予算特別委員会会議次第
日 時 令和 5年 3月10日(金) 午後2時
場 所 八幡平市議会議事堂議場
1 開 議
2 議 事
(1)議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算
(歳入一括、歳出 1款議会費〜2款総務費)
3 散 会
出 席 委 員(17名)
1番 外 山 一 則 君 2番 田 村 正 元 君
3番 齊 藤 隆 雄 君 4番 関 治 人 君
5番 羽 沢 寿 隆 君 6番 工 藤 多 弘 君
7番 勝 又 安 正 君 8番 北 口 功 君
9番 工 藤 隆 一 君 10番 熊 澤 博 君
11番 立 花 安 文 君 12番 渡 辺 義 光 君
13番 工 藤 直 道 君 14番 古 川 津 好 君
15番 橋 悦 郎 君 16番 橋 光 幸 君
17番 井 上 辰 男 君
欠 席 委 員(なし)
委員外出席(1名)
18番 工 藤 剛 君
説明のために出席した者
市 長 佐 々 木 孝 弘 君
副 市 長 田 村 泰 彦 君
教 育 長 星 俊 也 君
企 画 財 政 課 長 関 本 英 好 君
総 務 課 長 渡 辺 信 君
防 災 安 全 課 長 多 田 和 雄 君
ま ち づ く り推進課長 佐 々 木 善 勝 君
文 化 ス ポ ー ツ 課長 村 上 直 樹 君
税 務 課 長 伊 藤 純 子 君
市 民 課 長 高 橋 康 幸 君
地 域 福 祉 課 長 村 上 郁 子 君
健 康 福 祉 課 長 齋 藤 美 保 子 君
農 林 課 長 佐 々 木 仁 君
花 き 研 究 開 発 津 島 佐 智 幸 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 佐 々 木 宣 明 君
建 設 課 長 工 藤 剛 君
上 下 水 道 課 長 森 政 彦 君
八幡平市立病院事務局長 小 笠 原 文 彦 君
会 計 管 理 者 兼 阿 部 春 美 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支 所 長 金 田 一 捷 誠 君
安 代 総 合 支 所 長 畠 山 健 一 君
教 育 総 務 課 長 遠 藤 幸 宏 君
教 育 指 導 課 長 柏 英 保 君
農 業 委 員 会事務局長 田 村 春 彦 君
監 査 委 員 事 務 局長 佐 々 木 由 理 香 君
事務局出席者
事務局長 津 志 田 勇 孝
議事係長 高 橋 美 穂
☆
開 議
☆
〇副委員長(田村正元君) ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は17名であります。定足数に達していますので、会議は成立します。
これより本日の会議を開きます。
(14時00分)
☆
議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算
☆
〇副委員長(田村正元君) 会議は、会議次第によって進めてまいります。
会議次第2、議事、議案第21号 令和5年度八幡平市一般会計予算を議題といたします。
内容説明は終わっておりますので、直ちに審査を行いますが、ここでご協力をお願いいたします。発言に当たっては、挙手の上、該当するページを述べてから発言願います。
なお、質疑に当たっては、同一の議題について1人3回までとし、1回当たり3点以内とするようにご協力をお願いいたします。あわせて、質疑、答弁は、要点をまとめ簡潔にお願いいたします。また、一般会計のうち繰出金のように特別会計と関連のある項目については、特別会計の審査の際に質疑をするようにお願いします。
それでは、一般会計、歳入の審査に入ります。該当するページは、予算に関する説明書の15ページから52ページまでであります。
質疑ありませんか。
羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 2点お伺いいたします。
予算書の15、16ページ、固定資産税の滞納繰越分1億4,154万とありますが、これ結構な金額だと思います。これを果たして今年度回収できるのか、できる見込みがあるのか、あるいはできなかった場合、財調とか基金を取り崩すような格好にしていくのか、そこら辺をお伺いをいたします。
2点目、予算書の41、42ページ、ふるさと納税の寄附金でございます。2億というふうに計上しておりますが、令和3年度はたしか1億なかったと思います。昨年度が1億5,000万、一気に5,000万以上増えたわけですが、これはどういう根拠でこういう数字が出てきたのか、そこら辺をお伺いします。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
固定資産税の滞納繰越分の金額が1億4,154万1,000円ということで計上させていただいております。こちらのほうは、一般質問のほうでもご質問をいただいておりますように、観光関係のところで、長引くコロナの影響を受けて滞納が増えているという状況になっておりますが、滞納者につきましては納税相談をその都度受け付けておりまして、経営努力もしていただいておりますし、分納誓約によりまして納付の努力をしていただいております。その滞納の回収が進まなかった場合ということのご質問でございますが、地方税法にのっとって多額の納付がなかった場合とか、担保を出してもらったりとか、そういった処分の手続を組んでいかなければならないわけですが、その場合も改善が見込まれるような場合とか、あとは事業継続に支障が出るような場合については十分配慮するということになっておりますので、まだ納税努力していただいておりますので、経過を見ていきたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 ふるさと納税の予算額を2億にする理由ということでお答えしたいと思います。
まず、本年度の実績でございますが、本年度2月末時点で1億2,200万ほどの寄附をいただいております。あと2か月を見越すと、例年若干落ちぎみなのですが、1億3,000万から4,000万ぐらいは寄附があるのかなという見込みを立てているものでございます。そうした見込みの中で、寄附件数につきましても、もう2月末時点で5,000件ほどあって、過去最高の件数となっております。そういったこともございまして、幾らかでも目標を高めに設定して、様々な取組をして、展開して、多く集めたいという意図もあって2億にしたものでございます。
〇副委員長(田村正元君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 最初の1番目の質問ですけれども、この滞納というのは、これから滞納分の上乗せ分も出てくるわけですので、払うほうからしたらかなり厳しくなっていくかなと思っております。取りあえず今年のコロナ次第で、状況がよくなれば税金分が出てくるのではないかなという格好ですが、だから先ほどの質問の中でも言いましたが、もしこれがそのまま徴収できなかった場合は、その補填といいますか、そういうので財調とか、あるいは別の基金とかを取り崩して補正をかけるような格好になるのでしょうか。そこら辺をお聞きしたいと思います。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 滞納がないように努力してもらうのはそのとおりでございますが、万が一財源が不足した場合には、基本的には財調を取り崩して対応したいなと思っているところでございます。
〇副委員長(田村正元君) 立花安文委員。
〇委員 立花安文君 今羽沢委員がふるさと納税の質問をしたので、私も1点だけ聞いてみたかったことがありますので、今から質問します。
42ページ、今回まち・ひと・しごと創生寄附活用事業というのがあって、企業版ふるさと納税と伺ったわけですが、実は以前からある方から言われていたのが、北海道の東川の場合は指定寄附みたいな形でプロジェクト、ホームページ見たら確かにいっぱいプロジェクト事業が載っていまして、ただ返礼品だけではなく、さらにその先のそういうプロジェクト事業に使ってほしいという寄附をするやり方でした。東川のようにやってもらいたいのがあるということで言われていましたが、何でそういうことを言うかというと、様々例えば私が今活動というか、代表しているふるさと倶楽部というのは、安比高原の中の牧場の環境整備やっているわけですが、そういったのをプロジェクトに市が選んでいただければ、その環境整備、芝草原の再生事業という名称か何かをつけて、寄附をもらったのでその事業が展開できていくわけです、返礼品とは別に。東川町というのはそういうのをやっているみたいで、昨日市長をはじめ何人かの方、安代でやった経済講演会に出席して、たまたま思い出したのですが、旭川家具なんかの話も出たのですが、産地なものですから、そういうのが返礼品として送られている、プラスそういったプロジェクト事業もメニューに入れているということなのですが、当市でもそういうのができるのかどうか。
今回のこの500万の寄附で500万の支出というのは、市役所は単なるトンネルで、税制の優遇受けられるということで、こういったeスポーツの開催にやったと思うのですが、この辺のやっぱり寄附をする側、そしてそういうふうな開催する側、同じ会社なのかと思いますが、非常にメリットがあるから、市役所を通してこういうトンネルやっているのだと思いますが、そういうふうなからくりみたいなのがあったら、その辺も説明していただければと思います。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 まず、今回予算化した500万については、委員おっしゃるとおり支出と同額ということで予算措置をさせていただいておるものでございます。また、企業版ふるさと納税につきましては、3年度は1,000万、今年度は220万ということで、ある一定の寄附はいただいておるのですが、これについてはまだまだ伸ばしていかなければならないということは考えております。
まず、1つ今検討しているのは、なかなか市だけではそういう企業を見つけられないということで、それらの企業を仲介できる業者さんがいるということをお聞きしておりますので、それらの業者に八幡平市の魅力をPRしてもらって、その見返りとして手数料を支払うような仕組みで何とか取り組んでいきたいなというふうに考えているところでございますし、また今委員がおっしゃったとおり、各種プロジェクトを立ち上げて、それに寄附してもらうということについても、様々な自治体でやっているというふうには承知してございますので、それらについても今後研究して、できるだけ寄附を集めたいというふうには考えているところでございます。
〇副委員長(田村正元君) 立花安文委員。
〇委員 立花安文君 ひとつ企画財政課長のほう、検討よろしくお願いします。というのは、企業にとって寄附をするというのは、先ほど言ったとおり税制の優遇受けるわけですので、非常に金を出しやすいということがあります。ですから、何かこの辺やるといろんな事業を展開できるような気もするし、ただ何かいろいろ決まりもあるのでしょうから、全国一律でやっていないところを見ると、なかなか決まりがあるのだろうと思いますが、ぜひ当市の中にもそういった仕組みがあれば、お金を寄附したいというのがあるよと言われたので、検討していただきたいと思います。
そのeスポーツというのは、なぜ商工観光課の担当なのか、支出で聞けばいいのですけれども、なかなかこの辺もスポーツという名なばかりに、私から言わせれば総務課か何かの関係人口の創出事業というのもあるから、そういったところの担当なのかと思ったのですが、これからこういった様々、よく分からないのですが、パソコンなのかテレビなのか、画面見ながらやるようなのもすごくはやっているみたいですし、これが当市の活気になればそれにこしたことはないのですが、この辺商工観光課長が担当のようですから、どういった期待を込めているのか聞いて終わります。
〇副委員長(田村正元君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
確かに今回eパラスポーツのイベントは、観光誘客事業のほうで、歳出のほうではございますけれども、計上しておりましたところでございます。委員ご指摘のとおり、eスポーツはスポーツの範疇ということは重々承知しております。ただ、今回ご縁がありまして、eスポーツ、いわゆる簡単に言うとテレビゲームですね、ビデオゲーム、テレビゲームの大会などは、既に安比高原さんを会場にやられている経緯はございました。今回ご縁があって、このeスポーツのパラリンピック版と申しますか、障がいがある方々どなたでも参加できる大会と、イベントということで開催を試みるものでございます。
なぜ商工観光課かということでございますけれども、このeパラスポーツをやって終わりということではなく、私たちこのご縁のある会社さんとお話をしたところ、私も初めて気づいた点がございましたが、障がい者の方々の雇用という点を考えた際に、その方々が一体どこまでの作業ができるのかというのは、なかなかマッチングをしたり、口頭で説明をしたりしても難しいという現状がございます。ところが、今回のこのeパラスポーツを通じて、顎一つでもこういう作業ができるのだ、片手でこういう作業ができるのだ、端末を動かすことができるのだということを目の当たりにすることができます。それを企業の方にも御覧いただいて、リモートワーク、ワーケーションという形への雇用につなげていきたいと。もちろん1回の大会では無理ですが、雇用につなげていきたいということの趣旨についてご賛同いただいた企業さん、そして開催の会社さんの合意を得て、このような形で今回計上させていただいたという経緯でございます。よろしくお願いいたします。
〇副委員長(田村正元君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 予算書の40ページ、18款の県支出金の県営スキージャンプ場管理委託金ですけれども、まず最初にこの県からの委託金について、今回339万3,000円ということですけれども、この委託金が決まる過程というか、これをちょっと聞きたくて、例えばですけれども、市が今年度このようなことをやるので、これぐらいの予算をくれというふうにするものなのか、もしくは県のほうからこれぐらいしかないからこれでやってくれというふうなものなのか、その辺の内容を一度お聞かせいただきたいと思います。
〇副委員長(田村正元君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 村上直樹君 県営スキージャンプ場につきましては、県営、県の施設でございまして、当市が指定管理を受けております。その指定管理での管理を行う分としてのこの委託金というようなことになります。額につきましては、こちらでもいろいろ県と調整しながら決めておるものでございますが、おおむね大きな事業をやりたいからというようなことでその分が増えるということよりも、管理上必要な部分ということで調整をしているということになります。例えば保守とか、修繕とか、そういったことにつきましては、施設の修繕、大きな修繕そのものは県のほうが行いますので、私どもは小破修繕ということでの管理ということになっておりますので、管理上必要な分ということでいただいているものでございます。
〇副委員長(田村正元君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 なぜこのようなことを聞いたかというと、去年の9月28日に県営のサマージャンプ台で、中学生がちょっと人工芝の留め金に足を引っかけて大けがをしたというふうな事例がありまして、私もちょっとジャンプ台を視察に見に行ったのですけれども、確かに人工芝と人工芝を留める留め金が出ていた部分があって、それは安全対策としてしっかりと打ち込まなければならなかったのだろうなと思うのと、あと2点、やっぱり現場のほうからもランディングバーンのいわゆるコンクリートが出ている部分、この部分の安全マット、これが大体上から飛んでいくと40メートル付近、この辺からしか出ていないのです。その上ではコンクリートがむき出しになっているということと、あとはやはり安全マットも置かれているのですけれども、剥がれてしまっている、こういうのも非常に危険な状態であるということと、もう一つはアプローチの水が出たり出なかったりで、非常にアプローチのときのスピードが急に止まったりとかということで、これも危険だということを指摘されまして、これ実は課長にも相談したのですが、私も県のほうにも一応この件は伝えておきました。そして、この件に関して、今回の委託料にこういう修繕費というのは入っているものなのでしょうか。
〇副委員長(田村正元君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 村上直樹君 今おっしゃったような大きな修繕というのは、こちらのほうの委託金の中には入っておりません。事故が起きました後に、私どもも県のほうといろいろ協議をしてまいりました。それで、今委員おっしゃったような修繕についても要望をしております。その結果はまだ聞いておりませんけれども、様々要望をしておりまして、県の担当課のほうでもかなり重大な事故だというふうに認識していただいておりますので、検討していただいているというふうに考えております。
〇副委員長(田村正元君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 現時点ではまだ手がつけられておりません。それで、今回たまたまと言ったらあれですけれども、有望な選手だったのですが、大けがにもかかわらず、今現在復帰して頑張って励んでおりますけれども、これ県の持ち物と言いながらも市が管理しているということになれば、もっと大きな事故があった場合にやっぱり責任は免れないと私は思いますし、安全管理が全て、第一だということを思いますので、雪が解けますとそろそろまた始まってきますので、市のほうからも県のほうに強く要望していただいて、ぜひこの安全管理に努めていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〇副委員長(田村正元君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 村上直樹君 施設の管理は市のほうで受けておりますので、責任を持って管理をしていきたいというふうに考えております。また、施設の修繕、大規模な修繕になりますので、こちらにつきましても県のほうにきちっと要望をしていきたいと思っております。
〇副委員長(田村正元君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 ふるさと納税の質問ありましたので、私もお聞きします。
42ページです。八幡平市産偽装マツタケは、誤認させると認められずということで無罪になったようですが、その結審結果、今までの関わりで証人等を地元からも出席しているのかどうかが1つと、それから岩手産のマツタケは東京市場でも高い名声が取られています。今後マツタケを納税の返礼品、お礼として、来年度どう活用して、納税した方にお礼するかお聞きします。
それから、2点目は歳入全般ですが、歳入年度の取扱いについて9月の定例会で課題として当局に取り上げてもらっていました。5月31日に収納機関で納入した分は、二、三日かかってから会計管理者の帳簿に、通帳に入るわけです。私は、収入更正をすれば、例えば今年度ですと今年5月31日に納めた分は6月4、5日に通帳に入るそうですが、収入更正すれば現年度の収入になるということをお話しして、当局では検討してみますというふうな答えだったと思います。収入更正できれば、収入更正は市長の命令で会計管理者が事務を行うわけですので、その辺の企画財政のほうと、それから会計管理者の関係で、どのようにこれ研究して結果を出したか、その2点についてお聞きします。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 まず、1点目のマツタケの偽装の裁判の結果についてでございますが、裁判については裁判のために市のほうでも傍聴に出かけて、今まで経過を見守ってきたところでございますが、先般判決が出て無罪になったということでございます。ただ、経過といたしましてはそれで終わりなのですが、先般相手方の弁護士から、八幡平市にも大変ご迷惑おかけしましたというふうなお話はあったところでございまして、今のところそのまま何もあと動きがないという状況でございます。
あと、マツタケの件については、いろいろあったわけなのですが、今後マツタケについては返礼品として取り組むということは、今のところは考えていないところでございます。
以上でございます。
(「収入更正」の声あり)
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 収入更正の件でございます。まず、前回の決算のときは、5月31日に指定金融機関以外のところに相手方が振り込みになったと、ところが指定金融機関の確認が二、三日遅れて、6月に繰り越してしまって不納扱いにしたという件でございます。いろいろ各盛岡広域の状況を確認しましたところ、やっているところとやっていないところということで半分半分の状況でございます。一つは、できないということではないということでございます。ただし、その取扱いをどうするのかということを決めないといけないということで、その点についてはこれから検討していくということにしているところでございます。
〇副委員長(田村正元君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 ふるさと納税、偽装マツタケの分は、結審して弁護士さんからも謝罪があったということですから、もう結審してはっきり裁判上は決まったということですよね。それで、大変、これ四、五年かかって、大山鳴動してネズミ一匹という格言ありますが、岩手山鳴動して何もなかった、少し騒ぎ過ぎたし、あるいは誤認させるようなのはなかったというので、関係した職員等も私も知っている方もありまして、大変迷惑かけたなと思っているのです。退職して、もうほかに行きました。それにしても裁判というのは四、五年もかかるし、こういう小さなのでもかかるし、そういうような対応なり、あるいはぜひこの時期物で、マツタケはなかなかたくさん採れないわけですが、できれば岩手産マツタケを工夫しながら返礼品に、時のものですし、自然のものですから、なかなか定期的にできないわけですが、その辺の検討をしていただければいいと思います。それから、これに関わった人の経過等についても、市としてどう考えているか、そのことです。
それから、収入更正について、やっているところとやっていないところと、盛岡広域管内でも2分の1ぐらいだということですけれども、私事務提要を見まして、指定金融機関において6月1日以降収納されたものは全て新年度、例えば新年度というのは今年ですと令和5年度の所属になります。5月31日に収納代理機関で収納した前年度の所属の歳入は、4年度の更正手続により旧年度、いわゆる今年度の、4年度の収入とすることになると、できるとはっきりしていましたから、その辺を、事務手続もあると思いますが、やっているところをもう少し詳しく調べて、間もなく5月31日の期限が来ますので、ぜひ私としてはこの手続で、5月31日までに納めた分は、6月に会計管理者の通帳に入ったとしても、更正してやると滞納繰越とか収入未済がなくなると思います。その辺の検討を、急を要するものでございますので、9月に提案していましたから、検討してそういうふうにできないかどうかお聞きします。事務処理上、繰越しとか未済というのが少なくなって、私は事務的に大変よいと思います。ただ、事務手続が難しいのであればできないかもしれませんが、その辺の検討結果なりを、前向きに考えてくださるよう答弁願います。
〇副委員長(田村正元君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 ふるさと納税の件についてお答えを申し上げたいと思います。
無罪判決が出たわけでありますが、判決については事件そのものといいますか、いわゆる起訴された内容について無罪というようなことであります。要は、誤認表示、産地偽装に対しての誤認表示に当たるかどうかというところで、それが誤認表示とは認められないというようなことで無罪ということ、それを受けて検察も控訴はしないということでありましたので、これで決着ついたということであります。ただ、やはりいわゆる産地偽装については現実にはあったわけでありますので、そこについては向こうの、先ほど企画財政課長が言ったとおり弁護士さんのほうからも謝罪がありましたので、そこについては何もしなかったと、全てがなかったということにはならないというふうに思っております。
それから、マツタケについても、提供する手段といいますか、その形がなかなかやはり難しいというところに至りましたし、あと去年、おととしでしたか、市が直営でふるさと納税をやっておったときに、豊作の時期もありましたけれども、逆に豊作になるとふるさと納税の返礼に申し込む方が極端に少なくなったというようなこともあって、なかなか数も見込めないという中で、これを続けていくというのは難しいという判断から、マツタケについては取り扱わないという方向で判断したところでございます。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 年度越えの収納の件でございますが、領収をもって年度区分とするということで、その領収という定義がまずどうなのかということがございます。その解釈によっていろいろあるということだと思います。また、市の立場からすると指定金融機関に5月31日に納付されたもの、ただ納付者側に言わせると5月31日に金融機関にもう支払っているということも、相手からするとそれも支払ったということで領収ということにはなろうかと思いますので、その辺の取扱いについては今後5月31日を迎えるに当たっては、指定金融機関とまずはその取扱いについてお話をして、そういう事態があるかもしれないので、その辺については事前にお願いするというふうなことで進めていきたいなと思っているところでございます。
〇副委員長(田村正元君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 あるかもしれないというか、私はあると思っていました。やっている町村も半分ぐらいあるということですから、ぜひ調べていただいて、事務手続上やっている市町村の事例を見ながら、当年度の収入にするのが、繰越しなり未済額が少なくなって、会計上も非常に大事ですし、納めた人は、当然土日入ると3日も4日も遅れるわけですよね。でも、納入期日主義でいきますと、納めたその区間がどちらにも属さない場合がありますので、その辺を十分やっているところの事例を研究しながら、ぜひ収入更正して当年度の収入にするように努めてほしいと思いますので、もう一度お願いします。
それから、マツタケもできれば、難しいという部分もありますが、その難しさを、困難を克服して、岩手産マツタケは東京市場でもすごく高価なあれですので、その辺の工夫しながら、最初からないというのでなくて、工夫してできるようにしていただければいいと思いますが、その2点について最後にお願いします。
〇副委員長(田村正元君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 先にマツタケの件についてお答えしたいと思います。
やってみた結果としては、マツタケの市場というものがあまりにも価格の上がり下がりが大きいというようなことで、返礼品の30%以内にとどめられるかどうかということ、そして量を確保できるかどうかということ、そういういろいろな観点、そして提供していただける方々がどうしても個人になってしまいますので、いろいろ勘案してみても、やはりこのまま続けるというのは非常に困難だというふうに私は判断したところであります。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 繰り返しになりますけれども、いずれその5月31日問題については、指定金融機関と取扱いを検討していきたいと思っております。また、いずれ納付者、相手の立場に立ってその辺のことは検討していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(田村正元君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 2点についてお伺いいたします。
予算特別委員会での質問がちょっと初めてですので、もし間違い等あれば申し訳ございません。まず1点目は、42ページのご質問がありましたふるさと納税の件なのですけれども、1億から1億二、三千万という見通しで増えてはいるのですけれども、逆に市外に出ている分の納税分があると思うのですけれども、その辺の数字的な形がどういう形で、もしそちらのほうも増えているのであれば、やはり何らかの対策なりを考えていかなければいけないかなと思いますので、その点、1点目です。
あと、すみません、2点目、全員協議会のときに説明があった妊娠出産子育て支援の交付金についての質問であります。28ページ、中段にあります666万6,000円という交付金の金額でありますけれども、これ何人ぐらいの妊娠出産の人数をまず見込んでいる部分での交付金なのかという部分と、あとその妊娠の条件といいますか、妊娠の扱いとしてどの時点で妊娠とするのか、例えば母子手帳を発行したときなのか、健診を受けたときなのかが、ちょっとすみません、そのときに確認すればよかったのですけれども、その点お聞きします。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
ふるさと納税の申告の中身ということかと思うのですけれども、現在のところ納税額分類して集計しておりませんので、今手元のほうにはちょっと資料はないということで、よろしくご理解いただきたいと思います。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 健康福祉課長。
〇健康福祉課長 齋藤美保子君 お答えいたします。
妊娠出産交付金でございますが、28ページの666万6,000円の内訳でございます。こちらにつきましては、出産応援、妊娠時の部分については85人、それから子育て、出産した後というところでは96人ほどを見込んでおりまして、若干数字が合わないのですけれども、その部分は令和5年度につきましては職員の人件費分も若干見ていただけるというふうなことでございましたので、少しそこら辺も加えたもので計算しております。
それから、妊娠の条件でございますけれども、医療機関で妊娠したというところを見ていただくと、病院から証明書といいますか、届け書いてもらえるのです。それを市役所に持ってきてもらって、妊娠の届出をしていただいたところで妊娠というふうに判断をいたします。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
すみません、今手元にその数字のほうは持ち合わせていないのですけれども、今受け付けている前の年の分の集計について、ちょっと調べて後ほどお答えしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
〇副委員長(田村正元君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 すみません、昨年とか一昨年の分とかの数字も分かりませんか。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 ここ二、三年分を調べてお答えしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(田村正元君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 20ページ、地方交付税についてです。それで、ここの13款地方交付税、地方税、昨年に比べましてまた1億円減っていると、こういうことです。それで、市長、施政方針の中で、国の財政状況をちょっと冒頭のほうでお話ししているのですけれども、そこでは臨時財政対策債がかなり減額になったと、つまりその分普通交付税の額が増えたと、こういうことをお話ししています。それで、ちょっと調べてみますと、今年度の臨時財政対策債は6,600万、昨年は2億円ですから3分の1に減っているのです。そうすると、さっきの地方交付税の歳入のところで1億円減っている分と、ここで約1億4,000万ほど減っているのですが、合わせると2億4,000万ほど前年に比べますと減額になっているというふうに私見たのですが、そこの内容と、なぜそういう2億4,000万減ったのか、その要因も含めて伺いたいと。
それから、2点目です。22ページの一番下に土木管理使用料ということで、道路占用料ということで1,750万、これは風力発電の関係でこの金額が収入になると。やはり道路占用料で1,700万というのはすごいなと思って、この中身がちょっとどういう中身なのかをお知らせいただきたいと。
3点目です。38ページ、上の部分で企業立地促進奨励事業費補助金1億5,000万とあります。歳出のところでもお話しすればよかったかもしれませんが、これは市内の企業に対する工場立地の助成金ということですが、これもちょっと中身の具体的な説明をいただきたいと。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 まず、1点目の交付税については、前年度より1億減にした理由ということでお答えしたいと思います。
内容説明でも申し上げましたけれども、まず大きな要因とすれば、市税を前年度より1億円ほど多くしております。この分が単純に基準財政収入額が増額になることによって、マイナス要因が増えてくるということです。そのほかに譲与税等も若干増えておりますので、いずれマイナス要因が増えているというのが大きな理由でございます。確かに国においては、全体で数%、0.3兆円ほど昨年度よりは伸びておるわけなのですが、各種交付税に算入する計算式等を見ても、当市に該当する増えるような要因がちょっと見つけられなかったということも、その大きな要因の一つでございます。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。道路占用料の関係についてお答えします。
道路占用料の令和5年度分の増額につきましては、風力発電の関係での増額になりますが、これは送電線、風力発電から変電所まで電気を送るための送電線、通常であれば、これまでであれば架線方式、要は電柱を立てて線を配線するというような方式だったのですが、この風力発電につきましては送電線を埋設する形で、路線でいいますと県道の田代平西根線、こちらのほうに埋設するという形になりますので、その分の面積が延長掛ける必要幅ということで、土地面積の占用が出てきますので、額が増えたという形になります。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 3点目、38ページ、企業立地促進奨励事業費補助金につきまして、商工観光課長お答えいたします。
ご指摘のとおり、こちらの事業ですけれども、市内の企業さんの工場の増設等と一定の雇用条件等をクリアした場合に、最高3億円、2分の1は県負担ということで進めておる事業でございまして、5年度につきましてはシミックCMO株式会社西根工場さんの増設に対応した形での支出を予定しておるものでございまして、1億5,000万の県の収入の見込みをしているものでございます。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 その交付税についてですけれども、臨時財政対策債との関係、そこちょっと答弁ありませんでしたので、そこをもう一度説明していただきたいと思います。
それから、企業立地の1億5,000万の補助金、ちょっと聞き慣れない企業の名前だったものですから、元山之内製薬の工場ということですね。それで、例えばその3億かけるか、もっとかかるかよく分かりませんけれども、工場を拡大すると、それに対して例えばどれぐらいの従業員を見込んでいるのかとか、恐らくまた固定資産税も入ってくるのではないかと思うのですが、そういう当市にとってどういうメリットが期待されるのか、そこもちょっと確認をしたいというふうに思います。
それから、道路占用料なのですが、これ毎年もらえる金額ということですか。売ったのではないですから、貸すのですから、毎年入ってくるというものなのか、そこも確認したいと。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 臨時財政対策債の件でございます。確かに臨時財政対策債は、本来交付税に丸々算定になるものを国では予算措置できないということで、100%借入れできるというもので、後年度に100%算入されるというふうな仕組みになっているものでございまして、国の普通交付税が伸びた分、逆に臨時財政特例債の枠がかなり落ちておりますので、その落ちた相当分を当初予算では減額しているものでございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。固定資産税のほうの増額を見込んでいるのかというお尋ねについてお答えいたします。
令和5年度の当初予算の積算の中には、増設された分の積算をして当初予算に計上しておりますので、よろしくお願いします。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 先ほどの2点目のシミック、工場の件でございますが、委員おっしゃるとおり西根のインターのところにございます製薬会社でございます。固定資産税に関しましては、今税務課長答弁しましたとおり、基本的に増設された分は固定資産税として収入につながるという点と、一定の雇用をすることということを条件にしておりますので、この雇用者数の増ということでの当市にとっての効果があるということから、本事業につきましては投資額の30%、最大3億円というところで事業を進めさせていただいているところでございます。その雇用数につきましては、これからの調整と、4月を迎えましてこれからの確認ということになりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(田村正元君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
占用料につきましては、占用物件が存する限り毎年入ってくるものになります。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 ちょっと企画財政課長、交付税と臨時財政対策債との関係で、ですからこれ合わせると昨年度よりも2億3,000万ほど減なわけです。実質的交付税が2億3,000万減っているということです。先ほどは1億円の内容についてお話があったのですが、2億3,000万減るわけですから、前年度よりも、その要因といいますか、これかなり影響はあるのではないかと思うのですが、そこを改めて確認をしたいと。
それから、これ予算委員会ですので、確認したいのですが、その固定資産税幾らぐらい増えるのか、その工場が完成してどれぐらいの歳入を見込んでいるのか、そこも確認をしたいと思います。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
個々の税額については差し控えさせていただきたいと思いますけれども、一応この分が含まれた分として、そのほかの増設分、それから償却資産等の増額分として1,500万ほど見込んでおります。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 確かに委員おっしゃるとおり、対策債と合わせると2億3,000万ほど昨年度より減というふうな状況になってございますが、これについては先ほど申し上げましたとおりに、当然基準財政収入額が増えるとマイナス要因が増えるということで、それが税が1億円増えるということになりますと、その分丸々減にしなければならないというふうになってございますので、そういうふうな算定で、ある程度は厳しく見ているところもございます。さらに、交付税算定に当たっては、個別にそれぞれ単位、項目がございます。それらの項目を見たときに、どうしても来年度については増える要素を見いだせないという状況にございましたので、ここは交付税自体はそういう理由で減額しておりますし、それに伴って臨時財政対策債についても、これも国の総額の予算がそのとおり示されておりますので、その点についてもそれに合った分を昨年度より減額させてもらったということでございます。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(田村正元君) 質疑なしと認めます。
ここで15時10分まで休憩をいたします。
(14時56分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇副委員長(田村正元君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(15時10分)
〇副委員長(田村正元君) ここで、齊藤委員に答弁を保留しておりました件について税務課長より発言の申出ございますので、これを許可いたします。
税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
大変お時間いただきまして申し訳ありませんでした。ふるさと納税の額についてのお尋ねでございます。過去3年分、分かっている分についてですが、今申告している前の年までの分というふうになります。令和元年中の納付額につきましては535万5,512円、令和2年中の納付については864万2,423円、そして令和3年中の納付につきましては1,124万7,628円ということで、毎年納税額は増えている状況でございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) それでは、一般会計の歳出の審査に入ります。
初めに、第1款議会費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の53ページから56ページまでであります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(田村正元君) 質疑なしと認めます。
これで第1款議会費の質疑を終わります。
次に、第2款総務費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の55ページから102ページまでであります。
質疑ありませんか。
井上辰男委員。
〇委員 井上辰男君 予算書の84ページ、それと概要説明書の12ページ上段の地域安全普及推進事業について伺います。
1点目は、事業概要の2番目に防犯灯新設(随時)というのがありますけれども、昨年まで、令和3年は7灯、そして昨年4灯新設していますけれども、今回は灯数ではなく随時とした理由、もしくは何灯で計画があるのであれば何灯と書いたほうが分かりやすいのかなと思っていました。
それと、2点目が防犯協会補助金の交付ということで、5年度は370万のあれで、市の防犯灯の電気料と修繕を防犯協会から支出ということになっていますけれども、この修繕と、あと需用費にあります修繕料60万円、これは別枠なのか、同じものなのか。その需用費の修繕とここに出てきます防犯協会の修繕の内容というか、違いを簡単に説明お願いいたします。
それと、3つ目が成果指標のところでございますけれども、刑法犯犯罪発生件数30件というのはちょっと私違和感がありまして、というのは犯罪を30件、計画ですから30件目標というふうにも捉えかねないのではないかなと思っていまして。それで、この30件の根拠というか、昨年も30件にしていましたけれども、この根拠を。であれば、事務事業の目的のところに刑法犯罪件数の減少とありますけれども、ここを強く書いて、例えば根絶とか、絶無とか、ゼロを目指すとかにして、発生件数のところはゼロ件として、ゼロを目指すというのであれば分かりやすいのかなと思っていました。例えば30件目標にして、30件犯罪があった場合は目標達成しましたというのも、これまたおかしいような感じも受けていました。
それと、今電気料高騰でLED化を進めていまして、昨年は100灯だったか、100灯のLED化を進めまして今年は200灯ということですので、もしあれであればここの成果のところの2番目あたりにLED化灯数とか、LED化率とか入れて、例えば300灯あったら、目標は33%にして、33%となったら目標は達成ですよと、そんなふうにしてこの成果を書いたほうがいいのかなと私感じましたので、この辺どう思っているのか伺いたいと思います。
〇副委員長(田村正元君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
まず1点目、防犯灯の設置灯数の部分のご指摘でございます。その辺確かに主要事業の概要説明書等のほうで、ちょっと分かりにくい表現になっているというようなところあろうかと思いますので、その辺は内容のほう検討をさせていただいて、その結果をお知らせをさせていただければと思います。
あと、2点目の防犯灯の防犯協会の補助の部分で執行している部分と、あとは一般会計の予算のほうでやっている修繕のほうとそれぞれございます。一般会計のほうで修繕しているものに関しては、そのとおり予算に計上している部分がそのまま防犯灯の修理に当たるものでございますが、防犯協会の収支の中で申しますと、令和4年、今現在の修繕に関しましては、ここまで1月末現在のところで防犯灯のほうの修繕に要した経費が18万5,000円ほどございます。ですから、370万云々の中の補助の中で18万ほどが防犯灯の修繕に要した経費となってございます。
それからあと、3点目、刑法犯の犯罪発生件数というような表現が果たして合っているかどうか、その辺の考え方でございます。こちらの成果指標の設定に関しましては、市の総合計画のほうでもそういった内容で成果指標を捉えてございましたので、ただ確かにご指摘のとおり30件に抑えるというような意味合いでの指標の設定でございますので、このまま字面だけを見ると確かに30件あればいいのか、50件あればいいのか、これが上限だという意図がちょっと伝わらないなというところもございますので、先ほどの防犯灯の部分の灯数の関係の表現等々を併せまして、その辺の主要事業の概要説明書の表現について検討をさせていただきたいと思います。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) 井上辰男委員。
〇委員 井上辰男君 2番目、例えば今LED化を進めているわけですけれども、これの2番あたりにLED化率とか、何かそういったので目標値定めたらどうかというのも含めて答弁お願いします。
〇副委員長(田村正元君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
まさにご指摘のとおりでございまして、今企業局の補助金を今年度から導入いたしまして、市の防犯灯、市が管理している防犯灯のLED化を進めさせていただいているところでございます。なので、その辺のLED化の進捗状況について、成果指標のほうにぜひ載せていきながら、地域の安全の普及の部分、この辺の成果として捉えていきたいというふうに考えております。
〇副委員長(田村正元君) 工藤隆一委員。
〇委員 工藤隆一君 予算書の82ページ、運転免許証……
〇副委員長(田村正元君) マイクお願いいたします。
〇委員 工藤隆一君 予算書の82ページ、運転免許証自主返納支援事業助成費、これは説明のほうで1人当たり1万円ということで、タクシー券とかコミバスみたいな形でありましたけれども、予算が24万5,000円と、これ予算の人数等についてはいかほどぐらいなのか。
それから、もう一点が、このタクシー券とか、その内容、どういう形なのかお伺いします。
〇副委員長(田村正元君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
ただいまご指摘をいただきました免許返納の支援でございます。こちらにつきましては、度々議会のほうでもご指摘をいただいておりました。免許返納者に対して、これまで従前はコミュニティバスの乗車料金を助成するというような、半額でやっていくというような形でやっていたものを改めまして、今年度から始めようというものになってございます。こちらにつきましては、令和3年の免許の返納者数が、高齢者の免許返納が大体68人ほどおります。それに対して4割から5割程度が申請する可能性があるであろうということで、そのぐらいの人数を見込んでの予算化を図ったものでございます。
あと、タクシー券の内容でございますが、タクシー券につきましては、今福祉タクシーの形で、福祉タクシーのほうで運用している事例をそのままこちらのほうでも使いたいなというふうに考えておりまして、1枚1,000円程度の額面のものを、枚数区切ったものを交付したいなというふうに考えてございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 工藤隆一委員。
〇委員 工藤隆一君 1人当たり、例えば予算的に1万円というようなことでありましたけれども、それでそのタクシー券1,000円、つづりのものを例えば10枚とか、何枚になるかは分かりませんけれども、そういうような形になって、今度はプラスコミバスのほうを使う場合は、それはまたその人の分、それもまた追加なるというか、コミバスのほうに乗るときには多分半分で絶えず乗れると、タクシーはタクシーのほうでそういう1,000円ぐらいのを、1枚1万円ぐらいと、そういうふうな形で、1,000円が例えばコミバスのほうは、タクシーたくさん乗ったときは、その分だけ予算があれだから1万円からタクシーの分が少なくなるとか、そういうこともなく、それはそれで考え方としては。ちょっとそれでお伺いしたい。
〇副委員長(田村正元君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
今回の助成に関しましては、返納者が申請の窓口でどちらかを選択いただくということで考えてございます。ですから、両方を混ぜて使えるというようなものではなくて、タクシー券を利用したいという希望にするか、それともコミュニティバスの回数券を購入するという、どちらかにするか決めていただくような形で考えてございます。
〇副委員長(田村正元君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 今の工藤隆一委員の質問とちょっとかぶるかもしれませんが、82ページの運転免許自主返納助成費です。皆さんもご存じかと思いますが、つい1週間ぐらい前ですか、安代で86歳の方が運転する車が道路の補修工事をしていた旗振りの方をはねてしまったという事故がありました。後々いろいろ聞きますと、その86歳の方の供述が非常に曖昧で、毎日毎日ブレーキ踏んだかアクセル踏んだか、どうたらこうたらというのは、なかなかちゃんとした答えが返ってこないということで、警察のほうも大分難儀しているというお話でございました。実際やっぱり皆さんも道路を運転してみて分かると思うのですが、かなり高齢者の方の運転が、本当に迷惑な運転もあるし、非常に危ない運転があります。
そういった中で、こういったように免許返納を進めることはいいのですが、ただやっぱり高齢者にとっては足がなくなるということが非常に生活の妨げになってしまうということがありますので、私の一般質問でも申し上げましたが、コミバスあるいはデマンド方式、いろんなやり方があると思います。公共的な買物バスとか、そういう公共的なものをもっと増やす必要があるのではないかなと思いますので、そこら辺をもう一度お聞きしたいと思います。
それと、もう一点、90ページの下段の2款2項、22節の12委託料、市税等電話納付案内業務委託料でありますが、私の勉強不足かもしれませんが、この内容、詳細をちょっとお聞きしたいと思います。2点お願いします。
〇副委員長(田村正元君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
委員ご指摘のとおり、免許返納を進めるに当たっては、やっぱり市民の足の確保が重要だと思います。そこの話に関しては、先日開催いたしました地域公共交通活性化協議会でもご指摘をいただいたところでございましたので、一般質問でもご答弁申し上げたとおり、5年度に関しては公共交通計画の見直しの時期でありますので、調査またはニーズ調査、様々検討を踏まえて計画のほうを立案していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
市税のほうの電話の督促、併せて市税以外のものもしているわけですけれども、税務課の中にコールセンター置いておりまして、そちらのほうに委託をして、あまり長い期間ではない滞納者については、そういった電話の督促で催促しているという事業になります。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 まず、最初の免許返納の件に関しては、市長からも一言またいただきたいと思います。
2番目の滞納、今ご答弁いただいたのは滞納者に対しての督促を電話でしているということですので、金額がちょっと870万というのは随分高いなというのが正直な感想なのですけれども、そこら辺どうでしょうか。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
現年分を中心とした電話で効果のあるコールセンターからの督促の事業というふうに位置づけておりますけれども、額が大きい部分につきましては、先ほども申し上げましたとおり、税以外のものについても督促をしております。その分につきましては、税務課のほうで取りまとめて、各事業会計のほうからそれぞれの負担分をいただいて、まとめてお支払いしていると、委託しているという実態でございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 先ほどまちづくり推進課長が申し上げたとおり、来年度1年間かけて公共交通について計画を策定するということで、その中でやはりいろんな事例も踏まえながら、先進的な事例も踏まえながら、あるいはいろいろな調査も行いながら、あとはやはり予算的なところも含めて総合的にどうあればいいのかということ、さらに踏み込んだ形で考えていかなければならないという、現状ではそこまでのお話しかできないかなと。やはり非常に難しい問題であるのはそのとおりでありまして、コミバスの問題とか、いろいろ含めて、なかなかこれまでもほかの市町村よりは利用率が以前は高かった、コミバスの利用率も高かったという答弁をしていた時期もありましたが、本当にここは難しい問題でありますので、皆さんからもご意見いただきながら、よりよい制度に、仕組みにつくり上げていければいいなというふうに思っている、そこまでのご答弁で大変申し訳ありませんが、そして今回免許の返納に係る自主返納支援事業助成費というものを新たに考えたわけでありますが、これまでコミバスの半額でしたか、ということで支援はしてきたわけですが、利用が芳しくないというようなこともあって、やはりまずは免許返納者、自主返納をするきっかけにしたいというようなことで新たにこれを考えたわけでありますが、これでタクシー券1万円がその後押しになるかどうかということ、これはまずやってみて、どの程度効果があるか実績を見ながら評価して、いかに改善していくかというところ、これからも継続して考えていかなければならないというふうに思っております。
いずれ、繰り返しますが、田山で行っているそのデマンド型を全地域に広げていくということは、現状やはり地域ごとの事情もあるわけでありますから、それが全てベターだというふうには思わないわけではありますが、いろいろな観点、市民の皆さんからもご意見を聞きながら制度設計していきたいというようなことでご理解をお願いしたいと思います。
〇副委員長(田村正元君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 では、その件はよろしくお願いをいたします。
2番目の税金の徴収の件なのですが、結構若い世代の方はやっぱり今風の携帯で払う、税金も、そういった公共料金も携帯で払えるようにしてほしいという要望がかなりあります。いつだったか私が一般質問をしたときには、窓口ではクレジットカードとか、いろんなそういうのは使えるけれども、例えばコンビニなんかでは納付書をやっぱり現金でないと扱わないわけです。なので、そういったものを含めまして、一番使い勝手がいいのは、私もやっていますが、ペイペイという支払い方法が一番簡単だし、何より若い人たちにとっては、私もそうですけれども、ポイントが結構つくのです。多分税金、固定資産税とか、そういうのになると、払う人たちは個人でも何十万というお金を払うわけですので、できればそういうほうにつくのが使えるように、岩手県でも結構ほかの市町村でもう使えるようにシステムを変えております。そこら辺を考えていただきたいと思っておりますが、いかがでしょうか。
〇副委員長(田村正元君) 税務課長。
〇税務課長 伊藤純子君 お答えいたします。
今、令和5年度から本格運用になるわけですけれけれども、地方税の共通納税システムというものを構築しております。現在もペイペイ等で払えるような納付書のご案内をしていますけれども、来年度、令和5年度からは地方税共通納税システム、通称eLTAXというのですけれども、そちらのほうが始まります。現在運用の試験を行っておりまして、順調に稼働できる見込みになっております。そちらのほうの納付書になりますと、QRコードのほうを読み込んでいただいて、電子納付できるようなシステムに変わりますので、全国どこからでも納付できる環境ができるということになります。ただ、税の内容につきましては、何でもということではなく、全国で統一された税目について、対象税目は固定資産税、軽自動車税というふうになりますので、徐々に拡大して運用していくことになると思います。よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 外山一則委員。
〇委員 外山一則君 予算に関する説明書78ページ、先ほどからふるさと納税についての質問が多いですけれども、すみません、私からも。ふるさと応援寄附金推進事業ということで2億1,873万円と載っております。昨年度の12月の報道のほうで、全国の自治体4分の1がふるさと納税が赤字というような、何か調査なのか、その数字上でなのか分かりませんけれども、出ております。先ほど予算の歳入のほうで、2億円の目標金額ということのお話がありましたけれども、シンプルに引くとマイナスと感じてしまいますし、あと昨年度も実績として1億3,000万から1億4,000万の納税額、そしてそれが最高額というお話ですけれども、令和4年度のふるさと納税の当初予算としましては1億5,700万でございますので、そこも単純に引くとマイナスと感じてしまいますけれども、ふるさと納税の実情、そして考え方はどのようにしたらいいのか、ちょっとお聞きいたします。よろしくお願いします。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 ふるさと応援寄附金推進事業についての考え方ということでお答えしたいと思います。
まずは、5年度については2億円の目標ということで、その半分を積み立てるということでございまして、積立金に1億1,000円ということで設けております。ただ、2億円と相殺すると1,800万ほどが合わないという計算になりますけれども、ふるさと納税の事業推進に当たっては、国のほうから対象にできる経費、できない経費ということで示されております。その中で、対象外経費、例えばうちの場合だと諸車借り上げ料とか、その他の経費に見なくてもいいもの等々が相当数ありますので、それらの分については対象外経費として計上してもいいということになっていますので、2億集めるに当たってはこれぐらいの経費がかかるという試算を立てまして、予算計上させていただいているものでございます。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) 外山一則委員。
〇委員 外山一則君 すみません、正直ちょっと難しくて分かりづらかったのですけれども、積立金ということで、まず半額その基金のほうに入れているから、あとは国からの経費というのですか、そういうのも入るので、結局はプラスになると考えてよろしいのでしょうか。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 ふるさと納税のルールとして、寄附金額の半分までは積立てをしなさいよと、そして寄附者の目的に合ったものに使いなさいよというのが大前提です。残りについては、寄附金額のうちの3割を限度として返礼品として出してもいいですよと。それが先般問題になったところもあるのですけれども、八幡平市はこの予算的には28から29%で返礼品の予算を、報償費は5,800万というのが商品代、寄附提供者の分の商品代として予算化しているものがこの報償費の5,800万ということでございます。それを引いた残りの2割相当分については経費に充ててもいい、この分はこの経費で見なさいよということでございます。ただ、その2割だけではなかなかできない部分もございますので、その分が1,800万ほどだというふうに理解していただければよろしいと思いますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(田村正元君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 まず、68ページの中段になります。西根総合支所移転先設備点検業務委託料とあります。100万ですが、これは西根総合支所を予定している旧農協の支所の維持費の予算だと思います。それで、これ過去この維持費にどれだけお金使ってきたのか、ちょっとそこを、総額を確認したいのです。そして、いつ移転をするスケジュールになっているのか、そこも確認をしたいと、それが1点目です。
2点目です。74ページ、定住対策事業です。それで、この全体の予算516万5,000円となっております。こちらの概要説明書には、目標値として150人というふうな目標値も書かれております。5年度は、珍しく予算が多くなったのです。昨年度、4年度は240万です。3年度は82万。こういう状況で、5年度、516万ということで大きくなりました。中身を見ますと、移住支援金300万になっているのです。この中身がどういうふうなものなのか確認したいと思います。
〇副委員長(田村正元君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
2点目の移住支援金についてでございますが、従来ある移住支援金、東京23区から転入される場合、諸条件ございますが、された場合にはそれに対して100万を支援金としてお支払いするという制度があります。それに加えて、5年度から子育て世帯に対して、子供1人に対して100万というところが国のほうから示されましたので、今の想定では1世帯で子供2人家庭の場合を想定して300万ということで計上させていただいたものでございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 西根総合支所長。
〇西根総合支所長 金田一捷誠君 お答え申し上げます。
まず、2つに分かれていると思いますが、その100万円のほうといつ移転するかというお話で答弁させていただきたいと思います。まず、前回の定例会でJA、旧農協さんの市の建物に係る財産取得を議決いただきました。その後、現場確認といたしまして、副市長、建設課と建物内部の現場確認をいたしました。その中で、現在の旧農協さんの支所の中には多目的トイレとかがないということで、特に水回りなどの点検が必要ということで判断し、来年度の予算のほうに計上させた経緯でございます。その点検の結果により、必要な工事がどういうものか分かると思います。それによって工事の内容が決まれば、工事の期間もおおよそ組めますので、それをもちまして移転できる時期もお示しできると思います。いずれスピード感を持って進めたいと思いますが、支所業務は当然、橋委員何回も来てご存じだと思いますが、窓口業務は閉められませんので、支所全体を考えると、移転してから大きい工事はできないということなので、それを踏まえて慎重さも必要かなと思って進めたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
以上でございます。
〇副委員長(田村正元君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 その総合支所の移転先の件ですけれども、スケジュールがどうも遅過ぎるのです。どうしてこんなにかかるのかと。実は伺いますと、予算を取っていないので、来年度の予算をつけてもらって、そして設計をすると、その翌年に工事をするとか、そういうお話をしているのですけれども、もう既に3年ぐらいたっています、あそこを買い取ってから。またさらにこれからあと2年、3年かかるという、そのスケジュールが納得できないのです。しかも、これやはり維持管理もしているわけでしょう、一定の予算もかけながら。使っていないのにそういう維持管理が必要な状況になっているわけで、これはどう考えてもやはり問題だと。担当の課長は、「いや、一生懸命前向きに進めています」とは言うのですけれども、一向にそれが見えないと。ぜひ1年でも2年でももう前倒しして、移転できるようなやはり手だてを取っていただきたいと、改めて伺いたいと思います。
それから、定住対策事業ですけれども、この300万というのは1家族の予算ということですか。一般質問でも人口減少の問題、今非常に少子化の問題とか、社会的な一番大きな課題になっている中で、こういう取組でいいのかと。移住という全体をやはり捉えて、東京から来てもらうのもいいのですけれども、やはりこの移住というものをもう少し、必要な予算も取って、思い切った対策というのが必要ではないでしょうか。先日、私松川地域の市有地にやはり移住できるような宅地の造成なりを検討するべきだというお話もしましたけれども、そういう思い切ったことをやらないと、年間に500万使って1組の家族が移住するというふうな、こういうのはちょっとあまりにも弱いと私は思うのですが、いかがでしょうか。
〇副委員長(田村正元君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
1点目の支所の移転ですけれども、今回予算計上させてもらっているのは、去年の12月に支所の移転の登記が終わりまして、すみません、最初に維持経費の話をしたいと思いますけれども、現在かかっている維持経費というのが保険代程度しかかかっていないので、そんなに金額が大きいものではございません。
あと、支所の移転については、今回の予算計上させてもらっているのが、農協の支所が旧西根の支所に移転した後、結局使っていない期間があるので、水道とか、あと電気とか、そのまま使えるかどうかということを確認するための点検の委託料になります。その点検の委託料を終了した後に建設課のほうで直営で設計をいたしまして、その結果でできれば補正を組んで早急に対応したいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇副委員長(田村正元君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
2点目の定住対策についてでございますが、まず移住支援金についてご質問あったわけなのですが、まずは1世帯ということで計上させていただいたものでございます。移住支援金については、今年度新たにではなくて、何年か前から国の制度を使って事業化をし、子育て加算の拡充ということで今回300万という計上をさせていただいたところでございます。今までの実績を勘案して、今のところ1件とか、ない年もありましたので、その実績を勘案して、今回まずは1世帯を頑張ろうというところで計上させていただいたものでございます。
転入者、転出者のアンケートについて今実施をしております。それに基づいて、転入者または転出者の動向というのですか、ニーズを今のところ分析をしているところでございます。今のところ、ソフト面について充足を図っているところでございますので、そのアンケートに基づいて分析を進めながら、ハードが必要であればその際検討してまいることになろうかと思いますので、よろしくお願いします。
〇副委員長(田村正元君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 総合支所の移転の件ですけれども、具体的にスケジュールはどのように考えていますか。まず、そこをしっかり確認したいと思います。
それから、移住、定住の問題なのですが、先ほどの繰り返しになるかもしれませんけれども、今当市の状況というのは、先日一般質問でも私お話ししたように滝沢、盛岡への転出というのが非常に多いと、やはりここを改善しないと大きな改善にはならないと。そこをどう取り組むか、そこの問題について、これ今真剣にやっぱり考えていかなければいけないと思うのです。当市は、盛岡市内への通勤圏ということで、非常に不利な条件と言う方もいるかもしれませんが、逆に有利な条件という捉え方もあると思うのです。だから、その有利な条件というような捉え方をして、市外から工業団地に働きに来ている方たちが移住するとか、そして市内から盛岡、滝沢に移住する方を減らしていくとか、そういう思い切ったやっぱり策を今は検討していくべきだと思うのですが、これぜひ市長からご答弁いただければと思います。
〇副委員長(田村正元君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 まずは、西根の総合支所の移転時期についてでありますが、早期にということで考えて進めてきたつもりではありますが、なかなかいろいろな手続といいますか、どの程度の機能を西根の総合支所に持たせるか、あるいはどの程度の整備が必要かというところで少し手間取ってしまったということが実態のところであります。ですので、先ほど副市長が言ったとおり、準備ができ次第、補正予算もお願いする場面も出てくるかと思いますが、なるべく早めに解消できるように努力していきたいと思っております。
そして、移住につきましては、これも一般質問の中でいろいろご意見をいただいたところであります。まさに盛岡、滝沢への転出者が県外よりも多いというようなこともお話をさせていただいたわけでありますが、具体的な数字を示してもいただきましたし、それは本当に頑張っていかなければならないということでありますが、あの数字を見て、若干ではありますけれども、盛岡、滝沢、いわゆる盛岡広域圏への転出が少しは減ってきているというようなことも、これまでの取組の成果もあったのではないかというふうにも捉えることができるかというふうに思います。
委員がおっしゃっている狐塚については、過去には西根町の時代に運動公園をあの地域に整備するというようなこと、そして大更西線も整備、その大更西線上には住宅団地もできているわけでありますが、やはり運動公園が今の北村の場所にできたというか、そちらに決定したことによって、狐塚のほうのいわゆる社会基盤、インフラの整備が全くできていないわけであります。ここであの地域に下水道、上水道、いろいろなところのインフラを整備するのに相当な額がかかるわけでありますが、エリアとしては非常にいい場所ではあるというふうには思っております。ただ、大更駅の東側とか、いろいろなところがあるかというふうには思いますので、いわゆる公民連携の形も考えながら、そういう住宅団地についても考えていきたいというふうには思っております。いろんな方々といろいろ意見交換をしながら、まさに成果が表れるような、成果を出せるような、そういった整備の仕方ができるのか、これからいろいろ検討していきたいというふうに思っておるところであります。
〇副委員長(田村正元君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 2点についてお伺いいたします。
まず、予算書の66ページです。上段の12番の委託料なのですけれども、私一般質問では老人クラブの委託料ということで質問させていただきましたが、この中に公衆トイレの業務委託、大更駅に関しては駐車場を含む清掃委託という形にはなっていますけれども、この中で老人クラブに委託している部分がまずあるのかどうかちょっと、市長答弁1件だけ老人クラブに委託しているところがあるということでしたが、この中に含まれているのかと、あと私この駅のトイレ全て利用したことがあるのですけれども、そんなに大きさが変わらないのに、この委託料の金額の相違がある点についてご答弁いただきたいと思います。
あと、2点目なのですけれども、84ページの空家等対策事業ということで予算計上されているのですけれども、私がこの庁舎、市役所に向かう途中に、空き家の中に一部危険物というか、もう今にも国道に崩れてくるような建物が現存しているのですけれども、空き家対策とその中の危険物という、本当の建物としての基準が、私ちょっと勉強不足ですので、その辺の部分、もしその建物が危険な建物と判断されたときに、すぐ当局としてそれを解体というか、そういうことができるのかどうかも含めてご答弁いただきたいのですけれども。
〇副委員長(田村正元君) 安代総合支所長。
〇安代総合支所長 畠山健一君 お答えいたします。
まず、駅のトイレの清掃委託料についてですけれども、老人クラブに委託されている公衆駅前トイレが1件ございます。田山駅前の公衆トイレになります。そちらは、地域の周辺の老人クラブの方に委託をさせていただいております。あと、安代地区の駅前トイレですけれども、4か所ございまして、委託金額については清掃回数によって委託金額が変わっております。荒屋新町駅については毎日清掃、田山駅前トイレについては2日に1回、赤坂田駅と兄畑駅前については3日に1回程度ということで、その件について委託料の差異が発生しているということになります。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 私のほうからは、空き家についてお答えをさせていただきます。
まず、特定空家の認定基準につきましてご説明を申し上げます。まず、特定空家につきましては、倒壊や屋根の落下により周囲に影響を与えるおそれがある建物、あとはごみの不法投棄など、衛生上の問題とか、あとは周辺の景観を損なうものということで、それぞれ現在ある空き家につきましては、市内にある空き家は把握している部分についてはそれぞれ全て点数化をして、それで特定空家という形で認定をしておるもの、あとは特定空家候補という分類で認定しているものがございます。
今回予算をお願いいたしまして解体をしようとしている空き家でございますが、平舘地区の旧国道に隣接している特定空家でございます。こちらにつきましては、以前やはり解体といいますか、周囲に危険を及ぼすおそれがあるということで、緊急に除去作業というか、屋根がちょっと落ちてきたりして、そういった壁等の取り除きなどもやった空き家でございます。これについて、令和4年度から国庫補助の事業が、そういった特定空家の解体に補助の事業を入れられるというふうなことにちょっと内容が変わりましたので、それを令和5年度に本市といたしましても活用いたしまして、そういった特定空家を解体する予算をお願いしているものでございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 齊藤隆雄委員。
〇委員 齊藤隆雄君 先ほど答弁にありました点数化している空き家というか、それは市内にどれぐらいの件数があるのかと、空き家とみなすその条件的なものというのはどういう形であるのか。
〇副委員長(田村正元君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 多田和雄君 お答えいたします。
当初予算の主要事業概要説明書のほうの12ページに、空家等対策事業ということで載ってございます。こちらのほうに載せている空家等件数、これが現在市で把握している空き家の総数になります。この632棟全てに点数化をして、そのうち先ほど申し上げたある程度の点数が高いもの、100点ぐらいのところでちょっと分けているのですけれども、100点で、一番高いところで大体185点とか、危険になってくるとそういった点数が上がってくるものなのですが、100点以上の、ある程度かなりまずいなという状況にあるものが112棟ありまして、あとはここの概要説明書には記載はないのですが、特定空家としては今現在特定空家の部分は6棟ございます。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 お伺いします。
八幡平市の名誉市民に吉池貞藏さんが、3月定例議会で同僚議員の発言、案により、11月3日に表彰式がありまして大変喜んでおります。この広報を見ますが、吉池さんの「吉」という字が「士」と、あるいは下のほう長いのと短いのと、「土」と、あるいは貞藏の「藏」というのも安代総合支所のところの石碑と違っているのだけれども、どっちが正しいのか、あるいはこのままにしておくのか。名前ですから正確な表示が必要ですし、石に彫っていると永久的にこの字が使われるわけです。その辺の確認等をどうするかということをお聞きします。
それから、松尾村の名誉市民でありました佐藤喜美子さん、ロビーに写真が貼っておりますが、CDとかテープとか、何か作詞とか写真とか、あと音楽家ですから、なかなかリンドウのように、あるいは江間さんの詩のように作品がないわけですが、もう少し広くして、松尾で選んだオペラ歌手の、ウィーンでデビューしたと言っていましたか、もっとこの方について少し宣伝したり、あるいは音楽流したり、あるいは掲示したり、使っていたものとか、そういうのをもう少し広く紹介してほしいと思いますが、その2点についてお伺いします。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 確かに広報のほうが正しい吉池の「吉」というふうになってございます。そこは、私もちょっと違いがあるなということで、本人にも確認したということでございますので、広報のほうがたしか正しいというふうに認識しているものでございます。
〇副委員長(田村正元君) 総務課長。
〇総務課長 渡辺 信君 名誉市民の関係でございます。佐藤さんの件です。北森駅の入り口に掲示しておりますものについては、一応吉池さんも、江間さんも、佐藤さんも大体同じ字数で、統一的に字数を計算しながら掲載しております。そのほかにPR、宣伝等につきましては、広報のほうにも議員のご意見も参考にしながら、今回吉池さんと一緒に、江間さん、佐藤さんを紹介させていただき、全戸配布したところでございます。機会を捉えて、そういう形でPR等については今後も継続していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 小さいことですけれども、教育的にはこの下が長いのと短いのでもバッテンだろうと思います。石ですから、永久にこれを子供たち、あるいは市民が見て、貞藏の「藏」という字も違っていました。かつては、焼走りに宮沢賢治の「鎔岩流」がありますが、宮沢賢治の研究者から指摘されまして、「鎔岩」の字が違っているということで彫り直したことがあるのです。「ヨウガン」の「ヨウ」がひへんとかねへんがありますが、たしかかねへんに彫り直したことが、観光協会で設置したものでございますけれども。石ですから、今後100年も200年もそのままですから。これは、安代の役場で建てたものですよね、ではないですか、この石は。どこで建てたのかあれですけれども、その辺を正しいものに直すのがこれからの紹介だろうと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
それから、佐藤さんのテープだとか、映像とかあれば、そういうのを聞く機会なり、音楽ですから形がないわけですが、あとそういう使った物とか、同じ字数で書いているというのは分かりますけれども、あとの2人の方は歌碑とか、詩碑とかいろんなのがあるのですが、佐藤さんについてはほとんどそこのホールの掲示板の字でしかないので、何とか使ったとか、あるいは歌ったテープとか、そういうのを紹介して、広く音楽活動を進めてほしい。アルテンマルクトは松尾村との友好都市で、同僚議員も行ってきたそうですが、少しそういうものを探して、あるいは音楽を流して、広く紹介してほしいというのが私の提案です。
以上2点について、もう一度お願いします。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 吉池先生の石碑については、たしか花卉生産部会のほうで造って市に寄贈をいただいたというふうに記憶してございますので、訂正については花卉生産部会と協議を進めていきたいなと思っているところでございます。よろしくお願いします。
〇副委員長(田村正元君) 総務課長。
〇総務課長 渡辺 信君 そのようなテープ、それから使った物等々、これから検討してまいりたいと思います。
以上です。
〇副委員長(田村正元君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 石というのは、もう100年も200もそのままになるわけですから、直すといってもこれ大変ですけれども、同じ氏名で違う字が2つ書いているのは、ちょっと直さなければならないし、長く伝えるためにはその訂正が必要だと思います。学校教育では、この下が長いのと短いのでバッテンだと聞きましたが、いずれ名前ですから、沢口の「沢」、あるいは平舘の「舘」も舎に書いて、平館駅の「平館」はしょくへんですけれども、それは断って書いているのですよね。本字はこうですけれども、俗字こうで、これを使いましたと。土地の名称とか氏名ですから、戸籍の住民票のとおり書くのが原則ですので、その辺は花卉生産部会で書いたかもしれませんが、市としてはそのまま間違った、間違いではないですけれども、ぜひ検討していただきたいし、佐藤さんについてもタブレットからユーチューブとか流すとか、何かいろんな宣伝して、音楽ですから、それが一番効果があると思いますので、その辺を検討して、3人を同じように顕彰しながらまちづくりに努めてほしい、そう思いますので、最後にその2点についてもう一度お願いします。
〇副委員長(田村正元君) 企画財政課長。
〇企画財政課長 関本英好君 繰り返しになりますけれども、寄附いただいた花卉生産部会のほうと、直すことについては協議していきたいと思っているところでございます。よろしくお願いします。
〇副委員長(田村正元君) 総務課長。
〇総務課長 渡辺 信君 私も繰り返しになりますけれども、これから検討していきたいと思います。よろしくお願いします。
〇副委員長(田村正元君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
〇副委員長(田村正元君) 質疑なしと認めます。
これで、第2款総務費の質疑を終わります。
☆
散 会
☆
〇副委員長(田村正元君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の予算特別委員会はこれをもって閉じ、散会といたします。
(16時14分)