予算特別委員会会議次第
 
                    日 時 令和 5年 3月15日(水) 午前10時
                    場 所 八幡平市議会議事堂議場      
 
1 開  議
 
2 議  事
(1)議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算                   
(2)議案第22号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計予算             
(3)議案第23号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算            
(4)議案第24号 令和5年度八幡平市水道事業会計予算                 
(5)議案第25号 令和5年度八幡平市下水道事業会計予算                
(6)議案第26号 令和5年度八幡平市病院事業会計予算                 

3 閉  会

出 席 委 員(17名)
     1番  外  山  一  則  君     2番  田  村  正  元  君
     3番  齊  藤  隆  雄  君     4番  関     治  人  君
     5番  羽  沢  寿  隆  君     6番  工  藤  多  弘  君
     7番  勝  又  安  正  君     8番  北  口     功  君
     9番  工  藤  隆  一  君    10番  熊  澤     博  君
    11番  立  花  安  文  君    12番  渡  辺  義  光  君
    13番  工  藤  直  道  君    14番  古  川  津  好  君
    15番    橋  悦  郎  君    16番    橋  光  幸  君
    17番  井  上  辰  男  君                      
 
欠 席 委 員(なし)
 
委員外出席(1名)
    18番  工  藤     剛  君                      
 
説明のために出席した者
      市         長    佐 々 木  孝  弘  君
      副    市    長    田  村  泰  彦  君
      教    育    長    星     俊  也  君
      企 画 財 政 課 長    関  本  英  好  君
      総   務  課   長    渡  辺     信  君
      防 災 安 全 課 長    多  田  和  雄  君
      ま ち づ く り推進課長    佐 々 木  善  勝  君
      文 化 ス ポ ー ツ 課長    村  上  直  樹  君
      税   務  課   長    伊  藤  純  子  君
      市   民  課   長    高  橋  康  幸  君
      地 域 福 祉 課 長    村  上  郁  子  君
      健 康 福 祉 課 長    齋  藤  美 保 子  君
      農   林  課   長    佐 々 木     仁  君

      花 き 研 究 開 発    津  島  佐 智 幸  君
      セ ン タ ー 所 長

      商 工 観 光 課 長    佐 々 木  宣  明  君
      建   設  課   長    工  藤     剛  君
      上 下 水 道 課 長    森     政  彦  君
      八幡平市立病院事務局長    小 笠 原  文  彦  君

      会 計 管 理 者 兼    阿  部  春  美  君
      会   計  課   長

      西 根 総 合 支 所 長    金 田 一  捷  誠  君
      安 代 総 合 支 所 長    畠  山  健  一  君
      教 育 総 務 課 長    遠  藤  幸  宏  君
      教 育 指 導 課 長    柏     英  保  君
      農 業 委 員 会事務局長    田  村  春  彦  君
      監 査 委 員 事 務 局長    佐 々 木  由 理 香  君

事務局出席者
      事務局長    津 志 田  勇  孝
      議事係長    高  橋  美  穂

                     ☆
                  開     議
                     ☆
委員長(勝又安正君) ただいまから予算特別委員会を開きます。
     ただいまの出席委員は17名であります。定足数に達していますので、会議は成立します。
     これより本日の会議を開きます。
                                    (10時00分)
                     ☆
                  総 括 質 疑
                     ☆
委員長(勝又安正君) 会議は、会議次第によって進めてまいります。
     会議次第2、議事、議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算から議案第26号 令和5年度八幡平市病院事業会計予算までを一括議題とします。
     付託を受けました令和5年度各会計予算6件につきましては、昨日までに一通りの質疑は終わりましたが、基本的な考え方など総括的な質疑がありましたら、要点をまとめて発言願います。
     なお、本日の総括質疑は、2月14日に開催された議会運営委員会の協議結果に基づき進めてまいります。したがいまして、同一の議題については1人3回まで、1回当たり3点以内とし、一問一答方式または二問二答方式、三問三答方式のいずれかの方式を3回まで行うことができるものとしますので、委員各位のご協力をお願いします。あわせて、質疑、答弁は、要点をまとめて簡潔にお願いします。総括質疑ありませんか。
     羽沢寿隆委員。
委員 羽沢寿隆君 総括質疑ということで、概要説明書の最後のほう、財政指標等に対してちょっとお聞きいたします。
     大体見て、昨年度に比べてかなり改善されているなという感じを受けます。特に市債残高が20億ですか、かなり減って、償還見込みも減ってきていると。これは、やっぱり当局がいろいろとご苦労なさって、こういう感じにしたのではないかなと思っております。ただ、財政調整基金がかなり……今約14億ですか、残っていますが、そこら辺がちょっと気になるところでございます。全体的にこういう市債残高がこのぐらい減ったという要因は、たしかこの間償還の割合が5%のやつを10%にしたので、結構ここ二、三年償還率が高いというような話をしていましたが、それであれば将来的には非常に楽になるわけでございますが、そういうのがまず一つ要因なのでしょうか。そこら辺をお聞きします。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 お答えします。
     まず、起債の残高が少なくなってきているという要因の大きなものは、今まで合併以降発行してきた合併特例債がほぼほぼなくなってきたということと、あとそれに充当した大型事業が少なくなってきたということで、起債残高が少なくなってきているものでございます。ただ、償還に当たっては、償還がどんどん膨らんでいきまして、実質公債費比率が令和3年度で16.9%ということで、4年度はまだこれから分析になるわけなのですが、今の見込みだと17.1%ということでまた上昇すると。ただ、5年度につきましても同等程度を維持していくという見込み、17%台ということでございますが、今試算しているのが、これがピークということで、それ以降はどんどん減少していくという中期的な見通しを持っているものでございます。その比率を下げるために、昨年度は繰上償還、3年度につきましては1億2,000万ほど繰上償還してございますし、本年度においても約8,000万ほどの繰上償還して、この比率を抑える努力をしているところでございます。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 羽沢寿隆委員。
委員 羽沢寿隆君 今ご答弁にありました、実質公債費比率が18%以上になると非常にやばくなるということでしたので、大体見込みでありますが、17.1という数字をご答弁いただきましたが、かなりぎりぎりの線でいっているなという感じがします。それも含めまして、財調の残高が14億ぐらいで、これに対しては増えていく見込みがあるのか、あるいはますます厳しくなってくるのか、そこら辺の見通しをお願いします。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 まず、1点目の実質公債費比率につきましては、3か年平均という試算でございます。繰上償還する分を大ざっぱに言うと、その年の基準財政需要額で割り返した比率ということで、それを3年間平均ということでございますので、なかなか単年度だけでは下がっていかないというふうな支出の指標になっているものをご理解いただきたいと思います。
     あと、また財政調整基金でございますが、5年度末で13億ほどになるという見込みを立てておるところでございますが、この財政調整基金の残高につきましては、幾らまで残高を残せという、そういう大きな決まりはないわけですが、通常言われていることは、基準財政需要額の1割から2割程度を残しなさいよということではよく言われております。先ほど申したとおり、八幡平市の標準財政規模は約120億ということでございますので、これが市とすれば15億から20億が適正なものと考えておりますので、財調についてはこれ以上減らさないように努めてまいりたいと考えているところでございます。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 羽沢寿隆委員。
委員 羽沢寿隆君 やっぱり財政というのは非常に一番の重要なものですので、私もいろいろ商売やっている関係上、毎日お金の工面で頭を悩ませております。特に経費だけどんどん、どんどん上がりまして、なかなかそれを商品価格に転嫁できないというので、非常に苦しい経営が、私だけではなくてほかの皆さんほとんど一緒だと思います。そういう中で、やっぱり厳しいながらも財政をやりくりしていくというのは、非常に当局の皆さんの能力が問われることかなと思っております。こういうことに関しまして、総括的に市長から最後ご答弁いただいて、お願いします。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 財政についての総括的なご答弁ということであります。まずは、実質公債費比率、現状16.9%、ピークでは17.1%、この数値だけ見れば県内の市の中では一番高い比率ということで、県とも相談しながら、いずれ18%を超えないように、これからどのように努力していくかということについて、昨年来ずっと検討してまいったところでありますが、一つの要因としては臨時財政対策債等について、これは前にもお話ししていたかもしれませんが、交付税算入は20年間にわたって算入されることに対して、本市では10年で償還しましょうということで、基本的に短期間の償還で起債については返済するという合併以来の方針の下に、そういう短期間での返済を行ってきた結果として、残高の割には単年度の償還額がほかの市町村に比べると大きいというような結果になってきた、このことが実質公債費比率を押し上げてきた要因であるわけでありますので、これからはやはり残高と毎年度の返済の額をしっかりと両にらみでいくために、その償還期限についてもどの程度が妥当なのかということも当然考えていかなければならないものでありますし、可能な限り減債基金、5年度は5億の繰入れを行う予定にしておりましたが、基金も活用しながら、可能な限り繰上償還を行いながら改善を図っていきたいというようなこと。
     そして、基金のお話もありました。これまで、200億を超える大規模な予算が何年も続いてきて、基金が当時50億もあった時期もありましたが、あっという間に13億、14億という額になったわけでありますが、基本的にやはり基金を取り崩さない状況で予算を組めるのが理想だというふうには思いますが、財政調整基金という性格上、やはり多額な投資が必要なときは取り崩し、そして少し余裕が出たときは積み立てながらやりくりしていくというのが基本なわけでありますので、5年度については目新しい大きな事業は特に入れていないわけではありますが、それでも184億ということでは、二戸市とかと比べると20億近く大きな予算であるわけであります。なかなか経常的な経費とか、結構積み上がってまいりまして、例えば補助費に関しては同程度の自治体と比べても非常に多くなってきておりますので、いろんな面で見直しをかけながら、これから財政運営を図っていかなければならないものというふうには考えておるところであります。
     ただ、これから大きな事業としては、やはり顔づくり施設、あるいはスマートインターチェンジの整備、そして今議会でも質問にありました統合中学校の整備とか、大きな事業がこれからもまだまだ予定されておるわけでありますので、そこに向けて計画的に財政運営をしていける、財源調達ができるような、そういった財政運営をしていきたいというようなことでございます。そのためには、やはり単年度、単年度の予算も当然重視していかなければならないわけでありますが、総合計画に基づく実施計画というものが、5か年計画があるわけでありまして、これは委員の皆様にもご説明はしておりますけれども、その中で3年間の実施計画の見直し、いわゆるローリングという仕組みがあるのですが、それらをしっかりと回しながら、複数年度で予算を考えていく、財政を考えていく、そういった視点をさらに強化していきたいというふうに考えております。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 工藤多弘委員。
委員 工藤多弘君 一般質問でもしましたが、(仮称)大更駅前顔づくり施設の件です。子育て支援と図書館が大更顔づくり施設のほうに行くというふうな計画でありますが、令和4年度に予算を計上しました実施設計の部分、1億3,900万ほどの部分が今年度は繰越明許費ということになってございます。それで、図書館については、私は一般質問でも言ったとおり、現在の市立図書館がある部分を有効活用して、そこには江間章子さんの詩碑があるということで、今日の岩手日報にも載っておりますが、江間章子さんが寄贈した紅梅が近年花が咲かなくなったということで、市のほうに寄贈ということで記事のほうに載っていました。やはり図書館と、こういう江間章子さんという関連があれば、子供たちも利用する部分があると思います。
     それで、今まで図書館協議会というのがあると思いますが、その中でそういった図書館運営の部分で、江間章子さんのガーデンを使いながら、リンクしながらという部分と、それから一般質問でも答弁がありましたが、増築、あそこには広い市が所有する土地がありますよね。そういう部分を使って、本が入らないのであればあそこの増築をするなり、そして有効活用して、今ある公共施設をそういうふうに使ったらいいのではないかなというふうに私はもう一度提案します。それで、まだ実施設計の部分でも決まっておりませんので、ここは大きく変更してもいいのではないかということで、今日総括の部分で再度その辺の考え方をお聞きしたいというふうに思います。
     まずは、図書館協議会のほうでその江間章子さんの部分、触れたか触れないかの部分と、あとは増築をして有効活用するという部分の計画の変更はないかという部分について、再度お願いします。
委員長(勝又安正君) 教育総務課長。
教育総務課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
     昨年度につきましては、江間さんに特化した事業ということはございませんでしたが、いずれ新図書館ができた暁には、当然今よりも図書館部分の面積も増えますので、そういう江間さんをはじめ名誉市民のコーナーを設けるなど、そういうスペースも十分に確保できると思いますので、そこは検討してまいりたいと思います。
     また、今の図書館を増築してということでございますが、いずれ市の方針として駅前に新しい図書館を整備するということでございます。
     以上です。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     図書館の増築については、この間工藤委員からご質問を受けてご答弁したとおりでございますが、いずれこれまで申し上げてまいりましたとおり、(仮称)大更駅前顔づくり施設に図書館の機能は盛り込むというようなことで進めていきたいというふうに考えております。
     そして、現在の図書館が空くわけでありますので、そこについてはこれからの検討にはなるわけでありますが、文化的な要素を持ったそういう施設も視野に入れながら検討していきたいと考えております。
委員長(勝又安正君) 工藤多弘委員。
委員 工藤多弘君 私の思いは、やはり公共施設の部分で現在35億、36億の管理費がかかっているわけです。新しいものを建てれば、それ以上また管理費が上がるという部分もあります。それで、図書館の部分については、やっぱりコーナーを設ける、それから今から駅前に移転した場合の使い方も検討するという部分があるわけですが、ここは財政的にも資材の高騰があるわけです。その部分をやはり考えれば、今は建物を建てるよりは、今ある公共施設を利用する、そして駅前顔づくりについては、3階建てのやつが2階建てなり1階建ての部分で、子育て支援なり、そういう部分で進めたほうがいいと思うのです。図書館だけは今の現状の部分を使う、そして建設費が高騰しているという部分を考えれば、やはりせっかくあるものを、江間章子さんすぐそばにあるわけです、公園が。そういう部分をやっぱりやるべきだと思うのです。
     一般質問で言いましたが、建設費の部分を圧縮して、これから見直しをするという部分があるわけですが、どのぐらいの部分で、現在令和5年には契約をするというふうなスケジュールで来ているわけですが、ここをやはり今のところで大きくというか、図書館の部分では現状の図書館を使うというような変更はできないものでしょうか。建設費とか、そういう運営費、管理費なり考えた上で。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     繰り返しになりますが、図書館については(仮称)大更駅前顔づくり施設に整備をしたいというようなことであります。
     そして、事業費に関しましては、以前4階建て、そして図書館機能は3階、4階の2フロアに整備するということで、予備設計の段階でお示しをした後に私が見直しを図るというようなことで、ちょっと実施設計のほうも期間を延長しながら3階建てに見直したというようなことで、これについては全員協議会でご説明したとおり税込み20億を超えない、そういう方針でお話をさせていただいたわけであります。以前4階建ての予備設計段階では、税込み22億、4階建てというようなことでありましたが、ただ年数もたちまして、さらに再度4階建てのままで、現状の資材高騰の中でどれだけ事業費がかかるかというようなこと、これも全員協議会でお話ししたとおりでありますが、現状に置き換えれば26億、27億ぐらいかかるであろうと、それを資材高騰も加味した上で3階建てに見直しをして、何とか現状の資材の価格を考慮した上で税込み20億を超えないというようなことで、6億、7億の事業費の圧縮を図りながらご提示をさせていただいたということでありますので、そこはご理解いただきたいというふうに思います。いずれ詳細設計が出るあたりには、また再度ご説明を申し上げますが、この間全協でご説明したとおりの内容で進めてまいりたいと考えておるところであります。
委員長(勝又安正君) 教育長。
教育長 星 俊也君 図書館に関わってお答え申し上げます。
     委員もご存じのとおり、現在の市立図書館、大変手狭でございます。会議室も持てない、生徒たちが勉強しようとしても学習室もないと、まして蔵書数については現在5万ということで、新しい図書館になれば9万冊という図書を入れて、市民が様々な本にもさらに触れることができるということを考えておるわけです。増築すればいいのではないかという話でしたが、ここはあくまでも子育て支援施設との相乗効果を狙っているわけですので、屋根付公園に集まった子供たちが図書も借りると、行き来しながら図書にも触れ、遊具にも触れというような、そういった豊かな時間を過ごすことができるということを狙っておるわけであります。もちろん委員ご指摘の江間章子さんにつきましては、先ほど課長からもありましたが、きちんとスペースを取って顕彰してまいりたいというふうに考えております。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 工藤多弘委員。
委員 工藤多弘君 今ご答弁あったそのとおりというか、おっしゃることは分かるわけですが、やはりこれからの図書館運営と子育て支援の運営となれば、そういうリンクする部分が果たしてどのように、子供たちが来るのは分かるわけですが、そしてどのように集約をして、にぎわい創出をするかというと、私はちょっと商店街とのリンクに課題があると思うのです。図書館と子育て施設が建ったら、そこの商業施設に商店の方が来る、また市内の市民の方が来客するという部分、どのような呼び込みをして、あの物を建ててあるから来てくださいだけでは人が来ないと思うのです。現在図書館利用率もそんなに高くない、目標値になっていないわけです。駅前顔づくり、新しい施設ができたら、それは向上すると昨日の部分、教育長は言いましたけれども、ではその部分どうやって呼び込みをするか、それやはり商店とかリンクするためにというのがあるかと思いますが、現在まだ10区画が決まっていない状況。市長は、何年かけてもにぎわい創出をやっていくのだと、これもやっぱり目標としては私も分かります。そういう意味では分かります。
     ただ、今この社会情勢が、本当に人口減少して減っている中、新しい建物を建ててにぎわい創出をするのはいいわけですが、ではその部分をどうやってやっていくかというのは、ここはやっぱり、私は何回も大更開発にはしつこく質問しているわけですが、やることは反対していません。やはり未来のためにやるわけですが、ただ、今ここで建物を建てて、市民の皆さんが本当に、いや、いいの建ててくれたというふうなものが今あるのだろうかというので、何回もこの大更顔づくり施設については質問させていただきました。共有する部分は共有して、賛成もしてきていました。ただ、私はというよりも、そういう市民の声があるわけです、「今建物じゃないよね」と。そういう部分を思えば、ある部分の施設は使う、そして子育て支援施設を建てるのであればそれは建てていこうと。
     やはり先ほど申したとおり、建設費の圧縮ということを考えれば、大きく3階というよりも2階建て、子育て支援に特化した部分でやってはどうかという部分で私はご提案をしているわけです、質問しているわけです。やはり図書館は現状の部分を使って、そして江間章子さんもある、そして岩手山を望めると、環境のいいところです。交通アクセスもあるわけです。昨日、同僚委員がシャトルバスとか、そういうことはなかなか難しいと。やるとなればそういう運行も、すぐにできるものではないと思うのですが、やろうと思えばできるはずなのです。予算の部分を考えながら、そういうような運営を八幡平市はしていきたいなというふうに思いますので、私はこういう部分を提案して、3回目ですので、いずれ現状の部分を、公共施設を使ってほしいというのが私の思いでございます。
     以上です。
委員長(勝又安正君) 齊藤隆雄委員。
委員 齊藤隆雄君 点数的には3点になろうかと思いますが、お聞きしたいと思います。予算書のページ数は、42ページのふるさと納税の件です。あとは、商店街のにぎわいづくりというか、顔づくり施設に関してが1点と産直に関して、すみません、ページ数があれでしたけれども、概要説明書でいうと40ページに該当するかなと思います。
     まず、ふるさと納税の件につきまして、予算委員会の中でも市外のほうに納税される税金につきまして課長のほうから答弁いただきましたけれども、ふるさと納税で入ってくる分に関しては数字ですぐつかめる状態で、今年度も2億円を予定しているということなのですけれども、市外に出る部分のお金が幾ら出たか、単純に計算して分かるような数字ではないというご説明を受けました。すみません、その部分をもう少し分かりやすくご説明していただきたいのがまず1点目でございます。
     あと、2点目の顔づくりと産直については、ちょっと共通しているわけではないですけれども、令和6年度の夏開業予定で、道の駅もりおか渋民という施設がオープンされる予定であるということをお聞きしています。何か環境の問題で少し延びているようではありますが、この中に子供が楽しく遊べる場という、大きなふわふわドームというスペースがあるのです。ここを見ますと、キャンプとか、いろいろそこの場に行ってかなり子供と遊べるというか、そういう遊具ももちろんあって、そういう施設になっているのですけれども、これについてちょっとお聞きしたいのは、まず昨日同僚委員からもありました、産直の駐車場を整備してもっと利用者を増やすべきというか、使いやすくするべき、集客するのに役立てようということで質問があったとは思いますが、市長が所信表明の中で、市内の産直施設と連携し、地産地消の取組を推進するという項目で述べている部分があります。こういう施設ができることによって、産直への影響があろうかと思いますが、現在これについて情報を得ていて、どういう考えでいるのかをちょっとお聞きしたいのがあります。
     顔づくり施設においても、図書館につきましては私も昨日ご質問させていただきましたが、この中に子供が遊べるスペースというのが大きくあるということは、顔づくり施設に設ける子供の遊具というか、そういう部分に対してもかなりの影響があろうかと思いますが、その点から考えた部分での今後の顔づくり施設を進める上での、まだ設計段階だとは思いますが、どういう形で進めていくのか、ご答弁をいただきたいと思います。
委員長(勝又安正君) 税務課長。
税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
     先日、齊藤委員のほうからご質問を受けました八幡平市民のふるさと納税の過去3年分について、人数、寄附金額、控除額について調べましたので、改めまして数値をお答えしたいと思います。元年中の寄附となります令和2年度の課税の寄附金の内訳は、人数が123人、寄附金額は734万5,914円、控除を適用した額は先日お示ししました535万5,512円、令和2年中の寄附となります令和3年度課税の寄附金の内訳は、人数が183人、寄附金額が1,177万2,000円、控除を適用した額は864万2,423円、令和3年中の寄附となります令和4年度課税の寄附金の内訳は、人数が251人、寄附金額が1,494万8,190円、控除を適用した額は1,124万7,628円となっております。全国どの自治体に寄附したかまでの内訳は把握できませんが、それぞれに申告のあった所得金額から税額控除額を適用し、所得税や住民税が課税されることになるものでございます。
     以上です。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     渋民に令和6年夏頃にできる、いわゆる道の駅のお話に関連して、産直の部分と、それから子育て支援の分がどのように影響するかというご質問でよろしいでしょうか。まだ渋民にできる道の駅については、私情報を持っておりませんで、産直部門はあるという話は聞いておりましたけれども、委員がおっしゃられたふわふわドームというような施設については、情報はちょっとよく分からないところであります。確かに現状でも渋民にあるイオンの産直の部門には、八幡平市から出されている生産者の方結構いらっしゃいます。そういう中で、新たにその近くに道の駅ができて、そこにまた大きな多分産直ができるであろうというふうに思いますので、そこには八幡平市の生産者の方々も声をかけられている方はいらっしゃるのかなというふうには思うわけでありますので、状況としては厳しい、現状でもやはり生産者の取り合いというようなことが起こっているようなお話も聞いておりましたので、生産物の確保という意味では厳しい環境になっていくのかなというふうには思っております。
     ただ、道の駅にしねは、やはり市内の中の産直でも一番大きな施設でありますし、非常に魅力のある施設でもあると思います。過日、道の駅にしねの産直部門の組合員さん方、赤松どおりふれあい館産直組合というのがあるのですが、結構な人数で組合員さんいらっしゃって、その総会がありました。そのときに意見交換をしてまいりましたが、やはり皆さんすごく意欲的で、さらにボランティアで道の駅の辺りの草刈りとか、いろんな環境整備までやっていただいて、それぞれの組合員さん方が自分たちの産直だというふうな思いを非常に厚く思っていたということは感じました。そういった方々が力を合わせて、いずれ今以上に魅力あるというか、生産物の確保をしていただけるものというふうには思っておりますので、特にも主力はホウレンソウで、例えばスーパーでの価格が248円のときでも130円とか110円で出している、そのときはもう朝から行列ができるような状況になる、そういったところをもっともっとPRしていくことと、あと私が所信表明で申し上げましたいわゆる地産地消の取組、これ市内にたくさん産直があるわけでありますので、そこの連携というのは非常に重要であると思うのですが、なかなかやはりそこがうまくできていないのではないかなというようなことも感じたわけであります。
     コロナの影響で何もできない3年間ではありましたが、やはり産直が集合して何かイベントを打ったりとか、そういったことで相乗効果を図りながら盛り上げていく、渋民は渋民として、我々の産直がどのようにその販売額を確保していくのか、そういったところを組合員の皆様と知恵を出し合いながら頑張っていかなければならない、そのためにも産業振興公社、第三セクター、温泉開発の子会社であるわけでありますが、この会社の経営というものが非常に重要になってくるわけでありますので、会社の経営にも力を注いで、私どもも一緒になって取り組んでいきたいというような思いであります。
     そして、そのふわふわドームというものがどのようなものになるか分かりませんが、多分大更の駅前の顔づくり施設に造る子育て支援施設と競合して子供を奪い合うという環境にはならないというふうに私は思っていまして、一戸にある県立子どもの森ですか、そちらのほうの大規模な施設と、そして渋民に子育て支援施設ができるのであればそこ、そして大更の駅前にできる顔づくり施設の中の子育て支援施設、そしてさらにはフォレストiとかの非常にいい遊び場もありますので、県北エリアでそれほど距離が離れていない中で、そういう充実した子育て支援施設が集まることによって、あるいは県南のほうから、県内からも含めて集客できるという相乗効果はあるのではないかというふうに思っています。できれば、競合するのではなくて一緒に連携する、そういった方向で進めていければと考えております。
委員長(勝又安正君) 齊藤隆雄委員。
委員 齊藤隆雄君 ふるさと納税の市内の方の市外への納税については、ちょっと本当に分かりづらい、数字を並べられてもあれなのですけれども、いずれにしてもふるさと納税額も着実に増えてはいるのですけれども、市外への支出というか、出ているその分も増えているという形で捉えてよろしいのですよね、この数字というのは。その中で思うのですけれども、市外に出る分の納税というのは、結局市税の歳入の部分でマイナスになっていることにつながると思います。数字的にもそうなるわけですから、いかにして市の魅力なり、市が推進していることを市内の方にも理解していただいて、八幡平市に税金を納めてもらうかというのが、一番そこが重要だと思うのです。市外の方は、返礼品なりの魅力で納めてはくれるのですけれども、持ち出される分に関しては、システム上そういう返礼品があるわけではないと思いますので、どうしても市の取組なり、教育なりスポーツの取組なり、子育てのしやすさとか、当市で言えば農業なり観光の振興がすごく重要になろうかと思います。今後増えるであろう市外への納税について、当局側はどういうような形でその対策を考えているのかお聞きしたいと思います。
     あと、ちょっと施設については、こういう何だかベビーコーナーとか、いろんな形で空間の造りのことは書いてありますが、この渋民にできるのは結局4号線のバイパスの、今言われたスーパーセンターの隣接、近くにできるわけですが、八幡平市の顔づくり施設は大更の駅の東口の一部、すごく分かりづらいわけです。その辺の対策をやはりきちんと考えていかないといけないと思います。私議員になって最初の委員会のときに、市立病院の行き方が田山や安代地区から来ると分かりづらいので、看板をお願いしたいということで、今現在ツルハのところに看板が立ちました。現状の広報に顔づくり施設がこの間載ったときに、すぐに火防点検があった、消防の奥さん方というか、婦人隊がいるのですけれども、子育ては終わっているのですが、お孫さんがまだ小さいという親御さんがいます。その中の会話の中で、あそこまでわざわざ行くかという話になったそうです。そうしたら、誰も行かないよねというのが田山地区の婦人隊の方の言葉だったというのを、私はそれは自分の夫人から聞いたわけですが、そういう状態なのです。その対策はやはりきちんと考えるべきことだと思います。矛盾のある開発をしてきたのは、私は否めないと思います。市立病院まで入ってきても、そこから真っすぐ今目指そうとしているにぎわいづくりの、東口ですか、西口なのかな、西口側がアクセスが悪いという部分で、田山なり安代から来る人をどういう形で顔づくり施設なり、にぎわい創出しようとする商店街に運ぶのか。今市長答弁にもありました、相乗効果でそういう集客ができるのではないかという部分のときに、その顔づくり施設までどういう形で市外の方なり県外の方を誘導するかというのをやはりきちんと考えていかなければいけないと、実施設計も含めてそういう部分の計画をきちんと進めなければいけないとは思いますが、それについてお伺いしたいと思います。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     まず、ふるさと納税に関して、その市外に出ていく部分について止めるといいますか、できるだけふるさと納税を市外にしないでほしいというようなことはなかなかやっぱり難しい、現状ではほかの自治体の返礼品の内容を見て、それでネットから申し込む方というのは相当数いらっしゃいますので、そういった方々を抑えるかというよりは、八幡平市外の方から八幡平市にふるさと納税をしていただく、そっちを増やすということを目指しながらここまで進めてきたということであります。
     平成29年度からでしたか、八幡平市がふるさと納税の返礼品の事業に本格的に取り組んだわけでありますけれども、それまでの28年度まで、返礼品は特に設けずに行って、ほんの数百万ぐらいのふるさと納税額でありました。それが市外に出る額よりも入ってくるほうが少ないというような状況も実はあったわけでありますので、これではいけないということで、ふるさと納税の返礼品事業に29年度から本格的に取り組み始めまして、もう1億5,000万とか1億6,000万というようなことで29、30と来まして、そこをしっかり逆転できたなというようなこと。ですから、どうしても市外に納税したいという人たちに何をアピールできるかということは、本当に難しいと思いますし、そこまでやれば、逆に市民の方々にそこまでしないでほしいみたいなことも当然言えないわけでありますので、一定数はいるということを前提とした上で、入ってくるほうに力を注いでいきたいというようなことでございますので、そこはご理解いただければと思います。
     そして、顔づくり施設にどうやって誘導するか、確かにおっしゃるとおり東側から西側の中心部のほうに入ってくるアクセス道路、山子沢線とかあるわけでありますが、そして中央線から入ってきて、駅の自由通路を通って、そして西側に移動していただくとか、そういったようなことで何とか誘導できないかということで取り組んできたこと、結果的にはそうなっておりますが、ただどんとアンダーパスでつなげないかという話は以前もあったような記憶はありますが、やはり距離の問題とか、様々な制約があって実現不可能であるというようなことで、諦めた経緯が多分あったと思います。そういった中で、ただバイパスにそういう施設を造れば、例えば誘導しやすいという話になるわけではありますが、今の駅前の顔づくり施設については、あくまでも大更駅西側を含めた中心部のにぎわい創出というものが本当に大きな目的でありますので、そのためにはバイパスではなくて、旧道を通って町の中心部に誘導していく、その誘導をしていくために一番大きなものは、やはり魅力のある施設に尽きると思います。
     私もいろいろな市町村のそういう顔づくり施設、複合施設を回ってみましたが、大概は駅の近くとか、それほど利便性のよい場所にはないなというふうには感じます。それはやはりどこも同じで、にぎわい創出をするために駅の近くとか、中心部とか、そういったところに整備してきた結果であろうというふうに思います。ですから、そういう魅力のある施設とすることがまず大前提、そしてあとは看板とか、いろいろ誘導する、迷わないで来られるような、そういう動線も含め、動線というか、その案内、サインも含めて考えていく、そういったことで対応していきたいというふうに思っております。
委員長(勝又安正君) 齊藤隆雄委員。
委員 齊藤隆雄君 私の質問の仕方が悪かったのか、バイパスにできるというのは渋民の道の駅でありまして、今の顔づくり施設をバイパスとか、そういうところにしたほうがいいということではありませんので、すみませんでした。私の多分質問の仕方が間違っていたのかなと思います。
     最後になりますので、あれですけれども、今市長の答弁にもありました、市外に出るよりも納めてもらうほうを増やしたいのだというご答弁でした。その中で、ではせっかくですので、返礼品の人気商品というか、現在市でやっている返礼品でどういうのが人気になっているかをお聞きしたいと思います。何か全国の返礼品の中の人気商品というのが、今トイレットペーパーが結構人気があるということをお聞きしているのですけれども、その部分が云々ではなくて、市内でどういうのが人気商品になっているかお聞きしたいと思います。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 お答えします。
     まず、今年度の今まで、2月までの実績を見ますと、一番多いのが食品類でございます。続いて、感謝券。金額で突出して多いのが、田山製甲所で作っているリーガルシューズです。これが寄附金額にすると今までで3,000万超ということで、かなりリーガルシューズが人気商品ということになっているところでございます。
委員長(勝又安正君) 渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 ページ数を申し上げますと、国際交流と給付金事業に当たりますが、私合併20周年を目標にいろんな事業に取り組んでほしいということで、一般質問等で質問してきました。1つは、国際都市宣言に向けて、みんなで目標を掲げて、ハロウ校を中心にした交流なり、岩手県で多分国際化が一番進んでいるのは当市だろうと思っています。それには検討するというような答えでしたが、20周年に向けてどう取り組んでいくお考えかお伺いします。
     それから、もう一点も、合併20周年に向けて、ふるさと会の会長でありました工藤修さんから、大更仲町出身です、4,000万余の寄附金が、去年でしたね、これも広報に10行ばかりで載っていました、文字で。具体的に何か形で表すものをして、顕彰して、寄附文化なり、あるいは今後のクラウドファンディング等に結びつける必要があるのではないかという質問をしていましたが、その進行なり、これは5年度から取り組まなければならない事業だと思います。7年の9月1日に、あと2年半ありますが、当年度で取り組む場合もあるのですけれども、2年かけなければならない継続的な研究なり支援が必要だと思います。
     それから、合併記念誌、歴史版等も提案していました。当然作るわけですけれども、私は20年度だけの歩みだけではなくて、安代町ができた、西根村ができた、松尾村は明治からの長い炭村で形成されたわけですが、その辺も入れると非常に分かりやすい記念誌になると思います。今の安比高原の開発とか、あるいは地熱発電とか、継続した事業が今、西根では工業団地とか、焼走りの交流村とか、そういうのがないと20周年だけではなかなか分からない、少なくとも昭和31年の合併当時からの3町村のコンパクトな歴史をまとめてほしい、そう思っています。よく聞かれるのは、安代町は単独で安代町になりました。西根村は西根村でした。規模、人口等も多いわけですが、どうしてかと聞かれます。西根村では5年後に西根町になったわけです。そういうような歴史なり文化なりを伝えるのが、現在の観光なり、あるいは産業なり振興なり、それにつながると思います。20年だけではなかなかつながらない、そういう思いで合併の事業に向けての3点。
     それから、あと1点は、ロビーにこういうポスターが貼られています。大きなポスターです。私大変これ見て、昨日見ました、これは田山の、岩手県立美術館で「みちのく いとしい仏たち」、4月8日から5月21日、市の指定文化財です。いつも言っているように、文化スポーツ課でコミセン、あるいは商工観光、こういうような取り上げた経緯等も大事だし、岩手県立美術館が130点の県内の仏像を集めているそうです。その代表でこれ取り上げました。大きなポスターも貼っていました。そういうふうな、あまり見る人もいないし。これは、実は私が提案して市の指定文化財にしてもらったので、大変私間違っていなかったなと思っているし、130点のうちの一級品であるから県内の仏像のポスターの全面になっています。そういう身近なものをみんなが散策したり、あるいはいつもお話ししているのは、これを説明するガイドがいないと何だか分からないです。ここのところをちょっと読んでみます。いわゆる仏師でない人がつくった尊像は民間仏、近年注目を集めています。北東北にはユニークな民間仏が多く残っており、今でも大切に守られています。その優しく、ほっこりするような造形は、厳しい風土に生きる人々の切なる思いがそのまま託された祈りの形と言えるでしょう。まだありますが、そういうような身近なものを活用する、そしてSNS等でも発信する、ポスターも、そういうような第三者との連携。そして、合併のほうは、これも各課の連携、政策会議とか、あるいは市政モニター等も利用してやると言ったけれども、それには2年半等かかりますので、その合併問題と、こういう大事なものを、私の提言は間違っていなかったし、県指定の文化財に匹敵する仏像です。ただ、無人社にありますので、宣伝するといたずらされる場合もあります。あるいは、虫食いにもなっていました。その辺の2項目について、各課でもいいし、まとめて副市長でもいいですから、お願いします。
委員長(勝又安正君) 副市長。
副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
     私からは、合併20周年のお話をしたいと思います。令和7年の9月1日に八幡平市合併してから20周年ということで、いろいろ構想的なものを考えてはいながら、要は令和7年度の予算では到底間に合わないので、令和6年度の予算に計上しながら進めていかなければならないかなというスケジュール感は持っていますので、内容については今までも渡辺委員からいろいろなご意見をいただいておりますので、トータル的にどういう事業がいいのかというのは、今後庁内で検討しながら進めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
            (「市政モニターもお願いします。市政モニター」の声あり)
副市長 田村泰彦君 市政モニターでも聞いてもらいたいということですか。
委員 渡辺義光君 市政モニター等でも連絡しながらいろんなアイデア等も募集したいというような答弁をいただいていましたので、どう動かしていくか、市で企画したのを市政モニターに諮るのか、その活用が非常に大事だと思います。回数に入れないでください。では、4,000万の使途についても、市政モニター等でご意見を伺いながら検討するということでしたので、そこを除いていましたので、そこもお願いします。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 市政モニターでということでございます。今年度から市政モニターということで制度化して始めて、今年度は3回ほどのアンケートを取ってございます。5年度については、何のアンケートを取るというふうなことをまだ決めていない状況でございますので、今委員のご提案も参考にしながら進めてまいりたいと思っているところでございます。
     また、先般いただいた寄附については、現在市有財産整備基金に積み立てているところでございます。使途についてはまだ決まっていないのですけれども、庁内的には何か形のあるものに充当したいなということで今は考えているところでございます。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) まちづくり推進課長。
まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
     国際都市の件でございます。今のところ、国際交流の件でちょっとお話をさせていただきたいのですが、委員ご存じのとおりコロナ禍ということで、国際交流協会、当市のほうにあるのですが、なかなか事業が進まなかった件、あとはタマサート大学さんとの交流、ホームステイの件も数年中止をしてきたという経緯がございます。この関係で事業が進んでこなかった件がありますので、なかなか国際交流の観点は熟成をしてこなかった面もあります。今般ようやくコロナのほうも収まってきたところですので、従前のとおりタマサート大学との交流も再開をしようということで今検討を進めているところでございます。
     あわせて、国際交流の観点で申し上げると、以前の議会のほうでも質問がございました多文化共生という面もございます。先般庁舎の職員の研修の中で、その多文化共生という観点の研修も行いました。あわせて、先日寺田地区のほうのコミセンのほうで、岩手大学の先生を講師に招いて多文化の共生の講演と研修も行っていただきました。国際交流を図る上で、外国からいらっしゃった方とのどういう接し方をしなければならないかというような意識づけが、一番根底に必要なのかなというところを改めて学ばされたところがありますので、当然語学のこと、英語のこともあろうかと思いますけれども、考え方、こちらのおもてなしの考え、いろいろこちらが当たり前と思っていることが相手にとっては当たり前ではないというところの認識も、さらに深めなければならないというところもありますので、これからの下地、考え方、外国からおいでいただくことに対するこちらの考え方をいま一度整理をしなければならないのかなと思っていますので、県のほうでも多文化共生に係る取組というのは進めようとしておりますので、そちらとのタイアップをしながらこちらも進めていければなと思います。この考えがさらに進めば、国際交流都市というのですか、そっちのほうも検討していければいいのかなと思っておりますので、よろしくお願いします。
委員長(勝又安正君) 文化スポーツ課長。
文化スポーツ課長 村上直樹君 先ほどの3点目ですか、兄川山神像についてのお話でございました。こちらの展示会でございますが、「みちのく いとしい仏たち」というタイトルでございまして、こちらは企画はNHKが行ったものでございます。岩手、青森、秋田に残る近世以降の仏像、神像おおよそ130点の展示ということになっておりまして、展示会場が全国で3か所で行われます。まず、岩手県立美術館では4月から5月にかけまして行われますし、2回目が京都の龍谷大学、龍谷ミュージアムで9月から11月にかけて行われます。3か所目が東京の東京ステーションギャラリーで12月から2月にかけて行われるということで、1年かけて展示会が行われるということになります。この展示会については、北東北3県の仏像、神像というものに光が当てられるということで、非常に意味深いものであると思っております。特にもこの山神像ということで、先ほど委員がおっしゃったように、現在無人社の中で拝まれておるものでございますので、その扱いについてどのような形になるかというのは今後のほうで検討していかなければならないと思っております。
     また、市内には様々な文化的な遺産が残っております。博物館条例の改正のときにもお話し申し上げましたが、今は文化観光ということが取り上げられてきております。様々な文化財などを活用して、交流人口を増やしていくということを目指しておるものでございます。今後も様々な市内に残っておりますこのような貴重な文化財、こちらのほうもできれば活用しながら、観光関係とも連携しながら取り組んでいきたいなというふうに考えております。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 合併記念誌に関しては、ちょっと担当課もまだはっきりと決めていないという状況でありますので、現在答弁する課長が決まっていないということであります。いただいたご意見等も参考にしながら、これから合併20周年に向けて庁内での検討会議を設けるわけでありますので、いろいろな事業も含めて、これから企画していく中で記念誌も重要なものでありますので、その進め方についても今後検討させていただきたいと思います。
委員長(勝又安正君) 渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 記念誌等は時間がかかると思いますので、ぜひ各町村が31年にできたときから記述すると、非常に観光開発なり、村の様子がはっきり分かるわけです。西根村がどうして西根村だったか、そうしか名のれなかったか、安代が安代町になったかというのを分かれば教えていただきたいし、それとこれからはクラウドファンディングとか寄附行為によるまちづくりが大事なのです。ぜひこの4,000万の使途をモデル的にして、これから寄附を募るクラウドファンディング等にも、私は市立図書館等にもこういうような手法が必要ではないかなと今考えています。そのためにも、これも時間がかかる事業ですので、式典等であれば当年度でいいわけですが、これはやっぱり2年半もかかります。記念誌とか、モニターあるいは市民から募るとか。そして、ぜひ八幡平市に外国から裕福層も訪れますので、そういう人も対象にしながら、旧文化、クラウドファンディング等を進めるのがこれからの市の財政、あるいはまちづくりの基本にもなるのではないかなと思いますので、その辺についてお伺いします。
     それから、文化芸術推進審議会等に引き継がれるわけですが、こういう地元学を私はずっと提唱してきました。今言ったように、地元に行っても分からないです。少なくとも地元のコミセンにこういう解説する人とか、あるいは新しく学芸員が採用されるそうですが、そういう身近なものを。そして、これをインターネットなり何かで流せば皆さん分かると思いますので、これは非常にそういうような方法で、これに限らず、職員もユーチューブとかいろんなので流していましたが、私はそういうことも一般質問で提案しましたけれども、昔はあまりそういうのをやると風当たりが強かったですが、今はどんどんと職員でもやってもいいし、また舞台に出てもいいし、いろんなのをやって、積極的に発信する必要があるのだろうと思います。その辺についての考え。
     そして、庁内の横断的な関係課はいろいろ課題があると思いますが、政策会議等についても、再任用職員とか、ベテランの課長さんたちがいっぱいもう退職しますので、そういうような知恵なり経験を生かして、そういうのも立ち上げてほしいなと思いますので、その考えをお伺いします。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     合併20周年につきましては、まだ検討の段階に入っておらないというようなことで、何ともお答え申し上げづらいところもありますが、いずれ5年度になりましたら早々に庁内検討会議を立ち上げて、しっかりと議論しながら20周年に向けて考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 クラウドファンディングなどの民間活力をこれから活用していったほうがいいだろうというご質問だと思います。委員おっしゃるとおりクラウドファンディングに限らず、企業版ふるさと納税であったり、ふるさと納税であったり、市独自の財源確保についてはこれからますます重要なことと思っておりますので、その辺あらゆる手段を使って財源確保に努めてまいりたいと思っているところでございます。
委員長(勝又安正君) 渡辺義光委員。
委員 渡辺義光君 議員生活をやりながらいろいろ提案してきましたので、ぜひ具体的に20周年の記念に私の提案が生きるように、そして生かせるように、その審議会なり、あるいはいろんな会議等でもこういうのがあったよというのを反映していただければありがたいと思いますので、突飛な発言もあるかもしれませんが、そういう現状ですので、いずれふるさとを知ることが大事です。地元学が大事です。知らなければ、これ見ただけで意義は分かりません。ぜひ新しい文化芸術推進審議会等もありますし、学芸員等も新採用するというようなことですので、そういう地元学、郷土愛を育むために、人づくりのため、そして国際交流のために、地元の宝物に光を当てて世界に発信していただきたい、そのように思いますので、最後に一言まとめてお願いします。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 繰り返しになりますけれども、令和7年の9月でありますので、7年度の当初予算にも間に合わせるように、6年度に予算化できるように、5年度になりましたら早急に庁内の検討委員会立ち上げまして、そしていろんな方々からご意見いただきながらまとめていきたいというふうに思っております。合併10周年のときは、市民憲章推進大会に合わせて行ったわけでありますが、コロナも明けるわけでありますので、その開催方法についても含めて検討していきたい。
     そして、合併記念誌に3町村の歴史の話がありましたが、基本的には旧3町村の町史、村史があるわけでありますので、そちらのほうから引用をする形になろうかとは思いますが、いろんなご意見を賜りながら、いずれ記念誌のほうもまとめていく、記念誌もいろんな事業を企画する中の一つであるというふうには思っておりましたので、そういった我々役所だけで、職員だけで考えるということではなくて、広く皆さんのご意見もいただきながら進めてまいりたいと思っております。
委員長(勝又安正君) ここで11時半まで休憩といたします。
                                    (11時14分)
                     ☆
                  休     憩
                  再     開
                     ☆
委員長(勝又安正君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (11時30分)
委員長(勝又安正君) 総括質疑ありませんか。
     橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 3点質問いたします。
     1点目ですけれども、ちょっと総括質問にふさわしくないかもしれませんが、68ページに本庁舎正面入り口キャノピーですか、防水工事とあります。私も時々見かけたのですが、何かひさしの部分、水漏れがあるというようなことで、以前何か工事もしていたようですが、これはどういう中身なのか。ここに300万ほどの予算入っていますけれども、どういう財源でこれ直すのか。ちょっと気になったものですから、これを確認したいと思います。
     それから、2点目は、顔づくり施設についてです。企画財政課長の答弁によりますと、過疎債の起債だけではちょっと難しいというので、地域活性化事業債という新しい起債も活用していきたいと、これは設計の段階から使わないと本工事の際も起債ができなくなるのでと、そういうことでそういう形にしたということでした。仮にこの地域活性化事業債がそのまま本体工事のほうにも使われていくということになりますと、かなり市の一般財源の負担が増えます。ちょっと比率を見てみますと、地域活性化事業債が22.8%なのです。そして、今回この実施設計の業務の中で一般財源が2,170万、パーセントでいくと15.6%、ですからこれを2つ足すと38%ぐらいがこの地域活性化事業債の対象になってくると。仮にこれが本体工事のほうにも使われていくとなりますと、22億と想定しましたならば、約7億近い部分が一般財源と、基金取崩しと、こういうふうに私ちょっと見たのですが、これを本体工事にも使っていくとなるとこういうふうになるのかどうか確認をしておきたいと思います。
     それから、3点目ですけれども、株式会社八幡平DMOについてです。何人かの方からも質問あったのですが、何か5年度分の新年度予算の中では、示されたとおり四千数百万の予算を取っているわけですが、その後はどういうふうなお考えなのか。観光のまちですので、観光客の誘致、非常に大事だと私も思います。そこに大いに貢献してもらえればいいのですが、どうもなかなかな中身が難しいと。費用対効果のことを言っているのです、私は。そういう部分で、6年度以降どのように考えていらっしゃるか伺いたいと。
委員長(勝又安正君) 総務課長。
総務課長 渡辺 信君 1点目のご質問でございます。予算書の68ページの本庁舎正面入り口キャノピー防水工事でございます。これは、昨年の8月でしたか、大雨が降りまして、あそこに雨どいがあるのですけれども、その雨どいではける水の量を超えて雨が降りまして、あそこのちょうど軒の出っ張っているところの一番先端のところ、あそこの壁というか、板が落ちまして、そしてそれを応急的には修繕したのですが、それをすっかり直さないと、また大雨が降ったときに同じような現象になるということで、この予算を措置したものでございます。そしてあと、危険がないように一時カラーコーン等であそこに近づかないようにはしておりましたけれども、やはりまたそういう心配がありますので、本格的に工事をして修繕しましょうということになったものでございます。
     そして、これの財源でございますけれども、48ページの雑入の中に、下から14番目のところに建物災害共済金とあるのですけれども、167万7,000円、これ2分の1に当たる金額なのですが、この共済を使って修繕しようというふうな中身でございます。
     以上です。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 顔づくりの財源についてのご質問と捉えております。まず最初に訂正させていただきたいのですが、私先般の答弁の中で顔づくりの施設を22億というふうな答弁をたしかしたと思いますが、税込み20億ということで訂正させていただきたいと思います。
     顔づくりの財源の一つとして、地域活性化事業債ということで、先般の補正で借りるということで予算措置をさせていただいたものでございます。これについては、委員おっしゃられるとおり、設計から充当しないと実際の工事のときも充当できないというふうな制度になってございますので、先般の補正予算につきましては、理由としては回数で分けて2回相当分にする分ということで設計の分を案分して、地域活性化業債を借りるというふうな予算措置をさせていただいたものでございます。
     あと、工事に当たりましては、最優先で過疎対策事業債を充当させていただく方向で今考えているところでございます。ただ、そうはいっても過疎には枠がございますので、その枠に漏れた分についてはこの地域活性化事業債も使えるように準備させていただいたものでございます。また、その不足分については、さらには市有財産整備基金を充当するということで今は考えているところでございます。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 商工観光課長。
商工観光課長 佐々木宣明君 3点目の八幡平DMOの今後の、6年度以降のことということでお答え申し上げます。
     これまでの一般質問並びに予算委員会での答弁の繰り返しになる部分もございますけれども、費用対効果という点につきましては、様々委託費等、投資をしてきたのではないかというご指摘をいただいておるところでございます。一方、単純比較をするわけではございませんが、これまでもお答えしましたとおり、地道な情報発信、誘客のほか、観光庁をはじめ国の支援策というものを各事業者さんに行き渡るような形で引っ張ってきまして、その申請等を行った中で、この5年で数値として把握できている分でも8億以上の施設改修、あるいは誘客のイベント等、あるいは直接の事業実施というハード、ソフトにわたった形での投資というものを呼び込んだということは一つ評価をしているところでございます。
     ただ、今後につきましては、これらの補助金、先般お答えしましたとおり、DMO自体の収益にはつながっていないというちょっと欠点と申しますか、弱点がございましたので、こういった投資を呼び込む際に、DMOへの手数料あるいは成功報酬等というような形で、何らかの収益性というものをきっちり確保していくということが1点ございます。
     もう一点、八幡平温泉郷に地域まるごとホテルという形で、飲食店の改修、新設等も踏まえて、ペンションの高齢化、あるいは別荘の有効活用ということで、八幡平温泉郷エリアを一つのホテルとみなして誘客につなげるという事業展開ということを今進行させていただいておりまして、この5年度でしっかりとその分の収益性ということを見通したいというふうに考えております。
     大きくこの2点で全ての事業費を賄えるということは難しいところもあるかもしれませんけれども、まずはこういったところを確保いたしまして、さらに委員おっしゃるとおり、観光地としての観光地域づくり法人の在り方というところをしっかりとこの5年度で改めて見通しを立てまして、6年度以降、観光客の復活、そして勢いがつくような形ということを目指してまいりたいと、そのように考えておるところでございます。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 庁舎の改修の件です、工事の件ですが、保険も使うけれども、市の負担もあると、こういうことだったと思うのですが、たしかここが完成して何年でしょう、8年、9年ぐらいですか。これちょっと私設計ミスではないかと思うのです。そういう発想をしますと、市が負担するのはちょっとどうかなと。その辺の考え方について、もう一回お聞きしたいというふうに思います。
     それから、顔づくり施設の起債の件です。それで、もうここまで来ているわけですから、実施設計も7月ぐらいには完成させたいと、そこまで来ているわけです。当然財源ももう明確になっているはずです、どういう財源を使って建設をしていくというのが。これから検討していくという段階ではないと思うのです。ですから、一般財源がどれぐらい必要なのか、建設する際の工事費の、それはやはり明確に答えていただきたいというふうに思います。
     それから、4階建ての場合、以前工藤多弘委員が質問した際に、維持費が年間7,000万から9,000万と、こういう答弁だったのですが、今回かなりもう具体的に設計が進んでいますので、そういうアバウトな数字ではなくて、これぐらいかかるというのはもう分かると思いますので、その維持管理費、年間どれぐらいかかるというふうに思っているのか、そこも確認したいと思います。
     それから、DMOなのですが、私は別にけしからんと言っているわけではないのです。費用対効果なのです。だから、それが有意義な財源として活用されていくのであれば、これはもういいと思うのです。そういう意味で、6年度以降の、今の課長の説明ですと、6年度以降についても状況を見ながら判断をしていくというような、あまりはっきりした答弁ではないのですが、これまでは支援は5年間だけだと、それはDMOのほうにも設立当時からちゃんと伝えてあるのだということも繰り返し述べてきましたので。6年度以降、いや、支援するというのなら支援するということで答弁していいと思います。その辺明確にしていただきたいと。何かこのままずるずるいくという、市の財源がそっちにどんどん投資されていくというのも、今後いろいろ疑問もありますので、明確な答弁をお願いしたいと。
委員長(勝又安正君) 総務課長。
総務課長 渡辺 信君 1点目の庁舎の修繕の件でお答え申し上げます。
     確かに今、この庁舎に引っ越ししてきたのが平成26年ですので、8年、9年と、委員おっしゃるとおりです。ただ、その中で、昨年の大雨につきましては、やはり1時間当たりの雨量が想定しているものよりもかなり多かったということがありまして、通常の雨とか雪であれば耐えられた設計だとは思うのですが、予期せぬものがあったということで、そういう事態になったということになります。建物とかは、確かに建ててから何年間というのは、業者の保証というのですか、そういうのもあるかとは思うのですが、既にもうその期間を過ぎているということで、市が半分出して修繕するというふうな中身になります。
     以上です。
委員長(勝又安正君) 企画財政課長。
企画財政課長 関本英好君 顔づくりの財源についてのご質問でございます。財源については、先ほど申し上げましたとおり過疎債、そして基金ということで当初予定しておるものでございますが、やっぱり過疎債についてはなかなか厳しいものがあるので、その対策として先般地域活性化事業債を借りるというふうな予定を立てているものでございます。例えば仮に過疎債を20億全額借りると、後年度になりますけれども、過疎債については7割充当にございますので、6億の一般財源が発生するというふうな試算でございますが、それがまだ明確に今金額までは、使うメニューというか、種類は決めているところですが、その割合については実施設計ができた段階で正確に示せるものと思いますので、その際にはまた委員の皆様にはご説明したいと考えているところでございます。
     以上でございます。
委員長(勝又安正君) 商工観光課長。
商工観光課長 佐々木宣明君 お答えします。
     大変申し訳ございません。観光地域づくり法人としての在り方というのは、もちろん先ほどお答えしましたとおり詰めていくと、その中で株式会社八幡平DMOの収益性というものはこの5年間ですべき事項ではございましたが、なかなか結果に結びつかない点もございまして、5年度改めてというところでございました。
     6年度以降につきましてでございますが、現在観光事業につきましては株式会社八幡平DMO、あるいは観光協会等、様々な事業者のほうへの補助、委託という形で成り立っている現状がございます。そういった状況を踏まえて、株式会社八幡平DMOの収益性を見ながら、6年度必要に応じまして、そこには観光事業の予算化という中での直接的な支援という場面もあろうかというところも踏まえながら検討してまいりたいというところでございます。ご理解をいただければと存じます。よろしくお願いいたします。
            (「施設の維持管理費」の声あり)
委員長(勝又安正君) 商工観光課長。
商工観光課長 佐々木宣明君 失礼しました。2点目の大更顔づくり施設につきましての施設維持管理費というところでございますが、ご指摘いただきましたとおり現在実施設計の詰めといいますか、大詰めをしております。具体的な数値というところでございましたが、大変申し訳ございません、現時点ではまだ具体という想定ということはお答えできかねる状況で、4階建ての維持管理費でお答えしておりました7,000万ほどから9,000万ほどということがございましたけれども、もちろんそれよりは下げる形での調整ということで今進めておるところでございます。お示しできる段階になりましたら、早急にお示しをしたいと存じます。よろしくお願いいたします。
委員長(勝又安正君) 橋悦郎委員。
委員 橋悦郎君 細かい話で申し訳ないですが、玄関の屋根の修理です。例えば業者との契約の中で、万が一こういう事態が起こった場合はどういうふうにするということになっているのでしょうか。そこをちょっと最後に確認したいというふうに思います。
     それから、顔づくり施設、この間ずっと市の負担がかなりの負担になるのではないかという質問に対して、いや、有利な起債を使うのだと、市にあまり負担にならない有利なものを使っていくのだということで繰り返してきました。しかし、もうその当時からある意味では分かっていらっしゃったのではないかと思うのです、今のやはり過疎債だけ借りてやっていくというのが厳しいというのは。そして、交付税算入30%という起債も今提案してきているのですが、決してこれ有利な起債ではないですよね。かなり市の財政に負担をかける起債と、そういうやはり建物であるというふうに私思います。
     この間、いろんな福祉の問題でも、子育て支援の問題でも、提案すると財源の問題があると、厳しい財政の中でできないというふうな答弁が繰り返されてきているわけで、だからそういう中でかなり無理をしてこの建物を今建設するということになるのではないでしょうか。ましてやその維持管理費も、これも7,000万から9,000万まではいかないと、その範囲の中ではないと今課長の答弁もありましたけれども、これも結局一般財源でしょう、一般財源で賄っていかなければいけない。とにかくあまりにも財政的な負担が大きくなっていくわけで、ぜひ先ほどからも言われているように、私はやはり規模を縮小するということが今必要だと。本当にこれからますますいろんな意味で財政が厳しくなっていくと思われます。人口も減っていく、当然交付税が減っていきます。そういうことも考えて、やはり改めて検討する必要があるのではないでしょうか。最後にそこをちょっと確認したいと思います。
委員長(勝又安正君) 総務課長。
総務課長 渡辺 信君 万が一のためにどういう契約をしておったかというようなご質問だったと思いますけれども、実際今手元にその当時の契約書、それからどういう内容で契約したかということもありませんので、ちょっとお時間をいただいて、後ほど回答したいと思います。大変申し訳ありません。
委員長(勝又安正君) 市長。
市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     顔づくり施設について、財政的な観点からご意見をいただいたわけでありますが、何も見直しをしていないということではなくて、やはり当初予備設計でお示しした4階建てという構想を3階建てに見直したということで、事業費の圧縮もするということで、当初予定していたスケジュールを延ばしつつも実施設計を今も続けておるわけでありますが、その中で先ほど来過疎債の話もありますけれども、あくまでも過疎債の発行を認めていただける額というのは、やはり前もって何年も前から認めていただけるわけではなくて、当該年度の事業費に幾ら充当できるかというのは、その年度ごとでなければ決まらないというような状況もあります。ですから、先ほど企画財政課長が申し上げましたとおり、基本的にはできる限り過疎債を充当することを優先として行うわけでありますが、充当できない配分になった場合も想定されるわけでありますので、そのための保険的な意味も含めて地域活性化事業債というものを、財政のほうでこういう起債もあるということで活用するかということ、これが実施設計のときの財源として考えたものでございます。可能な限りそういう方向で、一般財源の持ち出しを少なくしようという思いは持ちながら、財源のことについては考えておりますし、さらに以前もお話ししましたけれども、2階の子育て施設に係る部分については、木の遊具とか木のおもちゃとか、いろいろ木材で整備する部分については森林譲与税の活用も可能だということでありますので、そちらのほうからも数千万単位で財源は確保したいということで今整備もしておるわけでございます。
     可能な限りいろいろな財源を活用していきたいというようなことでございますので、そこは財政の問題を考えて何もしないということには当然ならないわけでありますので、財政的にはぎりぎりのところまでいく年度もあるかもしれませんが、やはり市勢発展、市民生活の向上、にぎわい創出のために、財政もやりくりしながら、こういう事業というのは展開していくというのが市政推進における我々の責任だというふうに思っておるわけでありますので、必ずしも健全財政だけを目指すということではなくて、財政も一つの手段であるわけでありますから、そこをしっかりと活用しながら、考えながら、先ほどもお話ししましたが、やはり単年度だけではなくて複数年での財政運営というのを念頭に置きながら、そういういろいろな事業もやりながら市勢発展に努めていく、そういった思いでございますので、よろしくお願い申し上げます。
委員長(勝又安正君) ほかに総括質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 総括質疑なしと認めます。
     これで総括質疑を終わります。
                     ☆
            議案第21号〜議案第26号の討論、採決
                     ☆
委員長(勝又安正君) これより議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算について討論を行います。
     討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 討論なしと認めます。
     これから議案第21号を採決します。
     議案第21号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立多数)
委員長(勝又安正君) 起立多数です。
     よって、議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
     ここで昼食のため1時まで休憩といたします。
                                    (11時57分)
                     ☆
                  休     憩
                  再     開
                     ☆
委員長(勝又安正君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (13時00分)
委員長(勝又安正君) 議案第22号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
     熊澤博委員。
委員 熊澤 博君 いきなり討論、何号議案と言ったか。質問でしょ。国保ではないの。
委員長(勝又安正君) 国民健康保険です。
委員 熊澤 博君 の質問ではないの。総括質問ではない。討論って今……
委員長(勝又安正君) 総括は終わりました。
委員 熊澤 博君 総括質問はまだ終わっていないよね。今委員長さん討論と言わなかったか。
委員長(勝又安正君) 討論です、国民健康保険の。
委員 熊澤 博君 いきなりの討論。
委員長(勝又安正君) 一括で終わりました。
委員 熊澤 博君 そうか。俺総括質問だかと勘違いしていました。
委員長(勝又安正君) 今国民健康保険特別会計の予算の討論です。
委員 熊澤 博君 では、討論でやります。いわゆる討論。ちょっと勘違いして、失礼しました。
     高過ぎる国保税ということで、全国的に非常に問題になっている国保税でございます。多人数世帯やひとり親世帯、障がい者世帯は特にも大変だというふうに言われております。
     そういう中で、実は先般の報道でございましたが、名古屋市では独自の控除制度と減免制度をつくり、他の都市と比べましても低く国保税を抑えているという報道でございました。書いてありましたのは、国保税が給与収入400万円の4人世帯で年35万2,200円ということで、東京や大阪より約10万円近く低くなっているそうでございます。全国的には、市町村は国保税の値上げを抑制するために、一般会計からの国保会計への繰入れを行ってまいりました。いわゆる法定外の繰入れでございます。しかし、2018年度から、国保の都道府県単位化によりまして、政府は法定外繰入れにペナルティーを課しまして、結果全国の過半数の自治体でこの間値上げされてまいりました。
     名古屋市では、住民運動と議会での論戦に押され、2010年度から法定外繰入れで被保険者全員の均等割3%減免を実施するなど、独自の減免制度を拡充させまして、他の都市を超える充実した制度に発展させているそうであります。2018年からは、国、県からペナルティーを課されない法定外繰入れ、すなわち決算補填等以外の目的の法定外繰入れに力点を置いて運動してきたそうでございます。
     一般会計からの繰入れ、いわゆる法定外繰入れでございますが、これは政府からペナルティーを課される決算補填等目的とペナルティーを課されない決算補填等以外の目的の2種類があるというふうに言われております。前者によって、2020年度までの7年間で市町村並びに総額は共に4分の1以下に激減しましたが、ペナルティーを課されない後者の繰入れは、総額を維持しているというふうにされております。全国市長会の国への意見は次のとおりです。法定外繰入れの解消は、保険者である市町村の苦境と被保険者、いわゆる加入者の負担感に配慮したものではなく、地方分権の趣旨に反すると懸念される内容も散見される。このように全国市長会は国へ意見を出しております。意見というよりは、まさに苦言でございます。
     ご存じのとおり、国保税が最高額見直し案では85万が87万、来年度2万円上がるのではというふうに報道されております。今年度に続いて2年連続の引上げでございます。ですから、国保税の最高額の今後の見通しを本当に注視していかなければならない事態にあると思います。先ほども冒頭申し上げましたが、多人数世帯やひとり親世帯、障がい者世帯は本当に大変な状況にあると言われております。これへの対応も、市として大いに重視して、対応すべき時期に来ているというふうに思っております。やはり法定外繰入れ、いわゆる決算補填等以外の目的の法定外繰入れも大いに市としては検討していくべき時期に来ているのではないでしょうか。私は、この予算に賛成するつもりでありますが、非常に問題のある国保税でございます。
     そういう点におきまして、市当局におかれましては、今後の最高額の引上げも想定されているわけですが、ぜひこのことを注視しまして、住民の納得のいく国保税の在り方を求めて大いに奮闘していただきたい、法定外繰入れの見直しも含めましてぜひ検討していただきたい、そのことを期待申し上げまして、私は賛成の立場での討論となりますが、行った次第でございます。よろしくお願いします。
委員長(勝又安正君) ほかに討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 討論なしと認めます。
     これから議案第22号を採決します。
     議案第22号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
委員長(勝又安正君) 起立全員です。
     よって、議案第22号 令和5年度八幡平市国民健康保険特別会計予算は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
     次に、議案第23号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 討論なしと認めます。
     これから議案第23号を採決します。
     議案第23号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
委員長(勝又安正君) 起立全員です。
     よって、議案第23号 令和5年度八幡平市後期高齢者医療特別会計予算は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
     次に、議案第24号 令和5年度八幡平市水道事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 討論なしと認めます。
     これから議案第24号を採決します。
     議案第24号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
委員長(勝又安正君) 起立全員です。
     よって、議案第24号 令和5年度八幡平市水道事業会計予算は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
     次に、議案第25号 令和5年度八幡平市下水道事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 討論なしと認めます。
     これから議案第25号を採決します。
     議案第25号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
委員長(勝又安正君) 起立全員です。
     よって、議案第25号 令和5年度八幡平市下水道事業会計予算は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
     次に、議案第26号 令和5年度八幡平市病院事業会計予算について討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 討論なしと認めます。
     これから議案第26号を採決します。
     議案第26号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
委員長(勝又安正君) 起立全員です。
     よって、議案第26号 令和5年度八幡平市病院事業会計予算は原案のとおり可決すべきものと決定されました。
                     ☆
                  閉     会
                     ☆
委員長(勝又安正君) 以上をもって本委員会に付託されました議案第21号から議案第26号までの令和5年度各会計予算6件の審査は終了いたしました。
     これで本日の日程は全て終了しました。
     以上をもちまして予算特別委員会を閉じ、閉会といたします。
                                    (13時15分)