポーツ部門 吉田皇(ひかる)(田頭小6年・相撲)、斉藤優(松尾中3年・アルペン)、小林陵侑(りょうゆう)(松尾中1年・ノルディック複合、純飛躍)、川野創平(安代中3年・クロスカントリー)、田頭小相撲愛好会、西根中サッカー部、西根第一中相撲部 21ページ 世代の枠を超え地域の親ぼくと連帯感を深める  21年度世代交流運動会は2月12日、寺田柔剣道場で行われました。  これは、寺田地域の高齢者と幼児が交流、親ぼくを深めることで地域の連帯感を高めようと毎年行われているもので、ことしで12回を数えます。寺田保育所の園児や地域の高齢者など約110人が参加。開会式で小野寺正一寺田老人クラブ連合会会長は「寒い中ですが、けがのないよう楽しく元気にプレーしましょう」とあいさつして、競技が始まりました。  高齢者と園児が協力して挑む8種目に挑戦。園児のかわいらしいお遊戯も披露され、盛んに拍手が送られました。  参加した遠藤汰一君(6歳)は「3回も1位になってとてもうれしかった」と笑顔を見せました。  競技の結果は次のとおりです。▽@荒木田A染田B川原目・上関 家族みんなで冬を遊ぶ八幡平ゆきまつり開催  八幡平ゆきまつりは2月20、21の両日、さくら公園イベント広場を主会場に行われました。  会場には、アニメのキャラクターなどをかたどった雪像が大小20基ほど並び、そり遊びを楽しむ家族連れなどでにぎわいました。  このほか、八幡平の樹氷ツアーや七滝トレッキング体験を開催。会場ではそり引き競争などの雪上運動会や人気キャラクターショー、ドッグランドなどさまざまな催しが行われました。訪れた人は、雪とのふれあいを存分に楽しみました。 環境問題へと取り組む市の条例案を報告する  市環境基本条例策定委員会(委員長・古川務岩手大学准教授)による条例案の報告は1月29日、市役所応接室で行われました。  市環境基本条例策定委員会は、21年9月11日から4回にわたって議論を重ね、パブリックコメントなどを経てこの条例案を取りまとめました。条例案では、環境に関する理念のほか、市民の皆さんや関係機関などが連携協力することで、さまざまな環境問題に取り組むことを定めています。  この条例案は市議会3月定例会に提出します。 22から23ページ 女性からの相談を受ける婦人・家庭相談員を募集  市は、22年度の婦人・家庭相談員(要保護女子の相談や家庭児童福祉に関する専門的な相談指導業務)を次のとおり募集します。 ■募集人数 1人 ■応募資格 普通自動車免許を持っている人 ※相談員として必要な科目(学校教育法に基づく児童福祉や社会福祉など)を習得した人や福祉関係の仕事に従事し、相談員として必要な学識経験のある人を優遇 ■勤務条件 週5日で30時間 ■報酬月額 143,700円 ■応募方法 市福祉部児童福祉課に備え付けの専用応募用紙で担当へ申し込みください。 ■申込期限 3月18日(必着) ■選考 3月23日に面接による選考を行います。  詳しくは、市福祉部児童福祉課(内線1174)まで。 市営牧野への放牧牛申し込みお忘れなく  市は、22年度に市営牧野への放牧を希望する牛を次のとおり募集します。 ■放牧予定 5月上旬〜11月 ■申込期間 3月25日まで ■申込方法 市産業部農政課畜産係、松尾総合支所地域振興課、安代総合支所土木林業課に備え付けの用紙で申し込んでください。  詳しくは、市産業部農政課畜産係(内線1274)まで。 八幡平山頂レストハウス季節従業員を募集します  社団法人八幡平市観光協会では、八幡平山頂レストハウスの季節従業員(4月中旬〜11月上旬)を次のとおり募集します。 ■募集職種(いずれも若干名) 売店、食堂、施設管理など ■応募資格 市内に住む19歳から50歳までの人で、自家用車などで勤務地へ通勤できる人 ■給与 時給750円〜 ■申込方法 市販の履歴書に必要事項を記入して、協会へ郵送または持参してください。 ■申込期限 3月12日  詳しくは、八幡平市観光協会(78-3500)まで。 新型ワクチンの接種費用医療従事者などにも助成  市は、健康な成人も新型インフルエンザのワクチン接種が受けられるようになったことから、優先接種を受けた人にも次のとおり接種費用の助成を行います。 ■助成対象 市内に住所があり、昨年10月以降に優先的にワクチン接種を受けた医療従事者、救急隊員など ■申請方法 ワクチンを接種した際の領収書、新型インフルエンザ予防接種済証、通帳(本人名義のもの)、印鑑を市市民部保健課へ持参してください。 ■申請期限 4月9日  詳しくは、市市民部保健課(内線1151〜1157)まで。 紀行家菅江真澄の足跡を風景画からたどる講演会  特定非営利活動法人風景の生を守る地域づくりネットワーク(田村麗丘理事長)では、縄文街道特別企画事業として次のとおり「第2回未知の国遺産連続公開講座」を行います。 ■期日 3月27日シ ■場所 澤口酒店(縄文街道認定里の駅)コミュニティスペース ■講演 「舟橋、熱いまなざし−真澄が松川を訪れた?」奥州市立えさし郷土文化館長・相原康二氏、午後1時半〜3時 ■現地見学会 講演終了後に現地(会場から徒歩3分)を案内、午後3時〜4時(悪天候時中止) ■定員 先着40人(申込要) ■参加費 無料  申し込みなど詳しくは、特定非営利活動法人風景の生命を守る地域づくりネットワーク(090-5592-3872、Eメールinfo@fukei-net.jp)まで。 交通事故でお困りの場合まずは相談してください  日本損害保険協会では、交通事故に関する相談に応じています。 ■相談日時 祝日を除く月曜日から金曜日、午前9時から正午、午後1時から5時まで ■弁護士相談日 毎月第2・第4水曜日(予約制、無料)  詳しくは、盛岡自動車保険請求相談センター(019-651-4495)まで。 技術や経験を活かす海外協力隊員を募集  独立行政法人国際協力機構(JICA)では、次のとおり青年海外協力隊員を募集します。 ■募集期間 4月1日〜5月17日(消印有効) ■応募資格 5月17日現在で満20歳から39歳までの日本国籍を持つ人 ■募集人数 約800人(農林水産、加工、保守操作、土木建築、保健衛生、教育文化、スポーツ、計画行政) ■応募方法 所定の応募書類を郵送で提出してください。  詳しくは、JICA東北支部(022-223-4772)まで。 県民の森で自然とふれあいませんか  岩手県県民の森では、次のとおり事業を開催します。 クロスカントリー教室 ■日時 3月14日、午前10時から正午まで ■内容 県民の森でクロスカントリーを体験 ■参加料 1,000円 紐かご教室 ■日時 3月21日、午前9時から午後4まで ■内容 紙紐でかごバックを作ります ■参加料 2,000円 ※いずれも集合場所は森林ふれあい学習館フォレストiです。  詳しくは、森林ふれあい学習館フォレストi(78-2092)まで。 国家公務員採用試験の受け付けが始まります  人事院では、次のとおり国家公務員採用試験を行います。  申し込み用紙の請求や受験資格など詳しくは、人事院ホームページ(http://www.jinji.go.jp/)または人事院東北事務局第二課試験係(022-221-2022)まで。 協会けんぽ保険料率4月納付分から改定  協会けんぽ(全国健康保険協会)の健康保険料率は、4月納付分から9.32lに改定されます。  協会けんぽの財政は、不況などの影響により保険料収入が減っているほか、医療費支出が増加していることから、本年度6000億円の赤字が見込まれています。国からの補助金は増額になる予定ですが、財源には限りがあります。  今後は医療費支出を適正化し、加入者の皆さんの健康増進や病気予防を推進していきますので、よろしくご理解をお願いします。  詳しくは、協会けんぽ岩手支部(019-604-9009)まで。 24ページ Zoom Up 人 斉藤 優 さん ●さいとう・すぐる 松尾中学校3年。夏は野球部、冬はスキー部に所属し、前期まで生徒会長を務めた。今季は、得意のスラローム種目で東北中学校スキー大会5位、全国中学校スキー大会8位と強豪ひしめく大会で入賞。目標はバンクーバー五輪日本代表の皆川賢太郎選手。「優柔不断な性格」と自己分析する。血液型A型のやぎ座。八幡平市松尾寄木在住。 全国トップは 100分の1秒を 競う世界 ターンの質を もっと向上させたい 調子は良く、何か感じるものがあった―。 全国から200人近い選手が出場した全国中学校スキー大会の男子アルペン競技で県勢唯一の入賞を果たした斉藤優君は、大会をこう振り返った。  シーズン中はスキー漬け。合宿から大会へと転戦する日々を送る優君。地元開催の大会に向けた合宿の中で、自分の弱点を克服できたことが「自信になった」と語る。昨季までは本番で緊張してしまい、自分の実力を出せずに終わっていたが、今季は自信に裏付けられた精神的な余裕がある。練習どおりの滑りをできることが良い結果を生む。好調さをあらわすかのように優君は「前よりスキーが好きになりました」と笑顔を見せた。  そんな優君が、もっとも大切だと考えるのは、基礎・基本を大事にすること。スキーの技術もさることながら、あいさつなど礼儀も重視する。「それができなければ強くなれません」と言い切る姿はまさにスポーツマンだ。  この春進学して、高校生として迎える来季は、地元八幡平市でインターハイが開催される。「必ず出場できるよう、もっと練習しなければ」と意気込む。上位陣はターンの質が高いという。トップレベルの選手と渡り合うための修正点は見えている。次のステップを目指し、自信に満ちた表情で足早に練習へ向かった。