令和6年八幡平市議会第1回臨時会
議事日程(第1号)
令和6年4月16日(火)
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 報告第1号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に係る専決処分の報告について
日程第 5 議案第1号 八幡平市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めるこ
とについて
日程第 6 議案第2号 令和5年度八幡平市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認
を求めることについて
日程第 7 議案第3号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の専決処
分に関し承認を求めることについて
日程第 8 議案第4号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の専決
処分に関し承認を求めることについて
日程第 9 議案第5号 (仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事の請負契約の締結に関し議決を
求めることについて
日程第10 議案第6号 令和6年度八幡平市一般会計補正予算(第1号)
出 席 議 員(17名)
1番 外 山 一 則 君 2番 田 村 正 元 君
3番 齊 藤 隆 雄 君 4番 関 治 人 君
5番 羽 沢 寿 隆 君 6番 工 藤 多 弘 君
7番 勝 又 安 正 君 8番 北 口 功 君
10番 熊 澤 博 君 11番 立 花 安 文 君
12番 渡 辺 義 光 君 13番 工 藤 直 道 君
14番 古 川 津 好 君 15番 橋 悦 郎 君
16番 橋 光 幸 君 17番 井 上 辰 男 君
18番 工 藤 隆 一 君
欠 席 議 員(なし)
説明のために出席した者
市 長 佐 々 木 孝 弘 君
副 市 長 田 村 泰 彦 君
教 育 長 星 俊 也 君
企 画 財 政 課 長 佐 々 木 宣 明 君
総 務 課 長 佐 々 木 善 勝 君
防 災 安 全 課 長 多 田 和 雄 君
ま ち づ く り推進課長 工 藤 輝 樹 君
文 化 ス ポ ー ツ 課長 東 本 茂 樹 君
税 務 課 長 佐 々 木 聡 子 君
市 民 課 長 高 橋 繁 範 君
地 域 福 祉 課 長 齋 藤 美 保 子 君
健 康 福 祉 課 長 遠 藤 祐 一 君
農 林 課 長 佐 々 木 仁 君
花 き 研 究 開 発 田 村 春 彦 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 畠 山 健 一 君
建 設 課 長 工 藤 剛 君
上 下 水 道 課 長 高 橋 康 幸 君
八幡平市立病院事務局長 遠 藤 真 知 子 君
会 計 管 理 者 兼 橋 誠 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支 所 長 金 田 一 捷 誠 君
安 代 総 合 支 所 長 藤 原 重 良 君
教 育 総 務 課 長 坂 本 譲 君
教 育 指 導 課 長 田 代 英 樹 君
農 業 委 員 会事務局長 工 藤 紀 之 君
監 査 委 員 事 務 局長 齋 藤 啓 志 君
事務局出席者
事 務 局 長 及 川 隆 二
議 事 係 長 佐 々 木 久 禎
☆
開 会
☆
〇議長(工藤隆一君) ただいまから令和6年八幡平市議会第1回臨時会を開会いたします。
ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。
☆
開 議
☆
〇議長(工藤隆一君) これから本日の会議を開きます。
(10時00分)
☆
会議録署名議員の指名
☆
〇議長(工藤隆一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により
10番 熊 澤 博 議員
11番 立 花 安 文 議員
12番 渡 辺 義 光 議員
を指名いたします。
☆
会 期 の 決 定
☆
〇議長(工藤隆一君) 日程第2、会期の決定を議題とします。
本臨時会の議事運営につきましては、去る4月10日に議会運営委員会が開かれ、その協議結果について議会運営委員長から、会期は本日1日間とするほか、本日の会議に付する事件は会議規則第37条第3項及び議事運営に係る申合せ事項により、委員会付託を省略する旨報告を受けております。
お諮りいたします。本臨時会の会期は、議会運営委員会の協議結果のとおり本日1日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 異議なしと認めます。
よって、本臨時会の会期は本日1日間とすることに決定いたしました。
お諮りいたします。本日の会議に付する事件は、委員会付託を省略し、審議したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 異議なしと認めます。
よって、本日の会議に付する事件は委員会付託を省略することに決定しました。
なお、本日の議事日程は配付のとおりでありますので、ご了承願います。
☆
諸 般 の 報 告
☆
〇議長(工藤隆一君) 日程第3、諸般の報告を行います。
議会活動報告並びに監査委員からの例月現金出納検査の実施報告は、配付をもって報告といたします。
次に、行政報告を行います。
市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 おはようございます。令和6年八幡平市議会第1回臨時会に当たり、令和6年3月19日以降の市政の主な動きについてご報告を申し上げます。
(会議結果報告書に添付の行政報告書を朗読のため記載省略)
以上で行政報告を終わります。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 以上で諸般の報告を終わります。
☆
報告第1号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に係る専決処分の報告
について
☆
議案第1号 八幡平市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を
求めることについて
☆
議案第2号 令和5年度八幡平市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に
関し承認を求めることについて
☆
議案第3号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
の専決処分に関し承認を求めることについて
☆
議案第4号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
の専決処分に関し承認を求めることについて
☆
議案第5号 (仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事の請負契約の締結に関
し議決を求めることについて
☆
議案第6号 令和6年度八幡平市一般会計補正予算(第1号)
☆
〇議長(工藤隆一君) 日程第4、報告第1号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に係る専決処分の報告についてから日程第10、議案第6号 令和6年度八幡平市一般会計補正予算(第1号)までを一括議題とします。
提案理由の説明を求めます。
副市長。
(副市長 田村泰彦君登壇)
〇副市長 田村泰彦君 ただいま議長から上程いただきました報告1件及び議案6件の提案理由につきましては、それぞれの議案等に記載のとおりでございます。
なお、内容につきましては、担当課長をしてご説明申し上げますので、ご審議いただきまして原案のとおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。
(副市長 田村泰彦君降壇)
〇議長(工藤隆一君) 提案理由の説明が終わりました。
次に、内容の説明を求めます。
初めに、報告第1号について、建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 報告第1号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に係る専決処分の報告について内容をご説明いたします。
1枚めくっていただきまして、専決処分書を御覧ください。事故発生日時は、令和6年2月26日、午後9時30分頃です。
事故発生場所は、八幡平市松尾寄木第1地割666番2付近、市道向山線でございます。
和解及び損害賠償の相手方は、記載のとおりでございます。
事故の概要は、上記日時、場所において、相手方が県道焼走り線側から八幡平温泉郷方面へ向け走行中、舗装路面破損箇所を通過したことにより、左側前輪のタイヤとアルミホイールが破損したものであります。添付資料は、事故発生場所の位置図、路面破損状況、相手方車両被害状況となります。
和解及び損害賠償の内容は、事故の過失割合を八幡平市が50%、相手方が50%とし、当事者は共に将来いかなる事由が発生しても一切異議を申し立てない内容となっており、八幡平市は相手方の受けた損害額7万4,980円のうち、3万7,490円を損害賠償額として支払うこととなっております。
示談日は、令和6年3月21日となっております。
今回の事故は、舗装路面の破損箇所に乗り上げたことによる事故で、事故の通報を受け、速やかに路面補修を実施しております。
今後の対応といたしましては、現在も取り組んでおります市民及び通行者からの情報提供への確認、補修対応や、パトロールの実施による破損箇所の早期発見、補修にさらに努め、事故を抑制してまいりたいと考えております。
以上で報告第1号の内容説明とさせていただきます。
〇議長(工藤隆一君) 次に、議案第1号について、税務課長。
〇税務課長 佐々木聡子君 議案第1号 八幡平市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて内容をご説明申し上げます。
お手元の1枚物の議案第1号資料に基づきご説明いたします。主な改正の趣旨でございます。地方税法等の一部を改正する法律及び地方税法施行令等の一部を改正する政令が公布され、原則として同年4月1日から施行されることに伴い、八幡平市税条例を令和6年3月31日で専決処分させていただき、規定に関して所要の整備を行ったものでございます。
主な改正内容です。1項目めは、市民税関係についてです。1点目です。令和6年度分の個人市民税に特別税額控除、いわゆる定額減税でございますが、こちらの規定を追加するものです。
2点目です。令和7年度分の個人市民税に対して、令和6年度の特別税額控除において控除されなかった同一生計配偶者分について、控除を行う規定を追加するものでございます。
3点目です。特別税額控除の対象となる所得割額に分離課税の所得割額を含める規定を追加するものでございます。
2項目めは、国民健康保険税関係についてです。1点目です。国民健康保険税を算定する際の後期高齢者支援分に係る課税限度額を22万円から24万円に引上げを行うものでございます。
2点目です。5割軽減の基準所得金額を算定する場合の基準となる軽減判定所得の加算額を29万円から29万5,000円に引上げを行い、5割軽減該当の拡大を図るものでございます。
3点目です。2割軽減の基準所得金額を算定する場合の基準となる軽減判定所得の加算額を53万5,000円から54万5,000円に引上げを行い、2割軽減該当の拡大を図るものです。
3項目めは、固定資産税関係についてです。1点目です。固定資産税の課税標準の特例を定めた規定のうち、地方税法附則で規定した固定資産の課税標準を条例で定めた割合で軽減する特例を定めたもので、一定のバイオマス発電設備や滞在快適性向上施設等に係る特例割合の追加及び特定事業所内保育施設に係る規定を削除するものです。
2点目です。新築住宅等の固定資産税の減額規定におきまして、認定長期優良住宅の区分所有マンション等について、申告書の提出がなくても減額の適用を受けることができる規定を追加するものでございます。
3点目です。評価替えに伴い、宅地等及び農地に係る固定資産税の負担調整措置について、令和8年度まで継続することの規定の改正でございます。
なお、基本の施行期日につきましては、令和6年4月1日となります。
以上で議案第1号の説明を終わります。
〇議長(工藤隆一君) 次に、議案第2号について、企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 議案第2号 令和5年度八幡平市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについて内容をご説明いたします。
1枚お開きいただき、専決処分書を御覧願います。専決処分の理由でございますが、地方譲与税、各種交付金、地方交付税等の額が確定したことなどに伴い、所要の補正を行う必要が生じましたが、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないので、専決処分するものであります。
予算書の1ページをお開き願います。第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億153万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ200億963万6,000円とするものです。
6ページをお開き願います。本表は、補正予算第2条に規定する繰越明許費の補正となります。1事業139万円を5年度から6年度へ繰越しするものです。各小学校へ3月までに納入予定であった指導書の一部上下巻のうち、下巻分が6年度に納入見込みとなることにより、予算を繰越しして事業を行おうとするものです。
7ページを御覧願います。本表は、補正予算第3条に規定する債務負担行為の補正となります。物価変動による人件費の見直しにより、令和10年度まで分を見越した清掃センター等管理運営業務の限度額を総額1,954万5,000円以内とするものです。
次に、主な歳入歳出についてご説明いたします。初めに、歳入につきまして、事項別明細書、歳入の11、12ページをお開き願います。2款1項1目1節地方揮発油譲与税176万7,000円の減から、次ページ、13、14ページをお開きいただきまして、下段、12款2項1目1節新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金16万5,000円までは、国、県の譲与税及び交付金の額が確定したことに伴う補正となります。
同ページ、13款1項1目1節地方交付税1億2,225万3,000円は、5年度の交付額が決定したことによる補正となります。5年度の地方交付税額は、総額82億8,376万9,000円となります。内訳は、普通交付税が76億6,151万6,000円、特別交付税が6億2,225万3,000円となります。
15、16ページをお開き願います。上段、17款2項4目土木費国庫補助金の1節社会資本整備総合交付金358万円は、市管理県道の除雪費用に対して追加内示を受けたものです。
同ページ、20款1項1目一般寄附金の2節ふるさと応援寄附金200万円は、個人からのふるさと納税額の増を見込むもので、納税総額は2億円を超えていくものと見込んでおります。同目3節まち・ひと・しごと創生寄附活用事業寄附金300万円は、いわゆる企業版ふるさと納税でございまして、1件の寄附があったものでございます。企業版ふるさと納税の5年度の実績は3件、総額830万円となっております。
次に、歳出の主な内容をご説明いたします。17、18ページをお開き願います。2款1項7目企画費の合併市町村振興基金、24節合併市町村振興基金積立金9,679万4,000円は、歳入歳出額の歳入額超過分を積み立てようとするものです。同目ふるさと応援寄附金推進事業、24節ふるさと応援基金積立金400万円は、歳入でご説明したふるさと応援寄附金から事務経費、返礼品相当額を差し引いた50%相当額100万円と企業版ふるさと納税300万円の計400万円を基金に積み立てし、6年度以降に寄附者の意向に添った事業の財源にしようとするものです。
3款1項1目社会福祉総務費以降の補正は、財源振替による補正となります。
以上で議案第2号の内容説明を終わります。
〇議長(工藤隆一君) 次に、議案第3号及び議案第4号について、市民課長。
〇市民課長 高橋繁範君 議案第3号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分に関し承認を求めることについての内容をご説明申し上げます。
1枚お開きいただきまして、専決処分書を御覧ください。専決理由でございますが、特別調整交付金等の額の確定に伴い歳入に不足が生じることから、財源の調整が必要となり、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないので、専決処分するものであります。
補正予算書の1ページをお開き願います。第1条、歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額を増減なしとし、歳入歳出それぞれ30億2,412万3,000円とするものです。
予算に関する説明書6ページ、7ページをお開き願います。歳入についてご説明いたします。1款1項1目一般被保険者国民健康保険税を1,000万円減額、3款1項1目保険給付費等交付金を600万円減額し、5款2項1目財政調整基金繰入金に1,600万円を増額補正するものです。
次に、8ページ、9ページをお開き願います。歳出についてご説明いたします。3款1項1目一般被保険者医療給付費の財源内訳について、国庫支出金を600万円減額し、その他を1,600万円増額するものです。
以上で議案第3号の説明を終わります。
次に、議案第4号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについての内容をご説明申し上げます。1枚お開きいただきまして、専決処分書を御覧ください。専決理由でございますが、歳入において保険料等の収納額が見込みより増えたことにより、歳出の後期高齢者医療広域連合へ納付する予算が不足したことにより、増額補正が必要となり、特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないので、専決処分するものであります。
補正予算書の1ページをお開きください。第1条、歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ53万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,283万6,000円とするものです。
予算に関する説明書7ページ、8ページをお開きください。歳入についてご説明いたします。1款1項1目後期高齢者医療保険料に53万3,000円を増額し、2億1,319万6,000円とするものです。
次に、9ページ、10ページをお開きください。歳出についてご説明いたします。2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金を53万3,000円増額し、3億1,618万7,000円とするものでございます。
以上で議案第4号の説明を終わります。
〇議長(工藤隆一君) 次に、議案第5号について、総務課長。
〇総務課長 佐々木善勝君 議案第5号 (仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについての内容についてご説明をいたします。
(仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事でございますが、工事場所は八幡平市大更地内、契約方法は条件付一般競争入札による契約でございます。
契約金額は19億7,340万円で、契約の相手方は八幡平市大更第24地割8番地の1の5、株式会社遠忠、代表取締役、遠藤忠臣でございます。
なお、工期は議会議決日の翌日から令和7年11月6日までとなっております。
初めに、条件付一般競争入札の結果についてご説明いたします。資料1の入札調書を御覧ください。本条件付一般競争入札は、令和6年2月5日に公告し、2者の参加により、令和6年3月22日に執行いたしました。各業者の入札金額は記載のとおりであり、落札者は株式会社遠忠でございます。
次に、工事の概要についてご説明いたします。資料2の平面図を御覧願います。本工事は、本年度と次年度の2か年度で、新たに(仮称)大更駅前顔づくり施設を整備する工事であります。
具体的には、1階はエントランス、共用ホールとして、観光案内、物販、カフェなどのほか、イベントコーナー、移住定住センターの配置を予定しております。2階は、子育て支援エリアとして、屋根付公園により乳幼児から小学生までの遊び場、またその保護者も利用する各コーナーのほか、保護者のリフレッシュや用事を済ますことが気軽に行えるよう、一時預かり保育の場所を予定しております。3階は、図書エリアとして図書館機能のほか、企画展示コーナーや岩手山ビューテラスを予定しております。
新たに建設する(仮称)大更駅前顔づくり施設の敷地面積は1,678.12平米、建物の構造は鉄筋コンクリート造りで3階建て、総床面積は3,296.04平米であります。
なお、建設に係る実施設計等、計画の策定に当たりましては、大更にぎわい創出事業において大更駅周辺商業用地の現況分析、市民のニーズ調査などを実施し、商店街活性化とにぎわいづくりについての目標と更新などの検討を行い、ニーズ調査では市民からの積極的な提言が数多く寄せられており、これらのご意見、ご提言を可能な限り設計内容に取り入れたところでございます。
以上で議案第5号の内容の説明とさせていただきます。
〇議長(工藤隆一君) 次に、議案第6号について、企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 議案第6号 令和6年度八幡平市一般会計補正予算(第1号)につきまして、補正の主な内容をご説明いたします。
1ページをお開き願います。第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出予算の総額については、歳入の振替調整により増減なしとし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ182億7,900万円にしようとするものです。
3ページをお開き願います。第2表を御覧ください。本表は、補正予算第2条に規定する地方債の補正になります。1の変更は、大更駅前拠点施設整備事業の財源について、国からの交付金を充当することで限度額を1億2,720万円減額し、地方債の限度額を3億4,600万円にしようとするものです。
次に、主な歳入歳出についてご説明いたします。初めに、歳入につきまして事項別明細書、歳入の7、8ページをお開き願います。17款2項1目3節デジタル田園都市国家構想交付金1億2,500万円は、(仮称)大更駅前顔づくり施設の建設に際し、同交付金の活用に係る申請に対して、6年度分の事業費として採択を受け、交付をされるものでございます。これによりまして、24款1項5目1節大更駅前拠点施設整備事業債1億2,720万円を減額しようとするものでございます。
次に、歳出の主な内容をご説明いたします。9、10ページをお開き願います。7款1項2目商工振興費につきましては、歳入に合わせて財源振替をしようとするものでございます。
以上で議案第6号の内容説明を終わります。
〇議長(工藤隆一君) 以上で内容の説明が終わりました。
これから議案審議を行います。
この際、お願いいたします。本臨時会の質疑の方法には、会議規則第56条を適用いたします。発言に当たっては、挙手の上発言願います。
質疑に当たっては、同一の議題について1人3回までとし、1回当たり3点以内とするようご協力をお願いします。あわせて、質疑、答弁に当たっては、要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
初めに、報告第1号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に係る専決処分の報告について質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これで報告第1号 自動車事故の和解及び損害賠償額の決定に係る専決処分の報告についてを終わります。
次に、議案第1号 八幡平市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについて質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 討論なしと認めます。
これから議案第1号を採決します。
議案第1号を原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
〇議長(工藤隆一君) 起立全員です。
よって、議案第1号 八幡平市税条例の一部を改正する条例の専決処分に関し承認を求めることについては原案のとおり承認することに決定しました。
次に、議案第2号 令和5年度八幡平市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについて質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 討論なしと認めます。
これから議案第2号を採決します。
議案第2号を原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
〇議長(工藤隆一君) 起立全員です。
よって、議案第2号 令和5年度八幡平市一般会計補正予算(第8号)の専決処分に関し承認を求めることについては原案のとおり承認することに決定しました。
次に、議案第3号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分に関し承認を求めることについて質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 討論なしと認めます。
これから議案第3号を採決します。
議案第3号を原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
〇議長(工藤隆一君) 起立全員です。
よって、議案第3号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)の専決処分に関し承認を求めることについては原案のとおり承認することに決定しました。
次に、議案第4号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについて質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 討論なしと認めます。
これから議案第4号を採決します。
議案第4号を原案のとおり承認することに賛成の方は起立願います。
(起立全員)
〇議長(工藤隆一君) 起立全員です。
よって、議案第4号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の専決処分に関し承認を求めることについては原案のとおり承認することに決定しました。
次に、議案第5号 (仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについて質疑を行います。質疑ありませんか。
2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 大更のこの設計図を見ていたのですけれども、図書館が入るということで計画になっているかと思います。ちょっと気になったのは、図書館のところで、2階にキッズの子育て支援の施設があるというところと、3階に図書館があるというところで、子供の本が、キッズのほうのコーナーがあるというのと……要は学童用の本とキッズのコーナーが離れているのがちょっとどうかなと。畳スペースとあるのですけれども、多分ここにキッズ用の本が並ばれると思うのですけれども、これはどういう意図でこういう設計になったのか、ちょっとお聞きしたいです。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
3階の図書エリアのほうに小学生の図書コーナー、そして2階のほうに未就学のコーナーということでございますけれども、2階の屋内公園につきましては、未就学児童、乳幼児等も遊べるようなコーナーと、本に触れていただきたいというところから、同2階に設計をしたものでございます。もちろん兄弟等もいて、小学生等おるわけですが、3階の小学生等につきましては、絵本等だけではなく、しっかりと小学生以上も読むことができるような本を置くことですみ分けを図り、当然行き来も十分に可能でございますので、そのような設計とさせていただいたものでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 ちょっと私が懸念するのは、やっぱり小学生のお子さんと幼稚園のお子さん、まさに私の家庭がそうなのですけれども、そういった場合に、お母さん一人で見られたときに、両方見ることができなくなってしまうという可能性が高いのかなというふうに思っています。そこはちょっと1点懸念するところですので、どういう経緯でこうなったかというのは、理由は分からないのですけれども、そこを見直しができるのか、もしくは幼児は幼児というふうに割り切って考えるのかというところをちょっとお尋ねしたいです。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 特段行き来を制限することはございませんので、兄弟でのご利用ということも十分にご利用いただきたいと思っております。一方、2階のほうには一時預かり所、一時保育所も設けておりますので、もし兄弟の中でもちょっと上の子と重点的に遊びたい、あるいは下の子と遊びたいというときに、一方を預けるのは現実的にどうかということもございますが、そういった体制というものも取っておりますので、ぜひ行き来をして兄弟で楽しんでいただければというふうに考えておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 2番、田村正元議員。
〇議員 田村正元君 私、以前北海道の千歳市というところに住んでいまして、まさにこのような施設があったのです。名前はピッピちとせというのですけれども、子供が遊べる施設、それと1階は図書館というか図書施設があって、行き来するという中で、その施設は子供の遊具、この設計図でいえば2階のところは支援員みたいな方がいらっしゃって、そういった対応をしていたということがありました。ですので、子育て世帯のお母さんのそういった不安もあるかと思いますので、そこに関しては十分配慮、もしくはサポートできるような、これはいわゆるハード面だけではなくて、ソフト面でのことも考えてやっていただきたいと思いますが、その考えはあるのかお尋ねいたします。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 議員おっしゃるとおり、基本的に保護者と一緒に空間を有効に使っていただきたいという思いがございます。ただ、子供の数が多くなりますと、保護者の方々だけではという場面ということも十分に想定されますので、その点につきましてはご指摘のとおり、運営側としてどういった支援員、何人が必要か、そういったことは現在詰めておるところでございますので、そういった体制を目指してまいりたいと、そのように考えておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 4番、関治人議員。
〇議員 関 治人君 同じく図書館についてお伺いします。例えば体の不自由な方への対応についてどのような配慮をなされているか、お伺いしたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 お答えいたします。
エレベーターが3階の図書館まで利用できるということが1つございますし、それから書架と書架の間をなるべくというか、車椅子等でも移動できるような、そういう空間を十分考えながら配架したいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
〇議長(工藤隆一君) 4番、関治人議員。
〇議員 関 治人君 前にも私、これは質問したのですけれども、現在の図書館を見ますと、バリアフリーと言うには程遠いような状況ですので、やっぱり最先端のこういうバリアフリーの技術を使ってしっかりしたものを造っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
議員ご指摘のとおり、確かにどなたでも利用がしやすいというところは目指す施設の一つでございますので、ユニバーサルデザイン、行き先を示す案内板ですとか、教育長が先ほど答弁申しましたように、歩きやすいスペースを確保するですとか、そういったことには配慮を引き続きしてまいりたいと、そのように考えておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 10番、熊澤博議員。
〇議員 熊澤 博君 財政的見通しについて、やはり伺っておかなければならないなというふうに思っております。これまで大更駅周辺開発に約90億円投資してきたわけです。さらに顔づくり施設、今の20億円ということで……
〇議長(工藤隆一君) 熊澤議員、マイクをもうちょっと……ちょっと聞こえづらいので。
〇議員 熊澤 博君 合わせまして約110億円ということで、西根、松尾の3中学校の統合計画も今出てきておるわけで、これは高校、大学の受験競争を考えれば、確かに学習室、自習室、これのある図書館というのは非常に価値あるように思いますし、それからこの図書館の近傍地が将来統合中学校の理想であるというのも、これも非常に説得力があると思います。これまた大更周辺の一極集中そのものになるのではないかということで、これは非常に問題ではないかという声も寄せられております。私もそう見ております。例えば東京の一極集中では、特定の地域に人口や政治、経済、文化などの機能が過度に集中することでありまして、特にも東京圏の人口は、総人口の3割を占めるまでになってきているということで、実は私たちのこの八幡平市も、合併しまして広大な市域にあっても、これまでは規模は小さくても、地域社会の再生や住みやすいまちづくりを目指すというコンパクトシティーの考え方がございました。今後は、これを諦めるのではないかという懸念が正直あるのです。駅周辺へ都市機能が集積することになるという人為的な人口減少、これは寺田や安代地区などの遠隔地の人口減少、これを考えますと、自然環境の保全という農林業の再生や、少子高齢化対策や、いわゆる自主防災などを不可能に近いものにしてしまうおそれがあるというふうに私は見ておるわけです。
市は、遠隔地の手当てをする財源は今後どうするのかという、その辺の市長の見解も伺った上で、賛成するか反対するかを判断していかなければならないと私自身は思っております。そういう点での市の見解、考え方、財政的見通しにつきまして、やはり伺っておかなければならないと思っております。
〇議長(工藤隆一君) 熊澤議員、ちょっとよろしいでしょうか。第5号は、顔づくり施設の建設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについての……
〇議員 熊澤 博君 それに関する、いわゆる財政的見通しという点での伺いでございます。次の予算に出てくるのは、もちろん分かっております。そこでの議論でもあるわけなのですが、今回こういう情勢の中で提案してくるという真意、私はどうも図りかねているのですが、その辺市の財政的見通しも含めまして、今後どうするのかと。あそこはあそこで、いわゆる駅前の開発はやっていくと、その後はどうするのだということも含めまして、前もってやはり市の財政的見通しにつきまして伺っておきたいなと。それをもって賛成、反対の判断にしたいと、参考にしたいというふうに考えているのですが、いかがでしょうか。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げたいと思います。
ちょっとなかなかお答えが難しいところもあるわけでありますが、今の顔づくり施設の建設に当たって、私が熊澤議員の今の質問を聞いておりますと、顔づくり施設の建設によって、いわゆる人口減少を加速させるのではないかというようなニュアンスでのご質問と捉えましたが、そうではないわけですか。あるいは、ほかの地域がますます過疎化していく、そこをどうしていけばいいかと、そこの因果関係ということではないですよね。あくまでも大更の駅前の顔づくり施設の建設によって、地域を余計に疲弊させるのだということではなくて……
(「それもあります」の声あり)
〇市長 佐々木孝弘君 それもありますか。
私の考え方では、大更の駅前の顔づくり施設を建設することによって一極集中とおっしゃいましたが、そこまで人口が大更に集中する、そういった要因にはなり得ないのではないかというふうには思っております。にぎわい創出は、あくまでも駅前の人通りを多くして、いわゆる都市計画道路の両側に整備を予定する新たな商店街に多くの人たちが行き交いながら、駅前のにぎわい創出を図っていくのだということでありますので、今回の大更駅前顔づくり施設によって、それぞれ各地域のほうから人口を寄せてくるという、いわゆる住宅団地なりの構想であれば、そういう部分もあるかと思いますが、そういうことではないというふうに思っています。
やはりここの市役所の庁舎があるわけでありますので、いわゆる行政の拠点としてはここになるわけであります。そして、大更はそういう商店街のにぎわいを創出するということでの目的でありますし、あとそれ以外、いろいろ地域も人口減少が進む中で、どうやって活力を維持していくか、過疎化の進行をいかに食い止めるかということが大きな課題であるわけであります。そこは、財政見通しということを前提に、総合計画の策定を来年度行うわけであります。いわゆる第3次の総合計画が、令和8年度からの10か年計画がスタートするわけでありますので、そこで過疎化の進行を食い止める政策を総合計画の中に打ち出しながら、そして財源の裏づけも図っていくという、そういう流れで進めていきたいと思っています。
個別のお話は、まだ現段階では今年度、来年度にかけて、地域の住民の皆様からも意見を聞きながらいろんな課題を整理して、再来年度からの10か年計画に結びつけていく、そういったことで取り組んでいきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(工藤隆一君) 10番、熊澤博議員。
〇議員 熊澤 博君 八幡平市は、いわゆる農の大地と輝の大地ということで、農業と、それから観光を2つの柱にしてやっていくということを標榜してきているわけなのですが、農の大地のほうが本当に大変な時代に今なっていると。私は、今まで議会審議の中で、今日ではないのですが、田んぼをただであげるからもらってくれないかというような事態にまで、本当に厳しい情勢に追い込まれているのだという、そういう中にありまして、やはりそういう財政負担、令和8年度から新たにということなのですが、それを待っていられないような厳しさが正直今あると思うのです。例えばこの間の国会審議のあれでちょっと触れてみますと、農林水産省の農業構造動態調査から取ったものなのだそうですが……
〇議長(工藤隆一君) 熊澤議員、度々言っておりますけれども、顔づくり施設の請負契約の締結に求めることのあれですので、簡潔に……
〇議員 熊澤 博君 ちょっと市長の考え方を問いただしてという意味で、あまり長くはやるつもりありません。
そういうことで、実は稲作の所得が国会で議論になっておりました。そうしたら、2021年は経営面積が稲作2町5反3畝、そして年間所得が1万円だそうです。これくらいやってたったの1万円。時間当たりの所得が10円だそうです。2022年は経営面積が平均で2町7反9畝、これまた年の稲作の所得が1万円、そして時間所得が10円と、本当にこういう厳しい情勢が農業の面では突きつけられているのです。ですから、ただでいいからもらってくれないかという声が本当にあるのです。ただでももらえないという現状があると、そういう情勢の中にあって、こういう一極集中のような形の投資というものは、いかがなものかなというふうに率直に思っているのです。そういう点で、農の大地も含めました市長の考え方を改めて伺っておきたいなと、その上で賛否を決定したいというふうに考えております。よろしくお願いします。
〇議長(工藤隆一君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 次の補正予算の中でもご説明したわけでありますが、今回の顔づくり施設の財源として、正直言って、これまで内定いただけるかどうかということが非常に不明なところもありましたので、内閣府のDX交付金の交付について、昨年の秋口あたりから鋭意チャレンジしてきました。3月29日にようやく内示をいただいて、かなり安堵といいますか、ほっとしているところであります。総額で10億の事業費を認めていただいて、2分の1交付でありますので、7年度の予算措置はまだ確定ではありませんが、2か年で5億という財源の見通しが立ってきたということもあります。
その成果としては、次の議案になってちょっと申し訳ないのですが、地活債ということで、これまでもご議論いただいてきた交付税算入30%の分を今年度、6年度は全額落とすことができましたし、いわゆる7割交付税算入の過疎債とこの交付金等々で財源を回せる、組み立てられる、そういった見通しが立ったということで、一般財源に関しては相当抑えることができたというふうに思っています。
そういうことも踏まえて、財源にはかなり頑張ってきたつもりでありますので、それは熊澤議員も先ほどおっしゃった、いわゆる統合中学校の建設、当然それも視野に入れながら、あるいは農と輝の大地、農業、それから観光分野、これまでコロナあるいは物価高騰、海外情勢等で、円安等で疲弊してきたこの分野をやはり再構築する、そういう思いで次の総合計画にまとめるというようなことであります。それでは遅いのではないかという話もありましたが、そこは国と連携して、これまでもコロナ交付金等を活用しながら支援はしてきたつもりではありますが、あくまでもそこは財政的な支援だけでありますので、農と輝、農業、観光に対して、どういうてこ入れをしていくかというところ、ここをすぐに、今の段階で、6年度の予算でもいろいろ計上はしておりますけれども、改めて基本構想の中でしっかりと市民あるいは事業者の方々にアピールしていく、訴えていくということで、共にそこに向けて頑張っていく、そういったところを喫緊にまとめていきたいというふうに思っておるところであります。
繰り返しますけれども、いずれ基本となるのは、財政見通しが重要なことであるのは間違いありません。そのために我々も努力してきたということはご理解いただきたいと思いますし、そのことによって、これまでも起債の残高も大幅に減額してまいりましたし、年間30億円の償還額を今は23億まで落としてきましたので、そういった形で学校統合、農と輝、それぞれに振り向ける財源の見通しも立てながら取り組んでいきたいというふうに思っておるところでありますので、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(工藤隆一君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 討論なしと認めます。
これから議案第5号を採決します。
議案第5号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
〇議長(工藤隆一君) 起立多数です。
よって、議案第5号 (仮称)大更駅前顔づくり施設建設工事の請負契約の締結に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。
次に、議案第6号 令和6年度八幡平市一般会計補正予算(第1号)について質疑を行います。質疑ありませんか。
12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 8ページのデジタル田園都市国家構想交付金、市長から一部説明がありましたが、3月29日に内示があって、大変有利な補助だということですが、今年度分としてはこれぐらいだけれども、総額10億円程度ということですが、全体構想と補助率、そして来年度の予定等、概略も採択になっているのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
ただいまご質問ありましたデジタル田園都市国家構想交付金についてでございますが、こちら様々な交付金の中身がございますが、そのうちの地方創生拠点整備タイプという交付金に手挙げをしたものでございます。こちらの交付金につきましては、道の駅を起点とした、例えば観光、農業の発展、スタートアップ、起業家支援などの施設の建設、そして子育て支援施設による拠点化といったものが主に対象になっていくというものでございまして、先ほど市長が申し上げましたとおり、秋頃から内閣府、県を通じまして、該当が可能かどうかということを進めてまいったものでございます。
補助率につきましては、当該事業費に係る2分の1が交付されるものでございまして、ただし上限枠がございます。都道府県が15億、中核中枢都市が10億、市区町村につきましては5億円が上限となっておるものでございます。今回の申請につきましては、令和6年度、7年度の2か年の事業として5億円の獲得を目指したものでございまして、先般3月29日に内閣府より、6年度分の1億2,500万円が内示を受けたということで、このたび補正予算として提案をさせていただいたものでございます。残り3億7,500万、合わせて5億円につきましては、改めまして7年度に向けての6年度中の申請ということが必須となっておるものでございますが、おかげさまをもちまして、地方創生拠点整備タイプ四十数件、50件近くある申請の中で、今回は37件が内示、該当ということで当確を受けた1件でございますが、内閣府の参考事例集の一つとして、大更駅前顔づくり施設につきましては公表されておりますので、7年度につきましても高い期待を持って申請に向けていきたいと、そのように考えておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 2分の1の補助で上限が5億円ということで、大変有利な事業を導入していただいて、本当に努力の成果が表れたと思います。ぜひ来年度にも総額の上限額をもう一回入れてやれるように努力していただきたい。
そして、今いろいろ項目を述べましたが、具体的に図書館の事業がハードなのかソフトなのか、どのような事業なのか、ちょっと分かりかねますので、具体的な事業の内容についてお伺いします。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 失礼いたしました。こちらの交付金につきましては、まさに建設事業、建設費に充てられるものでございます。ハードそのものに充てられる交付金でございますので、6年度につきましては1億2,500万円を6年度工事分に、7年度申請内示が通りましたならば3億7,500万円、合わせて5億円分を建設工事費に充てるという考えでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 15番、橋悦郎議員。
〇議員 橋悦郎君 私もデジタル田園都市国家構想交付金について伺いますが、顔づくり施設2階部分を、当初は地域活性化事業債という3割の補助しかないものを使うということにして、今回はそれを全部なしにしたわけですけれども、2階部分というのは、今課長が説明しました5億円で済むのか。足りないとすれば、それはまたどういう財源を考えているのか、そこを1つ確認したいと。
それから、5割の交付金ということなわけですが、この間駅前周辺の開発、辺地債とか、それから社会資本整備総合交付金なども使ってやってきたわけで、それらに比べると、5割の交付金といってもそんなに有利なものではないと。残り半分は、当市の一般財源で負担していかなければいけないわけですから、地域活性化事業債と比較したら、金額的にどれぐらいの数字が読めているのか、そこも分かりましたらちょっと伺いたいと思います。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
まず、地域活性化事業債につきましては、これまでもご質問いただきましたとおり、3割の交付税算入、充当率は90%ということで、不利ではないかということを再三ご質問いただいておったところでございます。このたび先ほど申し上げましたデジタル田園都市国家構想交付金の交付を受けまして、現時点では見込みの回答にはなりますけれども、5億の見込みを地域活性化事業債の相当額と組替えをいたしまして、基本的に過疎債、デジタル田園都市国家構想交付金、そして市有財産整備基金をもって今回の建設費に充てたいと、そのように考えておるところでございます。
2階部分に足りなくなるのかというお話でございましたが、あくまでも全体の配分として見ておるものでございますので、5億円で2階部分が足りる、足りないということではなく、全体の建設費の中に5億円を盛り込んでいって、地活債を予定しておった2階相当額についてもここに充てていくということでございますので、全体を見て、そのような形を取ってまいりたいと、そのように考えておるところでございます。
2点目、様々な有利な起債等がある中で、今回のデジ田交付金がどのような効果があるのかというところでございますけれども、1点ちょっと訂正でございますが、大更地区については辺地債は使っておりませんので、これからも過疎債等を中心に、建設については進めてまいりたいと思っておりますが、現段階の見込みでございますけれども、前に答弁させていただいたかもしれませんが、当初デジ田交付金が入る前の、いわゆる一般財源の持ち出し分については、およそ8億を超えていくだろうということでお話をさせていただいたと記憶しております。今回デジ田交付金が入ることによりまして、まだ試算の段階ではございますので、今後変化があるということはお含みおきいただきたいと存じますが、3億以上の減ということで、建設費全体に係る一般財源の持ち出しが5億円を超えるくらいまで削減できるのではないかという見通しを立てておるものでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 15番、橋悦郎議員。
〇議員 橋悦郎君 顔づくり施設の建設費の説明では、1階部分については公共施設整備基金を使うのだと、そして2階部分は、先ほど言いました地域活性化事業債、これを使うと、そして3階部分については、私、辺地債と言いましたけれども、過疎債を使うのだと、こういうふうに説明してきたわけですよね。そうすると、2階部分が5億円で済むのかどうかです、問題は。足りない分は、結局一般財源、基金を使うか過疎債を使うかということになると思うのですけれども、その辺が今ちょっと曖昧な答弁でしたので、もう一度伺いたいと。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
これまでお答え申し上げてきた部分でございますけれども、あくまでも面積の案分率、それぞれの面積と、あるいは内容によって、分かりやすいような形で1階部分はそのような形、2階部分はそのような形ということでございますが、今回のデジタル田園都市国家構想交付金につきましては、お認めいただいた全体事業費のうちの仮定5億ということで認識しておりまして、この5億が2階部分のみということというふうな認識はしておりません。あくまでも全体の建設費の中で活用してまいるということでございますので、ご質問いただきました2階の部分で、5億で足りる、足りないという議論にはならないものというふうな認識をしておるものでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤隆一君) 15番、橋悦郎議員。
〇議員 橋悦郎君 単純に20億を1階、2階、3階で分ければ7億近くになるわけですよね。ワンフロア7億近くになるわけでして、だから2階の5億といったら、2億円足りなくなるのではないかと、単純に計算して。それは、基金を使うのか。過疎債も非常にいっぱい入っていて、なかなか余裕もないということになれば、最後は結局基金を使わざるを得なくなるのではないかというのを私は聞いているのですけれども、改めて。
〇議長(工藤隆一君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 佐々木宣明君 失礼いたしました。この起債を使うに当たりまして、起債の申請の部分といたしまして、こういった箇所に使いますということが必要でございますので、これまで1階部分、2階部分というような分けた答弁を想定した上で行ったものでございます。このたび地域活性化事業債をデジ田交付金のほうに振り替えることで、先ほどご質問を受けましたが、単純に7億、7億、7億ということではございませんので、その振替を行うということが第1点でございます。その5億円を投入した上で、過疎債の状況を踏まえつつ、市有財産整備基金の投入ということも踏まえまして、先ほど申し上げましたように、全体の想定としては3億ほどの減になるのではないかということで進めておるということでございますので、何とぞご理解を賜りたいと存じます。
〇議長(工藤隆一君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 質疑なしと認めます。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇議長(工藤隆一君) 討論なしと認めます。
これから議案第6号を採決します。
議案第6号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(起立多数)
〇議長(工藤隆一君) 起立多数です。
よって、議案第6号 令和6年度八幡平市一般会計補正予算(第1号)は原案のとおり可決されました。
☆
閉 会
☆
〇議長(工藤隆一君) 以上をもちまして本臨時会の日程は全て終了しました。
本日の会議はこれをもって閉じ、閉会といたします。大変ご苦労さまでした。
(11時13分)