予算特別委員会会議次第
日 時 令和 6年 3月14日(木) 午前10時
場 所 八幡平市議会議事堂議場
1 開 議
2 議 事
(1)議案第24号 令和6年度八幡平市一般会計予算
(歳出 8款土木費〜14款予備費)
(2)議案第25号 令和6年度八幡平市国民健康保険特別会計予算
(3)議案第26号 令和6年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
(4)議案第27号 令和6年度八幡平市水道事業会計予算
(5)議案第28号 令和6年度八幡平市下水道事業会計予算
(6)議案第29号 令和6年度八幡平市病院事業会計予算
3 散 会
出 席 委 員(16名)
1番 外 山 一 則 君 2番 田 村 正 元 君
3番 齊 藤 隆 雄 君 4番 関 治 人 君
5番 羽 沢 寿 隆 君 6番 工 藤 多 弘 君
7番 勝 又 安 正 君 8番 北 口 功 君
10番 熊 澤 博 君 11番 立 花 安 文 君
12番 渡 辺 義 光 君 13番 工 藤 直 道 君
14番 古 川 津 好 君 15番 橋 悦 郎 君
16番 橋 光 幸 君 17番 井 上 辰 男 君
欠 席 委 員(なし)
委員外出席(1名)
18番 工 藤 隆 一 君
説明のために出席した者
市 長 佐 々 木 孝 弘 君
副 市 長 田 村 泰 彦 君
教 育 長 星 俊 也 君
企 画 財 政 課 長 関 本 英 好 君
総 務 課 長 佐 々 木 善 勝 君
防 災 安 全 課 長 多 田 和 雄 君
ま ち づ く り推進課長 工 藤 輝 樹 君
文 化 ス ポ ー ツ 課長 関 貴 之 君
税 務 課 長 藤 原 重 良 君
市 民 課 長 高 橋 繁 範 君
地 域 福 祉 課 長 村 上 郁 子 君
健 康 福 祉 課 長 齋 藤 美 保 子 君
農 林 課 長 佐 々 木 仁 君
花 き 研 究 開 発 津 島 佐 智 幸 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 佐 々 木 宣 明 君
建 設 課 長 工 藤 剛 君
上 下 水 道 課 長 高 橋 康 幸 君
八幡平市立病院事務局長 小 笠 原 文 彦 君
会 計 管 理 者 兼 橋 誠 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支 所 長 金 田 一 捷 誠 君
安 代 総 合 支 所 長 畠 山 健 一 君
教 育 総 務 課 長 遠 藤 幸 宏 君
教 育 指 導 課 長 柏 英 保 君
農 業 委 員 会事務局長 田 村 春 彦 君
監 査 委 員 事 務 局長 佐 々 木 由 理 香 君
事務局出席者
事務局長 及 川 隆 二
議事係長 高 橋 美 穂
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開 議
☆
〇副委員長(北口 功君) ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は16名であります。定足数に達していますので、会議は成立します。
これより本日の会議を開きます。
(10時00分)
☆
議案第24号 令和6年度八幡平市一般会計予算
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〇副委員長(北口 功君) 会議は、会議次第によって進めてまいります。
会議次第2、議事、議案第24号 令和6年度八幡平市一般会計予算を議題とします。
内容説明は終わっていますので、直ちに審査を行います。
初めに、8款土木費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の185ページから202ページまでであります。
質疑ありませんか。
勝又安正委員。
〇委員 勝又安正君 おはようございます。事業概要説明書の63ページ、市道等整備事業ですが、事業概要の(4)、市道鴨志田線外整備は昨年から、安代診療所付近から工事が進められております。大雪など東北自動車道が通行止めで、非常に危険な状況が282号線に発生するときもあります。桜松神社へのアクセス道路としても、またミニバイパス機能も備えた道路整備であり、住民は完成を心待ちにしております。当事業は、社会資本整備総合交付金を活用しての事業で、当初の計画の予定は令和7年度が事業完了予定とありましたが、社会資本整備総合交付金の見通しが不安定な状況と伺っております。今後どのように進めていく計画なのかお伺いいたします。よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
市道鴨志田線の整備状況についてのご質問になります。当該路線につきましては、委員ご指摘のとおり社会資本整備総合交付金の対象事業として、平成26年度に全線の概略設計に着手し、地区ごとの地権者説明会を開催し、整備ルートを決定し、平成27年度から令和4年度にかけて道路詳細設計、橋梁設計、測量設計を行い、これに合わせて支障物件の補償や用地買収を実施し、今年度から、安代診療所から市道軽井沢高畑線までの一部補償及び用地買収と、安代診療所から市道白山叺田支線までの拡幅改良工事を実施しております。
令和6年度につきましては、今年実施しております拡幅区間の改良舗装工事を計画しているところでございます。これまでも国道282号線の竜ケ森や見返り峠、両峠において大型車のスタックによる立ち往生が発生し、荒屋新町で大型車同士の擦れ違いの困難等による渋滞の発生も確認されているところでございますので、鴨志田線の進捗を図りながら、国道282号線の狭隘箇所の解消について、管理者である岩手県に要望をしながら、狭隘箇所の解消や市道整備について進捗を図ってまいりたいと考えております。よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 1点お伺いいたします。予算書の198ページ上段にあります。概要説明書は63ページです。田山パーキングの緊急流入路・退出路整備工事負担金についてお伺いいたします。
いよいよ工事が始まるとは思うのですけれども、緊急に係る車両を、まずどういうのを想定しての緊急の退出路なのかお願いしたいと思います。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
田山パーキング緊急流入退出路につきましての緊急車両の種類についての質問だと思います。車両につきましては、緊急車両限定となります。これまでも、例えば救急車等であれば、高速道路を使う際、緊急時病院に向かう際には、そのまま料金がかからずゲートをくぐって入っている状況、帰りについてはネクスコ東日本の協定に基づいて、費用がかかる場合とかからない場合というのがあるようでございます。
今回の田山パーキングの緊急流入退出路につきましても、流入、退出できる車両については緊急車両限定となります。ですので、例えば消防署さんであったり警察署さんであったり、そちらとネクスコ東日本さんとの協議が調っている車両についての流入、退出ということになると、ネクスコ東日本のほうから確認しております。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 要は、赤灯をたいた状態の車という判断でいいかとは思うのですけれども、想定をあまりにも大きく考えるかも分かりませんが、例えば田山と荒屋新町の間で、貝梨峠が何かの土砂崩れ等で全く通行できないといったときに、消防車両なりポンプ、大型の車両も考えての幅とかというのを盛って造っているのかどうかをちょっとお聞きしたいなと思って。将来的に規制緩和等でこの緊急退出路が一般車両とか、そういうのが流出なり、退出は難しいかもしれないですけれども、要は出入りができるような形に持っていくのが地元の方が求めている部分もありますので、その部分に関して今現在考えている緊急車両というのは、大型の車両等も考えての幅なりを取って計画しているのかどうかお伺いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
緊急流入退出路のゲートについてのご質問だと思います。ゲートにつきましては、ちょっと今規格まではここでお話しできないのですけれども、ゲートにつきましては、パーキングと緊急流入退出路については、冬期間は除雪もしなければならない場所になります。ですので、除雪車両等が出入りできる規格で高さと幅員を取って、ゲートは設置されております。ただ、ゲート自体はどのように開け閉めするのかということになりますが、要はネクスコ東日本と協定を結んでいただいている消防機関、警察機関等にリモコンのスイッチをお渡しします。それによってゲートを開けて出入りするという中身になりますので、今委員のほうからおっしゃられましたような一般車両についてとなると、当然料金の関係が発生しますので、今のゲートのままでは難しい、できないものと考えております。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 河川費について、200ページ、前にも一般質問もしましたが、大更駅前周辺あるいは病院周辺の開発によって、非常に大水が出るのです。それだけということではないと思いますけれども、前の建設課長に河川流域の調査をしてほしいということでしたが、あまり進んでいない。実際大雨が降ると、床下、両沼公民館付近です。その辺を専門的に調査しなくても、私も一緒に行って現場見ればこうだなと分かりますので、前の課長のときに調査してちゃんとやるという答弁いただいていましたが、議員の任期ももうなくなりますし、異動もありますので、その辺建設課長は駅周辺から流れている河川について、どう現状を把握しているのか、あるいは現場見ていただいて、そこのヒューム管を少し大きくすれば全てが解決するし、今上流のほうも工事していましたが、その辺の現場調査なり、今後の対応をどう考えているか、1点お聞きします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
大更駅東側の排水流域調査について、以前議会の一般質問のほうで答弁させていただいている中身だと思います。まず、業者委託による調査事業の前に、令和4年3月に更新されました市の防災マップに掲載された平成25年豪雨による浸水区域で、市が管理する排水路や法定外公共物がある箇所、浸水箇所でそういう箇所、うちが管理している施設がある場所については、令和4年、5年で現地を、全部ではありませんが、確認してきている状況です。令和5年度、一部の排水路で土砂撤去等も実施してきておりました。委員ご指摘の地域におきましても、今後職員による現地確認を実施しながら、対応等の検討をしてまいりたいと考えております。ただ、内容によっては費用がかかるような対応をしなければならない箇所もありますので、その辺については河川管理の維持修繕の予算の中で、対応できるものを対応したいと考えております。
また、駅東について、ほかの箇所もそうなのですけれども、用水を管理している改良区さん、こちらのほうと豪雨警報等が出た場合のパトロールにおいて現地確認をして、情報共有しながら水門を閉鎖してもらったりだとか、そういう対応を取りながら、豪雨災害による浸水等の未然防止に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 自分のところなので、一般質問以降、このことは取り上げていませんが、議員の任期も迫っておりますし、約束した事項ですので、専門的な業者の調査しなくても、現地を歩いていただければ、大体職員なり、あるいは私たち分かる範囲ですので、今上流のほうも工事していましたよね。その辺と、その河川のヒューム管を少し大きくすれば解決すると思いますので、ぜひ対応をしていただきたいので、上流の改良等、あるいは下流に続くヒューム管と、現状の改良をしていましたが、その辺のお考えもお聞きします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
先ほども答弁しましたけれども、職員による現地確認をまずしたいと思います。あとは、今委員ご指摘のヒューム管等につきましては、下流の状況確認をしながら、どのような対応をすればいいかというのを検討しながら現場対応を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 水田が病院用地あるいは駅前開発等で、その影響も少なからずあるというような発言ですので、自然状況による雨水ですけれども、その影響はあります、現在。あると思います。その辺も考慮しながら、ぜひ職員による現場確認をして、最小限に水の上がらないような対応をお願いしたいので、ご答弁をもう一度、言いっ放しでは駄目だということですから、現地確認して、そこの場所は分かっていると思いますので、その辺の確認をもう一度お願いします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
防災マップに掲載されている浸水区域については、JR花輪線を越えた地区になりますので、そちらのほうも踏まえながら、あとは下流につきましても、最終的に流れ着く大きい水路等までの確認をしながら、問題箇所について改修等を検討したいと思いますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 194ページの除雪車の購入についてです。以前も除雪用のローダーの更新ということで質問したのですけれども、これは6,600万という非常に高価な車両なわけですが、これは新規に買うものなのか、古い車両から更新するために買うものなのか、そこを確認したいと。
それから、次のページの196ページですが、八幡平市道路整備計画修正業務委託料1,640万とあります。これまでも市道整備計画、議会でも様々議論をされてきておりますが、これはどこを修正しようということで、今回こういう予算を取っているのか。この2点についてお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
まず、1点目が除雪車両、ロータリー除雪車2.6メーター級についてのご質問ですが、こちらの車両につきましては、市直営路線を除雪しているロータリー除雪車の更新になります。
市道整備計画の修正内容についてですが、こちらにつきましては整備計画の5年の見直しにつきまして、今回の一般質問の中でちょっと答弁させていただいておりますが、短期整備事業費の3億5,000万をめどに事業のほうは進めてきている状態です。ただし、当然社会資本整備総合交付金や各起債等を使いながらの事業推進になりますので、交付金等の配分率、配分の内示率に応じて事業を進めてきている状況です。令和6年度が10年目に当たります。地域の状況等も変化してきておりますので、その地域の状況に合わせて、これまでもAグループ、Bグループと分けてはきておりますが、それぞれの路線の交通量調査等をしながら、状況変化をまず捉えて、それに合わせた見直しについては各財源等、それぞれの路線、社総交と過疎債とか、社総交と辺地債、単独の過疎債、辺地債を対象とした事業がございますので、それぞれの財源等の状況を見ながら、計画期間等の見直し等もかけたいと思っている状況です。
あと、すみません、除雪車両についてですが、令和5年度までは社総交の対象事業として予算措置をさせていただいてきておりましたが、社総交のほうはこれまで何回もご説明しておりますが、配分額に対する内示率が下がってきているということで、令和6年度からは緊急自然災害防止対策事業債という起債を利用しながら、購入をしながら更新を図っていきたいと考えているところです。よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 ロータリー車ですけれども、更新ということなのですが、どれぐらいの期間これは使われてきたのか、更新の時期というのはどういう基準があるのか、その辺も含めて。この間、除雪機については、更新した際、古いものは業者に払下げをしていると、こういうことも伺いました。私たちからしてみると、できるだけ長い間大事に使っていただきたいなと、少しでも購入費を減らしていくためには、そういう使い方をしてほしいなと思っているわけですが、払下げをした機械というのは、その後どうなっているかというのは確認しているのでしょうか。多分使われていると思うのですが、その辺更新するという基準がどういうものなのか、ちょっとよく分からないのですが、そこも含めて伺いたいと。
それから、市道整備計画なのですが、今までの計画は予定どおり、計画どおり、多分遅れてはいると思うのですが、計画したとおり進んでいないのではないかと。その辺も含めて、改めてまた計画し直すということでしょうか。
それから、特に大事なのは、あの中でAランクにされている路線については、これは格下げしてはならない路線だと思うのです。今度の計画の中で、その辺の扱いはどのようにされようとしているのか。
あと、計画の見直し、1,600万ですか、これもまた随分お金がかかるものだなと思いますが、その辺のことについても伺いたいと。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 まず、除雪車についてですが、更新車両の資料が手元にないので、ちょっと時間をいただきたいと思います。
耐用年数等につきましては、車両ごとに違いがありますけれども、5年から8年という形になっております。今回更新しようとする車両については、ちょっと時間をいただければと思います。
あとは、払下げにつきましてですけれども、市のほうで払下げなり更新をする際に基準として考えているのが、車検は2年に1回ですけれども、毎年定期点検を行っております。それに係る費用が3年平均で年間200万を超えてくるような車両、こういった車両について更新計画を立てて、更新を実施している状況になります。ですので、そのぐらいの修繕料がかかるような状態になったもので更新した車両について、払下げを実施しておりますが、実際売払い価格につきましては修繕料よりも安い価格で、この価格についてもメーカーとかの見積りをいただいて、最低価格という表示をさせていただいて、入札をさせていただいております。場合によっては、油圧計等が使えなくなったような車両でも、部品取り等で売払いで買っていただけるというものもございますので、そういった更新車両については極力売払い等を行いながら、更新に係る費用に充てていきたいというふうに考えております。
あと、道路整備計画についてですが、まず委員さんのほうからありましたAグループについては、格下げしてはならないのではないかということですけれども、これにつきましても、グループの中でもそれぞれの路線が概略設計等を行っている路線ではございませんので、今回の見直しの中で交通量調査等を行いながら、どういう優先度の路線なのかというのをもう一度見極めていきたいと考えておりますので、格下げしないと決めた考え方ではなく、もう一度まず検証してみるという形で委託のほうを進めたいと考えておりました。
委託費用につきましても高額、費用がかかる中身ですけれども、これは当然道路規格等を精査しながら、改良が必要なのかどうかという検討をしていただかなければなりませんので、職員での実施というのは困難であり、委託業務で発注する形になりますので、あとはまた交通量調査等の実施もありますので、それで委託業務で実施していきたいという考えになりますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 除雪機械ですが、必要なものは、これは私は反対するものではありませんので、ちゃんと除雪ができるようにしなければならないというのはそのとおりです。ただ、非常に高価なものです。1台が6,600万ですから、これを見ると。だから、庶民感覚にしますと、できるだけ長く使っていただきたいというのは、これは誰しもが願うことなわけでして、機械的に耐用年数が過ぎたからとか、先ほどは車検に200万を超えるようなものについては更新ということですが、それでも、200万を超えても6,600万ですから、使えるのであれば1年でも2年でも長く使ってほしいというふうに思うわけでして、例えば今回計画しているロータリー車、これの払下げというのは、どれぐらいの金額を予定しているのでしょうか。そこをちょっと確認したいとます。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
更新する車両についての払下げ価格についてのご質問ですけれども、今時点で除雪作業に入っているので、まだメーカー等から見積りをいただいていない状況にございますので、価格のほうはちょっとまだ分からないという状況になります。
〇副委員長(北口 功君) 工藤直道委員。
〇委員 工藤直道君 2点についてお伺いいたします。概要説明書の61ページ、道路軽舗装整備事業、それと予算書の190ページ、未登記解消事業についてお伺いいたします。
まず、道路軽舗装整備事業ですけれども、今年度90路線あるということですが、予算額が1,500万、令和6年度5路線という計画ですが、この予算額でいうと、毎年大体5路線ずつにすると、90路線を全部やるとすると20年はかからないのですが、十七、八年はかかるような感じでございます。例えば5路線ずつやっていっても、毎年何件かまた増える可能性もあると思います。もう少し予算額を増額して、少なくとも年間10路線ぐらいずつ進めていくべきではないのかなという気がしますが、そのことについてお伺いします。
あとそれと、合併前の町村の軽舗装の整備計画もまだ残っているのでしょうか。それも併せてお伺いいたします。
あと、未登記解消事業ですけれども、1,000万の計画ですが、令和6年度はどちらの地域を主に行う計画なのか、まだまだ結構あるかと思いますが、進捗状況をお伺いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
まず、軽舗装事業についてですけれども、5路線ずつだと20年近くかかるということで、10路線ずつできないかというご質問だと思います。軽舗装事業につきましては、令和4年時点で94件の要望箇所で、令和5年度に5路線を工事して89路線になって、さらに1路線要望が来て、現在90路線という状況になっております。90路線の内訳としますと、旧西根地区が62路線、旧松尾地区が11路線、旧安代地区が17路線、これらの要望箇所につきましては、人家の立ち並び等や現地の状況等、緊急度の高い5路線をまず整備するという中身で進めておりますが、令和4年度から過疎債の対象事業として軽舗装事業を進めておりますので、他の過疎債対象事業と調整しながら対応している中身になりますので、路線によって延長の短い路線等もあります。そういう箇所については、5路線プラスという形で整備を実施してきた年度もございますので、まず人家等の立ち並びということになりますので、今ある90路線について、今年度も全数はちょっと確認はできないのですけれども、古い案件ごとから現地の状況の再確認等も行いながら、場所によっては既に空き家になっているような箇所も含まれておりますので、その辺は精査しながら、優先度や危険度を見ながら事業のほうを進めたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
次に、未登記についてでございますが、令和6年度の予算が1,000万となっております。令和6年度は、10件の解消を目標に進める予定としておりますが、現在残っている未登記件数209件ございます。こちらについては、相続案件であったり広大地、未登記になっている土地の全体面積がかなり広い土地とかというふうな場所が現在残っている209案件になります。ですので、なかなか費用及び地権者交渉、これが相続案件で未相続の場合であると、相続関係人全ての方からの同意をいただかなければならない例もございますので、そういったことに時間を要してきているというのが現状の状況でございます。これまでは結構進んできたというのは、そういう案件以外のものをなるべく早めに解消するという形で進めてきておりましたが、令和4年、令和5年につきましては、そういった未登記案件であったり、そういうものを解消できているものであればいいのですけれども、まだ相続が済んでいないものについては、相続関係人との地権者交渉等がございまして、時間を要しているという状況になっております。
未登記につきましては、令和2年度、3年度で未登記の課税関係、非課税措置等を実施しておりますので、新たに出てきたような未登記につきましても、そういった税の措置のほうも行いながら、時間のかかるものが残っている状況ですが、なるべく進めながら未登記の解消に努めてまいりたいと考えております。
合併以前のものにつきましても、箇所ではございます。ただ、そちらにつきましても非課税措置等を行っておりますので、所有者本人には固定資産税等がかからない、健康保険税等もかからない状況での交渉になっていますので、ご理解いただきたいと思います。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 工藤直道委員。
〇委員 工藤直道君 未登記のほうは了解しました。
軽舗装に関してですけれども、先ほど私、合併前に計画された路線もまだ残っているのかと、あと予算1,500万プラス幾らかの増額をして早めに工事というか、路線の解消を進めていったほうがいいのではということで質問をいたしました。たしか2年ぐらい前、一度2,000万ぐらいまで予算を上げた年度もあったかと、私の記憶ではありました。せめてこれを2,000万ぐらいまで上げていただければ、もう少しスピード感を持って解消ができるのではないかなという感じはしていました。以前は、入札減なんかの金額も使いながら路線数を解消していくというお話でございましたが、入札減等の金額の対処というか、それもここ数年されているでしょうか。そのことも併せてお伺いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
まず、以前は2,000万の予算のときもあったという中身でございますが、あと入札減等を利用して路線数を増やしてきたという時期も確かにございました。それで、軽舗装事業につきましては、現道の幅員で表面、不陸整正を行った上に舗装をかけるというふうな事業になっております。ですから、境界確認までは行わないで、逆に隣接地権者の方から舗装する位置を確認していただいて、実施している事業です。路線を決めて、その後隣接地権者の方からの確認を行っていただくのにも結構時間がかかる事業でございます。
あとは、入札減等で路線数を増やすことにつきましては、発注時期の問題もございます。舗装工事ですので、どうしても12月の中旬頃までには終わらせなければならないという中身になりますので、その辺の入札減の予算と路線を見比べながら実施してきている状況でございます。
あと、補正予算での対応についても、施工時期がございますので、できる路線で優先順位の高いものがあればそういった要望もしながら、要望もというか、予算措置をしながら対応していきたいとは考えておりますが、今時点では地権者交渉をしながら実施していく路線数とすると、5から6、7路線ぐらいが限度かなというふうに感じているところです。
先ほど橋悦郎委員の質問を保留しておりました更新車両についてですが、初年度登録が平成9年10月のものでございます。耐用年数は8年で、既に経過しておりますが、こちらについてもいずれ修繕料が高額化してきておりますので、更新をすることとしたものでございます。よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 田村正元委員。
〇委員 田村正元君 私のほうは、予算概要書の64ページ、予算書の200ページになります。住宅水洗化リフォーム支援事業ということですけれども、来年度35件の目標があるということで、令和5年度も35件、令和4年度が実績値で48件、令和3年が42件ということで、割と35件前後申請があるのですけれども、これについてなのですけれども、これはホームページ上ではどこを開けば分かるのでしょうか。
〇副委員長(北口 功君) 上下水道課長。
〇上下水道課長 高橋康幸君 時間をかけてしまって申し訳ございません。ホームページ上では、「くらしの情報」の上下水道、「下水道・浄化槽」の中に住宅水洗化リフォームのページがございます。
〇副委員長(北口 功君) 田村正元委員。
〇委員 田村正元君 私も開いたら、上下水道の「下水道・浄化槽」というところをクリックすると出てくるのですけれども、これは住宅という主語があるのですけれども、住宅でいうといわゆる宅地支援というところで、「土地・住宅」という項目もあるのですけれども、そこを私は最初開いたのです。そうしたら、そこには載っていなかったのです。昨日のペレットの件もそうなのですけれども、要はカテゴリーが市民目線で見たときに、はっきり言って分からないのです。何か縦割り行政の弊害とかという言葉がよく言われるのですけれども、まさに市民目線で見たときには縦割り行政の弊害ということになります。ちなみに、移住者のほうにはすぐ分かるようになっているのです、移住支援の住宅地ということで。住んでいる人には分かりにくくて、移住してくる人には分かりやすいと、サイト上。これが昨日のペレットもそうなのですけれども、せっかく市独自でやっている事業ではないですか、商品券10万円ということで。これは岩手町もやっているのですけれども。
私からの提案は、市独自でやっている毎年更新される、特に市民の個人の皆様が申請できるものは、ホームページ上でしっかりとそれを明記するべきではないかなと思います。国だとか県の支援というのはまた別として、市が独自でやっている、子育て支援もそうです。そういったものは年度ごとに更新をして、今年度個人の方が申請できる支援、事業はこうですというものがクリックして分かると。これは、多分どこの行政もやっていないのです、私県内のホームページ全部見ましたけれども。そういったことで、市民目線でのホームページの作成というところをお願いしたいと思います。可能であれば、市長、答弁お願いします。
〇副委員長(北口 功君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 お答えします。
昨日に引き続き、情報発信の仕方ということだと思いますけれども、確かに市民目線で見ると見にくいという点もあろうかと思いますけれども、今それぞれ各課で独自の事業を持っているところでございますので、それらを合わせると膨大な事業でございます。市民の方全て対象にするとなると、なかなかどれが必要で、どれが必要でないかということも、これから取捨選択しなければならないということになろうかと思いますので、その辺市としてどの情報を伝えたいかというふうなことを仕分することも必要となると思いますので、これからはそれらのことも考えながら、市民の目線に立った情報発信に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇副委員長(北口 功君) 田村正元委員。
〇委員 田村正元君 大事なのは、行政側が選択するのではなくて、選択するのは市民の皆さんなのです。市民の皆さんへ選択をする情報を適切に与えるというのが行政の責務だと私は思いますので、そこをしっかりと捉えて支援事業を行っていただきたいと思います。
〇副委員長(北口 功君) ほかに質疑ありますか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで8款土木費の質疑を終わります。
ここで11時まで休憩します。
(10時45分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長(北口 功君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(11時00分)
〇副委員長(北口 功君) 次に、9款消防費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の203ページから210ページまでであります。
質疑ありませんか。
外山一則委員。
〇委員 外山一則君 予算書208ページ、あとは概要説明書が69ページですけれども、災害対策事業についてお尋ねをいたします。
まず、今年能登半島地震をはじめ、東日本大震災もそうですけれども、日本中で大災害のリスクが高まっております。そして、当市においても、災害は少ないと言われておりますけれども、大雨被害、そして岩手山噴火など、八幡平市も様々なリスクを抱えております。その中で、自主防災組織の立ち上げも、当市といたしましては防災に向けて頑張っていると感じます。そして、防災対策事業の中にあります防災対策専門員というのを毎年置いていると思いますけれども、具体的にどのような活動をされている方なのかお尋ねいたします。
〇副委員長(北口 功君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
当市で任用しております防災対策専門員でございますが、地域防災とか地域防災計画、災害に係る具体的な行動マニュアルの作成、あとは自主防災組織の立ち上げの支援、あとはマニュアルに基づいた訓練の実施等に対応するために1名任用しておりまして、平成25年9月から任用して、今ずっと同じ方が来ております。細かい事務、その他申し上げますと、国民保護の関係の事務とか、あとは火山防災の関係も専門に対応いただいておりますし、防災マップの更新、あとはこれまでの答弁の中でも若干触れておりますが、防災出前講座、あとはサロンでの啓発の講座等に対応をいただいているものでございます。
〇副委員長(北口 功君) 外山一則委員。
〇委員 外山一則君 今お聞きしまして、防災対策専門員の仕事が分かったわけですけれども、これからその方を中心といたしまして、私たち市議会議員も災害時には様々な役割があると思います。例えば基本的には、災害が起きたときには消防団の方もいらっしゃるので、消防団員として活動したり、あと救助活動、ボランティア活動など、議員である前に住民として災害に対応すると思います。その中で、同時に執行機関との連携、あと住民の要望の取りまとめ、あとは地域の避難体制づくりなど、議員が議員として果たす役割というのも大きいと考えております。
しかし、今年の能登半島地震の後の1月7日の記事にちょっと衝撃的な記事がありまして、陸前高田市の市議会議員が「議員は何もするな」というような記事がありまして、その内容でございますけれども、その意図といいますか、その方は災害時の対応はあらかじめ決まっている中で、議員がうちの地元に物資を優先的に回せとか、〇〇地区の復旧が遅い、急がせろとかと口を挟むことによって、かえって行政の対応が遅れ、復旧工事の優先順位が不当に曲げられる可能性がある。その方は、議員にできるのは復旧の邪魔をしないことと、一住民として地域の方々の話を聞くこととあります。その中で、記事を載せた人は、「議員は防災のプロではないので、下手をするとネット軍師のようなアイデアで、たとえ短時間でも現場を混乱させる可能性がある」と言っております。それで、陸前高田市では、議員が個別に行政に質問や要望を出すのは禁止、あとは議会と行政の情報共有の場を設け、要望等はその場で伝えるとルール化をしたそうです。ですので、私たち議員は地元の避難所を回って意見を集め、それを会議で共有することが大事と書いていますけれども、当市といたしましても防災対策専門員を中心に、やっぱり議会も含めた災害時のルールをつくっていったほうがよいと考えますけれども、見解をお伺いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
議員の皆様の災害時における行動のルールといいますか、それを行政とある程度共有しておいたほうがいいのではないかというような提言というふうに受け止めました。議会のほうの議員さん方のルールの中でも、災害時にどういった行動を取るかというような計画というものがもう既にできているものというふうに承知をしております。そういった行動計画に基づいて、先ほど口を出さないほうがいいというようなニュアンスの新聞報道があったというご紹介もありましたが、やはりこれまでの地域の代表としてこの場にいらっしゃる皆様でございますので、地域の声を常に吸い上げていただいている、そういった活動をやっていただいているわけですので、それが計画の中で、既にある計画と、あとは我々が持っている地域防災計画の中で、実際に計画書上に議員さんたちとどういうふうに動くというようなことは、当然明記はされておらないわけでございますけれども、そういったところ、情報共有をすることが災害時でも一番重要な部分かと考えておりますので、活動を止めることなく、やはり地域の方、地域の人間であるという立場も大事だと思いますし、もちろん議員さんとしての活動も大事だと、そのように考えております。
〇副委員長(北口 功君) 工藤多弘委員。
〇委員 工藤多弘君 今外山委員からもありました概要説明書の69ページ、災害対策費と67ページの消防団運営事業、この2点について確認したいというふうに思います。
まずは、67ページの消防団運営事業についてですが、今は消防団、婦人協力隊、なかなか地域を守る団員確保、婦人協力隊を確保するのに大変苦慮しているというお話を聞いてございます。特にも婦人協力隊については、婦人協力隊に対しての手当が今はないとお聞きしたのです。人数確保をするためにも、1つは婦人協力隊にも出動したら何らかの手当を出すほうがいいのか、もしくはもう婦人協力隊という部分ではなく、消防団員としての、男性、女性かかわらず、やはり地域の防災、災害が起きたときに組織をつくるというふうな展開がいいのではないかという話もあります。この辺の、まずこれからの組織の運営の仕方が1つ。
それから、先ほど外山委員からもありました災害対策費の中で、防災対策専門員がいるということで、内容については前から私は分かっていましたが、やはり自主防災組織が八幡平市は4組織ですか、寺田、大更、松尾、そして広域にわたる婦人協力隊が入っているということで、カバーされているということになっているわけですが、自主防災組織としては4団体なのかなというふうに思います。
先般の大更コミセンが自主防災組織を結成しました。やはり行政でやれる部分と市民がやれる部分と、自助、共助、公助ですか、この3つがあるわけですが、行政がやれる部分と地域でやれる部分と、あとは自分でやれる部分が……おかげさまで八幡平市は災害がないわけですが、そういうときに区分けをして、やはりこの防災対策専門員を中心として自主防災組織を結成する方法を、優良事例である大更コミセンなり寺田コミセンの取組を一つ取るものと、あとやはりこれはサロンとか、学校に行ってやっていることですが、これから各自治会で総会等があるわけです。そういうときに、やっぱり防災意識を高めるということで、防災安全課、専門員だけではなく、地域に入って防災意識を高めることがこれから必要だと思うのです。そのことについて確認したいというふうに思います。よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
まず、1点目の消防団、あとは婦人消防協力隊の担い手の確保という部分で、特に婦人消防についてということでご質問いただいております。婦人消防協力隊については、今年度組織の人員といたしましては308名となってございます。これは、令和元年度と比較しますと50人ほど減っている、令和元年が364でしたので、ちょっと減っております。地区単位で申しますと、今市内に不在地区が3か所ほど、組織できていない地区隊がございます。そういったことで、やはりご指摘をいただいているとおり、担い手の不足といいますか、今特に年度末を迎えまして、新しい地区隊長さんを選んで、あとはどういったメンバーで活動いただくかというのを、現在も取りまとめをさせていただいている状況なのですが、やはりちょっと後任の方を見つけるのが難しいのですが、どうしたらいいでしょうかというような相談は、そのとおり受けているところでございます。
予算上で申しましても、婦人消防協力隊につきましては、補助金として西根、松尾、安代の各地区単位に50万円ずつ、あとは本部の活動費として5万円、それ以外は共済の部分というか、何かの活動中にけがをしたりとか、そういった部分で28万円ほどの予算を準備している、これが婦人消防協力隊の部分の予算の全てでございます。ですから、財政的な部分の支援というのは、補助金の中で活動費というものは、その範囲で活動をしていただいているというのが状況でございますが、やはり最近、先日も一般質問のほうで消防団の質問があった際に、婦人消防協力隊の担い手がちょっと不足しているので、一部縮小するとか、解散をするとか、そういったご提言もいただきました。やはり事務方といたしましても、その辺は今の婦人消防の組織のほうとすぐに、こういったお話もいただいているということで、話合いの場を持って、今後の活動について、やはり情報を共有しながら進めていかなければならない、そのように考えてございます。
特にも最近、県内でも婦人消防協力隊という組織をなくして、例えば女性防火クラブというような名称で活動しているという自治体もございます。あとは、工藤委員からご提言がありましたとおり、女性消防団として活動しているというような、そういった事例もございますので、そういった部分も研究しながら、まずは今の幹部等々中心になって協議の場を持って情報共有をしながら、今後どういった活動ができるのか、どういうふうに進めれば組織としてやっていけるのかというところの話合いを積極的に持ちかけていきたいというふうに、開催していきたい、そのように考えてございます。
それからあと、2点目の自主防災組織、防災対策専門員をもっと活用して、どんどんやっていったほうがいいのではないかというご提言でございます。そちらにつきましても、防災対策専門員、今年度で申しますと、防災出前講座とか講話の開催状況ですが、今年度はここまでで8回開催しております。自治会関係が2回ほど、あとは学校が2回、我々の職員団体が1回、福祉関係の会議に参加をさせていただいたのが1回、あとはロイヤルシティさん、分譲地のほうで、住んでいる方の防災意識を高めたいということで、そちらの防災講座を行ったのが2回ということで8回、全部で184名から参加をいただいてございます。ちょっとコロナで落ち込んだ時期はありますが、例年大体5回から8回ぐらい、多い年で200人ほど、少ない年でも70人ぐらいの参加で防災講座、講話等は開催をさせていただいているところでございます。
委員からご提言をいただきました、自治会のほうの活動にももっともっと出ていかなければならない、それは確かにそのとおりだと思います。特に今回の市議会の一般質問の中でも話をさせていただきましたが、自主防災組織の立ち上げについては、やはり地域のほうに出ていく回数が、専門員もそうですし、私たちもそうですし、少なかったなという反省がございます。ですから、新年度につきましては、そういった地域に出ていく防災安全課を目指して頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 勝又安正委員。
〇委員 勝又安正君 予算書の204ページ、9節の交際費です。消防団長交際費として10万円予算化しておりますが、消防団長というのは本当に苛酷で、今は物価高で会費も多分上がってくると思います。消防演習だけでも、近隣数えると七、八件の消防演習があると思います。10万円という金額、多分二、三年変わっていないような感じがいたします。今後は多少というのもあれですから、増額するような検討をしていくような方向はいかがでしょうか、お伺いします。
〇副委員長(北口 功君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
消防団長の交際費ということでご提言をいただきました。ここ数年は、たまたまコロナの関係で会合等も減っておりまして、実際に今年度やっとコロナ前に戻って、何とかお認めいただきました10万円の範囲で5年度も収まっているという状況でございます。今のところ予算が不足しているという認識はないのですけれども、今後いろいろ参加する行事等が増えて、そういった状況が出てくるようであれば、その際はまた予算の増額等をお願いしてまいりたいというふうに考えておりましたので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(北口 功君) ほかに質疑ありますか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで9款消防費の質疑を終わります。
次に、10款教育費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の209ページから252ページまでであります。
質疑ありませんか。
関治人委員。
〇委員 関 治人君 3点お伺いしたいと思います。概要説明書の71ページの教育指導推進事業、それからその下段の平舘高校教育振興事業、もう一点は概要説明書82ページ、スポーツツーリズム推進事業について伺います。
最初に、教育指導推進事業になると思いますけれども、部活動の地域移行の指針が示されてから数年たちますが、現在どういう感じで進んでいるのか、状況をお伺いしたいと思います。
もう一点、平舘高校の教育振興事業、総額833万円を計上しておりますけれども、さきの一般質問で工藤多弘議員がこの件について質問したと思うのですが、部活動の強化に200万円ほど計上しておりました。この200万円の金額は、各部にどのような形で配付されていくのか、配分されていくのかお伺いします。
それからもう一点、スポーツツーリズム事業ですけれども、これは商工観光課のほうから文化スポーツ課のほうに、今回でしたか、移ったと思うのですけれども、例えば今年度のこの状況を見ますと、施設が足りないとか、運動施設のほかに宿泊施設も足りないといったことがあるようですけれども、このような状況の中で、どのようにこの事業を進めていくのかお伺いします。
〇副委員長(北口 功君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 柏 英保君 お答えいたします。
部活動の地域移行についてのお尋ねでございます。本年度につきましては、6月、10月、それから1月と、計3回部活動の在り方検討委員会を実施いたしました。また加えて、4校の校長先生方にお集まりいただき、意見交換会を11月に行い、計4回会合を持ちました。その中で出てきたもの、それから来年度に向けてといった部分でお話しいたします。先行地域でも様々出ておりますが、懸案事項等の洗い出しも行いました。具体的には、指導者の確保をどうするかとか、それから場所のことであったり、大会参加の在り方であったり、様々多岐にわたる課題が改めて確認されたところでございます。
来年度につきましては、それらを踏まえて、地域クラブ活動への移行を見据えた形で行うということになったわけなのですけれども、簡単に地域クラブ活動と言いましても、基本的にはもう学校部活動ではない、地域のほうで実施主体をつくり、そしてそこで行うということになりますので、簡単なことではございません。そこで、国のほうで示されております地域クラブ活動に移行がなかなか難しい場合は、まずその中間として学校部活動の地域連携という形が示されております。具体的には、合同の部活動を開催し、そこに地域の方の力をお借りして充実させていくというような方向での検討を今、校長先生方と進めているというところでございます。ですので、来年は地域連携型での地域移行を進めていくというような状況で進んでございます。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 2点目の平舘高校の補助金、教育振興会の補助金の中の部活動の支援関係ということでございます。来年度、6年度の教育振興会の予算を確認しますと、部活動活動費全体とすれば470万を予定しているということで、市のほうではその分の中で200万の補助金ということです。中身につきましては、全国大会なり東北大会なりへの遠征なり、あるいは遠いところへの合宿等が主なものでございます。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 3点目のスポーツツーリズムについてのご質問にお答えします。
スポーツツーリズムは、スポーツ資源とツーリズムを融合する取組としまして、スポーツ施設の有効活用と周辺の観光や宿泊施設などの経済効果が見込まれると期待されるものでございまして、令和3年度から文化スポーツ課が所管して事務を行っているところでございます。
今の委員のご指摘のとおり、宿泊施設あるいは鬼清水グラウンドを廃止したことによりまして、スポーツ施設のほうにも不足が生じるということもございます。その中におきまして、本市としましては、スポーツ合宿につきましては、夏季ではラグビーフットボールを中心に誘致を図ってきたところでございます。その中で、現在の状況としましては、委員の皆様ご存じのとおり、休止をする施設が出ているというような状況、あるいはコロナ明けで、宿泊料金と合宿をされる団体が希望する料金とのミスマッチが生じているというような状況もございまして、今まで推進してきた状況とは大きく変わってきているというところは認識しているところでございます。また、そのような状況を踏まえまして、関係団体とその課題は共有しておりまして、今後どうしていくかというところの協議を進めていくというところになっております。
令和6年度につきましては、概要説明書に記載の事業のイベントの支援、あるいは合宿の誘致ということを進めてまいりますが、特にも合宿の受入れにつきましては、希望される団体、既に何件か来ておりますので、そういった団体から優先的にということにはなりますが、宿泊施設との調整を図りながら進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 まず、部活動のほうですけれども、教育指導課長おっしゃったように、本当にこれは先の見えない、どこに着地するのか正直私も考えております。現在、事スキー部に関して言えばですけれども、このような混乱の中なのかどうなのか分からないのですが、中学校の部活動や大会に行く際に公欠の扱いだとか、例えば合宿の在り方とか、これについては、実際には各学校の校長が校長の範囲内で判断するものなのか、もしくは教育委員会としてちゃんとした規約があって、これによって公欠を認めるというのがあるのか、その辺をちょっとお伺いしたいと思います。
それから、平舘高校の事業についてですけれども、つまり200万円は市からの補助でやるのですけれども、全体的には400万という中で部活動の強化、それは文化部も全部含めてということだと思うのですけれども、私、平舘高校の部活動でやっぱり伝統的に強いのは相撲と、それからスキー、野球とか、いろいろあるのですけれども、そういう中であると思うのですが、実は4年度、5年度は、2つのスキー部に予算として入っているのが、2つのクラブで50万、この現状です。これは、市から何かこの辺のところで、八百何万ひもつきで出すわけですけれども、この分で増額するとか、例えばそういうことを、増額してくれとか、振興会のほうにそれを申し出ることがまずできるのかどうかもお伺いします。
それから、スポーツツーリズムについてですけれども、課長おっしゃるように大きなホテルが閉鎖されたことやインバウンドがいろいろ入ってきて、なかなか大規模な施設がそういう合宿に使えなくなってきているのと、やはり今回もなかやま荘の改修とか、あれも話を聞くと大分ハードルが高いなということで、スポーツツーリズム自体をいろいろ見直す機会に来ているのではないかなと思っております。
それで、やはり今救うべきはといいますか、中小の宿泊事業者、こういう人たちをいかに取りまとめて、分宿も含めた対応をするとか、そういうふうにシフトを変えていくとか、そういう時期に来ているのではないかなと思うのですけれども、その辺の見解を伺います。
〇副委員長(北口 功君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 柏 英保君 お答えいたします。
1点目の大会等に参加した場合の出席についてでございますが、当然参加した子供にとって不利にならないような取扱いをするということが原則になります。教育委員会では、もちろん一定の基準は示しておりますが、最終的には校長先生の判断になる部分になろうかと思いますが、例えば現在でいきますと、学校の部活動を通して大会に参加した場合と、それから地域クラブ活動の中で学校を休んで大会に参加するというような場合もあろうかとは思います。例えば中体連の大会に地域クラブ活動のクラブが参加することも制度上可能になってございます。ですので、例えばそういったような大会に参加した場合、学校の部活動ではなく地域クラブ活動として参加した場合においても、その子供が単なる欠席とか、そういった扱いではない形での取扱いになりますので、その競技を頑張っている子供たちの後押しができるようなことになってございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 教育振興会の補助金の関係でございます。先ほど部活動部分については200万円ということで、これは5年度の当初予算の要求もそうでございましたが、いずれ振興会のほうからの要望に応じた金額ということであります。
ただ、5年度、今事業内容を精査してもらったところなのですが、5年度は、例えばスキー部についても県外遠征も結構あったということで、その代わり入学者が少なかったから制服の補助金、それは減ったということで、事業間で調整できないかということで、部活動は当初200万だったのですが、倍の四百数十万に総額で収まるのであればということで、今その方向で進めているところでございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
事業の見直しと、特にも中小の宿泊事業者のほうにシフトしてはどうかというご提案でございますが、ここ数年というか、コロナ明けの流れで、去年1ついい事例がありましたので紹介しますと、まずNPO団体、全国で展開している事業でございましたが、小学生向けのラグビー交流会という形でやっていただきまして、八幡平市を選んでいただきまして、泊数は1泊ではございましたが、200人程度、保護者も一緒に来て泊まるという形で、そこはチームでも保護者もいらっしゃいますので、分宿をしていただいたというような事例がございます。
今まで合宿していただいていた中心、高校、大学ということになるのですが、当然条件が合えば引き続きやっていただくと。やっぱり高校生のあたりは、合宿費用というところもかなり厳しくなっておりますので、昨年の……令和5年の8月の夏のサマーキャンプでは、なかなか宿泊は難しかったというような話も聞いておりますので、そこについては当然宿泊施設との調整ということもございますので、観光協会と連絡を取りながら、まず希望されるところで条件が合えば受け入れていくというところで、当面のところで進めていきまして、今後につきましては全体的なところで見直しを図って、検討していきたいと考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 部活動移行に関連するのですけれども、課長の答弁で、やはりこういう公欠に関しては、校長の権限にある程度任されているというふうなことだったようですけれども、八幡平市というか、松尾、田山地区は特に歴史的に、スキーというのは一つの文化に等しいぐらい昔からこれを伝統的にやっておりますし、それに全国や世界で活躍するような有名選手もたくさん出ている中で、やはり新しく来る校長先生がスキーに対してもうちょっと理解をしていただきたいというのを感じております。
私実は、田村正元議員が前回一般質問でスキー授業の回数についてお尋ねしたところ、非常に少ないのにびっくりしまして、今回、それにまた最近ですけれども、ハロウスクールの報道が出たときに、ハロウスクールは週に2回から3回ぐらいのスキー授業を行っているというのを見て、やはり何か雪国として、この地域性を生かした教育として、こういうスキー授業、スキーをもっと推進する姿勢が欲しいなと思いますし、実際公欠とか、こういうふうなものに関しても、今本当に地域移行の状況でみんな、子供も親もすごく戸惑っております。そういう中において、学校のほうでやはりもうちょっと許容量を広く持っていただいてやっていただかないと、これが着地するまで大変混乱した状況であるので、いろんな形で、緩和した形で対処していただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、平舘高校の件ですけれども、本当に今スキーは大変お金がかかります。今年に関しては、スキー、ビンディングも合わせて1台25万もするような時代になりました。そういう中で、ここ数年はこういう状況だったかもしれませんが、強かった時代、10年以上前ですけれども、その頃はこういう市からのお金で平舘高校もいろいろ海外合宿とかやって、その頃はやはりインターハイでも上位入賞したり、そういう成績を残しているということがありました。現実として、今スキー部と相撲部に与えられたのは50万を2分割するということで、去年は実はそれでもスキー部はどうしても足りないということで、10万円を補正で足してもらったようであります。それでもなかなかこれは、合宿やるには焼け石に水と言ったらあれですけれども、振興会のほうにもこういう話があるということも多少伝えていただきまして、やっぱり平舘高校は、相撲とスキーというのは一つの目玉だと私は思いますし、これから存続するためにも、こういう部活動をしっかりやっていくということが大事だと思っておりますので、見解を伺います。
それから、スポーツツーリズムですけれども、やはり先ほど言ったコンパクトにしていくということが大事だと思いますし、概要説明書にも岩手県のスポーツコミッションとの連携とかということが書いてありますけれども、スポーツコミッションのやっていることを見ていると、ただ東京に行っていろんなキャラバン活動というか、そういうふうな活動をしているのしか見えなくて、実際実績として岩手のスポーツコミッションでやっていることが、八幡平市のスポーツツーリズムにどういうことが反映されているのかよく分からないということもありますので、課が替わって、やっぱり新しく指針を変えながらやっていくべきではないかと私は思いますので、その考えをお伺いします。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 お答えいたします。
八幡平市の特性、雪国であるといった特性を生かした教育にもっと力を入れてもいいのではないかというお話でございます。皆さんご存じのとおり、この八幡平市、非常に広うございますので、同じ市内の小学校、中学校といいましても、やはりスキーにかけている時間というのにはかなり差がございます。例えば前回田村正元議員からもご質問があった中で、様々な種目、スキー以外の種目にも触れさせなければならないと、それが学校体育だというお答えは申し上げましたけれども、それでもやはり当然のことながら、特に安代地区の小中学校は、スキーにかけている時間が他の地区に比べて特段に多いということは申し上げておきたいと思います。
私も今回三ヶ田杯のジュニアスキーの大会にも行ってまいりましたけれども、驚きました。とにかく小学校1年生がポールをくぐってすいすいと滑って下りてくる姿には、これはやはり八幡平の子、安代の子だという思いを強くいたしました。とてもとても盛岡地区の子では、小学校1年生なんていうのは、とろとろ、とろとろと滑ってくるのがせいぜいであります。それがあのような滑りを見せていると、これはもう間違いなく地域のこれまでの支えがあり、そして学校での様々な取組がありと、そういったものの積み重ねの姿であろうなと思いましたし、これらがこれまで多くの偉大な選手を生み出してきた安代地区の力なのだろうというふうにも思っております。
恐らくこういったものが平舘高校までつながってほしいという関委員の願いであろうというふうに思っておりましたが、平舘高校もまた様々な課題を抱えております。スキー、相撲、これも大きな目玉ではありますし、そして当然のことながら学校教育でありますので、学力向上も含めて、様々なことをバランスを取りながら伸ばしていくというのが平舘高校の思いでもあります。ただ、振興協議会の中で、今日関委員から出されたような様々な具体な課題というものにつきましても、今後高校側に伝えながら対応してもらえるように、教育委員会としても後押しをしてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 スポーツツーリズムに関して、私からお答えをさせていただきたいと思います。
関委員がおっしゃってきたこと、そのとおりかなと思っておりましたし、やはり課題が、私どもが思うところも共通する部分も多々あります。スポーツツーリズムについて、何を目的にして行うかというところ、いろいろあるわけではありますが、まずは市内の宿泊施設をいかに潤すかというところも大きな目的の一つであります。あとは、スポーツ振興とか、いろいろな観点で振興を図ってきたわけでありますが、これまでの議論のとおり、受け入れる宿泊施設が大きなところがなくなってきたということ、あるいは宿泊料金のところで折り合いがつかないとか、いろいろありました。そして、去年、いつも来ていただいている東京の高校のラグビー部が、やはり宿泊施設でなかなか調整がつかないということがありました。これは、小規模の宿泊施設で何か所か分散して泊まっていただくとか、あるいは、例えば焼走りのキャビン等を使って分散して泊まっていただくとかという話もあったのですが、やはり管理上、同じ1つの宿泊施設でないと学校として難しいという話もありまして、残念ながら隣の滝沢市の青年の家に宿泊場所を移したということがありました。
そういったときに、八幡平市でスポーツ合宿を受け入れながら、合宿に来ていただきながら、宿泊はほかの市町村に行くというような事態が続くということになれば、何のためにやっているのかというところがやはりぼやけてしまいますので、そこのところをどうしていくかという中で、一つの案としては、市で合宿施設を造ったらどうかという話をなさる方もいらっしゃいましたが、それも方向性の一つだとは思っておりましたけれども、ただやはり本来民間の宿泊施設を潤すために行っている部分の大きな目的の中で、市がそこを抱え込んでしまったときに、何か経済的なところが逆に回らなくなってくるというか、市の歳入、そこのところで疑問を感じるところもありましたので、やはり観光協会とか、ホテルあるいは民宿組合とか、いろいろな関係者の皆さんと、昨年の実態を踏まえながら今後の在り方について検討していく、6年度はそこをしっかりと検証していきたいと思っておりますし、何とか方向性を出していきたいというふうに思っております。
〇副委員長(北口 功君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 概要説明書の80ページ上段、文化財保護事業、予算書は236ページ。まず最初に、確認します。文化財保護事業の12節の文化財標柱立替等業務委託料26万ありますが、これは場所はどこなのでしょうか。どこの標柱なのでしょうか。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
こちらの標柱の立て替え事業のところでございます。こちらにつきましては、多言語化と併せまして実施しているところでございまして、令和5年度につきましては七時雨一里塚の説明看板のところ3つ、七時雨一里塚、曲田一里塚、留の沢一里塚の3か所をやってございます。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 漆とはあまり関係ないようなことですね。
漆関連なのですけれども、実は先日二戸市の職員の方が来て、漆関連においてスタンプラリーみたいな事業をやりたいと。協議会で多分そういう話が出て、それで動いているのでしょうけれども、うちのところに来たのは、別に私が議員だからというのではなくて、単に事業所としてうちとか、ふうせつ花さんとか、そういうところにお願いをしたいという話で来たのですけれども、協議会の中で情報というか、そういうのは共有しているのでしょうか。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
二戸市のほうからスタンプラリーのお話があったということでございますが、日本遺産推進協議会におきまして、令和6年度の事業としまして計画していると伺っているところでございます。そちらにつきましては、可能性というところも含めたお問合せだったかと思っております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 実は、変な言い方ですけれども、二戸市の担当の方、一生懸命やっている方は何回もご挨拶もしますし、相談も受けましたので、私よく知っているのですけれども、本市の担当、どこの誰だかちょっと分からないし、課長はよく知っていますが、本市の担当の方との名刺交換もしたこともないし、そこら辺いろんなところで、クレームではないですけれども、そういう話が出てきます。せっかく協議会のほうに毎年200万ずつ本市としても出しているわけですので、そういうことを含めて、こちら側からもそういう日本遺産を活用するためのアイデアとか、いろんなそういうことがあってしかるべきだと思うのですが、そこら辺をもう一回お聞きします。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
協議会の事業につきましては、部会を設けまして、それぞれ観光、文化財等々で役割分担をして進めているところでございます。ですので、市の職員につきましても、それぞれの所管の職員が担当しているという状況で、部会の会議を経まして、当然当年の事業の進め方、あるいは令和6年度に向けましては、事業の計画というところをしているところでございます。
委員ご指摘のところ、年度中の推進に当たって、なかなか職員が見えないというところであったかと思いますが、二戸の職員が中心になってやっているというところもございまして、二戸市の職員が前面に立ってやっているというところが実情でございますが、今後特にも観光のメニューが多くなって、具体的にお客様を連れてくるというような事業が多くなってきますので、そうなりますと当然八幡平市の職員も現場に出ていくというようなことが考えられると思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 工藤多弘委員。
〇委員 工藤多弘君 3点お聞きしたいと思います。予算書218ページ、江間章子賞開催事業、それから予算書の240ページの図書館管理事業、それから同じく244ページの体育施設管理費のことについて3点お聞きしたいと。
まずは、江間章子賞開催事業ですが、ここの予算書に67万1,000円ということで上がっているのですが、江間章子先生は八幡平市の市民賞ももらっている方でありますし、この江間章子賞を盛り上げるために、今現在八幡平市市立図書館にある歌碑なり、それから一中にもありますし、焼走りにも碑があるわけですが、やはり江間章子先生を盛り上げるためには、こういう江間章子先生にまつわる八幡平市のそういう歌碑がある、詩碑がある部分を、例えば市民コーラスとか学校の中でイベントをして盛り上げていく考えがあるのかということが1つ。
それから、240ページの図書館管理事業ですが、ここには松尾、荒屋コミセンとの図書室の連携、それから図書館の管理業務、運営について行うということになりますが、各コミセンの図書館の使い方、また学校図書もあるわけですが、この辺のどのような連携を図って読書に親しむ、読書に持っていくのか確認したいというふうに思います。
あとは最後、体育施設ですが、来年度野球場の改修工事があるというわけですが、詳細についてお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 1点目の江間さんの関係の詩碑ということでございます。旧といいますか、今のJAと図書館の間に、ポエトリーガーデンと言っておりましたが、あそこに小公園を造って、そこに歌碑があります。あるいは、焼走りもありますし、学校にもということでございます。それぞれ管理している場所といいますか、管理している方々で盛り上げていっていただきたいのはそのとおりでございますが、連携してそういう行事ができるかどうかというのは、管理している部署あるいは方々との協議といいますか、それによってどう盛り上げていけるかということになろうかと思います。これからそこら辺は、どうできるかというのは考えていかなければならないものだと思っております。
また、図書館とコミセン図書室、あるいは学校図書室との連携でございます。これにつきましては、例えばコミセンのほうに借りたいという人が見えられて、コミセンになければそういう連絡をいただきまして、連絡車でそちらのほうにお届けして、いわゆる市立図書館の図書をコミセンでも、学校図書でもそうでございますが、そういう貸出しをしているということと、特に学校の司書につきましては、時々情報交換しながら図書の関係の調整をしているという連携内容でございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
野球場の改修工事の委託料というところでございますが、改修の内容につきましては内外野全体、内野の土の入替え、あるいは外野の芝の張り替えを想定しております。また、照明設備のほうのLED化というところの改修をするというところで、設計の委託をするものでございます。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 工藤多弘委員。
〇委員 工藤多弘君 江間章子先生のそういうふうな歌碑があるわけです。同僚議員の渡辺委員からも、やはり郷土愛というか郷土から、江間章子先生は旧西根町平舘に住んでいらっしゃったということで、いわゆる八幡平市にゆかりのある方です。こういうふうな江間章子賞をやるに当たり、そういうふうな方をやはり学習においても、そういう歌碑巡りというか、先ほど私が言ったとおり学校の合唱で、例えば市立図書館のあるところでそういうイベントとか、子供たちに……江間章子先生が生まれてから100年今度たつのかな、なるわけです。そういうふうなイベント的なというか、郷土からそういう方が出たというのは、これからの子供たち、それから市民の方がやはり盛り上げていく必要があると思って、私はあえて、67万では今回はあれですが、今後そういうふうな取組が必要だというふうに思います。
あと図書館については、私一般質問でもしましたが、連携を取るということですが、今学校でも読み聞かせをやっている学校もあるのですが、読み聞かせをやっていない学校もあるとお聞きしました。私の一般質問にあったとおり、読書する、本を読む習慣という、それを実行するには、やはりそういうふうな本を読むような、読書に親しめるようなやり方をしなければ、新しい図書館を建てても、本を読む、興味を持っていくような施策としてはちょっと、取り組んでいるわけですが、まだまだ読書する習慣をやるためには、もっと別な角度からやらなければいけない。というのは、今学校の授業ではタブレットを使っているわけです。あと、今はスマホなりとかパソコンで電子図書とか、紙ベースで読む習慣がなかなか、親は本を読んだ、私たちは本を読む習慣はあったのですが、今の子供たちにどうやって本を読書していくという、デジタル化とそうではない旧、アナログというふうな、この両輪で行く部分があるわけです。その辺を考えていくと、やはりある意味では逆行する部分があるのかなと。それをどういうふうな課題を持って、特にも新図書館が建ったときには、読書を、本を読むような中身に持っていくかということが課題だと思います。
あともう一点は、野球場についてですが、やはり今お聞きして、八幡平市の野球場はとても芝の手入れがよく、すごく好評です。今後いろんな大会等で多く使用されると思うのですが、使用の料金等は、前はたしか一番、ほかの球場では値上げをしていましたけれども、当野球場は現状維持ということで、値上げを考えていないというふうな使用料、もちろん八幡平市民の方は格安だと思うのですが、市外からの利用のときの料金等のことについては、今後どのような料金設定をしているのか確認したいというふうに思います。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 お答えいたします。
八幡平市の生んだ江間章子先生をもっともっと広く市民に知ってもらうような、そういう取組をというご意見を頂戴して、大変心強く思ったところであります。もう江間章子賞も23回を数えて、これまで歴史を歩んできているわけですが、実は毎年詩に取り組ませますと、子供たちから親御さんに、「お父さん、お母さん、江間先生ってどんな人だったの」ということを聞かれて、それに対して親が答えられなくて困ったというようなことがあるやに聞いております。そういう江間先生に興味を示す子供たち、それに答えられるような資料もやはり用意してあげたいなというふうに思ったところです。もちろん社会科副読本の中に江間先生を取り上げたページもございます。また、平舘小学校では、毎年校内で詩の朗読会を持っておりまして、江間先生の詩をみんなで読み合うというような、大変よい取組もしております。そのような取組をぜひほかの学校にも広げながら、江間先生の人柄あるいは業績なども含めてこれから知ってもらえるような、そういった中では、先ほど委員からご指摘のありました様々な歌碑のある場所、どんな歌が詠まれているかなどというものも一つのパンフレット的なものにまとめることができれば、これまた一つの大きな資料になろうかなというようなことも考えたりしておるところであります。
また、読書についても、今新しい図書館ができたときには、子供たちがもっともっと本に親しめるような、そういう環境を整えてあげたいという非常にありがたい前向きなお言葉をいただき、心強く思っております。実は、読書というのは、前々からも言っておりますけれども、子供たちにとって読書習慣というのは一生の宝になるものだというふうに常々思っております。2月だったでしょうか、スポーツ少年団の1年間の総まとめの会がありました。その中で子供たちに、皆さんはスポーツについて本当によく頑張っていると。それはもう合格であると。これから先は、もう一つ、読書についても頑張ってほしいと。大リーグで活躍している菊池雄星選手や大谷翔平選手は、小中学校の頃から本当に本好きだったそうであると。だからこそ、ああして今自分がどんな練習をすればいいか考えながら取り組める大人になっていると。皆さんもぜひスポーツと一緒に、片方で読書という二刀流を目指してほしいという話をさせていただきました。子供たちには、深くうなずきながら聞いてもらいましたが、ぜひそういう運動にも、読書にも、勉強にも、もちろんバランスよく取り組めるような、そういう子供たちであってほしいなと思っておりますし、これからも読書について大いに推進してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 総務課長。
〇総務課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
野球場の使用料の件でしたが、公共施設の使用料の全体の考え方についてお答えしたいと思います。長きにわたって使用料の見直しを行ってきておりません。工藤多弘委員ご指摘のとおり、物価高または燃料高、電気代の高騰等、社会情勢がかなり変わってきております。あわせて、他市町村もいろいろ検討されているのは承知しておりますし、受益者負担の考え方、あとは平等の考え方、使う人と使わない人の観点から平等性も考えて、そこも勘案して、今後ここら辺の見直しも含めて検討していかなければならないなと思っております。行革のほうで今後詰めていければなと思っておりますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(北口 功君) 工藤多弘委員。
〇委員 工藤多弘君 図書館ですが、現在の市立図書館をそのまま継続して、江間章子先生の歌碑がある部分をやって、そして読書に親しめる図書館をつくってもらいたいというふうに私は思っています。やはりせっかく江間章子さんがあって、今の現在ある図書館があって、これはすごくリンクしますし、岩手山が望めます。その辺の部分で、あとは先ほどデジタルとアナログという話をしましたが、どうしても今図書館を利用する比率が目標値に行っていないと。これは、私の一般質問でもあったとおりでございますが、やはり新しい図書館ができたから読書というのではないと思います。いかに読書に親しめる、本を読むような施策をしていかなければいけないというのだと思います。ということから、市民からもそういうお言葉もあります。
それで、江間章子さんの肖像画が今旧西根町というか、市役所の庁舎の待合室というか、入っていくところに今現在あるわけです。私、これもどうかなと。江間章子さんのそういう肖像画を、もう生誕100年たつわけです。そういうふうな部分も含めて、江間章子賞もあるわけですから、やはりそういうふうな生誕100年の記念行事という部分と、あとは図書館の部分を、市民の声からもそういうお声があるわけです。その辺のというか、江間章子さんの生誕100周年の事業、それから今後の読書をする比率を、市民の方が本を読む習慣を持っていくような、そういうふうなイベントというか何か取組内容、現時点であるのであれば確認したいというふうに思います。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 生誕100年の事業につきましては、これは市長部局と今後詰めていく必要がありますので、私のほうから直接お答えは控えさせていただきますが、新しい図書館にぜひ設けたいと思っておりますのが江間章子先生のコーナーであります。ここに来れば江間章子先生の様々な生い立ちも含め、そして著作も含め、全て分かるというような、そういうコーナーをきちっと設定してまいりたいというふうに思っております。それが八幡平市ならではの図書館の一つの姿ではないかというふうにも思って、大変期待をし、状況について夢を膨らませているところであります。
また、どのような新しい図書館にしたいかというところで、子供たち、そして保護者にアンケートを取りましたらば、実に多くの声が寄せられました。ぜひ新しい図書館を早く造ってほしいと、ぜひ行ってみたいという声、そして中高生からは特にも、今の図書館では勉強できるスペースが全くないと、ぜひ新しい図書館にはしっかりと落ち着いて勉強できるようなスペースをたくさんつくってほしいという声もいただき、それに応えるような図書館を構想しているところであります。そのような新しい図書館になりましたならば、今できない部分、蔵書数も含めて、様々な夢がかなえられるような図書館にしてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 江間先生の生誕100年の話がありましたが、江間先生の生年月日は大正2年、1913年の3月でありますので、もう111年になります。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) ここで昼食のため13時15分まで休憩します。
(12時12分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長(北口 功君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(13時15分)
〇副委員長(北口 功君) 10款教育費の質疑を続けます。
質疑ありますか。
齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 3点についてお伺いいたします。まず、概要説明書の84ページの学校給食費の件、あと2点目につきましては予算書の218ページ上段にありますスクールバスの運行事業、3点目は中段にあります学校の統合検討委員会の部分という形になろうかと思いますが、3点お伺いいたします。
まず、学校給食費は、完全給食に向けて平成28年にアンケート調査をしたということをお聞きしました。来年度、完全給食に向けてのアンケートを実施する予定があるという答弁がありましたけれども、このアンケートについて、議会のほうにもあらかじめ参考資料というか、そういう部分で提示していただけるのかどうか、まずお伺いいたします。
あと2点目は、スクールバスと統合の問題については一般質問でもさせていただいたのですけれども、再質問する時間がなかったものですから、ちょっと確認したいなと思います。スクールバスですけれども、鳥獣対策の部分でスクールバスの利用をということで質問したところ、今年度実施したという回答がございました。そこで、市民の方からスクールバスが空の状態というか、結構そういう状態で走っているという部分で、答弁にありましたとおり、小学生は4キロ以内の方、中学生は6キロ以内の方は一応徒歩通学という形を取られているという答弁があったのですけれども、スクールバスの状況を見たときに、鳥獣対策としてだけではなくて、子供をスクールバスに乗車させてほしいという声があります。荒屋新町の駅の前の国道282号線、あそこは歩道がない状態で国道を通学するのですけれども、冬場大変狭い状態、今年は雪が少なかったのですけれども、今まで過去に大きな事故があったというのは私も聞いていないのですけれども、そういう状態で小学生の4キロ以内、中学生の6キロ以内の方がスクールバスを今後常時利用できるような形を取れるのかどうか、お伺いしたいと思います。
統合の問題につきましては、中学校につきましては、来年度場所の設定をするようなことが前回の議会の中でもあったかと思うのですけれども、教育長の重点演述の中に、安代地区小中一貫教育の推進という部分をうたっております。教育検討委員会のメンバーは、3校、安代小、安代中、田山小の校長と教育委員会の事務局のメンバーだということだったと思います。そこで、安代地区の小中一貫について説明会を開いたかということに対しては、令和5年1月に安代小、田山小の父兄なのか、ちょっと説明された部分の案内を出されたか、どういう形でしたかもお聞きしたいのですけれども、19名の方が出席されたという回答がございました。この19名の方で、本当に案内されても来なかったのかどうかは別にしても、この人数、小規模な形での出席者で、一貫についてどういう検討をされたというか、どういう聞き取りをされたかという部分と、それぐらいの数の聞き取りとかで、この先の一貫に向けて意見が十分に聞き取れたとは思えないのですけれども、今後一貫教育についてどういう形で考えているのか、お伺いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
まず、給食関係、完全給食の関係のアンケートでございますが、これからアンケートするということですので、早ければ6年度、6年度中にできればよろしいなということでございます。ちなみに、前回は平成28年度にPTAがアンケートを行った結果だということでございます。
あと、スクールバスの運行の関係でございます。熊の関係につきましては、市長答弁で目撃情報が478件ということだったと思います。ちなみに、学校につきましても、いわゆる停留所で子供を1人で降ろすと危ないということで、そういう通知をしたのが3地区合わせて32件、これは目撃情報があって、山の奥とかそういうところではないところ、まず通行が危ないところの場合はアプリで一斉連絡しているわけなのですが、それで熊の目撃情報が出た場合は、いわゆる小学校で言えば4キロ以内、中学校で言えば6キロ以内の子供さんも乗っていいですよと、その場合は。ただし、降りるところ、停留所まで誰か保護者が迎えに来てくださいと、引き渡しますという形で、そういう対応をしたということですし、これからも、来年度以降もそういうことになろうかと思います。
あと、通常に4キロ、6キロ以内で運行できないかというお話でございます。やはり例えば1キロでも2キロでも、歩くよりは楽だというお話もあるかと思います。先ほど危険なところもあるというお話もありましたが、なかなか台数を確保するのが難しいということで、もちろんこれから統合中学校になるともっとバスは増えるのでしょうけれども、それは大きな課題ではありますが、今西根地区はバス込みで委託していると、松尾地区は自前で市の職員が運転していると。運転手の数も限られているので、そういう意味でもバスの台数が難しいと。あるいは、安代は市がバスを用意して、安代の業者にお願いしているわけなのですが、その業者は今の正業といいますか、本職のほうの合間にやっているものですから、やはりバスの運転手の数の確保が難しいと。あるいは、全般的にかなりの経費負担になるということで、今のところ難しいというふうに判断しております。
あと、学校統合の関係でございます。前に説明したときにちょっと舌足らずだったかもしれませんが、統合検討委員会のメンバーは、安代地区の方は入っておりません。いわゆる安代地区は、しばらく統合という話は考えていないということの計画でございますので、西根、松尾地区の校長、PTA会長、あとコミセンなり地域振興協議会の代表者、あるいはそれぞれ、例えば平舘高校の校長とか、市の社会福祉協議会の会長とか、そういうメンバーで総勢21名ということで、これは私ども事務局が入らない人数ということでございます。
また、昨年度行いました地域の説明会でございます。これにつきましては、小学校以下のお子さんを持つ家庭には全部出しましたし、それは小学校未満の未就学児も入ります。あるいは、地域振興協議会にはまず代表で1通だけ出したのですが、ということで通知を差し上げた数にすれば2,000通ぐらい、2,000人ぐらいにはご案内をしましたが、説明あったように、あまり参加者がなかったと。何年前でしたか、数年前にやった住民説明会よりも半分ぐらいの人数しか集まらなかったという内容でございます。いずれ安代地区につきましては、まず計画でも統合は考えない代わりに一貫教育ということでございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 若干補足をさせていただきますと、安代地区小中一貫教育についての説明が19人で十分かというご質問でございます。決して十分ではないと思っておりますので、今後小中一貫教育についての話合いが進む予定にしておりますので、学校運営協議会を通じてお知らせをすることもありましょうし、必要に応じてはやはり住民の方々にお集まりいただくような機会を設けながら、今後の安代地区の小中一貫教育の進め方についてご理解をいただきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 学校給食のアンケート、前回はPTAが行ったということなのですけれども、この内容、子供がいましたので私のところにも来ました。完全給食にした場合に値上げになりますけれども、それでも必要としますかというような趣旨だったと思います。私、そのときは、こういう議員になるとかという部分を全く考えていた立場ではなかったものですから、そんなものに対して返事出さなくてもいいという形で、返事を差し上げなかったというよりも、そのことをそういう形で処理したような記憶があります。
来年度実施予定というのは、教育委員会のほうでやられるのかどうかは別にしても、PTAの判断だったとは思うのですけれども、何か値上げありきでアンケートを取られたら、もうそんなのであれば今のままでいいという考えになるような質問のアンケートの内容だったように取ることができました。なので、完全給食が本当に必要なのかどうかという部分を含めながら、アンケートを取っていただきたいと思います。もちろん値上げになる部分というのは、どうしても必要であればそうなるのはやむを得ないのですけれども、それだから進まないというような形のアンケートの内容にしてほしくないということで、この場で質問というか、こういう形で要望しています。この部分については、再度議会に対して示していただけるかという部分に対してもちょっとご回答がありませんでしたので、もう一度お聞きしたいと思います。
スクールバスの運行につきましては、小学生の4キロとか、中学生の6キロというのが決まり事であって、そのところはスクールバスの乗車ができないとかというのであれば、ちょっとやむを得ないのですけれども、その中の徒歩通学の部分でもスクールバスの利用ができるということであれば、停留所なりを何か所かに、大きい通りでもいいので、決めていただいて、そこで乗車ができるようにしていただきたいという要望もありますので、それについてももう一度ご回答いただきたいと思います。
あと、安代地区の小中一貫については、今のところ予定がないということなのですけれども、田山地区で見ると田山小学校がなくなるのかというのを言われます。今は、答弁にあったとおり、予定にはないですよと言っても、最終的に父兄の数とか子供の数を考えると、安代のほうに小学校、中学校が行ってしまうのかなというのを考えざるを得ない地元の声も分かっていただきたいという部分と、教育長の答弁で、少数ではあるが、地域と学校の交流を持ちたいというようなご答弁がたしかあったと思うのですけれども、この交流というのも本当に必要なのかどうかを考えていただきたいと思います。子供のストレスのかかり方はいろいろあるのですけれども、例えば田山小学校、ちょっと学校名出していいかどうかあれですけれども、中学校が1つしかないので、そちらのほうにスクールバスで今通学している状態なのですけれども、学校の先生に、何々さんならこれはできるよねとか、そういうことによって学校に行けなくなった子が何人もいるのです。その先生の一言なりで、不登校なり学校に行かないという子供が実際にいることもつかんでいただきたいのと、小学生の段階で確かに交流は必要かもしれないですけれども、例えばリンドウ学習で交流するとか、何かのそういう目的があってであればいいのですけれども、一概に先生、指導者が替わることによっても、子供は本当にデリケートで、それでストレスがたまって、それを繰り返すうちになじめないというか、クラスではなじんでいても、それが交流によってなじめないとか、そういうことによって不登校とか、小学校のときのそういうお付き合いがそのまま中学校行ってもそういう人間関係がつくられるというか、なじめない子がいるのです。だから、一概に、この先一緒になる可能性があるからということで、何も無理に交流を深めるというよりも、それであれば学校の先生方の交流を深めて、この先どういう形でやるかという先生方の交流を深めるようなことが、私は生徒の交流よりもそちらのほうが必要なのではないかと考えますが、ご答弁願います。お願いします。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 お答えします。
1点目の完全給食のアンケートの関係でございます。先ほど早ければ6年度なのか、7年度なのかというのは、やはりアンケートの設問の内容を吟味しないと、幾ら上がるとか上がらないとかという話もありますので、そこはちょっと検討を要するところだなというので、6年度やりますという断言はしなかったわけでございます。
議会に示すというのは、出す前に議員の皆さんに説明せよということでしょうか……というところですね。
あと、スクールバスにつきましては、まず国のほうで定めた指針みたいなのがありまして、小学校であれば4キロ以上、中学校であれば6キロ以上の子供たちがスクールバスを使うのが適正な距離だよというのがありまして、それに今まで従ってきているということでございます。
あと、統合の関係でございますが、やはり田山の小学校に行ったときに、結局はどうなのだという最後のほうの話になって、保護者の皆さんあるいは地域の皆さんが統合を要望しないのであれば、無理くりやるものではないですよということで、逆に西根地区あるいは松尾地区のほうは早く統合してほしいというお話が圧倒的でしたので、それで西根、松尾地区は統合に向けて進むという計画ですし、安代地区はまず一貫教育という形ではいくけれども、学校の統合は今は考えていないというふうな内容でございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 スクールバスにつきましては、国の言う基準があろうかと思うのですけれども、鳥獣対策の部分含めて、その間だけ特別というか、かえって運行のスケジュールを組むのが難しい部分考えると、もし車両的な余裕とか、今の車両の状態で増やさなくてもスクールバスが利用できるような形を取れるのであれば、ぜひ徒歩通学の方もスクールバスをご利用できるように、前向きに検討していただきたいと思います。
あと、卒業式のシーズンで、高校の卒業式とか、昨日も中学の卒業式に行ったりすると、どうしても親がどれほど苦労して育てたのかなというか、田山は安代地区なので、どこの子供なのかも全部分かっている状態で見させていただくので、どうしても涙が出てくるというか感動してしまって、どこへ行っても泣いてばかりいるのですけれども、教育の問題、中山間地というか、安代地区のほうは特に子供が少ない状態で育てられているので、過保護とか、そういう見方ではなくて、子供のデリケートな部分を理解した上で、教育の環境なりを考えていかなければいけないなと私は思います。そういう部分を十分に考えた上で、地域の方のご意見とか、該当する方だけではなくて、例えば今回進めている西根、松尾地区の中学校の統合にしても、実際に統合して入る子供は、もしかすれば今の保育所なりに通っている子供さんかもしれないです、該当する親御さんが。その中で統合の計画を進めていくわけですから、そのときの状況なり少子化なりを十分に考えた上で、統合の問題、非常に難しいとは思うのですけれども、教育環境という部分で考えていただきたいということで終わります。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 今の安代地区、特にも田山地区のごくごく小規模校にいるお子さん方に対する配慮ということでのご発言かと思います。ただ思うに、子供たちというのは、大人が考えるよりもたくましい存在であるというふうに私は思っております。もう既に田山小と安代小の子供たちが小小交流ということで様々な形で交流をし、共に学び、修学旅行なども一緒に計画を立てて、本当に喜々として楽しく取り組んでおります。この姿こそが交流の中で求められるものだなというふうに考えておりますので、やはり切磋琢磨しながら子供たちが心も体も鍛えられるような、そういう環境というのは、小規模校の中でも今後も考えていかなければならないというふうに思っております。
ただ、委員ご指摘のとおり、様々なお子様がいることは事実ですので、一人一人の子供たちに十分配慮しながら、こういった計画を進めてまいりたいというふうに考えております。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 では、3点お願いします。1点目は、予算書の226ページの社会科副読本の作成等について、副読本の利用方法についてお聞きします。2点目は、文化芸術推進審議会の活動、今後の計画等についてお聞きします。3点目は、文化財保護事業等の指定文化財等についてお伺いします。
先ほどの工藤多弘委員への江間章子さんの答弁も、それに触発されて回想法も含めてご紹介しながら、テキストの使い方を質問したいと思います。江間章子さんの原点は、担任の変わった先生が「変わった作文書けばいいよ」と。何書いたかというと、水たまりに雲が流れている。イトウイワタロウ先生は寺田出身で、東大更小学校の校長をやりました。そういう原点が大事です。昨日から言っているそういうお話を伝える、私は江間章子さんの歌碑は全部網羅していますし、石川啄木の歌碑も網羅しています。昨日の続きからですけれども、そういう資料があっても語って伝える人がいないと何にもならないです。それが人材育成であり、資料の大切さ、特に人口減少がつながって、我々の70代がいなくなると、そういうのは語り継げないです。そういう観点からお聞きします。
社会副読本についても、私が議員になったときにすぐ作るべきだというので提案しました。これが今言った問題ですし、そしてここには江間章子さん、それから園井恵子さんも載っていました。どういう活動をしているのか、私は副読本を教えろではなくて、副読本でどう教えるかというのを提案していますし、副読本を持って現場に行って勉強して、では先生が行ったって説明しかできないわけです。そこに説明できる人がいないと、これを読んでこうだよと。その点、私は人材の育成が大事だというので、ガイドでなくてもコミセンなり博物館なり、そういう人材をつくらないと、これは生きてこないです。その一例として、園井恵子さん、松尾村の初代村長、袴田改緒さんのお孫さんですが、沼宮内小学校では園井恵子さんのこういう研究発表をしていました。これです、この原爆のところ。ここまで、とても私は行っていないです。現場にも行ってきているのかどうか、現場案内して行きなさいよと。そして、これは今年と来年で園井恵子さんの映画つくるのです。八幡平市のほうもちょっと入れてという話ししていましたし、教育長もアイプラザに行ったときに出席していました。こういうような生きた活動を通じて、やりなさいというふうなお話を私はしましたが、その辺いかがでしょうか。例えば博物館に1年に1回行くとか、あるいは議会を傍聴するとか、それが大事だというのはずっと続きです。これは、各課の文化スポーツ課とかまちづくり推進課なり、いろんな課も一緒ですけれども、教育長が作ると言ったって、それをどこで作るのか。原本ありますので、写真もありますから、そういうのを生かしてもらいたいし、私はそういうつもりで映したりしていました。ぜひ生かし方なり、あるいは改訂をどうするのか。沼宮内の例でこういうのを提案したのがどう進んでいるのか。教育長は、現場に行って話をするということを言っていましたが、その辺の1点。
それから、文化芸術推進審議会、去年4月1日に施行されましたが、この前2月の暮れだかに1回やったとかと言いました。私は、これに期待していたのです。1回やったそうです。それもいろんな方ですし、私はこういう方も、県内ですばらしい方ですけれども、現場を知らないと、文化もスポーツも、あるいは歴史も網羅するのですから、現場の視点から、そしてこの役目はどうするのか、どういうようなのを作るのか、計画書。3町村史がいっぱいありますので、この先生に読んでいただいて、あるいは現場も踏査していただいて、調査しながら、市議会の諮問機関になるのか計画なのか、どうですが、今後の進め方を、1年間かかってようやく立ち上げたということで、ちょっと遅いなという感じがしました。偉い先生でも、現場は現場の人が知っているのです。私も大更とかは知っているけれども、田山に行くと知らないです。だから、職員の皆さんも市内を回って研修するなり、覚えようというのがこの原点ですので、今後の審議会の計画について。
それから3点目は、文化財審議会。ここで1点目は、間羽松の一木造りの、スライドで映しました、それを指定文化財で調査していただきたい。これも去年からですから。ここで映したけれども、私はこれどうですかと聞いてくれるのを期待しているのです、しゃべりっ放しだから。案内するといつも言っているけれども、この前忙しいと言ったけれども、学芸員おりますけれども、その辺を1点。
あと、公開されていない、ずっと持ったままで文化財の補助金を払っているような状態もあるそうです、見たときないのに。出さないのです、その人は、宝物で。それでは指定の価値がないです。その辺の、標柱もですが、そのことについてお伺いします。
活動は、審議会でどうやっているのか。やっぱり現場を回っていろんなのを、全てに通じます、現場主義で。自分が行って体験して、どう考えるかというのをやってほしいのが全てですが、その辺のお考えをお聞きします。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 まず、園井恵子さんについてでありますが、沼宮内小の子供たちが大変具体的なよい取組をしているということであります。ただ、私も八幡平市で園井さんのことを見ながら難しいなと思っておりますのは、園井さんご自身が1歳のときにもう既に松尾村を離れて、隣の川口に移り住んでいるということなわけです。そうしますと、八幡平市、当時の松尾村での生活の跡が残念ながら残っていないという事実であります。そういうことから、本当は当市出身である園井恵子さんをもっともっと大きく取り上げたいのですが、副読本の中にも当市出身であるということを紹介しているぐらいの中身になって、大変残念に思っております。
その点、大きく取り上げたいのは、やはり先ほどもお話しいたしましたが、江間章子さんのほうであります。たくさんの作品が残されておりますし、実際に平舘小学校、西根第一中学校の校歌などは江間さんご自身の作詞であります。そういったもの、あるいは先ほど申し上げた市内に残されている多くの歌碑などなど、そういったものをやはり一つのものにまとめて江間さんについて勉強したい、学びたいというときには、その資料なり冊子を見れば分かるといったものが今後残されていくべきではないかなと思っております。そして、ぜひ渡辺委員にお願いしたいのは、ガイド育成も大事ですが、その前にやはり渡辺委員ご自身が持っている知的な財産を一つの大きな著書としてまとめていただければ、こちらとしては大いにそれを活用させていただきたいという思いもありますので、ご検討いただければと思っております。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 2点目と3点目についてお答え申し上げます。
2点目、文化芸術推進審議会につきましてでございますが、委員ご案内のとおり、去る2月29日に審議会を設置しました。こちらにつきましては、当初のスケジュールよりも大分遅れて設置ということになりましたが、令和6年度にご審議をいただくということで説明を申し上げたところでございます。スケジュール感というところでございますが、審議会の中で、当然計画案についてご審議をいただくということになりますが、その前に文化財、文化芸術に関するアンケートを取りまして、その結果に基づいて内容を見ていただくということを考えております。委員の皆様からは、当然ご意見を頂戴するわけでございますが、まず素案、案というところにつきましては、事務局となります文化スポーツ課のほうでつくりまして、そちらをベースにご意見いただいて、つくり上げていくというようなことを考えております。
3番目、指定文化財審議会についてでございます。文化財審議会につきましては、コロナの影響もありまして、なかなか会議を開催できないというときもありました。今年度は通常どおり行いまして、個別の文化財を皆さんでということにはなりませんでしたが、委員の方々それぞれ見ていただいたりしております。やっぱり現場に行ってみなければいけないと、気になる指定文化財もあるということでしたので、6年度につきましては現場のほうに出向いて、確認をしながら進めてまいりたいと思っております。
また、これまで市指定の文化財につきましては、文化財の保護というところで、所有者の皆様にお願いしてきたところでございますが、やはり文化財を市民の方々にも知っていただくというようなことで、活用していくということも必要と考えておりますので、今後につきましては、その方向で進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 質疑に当たりまして、要点をまとめて簡潔にお願いをします。ご協力をよろしくお願いいたします。ほかに質疑、よろしくお願いします。
渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 私は、町史編さん係長で、西根町史3冊担当しました。その中で全て網羅しています。編さん担当をした係長として、全部を説明できると思っています、大まかには。専門的にはできません。案内とか何かあれば、私も人材バンクに登録していましたので、出かけますし、そういうことではなくて、みんなで勉強する方法なり、郷土を知るということをずっと就任以来していました。ぜひ3冊の中で分からないところがあれば、私はそれは説明しますので、その中に江間さんも載っています。
では次は、簡単に紹介したいと思ってしましたが、皆さんも知っておいたほうがいいと思うので。遅れたということですけれども、やっぱり今人口減少で私たちの代が亡くなるとか、昨日教育長も父兄の人で知っている人がいなくなって困ったという話でしたけれども、もうなくなるのです。積極的に文化芸術審議会では、文化芸術を網羅して、そして現場の視点に立った使える資料を作ってほしい、そう思います。
それから、一木造りも答えないから、指定文化財にするかということを、くどくなるのですけれども、現物見なければならないし、その案内はする、つなぎはすると言っていました。私は、兄川の山神像に匹敵する、皆さんにも紹介しました。まだまだあると思います。どうして大更にそういうのがないかというのをしゃべると、また長くなって、それも教えますけれども、田山に残っています。大更には全くないです、そういうのが。そのことについて、もう一度、ガイドの使い方、そして江間さん、あとは佐藤喜美子さん、それからリンドウの先生もありますので、広く紹介して、図書館等にも掲示していただきたいと思います。
以上、3点お願いします。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
2点目、3点目なのかなと思いますが、知っている人がいなくなると。推進計画につきましては、期待していただいているというところでございます。計画でございますので、資料ということではなくて、計画という内容になろうかと思いますが、ご期待に沿えるように頑張ってつくりたいと思っております。
また、現地の確認ということでございます。ご提案いただいてから失礼をしているわけですが、来年につきましてはそのような、委員のほうからもお話がありましたとおり、繰り返しになりますが、現地のほうに赴いて、前向きに新規の指定というようなところも考えてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 ご指摘のありました江間章子先生、それから名誉市民であります佐藤喜美子さん、リンドウのほうでご指導いただきました吉池さん、それぞれの功績についてこれからも顕彰し、新しい図書館等にもそういったものが、市民も学べるような、そういったコーナーも設けるなどして、広く市民の理解を深めていきたいと、そのように考えております。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 いずれ物はあるけれども、昨日も言いましたが、語り継ぐガイドのような人がいないと、もうなくなります。これは、知識は組織ではなくて人に蓄積するのです。そういう専門的な職員もいますし、学芸員が去年来たからといって、すぐ地域のことは分からないので、ぜひ回っていただいて、そして教科書を、もしくは教科書ではなくて、沼宮内小学校の例等を通じて、江間さんあるいは園井さんでもいいし。
実は、一つまた長くなるかもしれないけれども、袴田改緒さんの弟さんが平舘小学校の校長なのです。これは、初めて聞くと思います。最初に園井恵子さんの本の作ったのが、松尾村で作ったのがあるのです。その以後に岩手町に行きました。ぜひそういう共同出版なり著書なり、あと江間さんのを歌っているのもこのタブレットに入っています。そういうふうな、ぜひ子供たちが夢と希望を持って、そしてお父さんたちもそういうような、総合的に郷土の偉人なりを学ぶ機会が欲しいと思います。
それから、計画書ですけれども、ぜひ3町村史を読んでいただいて、盛岡の先生でも現場は知らないです。私も大学の人に現場は案内しました。
それから、一木造りの指定もぜひ行って、まだあると思いますが、発掘して、地元調査するときも進んでいないので、私も覚えたのは、みんなもうここにささげて、議員活動にしたいと思いますので、もう一度3点お願いします。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 繰り返しになりますが、江間章子さんを中心に、今後顕彰の方法について検討してまいりたいと思っております。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
繰り返しになりますが、ご期待に沿えるような計画書を策定してまいりたいと思いますし、現地のほうに赴いて、前向きに検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 一木造りの仏像があるので、調査してほしい、文化財にしてほしいというのをやるか、調査するかということだけ確約取りたいです。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答え申し上げます。
審議会の委員の皆さんもいらっしゃいますので、相談をして検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 1点だけ伺います。
218ページの学校統合の問題です。それで、教育長も重点演述の中では、西根、松尾の3中学校の統合を推進すると、こういう表現でありました。それで、ちょっと私の記憶が間違っているかもしれませんが、学校適正化計画、第2次までたしか出たと思うのです。その中に、西根、松尾の3中学校の統合というのは、何かあまり強調されていなかったような気がしたのですが、中には小学校の統合が中心でして、その辺ちょっと確認したいと。それで、3中学校の統合、この理由はどういう理由なのか、統合を進めている理由、その必要性、どういうことを必要として進めているのかというのをまず伺いたいと思います。
それから、かなり話合いが進んでいるようですが、前の議会の質問の際は6年度中に新しい学校の場所も決めたいというお話もありました。今その検討がどこまで進んでいるのか、それをまず確認したいのです。
それから、中学校は数百人の学校になると思うのですが、かなり規模の大きな学校校舎を造らなければいけないと。新しい場所であれば、かなりの土地も購入する、当然市の財政にも大きな関わりが出てくる話だと思うのです。そこで、推進はいいのですけれども、そういう財政的な裏づけというのはどういう話合いをされているのか、それも含めてちょっと確認をさせていただきます。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 お答えします。
まず、適正配置計画の2次のときは、中学校がなくて小学校メインでということで、今回は西根、松尾地区の3中学校がメインで、プラスで西根、松尾地区の小学校ということでございます。これは、やはり2次を策定したときと年数がたっておりまして、社会的情勢、少子化も含めて、あるいは保護者の考え方がアンケートなり説明会なりで、その当時と変わってきたということで、今の3次計画の内容となったものでございます。
あと、3中学校の統合の理由ということでございます。これは、計画書に書いてありますが、統合すると各教科において専門の教師の配置が可能になり、より質の高い指導を受けることができるとか、生徒同士が切磋琢磨できる機会が確保できる、それでお互いに伸び合うことができるということ、あるいは複数の学級があることにより学級編制が行われて、交友関係など、ほかにもありますが、そういう関係で、今の少子化の小規模となった中学校よりも、統合のある程度の規模の中学校のほうがメリットが大きいというのが内容でございます。
あと、場所につきましては、これは今統合検討委員会のほうで、いわゆる外部組織の、そちらのほうである程度絞られて、お認めいただいている段階でございます。そして、これからですが、それを基に庁内の検討委員会、あるいは議会に対する、議員の皆様に対する説明、全員協議会という形になるかどうか、これを新年度の早い時期に実施したいと思っているところでございます。
あと、財政的な話でございますが、いずれ総合計画に登載しながら着実に進めてまいりたいということでございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 適正化配置、第3次の計画と言いましたが、これは議会に配付されたでしょうか。私記憶がないのですが、そこもちょっと確認したいと思います。
それで、かなり話が進んでいるように今の課長の答弁ですと聞こえます。それで、やはり財政なのです。当然財政担当課とは協議はされていると思いますが、それ抜きで建てますということにはならないと思うのです。その辺の問題もぜひ、どれぐらいの規模というか予算を想定しているのか、それもちょっとお答えいただきたいと。
それから、例えば3つの中学校の統合なわけでして、私は現在、前もちょっとこういう質問させていただいたのですけれども、今ある学校を極力活用できないかと。特に土地の問題なのです。広大な土地を新たに取得するということになりますと、大変なお金かかると思うのです。そういう意味では、例えば西根中学校であれば土地があるわけです。建て替えの様々な難しい部分もあるかもしれませんけれども、体育館もまだ新しいですし、まだまだ使えると。敷地もあると。問題は建物です。それは、工夫次第では何とかなるのではないかと思うのです、建て替えるにしても。ですから、そういうことも検討されているのか。3次の計画、私たち議会ではほとんど中身が伝わらないまま今話合いが進んでいるという、そういう説明されたのですが、そういう進め方もちょっといかがかなとは思っています。だから、3次計画というのをちょっと確認をさせていただきたいと思います。それから、財源についても。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 遡りまして、令和4年の暮れになりますけれども、住民説明をしたのが令和4年の12月から翌令和5年の1月にかけてであります。全ての小学校、中学校で住民説明をして歩きました。その前に議員全員協議会を開催していただきまして、そこの中で第3次計画を説明申し上げ、中学校の統合が柱であるというご説明をしたところでございます。
先ほど課長から説明ありましたとおり、少子化が一番であります。ご存じのとおり、ここ三、四年100名を切っている、今年に至っては60名前後というこの実態。このままでは、この先統合は絶対に避けられないという状況でありますし、何より西根第一中学校、西根中学校、両校とももうすぐ60年になろうとしております。もう躯体そのものが老朽化し、子供たちをこれ以上長く置くことがむしろ危険であるという状況まで至っておりますので、何とかしなければいけないというそこのところで、であればこの3校を1つにして新しい校舎を建てようという案で今進めておるところですが、仮に今から進めますと様々な土地の買収、あるいはいろんな設計とかを含めまして、早くても5年、6年はかかるであろうと言われておりますので、そうしますとその頃の中学生は、3校集めても350人を切るような数にしかなりません。どうぞそのことをご理解いただいた上で、統合ということについて、これは全て14校区回りましたけれども、反対という校区は一つもありませんでした。むしろ早く進めてくれと。早く進めないと、うちの子供たちがもう中学校にも入れないでしまうではないかと。そして、中学校のみならず、小学校のほうの統合も進めてくれという声さえ聞こえておるのが現状でございます。
跡地利用をどうするのかということでのお話もございましたが、これも住民説明会のときのご意見でございます。松尾中学校が統合して、そこが空いたならば、ぜひ松尾地区の3小学校を松尾中に集めてほしいと。あそこであればちょうど中間点で、まだまだ校舎も立派に使えると、そういう使い方も先々の見通しの中で考えておいてくれというご意見も頂戴をしております。
いずれにしましても、数年後までこのままの状況では待てませんので、今実はこの考えについては、近々全員協議会を設けて、その際にご説明しようと思っておった中身でありますが、そのことにちょっとだけ触れさせていただきますと、3校の中学生を3年後をめどに西根中学校に一旦集めて、そして早く大人数の中での生活を経験させると。そして、切磋琢磨するような生活、あるいは部活動も希望する部活動に入れるような、そういう生活を経験させつつ、新しく建設される中学校ができたならば、そのまま移動するというような計画ではどうかということで、今そういった案も出てきておるところでございます。このことについては、今後検討委員会の中でさらにもんだ上で、議員の皆様方には改めて場を設けて説明をさせていただきたいというふうに考えております。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 建設の財政的なお話でございます。繰り返しになりますが、企画財政部門とは、総合計画の策定に当たりまして、ある程度の計画はお示ししておりますが、まだ具体的な敷地の面積なり、校舎自体の規模なりというのが固まっていませんので、今のところ、では幾らということはまだ発表できないという段階でございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 ちょっと私の勘違いで、3次計画がないと思って、今見せていただいています。ちゃんとありましたので、そこは訂正させていただきます。
問題は、財政の問題がやはりどうしても気になるわけです。財政担当課として、そういう見通しといいますか。実は、中学校の新しい校舎の建設もそうですけれども、今盛岡広域環境組合のごみの焼却場の建設も進んでいるわけです。当市の負担が40億前後ではないかという話もあります。そういった問題も抱えながら、新しい中学校の校舎もということになります。その辺の財政的な見通し、ちょっと伺いたいと思います。
〇副委員長(北口 功君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 お答えいたします。
まず、総合計画の中では、統合中学校の事業があるということでは位置づけているものではございます。ただ、金額については、場所とか年度とか、規模感なんかはまだ全然決まっていないということで、金額については今のところ全然計画していないものでございます。例えば位置づけるにしても、順調に場所が決まって工事するにしても、実施設計に行くまでには基本設計とか、工事するまでには最低3年ぐらいはかかるものと承知しておりますので、そういったことで、場所が決まる見込みが出た段階で、総合計画の金額については計画していきたいなと思っているところでございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) ここで14時30分まで休憩します。
(14時15分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長(北口 功君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(14時30分)
〇副委員長(北口 功君) 質疑は、要点をまとめて簡潔にしていただくよう、重ねてお願いを申し上げます。
それでは、10款教育費の質疑を続けます。
質疑ありますか。
田村正元委員。
〇委員 田村正元君 私から、3点お尋ねしたいと思います。まず、1点目が72ページで予算書の216ページ、外国語指導助手の配置事業、それと2番目に概要書の80ページの予算書の236ページ、博物館管理運営事業、3番目に81ページ、図書館管理事業、予算書の240ページになります。
初めに、外国語指導助手配置事業ということでいろいろ書かれているのですけれども、私も何回か質問させていただいて、外国語のティーチング指導、イングリッシュキャンプ等を行っているということは理解しております。これは、私関わってから3年見ているのですけれども、3年間多分同じ内容なので、3年目に入っているというところで、一歩進んだ新しい、例えば英語実習とか、海外留学の実施とか、そういった一歩進んだ英語教育のことは考えているのかというのが1点でございます。
2点目の博物館管理運営事業につきましては、年間の来場者数が1,800人を見込んでいるということで、ちょっと調べたら令和3年が1,773人、令和4年度が2,023名、令和5年度の見込みが2,000名です。これなのですけれども、市内の小中、平舘高校もありますので、小中高の入場者数というのはどのようになっているのかというふうに思います。また、市外の小中高の学生さんのご利用があるのかということをお尋ねしたいと思います。
3番目の図書館管理事業、今回成果のところに1人当たり2.5冊と、令和5年度は2,100人の来場を今計画しているということでしたけれども、私のほうでちょっとお聞きしたいのは、令和4年度、令和5年度の実績見込みと、あと入場者数のところをお聞きしたいと思います。以前聞いたかもしれないのですけれども、ちょっともう一度、令和4年度の実績と令和5年度の実績見込み、入場者数をお尋ねしたいと思います。
以上、3点になります。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 まず、1点目の外国語指導助手、ALTの関係でございます。この外国語指導助手につきましては、事業内容はずっと同じというのはそのとおりでございます。と申しますのは、小学校、中学校の子供たちに教えるわけでございますが、一人一人が1学年ずつ上がっていくものですから、その学年に合わせたところということで、こちらの教える側は同一であっても、まず子供たちは年齢に応じた英語教育を受けているという意味で、ALT、教える側自体の業務内容は変わらないということでございます。当然費用も、予算もほとんど同じということでございます。
それと、実績ということでございます。すみません、すぐ出てこないわけでございますが、いずれいわゆる貸出冊数及び利用者数につきましても、去年と今年と比べてあまり変わらないのですが、若干減少傾向ということでございます。当然1人当たりの冊数もそうだということでございます。数字は出てきませんでした。すみませんでした。
〇副委員長(北口 功君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 お答えします。
2点目の博物館の入場者数のうち小中高生、さらには市内、市外別ということでございましたが、入館につきましては大人、子供というふうに料金設定がございますので、大きく分けてこの2つでカウントしているところでございます。また、小中学校との連携事業、令和5年度から始めておりますので、そこの事業の関連としましては数字は出てまいりますが、そのほかについては詳細、小中高別というような数字は出てこないところでございます。また、具体的な数字につきましては、大変申し訳ございません、今手元に持ち合わせてございませんので、後ほどお知らせさせていただければと思います。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 田村正元委員。
〇委員 田村正元君 それでは、各項目再質問いたします。
英語教育のところなのですけれども、サマーキャンプが、今までの報告だと、大体20人から30人ぐらいがそれぞれのキャンプで参加しているというふうに伺っております。八幡平市なのですけれども、ハロウ校もございまして、いわゆる生の英語を話すという機会がほかの市町村の生徒さんに比べて、非常に恵まれているのかなというふうに思っております。ですので、先生から教わるというのも非常にいいのですが、もう3年同じことをやっていますので、それを一歩進んだ英語教育、生の英語の会話をするということが非常に教育的に大事かなと思っています。話さないと結局忘れてしまいますし、覚えないので、私自身も中学校のときは英語は1とか2だったのですけれども、社会人になって話すということだけで、何とか簡単な会話はできるようなりました。当市、外国人の観光の方も非常に多いです。冬を見ると、安比高原のスキー場は、平日はほぼ8割が外国人ということで、私も電話も含めてほぼ7割が英語ということで、日本語をしゃべる機会のほうが少なくなるという実情もございます。ですので、本当に恵まれた環境に八幡平市の生徒さんはあられると思いますので、例えばそういうところに実習に行って、レストランのレジを手伝ってもらうというようなことも実習としてあったら面白いと思いますし、レストランなんかも日本語というのは平日はほぼ聞かない状態ですので、そういったものを新しいステップとして考えていただいて、小中学校の若い方が生の英語に触れられるというのは非常にインパクトが大きいことだと思います。ハロウ校さんもそうなのですが、そういったことをいろんな機会でぜひお願いしたいということで、次のステップを期待したいと思います。
2番目の博物館なのですけれども、先ほど同僚の渡辺委員からも、そういった歴史、文化のものを継承していかなければいけないというところで、博物館というのは非常に効果的であるというふうに思っております。ですので、小中高の課外授業の一環として、令和5年度からもそういった授業を行っているということで、それをしっかりと継承してやっていただきたいと。データは後でいただけるということなので、それを見た上でまた考えていければなというふうに思います。
3番目の図書館なのですけれども、実績見込みとしては2,000人前後ということで、ここ数年は変わっていないというご回答でしたので、実際私もどういう現状なのかなということで現地調査しました。2月の13日から3月の1日の間で、私も大体10日ぐらい行ってきました。実際教育総務課長ともあの現場で会っているのですけれども、2月の25日の日曜日は1日いました、図書館に。朝の10時から4時過ぎまでいたのですけれども、ちょっといろいろ見るとお昼を食べることもできなかったのです。薬王堂まで歩いて買いに行ったのですけれども。
では、実際利用者はどうだったかというと、学習室と言われるのが12席あるのですけれども、4名ほどいらっしゃいました。中学生の方が2人、あと社会人の方が2人、私入れて5名ですか。ただ、1日いたのは私だけでした。キッズの利用がすごく少ないなというふうに思いまして、大人の方でDVDを見ている方が2名、あと新聞と雑誌を見ている方が2名。ただ、私もびっくりしたのですけれども、とても見られるスペースではないのです、雑誌を。真ん中に平置きの椅子が4つあって、そこに座って新聞を開いているということで、閲覧ができる状態では全くないと。それと、子供のところも、今の図書館というのは大体キッズが来てもいいように遊具みたいな、平場のものが置いてあるのですけれども、全くそういうのもなくて、とてもちょっと見られるような状態ではないと。DVDなんか見ても、もう10年、20年以上前の映画しかないような状態でした。
何を言いたいかというと、全く利用されていないというのは事実です。勉強する環境としては、私は非常に静かでよかったのですけれども、やはりこれをしっかりと次のものに生かすというようで、きちっとデータを取っていただきたいのです。特に私困ったのが、やはり家に帰ると子供がいるものですから、家に帰って勉強するというのはかなりハードルが高くて、図書館で集中したかったのですけれども、日曜日は5時、平日は6時です、冬は。もうちょっとやりたいなと思ってもできないと。中学生の皆さんも部活終わって来たら、多分これは6時から図書館は使えないのかなというふうに思いました。せっかくですので、4時に終わって盛岡の県立図書館に行ってみました。そうすると、大体8時までやっていらっしゃるので、盛岡の県立図書館は高校生の方がほぼ中心になっておりまして、勉強しておりました。自習室ですか、2階にある。70席ぐらいあるのですか、ですので、ここをしっかり、新しい図書館というのができることは非常に私もうれしいのですが、市民の方はどういう動きをして利用しているのかというのをもっと解析して、その上で椅子の配置、書籍の配置等をお願いしたいと思います。私も延べ10日間ずっと行って、5番席をもう定位置にしてやったのですけれども、休日もそう、平日に関しては私1人というときも2回ぐらいありましたので、時間帯、夕方です。ですので、しっかりとそこを調査研究をした上で、新しい事業を進めていただきたいということです。できれば本当に1万人ぐらいを目指してやっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
私からは以上です。
〇副委員長(北口 功君) 教育指導課長。
〇教育指導課長 柏 英保君 お答えいたします。
外国語指導助手配置事業につきましては、事業目的が学校での学習の補助ということもございますので、基本的には可能であれば毎年のように入っていただきたいなというふうに思っているところでございます。
加えて、田村正元委員からご提言のあった生の英語に触れる機会をもっと増やしていきたいということにつきましては、我々としてもまさにそういう方向で考えていきたいなというふうに思ってございます。その中で、本市の強みとして考えられるのがハロウ校が近くにあるということ、非常に大きな武器ではないかなと思っております。本年度も様々交流してまいりましたが、来年度につきましては、例えばハロウ校に1日体験入学のようなものができないかというような部分での協議も今進めてございます。様々なそういう機会も通しながら、子供たちに生の英語に触れる機会、また異文化への興味関心を高める機会、そして英語力を高める機会というようなものを豊富に設定してまいりたいなと思ってございます。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 図書館の関係でございます。委員からありましたとおりに、今の図書館は食べ物を取るところもないと、あるいはそもそもの造りといいますか、狭くてあまり勉強できる雰囲気ではないということは、そういう面はあると思います。やはり新しい駅前の施設は、沿道の商店の中に食堂とかも入ることが見込まれているということもありますし、軽いものでしたら1階で出せるか出せないかというところもあります。
また、図書室についても、それぞれ中学生なり高校生が勉強できる、例えば親御さんが大更駅まで迎えに来る間勉強できるところとか、そういうことも考慮に入れた造りとなっております。
時間につきましては、今のところは今と同じ時間と考えておりましたが、まだこれから新しい指定管理になるか、委託になるかということを考えるときに、そこら辺の現状も見据えながら、もう一度検討してまいりたいと思っております。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 先ほど田村委員からご質問のありました来館者についてのデータが届きましたので、お知らせいたしますが、令和4年度は来館実績といたしましては1万4,256人、今年度は先ほどありましたように若干減りまして、1月実績プラス平均値を足しますと1万3,900人程度ということで、若干減っております。委員からは、データをしっかり取って解析をした上で、今後の様々な新しい図書館の構想を練るようにというご指摘、本当にありがたく受け止めさせていただきました。そして、委員ご自身が実際に1週間以上も通われて実態を把握されたという、その重さをしっかりと受け止めながら、私どももそれに応えられるように、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
〇副委員長(北口 功君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで10款教育費の質疑を終わります。
次に、11款災害復旧費から14款予備費まで一括質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の251ページから254ページまでであります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで11款災害復旧費から14款予備費までの質疑を終わります。
☆
議案第25号 令和6年度八幡平市国民健康保険特別会計予算
☆
〇副委員長(北口 功君) 次に、議案第25号 令和6年度八幡平市国民健康保険特別会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで議案第25号 令和6年度八幡平市国民健康保険特別会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第26号 令和6年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算
☆
〇副委員長(北口 功君) 次に、議案第26号 令和6年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで議案第26号 令和6年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第27号 令和6年度八幡平市水道事業会計予算
☆
〇副委員長(北口 功君) 次に、議案第27号 令和6年度八幡平市水道事業会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで議案第27号 令和6年度八幡平市水道事業会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第28号 令和6年度八幡平市下水道事業会計予算
☆
〇副委員長(北口 功君) 次に、議案第28号 令和6年度八幡平市下水道事業会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで議案第28号 令和6年度八幡平市下水道事業会計予算の質疑を終わります。
☆
議案第29号 令和6年度八幡平市病院事業会計予算
☆
〇副委員長(北口 功君) 次に、議案第29号 令和6年度八幡平市病院事業会計予算を議題とします。
質疑ありませんか。
渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 では1点、町内の小児科の医院が閉鎖しました。今後市立病院に頼ることが多いと思いますけれども、4月以降の医師の確保なり、あるいはその現状をどう捉えているのかお伺いします。
〇副委員長(北口 功君) 市立病院事務局長。
〇八幡平市立病院事務局長 小笠原文彦君 お答えいたします。
令和6年4月からの市立病院の小児科の体制でございますが、常勤医師の小児科医が本年3月で退職することとなっておりまして、4月以降は小児科の常勤医師が不在となります。それで、岩手医科大学附属病院、あるいは退職した小児科の先生等々で月曜日から金曜日までの5日間のうち、現在のところ3日間はその先生方で対応するというふうにしております。あと、引き続き残りの2日間については、大学附属病院、県立中央病院、あるいはその他の関係医療機関からの応援を、今交渉を継続しているところでございます。
市立病院の小児科につきましては、平成26年2月に西根地区の小児科医院が閉院となるということから、地域の小児医療存続のため、町からの要請で26年4月に西根病院に小児科が新規で開設され、10年を迎えておりますが、この10年間については、先ほど申し上げた医大とかからの応援医師によって、常勤医師の期間は8年間、あとの2年間は医大からの応援によって週4日、週3日という、そういう体制でやってございましたので、その年によっては常勤医師が不在で、応援医師に頼る、そういった状況もこれまでもありましたので、今回についてはまたそのような状況になりますが、残っている日数については小児科医の応援をお願いしているところでございます。
以上でございます。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 働き方改革で、4月1日からずっと切れ目なくお医者さんが常駐しなければならないというような、いろんな条件があるとお聞きしました。ぜひ少子化の対策としても、切れ目のない、お医者さんがいないとなかなかまた出生、あるいは小児、子供たちの健康管理等ができなくなるおそれがありますので、ぜひ総括院長さん共々に頑張っていただいて、切れ目のない体制をつくっていただきたいと思いますので、もう一度……それですし、これは減少化の縮図です。平舘クリニックももう入院患者がなくなりますから、いずれそういう形で、市立病院は収益増になっていましたけれども、そういうような形でそこに集中させて、個人の通う病院がなくなっていた状況もありますので、ぜひその辺、いずれ小児科の確保を全力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。お願いします。
〇副委員長(北口 功君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
概要については、先ほど病院の事務局長からお話があったとおりですけれども、望月先生との面談の中では、小学生以上の子供については、内科でも市立病院で診るというふうなお話をいただいております。あと、今のところ月曜日と金曜日が常駐の医師がいなくなるということで、この件に関しても望月先生から多大なるご協力をいただきながら、今確保に向けていろいろと動いてもらっているところでございます。
いずれ市民の方には大変ご迷惑をかけることになりますけれども、できるだけ今の体制、週5日の体制を取れるように努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 働き方改革で医師が常駐、切れ目なくやらなければいけない場合の総括院長さんがいるかもしれませんが、ぜひ総括院長さんも働き方改革に合うように、負担のかからないようにして健康管理して、医療の向上に努めてほしいと思いますので、そのようにお伝え願えればありがたいです。
〇副委員長(北口 功君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 ご心配いただきありがとうございます。そのように伝えたいと思います。
〇副委員長(北口 功君) 井上辰男委員。
〇委員 井上辰男君 2点お伺いいたします。
1点目は、26ページの1款2項4目1節の一般会計負担金のところをお伺いいたします。この中で、不採算地区病院運営経費分ということで、特別交付金の話になりますけれども、市立病院はベッド数が100床未満になって、ここに分類されると思いますけれども、この中で第1種と第2種に分かれておりまして、そしてベッド数60床で計算したら、市立病院は2種の8,882万円ということになっていますけれども、第1種を60床で計算しますと1億3,317万円になっていますけれども、1種と2種の区分はどうやってやっているのか、条件とかそういうのはあるのか、それをお聞きしたいということと、2点目は同じく一般会計負担金の診療所運営経費分2,699万1,000円のところなのですけれども、令和5年は予算が8,700万ということで、昨年より6,000万ほど減額になっていますけれども、この理由についてお伺いいたします。
〇副委員長(北口 功君) 市立病院事務局長。
〇八幡平市立病院事務局長 小笠原文彦君 お答えいたします。
井上委員からのご質問の1点目、1種、2種については、ちょっと資料を取り寄せますので、お待ちいただきたいと思います。
あと、2点目の診療所運営経費分につきましては、安代診療所、田山診療所の診療を行い、そして診療で収入を得られない部分についての運営経費についての負担金、繰入金ということでございまして、これにつきましては令和4年度の実績を積算いたしまして、その実績を基に、令和6年以降はその実績に即した金額で計上しているものでございます。
大変失礼をいたしました。1点目の第1種、第2種の違いについてでございますけれども、第1種については一般病院までの移動距離が15キロメートル以上となる位置に所在している一般病院、第2種は直近の国勢調査に基づく病院の半径5キロメートル以内の人口が10万人未満である一般病院ということで、3万人以上10万人未満の場合はその単価で積算するという内容でございまして、市立病院におきましては第2種に該当いたします。
以上です。
〇副委員長(北口 功君) よろしいですか。ほかに質疑ありますか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(北口 功君) 質疑なしと認めます。
これで議案第29号 令和6年度八幡平市病院事業会計予算の質疑を終わります。
☆
文化スポーツ課長より発言
☆
〇副委員長(北口 功君) ここで文化スポーツ課長より発言の申出がありましたので、これを許可します。
文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 関 貴之君 貴重なお時間をいただきまして、発言をさせていただきます。
先ほどの議案第24号 令和6年度八幡平市一般会計予算の歳出の中の10款、田村正元委員のご質問の中で1点、博物館の入場者数について保留させていただきましたので、その数字をお知らせいたします。
令和4年度につきましては、全体の入場者数2,023名、そのうち子供が266名でございます。令和5年度につきましては、昨日現在でございますけれども、入場者数2,101人、そのうち子供、小児が453名となっております。
貴重なお時間をいただきまして、大変失礼いたしました。ありがとうございます。失礼します。
☆
散 会
☆
〇副委員長(北口 功君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の予算特別委員会はこれをもって閉じ、散会いたします。
(15時02分)