令和6年八幡平市議会第2回定例会
議事日程(第4号)
令和6年6月18日(火)
日程第 1 一般質問
工 藤 多 弘
齊 藤 隆 雄
田 村 正 元
出 席 議 員(17名)
1番 外 山 一 則 君 2番 田 村 正 元 君
3番 齊 藤 隆 雄 君 4番 関 治 人 君
5番 羽 沢 寿 隆 君 6番 工 藤 多 弘 君
7番 勝 又 安 正 君 8番 北 口 功 君
10番 熊 澤 博 君 11番 立 花 安 文 君
12番 渡 辺 義 光 君 13番 工 藤 直 道 君
14番 古 川 津 好 君 15番 橋 悦 郎 君
16番 橋 光 幸 君 17番 井 上 辰 男 君
18番 工 藤 隆 一 君
欠 席 議 員(なし)
説明のために出席した者
市 長 佐 々 木 孝 弘 君
副 市 長 田 村 泰 彦 君
教 育 長 星 俊 也 君
企 画 財 政 課 長 佐 々 木 宣 明 君
総 務 課 長 佐 々 木 善 勝 君
防 災 安 全 課 長 多 田 和 雄 君
ま ち づ く り推進課長 工 藤 輝 樹 君
文 化 ス ポ ー ツ 課長 関 貴 之 君
税 務 課 長 佐 々 木 聡 子 君
市 民 課 長 高 橋 繁 範 君
地 域 福 祉 課 長 齋 藤 美 保 子 君
健 康 福 祉 課 長 遠 藤 祐 一 君
農 林 課 長 佐 々 木 仁 君
花 き 研 究 開 発 田 村 春 彦 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 畠 山 健 一 君
建 設 課 長 工 藤 剛 君
上 下 水 道 課 長 高 橋 康 幸 君
八幡平市立病院事務局長 遠 藤 真 知 子 君
会 計 管 理 者 兼 橋 誠 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支 所 長 金 田 一 捷 誠 君
安 代 総 合 支 所 長 藤 原 重 良 君
教 育 総 務 課 長 坂 本 譲 君
教 育 指 導 課 長 田 代 英 樹 君
農 業 委 員 会事務局長 工 藤 紀 之 君
監 査 委 員 事 務 局長 齋 藤 啓 志 君
事務局出席者
事 務 局 長 及 川 隆 二
議 事 係 長 佐 々 木 久 禎
☆
開 議
☆
〇議長(工藤隆一君) おはようございます。ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立します。
これから本日の会議を開きます。
本日の日程は、あらかじめ配付したとおりでありますので、ご了承願います。
(10時00分)
☆
一般質問
☆
〇議長(工藤隆一君) 日程第1、一般質問を行います。
通告順位7番、工藤多弘議員。
(議員 工藤多弘君一般質問席登壇)
〇議員 工藤多弘君 おはようございます。議席6番、工藤多弘でございます。大きく3点についてお伺いしますので、ご答弁よろしくお願いします。
大きな1点目、(仮称)大更駅前顔づくり施設及び大更駅周辺開発について。3月の議会において、松西会の同僚議員が「契約は約束であり、守られなかった場合は」と、契約後に増額が必要になった際の責任について触れました。「落札業者に損はさせられない」との当局からの回答は、窮している様子がなく、あまりにも当たり前に考えているように私自身が捉えて聞いておりました。市民の方からは、「業者に損をさせるわけにはいかないと言っているが、私たちの税金を預かっている立場としての感覚や緊張感が薄いのではないか」との指摘がありました。「市民の税金で、市民生活の向上のために議論され、決定し、執行することを重く考えてほしい」とのお声であります。この方のみならず、この数年間で生活の全てにおいて値上がりの影響はあれど、限られた年金で生活している方、なかなか給料の上がらない方、そして肥料、飼料、資材と高騰を受け、収入が減っている、ここ八幡平市の基幹産業である第1次産業の農家の方々のお声もあると感じております。
(仮称)大更駅前顔づくり施設については、建設へと進むことになりましたが、いまだなお市民からお尋ねの声があります。大きな見直しを求めてきた立場として、私も説明ができるよう、ご理解を得られるよう、以下について伺います。
@、年間利用者の目標数が5万人を達成するには、市民だけの利用では難しいと考えます。かねてから申し上げてきましたが、完成前に実証実験的に、少なくとも春、夏、秋、冬とイベントを開催し、対策などを検討すべきではないか伺います。
A、近隣では、5月5日に開催された雫石町の軽トラ市は、昨年より500人多い7,800人が訪れ、4日、5日、2日間開催の花巻市東和町の土澤アートクラフトフェアでは、通りを埋め尽くすほどの買物客だったと報じられています。なぜゴールデンウイークにイベントを開催しなかったのか伺います。
B、商工会とイベントについての年間スケジュールの打合せなどを行ったのか伺います。
C、商業用及び住宅用分譲地への問合せを含めた進捗状況、また分譲する際の条件内容について伺います。
D、問合せが少なく、今後の見通しが厳しいと判断し、別の利用へのシフトをすることはあるか伺います。
E、ネーミングライツスポンサーの募集をし、契約金を施設の維持管理費に充当し、かかる経費の軽減に努めるべきと考えるが、見解を伺います。
大きな2点目、熱中症対策における市有施設の市民への開放について。電気代が上がることは、市民の生活に大きな影響を及ぼし、電気代を懸念してエアコンの使用をぎりぎりまで我慢する高齢者がいると聞きます。また、エアコンの設置をしておらず、扇風機でしのいでいる方もおります。前年は、毎日のように熱中症による救急搬送が多かったことから、市の施設で涼みながら飲食もできるスペースを整えて、広く周知してはどうか。ひいては、救急車での出動回数を減らすことにも寄与すると考える。以下について伺います。
@、熱中症対策として、日常的に開館している施設での飲食スペースの整備と、長時間の滞在を可能とし、周知、PRについて見解を伺います。
A、これは熱中症対策に限らず、高齢単身者の見守りにも通じ、学校施設が夏休み、冬休みなどで長期休み中の子供たちも利用すると、自然発生的に世代間交流が生まれ、学校以外での学びの機会になると考える。見解を伺います。
大きな3点目、女性の活躍推進について。県内26市町村が将来的に消滅する可能性があると公表され、人口減少については八幡平市も課題が多いと考えます。対策の一つとして、女性の活躍が重要になると考えます。市としての取組はあるか、以下について伺います。
@、岩手県内33市町村のうち、女性ゼロ議会は我が八幡平市のほか、田野畑村、普代村の3市村であります。市長の見解を伺います。
A、女性の雇用促進へ向けたトイレや更衣室などの環境整備を進める地元企業に、補助金として市が応援してはどうか伺います。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 おはようございます。工藤多弘議員のご質問に順次お答えしてまいります。
初めに、大きな1点目の(仮称)大更駅前顔づくり施設及び大更駅前周辺開発についてのお尋ねでございます。1つ目の年間利用者の目標達成するためのイベント開催についてでございますが、現在(仮称)大更駅前顔づくり施設の利用者予定見込み数は、1階のカフェ、チャレンジショップ、移住定住センター等については、大更駅の乗車人員や移住者交流会等の開催を考慮し1万9,000人、2階の子育て支援エリアについては、屋内公園の利用定員やイベントの開催等を考慮し1万2,000人、3階の図書館については、近況の図書館の利用状況から2万人の、合計で年間5万1,000人を想定しているところでございます。
本年度につきましては、新たに(仮称)大更駅前顔づくり施設PRイベント業務を実施し、八幡平市商工会や地元の大更商店街振興会と連携をしながら、年4回行うこととしております。その主な内容は、(仮称)大更駅前顔づくり施設の2階の子育て支援エリアに導入予定の花巻おもちゃ美術館の遊具を体験できる移動型おもちゃ美術館を、おしごとたんけん広場やはちマルシェ等、市内の各イベント会場に誘致することで、屋内公園、遊具のイメージを体験してもらいたいと考えているところであります。
次に、2つ目のなぜゴールデンウイークにイベントを開催しなかったのかについてでございますが、今年度につきましては新たに市の商工観光課、八幡平市商工会、地元の大更商店街振興会、新岩手農業協同組合八幡平営農経済センター等で構成する大更駅前はちマルシェ実行委員会を設置し、盛岡でイベントを行っている実績がある事業者のご意見、ご提言を参考にしながら、イベント内容や時期について協議を重ねているところでございます。ゴールデンウイーク期間中の開催につきましては、道の駅にしね春まつり、不動の滝まつりなど、従来からの市内の各イベントに大更駅前はちマルシェ実行委員会の構成員やキッチンカーが多数参加していることから、ゴールデンウイーク期間中における同地でのイベントの開催は困難な状況と判断したものであります。
次に、3つ目の商工会とイベントについての年間スケジュールの打合せなどは行ったのかについてでございますが、前段2つ目の答弁と重複いたしますが、本年度新たに市の商工観光課、市商工会、地元の大更商店街振興会、新岩手農業協同組合八幡平営農経済センター等で構成する大更駅前はちマルシェ実行委員会を設置し、盛岡市でイベントを行っている実績がある事業者のご意見、ご提言を参考にしながら、イベント内容や時期について協議を重ねているところでございます。
次に、4つ目の商業用及び住宅用分譲地への問合せを含めた進捗状況等についてでございますが、大更駅前線沿道商業用地につきましては、大更駅前のにぎわい創出を図るとともに、にぎわい拠点づくりを目指した商業拠点エリアを形成するため、分譲を行うものでございます。大更駅前線沿道商業用地に立地する事業者は、にぎわいの新たな拠点形成にふさわしいものとするため、市が集積を図ろうとしている小売業、飲食業またはサービス業を行う市内に主たる事業所または本店を有する事業者とし、応募しようとする事業者は、事前に創業計画書や事業計画の大まかな内容等を市商工会と相談した後に応募書類を提出し、応募者から提出された応募書類を事前審査し、一般競争入札により決定し、売却することとして進めているものであります。
現在令和6年4月10日より随時応募受付をしておりまして、令和6年7月10日をもって応募を締め切ることとしておるところでありますが、数者が八幡平市商工会に相談に伺っている状況でございます。
次に、5つ目の問合せが少なく、今後の見通しが厳しいと判断し、別の利用へシフトすることはあるかについてでございますが、現時点においては商業用地以外の活用は予定していない状況にあります。応募受付が定数に満たない場合は、改めて応募要件を市外事業者を含めるなど拡大し、再度応募を行う予定としているところであります。
次に、6つ目のネーミングライツスポンサーの募集による維持管理経費の軽減についてでございますが、現時点においてはネーミングライツスポンサーの募集は予定しておりません。ネーミングライツにつきましては、施設維持管理費の負担を軽減できるなど、メリットをもたらす反面、施設の名称が頻繁に変更されると、地域住民や利用者に混乱をもたらすことが懸念されると考えます。
(仮称)大更駅前顔づくり施設の名称については、子供たちから高齢の方まで幅広い世代の方々に愛され、大更駅前での人の集まり、人の動き、流れを生み出し、にぎわいの創出の起点になる施設を目指し、小中学校の生徒を含む八幡平市在住者から応募をいただきたいということで考えているところであります。
次に、大きな2点目の熱中症対策における市有施設の市民への開放についてのお尋ねでございます。1つ目の熱中症対策として、日常的に開館している施設での飲食スペースの整備等についてでございますが、国内における年平均気温は、100年当たり1.35度の割合で上昇しており、1898年の統計開始以降、直近5年がトップ5を占め、令和5年は最も高温の年でありました。本市におきましても、熱中症による救急搬送は25件となっております。
令和5年度夏の熱中症死亡者の状況をまとめた東京都監察医務院のデータによりますと、東京都23区における熱中症死亡者164人のうち、8割以上は65歳以上の高齢者で、屋内での死亡者148人のうち約9割がエアコン不使用であったことが分かっております。また、エアコンがあるにもかかわらず、使用していない人は95人で、64%を占めることから、電気代を懸念してエアコンの使用をぎりぎりまで我慢する高齢者も少なくないものと考えられます。
このようなことから、環境省は夏の暑い日に家で1人が1台のエアコンを使うのではなく、家族が1部屋に集まって過ごしたり、近所のお宅に集まっておしゃべりを楽しんだりと、声を掛け合って涼しいところに集まることや冷房の効いた公共の空間等におのおのが出かけることにより、みんなで涼しさを共有するクールシェアの取組を2012年から推奨しております。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年以来、屋内でのクールシェアの呼びかけを控えていた時期もあったようでありますが、新型コロナウイルス感染症の位置づけが令和5年5月から5類感染症に移行されたことや、燃料価格の高騰などにより電気料金が値上げとなっていることから、熱中症予防のみならず、家庭などにおける省エネ促進が図られるクールシェアの取組の必要性は高まっているものと考えられます。
本県では、令和5年7月時点で165か所がいわてクールシェアスポットとして登録されており、市内では八幡平市博物館、市立図書館、岩手山焼走り国際交流村、岩手県県民の森、マックスバリュ西根店、いわて生協ベルフ八幡平の6か所が登録されているところでございます。
本市におきましても、5月30日に地球温暖化対策推進員会議を開き、関係各課へ公共施設などの登録を呼びかけるとともに、市のホームページやラインで民間事業者へも登録を呼びかけているところでございます。
また、八幡平市役所、結のひろばは、市の施設で日常的に開館しており、軽い飲食もできるスペースを備えておりますことから、現在クールシェアスポットに登録を申請しているところでございますので、登録完了後は市のホームページやライン等で広く周知を図っていきたいと考えております。
なお、クールシェアは、それぞれの施設本来の用途での利用を想定した取組であることから、市の施設での飲食スペースの整備については、現在は検討しておりませんが、客足が鈍る暑い平日の日中に、ドリンクの割引サービスと絡めたクールシェア特典を提供し、集客を図っている飲食店もあるようでありますので、市といたしましては引き続きクールシェアについて周知を図っていきたいと考えております。
次に、大きな3点目の女性の活躍推進についてのお尋ねでございます。1つ目の女性ゼロ議会についてでございますが、県内でも女性議員がいない自治体が3自治体あり、その中でも、市では当市だけであることは承知しているところであります。このことに関しましては、政治への関心や仕事、生活環境など、様々な要因によるところではあると思いますが、現状を鑑みますと、市内で様々な分野で活躍されている女性は多いと感じており、ぜひ積極的に市政へ参画し、その能力を十分に発揮していただいて、市民福祉の向上と地域社会の活力ある発展を担っていただければと思っております。
議会からも、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
次に、2つ目の女性の雇用促進へ向けた環境整備を進める企業への補助制度についてでありますが、八幡平市におきましては女性の活躍推進は重要な課題であり、人口減少対策の一貫として取り組むべき重要なテーマであると認識しております。現在八幡平市では、女性の雇用促進のみを目的とした専用の補助金メニューは設けておりませんが、男女問わず雇用拡大を促進することを目的とした企業立地促進事業費補助金を設けております。この制度は、企業が建屋や工作機械などの取得と雇用拡大を一体で行うなどの要件を満たした場合、3億円を上限に整備投資額の3割を補助するものであります。直近3年間の利用実績におきましては、29人の新規雇用の増加につながり、このうち14人が女性でありました。
また、市の事業以外につきましては、子育てしやすい環境を整備するための取組や働きやすい職場環境を整備する企業を支援することを目的に、岩手県が魅力ある職場づくり推進事業費補助金を設けておりまして、100万円を上限に対象経費の2分の1を補助する制度を設けております。企業立地促進事業費補助金による新規雇用拡大に向けた取組を補完する制度として、市内企業へより一層の周知を図っていきたいと考えております。
今後も男女ともに安心して働ける効率的な就労環境の整備を推進することで、地域経済の活性化と人口減少問題の解決を目指して取組をさらに推進してまいります。
なお、このほかのご質問につきましては、教育長から答弁がございますので、以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
(教育長 星 俊也君登壇)
〇教育長 星 俊也君 私からは、議員お尋ねの大きな2点目の2つ目、学校以外での世代間交流による学びの機会についてお答えいたします。
児童生徒が高齢者と触れ合い、交流する機会を設け、高齢者に対する感謝と尊敬の気持ちや思いやりの心を育み、高齢者から様々な生きた知識や人間の生き方を学んでいくことは、学習指導要領解説総則編に示されているように、教育において重要な目標の一つであると考えております。
市内小中学校においては、地域の高齢者の方々との交流を通した学習が様々に行われておりますが、学校以外の場でも世代間交流が行われているものと認識しております。例えば地域の行事や祭りに参加した際の交流や、伝統芸能を教わる際の交流などが考えられます。そのような交流を通して、子供たちが人生の先輩である高齢者の方々と知識や経験を共有したり、共感性を育んだりするなど、共生社会の一員としての資質、能力を育成することができると考えております。
以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(教育長 星 俊也君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 では、随時再質問していきたいというふうに思います。
まず最初に、女性の活躍推進についてですが、女性ゼロ議会ということで、女性に対し、市から立候補してほしいとは言えないと思いますが、女性に市政に関心を持ってもらうことは重要であると考えております。
市では、平成20年11月26日に第1回八幡平市女性議会を開催しております。これは、八幡平市男女共同参画推進計画策定の一部として各研修を行っている内容でございます。その後、継続開催をどのようにしたのか、また令和6年からは女性議会を開催し、市政に意見を反映する方向があるのか、見解を伺います。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
確かに議員ご質問のとおり、平成20年に第1回八幡平市女性議会という開催がされておるところは承知しておるところでございます。これまでの経緯ということでございますが、大変申し訳ございませんが、その後第2回、第3回と行われたというような記憶はちょっとないところではございます。
現在、ご質問にもありましたとおり、先般の一般質問の際にもお答えいたしましたが、令和6年、今年度より、先月第1回目の女性会議を開催いたしております。殊さら女性を強調するところではございませんが、とはいえこれまで市政に直接の参画の場面という機会をいかに増やすかというところ、そして第3次総合計画の策定に向けまして、様々な施策、しかも具体的な施策をどのように踏まえていくかというところを目的として、女性会議を開催しておるところでございます。1回目は、人口減少という問題を一つのテーマとして開催をいたしましたが、以後2回目、3回目以降につきましては市の状況、施策の状況なども踏まえて、将来どのような形でこのまちづくりに参画、寄与していくかというところを視点に進めてまいれればというふうに考えているところでございます。その先の延長上に女性議会というものが見えてくるかどうかというのは、進め方ということを踏まえて実施してまいれればと、そのように捉えておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 平成20年11月26日に開催したときには、女性の視点を市政に生かすということで開催しております。これは、県立大学と一緒に計画して、当時婦人会、商工会、交通安全母の会などの女性団体の代表者18人が女性議員として4グループに分かれて、産業の振興や高齢者医療問題、災害対策、また男女共同参画社会を実現するなどのことをやっているわけです。今の答弁にありましたけれども、これを継続して、女性目線でやっぱり市政に反映することが重要だと思いますので、ぜひこれはやってほしいというふうに考えます。
いずれ令和6年度の部分については、女性議会を開催する方向で考えてほしいというふうに思いますが。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
平成20年11月26日に開催された八幡平市女性議会ということでございましたが、私も資料を頂きましたが、男女共同参画事業の一貫で開催されたということであります。男女共同参画の推進会議ですか、そちらのほうの主催で行われたものというふうに聞いておりましたけれども、その男女共同参画事業のほうでは、その後そういったことへの取組が行われてこなかったということであります。どこで主催するかということもあるかというふうに思いますが、女性議会への取組は当局で行うことも考えなければならないというふうに思いますが、ぜひ議会のほうでも検討していただければというふうに思っております。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 では、女性の雇用促進ということについて質問したいというふうに思います。
社人研の推計では、20年前から人口減少が明確であるということで、生産年齢人口減少に伴い、労働力不足をどう補うかといえば、女性、高齢者、外国人であったとあります。その中で、女性の雇用促進をどう実現させるかというのは、これは八幡平市でも大きな課題でもあります。そのためには、女性活躍推進法というのが定義されております。これに対して、特定事業主行動計画書を着実に実行することが重要だと考えます。八幡平市では、どのような行動計画を定めて実践していくのか、また今後の見通しについてどうなるのか、見解を伺います。
〇議長(工藤隆一君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 畠山健一君 お答えいたします。
先ほどの女性活躍推進法についてですけれども、女性活躍推進法につきましては101人以上の一般事業主に対して、様々な公表義務が課せられている法律となっております。また、令和4年7月8日には301人以上の事業主に対して、男女の賃金の差異を追加するという改正が行われております。八幡平市内においては、101人以上の事業者というのは大分少ないと思われますので、公表の義務はないわけでありますけれども、機会を捉えまして、事業主さん等と意見交換しながら、市のほうとして女性の雇用促進が図られるよう、市で何かお手伝いできることがあれば、様々知恵を出しまして、解決を目指して取組を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 雇用の促進については、先ほど答弁書には女性のみを対象とした補助金のメニューは設けていないというふうにありますが、その理由については、男女問わず雇用拡大を促進するということで、企業立地促進事業費補助金ということでやっているということですが、質問のほうにも出しましたけれども、女性のトイレとか更衣室とか、八幡平市の企業の環境をよくして、女性の方が働きやすい環境づくりをすれば、八幡平市で働く女性の方も増えるというふうに思いますので、補助金のメニューは設けていないと言うのですが、やっぱり女性の雇用促進ということで特化して、補助金を出す方向で考えてほしいというふうに思いますが、そこの辺をまた。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 女性用のトイレ等々の環境整備というお話でありましたが、私どものところには企業の方、あるいは働いている方から、それぞれの企業、事業所において女性の働く環境というか、トイレ等の環境について改善していただきたいとか、補助をいただきたいというようなお話というのは来ていないわけでありますので、実態がどうなのかというところは把握できておりませんけれども、企業懇談会等の意見交換のときにはそういった話も聞いてみながら、現状どうなっているかというところを確認してみたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 そこは、やっぱり事業主さんとも話をしたいということだと思います。例としてトイレとか更衣室というふうなことを出しましたので、その辺は企業さんと共有を図って進めてもらいたいというふうに思います。
次に、クールシェアのことについてお伺いしたいというふうに思います。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、クールシェアの取組を控えてきたというのはあります。大勢の方と一緒の空間にいるということがありますが、答弁書にもあったとおり、5類になったことでそういう推進を周知したいというふうに答弁ありましたけれども、市内では6か所、クールシェアスポットが登録されているということでありましたが、この6か所以外にこれからどのように呼びかけ、周知していく取組をやっていくのか。ホームページやラインで行うということですが、それ以外にどうやって市民の方々にお知らせしていくのか、多分高齢者の方とかというのは、そういうの分からない部分あると思うのです。その辺は、どのような対応をしていくのか、見解を伺います。
〇議長(工藤隆一君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 工藤輝樹君 お答えいたします。
まず、クールシェアスポットですけれども、昨日時点では結のひろばも登録されまして、あと五日市コミュニティセンターも登録されたところでございます。答弁書の内容にもございますとおり、5月30日、市のほうで会議を開きまして、課長補佐を構成員とする地球温暖化対策推進員会議を開催しまして、市役所の施設はもとより、関連する指定管理施設等の登録も呼びかけているところでございます。また、市のホームページでは5月31日、また公式ラインでも6月3日に広く呼びかけをしているところでございます。
これまでクールシェアの呼びかけというのは、実質市のほうでは積極的に行っていなかったのが実情でございます。今回広く呼びかけることによって、ある程度登録される施設が固まってくると思いますので、ある程度市内施設が多くなった時点で、広報等を通じて市内に広く周知できればいいかなと思っておりますが、もう間もなく7月、8月となってまいりますので、今年度についてはホームページ、ライン等での周知が、現状では……すみません、今年度についてはそういった対応になるのが実情となると思われます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 今各コミセンでもそういういろんな方、いろんな行事があって、コミセンスペースもあって、いろんな方が入れないというか、利用できないという部分もあると思いますが、そういう各地区にあるコミセンもやっぱり利用して、市民の方に夏は涼しいところ、また冬には暖房でぬくまるんですよと、そうすることによって、いろんな世代の方が自然に集まって、自然にコミュニケーションが取れると。学校のほうの授業以外にも、そういうふうなのができると思いますので、ぜひコミセンのほうも拡大をしていってもらいたいというふうに思います。
あと、大更駅前開発のほうに移りたいというふうに思います。それで、大更駅前顔づくり施設の建設が決まって、着工に入ったわけですが、この大更駅前顔づくり施設の費用対効果とか、その施設を建てて市としては、採算ベースというか、建物を建てて、あとは使ってくださいよということではなく、やはり採算ベース、これから指定管理事業主さんになるのだと思うのですが、いずれ前の私の質問の中でも、管理費用が7,000万から9,000万かかるという管理費です。これも市民の税金を使うわけです。やはり市としても、建物を建てました、では採算ベースの費用対効果を考えながら、採算ベースを含めながら考えているのか、その辺を確認したいというふうに思いますが。
〇議長(工藤隆一君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 畠山健一君 お答えいたします。
現在大更駅前顔づくり施設についての建設が行われているわけですけれども、同時に今様々検討を進めております。運営方針、あとはガイドライン、あと指定管理をどうするかということを含めて検討しております。その中でも、当然採算性も含めた議論を行いますので、そこの会議の場で様々検討してまいりたいと考えております。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 いずれ公共事業は投資というわけですが、民間であれば、建物建てました、ではこれをいつ、何年かかって償却して、借り入れたものも返却して、そして収益を上げるというふうになると思うのですが、どうしても行政のものについては、その辺の認識が、建物を建ててしまえば、あとは利用者が使ってください、もし赤字経営になったときには、補正を組んで一般財源から投入するというふうな、ランニングコストが、これからまだ始まる前ですが、いずれそういうマイナス面が生じる場面があると思うのです。20億の投資を使ってやる事業ですので、やはりその辺は、これからと言っていますが、しっかりとやっていかないと、税金で市民がそういう維持管理費なり、その部分を支払っていくことになるので、しっかりとやってもらいたいというふうに思います。
それから、大更駅前はちマルシェ実行委員会が設置されたということですが、イベント内容や時期等、開催時期とか、検討したというか協議した内容が、分かる範囲でいいですが、今までの内容を教えていただきたいというふうに思います。
〇議長(工藤隆一君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 畠山健一君 お答えいたします。
はちマルシェにつきましては、開催時期を10月の中旬を予定しているものでございます。また、昨年も行いましたけれども、花巻市のおもちゃ美術館の出張おもちゃ美術館を併せまして、昨年同様の形で開催をしたいと思っております。
以上になります。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 昨年同様と言ったけれども、答弁書にもあったように、年間4回行うと答弁書ありますね。今言ったように、昨年に行ったおもちゃ美術館とかあるのですが、今までその組織、商工観光課、商工会、地元の大更商店街振興会、新岩手農協八幡平営農経済センター等の、そういうイベント検討した内容、またゴールデンウイークには道の駅とか、そういうイベントは重なってできないということですが、大更駅前顔づくり施設について、いわゆる地元の商店街を有して、やっぱりいろんな意見を出しながら、あそこでやってもできたはずだと思うのです。これの計画は、もう10年以上もかかってやっているわけです。私も、何回も一般質問させていただいているのですが、その中でも明確に、これからです、決まっていないことは言えないと思いますが、方向性としては、にぎわい創出といえば、盛岡のキッチンカーの方の意見を聞くのもいいのですが、やっぱり地元の商店街、地元の方が利用できるような、いろんな若い人たちから農家の人たちと、そういうふうにしてやっていかなければ、にぎわい創出につながらないと思うのです。すごく活字にはいろんなにぎわい創出だというのですが、実際には具体的な案がないように、私何回も質問させていただいて、いつも同じような答弁書になっているわけですが、その辺やはりもうちょっと具体的に進める必要があるというふうに思います。
今10区画の商業施設がある。今数件、商工会さんのほうに問合せがあるというふうにありますが、実際のところ何件ぐらいの件数が来ているのですか。締切りが7月10日をもって一回応募を締め切るということでありますが、今何件問合せがあるのですか。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 最後のご質問は担当課のほうに答えていただきますけれども、前段からのご質問というか、ご意見だというふうに思いますが、なかなかご答弁させていただくところが、場面がなかった、求められていなかったようなところもあるわけでありますが、まずちょっと申し述べさせていただければ、やはり民間の投資、費用対効果のお話がありましたが、当然顔づくり施設の1階、2階部分については利用料をいただくことを、各種サービスをもっていただくことを検討しております。ただ、図書館とか、そういった施設については、もとより料金をいただきながら運営していくというような施設ではありませんので、公共施設の使命は何なのかというところは、やはり民間と同じような考え方で運営するということは非常に難しいといいますか、そもそも目的が違うというふうに思っています。あくまでも費用対効果を考えれば、市民サービスの向上が図られることがやはり効果として現れるわけでありますので、そのサービスの向上、そしていかに多くの人に来ていただけるか、そして周りの新しい商店街にどれだけ人を呼び寄せることができるか、ここが成果となって表れるものであります。
そして、いろいろイベントのお話もされましたが、去年の11月に、まず大更駅前はちマルシェということで、2,500人ぐらいが来ていただきまして、にぎわいがあったところについては工藤議員もいらっしゃっていただきましたので、そこのにぎわいは感じていただいておるというふうに思いますが、そのような大きなイベントというのは、なかなか年間に何回もできるかということは難しいかなというところもあります。ただ、感じたところが、前回、昨年は、いろいろ経緯はあるのですが、市が主催して行って、商工会の皆様にも頑張っていただいたということであるわけでありますが、やはりイベントは市が主催というよりは、実行委員会をつくって実行委員会で行っていくということでありますので、商工会等をはじめ、そういった団体の皆様が主体的に考えて動いていただくというところを目指していきたいと思っています。特に今年は、やはり工事が始まりますので、あの場所でイベントを行うというのは、非常に危険も伴う部分もあるわけでありますから、建設と同時に、イベントの回数も多くしていかなければならないのはそのとおりかなというふうに思うところはありますが、たださっき申し上げましたとおり場所の問題がありますので、フーガで行うとか、あるいはほかの場所でも、最初のご答弁で申し上げましたが、花巻おもちゃ美術館、出張おもちゃ美術館ということで、大更駅前のみならず、各地で年4回来ていただいて、大更の駅前の2階にはこういうものが入るのだよというところを市内各地でイベントを行いながら、そこを周知していくということも一つの考え方であるというふうに思って、現在検討しているところであります。
いずれ大きなイベントであれ、小さなといいますか、本当に手軽にできるようなイベントであれ、そうやって人が集まっていただく環境というのは、これから建った後も継続して行っていかなければならないと、そういった思いでありますので、毎年同じことをやるということではなく、その状況、状況に応じながら、イベントの開催というものは考えていきたいというふうに思っています。
〇議長(工藤隆一君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 畠山健一君 お答えいたします。
最後の10区画の問合せ件数につきましては、ただいま商工会さんのほうに相談して、計画書のほうを今作っているという段階でありましたので、そこは数件ということで、実際に応募というところまではまだ行っていないという状況になりますので、数件ということでご答弁させていただきたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 数件ということで、はい。もしその数件が実行になって契約締結する際に、分譲した場所を、例えばいつそれまで買いましたと、それをいつまで着工して建てるのか、完成させるのかとか。これについては、区画は買ったのだけれども、しばらくほっておいて、草が生えて、草が生えると虫が発生して、近隣の方々から衛生上悪いと。そしてまた、景観的にも、駅前ですから悪いという懸念があると思うのです。契約時のときに、そういう契約内容で、いつそれまで完成させるというのを、契約書のほうの中身に盛り込まれているのか、確認したいというふうに思います。
〇議長(工藤隆一君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 畠山健一君 お答えいたします。
購入しました商業用地につきましては、取得後3年以内に創業を開始するということで条件をつけております。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 さっき市長答弁ありましたけれども、大きなイベントもあり、それから規模が小さなというか、それもありだと思うのです。やはりここは共通だと思うのです。大更駅前のにぎわい創出については、大々的なイベントも、大きなイベントも、そう何回もというのもあるのですが、いずれ要は雫石町の軽トラ市みたいに毎月やるような、そういうふうにしてやっていかなければ、キッチンカーが来ました、おもちゃ美術館がありました、それはそれで情報提供すればいいと思うのですが、やっぱりにぎわい創出と考えたときに、新しい複合顔づくり施設を起点とした取組であれば、今工事中だけれども、前の文化ホールさん、商業住宅予定地のほうですか、スペース空いているわけですよね。あそこら辺も利用して、いずれ小規模でも、大更商店街振興会ももとよりですが、地元のそういう今やっているのは、フーガの広場で朝市をやっているわけです。ああいうふうな形をやはりやるべきだと思うのです、盛岡のキッチンカーだけに頼らず。その辺を、先ほども言ったのですが、具体的にやっぱり商工会、市がリードするのは分かります。商工会なり、地域の商店街振興会のほうでやっぱりやっていかないと。市長がいつも顔づくり施設の起点になるというのについては、ちょっと具体的な協議内容が何か毎回これから、これからということですので、でももう建設は決まっているわけです。ここは、スピーディーにやっぱり取り組むべきだと思いますので、その辺のにぎわい創出に関しての小規模のイベントというか、その辺の考え方というか、進み方、方向性を、しつこいようですが、見解を伺いたいというふうに思います。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 イベントにつきまして、軽トラ市とか、いろいろ事例を出されてお話がありました。八幡平市内でも山賊まつりとか、大きなイベントをはじめ、各地域で様々なイベントを開催しているわけであります。全てのイベントを一緒くたに考えるということではなくて、やはり大更の駅前のにぎわい創出のためにつながるイベントをどう構築していくのかというところ、それの目的に合致しない、いわゆるほかのイベント等も一緒に考えるというのはちょっと違うかなというふうに思うわけでありますので。何もやっていないかのごとくのお話でありましたが、いろいろ検討しながら昨年は、繰り返しになりますけれども、大更駅前はちマルシェも初めて開催をし、ひとつ手応えをつかんだというようなこともありますので。ただ、繰り返しますけれども、工事中だということで、そこの場所では無理だと。であれば、先ほど東側のお話もありましたが、なかなかイベント広場に活用できる場所というのは東側にはないわけでありますので、フーガの広場でいろんなイベントを開催することも当然検討しながら、今いろいろ議論を進めているわけでありますので、イベントとして、にぎわい創出に向けたイベントと同じことを繰り返すということではなくて、いかにその集客を高めるかというところを、ちゃんと目標、目的を持ってそのイベントを計画していく。そして、建物ができる前とできた後の環境も当然変わるわけでありますので、そこも併せてできた後に、例えば大更駅前の都市計画道路を歩行者天国にしながら、盛岡のよ市みたいな形のものをやるとか、いろいろな考え方はあるというふうに思いますので、そこまでを考えながらイベントの開催というのをやっていかなければならないというふうに思っています。
ただ、いろんなことをやりたいという思いはあるわけでありますが、その都度その都度思いつきと言ったらあれですけれども、そういうイベントをその場、その場で行っていくということではなくて、やはりしっかりと目的、目標を持った、そういったイベントを、繰り返しますが、先々まで考えた、そういった取組にしていきたいというようなことで実行委員会を今回つくったということで、いろんな意見もいただけるというふうに思っておりますので、しっかりと展開していきたいというふうに思っております。
〇議長(工藤隆一君) 6番、工藤多弘議員。
〇議員 工藤多弘君 いずれここの本庁舎が27億かかっているわけです。今駅前開発には20億ということで、いずれ現庁舎に劣らない資金を投入して使っているわけです。そして、何回も維持管理費もかかってきます。こういうふうなものについては、やっぱりオール八幡平ということで、お互いに相互的な課題とか問題点、情報共有をして、ぜひ議会と商工会さんとの意見交換というか、情報交換をできるような開催を設けてもらいたいというふうに思います。これは要望ですが、オール八幡平ということで、問題を抱えている、これから八幡平市の顔となる施設なので、そこはやはり同じく共有したいというふうに思います。商工会さん、大更商店街振興会さんですか、商店街の、ぜひそういう場があれば設けてもらいたいということで、これは要望でございます。
以上で私の一般質問を終わります。
(議員 工藤多弘君一般質問席降壇)
〇議長(工藤隆一君) これで工藤多弘議員の質問を終わります。
ここで11時15分まで休憩いたします。
(10時59分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇議長(工藤隆一君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(11時15分)
〇議長(工藤隆一君) 引き続き、一般質問を行います。
通告順位8番、齊藤隆雄議員。
(議員 齊藤隆雄君一般質問席登壇 ※プロジェクター使用)
〇議員 齊藤隆雄君 議席番号3番、日本共産党、齊藤隆雄です。大きな2つの点について質問させていただきます。
1、支援学校の通学支援について。現在八幡平市から県立盛岡みたけ支援学校や盛岡となん支援学校の通学は、放課後学童施設によるバスの通学支援や保護者による学校までの送迎などにより行われております。通学支援や今まで求められてきている分教室の開校などに向けて、以下についてお伺いいたします。
@、直近で市内から支援学校に通学している児童生徒数は、小学部、中学部、高等部、それぞれ何人かをお伺いいたします。
A、個人で送迎されている方への支援は不十分だと、保護者の方からお伺いいたしました。現在どのような支援を行っているのか。また、今後支援拡大の取組は検討されているのかをお伺いいたします。
B、市内から支援学校へのスクールバスの運行は行われておりません。距離や交通事情から、保護者にとって大きな負担で、特に冬季の送迎は負担と危険性が大きくなります。通学の安全確保の観点からも、スクールバスの運行は有効であると考えますが、実施の考えについてお伺いいたします。
大きな2番目、田山グラウンド緑化について。田山グラウンドは、これまで夏季は地域の運動会や野球、ソフトボールなどの競技を中心に使用されてきました。現在進めておられる緑化計画や、今後のグラウンド運用などについてお伺いいたします。
@、グラウンドの緑化の目的についてお伺いいたします。
A、ソフトボール競技の試合や練習は、この計画により不都合なことはないのかをお伺いいたします。
B、緑化計画の取組内容と今後の見通しについてお伺いいたします。
C、パークゴルフの大会が実施されているとお伺いしました。地元の声は、芝生の整備されたコースがいつできるのか大変期待をしております。具体的な時期についてお伺いいたします。
以上、2点について質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 齊藤隆雄議員のご質問に順次お答えしてまいります。
初めに、大きな2点目の田山グラウンドの緑化についてのお尋ねでございます。1つ目のグラウンドの緑化の目的でございますが、令和3年6月に市パークゴルフ協会会長と田山パークゴルフ協会会長の連名で要望書を頂き、市といたしましては、田山グラウンド近隣住民への砂ぼこりの対策と田山グラウンドの有効活用を課題として捉え、グラウンドの緑化について進めているところでございます。
次に、2つ目のソフトボールの競技の試合や練習には不都合がないのかについてでございます。田山グラウンドの令和5年度における利用実績として、野球及びソフトボール競技については、スポーツ少年団の野球が1件、32人でございました。緑化を計画するに当たり、グラウンド南側のソフトボールコートの内野部分につきましては、これまでどおり土のグラウンドとすることで整備をしております。これにより、今後も野球及びソフトボール競技の利用には支障が出ないものと考えております。
次に、3つ目の緑化計画の取組内容と今後の見通し、併せて4つ目の緑化の具体的な時期についてでございます。令和4年度よりグラウンドの一部で育成試験を行い、整備方法を検討してきたところでありますが、グラウンドの広さや土壌、水はけの問題があり、土壌改良や芝生の舗装工事に多額な費用がかかることから、現時点ではできるだけ費用をかけずにということを前提とし、除草剤は使わずに草の刈り込みだけで緑化を進めているところであります。
今月6月4日には、第2回目となる市長杯パークゴルフ大会が市パークゴルフ協会主催で開催され、約60名の参加者が日頃の練習の成果を競われておりました。参加者の方からは、芝生は育ってきているが、芝生の種子の直まきなども視野に入れてみてはどうかとの声もいただいております。砂ぼこりへの対策を講じながら、より多くの方に利用していただけるような緑化整備を引き続き検討してまいります。また、緑化の具体的な時期につきましては、実施方法と併せまして、現在検討しているところでございます。
なお、このほかのご質問につきましては、教育長から答弁がありますので、以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
(教育長 星 俊也君登壇)
〇教育長 星 俊也君 私からは、大きな1点目の支援学校の通学支援についてのご質問にお答えいたします。
初めに、1つ目の市内から支援学校に通学している児童生徒数についてでございますが、今年度八幡平市内から支援学校に通学している児童生徒は、合計33名となっております。内訳でございますが、小学部に9名、中学部に12名、高等部に12名となっております。
次に、2つ目、どのような通学支援を行っているかについてでございますが、現在は八幡平市障がい児通学支援手当支給事業により支援しております。この事業は、八幡平市内に住所を有する障がい児を市外の特別支援学校に送迎する保護者の負担を軽減するとともに、障がい児の子育て支援や社会参加等を支援することを目的として実施しております。通学支援手当は月額5,000円であり、現在5名が利用しております。
特別支援学校に通学する児童生徒を持つ家庭の多くは、民間のサービスを利用されております。今年度は、登校または下校の送迎サービスを22名ほどが利用していると把握しております。個人で送迎されている方のご負担が大きいということにつきましては把握しておりますので、今後そのような方に対し、どのような支援ができるか、関係各課で協議、検討してまいりたいと考えております。
次に、3つ目の市内から支援学校へのスクールバスの運行の実施についてのお尋ねでございます。スクールバス運行の目的は、通学する小中学校の学区内において、遠距離通学をする児童生徒の負担軽減を図るためとしており、本市では小学校でおおむね4キロ以上、中学校でおおむね6キロ以上を基準としてスクールバスの運行を実施しております。
市内から特別支援学校への通学方法としましては、保護者の送迎、バスや鉄道の、いわゆる公共交通機関の利用、福祉有償運送の利用、放課後等デイサービスの送迎支援による下校など、様々な方法が取られております。
また、現時点で市内の児童生徒が通学している特別支援学校につきましては、盛岡みたけ支援学校、その分校である奥中山校と二戸分教室、盛岡となん支援学校、三愛学舎の計5校でございます。なお、それぞれの特別支援学校が位置する市町は、盛岡市、滝沢市、二戸市、矢巾町及び一戸町と広範囲にわたっております。
特別支援学校への通学に要する経費につきましては、県が特別支援教育就学奨励費支給要綱に基づいて支給することとなっております。保護者が各学校へ申請書類を提出し、その内容について所属する学校が審査し、適宜経費を支給するものであります。
議員ご提案のスクールバスの運行につきましては、現在市から通学している特別支援学校は5校であり、市でバスの運行を実施するとなりますと、公平性などの観点から全ての学校に対応する必要も生じてまいりますし、バス車両の台数確保や運転手、付き添いする方の配置など、様々な検討課題があると考えております。
特別支援学校への通学につきましては、大きな課題の一つであると認識しておりますので、市としてどのような支援ができるのか、関係各所から情報を集め、引き続き調査を進めてまいりたいと考えております。
また、県に対しましては、3年前から市内に特別支援学校の分教室を設置するよう要望しております。特別支援学校の分教室が設置されることにより、通学に要する負担の軽減にもつながるものと考えておりますことから、今後も粘り強く要望してまいりたいと考えております。
以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(教育長 星 俊也君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 大きな1番目のテーマから再質問させていただきます。
令和3年9月27日付の「特別支援教育の充実について」という文書の中で、義務教育段階の子供の数は、2009年度、全国で1,074万人、10年後の2019年度は973万人、5.4ポイント減少しております。一方で、特別支援教育の児童数ですが、2009年度25万1,000人、2019年度は48万6,000人と、約倍増しております。子供が減る中においても、支援学校に通う児童数は、岩手県においても……これは県のデータなのですけれども、在籍数という部分、これは支援学校に通っている児童が、令和5年度であれば1,505人、そのうちの通常の各小学校、中学校なりに支援学級として設けている児童の数が4,736人で、そのうち特別支援学級と通常の教室で授業を受けている方の数という形で、この数字を見ていただいても、ピークは1,718人という、平成27年度にはなるのですけれども、児童数が減少、通常の形の減少に比べれば、支援学校の対象になる児童数はほぼ横ばいという形になっていると考えられます。
そこで、まず最初にお伺いしたいのは、この質問の序盤の部分にありました市内の分教室の開設に向けて、3年前から要望していたということなのですけれども、これまでの経緯、経過と現在の取組について、またこれからはどのような形で進めていくのかという点についてご質問させていただきます。
〇議長(工藤隆一君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 田代英樹君 お答えいたします。
分教室の設置につきましては、議員ご指摘のとおり3年前から、教育長の答弁にもございましたけれども、進めてきているところです。実は、今年度に入りまして、5月に要望というよりも協議ということで、県の教育委員会に私どもで訪問をいたしまして、進めているところであります。これまでは、保護者の方からのご意見、例えば通学に関わる負担であるとか、そういったことを要望としてお伝えしてきたところでしたけれども、5月に行った内容といたしましては、具体的にどの辺りに分教室を設置するのか、具体的な学校のイメージであるとか、また今後どのくらいの数のお子さんが分教室に通われることとなるのか、また近隣市町との、そこにいらっしゃるお子さんがどのくらいこちらに入ってくることが予想されるか等も含めて、具体的にお話を詰めて、意見交換をしてまいりました。実は、その際にも、県の教育委員会と相談をしたことでしたけれども、7月か8月のあたり、夏頃に再度また協議の場を設けて、具体的に進めていくということで話をしております。新しい段階に来ているなという認識でおりました。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 この先ほどの計画書なのですけれども、これは令和3年度から令和10年度までの計画という形になっています。この文章の中に、二戸地区の支援学校の開校に向けた計画が載っていました。その内容を、令和3年度の部分で載っていたということで、今年度の5月20日の岩手日報の1面に載りました、小中高一貫の支援学校が二戸市にできると。旧福岡工業高等学校の敷地内ということで、現は北桜高等学校のところにその一貫高校ができるということが新聞紙上に載りました。当市の分教室の要望は、令和3年度ということですので、ちょうどこの計画とのはざまというか、という部分になってしまったのかなとは思うのですけれども、10年度まではこういう計画で進めるという内容がある中で、今すごく前向きに進むようなことが言われましたけれども、途中での追加計画というか、そういう部分は可能として捉えていいのかどうかお伺いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 田代英樹君 お答えいたします。
実は、5月に行われました協議の場でも、県教委の担当者のほうからは、その整備計画が10年度まであるということがお話の中で出てまいりました。それについて私どもからも申し上げたのですが、そこに載っていないということは、分教室は令和10年度まで設置されないということですかということを申し上げました。そういうことではないというか、歯がゆい回答だったわけですけれども、我々はそれを覆すように、何が条件として整えばそういったことが可能になるのかということを、協議をこれから続けてまいるということでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 ぜひ前に進めるようにお願いいたします。
それに関連するわけではないですけれども、ちょっと今の支援学校の通学について、確認というか、お聞きしたいことがございます。というのは、今現在私の住んでいる田山地区には該当する児童はおられないのですけれども、例えば田山地区でそういう児童さんが出たというか、対象になった場合に、小中高ともなのかどうか、ちょっとその辺はあれですけれども、義務教育であれば市内の学校なり、支援学校という部分で考えれば、盛岡なり二戸とかという部分に、障がいの程度にもよったりとかすると思いますが、県またぎの、例えば秋田県鹿角市にある特別支援学校に、田山地区であれば通学ということを考えると、すごく時間的なロスとか、時間の部分とか、負担の軽減を考えると、そういう通学ができるものであればすごくよろしいというか、一番ベストなのかなとは考えるのですけれども、そういう県をまたいでの支援学校への通学というのは、小中高とも可能なのかどうかお伺いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 田代英樹君 お答えいたします。
まず、高等学校、県立の場合につきましてですけれども、これはお調べして確認をしなければならないので、今後ちょっと確認をさせていただきたいと思いますけれども、高等学校であれば八幡平市の生徒、子供が秋田県に通うということはこれまでもあることと承知しておりますので、県立学校であれば、そういったことも可能であるというふうに考えます。
小中学校のお子さんにつきましては、同じように盛岡市内等にある県立の特別支援学校に通うということは当然あるのですけれども、県をまたいでという事例がこれまであったかどうかということも含めて承知していないものですから、ちょっとお答えが難しいかなと思っていたところです。ただ、県立学校の例を考えると、不可能ではないものとは考えるのですが、軽いお答えはできないものと思っておりましたので、と考えております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 1番目のご回答に、現在33名の方が支援学校に通学されているということがありました。自宅というか、保護者の方が送迎されている方が5名おられるということで、5,000円の通学支援を受けているというご回答もございましたが、市内の施設をご利用して、デイサービスというか、そういう施設をご利用された方が、多分22名の方がそこに集まって、保護者が連れていって、その方を施設の方が送迎しているという方が22名で、保護者の方が行っている方が5名なのですけれども、合算すると単純に27名なのですけれども、33名おられる中のあとの6名という方は、どういう形での通学手段を使っているのか。
〇議長(工藤隆一君) 地域福祉課長。
〇地域福祉課長 齋藤美保子君 お答えいたします。
残りの6名の方につきましては、入所、寄宿舎に入ったりというところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 次の質問です。通学支援の5,000円という具体的な金額が出ましたので、ちょっとお伺いさせていただきますが、この5,000円の算定に当たっての根拠というか、確定するまでの手当の決定に対して、どういう算定をしたのかお伺いしたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 地域福祉課長。
〇地域福祉課長 齋藤美保子君 お答えいたします。
手当の月額5,000円については、制度が始まった頃に検討されて、この金額になったものと承知しておりまして、具体的な算出方法につきましては今分からない状況でございます。申し訳ございません。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 すみません、制度そのものが何年から開始されたものかお分かりですか。
〇議長(工藤隆一君) 地域福祉課長。
〇地域福祉課長 齋藤美保子君 お答えいたします。
こちらの支給事業実施要綱につきましては、平成20年の3月27日の告示になっておりますので、すみません、恐らく平成20年度からではないかなというふうに思っております。その間改正もございましたので、すみません、どの部分が改正になったかまでは承知しておりませんので、事業の実施要綱につきましては平成20年の3月27日でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 当初の制度制定されたときから、この5,000円という金額は変更がないということでよろしいのですか。
〇議長(工藤隆一君) 地域福祉課長。
〇地域福祉課長 齋藤美保子君 お答えします。
20年、そして最終改正が平成28年の3月にも改正されておりまして、現在の月額でしか私今認識しておりませんでしたので、その28年の改正がどのように、また当初の金額が幾らだったかというのは、今ここでは承知しておらない状況でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 金額が多い少ないということよりも、社会情勢とか、公共の鉄道、バスを利用して、例えば大更から青山までという部分考えると、小中高によって定期代の値段はもちろん変わるのですけれども、約1万円以上の通学定期代はかかるという形で、具体的な幾らというのはあれですけれども、一応1万円以上はかかるだろうなという部分。それと、その半額を市が補助するとして考えた場合に、5,000円という金額は、全く算出できない金額ではないのですけれども、昨今の物価高騰とかいろんな部分考えると、この5,000円についての見直しは必要ではないかなということを、一般質問なので、意見を言う場ではないのですけれども、そういう部分を少し考慮していただくことをお願いしておきたいと思います。
スクールバスの件なのですけれども、公平性という部分で漏れなくやると、実施するとなると大変だという、大変というか、今すぐにその全部を実施できないという部分はご答弁にありましたけれども、例えば盛岡市内の部分で、スクールバスが小中は運行されているのですけれども、その中継地点というか、支援学校まで行かない中でスクールバスに乗車、途中で拾っていただくという言い方もあれですけれども、そういう送迎部分は可能であるかどうか、まずお伺いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 坂本 譲君 お答えいたします。
現在のスクールバスの運行規程、八幡平市教育委員会の運行規程によりますと、市内の各小学校及び中学校における遠距離通学の児童生徒に対して通学の便を図るために運行しているものでございますので、現時点では難しいものというふうに考えております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 実は、2023年5月22日に県の教育委員会の教育長に対して、みたけ支援学校のスクールバスの高等部までの延長を求める要請とか、2024年であれば2月9日にスクールバス、高等部の実現を求める要請とかという部分で、要請文を県のほうに、盛岡市なり、広域のご利用されている市町村にアンケートを取って、そういう支援要請をされているのです。今現在みたけ支援学校スクールバス送迎についてのアンケートということで、八幡平市の方も対象でして、そういう形ではアンケートの記入をされた方も八幡平市におられるかとは思います。この部分に関しては、小中にプラス高等部についてもスクールバスの運行をしてくださいという要望でありますが、当市においても個人で送迎されている方が現在も5名おられるという部分を考えると、支援金を出しているからというか、そういう形で行ってくださいというよりも、父兄の負担なり安全性なり、最初の質問にありました冬季の安全性確保という部分を考えると、スクールバスの運行というのは必要だと考えますが、今後におけるさらに前に進めるための検討というのはしていただけるものかどうかお伺いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 お答えいたします。
先ほどの答弁でも申しましたけれども、保護者の方の負担がいかに大変かということは重々承知をしております。実際に県に要望したときも、保護者の方と一緒に我々参りまして、その保護者の方の声も直接届けてまいりました。送迎をしているために、きちんとした職に就けないでいるような苦しさであったり、あるいは体の不自由なお子様を朝早く起こして連れていかなければならない苦労であったり、様々な苦労を抱えながら、このようにして遠方まで届けているという保護者の切なる声を県に伝えてきたところであります。
今後についてということでありますが、そういったご苦労を受けながら、何としても今努めたいと思っておりますのは、分教室の早期の設置ということでありまして、そのことにとにかく全力を注ぎながら、八幡平市内のこういった教育を必要としている子供さんたちが通学の不便を感じずに通うことができるような、そういう環境を整えていけるように、関係課とも連絡を取りながら、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 中学校の統合のこともございます。場所の策定というのは今年度になるかとは思うのですけれども、例えば一緒の、どこの敷地に入れるというのはなかなか難しいとは思いますので、空いた校舎の跡地とかを利用していただいて、ぜひ分教室の開校に向けて前向きに取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。
大きな2番目の質問にさせていただきます。田山グラウンドの現状の写真がこちらです。ほとんどベアグラウンドというか、芝生がついていない状態にカップを切ってパークゴルフをしているという状態であります。
最初に、ちょっとお伺いしたいのは、西根総合運動公園の体育館の東側になるのかな、今コースが、写真をちょっと紹介しますと、この部分とかこういう形で、国道から入ったところの左側にパークゴルフ場のコースがあるのですけれども、このコースをいつから手がけて、どれぐらいの期間でコースが完成したのかをまずお伺いしたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えいたします。
八幡平市総合グラウンド内にありますパークゴルフコースについてのお尋ねでございます。いつからというところにつきましては、数字を持ち合わせておりませんが、こちらにつきましては特に芝生の整備をしたところではございません。もともとこういった芝生のところを、木を伐採する必要がありましたので、伐採をして、このような状況になったところに、西根地区のパークゴルフの団体が敷地の借用という形で貸出しをしております。管理につきましては、団体のほうで行っているという状況でございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 現在の田山の緑化計画を進める中でのパークゴルフ場の整備を、愛好家の方とか、そういう協会の方の要望を取り入れた形で現在進めているのですけれども、令和3年度にそういう部分で要望書を頂いた中で取り組んできたということなのですけれども、既にもう2年たっていてこの状態であります。市長は、昨今の田山振興協議会のご挨拶の中で、今年の8月まで、まずちょっと今現在様子を見て、その後どうするかはまた考えますというご挨拶が確かに私の記憶ではあったと思いますけれども、現状を見ますと、なかなか芝生というか、緑化に向けて、何かいい材料が現在はないように感じるのですけれども、これから協議ということですけれども、具体的な進め方等、今現在分かっている点があればお聞きしたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
市長答弁にもございましたが、田山グラウンドにつきましては、砂ぼこりへの対策とグラウンドの有効活用ということで考えております。田山グラウンドは、もともと多目的に使える施設というところで位置づけておりますので、引き続き多目的に使っていただけるような整備を行ってまいりたいと思っております。まず、第一に近隣住民の方への砂ぼこりというのが重視されるべきと思いまして、これまで取組を行ってきました。分析、状況を確認したところ、グラウンド整備を行います、網状のマットデッキというものを軽トラック等に連結しまして引きずるというところで、砂ぼこりがおきやすい。それは、当然グラウンドが乾いた状態でやりますので、特に春の風の強い時期というところと相まって、そのような状況が生まれておったと把握したものでございます。
令和3年以降、そういったこともありまして、利用実態を確認しまして、北側についてはなかなか利用されていないという状況がありましたので、そちらのほうにはレーキはしないと、そういう整備をしないと。南側につきましては、市長答弁にありましたとおり、ソフトボールあるいは野球でも使っていただけるようにグラウンド整備をするというようなことでやったところ、住民の方、一部の方のお話を聞いたところでございますが、大分よくなったというところでお話を伺っていたところでございます。
ですので、この状態の中で、さらに種等々をまいてということを考えますと、一旦土が硬くなっておりますので、耕す、あるいは傷をつけるというようなことが必要になってくると思います。そうすると、また砂ぼこりが生じてしまうと。当然その種をまく時期等々を考えますと、なかなか妙案が浮かばないというところが実質的なところでございます。3年程度たちまして、草が少しずつ見えてきたというところも捉えまして、ではそこに生えてくる草はこのまま生やしていていいものかというところも、指定管理をお願いしております八幡平市体育協会では松尾ラグビー場等、管理の実績がございますので、そういったところの意見を伺いまして、市の体育協会とともに今知恵を絞っているところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 昨日なのですけれども、細野でたくさんサッカー場を整備されている方に、どうやったら芝生なり、緑化につなげられるかなということで、ちょっと助言をいただくというか、こういう質問の機会、せっかくですので、少しでもアドバイスというか、ご提言になればなということでお聞きしました。山とかを切り開いてサッカー場を造ったのですけれども、その内容を聞きますと、当初は切り開いた中にかなりの砂を入れて、くいを打つというか、そんなに太いのではないと思うのですけれども、地面に酸素を、空気を送れるような穴をたくさん、ゴルフ場の整備でも何かそういう形で芝生を養生するそうなのですけれども、そこに種をまいて養生するということを言っておられました。
多分今の田山グラウンドの状態は、粘土というか、除草剤という部分よりも、粘土で完全に植物が生きられないというか、水があれば多少上っ面だけで生きるかもしれないですけれども、当然風が吹いて乾くわけですから、冬場を越えて春先に見ても、全然草も出てこないところを見ると、除草剤云々の問題ではなくて、多分全く空気が入らない状態、もう完全に粘土の状態になっているのかなと思いますので、パークゴルフの愛好者の方にしてみれば、ここを例えば1年かけて整備するという時間というか、そういう部分は多分無理だと思いますので、競技をしながら養生をしていかなければいけないという難しさもあろうかとは思いますが、自然とか、そういう部分でやっていては、ちょっと時間がかかるのかなという部分を私なりには考えます。そこで、多少なりともここまでは今年度整備するというか、そういう計画性を持って、予算措置をして取り組むことも必要ではないかと考えますが、いかがですか。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 答弁でも申し上げましたが、6月4日に、昨年から始めた市長杯パークゴルフ大会ということで、今年は2回目の開催をしたわけでありますが、私も参加をさせていただいて、非常に多くの方が参加して楽しまれた状況は、本当に光景としては非常によかったなというふうには思って見てまいりました。現状でも、土の状態ではありますけれども、パークゴルフ自体はそれほど支障が、やること自体は砂の上でも十分に楽しめる状況にありますし、ここの田山グラウンドでしょっちゅう利用されている方もいらっしゃいますので、やはり芝生化することにはこしたことはないわけでありますが、現状でも、フラットではありますが、楽しめる状況にはなっているというふうに思っています。
そういった交流する中で、パークゴルフ協会の会長さんをはじめ、いろんな方と意見交換をしているわけでありますが、皆さんはそれほど大規模に整備をしてほしいという話は特にされてはいないのですけれども、やはり緑化してほしいと、いわゆる芝というか、雑草も含めて緑化してほしいということであります。除草剤のお話もされましたけれども、確かにずっと除草剤をかけて、散布してまいりましたので、去年からは除草剤の散布をやめましたが、なかなかやっぱり、少しは去年より緑が出てきたかなというふうには思うのですけれども、今年秋口までにどのような状況になるのかというのをまずは見てから、また一緒に考えましょうねというようなことで、地元の方々とはいろいろ意見交換をしているところであります。ですので、秋口になっても状況が変わらないということであれば、次の手を打って、先ほどおっしゃられたいろんな手法もあるというふうに思います。
体育協会も、課長が申し上げましたとおり、ノウハウもありますので、体育協会のほうでもいろいろ検討はしておりますが、どのような形で整備していけばいいのか、具体的に幾らかけて、どのような形にするというものが見えればいいわけでありますが、本当にしっかりとした芝生で、しっかり刈り込み入れて、そこまで整備するということになると、多分約1億ぐらいはかかるかというふうに思います。そこを踏まえたときに、どのような整備をしていったらいいのか。本当に地元の方々には待たせていて申し訳ないという気持ちはあるわけでありますが、そういった状況であるということはご理解はいただいているものというふうに思っていますので、いずれ今年の状況を見ながら、次の展開を考えていきたいということでございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 今市長の答弁で1億という具体的な、具体的というか、そのぐらいかかるだろうということでの部分はありました。前にもちょっと別の件でもありましたけれども、この予算措置をした場合に、この部分に対して起債である辺地債とかを使用することは可能でしょうか。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 基本的に多目的グラウンドの位置づけでありますので、例えば二戸、浄法寺にありますパークゴルフ場とか、あるいは鹿角にありますパークゴルフ場とか、専門コースとして料金も取って、それだけに特化してやる施設ということであれば、過疎債なりの活用も可能だというふうに思います。ただ、位置づけとしては、多目的グラウンドという位置づけはやはり変えられないというふうに思いますので、そうなりますとなかなか事業に要する補助、財源というところでは厳しいものがあるかなというふうに思います。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 田山多目的グラウンドには、この写真のように多目的グラウンドの駐車場がございます。私の足で測量したのですけれども、奥行きに対して80歩程度なので、80メートル、幅が50歩ぐらいですので、50メートルとしても4,000平米、田んぼの面積でいうと約4反分ぐらいの面積になります。この部分は、従来はドクターヘリの発着所として使用されてきたと思います。現在もヘリポートの発着所にはなっているのかどうかお伺いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
消防のドクターヘリのランデブーポイントに使われているかどうかというところでございますが、ランデブーポイントにつきましては、八幡平消防署安代出張所より行政財産の使用許可という形で、先方よりここを必要な際には使いたいというような申請を受けまして、許可をしているものでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 このグラウンド本体のほうの緑化は、ドクターヘリなり、そういう部分についての砂ぼこりの対策も含めて、緑化が必要だろうということで進めているものだと私は捉えているのですけれども、もともと200メーターのトラックがあった中に、あったのですけれども、その中央部というか、ヘリのランデブーポイントをそこに、確定ではないですけれども、そういう部分にしようということで、その部分だけでも芝生を養生して、砂ぼこり、周りは当然出るかとは思うのですけれども、降りたときの輸送なりとか、そういう部分に対してほこり等が起きない、風が強いので、そこには起きないとは思いますが、そういう部分で全体というよりも、特化した部分の芝生化というか、緑化が必要だと考えますが、それについてのお考えは。
〇議長(工藤隆一君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
ただいまのご質問の前段で、現在行われている緑化がヘリポートに使用するための、そのための考えもあるのではないかというようなご指摘をいただいておりますが、その部分に関しては特にヘリポートに指定をしているために、こちらのほうから緑化をしてほしいとか、防災のほうの担当のほうから、防災上の観点からヘリポートの緑化を求めているといった、そういった事実はございません。
あとは、運用の関係で申しますと、あくまでもヘリポート各所、指定をさせていただいておりますが、例えば現在の田山グラウンドの離発着の場合に、当然ヘリが来る前に現地というか、地元の安代の消防署が現地に参りまして、危険ではないかどうかということを、現地を確認した上でヘリを下に降ろすというような対応をしております。砂ぼこり等が飛ぶ場合に、もちろん必要があれば散水をするとか、そういった部分も含めて対応しつつ、ヘリの離発着を行っておりますので、本来の目的、そのグラウンド等が設置されている目的に沿って、我々のほうはヘリポートとして一時的に利用させていただいているというような状況でございますので、今回ご指摘いただいているような緑化については、特に防災のほうの担当のほうからは求める考えはないということでございます。
〇議長(工藤隆一君) 3番、齊藤隆雄議員。
〇議員 齊藤隆雄君 パークゴルフの60名の参加ということで、高齢者の方がやっているスポーツ競技となって、みんながみんな高齢者なわけではないですけれども、そういう形の部分で愛好家が進めている競技であります。一応は何も芝生に特化しなくても、今のベアグラウンドの状態でも十分に楽しめるというか、競技としてはできるのだという考えは分かりましたが、できる限り地元の人は芝生の上で、今までは河川敷、石名坂のコースはまだ残っていますが、従来使っていた沢口のパークゴルフ場はもう今現在使われないわけですから、そのときにも芝生の上でやってきた競技であります。どこのコースに行っても芝生でやっているのが現状と考えると、あまり時間をかけずに、経費をかけないで進めたいということも分かりますけれども、できるだけ時間をかけないで整備が進むように要望したいというか、そういう部分を述べて、私の今回の一般質問を終了させていただきます。
(議員 齊藤隆雄君一般質問席降壇)
〇議長(工藤隆一君) これで齊藤隆雄議員の質問を終わります。
ここで昼食のため13時15分まで休憩いたします。
(12時10分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇議長(工藤隆一君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(13時15分)
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教育指導課長より発言
☆
〇議長(工藤隆一君) ここで教育指導課長より発言の申出がありましたので、これを許可します。
教育指導課長。
〇教育指導課長 田代英樹君 お時間を頂戴すること、大変申し訳ございません。先ほど齊藤議員からご質問のありました県内に在住する特別支援を必要とするお子さんが県外の特別支援学校に通うこと、それについてができるかどうかというご質問がございましたが、お調べしたところ、県の就学事務手続きの手引の中にしっかりとその旨記載されておりましたので、可能であるということをここでご報告申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
以上となります。
☆
〇議長(工藤隆一君) 引き続き、一般質問を行います。
通告順位9番、田村正元議員。
(議員 田村正元君一般質問席登壇 ※プロジェクター使用)
〇議員 田村正元君 議席番号2番、八起会、田村正元でございます。事前の一般質問通告書に基づいて一般質問のほうをさせていただきます。
まず初めに、大きい1番、子育て支援と都市計画について。今後の八幡平市の子育て支援と市民の文化、教育の向上の要となる(仮称)大更駅前顔づくり施設が、2012年に発表された大更駅周辺及び隣接地域のまちづくり環境整備基本計画から12年以上の議論と様々な整備事業を実施しながら、5月18日土曜日に起工式となりました。この施設について、以下5点お伺いします。
@、子育て支援施設について、遊具の仕様内容、運営・推進手順などの具体的な計画はあるかを伺います。
A、併設される図書館について、図書の内容、デスクの配置、運営・推進手順などの具体的な計画はあるのかを伺います。
B、顔づくり施設の建設資金総額の計画額を伺います。
C、予算の補正が必要な金額について、現時点での試算額を伺う。
D、現時点で確定している財源のうち、補助金の金額を伺う。
続きまして、大きい2番、学校教育について。八幡平市における出生数は、1995年274人、2009年に164人、2015年141人、そして2022年が93人と急激に減少しております。そのような中、他の地域にはない八幡平市としての独自の特色ある子育て、学校教育が必要と感じております。八幡平市の子育て、学校教育に関して、以下3点質問いたします。
@、小学校について、852人の児童が10校で学んでいる現状であるが、将来を見通した統合や教育カリキュラムの見直しなど、具体的な指針計画はあるのかを伺う。
A、中学校について、461名の生徒が4校で学んでいる現状であるが、将来を見通した統合や教育カリキュラムの見直しなど、具体的な指針計画があるのかを伺う。
B、岩手県立平舘高等学校について、109名の生徒が学んでいる現状であるが、今後の岩手県教育委員会の平舘高校に対する統廃合を含めた総合的な指針について、八幡平市側に指示、もしくは伝達があるのかを伺う。
続きまして、大きい3、住宅支援についてです。八幡平市の子育て世代への保育、学童保育、医療、出産に関わる支援は充実していると感じており、他の市町村と比較しても高く評価できると考えております。また、移住、定住対策についても、比較的積極的に実施していると考える。しかしながら、少子高齢化に加え、人口流出が顕著で、合併以降人口減という状況が続いており、定住対策として住宅環境への踏み込んだ施策が必要と思われる。八幡平市の住宅環境について、以下3点質問します。
@、市営住宅について、現状381戸を管理し、280戸が稼働している状況と思うが、現状の入居率、平均家賃、年間の家賃収入の総額は何円なのかを伺う。
A、八幡平市として移住、定住の促進と市外への人口流出を抑制するために、宅地造成開発する計画はあるのかを伺う。
B、八幡平市として、子育て世帯に対する住宅支援について計画があるのかを伺う。
以上になります。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 田村正元議員のご質問に順次お答えしてまいります。
初めに、大きな1点目の子育て支援と都市計画についてのお尋ねでございます。1つ目の子育て支援施設について、遊具の仕様内容、運営・推進手順などの具体的な計画はあるのかについてでございますが、ネット遊具など建物建築時に床や壁などに合わせて固定が必要な遊具につきましては、施設工事の実施設計に含まれておりますが、これに含まれない木育関連の遊具など、その他の遊具の選定等につきましては、昨年度庁内組織として設置いたしました八幡平市大更駅前拠点施設整備本部の幹事会及び本部会議において詳細を詰め、順次決定することになっております。また、運営方針や運営方法につきましては、同整備本部において現在協議を重ねているところでございますので、今後本部会議の検討結果を踏まえ運営方法を決定し、令和8年4月の運用開始を目指したいと考えております。
次に、3つ目の顔づくり施設の建設費総額の計画額についてでございますが、(仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事が19億7,340万円、(仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事監理業務委託料が7,579万円となっており、建築費総額は20億4,919万円でございます。
次に、4つ目の予算の補正が必要な金額について、現時点での試算額についてでございますが、現時点においての予算の補正はございませんが、今後工事が進捗していく過程で、工事内容の変更等が必要となり、工事費用や工期に変動が生じた場合や、労務及び資材等の価格の著しい変動、資材等の納期が遅れることなど、工事費用や工期の変更が必要となるものが想定されます。
また、過去に市で発注しました工期が複数年度にわたる工事を見ましても、令和2年から3年に施工しました平舘コミュニティセンター建設工事や松尾地区保育所建設工事は、設計変更が必要となったことによる変更契約、平成24年から26年に施工しました八幡平市庁舎建設工事及び多目的ホール建設工事、建築、機械設備でありますが、労務単価の変動により変更契約を行った経緯がございます。そういった過去の例を見ますと、工事の工期が長くなればなるほど、調達する資材の価格変動などの影響を受けやすい傾向でありますことから、変更契約は想定されるものと考えております。
これらいずれかの理由による変更が生じる場合は、施工に必要な費用や工期が適切に確保されるよう、必要な変更契約を適切に締結しなければならないものと考えております。
次に、5つ目の現時点で確定している補助金の金額についてでございますが、令和6年市議会第1回臨時会においてお認めいただいた令和6年度一般会計補正予算(第1号)において、国庫補助金のデジタル田園都市国家構想交付金1億2,500万を見込んでおります。
次に、大きな3点目の市内の住宅環境についてのお尋ねでございます。1つ目の市営住宅の入居率と平均家賃、年間の家賃収入総額についてでございますが、本市の市営住宅につきましては、公営住宅法に基づく公営住宅、密集住宅市街地整備促進事業に基づくコミュニティ住宅、特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律に基づく特定公共賃貸住宅がございます。
また、市営住宅は大きく分けて、低所得者用の公営住宅及びコミュニティ住宅と、中堅所得者層向けの特定公共賃貸住宅の2種類となっております。
令和6年度当初での入居率につきましては、公営住宅が入居可能戸数236戸に対し、入居戸数194戸で82.2%、コミュニティ住宅が入居可能戸数26戸に対し、入居戸数が25戸で96.2%、特定公共賃貸住宅が入居可能戸数4戸に対して、入居戸数1戸で25%、全体で入居可能戸数266戸に対し、入居戸数が220戸で82.7%となっております。
平均家賃につきましては、年度当初の調定額から算出した金額となりますが、いずれも月額で公営住宅が約1万6,300円、コミュニティ住宅が約1万9,200円、特定公共賃貸住宅が5万5,000円となっております。
年間の家賃収入総額につきましても、年度当初の調定額で公営住宅が3,802万5,000円、コミュニティ住宅が575万5,000円、特定公共賃貸住宅が66万円で、合計4,444万円となっております。
次に、2つ目の宅地造成開発計画についてでございます。現在のところ、市が計画する宅地開発はございませんが、市の移住、定住対策としましては、若者・移住者空き家住まい支援補助金や木造住宅建築支援事業助成金などにより、若者や移住者が空き家を購入及びリフォームする費用や、市内に住宅を新築及び増改築する費用を支援することで、移住、定住を促進したいと考えているところであります。
次に、3つ目の子育て世帯に対する住宅支援についてでございます。子育て世帯向けの住宅の建設や2世帯住宅などの建設計画は、現在のところございませんが、八幡平市市営住宅長寿命化計画(第2期)に基づいて実施を予定する公営住宅の建て替えにおきましては、公営住宅法の規定に基づく標準床面積による建て替えを予定しているもので、世帯向けの住宅で木造平家建ての場合は74.7平方メートル、木造2階建ての場合は79.3平方メートルで、間取りが2LDK、もしくは3LDK程度の計画となりますことから、子育て世帯にも対応可能となるものと考えているところであります。
また、子育て世帯に限定した支援ではございませんが、八幡平市若者・移住者空き家住まい支援事業や八幡平市木造住宅建築支援事業において、住宅支援による子育て世帯への支援にもつなげてまいりたいと考えているところであります。
なお、このほかのご質問につきましては、教育長から答弁がございますので、以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
(教育長 星 俊也君登壇)
〇教育長 星 俊也君 私からは、大きな1点目、子育て支援と都市計画へのご質問の2つ目、併設される図書館について図書の内容、デスクの配置、運営・推進手順などの具体的な計画はあるのかについてお答えいたします。
前段1つ目の市長答弁と重複いたしますが、昨年度庁内組織として設置いたしました八幡平市大更駅前拠点施設整備本部の幹事会及び本部会議において、(仮称)大更駅前顔づくり施設実施設計業務による成果図書における家具等のレイアウトを参考にしながら詳細を詰め、順次決定することになっております。また、運営方針や運営方法につきましても、同様に整備本部において協議を重ねているところでございます。
引き続き本部会議の検討結果を踏まえ、運営方針を決定し、令和8年4月の運用開始を目指したいと考えております。
次に、大きな2点目の学校教育についてのご質問にお答えいたします。初めに、1つ目、小学校の統合や教育カリキュラムの見直しなどの指針計画はあるかとのお尋ねでございます。八幡平市の教育は、第2次八幡平市総合計画後期基本計画の中の第3章の第5に「地域に根ざした教育の充実」として位置づけられており、目標とする成果・指標、現状と課題、施策の方向性の項立てに沿って、令和3年から7年までの5か年で目指す教育の方向が示されております。
また、小学校の統合については、第3期八幡平市小中学校適正配置計画の中に統合案が示されており、今後その計画に沿って統合を進めるべく準備を進めております。
次に、2つ目の中学校の統合や教育カリキュラムの見直しなどの指針計画はあるかとのお尋ねでございます。中学校につきましても、先ほど答弁申し上げましたとおり、第2次八幡平市総合計画後期基本計画の中に計画が盛り込まれております。
また、中学校の統合については、第3期八幡平市小中学校適正配置計画の中に、西根中、西根第一中、松尾中の3校の統合案が示され、現在統合検討委員会や庁内検討委員会等で統合中学校の建設候補地の選定基準や選定候補地について検討を進めている段階であります。
次に、3つ目の岩手県教育委員会の平舘高等学校に対する統廃合を含めた総合的な指針が八幡平市側に伝達されているかについてのお尋ねでございますが、岩手県教育委員会からの伝達はございません。
なお、岩手県教育委員会では、今後の県立高等学校教育の在り方に関する検討を行うに当たり、市町村長をはじめ、市町村教育委員会教育長をはじめとする関係者と意見交換を行うため、今年5月に県内8会場において地区別懇談会が開催されたところであります。現在のところ、既に再編計画に盛り込まれ、統合に向けて検討委員会が持たれている学校以外につきましては、様々な検討を重ねている段階であり、令和7年度までを区切りとしている現在の高校再編後期計画の中で方向性を見いだしていくものと思っております。
教育委員会といたしましては、平舘高等学校が掲げている特色あるスクールポリシーを引き続き支援し、今後も地域の高等教育の核として魅力を増していくよう、できる限りの支援をしてまいりたいと考えております。
以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(教育長 星 俊也君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 それでは、順次再質問のほうをさせていただきます。
まず初めに、子育て支援と都市計画のところの1番目、子育て支援施設の遊具の仕様というところですが、先ほど市長答弁、教育長の答弁もございましたとおり、現在八幡平市大更駅前拠点施設整備本部というものが設置されたというご発言がありました。この本部につきまして、幹事会のメンバーの構成、それと本部会議のメンバーの構成はどのようになっているのか質問いたします。
〇議長(工藤隆一君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 畠山健一君 お答えいたします。
本部会議につきましては、市長、副市長、教育長、企画財政課長、総務課長、まちづくり推進課長、地域福祉課長、健康福祉課長、商工観光課長、建設課長、教育総務課長となっております。
幹事会につきましては、先ほどの課の課長補佐、係長が幹事会のメンバーとなっております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 すみません、質問の前に、この答弁書についてちょっとお伺いしたいことがあって、よろしいでしょうか。この答弁書なのですけれども、これはチャットGPTは使われているのかだけちょっとお答えいただいてよろしいでしょうか。答弁に対して、この答弁書の作成に対して。
〇議長(工藤隆一君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 チャットの話が出たときに、やっぱり問題があるということで、答弁書には一切使わないようにということで、庁内で意思統一しているところです。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 私、なぜこういう質問したかというと、八幡平市の行政業務でチャットGPTが割と進んでいるというような内容の記事を見まして、実際のものがこれなのですけれども。これ8月26日に岩手県立大学で行われる「自治体業務の効率化を考える ChatGPTの使い方と活用方法」なのですけれども、この講師が八幡平市の市役所の職員なのです。これよく見ると、具体的にもう使われているような内容で表現されているのですが、チャットGPTで業務のほうは具体的に進んでいるという形で、実用例として八幡平市が例として出すということになっているのですけれども、そのようになっているのでしょうか。
〇議長(工藤隆一君) 総務課長。
〇総務課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
ご存じのとおり、チャットGPTに関しては、正式な情報が吸い上げられて文章を作るとは限らないというところも勘案して、当市のほうでは積極的な活用はしないというところで意思統一は図っております。加えて、答弁書に関しては、先ほど副市長の答弁にもございましたが、特にもそこは使わない。我々文章を書くのをなりわいとしておりますので、そこの関係もありますので、そこのスキルも下げることになってしまうかもしれないという危機感もありますので、これに関しては特にも職員のほうで作成をして、答弁書を作成しているということでございます。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 私も聞きに行こうと思っているのですけれども、多分これを聞いた方は、八幡平市はすごくもうチャットGPTを活用して、業務の効率化を図っているというふうに捉えてしまう可能性が非常に高い案件だと思います。去年の11月の岩手日報だと、八幡平市は活用は見送るということが新聞上でも発表されていました。ですけれども、片や一方では大学のセミナーですか、大学生に向けたセミナーでも、こういったものを八幡平市として情報発信しているということで、ちょっと相反することで、私はそこが気になったのですが、答弁書に関しては今後もしっかりと作っていくということで理解いたしましたので、この件はこれで終わります。
次に、先ほどの会議のメンバーなのですけれども、先ほどの内容を聞くと、構成のほう、本部会議は課長以上のいわゆる市の幹部、幹事会のほうは各課の人員で対応ということで、これを見ていると、市役所の職員さんだけで構成しているというふうに理解いたしました。今回様々な議論がなされて、本議会でも大きな議題となっておりますこの案件が、図書のものであるとか、そういったものが、例えば図書のもの、これ専門家がいなければ分からないのではないでしょうか。私はそう思います。これなのですけれども、このままこのメンバーだけで遊具の設置、図書の機能の仕様等は決めていくのかだけご質問いたします。
〇議長(工藤隆一君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
現在のところ、先ほど商工観光課長がお話ししたメンバーで進めるということになります。ただ、田村議員ご質問の内容につきましては、ケース・バイ・ケースで専門家なり、あとは必要に応じて出席してもらうということは可能である要綱になっております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 坂本 譲君 お答えいたします。
図書の関係の今後の選定等につきましては、現在の市立図書館に図書館協議会がございますので、そちらの委員の方々と今後調整して、よりよい選定にしていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 その図書館協議会のメンバーの構成はどうなっているのでしょうか、質問いたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 坂本 譲君 お答えいたします。
大変申し訳ございません。今図書館協議会のメンバーの名簿を手元に用意しておりませんので、準備させていただきたいと思います。申し訳ございません。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 そういったレベル感でやってもらっては、正直困るのです。20億の事業です。先ほど工藤多弘議員も言っていましたけれども、市庁、この施設とほぼ同等の金額、同等ではないのですけれども、それに次ぐ大きな事業です。それが、これだけ立派なものを造る図書館の図書を選ぶのに、メンバー分かりません。こんな無責任なことはないと思います、この時点で。もう令和8年4月にはスタートすると。ですので、これは早急にメンバーを我々議員のほうにも開示していただいて、どういった方向で進めていくのか、対応をお願いしたいと思います。
今後の方向性というのは、どういうふうに決めていくのかだけお伺いしたいと思います。これは遊具の方向性、それと図書の方向性、それぞれお願いいたします。
〇議長(工藤隆一君) 地域福祉課長。
〇地域福祉課長 齋藤美保子君 遊具についてお答えいたします。
遊具につきましては、先ほど市長答弁にありましたチューブスライダーやネット遊具など、壁などにも据え付けるということで建築工事に入っている部分と、それから木製の遊具ですとか、未就学児のコーナーには木製の優しい遊具、それから畳敷きのところには絵本コーナーなど、年齢に応じたすみ分けができるようになっておりますので、そういったことで様々年齢に応じて遊べる、それからインクルーシブな遊具についても、設置のほうをしていくことで検討しております。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 図書館協議会の構成については、今確認をさせております。芸術団体、それから学校関係者、PTA関係者等々ということでありますが、詳しいことはこの後ご説明申し上げます。
図書の方向性ということでありますが、どのような図書が必要かということについて、昨年アンケートを取っております。保護者、そして児童生徒からたくさんの希望が寄せられております。また、図書館で取り扱ってほしいイベント等についても希望が寄せられております。それらを図書館協議会のほうにも情報提供をしておりますし、今後それらを詰めながら、全ての市民にとって幅広い年代に愛され親しまれる、そしてわくわく感を持って期待されるような、そういう図書でありイベント、そういったものを備えた新しい図書館を造ってまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 坂本 譲君 大変申し訳ございませんでした。図書館協議会の運営委員についてでございますが、1号委員として小学校の校長先生と市の教育振興運動推進協議会の会長、2号委員といたしまして平舘こども園の園長、そして婦人会連絡協議会の副会長、そして寺田小学校のPTA会長と芸術文化協会の会長、あとはほおずきの会の会長さん、そして3号委員といたしまして図書館ボランティアの方3名で、合わせまして10名の委員の方で構成されております。大変申し訳ございませんでした。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 それでは次に、予算のところに入らせていただきたいと思います。
先ほど市長答弁で平舘コミュニティセンター、この市庁舎も含めて、やはり修正、補正を余儀なくされたというようなことをご答弁いただきました。その中で私が非常に危惧しているのは、今回デザインした会社はアール・アイ・エーという、超のつく一流なデザイン会社です。全国の難しい、かなりデザイン性のある建物を建てている、デザインをしている会社でございます。そのデザインというのは、私も前職で、海外も含めていろんなショッピングモールやら商業施設を見てきました。それと比較しても、非常に複雑で難しい建設工事ではないかなというふうに思っております。ですので、これは非常に補正の可能性が高いのではないかというふうに懸念されるところです。例えばガラス一つとっても、合わせ面が非常に難しい処理になってくるのかなとか。あとは、中のホールの取り方、円形の取り方、全てが直線で造るわけではないですから、建築する側もそれなりの技術が必要になってくる案件かなと思います。
そういった中で、今後そういったことを中長期で見越して、もし工期が半年延びたとか、3か月延びたというときのリスクヘッジ、もしくはそういったもののシミュレーションをしているのかご質問いたします。
〇議長(工藤隆一君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
複雑で難しい工事ということで、リスクとして工期が延びた場合のことについてというご質問だと思います。まずもって、建設の工程につきましては、当市は八幡平市です。当然冬期間もございますので、その辺も考慮した中で、今現在場所打ちコンクリートぐいの施工に入っている状況ですけれども、それらの実工程、これまでの実績等に基づくものを含めて工程のほうを計画している中身でもございますので、例えば田村議員おっしゃいましたように、そういう工期に影響するものとすれば、資材の搬入状況の遅れであったりとか、あとは今実際に工事をしております場所打ちコンクリートぐいの設置の状況が、もともと設計していたものの強度、地耐力が取れないなどの重要変更要素が発生した場合に、工事内容、施工方法等を変更することによって起こるものと考えますので、そちらにつきましてはその状況に応じて必要な工程を確保するなど、対応をしていかなければならないものと考えております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 では、次の質問入ります。
補助金のところということで、国のデジタル田園都市国家構想交付金というのを採択されたということで、本議会で関治人議員の質問で、最大5億というところが見込めるというところで、本年は1億2,500万ということで、市の与えるインパクトとしては3億7,500万ぐらいのインパクトがあるということで私も聞いております。これちょっと今そのホームページを見ているのですが、全国でも地方創生の拠点整備タイプということで、八幡平市がモデル事業としてこのように載っております。これは、単純に本当にすばらしいことであるし、職員の皆様のご尽力には本当に敬意を表する次第です。ですので、国としてこういった認められた事業になっていきますので、ここは先ほどの検討委員会、市だけではなくて、いろんな方面から知見をいただいて進めていくのが正しい方向性かなと思います。これは、本当に国も、多分もしこれが成功すれば、成功事例として次の例に載っていく事業だと私は思っておりますので、今後市民も交えて、こういったフォーラムなり施設に対する検討委員会に、市民や有識者の参加というのが検討されているのか、最後質問させていただきます。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
大更駅前拠点施設整備本部会議でありますが、先ほど申し上げましたとおり、私、以下管理職で構成し、あとは幹事会は課長補佐、係長クラスの職員で構成するということで、いろいろ検討しているわけでありますが、議員がおっしゃったように、いろいろな専門的な知見というのは当然必要になってくるわけでありますので、この本部会議の中で図書の選定とか、あるいは子育て支援施設のいろいろな設備とか、あと1階部分についてもいろいろな機能を有するものになるわけでありますが、それぞれの施設の機能については、当然我々知見がない部分もあるわけでありますので、それぞれ所管する分野の担当課も通じて図書、あるいは子育て支援施設のいろいろな遊具等々も含めまして、それぞれ専門機関というか、知見のある機関、あるいは今まで他市町村でも実績のあるところ等も、いろんなご意見を伺いながら、それをまとめて本部会議のほうで管理運営方針の中にまとめていくというようなことになるわけでありますので、当然検討していく中には、繰り返しますけれども、いろいろ知見のある専門機関、あるいはいろいろな組織、そして市民の方々等々の声も聞きながら、それをまとめていくのがこの本部会議という位置づけになるわけでありますので、全てを話を聞かずにこの本部会議の中で決めるということではないということはご理解いただきたいと思います。
シンポジウム等々のお話もありましたが、まだそのようなことも検討をしている段階ではありませんので、今後市民の皆様に周知する場としてどのような形がいいのかも含めて考えていきたいというふうに思っております。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 最後になりますけれども、ちょっと画面を確認してください。これ現状、見ると令和7年11月までということですので、ここまでには建物が建っているのかなというふうに思います。今現状です。
この道路なのですけれども、すごく気になる点がありまして、私調査してきました。この赤枠のところ、ここちょっとこっちから来ると死角なのです。これ車から見た画像です。ここ歩道なのですけれども、これ一番メイン通りですよね。多分ここに見えるようにミラーを設置したと思うのですけれども、車から見ても正直ほぼ分かりません、このミラー。工事している方に聞いたら、設置したということでした。これです。ドライバーからすると、ほぼ認識は、かなりの確率で難しいと思います。歩行者から見るとここで、車はほぼ手前、3メーターぐらいに来ないと分かりません。同じ状況です。このつい立てがすごく近いのです。
私実証実験してみました、渡るとどうなるのかと。このとおりです。ひかれます。この方、ブレーキをここで踏んでいますけれども。非常に危険なのです、これ。全くドライバーの方、気づいていないです。ここで初めて感知したのですけれども、止まりようがないですよね。こっち見ています、ドライバーの方。でも、もう通り過ぎてしまいました。ここにもちゃんと歩道橋のものがあるのですけれども、先ほどの。多分これ見ても、ここに人がいなければ行くのが当たり前ですよね。だから、これは早急に改善しないと、せっかくいい施設を造るのに、ここで事故なんか起こしてしまったらひとたまりもない事案になるので、これは早急に改善いただきたいと思います。
この件に関して、この危険性は認識していたのかをお伺いいたします。質問します。
〇議長(工藤隆一君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 私のほうでも現場のほうには、工事の立会等で実際に現場には行っていました。当然この現場に行く際にも歩いて移動はしたのですけれども、この場所をこの方向からというのはちょっと確認をしておりませんでしたので、現地のほうを確認しながら、業者のほうと対応について検討したいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 それでは次に、大きな2点目の学校教育について再質問させていただきます。
先ほど教育長の答弁からありましたとおり、第2次八幡平市総合計画後期基本計画、それと小学校の統廃合については第3期八幡平市小中学校適正配置計画の中に示されているということで、全くそのとおりです。基本計画だと、これ52ページなのですけれども、しっかりとうたわれて、これなのですけれども、去年の11月18日、委員会の報告という形で全員協議会をして、我々議員もここでしっかりと統廃合が進むということを認識しております。実際、去年10月に配付した統合計画のものがそのまま、内容を見るとほぼ同じでしたので、それがこの全員協議会で確認されたというふうに私も認識しております。それぞれ小学校の編制、中学校の編制というのが、ここではある程度指針が示されているという中で、この方向性ですけれども、ちょっとここで私がすごく気になったのが、こちらの配置計画の案と我々が、議員が最後に採択のときに見た全員協議会の説明資料、これでちょっと相違がある点がございまして、どこかというと、計画の期間というところがこっちではなかったのです、議員が最終的に見たやつには。こっちの計画だと、このように書かれているのです。5、計画の期間、これ最後のところになるのですけれども、本計画は2020年から2031年までの10か年です。ただし、保護者及び地域住民への住民説明会を進める中で、統合について早期実施もしくは延期などの意見要望等が強く出された場合や、児童数、生徒数の推移等の状況を見ながら、必要に応じて計画を見直しますというのがあります。我々が採択したこっちには、実は入っていなかったのです、その文言が。これに関して、今現状いつを予定しているのか、具体的な年度をお伺いしたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 実は、来月統合検討委員会を予定しております。その中で、今後の進め方について具体の説明をし、ご意見をいただこうというふうに考えておりますが、3中学校の候補地の選定等については、まだまだ時間がかかるものと思っております。できれば今年度中にこの場所にという候補地を決定し、速やかに統合に向けた様々な取組を進めてまいりたいというふうに思っておりますが、そこにはまだ相当な協議、検討が必要であろうというふうに思っております。候補地が決まってから、新しい学校、新設校がどこに建つかというのは今後になりますけれども、恐らく6年程度の期間を要するであろうというふうに予測をしております。児童生徒数の減少は、その6年を待たないというふうに考えておりますので、なるべく早い段階で中学校の統合を、現在ある中学校の校舎を活用して、そこに一旦中学生を寄せるという方向を検討しております。まだ計画段階でありますが、現在のところ3年後ぐらいをめどに、現在ある中学校の校舎を活用して、一旦中学生をそこに集め、新中学校としての経営をスタートしていきたいというふうに考えておりますが、このことについては来月の統合検討委員会で具体の提案をし、ご意見をいただきながら進めるということになりますので、まだ確定の段階ではないということを前提に今お話をさせていただきました。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 今ちょっとお話があった統合検討委員会ですか、このメンバー構成というのはどうなっているでしょうか。
〇議長(工藤隆一君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 坂本 譲君 お答えいたします。
メンバーですが、21名で構成しておりまして、各小中学校の1号委員が6名、そして各地区のPTA会長が3名と、3号委員といたしましてコミュニティセンター、地域振興協議会の方々が5名と、そして4号委員といたしまして社会福祉協議会の会長ですとか、平舘高等学校の校長先生、あとは大更こども園の園長先生ですとか、柏台保育所の所長さん等で7名ということで、全員で21名となっております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 いろんなこういう雑誌というか、資料があるのですけれども、なぜこれだけメンバーの名簿を入れていなかったのですか。なぜメンバーをこれ入れていないのですか、メンバーの名簿。質問いたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 全員協議会で提案した資料の中には、現在進行中の状況ということで概要を説明したものでございます。メンバーについては、その時点では必要なしと判断し、載せておりません。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 私も幼稚園とか小学校の子供を持っているのですけれども、大事なことですよね、将来の小学生さん、今いる小学生さんにとっては。性格が変わるかもしれない事案なのです。アンケートを2010年に取っていらっしゃって、不安な方もあれば、非常に早く進めてほしいという方も、いろんな意見があります。そういう中で、きちっと情報を出すということが大事ではないですか。今ここまでこういう状況がある、ここまでこういった状況が進んでいるということをきちっと開示していく。先ほどの大更駅前開発もそうです。状況がある程度固まったらきちっと、誰が、いつ、どこで、どういうジャッジをして、どういう結論を出したのかという、そういういわゆる5W1Hがしっかりしていないと、やはり納得性というのはないのではないでしょうか。全員が納得するというのは、それは難しいのは分かっています。ただ、最低限の情報、いつ、どこで、誰が、何を、どのように、それは出すべきだと思いますので、今後そういったことが検討されるのか質問いたします。
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 しかるべき段階では出したいと思いますが、現時点では統合検討委員会の構成、誰がそこに加わっているのかということも、部外秘の状況で進めておるということをご理解いただきたいと思います。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 それでは、ちょっと時間も来たので、次の質問に移ります。
最後、住宅支援ですけれども、先ほど市長答弁で住宅の支援に関しては考えていないということで答弁いただきました。唯一あるのがこの2つのものですけれども、若者・移住者空き家住まい支援事業、あと八幡平市木造住宅建築支援事業、この具体的な中身というのはどうなっているのでしょうか。
〇議長(工藤隆一君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 工藤輝樹君 若者・移住者向けの空き家バンク等の補助金についてご説明いたします。
対象となる方は、県外からの移住者または39歳以下の若者となっておりまして、空き家の取得につきましては30万円、改修につきましては40万円、その他子育て世帯加算というのがございまして、18歳未満のお子様がいる世帯につきましては最大20万円を助成するというものですが、かかった費用の2分の1を最大としておりまして、うち半分、県からの助成も入るというような中身になっております。
〇議長(工藤隆一君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 私からは、木造住宅支援についてご説明いたします。
八幡平市内に住まわれることを目的とした住宅の新築、増改築で建築確認申請を要する案件について、市内業者の施工で最大50万円を補助する事業となっております。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 2つの支援ですけれども、若者と移住に関しては、空き家を使って、それを補修すると。木造に関しては、市内であれば2,000万円以上で最大50万、2,000万円以上で市外の業者であれば25万ということだと思います。今私も実を言うと、毎週住宅展示場を見ています、家を建てようかなと思って。すごく高いのです。ちょっといいなと思うと、5,000万、6,000万、大体60坪ぐらいでも。50坪でも5,000万超えてしまうという状況です。そういう中で、家を建てるというのは、非常にハードルが高くなってきていると。私、議員になって最初の質問で、アパートが増えていると、市内で。確かに増えているという答弁いただきました。やっぱり買いたくても買えない方が、5,000万だと40年ローンが通ったら1億払わなければいけないですよね、金利合わせたら。そういう中で、物価も高騰しているという中で定住対策もしなければいけないという中で、今回橋悦郎議員からは狐塚の活用というのもありました。やはり宅地の造成というのは、私は必要になってくるのかなというふうに思っていますし、今後宅地造成というのが、将来にわたっても市としては、官民一体型でもいいのですが、全く考えていないのかということを質問したいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 住宅団地造成のご質問というふうに捉えましたが、昨日の一般質問の中でもいろいろご答弁させていただく中で、住宅団地造成の方向は検討していきたいというようなことでご答弁をさせていただいたところであります。狐塚の話もいただきましたが、昨日のやり取りの中では、大更駅東側の大更中央線沿線をまずは中心に考えていきたいというようなことをお答えさせていただいたわけでありますので、全く考えていないということではなく、どのような手法で整備を進めていったらいいのかも含めて、今後早急にその方向性はまとめていきたいというふうに思っております。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 方向性として今後検討をいただけるというようなご答弁いただきましたので、最後ちょっと私のほうから、いろいろ今回メンバーとか委員についてかなり質問させていただきました。これなぜかというと、こういったいろんな資料があったのですが、非常にいい資料だなと思ったものがありました。これがまさに子育て支援であるとか、今の宅地、東側の宅地ですか、造成等を計画した大更駅周辺及び隣接地域のまちづくり環境整備基本計画というのがあります。これです。2012年にこれつくられています。実を言うと、今回私質問したものは、全部これに書いているのです、ある程度の答えが。びっくりしました、読み返してみて。このときにもうある程度の方向性ができていたのだなという意味で、まちづくりのグランドデザインだとか、宅地造成であるとか、そういった支援施設であるとか。何でこれすごくいい資料なのかなと思って見たのです。一番後ろを見たのです。一番後ろにどういうのが書かれているかというと、すごく単純で、メンバーなのです。まず組織名簿というのがきちっと示されているのです。例えば大更駅周辺の……ちょっと拡大します。例えばこの懇話会のメンバー、創る会副会長の遠藤忠志さん、遠藤文子さん、あとは里舘守哉さんとか、あと下のほうへ行くと、非常にいいなと思ったのが議員がしっかり入っていると。橋悦郎議員、工藤直道議員、前の議長だった工藤剛議員、渡辺義光議員ということで、かなり民意が反映されて、議員もしっかりと話に入っていると。
さらに隣に行くと、ワークショップとあるのです。このメンバーを見ていくと、懇話会であるとか、商工会の方であるとか、一般市民の方であるとか、大学生も5名ほど入っています。これすごくよくて、全世代型でこういうまちづくりを考えるというのは、非常にいいことなのです。
さっき言った、これだけの20億のものを造るのに、ワークショップもしない、市の幹部で、ある程度今もう2年切っている中で、そういった情報も出さないと。中学校の統廃合も3年先だから、まだ情報を開示するに至らないと、名簿を開示するに至らないと。これではいいまちづくりはできません、正直。ここに言える計画というのは、いろんな方々、若い方からお年寄りの方まで、全世代の方が参加して、初めていいまちというのができるのではないでしょうか。私は、今回の質問では、最終的にはここを言いたかったことが一番です。本当に非常にいい資料で、皆さんで創意工夫しながらつくって、今12年たってまちづくり施設は実現されたということ、そして今後さっき言った東側も15年先なのか、残り3年先か5年先かは分かりませんが、私は早く造ってほしいと思っていますし、そのための知恵を考えなければいけないのだというふうに思っております。
ですので、最後になりますが、しっかりと市民参加型で大きい事業を回していく予定があるのかご質問させていただきます。
〇議長(工藤隆一君) 時間がもうありませんので……よろしいですか。
市長。
〇市長 佐々木孝弘君 お答えいたします。
今の顔づくり施設も含めた大更駅周辺整備事業、おっしゃるとおり、このようなメンバーの方々でいろいろワークショップ、いろんなご意見をいただきながら、まとめていただいたものを基にそれぞれ総合計画に落とし込み、実施計画の中で財源も含めていろいろ検討を重ねた上で、実施に向けて順次取り組んできて、今があるということになります。ですので、顔づくり施設についても今のメンバーの皆様からもいろいろご意見もいただき、図書館の在り方についてもいろんなご意見をいただいたものを基にしながら、実施設計につなげたということでありますので、実施設計ができた段階で、また元のような、最初からのようなワークショップということは、順番としてはちょっと違うかなと、流れとしては。ですので、そういうプロセスを踏みながらここまで来たということは、ご理解をいただきたいというふうに思います。
(議員 田村正元君一般質問席降壇)
〇議長(工藤隆一君) これで田村正元議員の質問を終わります。
☆
発言の取消し
☆
〇議長(工藤隆一君) 6月14日の会議におきまして、渡辺義光議員から発言を取り消したい旨の申出を受けております。その取扱いにつきましては、議長において記録等を精査の上、適切な処置を取ることといたしました。
☆
散 会
☆
〇議長(工藤隆一君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の会議はこれをもって閉じ、散会します。
(14時18分)