決算特別委員会会議次第

日 時 令和 6年 9月13日(金) 午後 1時05分
場 所 八幡平市議会議事堂議場         

1 開  会

2 委員長選任について

3 副委員長選任について

4 分科会の設置、分科会委員の指名及び正副会長の指名について

5 付託事件の審査要領について

6 市長施策結果報告

7 教育長施策結果報告

8 議  事
(1)議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について         
(2)議案第14号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について   
(3)議案第15号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について  
(4)議案第16号 令和5年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について   
(5)議案第17号 令和5年度八幡平市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について  
(6)議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定について           

9 散  会

出 席 委 員(16名)
     1番  外  山  一  則  君     2番  田  村  正  元  君
     3番  齊  藤  隆  雄  君     4番  関     治  人  君
     5番  羽  沢  寿  隆  君     6番  工  藤  多  弘  君
     7番  勝  又  安  正  君     8番  北  口     功  君
    10番  熊  澤     博  君    11番  立  花  安  文  君
    12番  渡  辺  義  光  君    13番  工  藤  直  道  君
    14番  古  川  津  好  君    15番    橋  悦  郎  君
    16番    橋  光  幸  君    17番  井  上  辰  男  君

欠 席 委 員(なし)

委員外出席(1名)
    18番  工  藤  隆  一  君

説明のために出席した者
      市         長    佐 々 木  孝  弘  君
      副    市    長    田  村  泰  彦  君
      教    育    長    星     俊  也  君
      企 画 財 政 課 長    佐 々 木  宣  明  君
      総   務  課   長    佐 々 木  善  勝  君
      防 災 安 全 課 長    多  田  和  雄  君
      ま ち づ く り推進課長    工  藤  輝  樹  君
      文 化 ス ポ ー ツ 課長    関     貴  之  君
      税   務  課   長    佐 々 木  聡  子  君
      市   民  課   長    高  橋  繁  範  君
      地 域 福 祉 課 長    齋  藤  美 保 子  君
      健 康 福 祉 課 長    遠  藤  祐  一  君
      農   林  課   長    佐 々 木     仁  君

      花 き 研 究 開 発    田  村  春  彦  君
      セ ン タ ー 所 長

      商 工 観 光 課 長    畠  山  健  一  君
      建   設  課   長    工  藤     剛  君
      上 下 水 道 課 長    高  橋  康  幸  君
      八幡平市立病院事務局長    遠  藤  真 知 子  君

      会 計 管 理 者 兼      橋     誠  君
      会   計  課   長

      西 根 総 合 支 所 長    金 田 一  捷  誠  君
      安 代 総 合 支 所 長    藤  原  重  良  君
      教 育 総 務 課 長    坂  本     譲  君
      教 育 指 導 課 長    田  代  英  樹  君
      農 業 委 員 会事務局長    工  藤  紀  之  君
      監 査 委 員 事 務 局長    齋  藤  啓  志  君

事務局出席者
      事   務  局   長    及  川  隆  二
      議   事  係   長    佐 々 木  久  禎

                     ☆
臨時委員長のあいさつ
                     ☆
議長(工藤隆一君) ただいまから決算特別委員会委員長及び副委員長の互選を行っていただきます。委員長の互選につきましては、委員会条例第10条第2項の規定によって、年長の委員が委員長の職務を行うことになっております。
     ここで、年長の委員をご紹介いたします。渡辺義光委員でございます。渡辺委員は、登壇お願いします。
臨時委員長(渡辺義光君) ただいまご紹介いただきました渡辺義光でございます。委員会条例第10条第2項の規定により、臨時に委員長の職務を行います。よろしくお願いいたします。
                     ☆
開     会
                     ☆
臨時委員長(渡辺義光君) これより決算特別委員会を開きます。
                     ☆
開     議
                     ☆
臨時委員長(渡辺義光君) ただいまの出席委員は16名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。
     これから本日の会議を開きます。
                                    (13時05分)
                     ☆
委員長選任について
                     ☆
臨時委員長(渡辺義光君) 会議次第2、決算特別委員会委員長の選任を行います。
     お諮りいたします。決算特別委員会委員長の選任はいかなる方法で行ったらよろしいか、発言願います。
     羽沢寿隆委員。
委員 羽沢寿隆君 指名推選の方法がよろしいかと思います。お諮りください。
臨時委員長(渡辺義光君) ただいま指名推選の発言がありました。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
臨時委員長(渡辺義光君) 異議なしと認めます。
     指名推選の方法により決算特別委員会委員長を選任したいと思います。
     お諮りいたします。決算特別委員会委員長に推薦したい委員の方があれば発言願います。
     羽沢寿隆委員。
委員 羽沢寿隆君 橋光幸委員を委員長に推薦したいと思いますので、お諮り願います。
臨時委員長(渡辺義光君) ただいま橋光幸委員を決算特別委員会委員長に推薦したいとの発言がありました。これにご異議ございませんか。
            (「異議なし」の声あり)
臨時委員長(渡辺義光君) 異議なしと認めます。
     よって、橋光幸委員が決算特別委員会委員長に選任されました。
     それでは、橋光幸委員は委員長席にお着き願います。
     以上で臨時委員長の職務を終わります。ご協力ありがとうございました。
            (臨時委員長、委員長と交代)
委員長(橋光幸君) ただいま決算特別委員会委員長に選任されました橋光幸でございます。皆様のご協力を得ながら決算特別委員会の委員長の職務を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。それでは、座らせていただきます。
                     ☆
副委員長選任について
                     ☆
委員長(橋光幸君) それでは、会議次第3、副委員長の選任を行います。
     お諮りいたします。副委員長の選任は、いかなる方法で行ったらよろしいか、発言願います。
     羽沢寿隆委員。
委員 羽沢寿隆君 委員長に一任したいと思います。お諮り願います。
委員長(橋光幸君) ただいま委員長一任の発言がありました。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認め、副委員長に立花安文委員を指名いたします。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認めます。
     よって、立花安文委員が副委員長に選任されました。
                     ☆
分科会の設置、分科会委員の指名及び正副会長の指名について
                     ☆
委員長(橋光幸君) 会議次第4、分科会の設置、分科会委員の指名及び正副会長の指名についてを議題といたします。
     お諮りします。議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定についてまでの6件については、会議規則第94条の規定により決算特別委員会総務教育分科会、同じく産業民生分科会を設置し、分科会に分担付託の上、審査をしたいと思います。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認めます。
     よって、議案第13号から議案第18号までの議案は決算特別委員会の各分科会を設置し、分科会に分担付託して審査をすることを決定しました。
     お諮りします。分科会の運営につきましては、八幡平市議会委員会条例に準じて運営したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認めます。
     よって、分科会の運営につきましては八幡平市議会委員会条例に準じて運営することに決定いたしました。
     次に、分科会委員及び正副分科会長は、委員会条例第8条及び申合せ事項により委員長が指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認めます。
     それでは、指名いたします。
     総務教育分科会委員に
       田 村 正 元 委員  関   治 人 委員  工 藤 多 弘 委員
       北 口   功 委員  立 花 安 文 委員  工 藤 直 道 委員
        橋 悦 郎 委員   橋 光 幸 委員
     とし、分科会長には工藤多弘委員、副分科会長には橋悦郎委員を指名したいと思います。
     また、産業民生分科会委員に
       外 山 一 則 委員  齊 藤 隆 雄 委員  羽 沢 寿 隆 委員
       勝 又 安 正 委員  熊 澤   博 委員  渡 辺 義 光 委員
       古 川 津 好 委員  井 上 辰 男 委員
     とし、分科会長には羽沢寿隆委員、副分科会長には外山一則委員を指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認めます。
     よって、ただいま指名しましたとおり選任することに決定いたしました。
                     ☆
付託事件の審査要領について
                     ☆
委員長(橋光幸君) 会議次第5、付託事件の審査要領についてでございますが、審査日程につきましては、お配りしております決算特別委員会審査日程(案)に基づきまして説明いたします。
(決算特別委員会日程案を朗読説明のため記載省略)
     お諮りします。ただいま説明した要領で審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(橋光幸君) 異議なしと認めます。
     よって、分科会の審査は、決算特別委員会審査日程及びただいま説明した審査方法によって行うことと決定いたしました。
                     ☆
市長施策結果報告
                     ☆
委員長(橋光幸君) 次に、会議次第6、市長施策結果報告を議題といたします。
     市長の報告を求めます。
     市長。
市長 佐々木孝弘君 各会計の決算内容説明の前に、令和5年度の施策結果につきましてご報告を申し上げます。
(会議結果報告書に添付の報告書を朗読のため記載省略)
     以上、令和5年度における主な施策の成果について申し上げました。決算特別委員会が設置され、決算内容に対する各分科会による審査が行われるところでありますが、審査に当たり、議員各位におかれましては忌憚のないご意見をお聞かせいただきますようにお願い申し上げまして、私からの施策結果の報告とさせていただきます。令和6年9月13日、八幡平市長、佐々木孝弘。
委員長(橋光幸君) 以上で市長の施策結果報告を終わります。
                     ☆
教育長施策結果報告
                     ☆
委員長(橋光幸君) 次に、会議次第7、教育長施策結果報告を議題といたします。
     教育長の報告を求めます。
     教育長。
教育長 星 俊也君 それでは、令和5年度八幡平市教育委員会の主要な施策への取組結果についてご報告申し上げます。
(会議結果報告書に添付の報告書を朗読のため記載省略)
     以上、令和5年度の八幡平市教育委員会の主要な施策への取組についてのご報告とさせていただきます。令和6年9月13日、八幡平市教育委員会教育長、星俊也。
委員長(橋光幸君) 以上で教育長施策結果報告を終わります。
     ここで14時10分まで休憩いたします。
                                    (13時55分)
                     ☆
休     憩
再     開
                     ☆
委員長(橋光幸君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
                                    (14時10分)
                     ☆
     議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について
                     ☆
     議案第14号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定
            について

                     ☆
     議案第15号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認
            定について

                     ☆
     議案第16号 令和5年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定
            について

                     ☆
     議案第17号 令和5年度八幡平市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認
            定について

                     ☆
     議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定について
                     ☆
委員長(橋光幸君) 次に、会議次第8、議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定についてまでの6件を一括議題といたします。
     提案理由の説明は既に終わっておりますので、これから内容説明に入ります。内容説明に当たっては、事務事業の新規のもの、比較的金額の大きいものについて重点的に説明願います。
     それでは、議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について内容の説明を求めます。
     初めに、歳入について説明を求めます。
     企画財政課長。
企画財政課長 佐々木宣明君 議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について内容をご説明いたします。
     初めに、歳入についてご説明いたします。歳入につきましては、監査委員作成の令和5年度八幡平市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書によりご説明をいたします。
     先ほど委員長よりもございましたが、説明につきましては金額の大きいもの、また4年度決算額と比較し、増減額、増減率が大きいものなどを中心にご説明いたします。
     それでは、15、16ページをお開き願います。3、歳入歳出の決算の状況の(1)、歳入の決算の状況について、右側、16ページは款別の収入済みの表となっております。5年度と4年度の決算状況が記載されておるものでございます。下段、5年度の収入済額は199億7,202万4,254円となり、4年度と比較し8億9,492万7,251円、率にして4.3ポイントの減となっておるものでございます。
     17ページをお開き願います。款別の主な内容をご説明いたします。上段、1款市税です。5年度の収入済額は33億5,088万6,844円で、4年度と比較し2億2,817万1,179円、率にして7.3ポイントの増となっております。収納率は91.0%で、4年度と比較し、1.4ポイントの増となっております。下段、税目別の収入済額の状況では、個人市民税の増や新型コロナウイルス感染拡大の影響による計画納付などが順次解消され、5年度に納付されていることなどから、前年に比べ増収となっているものでございます。
     19ページをお開き願います。上段、税目別の不納欠損処分でございます。不納欠損額は423万8,855円で、4年度と比較し98万4,026円、率にして30.2ポイントの増となっております。下段の表が理由別の内訳となっておりますので、御覧いただくようお願いいたします。
     20ページを御覧ください。上段、2款地方譲与税です。5年度は3億736万円で、4年度と比較して129万円、率にして0.4ポイントの増となっております。中段に内訳がございますが、各譲与税とも昨年度並みで推移しているところでございます。
     飛びまして、24ページを御覧ください。上段、13款地方交付税です。5年度の収入済額は82億8,376万9,000円で、4年度と比較し4,965万7,000円、率にして0.6ポイントの増となっております。中段が普通交付税と特別交付税の内訳となっております。特別交付税につきましては減額となっておりますが、普通交付税は増額しておる状況でございます。下段が地方交付税の算定基準の表となっております。基準財政需要額の個別項目の増減はございますが、結果として基準財政需要額が増となっていることにより、交付税の微増となっているところでございます。
     29ページをお開き願います。上段、17款国庫支出金です。5年度の収入済額は20億9,682万9,343円で、4年度と比較し4億1,236万1,211円、率にして16.4ポイントの減となっております。減額の主な要因でございますが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が4年度への繰越分も含めた4年度と比較いたしまして1億9,000万円ほどの減、社会資本整備総合交付金が対前年度より7,400万円ほどの減額となったことによるものでございます。
     下段、18款県支出金です。5年度の収入済額は13億8,216万5,327円で、4年度と比較し1億8,473万5,983円、率にして11.8ポイントの減となっております。減額の主な要因でございますが、4年度事業として実施しました矢神飛躍台改修事業費補助金4,700万円ほど、同じくいわて子育て世帯臨時特別支援金給付事業費補助金6,200万円ほどが皆減となったこと、産業廃棄物処理施設周辺環境整備交付金が7,300万円ほど減額となったことによるものでございます。
     30ページを御覧願います。上段、19款財産収入です。5年度の収入済額は1億6,121万1,648円で、4年度と比較し5,758万1,233円、率にして55.6ポイントの増となっております。増額の主な要因は、工場適地の売却5,900万円ほどの増によるものでございます。
     下段、20款寄附金でございます。5年度の収入済額は2億989万2,268円で、4年度と比較し2,715万5,859円、率にして14.9ポイントの増となっております。増額の主な要因は、4年度の一般寄附金4,000万円ございましたが、こちらについては皆減、減額となっておりますが、ふるさと応援寄附金が対前年度より7,000万円ほど増額となったことによるものでございます。
     31ページをお開き願います。上段、21款繰入金です。5年度の収入済額は12億4,241万9,127円で、4年度と比較し4億3,178万5,630円、率にして25.8ポイントの減となっております。減額の主な要因は、財政調整基金の繰入れが4年度より4億4,800万円ほど減額となったことによるものでございます。
     32ページを御覧願います。上段、23款諸収入です。5年度の収入済額は5億5,770万9,550円で、4年度と比較し2億6,985万9,539円、率にして32.6ポイントの減となっております。減額の主な要因は、日本スポーツ振興センタースポーツ振興くじ助成金2億9,000万円ほどが減額となったことによるものです。
     33ページをお開き願います。下段、24款市債です。5年度の収入済額は9億460万円で、4年度と比較し780万円、率にして0.9ポイントの増となっております。
     次ページ、34ページを御覧ください。上段が目別の市債の状況の表となっております。前年度と比較しまして、商工債、教育債、災害復旧事業債などが大きく増加していますが、衛生債、土木債、臨時財政対策債などが減額しており、780万円の増となっている状況でございます。
     以上で一般会計決算の歳入の内容説明を終わります。
委員長(橋光幸君) 歳入の説明が終わりました。
     次に、歳出についての説明を求めます。
     企画財政課長。
企画財政課長 佐々木宣明君 続きまして、歳出についてご説明いたします。
     同じく審査意見書の35ページをお開き願います。上段、(2)、歳出の決算の状況では、5年度及び4年度の決算の状況が記載されております。5年度の支出済額は191億2,094万4,025円で、4年度と比較し11億454万3,030円の減、率にして5.5ポイントの減となっております。下段の表は、款別、目的別の支出済額の一覧が記載されており、36ページからは款ごとの決算状況が記載されておりますので、後ほどお目通しを願いたいと存じます。
     個別の事業費等の歳出につきましては、別冊にございます令和5年度決算に係る主要な施策の成果に関する実績報告書、こちらのほうによりご説明を申し上げますので、ご用意よろしくお願いいたします。款ごとに主な事業をご説明いたします。初めに、1款議会費です。実績報告書1ページをお開き願います。上段、議会運営事務、決算額は508万7,000円です。4年度に購入しましたタブレット端末を有効活用し、ペーパーレス化、議会活動の効率化を進めているものでございます。
     続きまして、2款総務費です。5ページをお開き願います。下段、コミュニティバス運行事業、決算額1億896万8,000円です。本事業では、コミュニティバスや幹線バスの運行のほか、市地域公共交通計画を策定しております。
     7ページをお開き願います。下段、地域おこし協力隊事業、決算額は1,152万5,000円です。本事業では、地域おこし協力隊2名を任用しております。
     9ページをお開き願います。上段、テレビ難視聴地域解消事業、決算額602万6,000円です。本事業では、平舘八幡地区、新田地区のテレビ難視聴解消に補助金を交付しているものでございます。
     下段、ふるさと応援寄附金推進事業、決算額2億1,589万4,000円です。5年度の個人からの寄附金額は、申込み件数7,888件で、寄附金額は2億58万646円となっており、4年度と比較し7,000万円ほどの増となっておるものでございます。
     飛びまして、16ページをお開き願います。2款に係るその他事業の成果といたしまして、16ページから18ページには職員研修など人材育成事業の実績、19ページには市税の収納状況、20ページには住民基本台帳人口移動状況などを記載しておりますので、後ほどご確認をいただければと存じます。
     続きまして、3款民生費です。28ページをお開き願います。上段、高齢者等温泉館管理運営事業、決算額6,426万2,000円です。本事業では、3施設の管理運営を4年度から8年度までの5か年間、指定管理により行うこととしております。
     31ページをお開き願います。上段、保育等実施事業、決算額6億7,423万1,000円です。本事業では、私立保育園の運営委託、認定こども園等への給付費などにより、就学前の子供たちの保育の充実を図っているものでございます。
     34ページをお開き願います。上段、子ども医療費助成事業、決算額7,927万4,000円です。本事業では、高校生の医療費につきましても令和5年8月から現物給付方式とし、未就学児から高校生まで全て窓口負担のない現物給付方式としておるものでございます。
     37ページをお開き願います。3款に係るその他の事業の成果といたしまして、私立、公立それぞれの保育児童数を記載しておるものでございます。また、3款では、物価高騰に係る生活支援として電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金、低所得者支援・定額減税補足給付金などを給付しておることをご報告申し上げます。
     続きまして、4款衛生費です。39ページをお開き願います。上段、予防接種事業、決算額1億4,003万8,000円です。本事業では、定期予防接種などのほか、新型コロナウイルスワクチン接種も行っております。
     40ページをお開き願います。上段、母子保健事業、決算額4,645万円です。本事業では、妊産婦健診等、出産、子育てに係る事業のほか、妊娠届出時に10万円、出産後に50万円を給付する出産・子育て応援給付金支給事業を行っております。
     飛びまして、44ページをお開き願います。下段、清掃センター管理事業、決算額3億5,686万6,000円です。本事業では、令和10年度までの長期包括的管理運営委託方式による清掃センターの運営、管理のほか、最終処分場連絡道路の改修工事を行っております。
     45ページをお開き願います。4款に係るその他の事業の成果としまして、45ページでは健康づくり推進事業、生活習慣病予防事業に係る各種事業、受診者などを記載しております。
     46、47ページでは、斎場管理、塵芥処理、清掃センター管理に係る火葬状況やごみの収集、受入れ状況などについて記載しておりますので、後ほど御覧願います。
     続きまして、6款農林水産業費です。51ページをお開き願います。下段、農の大地担い手育成支援事業、決算額1,748万3,000円です。本事業では、認定事業者、認定新規就農者の育成、確保のため、農業用機械等導入に加えまして、5年度からはドローン講習受講についても補助支援を行っているものでございます。
     52ページをお開き願います。下段、新規就農者等支援事業、決算額2,280万円です。本事業では、国、県の補助を活用し、新規就農研修者8名に対して支援、助成等を行っております。
     飛びまして、56ページをお開き願います。上段、花き品種開発事業、決算額は3,401万6,000円です。本事業では、下段の花き研究開発センター管理運営事業、57ページ上段にございます安代りんどう品種海外活用事業と併せまして、安代りんどうの品質の向上、生産拡大、ルワンダ等海外展開などにより、市場の拡大、生産者の所得向上を図っておるものでございます。
     同じく57ページ下段、畜産振興事業、決算額4,699万6,000円です。本事業では、物価高騰対策といたしまして畜産飼料高騰対策支援補助事業などを行っております。
     飛びまして、62ページをお開き願います。上段、林業振興事業、決算額は1億2,739万9,000円です。本事業では、民有林の森林整備への助成や林業新規就業者支援事業などを行っておるものでございます。
     63ページにつきましては、6款に係るその他の事業の成果といたしまして、農地法に基づく許認可の状況などを記載しておるものでございます。後ほどご確認をお願いいたします。
     続きまして、7款商工費でございます。65ページを御覧願います。上段、商店街活性化推進事業、決算額3,121万5,000円です。本事業では、物価高騰による消費下支え生活者支援対策として、電子決済による10%ポイント還元事業を行っております。
     下段、大更駅前拠点施設整備事業、決算額1億4,047万5,000円です。本事業では、4年度からの繰越しで(仮称)大更駅前顔づくり施設実施設計を行っております。
     66ページをお開き願います。上段、観光振興対策事業、決算額9,475万9,000円です。本事業では、一般社団法人八幡平市観光協会、株式会社八幡平DMOへの補助、事業委託などにより観光施策を推進しておるものでございます。
     68ページをお開き願います。上段、企業誘致推進事業、決算額3億1,757万6,000円です。本事業では、工場の増設を行った市内の企業に対しまして企業立地促進事業費補助金3億円を補助しておるものでございます。
     69ページをお開き願います。上段、起業志民プロジェクト事業、決算額5,010万6,000円です。本事業では、メディテックバレー構想の推進、スパルタキャンプの実施に加えまして、サテライトオフィス誘致を図るプロモーション事業等を行っておるものでございます。
     続きまして、8款土木費です。飛びまして、73ページをお開き願います。上段、除雪事業、決算額3億4,468万4,000円です。本事業では、除雪業務を業者委託と直営により行っております。また、除雪ドーザ1台を更新しておるものでございます。
     76ページをお開き願います。上段、市道等整備事業、決算額2億2,921万7,000円です。本事業では、市道の改良、整備などのほか、市道スマートインターチェンジ上下線の詳細設計業務に着手をしております。
     77ページを御覧願います。下段、都市計画道路大更駅前線整備事業、決算額9,392万円です。本事業では、登記、清算等業務などを行い、5年度をもって事業終了認可となっておるものでございます。
     79ページをお開き願います。上段、市営住宅整備事業、決算額5,809万5,000円です。本事業では、市営仲町第二住宅の改修工事などを行っております。
     続きまして、9款消防費です。81ページをお開き願います。上段、消防施設維持管理事業、決算額7,647万2,000円です。本事業では、防災センターの外部改修工事などを行っております。
     飛びまして、84ページを御覧願います。9款に係るその他の事業の成果といたしまして、消防団員数等を記載しておりますので、後ほどご確認をお願いいたします。
     続きまして、10款教育費です。86ページをお開き願います。上段、加配事業、決算額は5,339万3,000円です。本事業では、ひかりサポート、みのりサポート、にこにこサポート、ICTなど各支援員を配置するなど、児童生徒の状況に合わせた支援、相談、指導体制を構築しておるものでございます。
     同ページ下段、外国語指導助手配置事業、決算額1,777万1,000円です。本事業では、市内小中学校に外国語指導助手を派遣し、外国語教育の充実を図っているものでございます。
     飛びまして、97ページをお開き願います。下段、体育施設維持管理事業、決算額2億2,756万8,000円です。本事業では、松尾総合運動公園多目的屋内運動場ののり面復旧と照明工事、総合運動公園体育館の照明工事などを行っておるものでございます。
     100ページをお開き願います。100ページから103ページまでは、10款に係るその他の事業の成果といたしまして、100ページには小学校及び中学校の状況、101ページには図書館の利用状況、102ページにはスポーツ大会の開催状況、103ページには各体育施設の利用状況をまとめております。後ほどご確認願えればと存じます。
     以上で一般会計決算の歳出の内容説明を終わります。
委員長(橋光幸君) これで令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についての内容説明が終わりました。
     ここで説明員の入替えを行います。
     次に、議案第14号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についてから議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定についてまでの5件を一括して内容説明を求めます。
     初めに、議案第14号及び議案第15号について。
     市民課長。
市民課長 高橋繁範君 議案第14号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についての内容をご説明いたします。
     説明は、一般会計と同じく、監査委員作成の令和5年度八幡平市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書により行わせていただきます。
     45ページをお開き願います。1、決算の概況の表、令和5年度の欄を御覧願います。歳入決算額は30億1,552万5,806円で、4年度と比較して6,511万7,543円の減、率にして2.1ポイントの減となっております。歳出決算額は30億283万6,410円、4年度と比較して7,355万1,857円の減、率にして2.4ポイントの減となっております。歳入歳出差引額は1,268万9,396円、4年度と比較して843万4,314円の増となり、実質収支は同額の黒字となっております。
     46ページ、上段の表を御覧願います。歳入の主なものをご説明申し上げます。令和5年度の欄を御覧願います。国民健康保険税は4億4,527万5,169円で、4年度と比較して2,213万3,756円の減となっております。後期高齢者医療制度への移行などにより被保険者数が減少していることなどが要因となっております。
     県支出金については22億2,892万9,588円、4年度と比較して4,539万65円の減となっております。繰入金は3億2,395万6,851円で、4年度と比較して8,796万4,864円の増、率にして37.3ポイントの増となっておりますが、国保財政調整基金から1億278万6,000円を取り崩し、繰入れしたのが要因となっております。基金の残高につきましては、令和5年度基金運用状況調書付表基金会計年度末及び5月末調書の2ページに記載されておりますが、令和6年5月31日現在の残高が2億4,648万5,341円となっております。
     次に、47ページ、上段の国民健康保険税収納状況の表を御覧願います。令和5年度現年課税分の収納率は96.2%となり、令和4年度より0.5ポイント増、滞納繰越分の収納率は23.7%となり、前年度より1.7ポイントの増となっております。現年課税分と滞納繰越分を合わせた全体の収納率では85.8%となり、前年度より0.1ポイント減となっております。
     次に、歳出の主なものをご説明いたします。48ページ、中段の表、款別の令和5年度の支出済額の欄を御覧願います。保険給付費は21億7,259万8,866円で、4年度と比較して3,127万4,043円の減、率にして1.4ポイントの減となっております。被保険者数の減少に伴い、給付件数も減少したことが要因となっております。
     国民健康保険事業費納付金は7億4,249万7,260円で、4年度と比較して2,297万8,721円の減となっております。保健事業費は3,331万9,258円で、特定健康診査に係る事業費が主なものとなっております。4年度と比較して487万5,540円の増となっており、特定健康診査につきましては、未受診者対策として対象者の特性に合わせた受診勧奨の通知などを実施した結果、特定健康診査受診率は39.9%で、前年度より0.3ポイント上昇しております。基金積立金は、基金積立利息9万9,455円を国保財政調整基金に積み立てたものとなっております。
     以上で議案第14号の内容説明を終わります。
     続きまして、議案第15号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての内容をご説明いたします。説明は、同じく審査意見書で行わせていただきます。49ページをお開き願います。1、決算の概況の表、令和5年度の欄を御覧願います。歳入決算額は3億2,220万964円で、4年度と比較し1,010万8,833円の増、率にして3.2ポイントの増となっております。歳出決算額は3億2,118万3,217円で、4年度と比較して967万9,623円の増、率にして3.1ポイントの増となっております。歳入歳出差引額は101万7,747円で、4年度と比較して42万9,210円の増となり、実質収支は同額の黒字となっております。
     次に、2、歳入歳出の決算の状況の下段の表を御覧願います。歳入の主なものをご説明申し上げます。後期高齢者医療保険料は2億1,302万8,600円で、4年度と比較して810万7,900円の増、率にして4.0ポイントの増となっております。被保険者数は微増となっておりますが、年金額引上げによる課税所得の増などが要因となっております。
     繰入金は1億801万327円で、4年度に比較して178万6,244円の増、率にして1.7ポイントの増となっております。
     次に、歳出の主なものをご説明いたします。50ページ、中段、(2)、歳出の決算の状況の2番目の表、款別の令和5年度の支出済額の欄を御覧願います。後期高齢者医療広域連合納付金は3億1,571万3,527円で、4年度と比較し932万7,644円の増、率にして3.0ポイントの増となっております。保険料の増が納付金の増となったものとなっております。
     以上で議案第15号の内容説明を終わります。
委員長(橋光幸君) 次に、議案第16号及び議案第17号について。
     上下水道課長。
上下水道課長 高橋康幸君 議案第16号 令和5年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についての内容をご説明いたします。
     決算書をご準備願います。決算書の12ページをお開き願います。令和5年度八幡平市水道事業報告書でございます。1、概況、(1)、総括事項でございますが、水道施設の整備及び給水サービスの向上など効率的な事業運営に努めたもので、記載のとおりでございます。
     次に、ア、業務状況、@、給水の状況でございます。令和5年度末現在における給水戸数は8,655戸で、対前年度比で11戸の増となりました。また、給水人口は1万9,265人で、普及率は82.5%でございました。
     次に、A、建設改良工事の状況でございます。主な建設改良工事といたしましては、水道施設更新事業として、田山配水池の浄水棟新築工事のほか、経年劣化が進んだ配水流量計や次亜塩素注入装置など、配水池の機械、装置の交換等を実施いたしました。
     なお、建設改良工事の概況につきましては、16ページに記載しておりますので、後ほどお目通しをいただきますようお願いいたします。
     戻りまして、次にB、その他としましては、水道施設の維持管理業務を円滑に行うため、水道施設管理システムの補正及び保守業務を行ったほか、専門業者への水道施設維持管理業務の複数年契約での委託により、維持管理業務の充実を図りました。
     次に、イ、経理状況でございます。令和5年度の損益勘定における収益は、営業収益が4億4,374万2,741円、営業外収益が5,535万5,188円、特別利益が326万9,187円で、合計で5億236万7,116円でございました。費用は、営業費用が4億4,194万1,724円、営業外費用が3,667万4,123円、特別損失は6万8,000円で、合計で4億7,868万3,847円でございました。その結果、収益から費用を差し引いた額2,368万3,269円が令和5年度の純利益となり、対前年比では678万7,000円余の増となりました。
     資本的収支は、収入額が1億6,906万9,162円、支出額が3億8,953万3,726円となり、収入額が支出額に対して不足する額2億2,046万4,564円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填したものでございます。
     次に、13ページ、14ページをお開き願います。(2)、経営指標に関する事項でございます。13ページ下段の経営指標の推移の表を御覧ください。初めに、(a)、経常収支比率につきましては、令和5年度は104.28%と100%を超える水準となっており、(b)、料金回収率につきましては、令和5年度は91.64%と100%を下回る水準となっております。このことから、収益全体としては健全な状態を継続しておりますが、給水に係る費用を給水収益で賄うことができず、事業に必要な費用を一般会計からの繰入れにより賄っている状況となっております。
     次に、(c)、有形固定資産減価償却率につきましては、毎年微増傾向にあり、施設全体の老朽化が少しずつ進行していることがうかがえます。
     次に、14ページの(d)、管路経年化率につきましては、水道管の法定耐用年数である40年を超えた割合であり、こちらにつきましても毎年少しずつ老朽化が進行していることがうかがえます。
     次に、(e)、管路更新率につきましては、令和5年度は老朽管更新事業を実施していないことからゼロ%となっております。
     次に、前に戻っていただきまして、5ページをお開き願います。令和5年度八幡平市水道事業損益計算書でございます。先ほど経理状況でご説明した内容がこの損益計算書に記載となってございます。下から3行目、当年度純利益は2,368万3,269円で、前年度繰越利益剰余金の2,000万円と合わせ、当年度未処分利益剰余金は4,368万3,269円となるものでございます。
     次に、6ページ、7ページをお開き願います。下段の表、令和5年度八幡平市水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。先ほど損益計算書で説明いたしました当年度未処分利益剰余金4,368万3,269円が、表右側、未処分利益剰余金の当年度末残高に記載となっております。このうち議決による処分額を当年度純利益と同額の2,368万3,269円とし、これを全額減債積立金に積み立て、処分後残高2,000万円を繰越利益剰余金としようとするものでございます。
     その他財務諸表につきましては、後ほどお目通しをお願いいたします。
     以上で議案第16号の内容説明を終わります。
     次に、議案第17号 令和5年度八幡平市下水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についての内容をご説明いたします。こちらも決算書でご説明いたします。
     決算書13ページをお開き願います。令和5年度八幡平市下水道事業報告書でございます。1、概況、(1)、総括事項でございますが、下水道事業会計につきましては、令和2年度から地方公営企業法を全部適用し、企業会計方式として経営を始め、4年が経過し、昨年度に続き事業運営の安定化及び効率化に努めてまいりました。また、汚水を適正に処理し、市民の生活環境の改善、公共用水域の水質保全を図るため、公共下水道事業、農業集落排水事業、浄化槽事業の各事業で整備を進めるとともに、供用中である各施設については適正な維持管理に努めてきたものでございます。
     次に、ア、業務状況、@、汚水処理の状況でございます。令和5年度末における水洗化戸数は5,175戸で、対前年度比で47戸の増となっております。
     次に、A、建設改良工事の状況でございます。主なものとして、公共下水道事業においては大更地域及び平舘地域の未整備区域への管渠布設工事を実施し、農業集落排水事業では機能強化対策工事として、処理場等の遠方監視装置の更新を実施いたしました。
     なお、建設改良工事の概況につきましては、23ページから26ページにかけて記載しておりますので、お目通しいただきますようにお願いいたします。
     続きまして、B、その他といたしまして、施設の維持管理につきましては、複数年契約による専門業者への委託を行うなど、維持管理の業務の充実を図りました。
     次に、イ、経理状況でございますが、令和5年度の損益勘定における収益は、営業収益が6億8,048万275円、営業外収益が4億2,992万5,784円で、合計で11億1,040万6,059円でございました。費用は、営業費用が8億4,466万6,534円、営業外費用が1億3,853万5,603円、特別損失が299万2,860円で、合計で9億8,619万4,997円でございました。その結果、収益から費用を差し引いた額1億2,421万1,062円が令和5年度の純利益となり、対前年度比で2,349万円余の増加となっております。
     資本的収支につきましては、収入額が3億9,562万593円、支出額が9億335万657円となり、収入額が支出額に対して不足する額5億773万64円につきましては、当年度分損益勘定留保資金等で補填したものでございます。
     次に、14ページから21ページにつきましては、経営指標に関する事項でございます。なお、下水道事業につきましては、セグメント事業区分として管理している事業が4つございますので、それぞれ経営指標を記載しており、数値につきましては地方公営企業法適用後の令和2年度以降について記載しているものです。どのセグメントにつきましても、おおむね同様の傾向となっておりますので、内容につきましては14ページ、15ページ記載の公共下水道事業で説明させていただきます。
     14ページ下段の経営指標の推移の表を御覧ください。(a)、経常収支比率につきましては、令和5年度は119.82%と100%を超える水準となっており、(b)、経費回収率につきましては、令和5年度は70.49%と100%を下回る水準となっております。水道事業同様、収益全体としては健全な状態を継続しておりますが、汚水処理に要する経費を下水道使用料収入で賄うことができず、事業に必要な費用を一般会計からの繰入金により賄っている状況となっております。
     次に、(c)、有形固定資産減価償却率につきましては、微増傾向にあり、施設全体の老朽化が少しずつ進行していることがうかがえます。
     また、(d)、管渠老朽化率につきましては、法定耐用年数である50年を経過した管渠がないことから、ゼロ%となっております。
     なお、(c)、有形固定資産減価償却率及び(d)、管渠老朽化率につきましては、今後もしばらく同じ傾向が続くものと見込んでおります。
     16ページ以降の経営指標につきましては、後ほどお目通しいただきますようお願いいたします。
     次に、前に戻っていただきまして、5ページをお開き願います。令和5年度八幡平市下水道事業損益計算書でございます。先ほど経理状況でご説明した内容がこの損益計算書に記載となってございます。下から4行目、当年度純利益は1億2,421万1,062円で、前年度繰越利益剰余金の2,000万円、その他未処分利益剰余金変動額の320万円と合わせ、当年度未処分利益剰余金は1億4,741万1,062円となるものでございます。なお、その他未処分利益剰余金変動額320万円につきましては、下水道事業4つの事業区分のうち、特定環境保全公共下水道事業セグメントにおける決算経理において、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額への補填財源が不足したため、当該セグメントの減債積立金から取り崩したものとなっております。
     次に、6ページ、7ページをお開き願います。下段の表、令和5年度八幡平市下水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。先ほど損益計算書で説明いたしました当年度未処分利益剰余金1億4,741万1,062円が、表右側、未処分利益剰余金の当年度未済残高に記載されております。下水道事業会計における剰余金処分につきましては、水道事業会計に倣う形としており、議決による処分額を当年度純利益と同額の1億2,421万1,062円とし、これを全額減債積立金に積み立て、処分後残高2,320万円を繰越利益剰余金としようとするものでございます。
     他の財務諸表につきましては、後ほどお目通しのほうをよろしくお願いいたします。
     以上で議案第17号の内容説明を終わります。
委員長(橋光幸君) 次に、議案第18号について。
     市立病院事務局長。
八幡平市立病院事務局長 遠藤真知子君 議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定について内容をご説明いたします。決算書をご準備願います。
     初めに、決算書の14ページをお開き願います。令和5年度八幡平市病院事業報告書でございます。1、概況の(1)、総括事項でございますが、常勤医師につきましては、市立病院は内科医3名、外科医2名、小児科医1名の計6名の常勤医師による診療を行い、岩手医科大学附属病院、岩手県立中央病院などから医師の診療応援や派遣をいただいて、消化器内科をはじめ、耳鼻科など9つの専門外来を継続し、また人工透析外来につきましては、ベッド数を12床継続し、診療の充実を図るとともに、市民への良質な医療の提供に努めてまいりました。また、新型コロナウイルス感染症の対応につきましては、5類感染症へ移行後も引き続き感染外来の診療及び入院の受入れを行い、院内感染対策に積極的に取り組みながら、コロナ禍における市民への医療提供に取り組んでまいりました。安代診療所及び田山診療所については、地域のかかりつけ医として外来診療や各種検診を行い、田山診療所においては月に1回から2回のオンライン診療を実施しました。病院事業に統合してからそれぞれ3年目、4年目となっており、医療体制の連携、一体的な経営運営に継続して取組を進めてまいりました。
     次に、@、患者動向でございます。市立病院の延べ患者数は、入院が1万5,021人、外来が3万9,935人となってございます。前年度との比較で入院患者数は619人の増、率にして4.3ポイントの増、外来患者数は2,566人の増、率にして6.9ポイントの増となっております。入院患者の増加については、令和4年度には新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、入院患者数の減少がありましたが、令和5年度は感染防止対策を継続して取り組むことにより、入院患者数の受入れ態勢が回復し、患者数の増加につながったものと捉えております。
     安代診療所については、延べ外来患者数は3,810人となり、前年度比較で103人の増、率にして2.8ポイントの増となっております。
     田山診療所については、延べ外来患者数は3,323人となり、前年度比較で14人の減、率にして0.4ポイントの減となってございます。
     次に、A、経理状況でございます。経理状況につきましては、記載のとおりとなっておりますが、財務諸表で説明させていただきます。前に戻りまして、1ページ、2ページをお開き願います。令和5年度八幡平市病院事業決算報告書、収益的収入及び支出でございます。収入につきましては、上段、第1款病院事業収益の決算額は17億1,061万5,789円、支出につきましては、下段、第1款病院事業費用の決算額は16億1,346万7,530円となっております。前年度比較で事業収益は約340万5,000円の減、率にして2.0ポイントの減、費用については約2,515万円の減、率にして1.5ポイントの減となってございます。
     次に、3ページ、4ページをお開き願います。資本的収入及び支出になります。収入につきましては、上段、第1款資本的収入の決算額は2億4,238万9,000円、支出につきましては、下段、第1款資本的支出の決算額は3億6,186万9,031円となり、下のところに記載がありますが、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億1,948万31円につきましては過年度分損益勘定留保資金で補填をいたしました。
     次に、5ページ、6ページをお開き願います。損益計算書になります。1、医業収益につきましては合計で11億8,687万7,485円、2、医業費用につきましては合計で15億9,989万1,552円、医業利益はマイナス4億1,301万4,067円となってございます。
     また、3、医業外収益につきましては合計で5億2,236万1,004円、4、医業外費用につきましては合計で1,357万5,978円となり、経常利益は9,577万959円となっております。
     特別利益は137万7,300円となり、その結果、当年度純利益は9,714万8,259円となりました。前年度比較で890万4,540円の減となってございます。この当年度純利益と前年度繰越利益剰余金を合わせた当年度未処分利益剰余金は5億8,180万8,790円となるものでございます。
     なお、収益的収入及び収支の明細につきましては、病院事業収益費用明細書として26ページから30ページに記載がございます。また、資本的収支の明細につきましては、31ページに記載がございますので、後ほどお目通しいただきますようお願いいたします。
     次に、15ページ、16ページをお開き願います。(2)、経営指標に関する事項でございます。この経営指標については、1つ目として損益情報に着目した経営指標、2つ目として資産情報に着目した経営指標について記載しております。
     15ページ下段の経営指標の推移の欄を御覧いただきますと、まず(a)、経常収支比率につきましては105.94%となり、前年度対比0.53ポイントの減、(b)、修正医業収支比率につきましては71.70%となり、医業収益の割合は前年度対比5.0ポイントの増となってございます。16ページの上の表は、(a)、経常収支比率と(b)、修正医業収支比率の推移となっておりますので、併せて御覧ください。これらのことから、収益状況といたしましては健全な経営状態を継続しており、医業収入のほか事業に必要な費用を一般会計繰入金により賄っている状況となってございます。
     次に、15ページ下段の(c)、病床利用率については68.40%となり、前年度対比2.64ポイントの増となっております。令和4年度には新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、入院患者数の減少がございましたが、令和5年度については感染防止対策を継続して取り組むことにより、入院患者の受入れ態勢が回復し、入院患者数の増加につながったものでございます。16ページ下の表は、この(c)、病床利用率の推移となってございます。
     以上で議案第18号の内容説明を終わります。
委員長(橋光幸君) 以上で議案第13号 令和5年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第18号 令和5年度八幡平市病院事業会計決算認定についてまでの6会計の内容説明が終わりましたので、それぞれの分科会に審査を分担付託いたします。分科会審査の経過並びに内容報告については、決算特別委員会の最終日にそれぞれの分科会長から報告することといたします。
                     ☆
散     会
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委員長(橋光幸君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
     本日の決算特別委員会はこれをもって閉じ、散会といたします。
                                    (15時17分)