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報道機関に発表したものを掲載しています。
発表項目内容の詳細については、各担当部署に問い合わせてください。
令和2年2月17日
予算の審議をいただく議会の直前の臨時記者懇談会ということで、本日は発表項目として予算に関わる2点、その他として2点ほど発表させていただきます。
予算でございますが、一般会計の予算が219億7,500万円。対前年比で12億円増、これは合併して以来、2番目の大型予算となっております。大型になった要因として、畜産農家の念願であった繁殖育成センターの建設が来年度から開始されること、合併時からの懸案事項であった松尾地区の統合保育所の建設も来年度から着工することとなっておりますし、平舘コミュニティセンターも建設される年でもあります。また、国の緊急自然災害防止対策事業債を活用して、なかなか手が付けられなかった河川の河床の浚渫(しゅんせつ)工事が組み込まれており、これに1億円という、かつてない予算措置をすることができております。
財政的には交付金の一本算定化も進んでまいりまして、非常に厳しい状況ではございますが、なんとかやりくりしながら予算編成をさせていただいたところでございます。
記者発表資料1 令和2年度当初予算案の概要および令和2年度一般会計の主な新規事業等 [PDFファイル/411KB]
予算規模として1番大きかったのは、平成30年度の220億3,300万円です。
8月9日から寄付金の受け入れサイトを閉じ、10月下旬からサイトを再開して市直営で返礼品の発送をやってきたわけですが、今年度の実績が現段階の集計では6,000万円弱ほどです。この今年度の実績を基に見込んだ金額です。
令和元年度は、まだ3月末まで寄付を受け付けるわけですが、12月末時点で5,664万6,000円の寄付があり、そのうち必要経費を除いて基金に積み立てる額は2,609万5,000円です。この分を令和2年度の事業に充てることで予算を組んでいます。主な充当事業は、国立公園などの環境保全費用847万円、少人数学校等の児童生徒のサポートのための教職員の増員に701万円です。
平成29年度の時点で、基金全体では98億4,000万円ほどで、その時の財政調整基金が36億4,500万円でした。取り崩しが続いて、その時から比べれば基金全体で34億円ほど減額に、財政調整基金は19億円ほど減額になっている状況ではありますが、残高としてみれば他の自治体と比較して少ないというわけではありません。この状況に今すぐに対応しなければならないというわけではありませんが、徐々に対応していかなければなりません。
合併した17年度には、3町村の基金を合わせて26~27億円でした。今は取り崩しながらやってきても64億円あります。やり繰りが大変になっていくけれども、うまく立ち回っていければと思っています。
財政調整基金の他に市有財産整備基金というものもあります。この基金は、古い施設の取り壊しや西根病院の建設に振り向けるなど、施設整備に計画的に活用していければと思います。財政調整基金だけ取り崩して事業を進めるということではございませんので、ご理解ください。
令和2年度は、赤字になる予定です。元金の返済よりも起債の借り入れの方が多いという状況になります。
令和2年度の借り入れ予定額は35億640万円、元金返済額が30億207万9,000円で、差し引き5億432万1,000円が赤字分になります。合併後、プライマリーバランスが赤字になったのは令和2年度で5回目です。平成24~26年度に庁舎建設があった時に3カ年続けて、平成30年度にごみ焼却施設の延命化で多額の起債を発行して赤字になりました。
西根総合支所から西根地区市民センターへの移転は、今年の8月17日に完了したいと思っています。移転前の数日間は、閉庁しなければならないのかなと思います。JA新岩手(八幡平営農経済センター)が今の西根総合支所に移転する件に関しては、移転に伴う工事が8月から予定されていて、来年の1月から業務が開始される見込みです。
この1億1,441万6,000円は、返礼品に30%程度、ほかに発送料や事務費などを見ていますし、基金に積み立てる額も含めています。寄付金を1億円ほどと見込んだ歳出の額ですが、委託していた平成29、30年度は、当初予算で2億円の寄付金を見込んでいましたので、その2億円をベースに歳出を組んでいました。
この事業は、地方創世推進交付金を申請しているとことです。この決定は3月くらいになるので、この事業が交付金の対象となるかどうかは現段階では分かりません。交付金の内示があった時点で、さらに内容を整理して来年度から取り組んでいこうと考えています。ですので、現時点で100%内容が決まっているということではありませんが、考え方とすると市内の企業の中では総務であったり人材確保対策の取り組みの担当がいなくて人材確保が進まないという状況にあるようですので、まちの人事部として市内の企業と一緒に対策に向けて取り組みを行っていくというものです。
来年度は、設計業務になります。
統合保育所については、合併時に旧松尾村からの統合保育所とする方針が示されていました。それを受けて保護者、関係者から意向を聞いて調整して寄木保育所と松野保育所を統合する結論が出たのは3年くらい前だったと思います。そこからまた、保護者などの意見を聞きながら、今年度の着手(設計)に至ったところです。令和3年8~9月開所の予定で進めています。
繁殖育成センターも、具体的な事業の取り組みは令和元年度から始まって、令和3年10~11月の開所を目指して進めています。
記者発表資料2-1 令和2年八幡平市議会第1回定例会付議事件(予定)について [PDFファイル/100KB]
記者発表資料2-2 令和2年八幡平市議会第1回定例会付議事件一覧 [PDFファイル/54KB]
記者発表資料3 令和元年度八幡平市地域おこし協力隊活動報告会の開催について [PDFファイル/147KB]
市内の皆さんは、地域おこし協力隊が何をしているのかわからないということがあり、広く周知が必要だということでこのようにしました。活動発表を聞いて興味を持った人が活動に加われば相乗効果が得られるのかなと思い企画しました。
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