令和5年八幡平市議会第1回定例会
議事日程(第2号)
令和5年3月3日(金)
日程第 1 一般質問
立 花 安 文
羽 沢 寿 隆
渡 辺 義 光
出 席 議 員(18名)
1番 外 山 一 則 君 2番 田 村 正 元 君
3番 齊 藤 隆 雄 君 4番 関 治 人 君
5番 羽 沢 寿 隆 君 6番 工 藤 多 弘 君
7番 勝 又 安 正 君 8番 北 口 功 君
9番 工 藤 隆 一 君 10番 熊 澤 博 君
11番 立 花 安 文 君 12番 渡 辺 義 光 君
13番 工 藤 直 道 君 14番 古 川 津 好 君
15番 橋 悦 郎 君 16番 橋 光 幸 君
17番 井 上 辰 男 君 18番 工 藤 剛 君
欠 席 議 員(なし)
説明のために出席した者
市 長 佐 々 木 孝 弘 君
副 市 長 田 村 泰 彦 君
教 育 長 星 俊 也 君
企 画 財 政 課 長 関 本 英 好 君
総 務 課 長 渡 辺 信 君
防 災 安 全 課 長 多 田 和 雄 君
ま ち づ く り推進課長 佐 々 木 善 勝 君
文 化 ス ポ ー ツ 課長 村 上 直 樹 君
税 務 課 長 伊 藤 純 子 君
市 民 課 長 高 橋 康 幸 君
地 域 福 祉 課 長 村 上 郁 子 君
健 康 福 祉 課 長 齋 藤 美 保 子 君
農 林 課 長 佐 々 木 仁 君
花 き 研 究 開 発 津 島 佐 智 幸 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 佐 々 木 宣 明 君
建 設 課 長 工 藤 剛 君
上 下 水 道 課 長 森 政 彦 君
八幡平市立病院事務局長 小 笠 原 文 彦 君
会 計 管 理 者 兼 阿 部 春 美 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支 所 長 金 田 一 捷 誠 君
安 代 総 合 支 所 長 畠 山 健 一 君
教 育 総 務 課 長 遠 藤 幸 宏 君
教 育 指 導 課 長 柏 英 保 君
農 業 委 員 会事務局長 田 村 春 彦 君
監 査 委 員 事 務 局長 佐 々 木 由 理 香 君
事務局出席者
事務局長 津 志 田 勇 孝
議事係長 高 橋 美 穂
☆
開 議
☆
〇議長(工藤 剛君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達していますので、会議は成立します。
これから本日の会議を開きます。
本日の日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでありますので、ご了承願います。
(10時00分)
☆
一般質問
☆
〇議長(工藤 剛君) 日程第1、一般質問を行います。
この際、お願いします。本定例会の一般質問の方法は、会議規則第64条により行います。したがいまして、質問回数は制限をしないこととし、再質問以降は一問一答方式または二問二答方式、三問三答方式のいずれかの方式で行うことができます。なお、質問者は一般質問席で質問を行い、再質問についても一般質問席で行うこととします。質問の制限時間については、議事運営に係る申合せ事項を適用し、答弁を含めて60分以内とします。また、通告以外の質問は行わないことなど、このほかの運用基準につきましても申合せ事項により取り計らうこととしておりますので、ご協力をお願いします。あわせまして、質問、答弁は要点をまとめて簡潔にお願いいたします。
初めに、通告順位1番、立花安文議員。
(議員 立花安文君一般質問席登壇 ※プロジェクター使用)
〇議員 立花安文君 議席番号11番、八起会、立花安文です。3項目について質問します。
1項目め、イメージソングの制定について。昨年11月に荒屋コミュニティセンター会場で開催した議員と語る会で、「安代地区で市民歌を歌えるのはコーラスグループのメンバーぐらいしかいない」、「市民歌が全く浸透していない」、「みんなが集まったとき、気軽に歌える市の歌が欲しい」という発言がありました。12月に開催された前市長の叙勲受章祝賀会場では、これまでは歌手、園田みゆきさん、現在は八幡平市ふるさと大使、漆原栄美子さんが歌う「八幡平旅情」をみんなで歌いました。市民が集まったときに気軽に歌える当市にふさわしいイメージソングがあったらよいと思い、以下について伺います。
@、私が市民歌を歌う機会は、市民憲章推進大会のときぐらいで、ふだんは全く歌うことがありません。地区で敬老会を開催した際にも、市民憲章はみんなで声を出して唱和をしますが、市民歌は歌っておりません。本来市民憲章の唱和と市民歌の斉唱をセットで行うのが望ましいと思っています。市民歌はどの程度歌われているのか、状況を伺います。
A、令和7年9月で町村合併満20年を迎えます。これを記念して、市民が気軽に歌えるイメージソングを制定してはどうでしょうか。例として、電車の発車や接近を知らせる駅メロディーは、JR高田馬場駅の「鉄腕アトム」、横浜駅の「ブルー・ライト・ヨコハマ」など、土地にゆかりのあるメロディーが流れます。花巻空港のイメージソングには、松任谷由実さんが初めて岩手を訪れたときの印象を歌った「緑の町に舞い降りて」という曲が使用されています。
2項目め、冬期間における高速道路の通行止めに伴う国道282号の渋滞情報の提供について。冬期間の東北自動車道松尾八幡平インターチェンジから安代インターチェンジ間は、大雪や地吹雪の場合には通行止めになりやすく、通行止めに伴い、国道282号が上下線とも渋滞します。赤坂田集落から安代インターチェンジまでの約10キロの間は迂回路がない一本道のため、一旦渋滞が発生すれば渋滞の流れに任せていらいらしながら前に進むしか選択肢がありません。去年12月14日、12月定例会最終日は、午前11時55分頃に高速道路の上下線が通行止めになり、渋滞は夜まで続き、特に上り線の渋滞がひどくて、人が歩く程度の速度でした。以下について伺います。
@、私が住む星沢集落には、安代小学校の1年生が2人おり、ふだんであれば集落に午後3時30分頃に到着するスクールバスが、その日は午後5時頃に到着したと聞きました。約1時間30分の遅れでした。迎えに出ていた児童の家族は、寒い中ひたすらスクールバスの到着を待っておりましたが、このような長時間にわたる渋滞のときには、火災発生時のようにラインによる情報提供ができないものか伺います。
A、安代インターチェンジと竜ケ森峠の安比高原スキー場入り口間の国道282号に設置されている道路情報表示装置は、小屋畑集落の豆腐製造販売店付近の下り線と寺志田集落のみそ製造販売店付近の上り線にそれぞれあり、ふだんは「路面凍結、スリップ注意」といった文字が表示されていますが、渋滞発生時には「ただいま10キロ渋滞中」のような表示に切り替わって、走行している車両に対して適切な情報提供が行われているものか伺います。
B、現在道路情報ライブカメラが竜ケ森峠の安比高原スキー場入り口付近に設置されていますが、竜ケ森峠と安代インターチェンジの間、約15キロメートルの中間地点付近にもライブカメラがあれば、ある程度精度の高い渋滞状況が把握できると思います。県に対してライブカメラの設置要望を行うべきと考えますが、見解を伺います。
3項目め、市博物館について。日本遺産「“奥南部”漆物語〜安比川流域に受け継がれる伝統技術〜」に係る説明や紹介を行う業務が博物館に課せられているものと思います。館内に日本遺産構成文化財資料や漆器等を展示していますが、さらに展示物品の充実を図るため、収蔵に力を入れて来館者の期待に応えていただきたいと願っております。以下について伺います。
@、館長、学芸員、学芸員補等全ての職員を会計年度任用職員によって施設運営を行っていますが、最近の雇用情勢は様々な業種において人手不足が常態化しております。同様の雇用形態を継続すれば、学芸員の確保が難しい時代を迎えていると思います。万一学芸員不在の施設になってしまえば、旧安代町時代の郷土資料館に戻ってしまうのではと心配をしております。学芸員は正規職員を配置して、日本遺産に指定された漆文化の調査研究などを積み重ねるべきだと思います。見解を伺います。
A、郷土資料館としての業務比率が相当なものと思います。年々増加する収蔵品の収蔵スペースの確保や寄贈物品の仕分け作業等は適切に行われているものか伺います。
B、博物館の活動を応援する任意団体の博物館友の会、会員約30名の会員の中には、日本遺産奥南部漆物語のボランティアガイドで地域に貢献をしたいと思っている方がいると聞いています。ガイド養成については、令和3年から4年にわたりIGR日本遺産ガイド養成講座を実施したようですが、今後市博物館においても市独自でボランティアガイドを養成する考えはないのか伺います。
C、以前議員と語る会を松尾地区で開催した際に、出席者の方から昭和28年の発掘調査時に地表に現れた松尾釜石環状列石は調査終了後に埋め戻され、二度と見ることができないことや、出土した遮光器土偶の下半身部は当時調査を行った慶応義塾大学が保管し、上半身部は地元の方が保管していたものが大学から出土品の返還を受けて、約60年の年月を経て一体になった話など、ストーンサークルの遺跡の存在と土偶の認知度を高めてほしいと強い要望がありました。市博物館内に展示している釜石環状列石の資料や土偶は、ゆっくり見て回らないと見逃してしまう程度の展示です。
同僚議員が平成26年12月議会において、大学から返還していただいた出土品や発掘資料を公開してはどうかと質問し、平成28年度に企画展を開催して公開を行っておりますが、令和3年に当市に隣接する鹿角市大湯環状列石や一戸町の御所野遺跡などの縄文遺跡群が世界文化遺産に認定され、縄文遺跡に対する関心が高まっております。改めて松尾釜石環状列石の発掘資料や遺物の一般公開を行ってはどうか伺います。
以上です。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 立花安文議員のご質問に順次お答えしてまいります。
大きな1点目のイメージソングの制定についてのお尋ねでございます。初めに、1つ目の市民歌はどの程度歌われているのか状況を伺うについてでございますが、市民歌につきましては、市民の一体感の醸成を図るとともに、八幡平市が未来に向かって理想のまちづくりを目指していくため、八幡平市誕生5周年を記念し、平成22年11月3日に制定をいたしました。
市民歌の制定に当たっては、21年12月に作詞、作曲に関し、識見を有する方を委員として構成した八幡平市民歌制定検討委員会を設置した後、歌詞を全国から公募いたしました。応募された133点の作品から保岡直樹氏の作品に決定し、作曲は岩手大学名誉教授の林芳輝氏に依頼して完成いたしたものであります。
なお、版権は一般社団法人日本音楽著作権協会に手続済みでありますが、作詞者、作曲者ともに著作権を放棄されており、その権利は全て八幡平市にあるものでございます。
議員お尋ねの市民歌の歌われている状況についてでありますが、市の行事では市民憲章推進大会で市民憲章の唱和と併せて市民歌の斉唱を行っております。また、防災無線により、市民歌のメロディーを毎日正午に放送しております。
今後は、議員ご提案のとおり、市民憲章唱和と市民歌斉唱をセットで行っていくことが必要と考えておりますので、市行事等でより多く歌っていただくよう推奨してまいりたいと存じます。
次に、2つ目の町村合併満20年を迎えることを記念して、市民が気軽に歌えるイメージソングを制定してはどうかについてでございますが、議員ご案内の駅メロディーや花巻空港のイメージソングが使用されることになった経緯については、詳しくは分かりかねるところではございますが、例えば岩手山、八幡平、焼走りなど、八幡平市をイメージする歌詞が入っている場合でも、歌には作詞者、作曲者の主義主張があり、聞いている方によってイメージも千差万別であると思っております。その中から市民の方が思う八幡平市のイメージに合った歌を見つけることは大変困難であると感じており、また新しくイメージソングを作成することにあっても、作詞、作曲者の選定や版権など様々な制約などがあり、現状では難しいことが想定されております。
このことから、先ほどの答弁と重なるところがございますが、市民の皆さんが市民歌と触れ合う機会が多くなるよう、市行事等での斉唱を推奨していきながら、市民歌がイメージソングとなっていけるようになればと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
次に、大きな2点目の冬期間における高速道路の通行止めに伴う国道282号の渋滞情報の提供についてのお尋ねでございます。まず、2つ目の国道282号道路情報表示装置の表示についてでございますが、国道282号に設置されております道路情報表示装置は、道路管理者の岩手県が設置、管理する施設でございまして、その時折の気象状況や関連情報について表示内容を随時更新しており、「路面凍結スリップ注意」、「この先工事中 片側交互通行」、「冬季国体開催中」などの注意喚起や情報提供を行っているものでございます。
これらの注意喚起表示については、パトロールや道路情報カメラの映像情報を基に路面状況の注意喚起を行うとともに、渋滞時においては警察などの関係機関からの情報提供や、道路情報カメラの映像情報を基に道路情報提供表示を行っていると伺っております。
議員ご指摘の国道282号渋滞発生時の道路情報表示につきましては、本年度これまでに12月14日と2月1日の2度において、「この先渋滞発生中」との表示をされていることから、適切な情報提供が行われていると認識しているところであります。
次に、3つ目の竜ケ森から安代インターチェンジまでの約15キロメートル区間への道路情報カメラの増設要望についてでございますが、道路情報カメラにつきましては、道路利用者に対して路面状況をお知らせする目的で設置され、岩手県道路情報提供サービスにより、その映像情報がライブで確認できるものとなっております。
現在八幡平市内の国道282号には、竜ケ森スノーシェルター付近の上下線に各1台、貝梨峠に1台、兄畑に1台の合計4台の道路情報カメラが設置されております。
道路情報カメラの映像情報は、気象や渋滞の状況について、道路情報表示装置による情報提供において重要な役割を担っていることから、今後機会を捉えながら、岩手県へ道路情報カメラの増設について要望してまいりたいと考えております。
次に、大きな3点目の市博物館についてのお尋ねでございます。初めに、1つ目の博物館職員の雇用形態についてでございますが、現在当市博物館の職員は、全て会計年度任用職員でございます。
博物館が地域における役割を果たすためには、長期的視点に立った一貫した運営が求められます。特にも当市博物館は、もともと郷土資料館として建てられており、地域より集められた農具や民具の展示や収蔵が多くあります。これに加え、近年では安比川流域の漆文化も注目を集めており、これらの地域に根差した民俗の調査研究を進めることが求められます。学芸員が地域の人々と信頼関係を築きながら業務を進めていくためには、継続した学芸員の雇用が望ましいと考えますことから、博物館の運営方法について検討をしていくことが必要であると考えております。
次に、2つ目の収蔵スペースの確保や寄贈物品の仕分け作業等についてでございます。市博物館の収蔵品につきましては、収蔵品管理台帳により管理され、新たに寄贈や寄託を受けたものなど、その都度記録、仕分けを行い、収蔵しておるところでございます。一方で、博物館内の収蔵スペースには限りがあり、やむを得ず安代総合支所など、ほかの施設に分けて収蔵している状態にあります。
今後収蔵品の管理につきましては、空き施設を活用しながら、収蔵スペースの確保について検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、3つ目の博物館独自のボランティアガイドの養成についてでございます。博物館友の会の皆様には、八幡平市博物館の運営に際しまして、日頃から様々な面でご協力をいただいており、大変感謝をしている次第であります。
ボランティアガイドにつきましては、近隣では一戸町の御所野縄文公園での遺跡の案内や、イベント運営協力などを行う御所野遺跡を支える会というボランティア団体がございます。ボランティア活動には、職員にはない地域住民の視点があり、施設や展示における住民のニーズの反映や資料収集における情報提供など、地域と博物館を結ぶ重要な役割を果たしております。
当市の博物館周辺には、日本遺産に関連した施設や鹿角街道、一里塚などの史跡、その他博物館内では説明し切れない数々の歴史的資料が存在していることから、地域と密着した博物館として、今後博物館友の会の皆様にもご協力をいただきながら、ボランティアガイドの養成について検討してまいりたいと考えております。
次に、4つ目の松尾釜石環状列石についてでございます。松尾釜石環状列石の出土遺物につきましては、現在市博物館の常設展示では代表的なものとして土偶を展示しております。それ以外の遺物や資料等につきましては、博物館の常設展示の中では大きなスペースを割いて展示できていないのが現状でございます。
令和3年度に開催した企画展「縄文の祈りのかたち」では、松尾釜石環状列石を大きく取り上げ、昭和28年の発掘調査当時の写真や図面、日誌なども公開をいたしました。また、令和4年4月から5月に松尾鉱山資料館で同様の内容でミニ企画展を開催したところ、1か月間で500人以上の来場がございました。
市内には、松尾釜石環状列石のほかにも数々の縄文遺跡が存在し、多種多様な遺構や遺物が出土しております。2021年の北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録により、こうした市内の遺跡群にも注目が集まることになると思われます。現在博物館の常設展示の展示替えを計画しておりますので、展示内容について検討してまいりたいと思っております。
なお、このほかのご質問につきましては教育長から答弁がありますので、以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤 剛君) 教育長。
(教育長 星 俊也君登壇)
〇教育長 星 俊也君 私からは、大きな2点目の1つ目、国道の渋滞に伴うスクールバス運行状況の情報提供についてのご質問にお答えします。
当市では、学校から保護者への緊急時等の一斉連絡手段として、全ての小中学校において学校連絡網一斉メール配信システムを活用しております。学校からの一斉連絡の主な内容といたしましては、各種行事に係る連絡事項や悪天候等による休校連絡、中総体の試合結果報告など様々でございますが、令和3年度においては平均して1校当たり年間57件ほどのメール送信を行っているところです。
議員お尋ねの昨年12月14日の国道282号の渋滞の際には、安代小学校15時10分発の低学年下校バスのうち、細野・畑方面の下校バス1台が運行途中で渋滞に巻き込まれましたが、「該当便の下校バスの到着が大幅に遅れる見込みです」というメールを15時30分過ぎには安代小学校から全ての保護者へ送信しておりました。また、その後のスクールバスの運行状況につきましても、渋滞が解消するまで複数回にわたり、学校から保護者へきめ細やかに情報提供されていることを確認しております。
教育委員会では、今後より一層迅速で柔軟な一斉連絡、情報提供を行うため、令和5年度からはメールのほかにスマートフォンのアプリにも対応した一斉連絡へ切り替える準備を進めているところです。平常時にはより便利に、非常時にも安定的に使える充実したシステムを活用し、保護者への速やかな情報提供を図りながら、児童生徒の安全、安心な学校生活をサポートしてまいりたいと考えております。
以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(教育長 星 俊也君降壇)
〇議長(工藤 剛君) 11番、立花安文議員。
〇議員 立花安文君 それでは、再質問します。
最初に、イメージソングの制定についてですが、先ほど安代地区の状況を述べました。答弁もほぼ安代地区に限らず、市民歌を歌っている状況ではないと伺いました。
それで、以前合併前の状況を安代の人たちに言わせると、町民歌を歌って安代音頭を踊り、結構歌、踊り、住民に親しまれてきたと。合併してから現在の市民歌に移行してからは、全く市民歌を歌うことがなくなり、国歌「君が代」より歌うことがないと、そういう状況だということです。確かに防災無線で流れているのは確認できていますが、いわゆる歌、歌詞を歌えるのがいないということを言っているわけです。
それで、気軽に歌えるイメージソングを制定してはどうかということで質問したら、この件以外は「検討」という言葉が答弁に出るのですが、ここだけはなぜかもう検討の余地がないということで解釈してよろしいのか伺います。
〇議長(工藤 剛君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
今議員からのご案内のとおり、市の行事等では市民憲章推進大会でのみの市民歌の斉唱という現状にはなっております。市長答弁と重なるところもありますけれども、市民歌の制定については、市民憲章等々と、あとは花鳥木、あとは市民歌ということで、市民の一体感の醸成ということで、そのツールとして市としては制定をしてきたということはご理解いただいているかと思います。
ただ、市民憲章等については、まず唱和ということで進めてきているのですが、歌に関しては、なかなかやっぱり多様性がかつてよりも深まっている現状にあって、主義主張というのですか、歌に関してはかなり敷居が高いのではないかなと、皆さんに関して思います。個人個人それぞれ音楽聴かれるかと思いますけれども、それぞれ趣味あります。これは聴かない、これは聴くと。極端な例で言えば、歌を歌いたくないということも耳にしたことはございます。そういった中で、市が市民歌を必ず歌ってくださいというのを強いるのも、なかなかそこも難しいものがあるのかなというようなことを思っております。
ただ、市民歌というのは、必ず歌わなければならないということではなくて、そういう面ではなくて、市にはこういう歌があるということで、耳にするという面もあるかと思います。これを聴くことによって、ああ、八幡平市だなというようなイメージを持ってもらうという側面もあるのかなと思います。その点で、ホームページにも市民歌を掲載し、歌の音源も入っております。あとは、防災無線のほうにもその旨メロディーを流したりということでは進めております。ですので、そこの敷居を低くするということでは、今まで市では取り組んできたところでございますので、そこをすぐに歌ってくれと、こういう行事で必ず歌ってくれというところは、こちらとしても浸透をかなり進めなければならないかと思いますけれども、そこら辺のちょっとジレンマというか、なかなか難しいところというのもご理解をいただければなと思います。
〇議長(工藤 剛君) 11番、立花安文議員。
〇議員 立花安文君 私の質問がちょっと悪いのか、全然答弁とかみ合わないものですから、もう一回確認します。
私は、市民歌を無理に歌わせるとか、そういうことを言っているのではなく、なかなか市民歌に、もう合併してこれまでどうしてもなじめない方が市民の大半なので、先ほど紹介したみたいにJRの駅なんか、あるいは花巻空港で流れるようなイメージソングというのは、実は自治体でもいっぱい取り上げてあるみたいです、都会のほうは。
検討する余地はないので、話だけ聞いてください。これは、うちの息子が神奈川県川崎市の麻生区というところに住んでいまして、最寄りの駅の駅舎の看板、区役所の企画課が設置している看板です。何で楽譜が上にくっついているモニュメントなのかなと思って聞いたら、これはいわゆるイメージソング、川崎市は市民歌がもちろんあります。区のイメージソングがあって、その意味する看板にはこういうふうなのがついているという息子の話でした。
ですから、気軽に歌える歌を、さっき例を出しました。「八幡平旅情」でも、例えばそういうのを指定するのができないというのであれば、推奨すればいいと思うのですが、そういった形の取組をしたらどうかと。それで、「検討する」とお答えがあるのかなと思ったら、ないものですから、もうこの件はいいのですが、本当は商工観光課長さんにはこの看板を見ていただいて、ぜひ大更の顔づくり施設の作る看板には、それまでにイメージソングをつくっていただいて、指定していただいて、同じような看板を作ったらいいのかなと思って、一応耳にだけ入れておいていただきたいと思います。
次に、2つ目の国道282号の渋滞の件ですが、すみません、教育長さんにご答弁いただいて。当初私は、全く教育長さんというか教育委員会のことを想定していませんでした。たまたま例として1年生の子供たちが遅れたのを言っていたので、いわゆるラインの登録者に流せないのかということの質問でしたが、これは情報が入るのは難しいということでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
市の公式ラインということで答弁させていただきたいと思いますが、市の公式ラインの場合は、登録された方にそれぞれ市のほうで流したい情報を流して、ラインで確認してもらうというふうな形のものが現行の運用方法になっております。今立花議員ご質問の例えば特定のこと、特定の対象の方に対してラインでお知らせするということは、今の制度上ではちょっと内容を検討しなければならないという形になりますので、それとあと保護者の方が全員ラインに登録していただいているかどうかということも含めながら、ちょっとこの件については検討させていただきたいというふうに思います。
〇議長(工藤 剛君) 11番、立花安文議員。
〇議員 立花安文君 この件もちょっとかみ合わないのですが、私は児童生徒を言っているのではなく、一般の住民の方が、安代地区の方になると思うのですが、渋滞しているのかなというふうなのを簡単に情報を知り得る方法がなかなかなくて、ラジオを聞けば一番情報入るわけですけれども、そういった意味の住民向けのラインをただぽんと、「ただいま安代地区渋滞中」とかというのを流せないのかなということを聞きたかったので、それも事前にこのことを確認すればよかったのですが、ちょっと先ほど言ったとおり、答弁書をまさか教育委員会が書くと思っていなかったところだったので、教育長さんの文字見ていなかったので、答弁書を今初めて頂いて見て、大変教育委員会にはご迷惑かけました。
これは例として挙げただけで、一般の方が走行しているのにどうやって、さっきも言ったように道路表示板もろくに変わらないのは事実なのです。そして、表示板といったって1か所ぐらいずつしかないので、渋滞していればお互いに携帯で電話は来ます、私にも。「うちの前どうなっていた」、「渋滞中」といつも私言うのですが、「今どこにいるの」と言えば、「今新町」、「ああ、んじゃ1時間、2時間すぐたつな」と言って、電話でそれぞれがそれぞれ応対していると思います。市役所の職員だって、本庁から安代支所のほうに行っている方もいらっしゃると思います。戻ってくるのが相当遅くなったりしていると思います。そういったことで、それなりに渋滞情報は入ると思うのですが、これから出かけようとする方、あるいは渋滞しているから、その渋滞に割り込んでいいのか、今日は行くのを諦めたらいいのか、そういったことを判断する材料として、何かいい方法がないのかというのを言っているわけです。
実はこの高速道路ができてから40年以上たっています。この40年間、これをずっと繰り返しているわけです、安代地区の人たちは。いつ渋滞が始まって、いつ解消するのか。そういったことで、なかなか渋滞というのは解消策がないわけです。竜ケ森峠の上り登坂車線は2車線にしていただいているのですが、それでもJR花輪線と交差するところは、跨線橋は1車線、結局そこに行って詰まって止まればスリップして動けないと、そういったのがずっと続いているわけなのです。
もう一つの解消策となっていたのが市道鴨志田線の道路改良、拡幅改良なわけですが、これの今の進捗状況とこれからの見通しを伺います。
〇議長(工藤 剛君) 建設課長。
〇建設課長 工藤 剛君 お答えします。
まず、渋滞情報について、1つお答えしたいと思います。岩手県のほうから確認した状況によりますと、渋滞情報につきましては、まずは事故等の場合は警察から道路管理者、国道の場合であれば岩手県のほうに、こういう事故があって渋滞になっているという情報が入る状況になっています。その後、では市のほうに連絡が来ているかというと、これまでは来ておらない状況でした。ただ、今回岩手県と協議した中で、タイムラグが発生しますが、うちのほうに連絡をいただけるような形の連携を取るという方向で協議を進めておりますので、当然管理しているのが岩手県ですので、岩手県で出す以上のものを市として出せるものではないと考えておりますが、今後どういった形で対応できるか検討してまいりたいと考えております。
次に、市道鴨志田線につきましては、社会資本整備総合交付金の対象事業で事業を実施しております。本年度は、市道軽井沢高畑線と市道桜松線との間に位置する寺志田工区の用地測量及び物件移転補償算定調査を実施しております。令和5年度の予定事業としましては、本年度実施しております測量調査箇所の用地契約及び物件移転補償契約を予定するとともに、同路線の起点側、安代診療所付近からになりますが、そちらからの道路改良工事に着手する予定としております。
同路線につきましては、交付金の内示状況に応じた事業推進について地権者のご理解とご協力を得ながら進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
〇議長(工藤 剛君) 11番、立花安文議員。
〇議員 立花安文君 こちらこそどうぞよろしくお願いします。
次は、博物館について。先ほど発言しました土偶というのは、こういう形をしています。上は地元の方が、下は慶応義塾大学が持ち帰り、60年たって、こういうふうな形で一体になったと。手がまだ見つかっていないようですが、こういう土偶が発掘されております。
博物館は、安代地区唯一の文化施設でございます。歴史資料や文化財の展示や各種企画展以外にも幅広い分野にわたって活動しております。一例として、館長の趣味である天体観測の知識を生かした天体望遠鏡での星座の観賞や昨年11月8日の皆既月食を見る会を開催しております。
今回一般質問項目に博物館を考えて、久しぶりに博物館に入ってみたところ、安代地区の方の絵画展を開催しておりました。全国の高校で総合的な探究の時間という授業が必修科目になりました。先日市議会議員全員で平舘高校生による地元を探求した成果報告を市役所で聞く機会がありました。市指定の郷土芸能等に関する講師には、文化スポーツ課の職員が高校に出向いて講師を務めておりました。偶然か意図的な人事なのか分かりませんが、博物館の主管課が教育委員会、地域振興課、そして文化スポーツ課と替わっても、博物館を担当する市職員の担当者が替わっていないということが分かりました。臨時職員だけで運営する施設であり、主管課の担当職員には一定の文化財行政を経験した方を置くことがこれからますます必要になってくるものと思います。
平舘高校からこういう立派な冊子、40ページの冊子を先日頂いて、この内容について報告をいただきました。その中に、こういった文化スポーツ課の職員が写真入りで載っていまして、先ほど言ったとおり、ああ、この方はずっと、そういえばいつもいたなということで、先ほどの発言でございます。さらに、この方の話を聞いて、こうやってまとめたのを読ませていただきました。先ほど言ったとおり、こういう「探究」という言葉です。探索と研究が一緒になったような、こういうふうな科目が必修科目ということで、毎年これからも平舘高校から市役所に講師依頼が入ると思います。ですから、先ほど言ったとおり、全く文化財行政を経験していない職員が配置になれば毎年苦労するのかなと思って、先ほど発言しました。
文化財、非常に重要なことだと思います。そしてまた、臨時職員だけで運営しているわけですけれども、今日の岩手日報に載っていました。実はこうやって元臨時職員が東京の国立博物館の職員として活動している記事でございます。あるいは、仙台市博物館にも行って正職員として働いている方もいらっしゃると伺っております。多分先ほど言ったとおり、会計年度任用職員として働いておれば、いずれここで勉強してキャリアを積んで、そういった立派な博物館の正職員として働く夢を持って頑張っているものと思います。ただ、先ほど言ったとおり、いつまでもこのやり方を続けていると、博物館条例には学芸員を置くとうたっているわけです。ですから、学芸員がいなくなれば、先ほど私が言ったとおり、元の資料館に戻すのだろうなと、そう思っていますので、そうならないようにしていただきたいという願いでございます。
最後に、市長から合併前の郷土資料館だったのを博物館に格上げした当時合併協の職員としても、この辺のことはお分かりだと思います。また、この博物館にこれから本当に何を期待しているのかお伺いして終わりにします。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 お答えいたしたいと思います。
合併前、郷土資料館だった施設を博物館に格上げした事情ということで、まずはお答えをしたいというふうに思っております。詳しい経緯がなかなか分からないところもあるわけでありますが、合併協議の際は、旧3町村にあっては西根歴史民俗資料館と、松尾では松尾歴史民俗資料館、松尾ふれあい文化伝承館、そして安代が安代町ふるさと資料館ということで資料館があったわけでありますが、合併の際には3町村にあった資料館の一体的な管理を行うということで、4館ではありましたが、西根の歴史資料館、それから松尾の資料館、安代のふるさと資料館の3館のうち、建物とか資料、そしてあと人的な体制等々の中で、最も充実していた旧安代町のふるさと資料館を本館と位置づけるというようなことで、八幡平市博物館に名称を変更して、西根の歴史民俗資料館、そして松尾の歴史民俗資料館を分館として、八幡平市の博物館条例を制定して管理運営を図ってきたところでございます。
なお、平成26年には、松尾の歴史民俗資料館は松尾鉱山資料館として観光施設ということになりましたので、分館は現在は西根の歴史民俗資料館だけというふうになっているものという、そういった経緯がございました。
その中で、合併時からいろいろ今の安代の博物館を充実してきたものというふうには思っております。ただ、議員ご質問にあったとおり、会計年度任用職員で回してきたということと、それから館長さんにつきましても非常勤で運営してきたというようなこと、この状況はずっと繰り返し現状まで続いてきたわけでありますので、立花議員おっしゃるとおり、体制の充実というものは図っていかなければならないと。これにつきましては、八幡平市の文化芸術行政を推進、これから高めていくためにも検討していかなければならないと、そういった思いでいるわけであります。
実は来年度、学芸員の資格を持った職員を採用することにいたしました。ただ、博物館に置くということまではなかなか難しいところがありますので、まずは文化スポーツ課内の担当課のほうにその職員を配置しながら体制の強化を図って、博物館と連携も強化しながら、博物館の運営についてさらに高めていけるように、そういった思いで推進体制を構築していきたいというふうに思っておりますので、どうぞご理解よろしくお願いしたいと思います。
(議員 立花安文君一般質問席降壇)
〇議長(工藤 剛君) これで立花安文議員の質問を終わります。
ここで11時5分まで休憩します。
(10時49分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(11時05分)
〇議長(工藤 剛君) 引き続き一般質問を行います。
通告順位2番、羽沢寿隆議員。
(議員 羽沢寿隆君一般質問席登壇 ※プロジェクター使用)
〇議員 羽沢寿隆君 八起会、議員ナンバー5番、羽沢寿隆でございます。それでは、通告書に従いまして質問をしていきます。
大きな1番、再生可能エネルギー開発の今後の展望について。昨今国際的なSDGsの流れの中で、世界各地での再生可能エネルギーに対しての盛り上がりが加速しております。我が国でも同様に、再生可能エネルギー設備の投資が加速しておるのではないか。とりわけ本市では、地熱をはじめ国内有数の自然エネルギーの宝庫であります。今現在安比地熱、上平風力など、稼働中、建設中あるいは建設予定を含めると、発電総能力は合計約8万キロワット以上になります。いずれは総発電能力20万キロワットに達し、場合によっては岩手県全域の電力を賄えるほどの電力を生産することも不可能ではないと考えます。よって、以下について質問をいたします。
@、市長は、常々地熱発電などで生み出した電力を優先的に地元に還元したい旨意向を示しております。地元新電力会社等を設立し、どのように地元に供給していくのか。市長の具体的な構想を伺います。
A、現状では、生み出した電力は、送電インフラの関係から東北電力に全て売却することになっております。市長が示す新会社でもって地元に配電するということには、法律をはじめ大きな問題が数多くあると思いますが、その大きな問題は何と何か。解決していく糸口はあるのかどうかを伺います。
B、本市は、いずれ日本有数の再生可能エネルギー先進地になるであろうと思われます。当然今の時代ですので、企業の戦略とも合致し、誘致に大きく有利になるかもしれません。観光客や視察の研修など、内外からの訪問者も増え、八幡平国立公園や安比などのもともとの観光資源と相まって、本市に大きな利益をもたらすことは容易に想像できます。しかし、こういう要件をいかに大きく利用し、PRをしていくかが問題であります。とかく役所主導でこういうことを進めていくと、効果を十分に引き出せない事例も多いと思います。市長のお考えを伺います。
大きな2番、行政が行っている各事業の有効利用について。本市は、コミュニティバス事業、あるいは出産一時金50万円など、独自の事業も数多くあります。市民生活の手助けとなり、大いに評価するところであります。しかし、予算、人員の関係上、必ずしも効率的とは言えない部分もあると見受けられます。つまり無理、無駄な部分もあるのではないかということで、行政全般にわたり内容が多岐にわたるため、抜粋して以下について質問をいたします。
@、コミュニティバスについて、昨今では新幹線を有効利用して物資を東京に届けるという事業もあります。ただ人員を運ぶだけでなく、荷物も同時に運ぶようにしてはどうでしょうか。
A、スクールバスについて、通学の送り迎えにしか使えないということであります。日中及び休日は、休車状態にあるということであります。非常にもったいないことであると思いますが、これについて有効な使い道がほかにないのか見解を伺います。
B、森林環境譲与税は、自治体によっては使い道がなく、基金として積んでいるところも多いと聞きます。本市でも基金の積立てに回しております。現在の基金の状況と今後の使い道をお伺いします。
以上、よろしくお願いします。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 羽沢寿隆議員のご質問に順次お答えしてまいります。
まず、大きな1点目の再生可能エネルギー開発の今後の展望についてのお尋ねでございます。初めに、1つ目の新電力会社の具体的な構想についてでございますが、地域新電力会社は、平成28年4月1日の電力の小売全面自由化以降に、電気の地産地消を目標に設立された地域密着型の電力小売業者の総称でございます。地域内で生み出された電力をその地域内の事業者が小売することで、その地域内でお金が循環する仕組みを構築し、地域の経済を活性化させようというのが設立の目的であります。
令和5年2月現在、全国で700社を超える事業者が電気事業法に基づく登録を行っており、事業所向けに高圧電気のみを取り扱っている事業者のほか、家庭向けの低圧電気も取り扱っている事業者もございます。なお、松尾八幡平地熱発電所で発電された電気を取り扱っているアーバンエナジー株式会社は、現在は高圧電気のみの取扱いであると伺っております。
家庭向けの低圧電気を取り扱う場合には、料金徴収の取扱件数が増えることから、顧客管理や事務手数がかかるなどの課題はあるものとは思いますが、私の構想といたしましては、市内で生み出された電力を地元に供給するという点からも、家庭向けの低圧電気も取り扱う事業形態で設立される地域新電力会社が望ましいものと考えております。
次に、2つ目の配電事業に関する問題と解決する糸口についてでございますが、配電事業を行うに当たっては配電事業の許可が必要となるほか、自営線などのインフラ整備に多額の経費を要することとなります。再生可能エネルギーの主力電源化や自然災害による停電対策のため、地域マイクログリッド、小規模電力網の構築に期待が寄せられておりますが、実現には法律面よりも金銭面での課題が大きいものと認識しております。そのため、東北電力ネットワーク株式会社が所有している配電網を利用させていただき、まずは電力を小売する事業形態が現実的ではないかと考えているところでございます。
次に、3つ目の再生可能エネルギー先進地のPRでございますが、議員ご認識のとおり、脱炭素社会の実現に向けて、企業にはサプライチェーン全体の脱炭素化の取組が求められており、今後企業を誘致するに当たっては、再生可能エネルギー電源は必要不可欠な要素であると認識しております。
市では、これまで「地熱発電のふるさと八幡平市」というパンフレットの配付や東京ビッグサイトで開催された環境配慮型製品・サービスに関する展示会「エコプロ」において、地熱開発のモデル地区紹介コーナーへの出展により、再生可能エネルギー先進地としてPRを行ってまいりました。役所主導では、取組の効果を十分に発揮できないのではとのご懸念ではございますが、今までPRを続けてきたことにより、多くの企業から地熱由来の再生可能エネルギーに対して多数問合せをいただいておりますことから、まずは市が率先して再生可能エネルギーを活用した取組をPRし、企業誘致や観光客誘致を推進してまいりたいと考えております。
次に、大きな2点目の行政が行っている各事業の有効利用についてのお尋ねでございます。初めに、1つ目のコミュニティバスによる荷物の輸送についてでございますが、現在市では、西根・松尾地区コミュニティバス6路線、安代地区コミュニティバス3路線、兄畑駅と市立病院を結ぶ幹線バスを運行しております。安代地区田山路線の一部については、デマンド型により運行しておりますが、そのほかの路線は全て定時定路線で運行しているところであります。
議員お尋ねのコミュニティバスを荷物輸送に利用するためには、コミュニティバス運行の範囲の中で、いつ、誰が、何を積み、誰がどこで受け取るのかということを把握しなければならないものと思います。現状のコミュニティバスの運行エリアや運行形態から判断すると、短時間配送や希望時間による配送といった荷物の運送需要にマッチさせるのは難しいものと考えておりますが、今後先進事例などの研究を踏まえ、コミュニティバスの運行形態の変更等により、荷物の運送需要にマッチするような状況となった際には、検討をしてまいりたいと考えております。
次に、3つ目の林業振興基金の状況と今後の使い道についてでございますが、森林環境譲与税の交付額につきましては、本年度において9月に2,701万9,000円、3月には同額が交付の見込みであり、合わせて5,403万8,000円の交付が予定されておれております。活用方法につきましては、令和元年度からこれまでに森林経営管理意向調査準備業務委託、森林航空レーザ計測及び森林解析等業務委託、森林経営管理意向調査支援業務、林業新規就業者支援事業費補助金、木質燃料等利用設備設置事業費補助金、森林資源管理システム用パソコン及びプリンター購入、森林整備事業用自動車購入、森林現況調査用無人航空機購入、環境の森整備事業費補助金に充てているところであります。
議員ご案内のとおり、交付された森林環境譲与税は、一旦全て林業振興基金へ積立てをし、実施した業務委託や事業費補助金、物品購入へ年度末に財源充当しております。林業振興基金の本年2月末現在の残高は5,664万4,055円となっており、本年度は4,434万6,000円の充当を予定しております。
来年度も森林環境譲与税は、本年度と同額の5,403万8,000円が交付される予定であり、活用内容につきましては、これまでと同様の森林航空レーザ計測及び森林解析等業務委託、森林経営管理意向調査支援業務、林業新規就業者支援事業費補助金、木質燃料等利用設備設置事業費補助金、環境の森整備事業費補助金に充て、新規事業としては除間伐等促進事業費補助金、林業担い手支援事業費補助金を実施する予定であります。来年度は、交付額の111%となる予定でありまして、6,023万2,000円を事業に充当する予定であります。
森林環境譲与税の活用方法に苦慮している森林面積が少ない市町村もあるようでありますが、岩手県内の市町村はしっかりと事業化され、盛岡広域管内の市町も来年度は森林環境譲与税の交付額に対する事業化率は100%を超えていると伺っております。
今後も森林所有者や林業事業者の皆様の声を聞きながら、森林環境譲与税を有効に活用してまいりたいと考えているところであります。
なお、このほかのご質問につきましては教育長から答弁がございますので、以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤 剛君) 教育長。
(教育長 星 俊也君登壇)
〇教育長 星 俊也君 私からは、大きな2点目、行政が行っている各事業の有効利用についての2つ目、スクールバスの日中の有効な使い道についてのご質問にお答えします。
市では、遠距離通学の児童生徒の安全な通学手段を確保するため、西根地区、松尾地区、安代地区それぞれにおいて、異なる形態でスクールバスを運行しております。この遠距離通学の対象となる児童生徒は、田頭小、平笠小、平舘小を除く全ての小中学校におり、今年度の合計は238人になります。
議員お尋ねのスクールバスの日中の有効活用についてでございますが、現在もスクールバス運行規程に基づき、児童生徒の通学に支障を及ぼさない範囲内で社会科見学やスキー教室等の学校行事に対応しており、また学校行事以外にも保育所行事や公共的な利用として特に必要と認める場合には、スクールバスの使用を承認しているところであります。令和3年度の実績といたしましては、登下校以外の学校行事に係る運行は328件、学校行事以外は97件でございます。この件数は、新型コロナウイルス感染症の影響により、例年より少ない件数となっております。
スクールバスの空き時間の有効活用につきましては、学校の変則的な下校時間を踏まえ、各種学校行事への運行のほか、社会情勢や教育を取り巻く環境の変化に対応していく必要があります。
いずれにいたしましても、スクールバス運行において最も優先すべきは、児童生徒の安全な通学手段の確保でありますので、その上でどのような活用ができるのか、今後も取組を検証してまいります。
以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(教育長 星 俊也君降壇)
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 それでは、順次再質問に入っていきたいと思います。
その前に、実は私議員になって初めての一般質問でこの問題を取り上げました。言ってみれば、私がずっと考えていた持論でございまして、私が議員としてやるべき最終テーマと言っていいぐらいのことだと思っております。ぜひこの計画は、ちゃんと本当に有効に利用していただきたいと思います。
いろいろとちょっと前置き長くなりますが、やっぱり我々田舎というのはどんどん人が減って、若い人は特に都会へ、都会へと流れていきます。客観的に見て、都会のほうが生活しやすい、やっぱりそういうのがあると思います。特に寒いし、雪も降るし、何をやるにも不便だし、買物へ行くといったって車で30分も走らなければ行けない、そういう状況にある中で、やっぱり都会というのは遊ぶところもいっぱいあるし、交通は電車、バスも5分ごとに来るし、本当に客観的に考えてみれば、そっちのほうがずっといいわけでございます。
そういうわけで、ただ我々としてもそれで黙っているわけにはいかないので、いろいろ考えた結果、決して勝ち負けではないのですけれども、この再生可能エネルギーが我々田舎が都会に勝てる唯一の方法ではないかなと思っております。特に我々八幡平市には、地熱がございます。大変有効な、全国の田舎と言われる各市町村の中で本当に有利な条件であると思います。ぜひこれをどんどん利用して、大きく利用して、活性化につなげていきたいなと思っております。
現状では、生み出した電力を、送電インフラの関係から、やっぱり東北電力が持っている送電網を利用するしかないというような現状でございます。そういった中で、久慈市なんかは、もちろん通常パターンとして、そういう感じでこういう電力会社をつくって、岩手県では唯一稼働しているわけでございますが、普通に考えて東北電力を間借りして電気を送電しているという状況でございますので、当然東北電力にそれだけのインフラ使用料を払って営業しているわけです。なので、普通に考えたら、それでどうして安くなるのだろうかと。東北電力は、当然使用料を取るに当たっていろいろ考えて、全部減価償却から何から何まで考えて、かなり高めに自分たちが損しないように設定するはずなのですけれども、なおかつそういうのを払ってまでも東北電力より少し安くできるというのは、これはどういうことなのか。分かる方、ちょっと一言お願いします。
〇議長(工藤 剛君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
先ほど市長の答弁にもありましたけれども、電力の小売全面自由化の平成28年のときに、私あの当時総務課の課長補佐で庁舎の電気とかを担当しておりました。そのときに新電力会社の方から聞いたお話だと、新電力会社に移行するメリットがあるというところは、要は基本料金のところを下げて、日々の使用料についてはそんなに東北電力と変わらないよと。なので、年間通して電力を使うようなところよりも、例えば体育施設みたいな、冬場はあまり使わなくて夏場使っているところとか、冬場あまり電力を使わないようなところは、要は基本料金の分でメリットがあるという話を聞きました。
何で一般家庭の低圧のほうにはという話をしたところ、要は基本料金を大幅に下げることができないとなると、一般家庭のメリットがあまりないので、電力会社としてもなかなか手を出しにくいということで、今の現状でも多分一般家庭向けというのはあまり請け負っている業者がないのではないのかなと、ちょっと詳しく調べたわけではないので、ないのではないかなというふうには思っているところです。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 なかなか難しいというご答弁でございましたが、なおかつ例えば我々本市の場合は、地熱とか風力とかで生み出した地元でつくった電気をそのまま地元になるべく安く供給するというのが一番PR的にも非常に効果的だし、使うほうも少しでも電気料が下がるのであれば非常にいいことだと思います。やっぱりあくまで地元がつくった電気を地元で使うという、地産地消というようなイメージです。結局東北電力のインフラを使うということは、仙台の火力も全部ごっちゃになって、実際こっちでつくった電力は売っているだろうかもしれないけれども、その電力は全部ごっちゃになって、どこでつくっている電気かは分からないわけですよね。そうすると、やっぱりそういう電力の地産地消というイメージ非常に薄くなってしまうのではないかなと思っておりますが、そこら辺はどうお考えでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 まさに目指すべきところは、今羽沢議員がおっしゃった地元でつくった電力を東北電力等に売電せずに、そのまま地域の人たちに使っていただくということが一番のメリットがあるものと、そして例えば東日本大震災のときにあったような大きな停電等にも直接地元で売電できるような形になれば、送電できるような形になれば、そこの解消も図られるという意味では、まさに究極的にはそこを目指すべきものというふうには思っています。
ただ、やはりそこはFIT、いわゆる固定価格買取制度の下に、地熱発電は太陽光、風力に比べて非常に有利な価格で東北電力に売電をすると。その価格の優位性から、今の地熱発電の事業者さんたちはそこに取り組んでいるわけでありますので、やはり地産地消で直接電気を送電するということは、現状では不可能だというふうに思っています。
ただ、電力の購入といいますか、地域新電力の仕組みといいますのは、例えば八幡平市が目指す地域新電力の会社を設立したときに、その地熱の電力だけを購入しようとしても、今のシステムですと、発電会社からその分だけを直接購入するということにはならなくて、やはり市場があるわけであります。その市場は、先ほど議員おっしゃったとおり、地熱もあれば、火力発電もあれば、いろんな電力がプールされて、そこから売電されるというような形になるわけでありますが、ただ入り口のところと出口のところで、まずは八幡平地熱発電所が例えば1,000キロワット発電しましたと。出口のところで、1,000キロワット売電会社が非化石化の証明書を基にそれを使っているのだということでやりくりしているのが現状でありまして、繰り返しになりますが、そのプールの中にはいろんな電力が混じっておるのですけれども、その入り口と出口で調整しているというような状況。そういったことで、実は地熱だけの電力を使っているといっても、全ての電力が市場の中で取引で価格が決まるわけでありまして、地熱だけ使うといっても、やはり別な化石燃料が上がれば一緒に上がっていくという、そういうシステムになっています。
ですから、現状では全国での地域新電力の会社も、先ほど700でしたか、あるという話がありましたけれども、どこも経営が苦しくて、潰れているというようなところもあります。その中で、先ほどご紹介あった久慈の電力会社は、かなり苦境の中でも健闘しているというようなことは伺っておりますので、現状で地域新電力を立ち上げるというのは、状況的には非常に厳しいものであるというのは認識しておりますので、うまく回しているところの経営状況を参考にしながら、来年度から本格的に取り組んでいきたいというふうに思っております。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 現状では非常に厳しいというのは分かりました。ただ、いろんな方法があると思います。だから、市内でも特に大きな事業所さんとか、そういうところに自前で線を引っ張って自前で供給するというのは、ごくまれなケースとして検討をしてみた、特に安比なんかは本当に電気代が1.5倍、場所によっては2倍ぐらいに現状なっていますので、うちのほう、私事で非常に恐縮なのですが、毎月十一、二万円のやつが、先月は十八、九万円までいきました。なので、本当に電力高騰というのは、もう国民生活に大変な負担を強いているなというのが現状でございます。だから、安比なんかは独自に線引いてみて、変電設備とかそんなのは要るだろうけれども、あるいは市役所とか、そのぐらいでしたら試験的にやってみてもいいのではないかなとは思いますが、いかがでしょう。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 お答えいたします。
今のご質問のお答えになるかどうかというのは、ちょっと直接的にお答えにならないかもしれませんけれども、例えばいわゆるデータセンターとか、1か所で大きな電力を使うといったところが八幡平市にまず来たと、あるいは八幡平市の地熱発電で発電した電力と契約するといったときには、やはり大きなメリットがあると思います。1か所だけで、例えば松尾八幡平地熱発電所の発電量ぐらいのものでも足りないぐらいの、そういうデータセンターが来れば、そこではもう契約が1つでありますから、大きな利益を上げることができるというふうに思います。そういったようなことであれば、議員おっしゃったとおり、直接結んで売電するということも実現性は高いかなというふうには思いますが、繰り返しになりますけれども、地熱発電を立ち上げるときには、やはり現状では固定価格買取制度、FITで、例えば1キロワット当たり40円というようなことで、全量を東北電力に売電するということから事業がスタートしているのが現状でありますので、なかなか難しいかなというところがあります。
一方で、いろんな企業さんとお話しする機会があります。東京でも私たちが企業誘致の宣伝をするときには、当然この地熱発電の電力が使えるよというようなことでアピールをするわけでありますが、企業さんのほうでは、価格というよりはやはりゼロカーボン、カーボンニュートラルの取組を進めていかなければ、世界的に信用される企業になり得ないというようなことで、日本の企業も欧米に追いつけ追い越せということで、この分野にはどんどん取り組もうというような機運が聞こえてきます。そこには、やはり価格だけではなくて、少し高くても、そういうカーボンニュートラルの取組によって企業全体の価値を上げていくのだというようなことが言われておりますので、そこの動向も情報を仕入れながら、にらんで考えていければなというふうに思っております。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 何とかそこら辺を考えていただきたいなと思っております。
実はこの間、盛岡広域の議員研修というのがありまして、その中で盛岡の議員の方々と、ちょっと飲みながらですけれども、この話をしました。では、ぜひ八幡平市だけではなくて、盛岡広域でやろうよと、盛岡広域で考えてみてはどうだろうかと。まず、取りあえず最初は安比とか、そういう大きなところに直接線を引っ張って、どうのこうのというところから考えていくのでしょうけれども、盛岡も盛岡で当然お金もかかることなので、やっぱり広域的な何かそういうのをつくって考えてみていったらどうかなというお話をいただきました。この件に関してはどうでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 盛岡広域圏の連携中枢都市圏での協議の中で、そういった議論があったというのは承知しています。そして、今の連携中枢都市圏ビジョンですか、その中にも項目……ちょっと確かなことは言えないのですが、そういった検討の結果、記載があったというふうに思っています。
ですから、議員おっしゃるとおり、盛岡広域で再生可能エネルギーに取り組むということは非常に有効であるというふうには私も思っていますので、その中でどの程度議論を深めていけるのか、そこを考えていくための一つのモデルとしては、いわゆる久慈とか県北のほうで広域で再生可能エネルギーに取り組んで、横浜市でしたか、電力を送電しているという事例があります。そういったようなことも、広域としてはいろいろ事例を見ながら検討していく価値は十分にあるというふうに思っているところであります。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 よろしくお願いいたします。
では、次の質問、大きな2番の質問に行きたいと思います。コミュニティバスです。安代から西根まで、市立病院とかを結んでいるバスが、県北バスさんがやっているのですか、ありますけれども、週に2回ぐらいしか往復便が出ていないという状況でございます。それはそれでいいのですけれども……。
すみません。ちょっと話が前後して申し訳ないです。物資の話です。物資の輸送の話。昨今JRさんでも、新幹線で東京に物を届けるという事業をやっております。私も二、三回それに参加したことがありますが、それと同じで、現状は週に2回、安代から例えばリンドウとか、うちのキノコもそうですけれども、道の駅さんとか、市役所はあまりあれかもしれないけれども、例えば大更の顔づくりができたら、そういったところに、1日1往復であっても、荷物搬入するにはすごく有効な手段だと思うのです。そういったものが何とか検討できないかなと思っております。何か運送法とか、いろいろ面倒くさい法律があるのであれば、それはそれで考えていかなければいけないと思いますが、実際何か支障とかそういうのがあるのでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
貨客混載事業ということでご提案をいただいていると思います。これについては、議員ご指摘のとおり、コミバスの利用者が年々減っている中で、コミバスの有効利用という点では非常に有効な手段の一つだということは認識しております。これについても、今後いろんな面でこの可能性については議論していかなければならないと思います。困難ではないかなということでは、市長答弁でも申し上げたとおりでございます。
ご提案をいただいた新幹線の件は、それぞれ運送業者と新幹線のスピードのメリットがあってのことで、これが成り立っているものと、すぐに物が届くというようなメリットがあっての事業化になったものと思います。今回コミバスを利用した貨客混載事業をもしやるとした場合に、そのメリット、コミバスを利用した荷物を運ぶことのメリット、コミバス側のメリットだけではなくて、荷物を運ぶ側のメリットも当然提供しなければならないものと思います。そこら辺のメリットが提供できるかどうかも検討が必要かと思います。
そもそもコミュニティバスは、人を運ぶためのものが第一の目的でございますので、今後来年度に関しては計画の策定がございますので、それに伴って調査検討が密にやられることになります。まず、利用者が増えることを念頭にコミバスの在り方を検討して、それに副次的に貨客混載ができるのかどうかも併せながら検討してまいりたいなと思っております。
以上です。
(「支障があるか」の声あり)
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 支障があるかの質問でございますが、他市町村では貨客混載事業をやっているところもありますので、ちょっと私も経緯は存じ上げないのですけれども、今の段階ではできるものかなと思います。ただ、そこのやり方、そのメリットについて、検討は必要かなと思っております。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 検討するということでございますので、例えばアンケート、各事業所さん、西根、松尾、安代のそういった物を動かす事業所さんにアンケートを取ってみて、実際に利用するのか、できたら利便性がよくなるのかということまで、取りあえずアンケートか何かでちょっとやってみたらいかがでしょうか、どうですか。
〇議長(工藤 剛君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 それについても検討させていただきたいものと。あとは、ちょっと先ほどの答弁に漏れてあったのですけれども、荷物を運ぶという点では荷物を運ぶ事業者さんもございますので、あくまでも民業圧迫にならないところも踏まえながら検討していかなければならないものと思っておりますので、よろしくお願いします。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 よろしくお願いします。
では、2番のスクールバスでございます。実際日中や休日も学校行事のために結構動いているよというお話でございました。ただ、やっぱり動いていない日も結構、例えば土曜、休日とかあるのは確かでございますので。実はある人から、安代の新町地区ですけれども、もうスーパーが今月いっぱいで終わるのだと、閉めてしまうのだと。そうしたら、車のない年寄りたちはどこへ買物に行けばいいのかというお話がございました。週2回県北バスさんがコミュニティバスとして運行しているわけでございますが、週2回だとちょっとやっぱり……例えば土日だけでもスクールバスを利用してできないのかなというようなお話をされました。そこら辺に関してはいかがですか。
〇議長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
まず、体制からいいますと、土日もということになりますと、いずれ松尾地区は市の職員がやっているということで、その勤務体制、あるいはほかの地区に関しましても委託で出しているわけでございますので、職員体制のほうがどうなのかというのが1つ。
もう一つは、やはり白ナンバーの車ですので、ほかの一般乗客を乗せての運行はできないということで、学校行事以外にも使っていると言いましたが、まず市の事業であるかとか、社会教育団体の事業であるかとか、そういう条件がありますので、一般的に誰でも乗れるような使用はできないというふうに認識しております。
以上です。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 これも提案なのですが、例えば敬老会がだんだん年間縮小されております。その中の原因の一つに、やっぱりバスの送り迎えというのもあると思います。もしできるのであれば、スクールバスで敬老会等の送り迎え等も考えてみてはいかがでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 教育総務課長。
〇教育総務課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
前のように敬老会が大きな地区で集まってということであれば有効的だと思いますが、例えば行政区ごとに、町内会ごとにということであれば、当然人数も少ないでしょうし、あるいは台数がそもそも足りないと、同じ時期に集中しているということで、今の敬老会のやり方であれば、ちょっと対応は無理であるというふうに思っております。
以上です。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 ぜひ検討を続けてほしいと思います。
次の森林環境譲与税、私森林環境贈与税と書いて怒られましたが、譲与税でございます。今までは国からの配分の規律というか、それが人口割だったというようなお話をいただきましたが、今まではそれでよかったのでしょうか、どうなのでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 農林課長。
〇農林課長 佐々木 仁君 お答えいたします。
森林環境譲与税の全国の自治体への配分に当たっての基準といいますか、今検討はされているようですけれども、現在の基準とすれば、私有林の面積がその市町村に幾らあるかといったのが一つの基準、あるいは人口割といった基準が1つ。あと、もう一つは、たしか林業事業体の数といったような3つの基準で配分されておるところでございます。
したがいまして、現在の配分の状況では、例といたしますと首都圏の大規模な100万人規模の市のところは、人口は多いけれども森林が少ないといったところには、人口が多い分だけでも譲与税のほうが一定額が配分になるといったようなこともございますし、私有林が少ない田園地帯のようなところだと、その分でのメリットが少なくて、そもそも交付額が少ないといったような、そういうアンバランスな面もあると。そういったところで、活用がなかなか何に使ったらいいものかということで、全国的にはそれぞれの市町村で議論されているかと思うのですけれども、今現在はそういった基準で配分されておるということでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 すごく単純に疑問に思います。どうして森林環境なのに、人口関係あるのやと。何でそこに人口を考慮した配分方法が考えられるのか、ちょっと私理解に苦しむのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
この森林環境譲与税の原資が当初の予定よりも前倒しして、原資を国が銀行からお金を借りて配分を始めたということになります。もともとの原資が災害復興の住民税に上乗せ分が、たしか今年度か昨年度か来年度かで終了するのですけれども、それが引き続き森林環境譲与税に充当されるということになりますので、そうなった場合にいろんな広範囲の方から納めていただいた税金を要は国としては分配しなければならないという、多分そういう考え方から人口割というのが当然入ってきたものと、すみません、これは推測ですが、多分そういう考えだと思います。
以上です。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 原資は、国民一人一人がお支払いいただいた税金になるわけですけれども、そういう考え方というのもあるかもしれないですけれども、現状は、例えばふるさと納税なんかは、東京に払うべき税金をわざわざ田舎に納付しているわけですよね。だから、そういうことを考えてみれば、この森林環境というのは、そこで暮らす人だけではなくて都会で暮らす人たちにもかなりの影響を及ぼすと、そういう話でございます。なので、当然森林の多いところにいっぱいお金をつけるというのが普通の考え方ではないかなと思いますが、先ほどだんだん見直しをしていくようだというお話がございました。今5,000万円ぐらいですか、見直しかかって、大体どれぐらいまで増えていくのか、そこら辺見当はついておるのでしょうか。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 これから見直しがかかって、どこまで配分が増えていくかというところについては、まだ分からないわけでありますが、人口割もあるというのは、私が聞いているところによると、いわゆる都会でも木材需要を高めて、そして林業振興につなげていくのだというようなことも人口割の考え方にはあるような話はありました。
ただ、スクリーンにありましたとおり、都心部では当然使い道がないといいますか、利用率が低いということで、定期的に岩手北部の森林管理署長さんとも意見交換をしておりましたけれども、できるだけといいますか、自治体の利用率を上げていただきたいということは、全国の森林管理署等を通じて各自治体に要請はしているというようなことでありますが、やはり伸びていかないと。これは、当然森林がない都市部はなかなか使い道がないということだと思います。
ですから、意見交換の中では、森林管理署のほうでも配分方法の見直しというのはしていかなければならないというような認識もありましたので、我々としても、直接的に市長会とかを通して森林環境譲与税の配分方法の見直しというのは、一部出ているところはあるのですが、ただ自治体間での取り合いのような様相を呈してしまえば、これもまた難しいところもあると思います。我々は、地元の森林管理署等と地元のいわゆる国の機関を通じながら意見交換をして、そこの見直しを図っていただきたいという話は常々しておりましたので、多分遠くない時期には見直しがかかってくるものというふうに思っております。
〇議長(工藤 剛君) 5番、羽沢寿隆議員。
〇議員 羽沢寿隆君 スクリーンに映っているとおり、全く手入れされていない、枝打ちも間伐も何もされていない、かなりそういった林が市内至るところにあります。非常に見ていてもみっともないし、結局これ薪かパルプにしかなりません。こういう状態の山が至るところにあります。答弁の中で、森林の補助のいろんな使い道があるのだということでございましたが、もしこの譲与税が増えていくようであれば、こういった全く手入れされていないところの補助、下刈りとか間伐の補助に何とか考えていただきたいなと思っております。
こういった制度は、やっぱり末端の我々市町村から声を上げていかないと、なかなか上のほうに届かないというのがございますので、市長にはますますそういった面で頑張っていただきたいなと思っております。
以上で終わります。
(議員 羽沢寿隆君一般質問席降壇)
〇議長(工藤 剛君) これで羽沢寿隆議員の質問を終わります。
ここで昼食のため13時00分まで休憩します。
(12時00分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(13時00分)
〇議長(工藤 剛君) 引き続き一般質問を行います。
通告順位3番、渡辺義光議員。
(議員 渡辺義光君一般質問席登壇 ※プロジェクター使用)
〇議員 渡辺義光君 議席番号12番、市民クラブの渡辺義光でございます。さきに通告しております2項目6点について質問します。
1項目め、2023年に行くべきMORIOKAと連携した誘客戦略についての質問に当たり、60年前に私は盛岡に3年間住んでいました。盛岡の魅力と現地、現物に触れて感性をよみがえらせ、体感するために、タブレット端末を携えて2日間歩いて現地を散策し、写真撮影と調査をいたしました。
それでは、質問に入ります。2023年に行くべきMORIOKAと連携した誘客戦略について伺います。アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが「2023年に行くべき52カ所」に、ロンドンに次いで2か所目に盛岡市を選出しました。日本では、ほかに夜の屋台で様々な料理を楽しめる福岡市を19番目に取り上げています。
盛岡は、「歩いて回れる珠玉の街」と評価され、発表後国内外の観光客でにぎわいを見せています。盛岡を寄稿したアメリカ出身のライター、クレイグ・モドさんは、「盛岡は街から元気を感じた。隠された宝石だ。日本の街の原形のようなイメージを受ける。歴史や文化、教育や人々の暮らしが街の土台になっている」と述べています。令和5年1月14日と29日の岩手日報記事抜粋です。発表以来、ユーチューブの視聴回数は、連日うなぎ登りの状況です。
質問1点目、国際都市、交流人口、国際ブランド力の向上を目指す当市としては、誘客の千載一遇の好機であると考えています。どう評価していますか。
2点目、求心力、吸引力が上昇中の盛岡市と連携し、国内外からの観光客誘客や教育旅行など、相乗効果を目指すべきと考えます。見解を伺います。
3点目、ラインアプリや交流サイトを生かし、ハロウスクール安比や国立公園などの地域の魅力をどう情報発信していく考えですか。
2項目めは、2月6日にサンセール盛岡で開催された盛岡市政調査会研修会で、「日本の食料安全保障のゆくえ」と題して講演された紫波町出身で明治大学農学部教授の作山巧氏の講話を基に、世界的な食料危機が叫ばれている中で、江戸時代や昭和初期の大凶作や飢饉等を乗り越え、飽食の時代とも言われる現代に命をつないでくれた村の先人たちの行き方を検証し、餓死供養塔などの地元の石造文化財から学ぶ身近な食料事情について考え、伝承していきたいとの思いから質問に至ったものです。
それでは、質問に入ります。餓死供養塔などの調査と市指定文化財の指定について伺います。日本の食料の半分以上が輸入品であるにもかかわらず、台所などの食べ残しや手つかずの食品が毎日大量に廃棄処分されています。元禄、宝暦、天明、天保を盛岡藩の4大飢饉と呼んでいますが、この頃には3年に1回が凶作で、4人に1人が餓死したと藩の記録にあります。盛岡市では平成元年から、滝沢市では昭和42年から餓死供養塔をいち早く市の指定文化財に指定し、史跡巡りや郷土史教室で語り継ぎ、保存活動を積極的に行っています。
1点目、市内の餓死供養塔の存在場所、基数、保存状況及び餓死供養塔を市指定文化財に指定することについて、どう考えていますか。
2点目、子供のときから渋川の山の神の餓死供養塔を見て、聞いて、そして昭和9年大凶作を経験し、それらを教訓にして育った渋川、同開拓地区に岩手日報文化賞受賞の竹田清次郎、戦後の模範開拓地団長の日戸英雄、米作り岩手県一の日戸一郎の3氏の篤農家がいます。私は、偶然の出ではないと考えています。餓死供養塔は、地域の文化や歴史、食、命を伝える貴重な石造文化財であります。青少年等の学習にどう取り入れていく考えですか。
3点目、昭和9年の大凶作時に、昭和天皇の下賜金を基に建設された恩賜の郷倉が市内に数棟あります。現況について伺います。スライドを幾らかお見せして、それに基づいてご答弁お願いいたします。座って説明します。
岩手山と北上川の絶景です。
上の橋です。
消防屯所です。紺屋町。
岩手銀行、国指定の重要文化財です。
八幡町です。
八幡宮です。ここでは、外国人の方に宮司さんが神社での拝礼の仕方を教えていました。
これは野の花美術館です。
これは、夕顔瀬橋近くにあります餓死供養塔です。ファイルは、大きさを表すために国体でもらったものを立てていますが、大体大きさ、高さが分かると思います。
これは、十六羅漢です。茶畑にあります。これも餓死した人たちを供養するために祭った16体の羅漢さんです。
これは、渋川山の神の餓死亡霊供養塔です。この標柱は、大更コミセンから働きかけて作ってもらいました。
これは、為亡霊供養塔です。大きさを示すために、ここにスケールをつけてみましたが、渋川の先ほど言った3人の方もここの山を拝み、そして伝えながら一生懸命頑張ったという貴重な餓死供養塔です。
これは、松尾の鷲連寺の餓死供養塔です。
これは、配付していますが、そこの椛沢の大橋です。川に死体を捨てたそうです。これもスコップの高さですから、大体の高さと大きさが分かるために、こういう測量した写真を載せています。左は、そこで亡くなった方です。この下のほうに注目していただきますが、皆さんにも資料配付しているでしょうか。課長の皆さんです。こちらにはタブレットに入っています。これは非常に宗教的、文化的、芸術的に貴重な供養塔で、今あそこ、大橋の工事していました。右のほうは、おばあちゃんが手を合わせて口にやって、右向いてお経を唱えています。正面は、おじいちゃんがつえをついて立っています。左は、子供が合掌しています。おじいちゃんが「さようなら」と子供に言って、これらの人たちを、もう一人ここにいるのですが、私は前にも取り上げて、フットパスのコースとか何かにしてくれということでしたが、今工事中ですけれども、外れていましたが、ぜひこれを見ていただいて、なるほど、この像の叫びが私には聞こえます。「なぐさむ地蔵」と私は話し、名前がなかったそうですから、拝むと慰められる、そういう意味でこれが貴重な、ここから500メートルですから、行ってぜひ見るように、私は前にも話ししましたけれども、見た課長さんたちもあんまりいないと思いますので、ぜひこれらを大事にして、川から子供、亡くなった人を赤川に捨てたという由緒のある大事な、県下でも芸術的、彫刻的、宗教的、そういうような大事な石像です。
これは、3人の今言いました岩手県の模範開拓地をつくりました日戸英雄団長さん、家族の方が寒いだろうと思って、オーバーを着てサングラスかけてマスクしていましたが、岩手県の代表的な戦後開拓の模範地で、国会議員、県知事も神社の祭りには参列していました。
これは竹田清次郎さん、岩手日報文化賞を受けた方です。これも非常に農業の歴史を知るため、昭和三十何年でしたか、そういう方がいらっしゃっているのです。こういう方も餓死供養塔を見ながら、教訓にしながら、どうしようという自分の貧農、あるいは痩せた土地を開拓して、こういうような文化賞なり、あるいはリーダーになっているのです。
これは、郷倉の話ですが、中村の郷倉で、西根に1軒、1棟しかありません。松尾にもらしきものがありますが。
これは、松木田、多分安代の職員の皆さんはここの前を通っているのですけれども、安代に行って聞きましたところ、何だか分からないで小屋だと言っていましたが、そういうような状態なのです。
以上、話が下手なので、映像を使って説明しましたが、次は再質問のときに話ししますので、ご答弁をお願いします。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
(市長 佐々木孝弘君登壇)
〇市長 佐々木孝弘君 渡辺義光議員のご質問に順次お答えしてまいります。
まず、大きな1点目の2023年に行くべきMORIOKAと連携した誘客戦略についてのお尋ねでございます。初めに、1つ目の国際都市、交流人口、国際ブランド力の向上を目指す当市として、どのように評価しているかについてでございますが、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」にロンドンに続く2番目に盛岡市が紹介されたということで、多くの報道により注目されているところでございます。
盛岡市の選出の要因につきましては、混雑を避けて歩いて楽しめる美しい場所で、山に囲まれ、幾つもの川が流れる豊かな自然があり、盛岡城跡公園や岩手銀行赤レンガ館など、和洋折衷の伝統的な建物が並ぶまちとして、東京から新幹線で約2時間の距離にあることなどが挙げられ、盛岡市が魅力あるまちとして広く紹介されたところでございます。
盛岡市では、選出を契機に観光情報などを求める盛岡市役所への問合せが急増するなど反響を呼んでおり、訪れた外国人の受入れ態勢の強化をはじめ、様々な対応に追われているとも報道されているところであります。
当市では、ハロウインターナショナルスクール安比ジャパンの開校を経済効果の契機とし、国際都市、交流人口、国際ブランド力の向上を目指すため、グリーン期やファミリー向けのコンテンツ開発、海外ファミリー層への発信等、富裕層受入れに見合う価値の創出の取組を目指しているところでございまして、今回の盛岡市の選出につきましては高く評価するとともに、当市においても誘客の千載一遇の好機であると捉えているところでございます。
次に、2つ目の求心力が上昇中の盛岡市と連携し、国内外からの観光客誘客や教育旅行など、相乗効果を目指すべきについてでございますが、現在の盛岡市との連携につきましては、盛岡駅新幹線南口改札にあるいわて・盛岡広域観光センターでの当市の観光案内、盛岡バスセンターでの観光パンフレットの設置、盛岡・八幡平広域観光推進協議会をはじめとした情報発信やイベントの開催等、広域による連携を実施しているところでございます。
当市においても、徐々にではございますが、訪日外国人観光客の受入れが目に見える形で本格的になってきており、海外のスキーヤーをターゲットとした北東北共通リフト券つきのツアーの取組は、アメリカからの多くのスキーヤーを集客することができ、八幡平エリアでのインバウンドの拡大に期待ができる成果となっているところでございます。
これまでコロナ禍におきましても事業を展開してきましたインバウンド誘客事業と併せ、盛岡市や広域エリアでの情報発信や受入れ態勢の強化など、関係機関と連携を強化し、引き続き観光需要の回復を重要課題として取り組んでまいりたいと考えております。
次に、3つ目のラインアプリや交流サイトを生かし、ハロウスクール安比や国立公園などの地域の魅力をどう情報発信していくのかについてでございますが、いわゆるSNSを活用しての情報発信といたしましては、市の公式ラインを活用したイベント等の情報発信や、移住、定住情報サイトのはちまんたい通信、インスタグラムによるハチクラウェブなど公の情報発信だけはなく、八幡平DMOによる繁体字、英語でのフェイスブック活用、市内事業者によります情報発信などもそれぞれ行われているところでございます。
また、市観光協会のホームページでは、八幡平の自然情報がリアルタイムで見ることができ、八幡平市の魅力を十分に発信できているものと認識しており、引き続き情報発信ツールを活用した地域の魅力発信に努めてまいりたいと考えているところでございます。
次に、大きな2点目の餓死供養塔などの調査と市指定文化財の指定についてのお尋ねでございます。初めに、1つ目の餓死供養塔の現状についてでございますが、江戸時代の飢饉による餓死者に関する石碑は、西根地区では田頭東慈寺に3基、渋川山の神神社に1基、田頭間羽松に飢饉に関するものと思われる石碑が1基ございます。また、松尾地区には鷲連寺に2基、野駄の公葬地に飢饉と関係があると考えられている行人塚と呼ばれる石碑が1基ございます。いずれの石碑も保存状況はおおむね良好に保たれております。
これらは、かつて度重なる凶作と飢饉により犠牲になった多くの人々の供養のために建てられたもので、私たちの祖先の苦難の歴史を物語る貴重な史跡であります。今後市の文化財保護審議会等において、これらの石碑の保護や文化財指定の方針等につきまして議論をしてまいりたいと考えております。
次に、2つ目の餓死供養塔を青少年等の学習にどう取り入れていくのかについてでございますが、飢饉につきましては、平成30年に市博物館で「飢饉を生きる」と題して江戸時代の4大飢饉をテーマに企画展を開催いたしました。そのときに収集、整理した資料やデータは、学習教材として活用できると考えておりますので、教育委員会や関係課と連携し、市内各学校での出前授業やコミュニティセンターでの青少年教育事業などに生かしてまいりたいと考えております。
次に、3つ目の恩賜の郷倉についてでございますが、恩賜の郷倉とは、昭和初期に起きた連年にわたる冷害、凶作に対処するため、穀物を蓄えておく備荒施設として、当時の内務省が天皇陛下からの下賜金と国費を合わせて東北の農村に設置したものでございます。市内でも昭和9年から10年頃にかけて各集落に郷倉が建てられ、地域の管理組合により運営をされておりました。
その後、27年頃には役目を終え、ほとんどの郷倉が農協や土地所有者などに払い下げられ、以降は個人等の倉庫や物置として利用されてきたものであります。木造建築であり、既に建築から90年近くが経過しているため、腐食、損傷が進み、現在ではそのほとんどが取壊しを余儀なくされております。
東北地方での郷倉の活用事例を見ますと、宮城県山元町で郷倉を近代化遺産として倉の内外にパネルなどを設置し、地域住民に東北大凶作の歴史を伝える施設として活用した事例がございます。
現在市内の郷倉は、西根地区に1棟、安代地区に5棟残っておりますが、損傷の激しいものや大幅な改修により建築当時の形が分かりにくいものがほとんどで、また個人所有となっているため、建物自体を保存、展示活用することは難しいと考えておりますが、冷害に対する災害の知恵を継承し、現代に生かす工夫を教えてくれる貴重な文化財でもありますので、記録保存、博物館での写真展示等、活用に努めてまいりたいと考えております。
以上で私の演壇からの答弁とさせていただきます。
(市長 佐々木孝弘君降壇)
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 行くべきMORIOKA発表後に、市のユーチューブとか、あるいは問合せとか、情報とか、そういうような反響をどのように感じているかをお伺いします。
また、この行くべき52か所については、私調べ切れませんで、事務局から助言をいただいて52か所を調べてみました。ぜひこのことについても、これからしますが、1点目の市内の反響も。盛岡に昨日も行ってきましたが、すごく店も繁盛していましたし、活気がありました。影響をどのように感じているのか、その影響をどう伸ばすのか。そして、盛岡にもシャトルバス等を運行しているわけですが、その辺の3点について、これからの盛岡と連携した取組の強化についてお伺いします。
〇議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
まず初めに、反響ということで、先ほど答弁でもございましたけれども、このニュースが出るや否や、盛岡市の観光関係の方々がすぐさま取材を受け、報道されているということは周知の事実かと存じます。また、先般全国放送であります日曜日の朝の情報バラエティー番組でも、ハロウスクール校と併せて盛岡市が取り上げられているということで、非常に多くの反響を受けているということは感じておりますし、私も先般先ほど答弁にございました盛岡駅の南口にあります案内所の所長さんともお話をしてまいりましたが、やはりその反響は大きく、問合せは増えているということでございました。
具体的な数字というところまでは押さえ切れておりませんが、例えば案内所でございますけれども、コロナ前であれば年間4万人ほどの案内をしておるところでございまして、多くが盛岡市の案内ではございますが、次いで雫石、八幡平市の両市町が問合せとして多いということは伺っておるところでございまして、先般のセンター長のお話では、スキー客として行きたいというような問合せも確実に増えているということは、体感といいますか、痛感しておるところでございます。
さらに、バスの移動ということでございますけれども、案内所のお話によりますと、やはり盛岡駅構内にある案内所でもございますので、次の移動手段の要望もお問合せとして多いということは確認しておるところでございまして、現在夏期、夏の間走らせております有料での盛岡駅西口から八幡平温泉郷、安比高原までの宿泊施設に行く有料シャトルバスに加えて、冬期間も運行しておりましたので、若干、急激に増えたという感じを受けてはおりませんけれども、引き続きこういった案内を深めて、利用につなげていければというふうに考えておるところでございます。
最後、3点目、連携ということでございますが、冒頭申し上げましたように、観光案内所との連携は引き続き行ってまいりますし、答弁中ございましたいわゆる「モリハチ」と呼んでおりますが、盛岡・八幡平広域での協議会による首都圏でのイベント、コロナ後に4年度は2回ほど実施をさせていただいております。引き続きこういった首都圏へのPRということも連携を深めてまいればというふうに考えておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 ゆうべまで質問を考えましたが、今朝この記事が出て、私が議員になってライフワークにして13年間取り上げた人づくり、観光、文化財については、これに集約されていました。今回の観光振興、あるいは文化財についてもこれに集約されると思いますので、この新聞をちょっと読ませていただいて、13年間の私の主張はここに尽きる、言い得て妙なる表現をしています。読ませていただきます。これは、八幡平市出身で市の博物館の臨時職員もやった方で、現在東京国立博物館の学芸員の野中昭美さんだそうです。
野中さんは、「そこにしかないものを総合的に表すのが文化財だ。文化財を残そうという力がある地域だから、復興ができる。その力は、まねごとでは働かない。観光は、光を観ると書く。地域で光るものの一つが文化財だと思う。それを伝えていくことは、新しいことを巻き起こすよりも大きな財産となり、活性化につながる。人づくりだ。ものを残しても、そこに人の介在がないと、あってないようなもの。文化財に関わり得る人として、所有者、地域の人々、学芸員の存在を挙げる。特に学芸員は、魅力ある地域づくりのキーマン。全国的に正職員が少ない現状に歯がゆさを感じている」、先ほどの同僚議員と全く同じ質問でした。「記憶は、組織ではなく人に蓄積される。継続性があって初めて地域のデータベースになれる。文化財のポテンシャルを最大限引き出し、地域を光で照らすための存在が学芸員であり、文化財行政職員だ」。
私は、13年間これを議会で何回も取り上げてきました。悉皆調査にも資する。私も取り上げていますので、「時間があれば、行って案内ぐらいはするよ」と文化スポーツ課長にも申し上げていましたが、これが私のライフワークであり、この1面にまとまりましたので、ゆうべ質問を考えたのがちょっと逆になりましたが、ぜひ最後にこのことについて市長からまとめていただきますけれども、これは最後です。
それから、資料ですが、行くべき52か所、私は議員になってから、28番のオーデンセ、デンマークに1週間行ってきました。それから、36番の台北、台湾に行ってきました。広域なり県全体で今度の観光振興も取組したいという意味ですけれども、29年の5月に市議会議長会、町村議長会で団員を募集して行ってきました。花蓮市、盛岡の友好都市ですが、盛岡単独で行っては、こういう紙面1面に取り上げてくれないそうです。岩手県内の市議会議員25人が行きましたので、震災復興、あるいは震災のときは200億円の義援金をもらったわけですが、こういう県、市、広域町村あるいは隣接町村と密接にして行くと、単独で行って観光宣伝するよりも効果があると思います。その辺、広域で取り組む、あるいは市でも3か国に行くと言っているけれども、議員でもいいし、一般に呼びかけて、県でも新しく補正予算取って全県的に盛り上げたいと、そういうような観点から、例えば岩手町でもいいし、あるいは花輪線を利用しながら大館でもいいし、鹿角、花輪でもいいし、そういうような連携をこれから深めていくと、新聞の1面に取り上げられるような情報になるわけです。盛岡市だけで行っていると、こういうふうに取り上げられなかったと盛岡の議長さんが言っていました。その辺の考えをお伺いします。
〇議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
大変申し訳ございませんけれども、台湾の事業に限って申し上げたいと存じます。これまで台湾への仕掛け、誘客につきましては、旅行博、いわゆる旅行代理店等が集まってPRをするような旅行博について出展をしてまいりました。現在市では、台北を中心にしておりますが、それまでは台中におきまして盛岡広域振興局が音頭を取る形で、盛岡広域で案内を、PRをしてきたという経緯もございます。
今議員ご指摘のとおり、これまでは旅行博という視点でございましたので、旅行博という視点におきましては、やはり事業者、関係者が中心となって行くべきものという考えは変わりませんが、今ご紹介いただきましたように、例えば日本でいうライオンズクラブのような現地の事業者の方々、あるいは現地との議員さんの交流という点におきまして、現地との交流を続けるという意味におきましては、皆さんに広くお声がけをして行くというのも一つの手段であろうかなと、今改めて思ったところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 このときは震災のお礼も、あるいは上京も兼ねて行ったのですが、これはあくまでも私の自分のポケットマネーで行ってきたのですから、公費は使っていませんので。このときは、盛岡市だけで単独で今まで行っているのですけれども、岩手県内の市町村議会の議員、県議会議長をはじめ盛岡市の議長が行きまして、地元の議員との交流とか観光関係者、教育関係者、新聞社との情報交換をして、岩手県がみんなで取り組んでいるのだよというのがこの紙面なのです。こういう向こうのメディアなり、そういうのを使って、単独で行けば、こういうふうに盛岡はできなかったそうです。ぜひその辺も強力に、私たちも呼びかけられれば行って、自費でいいですからと思いますし、幾らか補助があればいいですが、そしていっぱい行って、同じ人が何回も行くよりも、いろんな人たちが行って、各団体が行って、あるいは岩手町なり葛巻なりと広域連携して取り組むのがこれからの観光宣伝なり、誘客だと思いますが、その辺をお伺いします。
〇議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
先ほどのお答えの補足にもなりますけれども、先ほど申し上げました例えば台中に盛岡振興局が音頭を取って広域でPR、旅行博に行った場合につきましては、台中にあります知日協会という台中の会社の社長さんたち、議員さんたちが、いわゆる名士たちが集まる会がございます。コロナ禍におきましても、盛岡広域振興局を中心に、あるいは各市町村でも知日協会とはつながりを持っております。実際に持っていった商品が輸出につながったという経緯もございますので、引き続きこういった取組は続けてまいりたいと考えておるところでございますし、先ほどの繰り返しになるかもしれませんが、ちょっと花蓮県につきましては、ご承知のとおり盛岡市が推進をしておるところで、田村前市長も花蓮県にはお邪魔した経緯もございます。
ただ、5年度におきましては、まずはコロナ禍からの誘客の回復という視点で、ターゲットである台北、台中、あるいは台南、そういった都市部のほうに注力をしたいというふうに考えておりまして、その上で盛岡市との連携の上で、花蓮県への再訪問ということも考えてまいれればというふうに思っておるところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 盛岡が今燃えています。盛岡に来たお客さんを八幡平にどう呼び込むか。シャトルバスも使っています。国際的な国際交流、安比のハロウジャパンとか、それが大事だと思います。聞くところによりますと、ハロウ安比校に来るおじいちゃん、おばあちゃんたちは、花巻からヘリコプターで来るとかというようなこともお話ししていましたが、私は盛岡に寄って、そして盛岡を散策して、花輪線に乗って岩手山の風景を見て、ジュース、コーヒーを飲みながら安比高原に来ると、そういうようなモデルコースをつくって、そして次の日は鹿角の重要な文化財とか、あるいはこの前アメッコ市にも行ってきましたが、ああいうものとか、花輪線の利用促進にもつながるし、ぜひ盛岡に来たお客さんをどう呼び込むか、その宣伝のために、西口とか、いろんなキャンペーンやっていますけれども、限られた人ではなくて、婦人会でもいいし、子供会でもいい、いろんな方を集めて、そこに行ってキャンペーンなり、誘客し、呼びかければ、今絶好のチャンスですので、そのルートづくりを、盛岡に来たお客さんをどう八幡平市に呼び込むか、それが重大な国際化なり誘客の戦略だと思いますが、その辺のお考えは、副市長から聞きますか、課長から聞きます。
〇議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
全く議員おっしゃるとおり、この千載一遇のチャンスということは重々承知をしておるところでございますし、既に先般の報道のとおり、先ほどご紹介申し上げました盛岡駅南口にあります案内所を拡張する形で、新幹線北口エリアにも新しく案内所を設置するという報道もされておるところでございます。
おっしゃるとおり、具体的なルート、具体的な商品、具体的なツアーコースがないと、なかなか人は動きづらいものでございます。盛岡市におきましても、現段階はこういう選定を受けて、とにかく受入れ態勢をどうするかということで今動いているところと推察しております。令和5年度になりますと、具体的に盛岡市内でのイベントのこれまでの在り方をどう誘客に結びつけるかというような情報等も情報交換しておりますので、そういった視点から、具体的に八幡平市にどうお迎えできるか考えてまいりたいというところでございます。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 チャンスですので、文化芸術推進法もできます。それも文化財の活用、先ほど申し上げました。そういうのをしながら、文化、歴史、食材など、地元の魅力をさらに強力に発信して、盛岡に来たお客さんを呼び込むように、検討なり、働きかけなり、そして市民参加ですから、私たちも宣伝に行きたいと思っていますので、市民にも呼びかけて、職員とか観光協会、団体だけではなくて、いろんな方が行って、例えば昔餅つき体験で、東京に自分のお金出して、駅長さんが連れていって餅つきしたことがありました。大変婦人会の人たち喜んでいました。ぜひそういうような観点から、新しくできる文化芸術推進法も交えて、地域の文化財、光る、輝く、きらりと光るまちづくりに努めてほしいと、そう思います。
それでは、時間ですので、2番に行きます。これを取り上げたのは、恩賜の郷倉と書いている鉄板がないのです。東大更小学校の倉庫に眠っていますから。今あるかどうか分かりません。岩手日報の学芸部長さんから「こういうのないか」と言われて、私は探してやったのですよ、安代にはあるそうですが。やっぱり西根、松尾にも郷倉があったわけですが、安代には5棟だか幾らあるというので、大変文化財が大事にされているし、そして餓死供養塔がない。餓死したことはあるかもしれないけれども、建てられなかったのでなくて、私は横間の郷土史やっている方から聞きましたが、「安代は餓死しないよ。それは山の実とかワラビとか掘って食べたから、死ななかったんだよ」と聞きました。これは非常に大事な、そして大更の水田地帯には餓死者が多いわけです。これは、比較文化研究で大変大事な論点です。文化スポーツ課長から、その辺の事実と郷倉の話と、そのために取り上げました。これはどこの管理だか分かりませんが、東大更小学校の2階の倉庫に眠っている鉄板、恩賜の郷倉、昭和10年建設というのがあるのです。その辺についても広く活用したいので、県下にないということで探したのですから、それについてご答弁願います。
〇議長(工藤 剛君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 村上直樹君 まず、この郷倉でございます。先ほどスライドのほうでも見せていただきましたが、松木田の郷倉ということで、私も毎日通勤でこの横を通っておりました。このような歴史的な背景がある建物だということは、私ちょっと分からなかったものですが、今回このご質問をいただきまして、その背景のある貴重な建物だということを改めて認識することができました。大変ありがとうございました。
あと、安代地区に郷倉というのが現在5か所残っております。以前に安代地区の郷倉の建物について調べたという資料もございました。その資料を見ますと、看板がついている郷倉もあるようでございますので、もっと詳しくちょっと調べてみたいなというふうに思っておるところでございます。
また、郷倉につきましては、現在は個人所有ということになっておりまして、なかなか活用ということも難しいのではないかなというふうには考えておることではございますが、むしろ東北地方の大飢饉、その歴史を残す資料ということでもございますので、写真なりなんなり、そのような展示、そしてまた活用ということも考えてまいりたいというふうに考えております。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 私は、渋川地区から3人の篤農家が出たのは、偶然の出ではないなと思っていました。子供のときから餓死供養塔を見て拝んで育って、そして体験した、そういうような教訓が生きて、岩手日報の文化賞、多分あまり課長さんでも知らないでしょう、これ。こういう方がいるということは、私は町史が大事だというのはそういう意味で、今課長も言いましたが、安代町史も見ていましたと言うけれども、ぜひ課長さんたちも買って、歴史、文化の流れを知らないと、農業今50万トン運動の先駆け……、この人は畑作のほうですし、そして公園を造って、自分たちで学校を建てて電灯を入れた渋川開拓団長さん、県内でも国でも注目されている、そういうような拓耕精神が生きているのです。
教育の問題に入りますけれども、私はそういう見て体感したのがいつか自分で現れる、それが本物の教育だと思っています。そのときに分かった教育よりも、50年、60年たってから、あの先生がこう言ったなということが私は本当の教育でありがたいかなと思っています。偶然に出たのではないです。ぜひ餓死供養塔を指定していただいて。そして、先ほどの野中さんが言っているように、人が財産だよ、文化財があっても、語って話せる人がいないよと。このことも、文化財の市内歩いてのガイドについても何回もお話ししますが、進んでいません。あっても生かせないのが現状ですから。それは文化財だけでないです。人づくり、そういう論点を人づくりの種に、そういう観点から教育長はこういうような教育について、青少年は教育長から答弁いただきたいと思っていましたが、こういう青少年のときに、子供のときに見て聞いて感じて、それが自分の心の支えになって、貧農から岩手日報文化賞、あるいは開拓団長、あるいは岩手県一の米作りになった、それは教育が身近にあるし、学校の先生たち、それを子供たちに特に伝えてほしいですが、教育効果というのは、私はそういうような後から現れるのが本当の教育だと思っています。教育長から見解を伺います。
〇議長(工藤 剛君) 教育長。
〇教育長 星 俊也君 竹田清次郎さん、日戸英雄さん、日戸一郎さん、3氏の篤農家がおられたということをお聞きして、今日も勉強になったところであります。
子供たちは、常日頃社会科副読本等を通じて地域の先人について学ぶと、生き方やどのような取組をしたかということから学んでいるわけですが、ぜひこのお三方についても社会科副読本にも取り入れさせていただき、子供たちの生き方の糧になればというふうに思っております。
議員ご指摘のとおり、50年、60年たって、自分の生き方、心を支えてくれるのが教育であるというお考えでありますが、そのようにして私たちも先人から、あるいは先輩から、あるいは祖先からいろいろな形で教えを受けて、今こうしてあるわけでありますが、そのことは全くそのとおりであろうというふうに受け止めております。
以上です。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 ぜひそういう伝承なり、教育委員会にもお話ししていました。現場に行って、副読本を持って見ていただくし、市でもそういう考えですが、それをつなぐ人がいなくなるのです。それが一番大事だというのは、野中さんがここに集約していました。それが人づくりであり、観光振興であり、文化芸術推進につながると思います。
そういうような形で、それで1つ、文化財関係を市の広報で4分の1ぐらい割いて紹介してくれませんか。その辺はいかがでしょう。毎月です。
〇議長(工藤 剛君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 村上直樹君 今現在市の広報につきましては、博物館だよりということで、市内の様々な文化財について紹介をしているところでございます。
以上です。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 同僚議員も博物館の在り方が、専門職が必要だということですが、ぜひ出歩いて、出向いて、西根地域のほうも少し紹介していただきたいというのが私の考えです。
そして、私は安代に飢饉、餓死者がなかったというのは、田山暦を使って、目に見えない人たちも種をまく月とか、種を植える時期とか、そういうのが田山暦にもつながるし、あるいは先ほどここでやりました二十三夜という石も渋川開拓にありましたが、二十三夜の月を占って、今年はどういう月がギンガギンガ光れば天気いいよ、雨降るよというような、それを占った体験が凶作を乗り越え、そして50万トン運動の先駆けになった日戸一郎さんであろうと思います。
ぜひそういう視点で、これは文化スポーツ課と商工観光課とまちづくり推進課、そしてコミセンが一緒になってこういう仕事を進めなければならないと、これも再度申し上げていましたが、その連携はどのように取っていくか、今の課題についても。大更では、さっき言ったように標柱を立てていました。ただ、立てただけで、中身を説明できる人は……二十三夜というのがここにありました。そういうのをもう少し足元に、ここにしかない、この文化財に光を当てるのがこれからのまちづくりだし、新しいことをやるにも、こういうのに光を当てたほうが効果があるのだよというのが野中さんの意見です。その辺の連携を取って、それは副市長からですが、連携を取るというけれども、なかなか取れていないし、商工観光は宣伝のほうですし、文化財のほうは今のように調べてやるのですし、まちづくりを生かしてこういうのをやるのですが、その辺の考えを3課長さんから一言ずつ聞きます。
〇議長(工藤 剛君) 文化スポーツ課長。
〇文化スポーツ課長 村上直樹君 文化財の保護や文化の継承というようなことにつきましてですが、博物館条例の改正のときにもお話を申しましたが、今文化観光という考え方が出てきております。そういったこともありますので、文化財を観光に結びつける、そしてひいては地域振興に結びつけるというような考えで臨んでいきたいというふうに考えております。
また、文化芸術推進審議会のほうも条例出させていただいておりますけれども、その中で今考えている委員の構成でございますが、その中にもコミュニティセンターを担当しておりますまちづくり推進課も今考えておりますし、観光の関係の方も考えているところでございます。その中で、これからの文化、芸術の施策について考えていきたいというふうに私は思っておるところでございます。
〇議長(工藤 剛君) まちづくり推進課長。
〇まちづくり推進課長 佐々木善勝君 お答え申し上げます。
文化財の件でございますけれども、我々の所管は地域振興ということでお話を申し上げますと、コミセンを中心に、かつてとか今回も資料として提供いただいている活気あふれる大更を創る会でおつくりになった史跡巡りも一つの代表かなと思います。文化財も一つの地域振興の糧として、それを核にして、地域の方々がそれでかんかんがくがく検討したり、それをもって地域外に発信をしたりするツールになるのかなと思いますので、これからもこちらのほうでは、まず文化財を中心とした事業展開というのも一つの策ではあるというふうな形で、コミセン、地域振興協議会のほうには促していきたいなと思っております。
いずれにしろ、まずこれが地域振興を図っていく一つのツールだということで我々は認識をしておりますので、よろしくお願いします。
〇議長(工藤 剛君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 佐々木宣明君 お答えいたします。
今お二方の課長さんのとおりでございますし、今現在当課におきましては、文化財という視点とはちょっと違うかもしれませんが、松尾鉱山、産業遺産的なもの、あるいは自然というそもそもの八幡平市が誇る文化遺産、いわゆる文化財という形ではございませんが、そちらのほうの例えば自然散策ガイドの高齢化の問題であったり、若干そちらのほうに注力を今してきておるというところでございました。5年度の予算におきましても、ガイド養成ということの委託料、若干の経費ではございますが、計上要求をさせていただいたところでございます。
そういった点も踏まえまして、引き続き史跡巡りという商品価値、広くどう広められるかということは、これまでも旅行代理店から派遣されている方々、あるいは実際の旅行代理店さんの方々とお話をしても、まだまだ商品としての強さというところに行き着いていないというのも一方の現状でございますので、この辺は引き続き挑戦をしてまいりたいというところでございます。
以上でございます。
〇議長(工藤 剛君) 副市長。
〇副市長 田村泰彦君 お答えいたします。
複数課にまたがる連携ということですけれども、前々から私のほうから何回もお話をしていますけれども、繰り返しの答弁になりますけれども、今庁内の中で連携を取らなければならない事業がどういうふうにあるのか、どのくらいあるのかというのは、今各課のほうに照会かけて、企画財政課のほうでまとめているところです。
新年度においては、それをどういうふうに展開していくかというのは、行革の推進委員会の中なり、あとは庁議の中なりで議論しながら、いずれ連携を取らないと進められない事業というのは多くあるというふうに認識はしていますので、新年度において内容については進めていきたいというふうに思っております。
〇議長(工藤 剛君) 12番、渡辺義光議員。
〇議員 渡辺義光君 最後に、市長からまとめていただきたいと思います。
クレイグ・モドさんの語録を岩手日報から拾ってみました。健全さを感じさせる中規模都市、まちを歩くと「ありがとう」と声をかけられる、盛岡の人と話せば話すほど刺激を受ける、歩いていると癒やされる、今のままのまちの姿は努力なしには保てない、隠された宝石みたい、日本のまちの原形のようなイメージを受ける、社会の土台がしっかりしている、一番の観光資源は人である。まだありますけれども、これらの寄稿をしたクレイグ・モドさん、おもてなしにはこういう、そしてまちづくりはこういう市民の意識、あるいは行政の考え方、それを反映させる、そういう考えで話ししていました。歴史や人々の暮らしがまちの土台になっている、おもてなしの体制づくりが加速されている、こういう語録を拾ってみました。
今まで話しした人づくり、人がまちをつくる、観光をつくる、今の語録と全体のこれからの考え方、あるいは文化財と観光、そして行くべきMORIOKAについて、市長から総括してご答弁いただいて、質問の終わりにしたいと思いますので、お願いします。
〇議長(工藤 剛君) 市長。
〇市長 佐々木孝弘君 ニューヨーク・タイムズの記事からのいろいろなお話を承ったわけでありますが、範囲が広くて、ちょっと私も答弁まとめることができるかどうかというところはあるわけでありますが、盛岡がこうやって取り上げられて、その効果がもうすぐさまに現れてきたということ、これはやはりニューヨーク・タイムズの力といいますか、本当に大きなものがあるなということを改めて感じたわけであります。
盛岡が評価されたということは、本当にすばらしいことだというふうに思いますし、やはり城下町として長い歴史の中で培われてきた、そういった文化根差したまちであるということ、そして観光面でも特色がある、そして人づくり、おもてなしの心、例えばわんこそばとか、そういった文化についてもおもてなしの心が息づいてきたものとしてつくり上げられてきた、そういう食の文化ではないかというふうに思っています。
そういういろいろな、ほかの地域にはない、地方都市にはない、そういった魅力が取り上げられたわけでありますので、盛岡広域の核として盛岡市が注目されることについては、盛岡広域全体への波及効果というのは相当に大きいもの、今までのやり取りの中ではそういう話であるというふうに思っています。
私どもは、当然城下町ではありませんし、そして3町村が、それぞれの歴史を持った町村が合併して八幡平市になったわけでありますので、例えば八幡平市はこうなのだというところを1つとして発信するというのは、盛岡と比べればなかなか難しいところはあると思います。ただ、やはり繰り返しますけれども、旧3町村のそれぞれのよさというものが当然あるわけでありますので、そこを八幡平市の中で、それぞれの地域をそれぞれの形で発信して、トータルで売り出していく、そういった戦略が必要ではないのかなというふうに思います。
そういう中で、文化財とか、いろいろな歴史とか、それぞれ違うわけでありますが、先ほど渡辺議員が安代とか田山の餓死がないというようなお話もありましたけれども、私も市民課長のときにお墓の調査をさせていただいた時期があります。その際には、浅沢のほうでは天明とか天保の飢饉のときのお墓が多数並んでいました。浅沢の地域でもかなりそういったことがあったのだなということで、そのお墓を見ながら心を痛めた記憶があります。
そういういろいろな歴史と、繰り返しますが、それぞれの3町村の特色と、そして注目されている盛岡市とどう連携を取っていくかということ、これまでもやってきたわけでありますが、さらなる連携を強化しながらいろいろ発信に努めながら、そして盛岡に来た人たちもこちらに引き込めるような、そういったルートも確立しながら、まさに一過性で終わることがなく、これから何年も続いて集客ができる、そういったまさにコロナと共生する時期に今年度は多分なろうかと思いますので、そういう形で先を見て進めていきたいと思っております。
(議員 渡辺義光君一般質問席降壇)
〇議長(工藤 剛君) これで渡辺義光議員の質問を終わります。
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散 会
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〇議長(工藤 剛君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の会議はこれをもって閉じ、散会いたします。
(14時01分)