令和2年八幡平市議会第3回定例会
 
令和2年八幡平市議会第3回定例会
 
議事日程(第7号)
                                令和2年9月25日(金)

日程第 1 諸般の報告
日程第 2 議案第20号 令和元年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について       
                             (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 3 議案第21号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認
            定について            (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 4 議案第22号 令和元年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
                             (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 5 議案第23号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)歳入歳出決
            算認定について          (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 6 議案第24号 令和元年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
                             (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 7 議案第25号 令和元年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定につい
            て                (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 8 議案第26号 令和元年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について  
                             (決算特別委員会副委員長報告)
日程第 9 議案第27号 令和元年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について 
                             (決算特別委員会副委員長報告)
日程第10 議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定について 
                             (決算特別委員会副委員長報告)
日程第11 請願第3号 平舘地域道路改良に関する請願     (産業建設常任委員長報告)
日程第12 請願第4号 政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意
            見書」の提出を求める請願         (総務常任委員長報告)
日程第13 請願第5号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現
            を求めることについての請願書     (教育民生常任委員長報告)
日程第14 発議案第2号 緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書   
                                   (総務常任委員会)
日程第15 発議案第3号 「少人数学級」の実現を求める意見書   (教育民生常任委員会)
日程第16 発議案第4号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し
             地方税財源の確保を求める意見書       (総務常任委員会)
日程第17 閉会中の継続調査申し出について                       
日程第18 議員派遣について                              


追加議事日程(第7号の追加1)

日程第 1 議案第29号 松尾地区保育所建設工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めること
            について
日程第 2 議案第30号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについて     

出 席 議 員(19名)
     1番  関     治  人  君     2番  羽  沢  寿  隆  君
     3番  工  藤  多  弘  君     4番  勝  又  安  正  君
     5番  北  口     功  君     6番  工  藤  隆  一  君
     7番  田  村  善  男  君     8番  井  上  辰  男  君
     9番  立  花  安  文  君    10番  渡  辺  義  光  君
    11番  工  藤  直  道  君    12番  古  川  津  好  君
    13番  田  村     孝  君    15番  熊  澤     博  君
    16番  関     善 次 郎  君    17番    橋  光  幸  君
    18番  米  田  定  男  君    19番  小 野 寺  昭  一  君
    20番  工  藤     剛  君
 
欠 席 議 員(1名)
    14番    橋  悦  郎  君
 
説明のために出席した者
      市         長    田  村  正  彦  君
      副    市    長    佐 々 木  孝  弘  君
      教    育    長    星     俊  也  君
      企 画 財 政 課 長    田  村  泰  彦  君
      総   務  課   長    津 志 田  勇  孝  君
      防 災 安 全 課 長    畑  山  直  已  君
      地 域 振 興 課 長    渡  辺     信  君
      税   務  課   長    遠  藤  福  子  君
      市   民  課   長    小 笠 原  文  彦  君
      地 域 福 祉 課 長    松  村  錦  一  君
      健 康 福 祉 課 長    村  上  直  樹  君
      農   林  課   長    佐 々 木     仁  君

      花 き 研 究 開 発    津  島  佐 智 幸  君
      セ ン タ ー 所 長

      商 工 観 光 課 長    遠  藤  幸  宏  君
      建   設  課   長    関  本  英  好  君
      上 下 水 道 課 長    森     政  彦  君
      八幡平市立病院事務局長    高  橋  康  幸  君

      会 計 管 理 者 兼    菅  野  美 津 子  君
      会   計  課   長

      西 根 総 合 支 所 長    葛  西  美 羽 子  君
      安 代 総 合 支 所 長    阿  部  正  昭  君
      教 育 総 務 課 長    工  藤  久  志  君
      教 育 指 導 課 長    照  井  英  輝  君
      農 業 委 員 会事務局長    遠  藤  竹  弥  君

事務局出席者
      事務局長    高  橋  政  典
      議事係長    高  橋  美  穂


                     ☆
                  開     議
                     ☆
議長(工藤 剛君) ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
     これから本日の会議を開きます。
     本日の日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。
                                    (10時00分)
                     ☆
                  諸 般 の 報 告
                     ☆
議長(工藤 剛君) 日程第1、諸般の報告を行います。
     監査委員からの例月現金出納検査の実施報告については、配付をもって報告といたします。
     以上で諸般の報告を終わります。
                     ☆
     議案第20号 令和元年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について
                     ☆
     議案第21号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入
            歳出決算認定について

                     ☆
     議案第22号 令和元年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認
            定について

                     ☆
     議案第23号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)
            歳入歳出決算認定について

                     ☆
     議案第24号 令和元年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認
            定について

                     ☆
     議案第25号 令和元年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
            認定について

                     ☆
     議案第26号 令和元年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定に
            ついて

                     ☆
     議案第27号 令和元年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定
            について

                     ☆
     議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定
            について

                     ☆
議長(工藤 剛君) 日程第2、議案第20号 令和元年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第10、議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定についてまでの9件を一括議題とします。
     令和元年度の各会計決算9件については、決算特別委員会に審査を付託しておりましたので、その結果について決算特別委員会副委員長の報告を求めます。
     決算特別委員会、羽沢寿隆副委員長。
            (決算特別委員会副委員長 羽沢寿隆君登壇)
決算特別委員会副委員長 羽沢寿隆君 去る9月4日に設置されました決算特別委員会は、委員長に橋悦郎委員が、副委員長には私、羽沢寿隆が選任され、付託された令和元年度の9会計の決算について審査を行いました。その結果につきまして、以下のとおりご報告いたします。
     審査は、去る9月10日、16日及び23日の委員会、9月11日から18日までの間、延べ6回にわたる分科会を開催し、市長、副市長及び教育長並びに各主管課長等の説明を求め、慎重かつ熱心に審査をいたしました。その経過につきましては、既に各委員ご承知のとおりであります。
     審査の結果でありますが、まとめとしておおむね適切に処理されているとの意見が多数であり、議案第20号 令和元年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定についての9会計の決算については、いずれも原案のとおり認定すべきものと決定をいたしました。
     改めまして、委員各位並びに当局に対しましてご協力に感謝を申し上げます。決算特別委員会の報告をこれで終わります。令和2年9月25日、決算特別委員会副委員長、羽沢寿隆。
議長(工藤 剛君) 副委員長報告が終わりました。
     これから副委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
            (決算特別委員会副委員長 羽沢寿隆君降壇)
議長(工藤 剛君) これから討論、採決に入ります。
     初めに、議案第20号 令和元年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について討論を行います。
     初めに、反対討論ありませんか。
     18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 初めに、自席での発言許可を願いたいと思います。
議長(工藤 剛君) はい。
議員 米田定男君 それでは、反対討論を行います。
     まず、依然として主要事業となっている大更駅周辺開発事業の進行が言わば迷走状態にある問題であります。この迷走状態と言える実態がまち・ひと・しごと創生総合戦略の内容に象徴されています。
     第1期総合戦略の総括によれば、基本目標4の第13プロジェクト、地域拠点等活性化プロジェクトのKPIの一つは大更駅1日当たり乗車人員であり、基準値が275人で、30年度目標値も275人であり、結果は30年度267人であります。27年度から30年度まで、KPI評価は一貫して最低ランクのC評価であります。この総括では、「プロジェクトの内容とKPIに因果関係が薄く、効果検証として有効ではないものがあり、プロジェクトと主要施策の整理とKPIの見直しが必要です」としています。しかし、その総括を受けた第2期総合戦略でも、プロジェクト4、若者等定住促進プロジェクトの主要施策の第一に挙げているのは、大更駅周辺のまちづくり環境整備の推進であり、KPIでは依然として大更駅1日当たり乗車人員を採用し、基準値267で、令和6年度の目標値は275人、つまり増加なしであります。この事業成功の基盤は大更駅利用者の存在であり、またKPI、重要業績評価と位置づけるのであれば、当然に積極的な目標こそふさわしいものであり、そのための具体的戦略こそ練り上げるべきであります。しかし、現状維持の目標であります。
     ちなみに、24年度作成の基本計画の資料では、大更駅乗車人員は平成12年563人であります。275人は、12年度比で半減以下であります。確かに現行、現在の条件、人口減少であり、例えば大更駅周辺整備が進んだとしても、もう一方の駅利用は車を利用せざるを得ないとすれば花輪線利用とはならないこと、花輪線の昼の運行間隔が約4時間であること等は、大更駅利用者増の壁は大きいことを示しています。その困難さは明らかであります。しかし、だからといって駅利用者目標を現状維持とすることは、別の見方をすれば、この開発事業の成功の困難さを自ら認めたことであり、まさに迷走であります。
     この状況は、現在進行中の顔づくり施設の整備事業にも現れていると言わざるを得ません。この施設の主な内容は、図書館であり、子育て支援施設であります。言うまでもなくこれらの施設は、にぎわい創出を第一の目的とした施設でないことは自明のことであります。そもそもこの事業の基本計画では、この顔づくり施設について地場産や大更オリジナル商品の販売所、休憩所、周辺観光案内所、市役所支所等の配置としており、キャッチフレーズですが、「道の駅のサービスを駅前で」と称していました。だからこそ、あの場所、土地を特定したはずであります。これもまさに迷走であります。
     次に、当初予算の反対討論で指摘した子育て支援策としての国保税における子供の均等割賦課の減免が実施されなかったことであります。会計そのものは国保会計ですが、子育て支援策の問題として指摘しましたので、一般会計で対象にしたいと思います。この問題は、子育て支援策としての一面と、もう一つはそもそも税の在り方の問題としての提起であります。本来税の賦課は、負担能力に応じて行うことが基本であります。子供には負担能力がないのは当然であります。現在の均等割賦課方式は、負担能力のない子供も含めて掛ける人数で算定するものであり、言わば封建時代の人頭税そのものであります。子供もサービスを受ける存在であり、負担は必要という意見がありますが、そうなれば命を守ることさえ金次第ということであり、それはもはや政治ではないのであります。あくまで税は、負担能力に応じてが大原則であります。
     最後に、総務部会で議論された入湯税の問題であります。この入湯税の根拠は地方税法であり、その課税対象は、「鉱泉浴場における入湯に対し、入湯客に課する」と規定しております。しかし、まず現実的に見れば、利用料金500円程度での入湯行為に対して75円の入湯税は、税率にすれば15%であり、消費税をプラスすれば25%の税負担であります。ある意味、このささやかと言える行為、入湯行為に対して、こういう税を課することが妥当であるかどうかがそもそも問われることであります。法の規定そのものが問われる問題であります。
     次に、税でありながら、課税対象である入湯行為の確認が極めて曖昧に行われていることであります。例えば温泉施設で宴会等を開いた場合、その開始前に入湯することはよくある例であります。しかし、実際には何人入浴したかは確認されず、施設利用者の全員分について税を賦課するか、入湯者がいたとしても全く賦課しないかのどちらかの対応が実態であります。明確に法に反する対応であります。この改善については、徴収義務者である施設管理者の事務負担が増大することであり、協議が必要であります。しかし、8,000万円を超す貴重な財源であるとか、全国的に同様の実態があるだろうということを理由にして現状を黙認することは、税という性格からして許されないことであります。
     そして、こういう税についての実態が存在すること自体を反対理由とするのではなく、議会審議で真摯に問題提起しているのに真剣に対応する姿勢が示されなかったこと、その誠実性について納得できず、反対理由といたします。
     以上です。
議長(工藤 剛君) 次に、賛成討論ありませんか。
     4番、勝又安正議員。
            (議員 勝又安正君登壇)
議員 勝又安正君 4番、八起会、勝又安正、賛成討論を申し上げます。
     令和元年度の決算総額は、歳入215億2,120万円、歳出総額は208億5,000万円で、差引き6億7,116万円、実質収支額は5億8,637万円の黒字残高である。市債残高は179億円になり、0.3%上昇、自主財源である市税収入は収納率が0.6ポイント上がったものの、市民税、固定資産税が減少傾向にある。人口減少が続く中、厳しい財政運営ではあるが、いずれも適正化し、指数の範囲内であり、評価するところである。
     問題は、今年度新型コロナウイルス感染拡大の影響により、市税の減少、対策経費の増大など、国からの緊急交付金があるとしても、さらに厳しい状況が予測される。そういう中でも令和元年度に関しては、大型公共事業や住民サービスなどの質を落とさず、さらに基金の取崩しも最小限に抑えてあるところに当局の努力が見える。元年度はこれで乗り切り、来るべきコロナ禍による財政難を当局、議会、市民が一体となり乗り越えていくべきことと考え、令和元年度の一般会計決算には議員各位の賢明な判断と前向きなご賛同をお願いしたい。
     また、今後の難局には議員各位の鋭意努力を重ねてお願いして、私の賛成討論といたします。よろしくお願いいたします。
            (議員 勝又安正君降壇)
議長(工藤 剛君) ほかに討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第20号を採決します。
     議案第20号に対する副委員長報告は認定すべきものであります。
     議案第20号について副委員長報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
            (起立多数)
議長(工藤 剛君) 起立多数です。
     よって、議案第20号 令和元年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定については副委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
     次に、議案第21号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定についてから議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定についてまでの8件について一括して討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第21号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定についてから議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定についてまでの8件を一括採決します。
     本案8件に対する副委員長報告は全て認定すべきものであります。
     本案8件について副委員長報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第21号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定について、議案第22号 令和元年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について、議案第23号 令和元年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)歳入歳出決算認定について、議案第24号 令和元年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第25号 令和元年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第26号 令和元年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第27号 令和元年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について、議案第28号 令和元年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計決算認定については副委員長報告のとおり認定することに決定いたしました。
                     ☆
     請願第3号 平舘地域道路改良に関する請願
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第11、請願第3号 平舘地域道路改良に関する請願を議題といたします。
     請願第3号は、産業建設常任委員会に審査を付託しておりましたので、産業建設常任委員会委員長の報告を求めます。
     産業建設常任委員会、渡辺義光委員長。
            (産業建設常任委員長 渡辺義光君登壇)
産業建設常任委員長 渡辺義光君 ただいまから産業建設常任委員会の報告を行います。
     令和2年9月25日提出、八幡平市議会議長、工藤剛殿。報告者、産業建設常任委員会委員長、渡辺義光。
     本委員会に付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
     請願第3号 平舘地域道路改良に関する請願について。当該交差点は変形交差のため、車両や歩行者の通行が不便で、危険であることから、以前から改良の要望が多い。また、当該市道平舘線は児童生徒の通学路であるが、歩道が未設置で踏切は狭小であり、危険な道路状態である。近年車両の通行量も増加し、市民が不安や危険を感じながら通行している。歩行者や車両の安全、安心な往来を確保するためにも変則十字路交差点の改良、市道の歩道設置、踏切の拡幅は必要である。
     よって、本請願は審査の結果、採択すべきものと決定しました。
     以上、報告を終わります。
議長(工藤 剛君) 委員長報告が終わりました。
     これから請願第3号の委員長報告に対する質疑を行います。
     質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
            (産業建設常任委員長 渡辺義光君降壇)
議長(工藤 剛君) これより討論を行います。
     討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから請願第3号を採決します。
     本件に対する委員長報告は採択すべきものであります。
     請願第3号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、請願第3号 平舘地域道路改良に関する請願は採択することに決定しました。
                     ☆
     請願第4号 政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを
           求める意見書」の提出を求める請願

                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第12、請願第4号 政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願を議題とします。
     請願第4号は、総務常任委員会に審査を付託しておりましたので、委員長の報告を求めます。
     総務常任委員会、工藤隆一委員長。
            (総務常任委員長 工藤隆一君登壇)
総務常任委員長 工藤隆一君 ただいまから総務常任委員会の報告を行います。
     令和2年9月25日提出、八幡平市議会議長、工藤剛殿。報告者、総務常任委員会委員長、工藤隆一。
     本委員会に付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
     政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願について、消費税は少子高齢化社会にあって、子育て、介護などの社会保障に必要な財源であるが、新型コロナウイルス感染症の影響により個人消費が落ち込み、景気が後退している状況を考慮すると、景気回復の経済対策として消費税率の引下げは非常に有効であると考える。
     よって、本請願は審査の結果、採択すべきものと決定しました。
     なお、委員会の会議内容として、時限的に消費税を5%に引き下げ、コロナウイルス感染症の影響が終息した後に10%に戻すという賛成意見や、消費税を引き下げるだけでは消費拡大につながらないため、慎重に考えなければならないという反対意見もありました。
     以上、報告を終わります。
議長(工藤 剛君) 委員長報告が終わりました。
     これから請願第4号の委員長報告に対する質疑を行います。
     質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
            (総務常任委員長 工藤隆一君降壇)
議長(工藤 剛君) これより討論を行います。
     討論ありませんか。
     初めに、反対討論を行います。
     7番、田村善男議員。
            (議員 田村善男君登壇)
議員 田村善男君 議席7番、八起会、田村善男です。請願第4号 政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願に対して、反対の立場から討論します。
     新型コロナウイルスが世界経済や我が国経済に与える被害は、未曽有のものになりつつあります。これに対し、各国とも財政、金融政策を総動員して対応しています。国では、60兆円に上る緊急財政出動を余儀なくされ、国債発行は新たに30兆円も増加し、将来的な財政再建に大きな不安と混乱を与え、国民生活に大きな影響をもたらしています。
     他方、非常時を理由に財政規律の弛緩を容認する動きがあることが懸念されます。消費税率減税の要求もその一つであると考えます。しかし、消費税は社会保障の財源であり、仮に減税となれば悪影響が及びます。高齢化が進む我が国において、将来に禍根を残しかねない、非常時を口実に財政再建を放棄してよいわけではありません。コロナ禍だけが我が国の抱える危機ではないのです。今後人口の高齢化で、年金、医療、介護等、社会保障給付費の増加が見込まれ、その安定的な財源を賄うことが求められます。国の財政悪化は、この社会保障の持続可能を危うくしかねないと考えます。
     現在のコロナの危機がこれからの社会保障の危機に転化することは避けなければならない。我が国の消費税は社会保障目的税で、全額使途は社会保障に充てられます。現在全世代型社会保障として、医療、介護、年金に加え、幼児教育・保育の無償化などの貴重な財源として、国民生活を支える財政的基盤となっています。つまり消費税は、平時における財政の健全化、もって社会保障制度の持続性に資するものである。その減税は、我が国の中長期的な政策と矛盾し、将来に大きな禍根を残すことになることから、消費税5%への引下げより、中小事業者へ速急な支援を行い、雇用の維持と所得補填することが緊急の経済対策として効果がある。消費税引下げは、社会保障の財源を維持する根拠もありません。
     議員各位には、市民生活を守るために今何が大事か、何を行うべきか熟慮し、賢明な判断をお願いし、反対討論といたします。
            (議員 田村善男君降壇)
議長(工藤 剛君) 次に、賛成討論ありませんか。
     18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 また自席で発言したいと思います。
議長(工藤 剛君) はい。
議員 米田定男君 この請願は、あくまで緊急経済対策として消費税率の引下げを求めるのが趣旨であります。いわゆるコロナ禍の下での暮らし、経済の危機的状況を打開するために緊急の措置として対応を求めているものであります。国は、消費税率引上げの際に、反対の声に対して、リーマンショック級の事態でない限り引上げを行うという態度で強行しました。しかし、今そのリーマンショックを超える景気後退に直面したわけですから、引下げ措置は全く妥当な判断であります。
     今の反対討論にもありましたが、この消費税の引下げについては、消費税は社会保障、福祉の財源であるという考えが、主張があります。しかし、この消費税が福祉の財源であるという呪縛から抜け出すときであります。といいますのは、例えばこういう景気の状況でも、いわゆる大企業を中心にした企業の内部留保、約440兆円まで膨れ上がりました。6年連続で最高額を更新しています。消費税1%で2兆円から2.5兆円といいますから、440兆円はまさに巨額であります。ここにこそ大きな財源が存在すると言えると思います。
     そもそも本来税の本旨は、所得格差、一時所得の格差を税負担で一定の調整を行う、いわゆる所得の再分配機能であります。その財源として福祉を行う、まさに政治であります。しかし、消費税は所得が低い者ほど重い負担になるものであり、再分配どころか、格差拡大の役割を果たすものであります。福祉に逆行する税金を福祉の財源とするというのは、まさに矛盾であり、成り立たない論理であります。
     また一方、コロナ禍の影響にとどまらず、社会を見ますと貧困の格差の拡大という社会の実態があります。子供の貧困が6人に1人であり、子ども食堂に象徴される生きる前提としての食さえ満足に保障されない事態が進行している、こういう社会の実態であります。本来負担すべき大企業等の利益について、十分税負担を行うことがこういう格差を縮小する大きな財源となるものであり、本来そういう形であるべきであります。
     そして最後に、ではなぜゼロ%を求めないのかといえば、まさに緊急対策だからであります。国民合意であるべき税収を拡充することは、一定の期間が必要であります。しかし、今は緊急対策を必要とする事態であり、5%への引下げが妥当であるとの判断から、引下げ要請するものであります。
     以上。
議長(工藤 剛君) 8番、井上辰男議員。
            (議員 井上辰男君登壇)
議員 井上辰男君 議席番号8番、八起会、井上辰男であります。政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願について、反対の立場から討論します。
     中国の武漢市に端を発した新型コロナウイルスの世界的な大流行により、世界経済は混乱し、危機的な状態が続いています。日本経済も例外ではなく、非常事態宣言などにより、経済活動は縮小、廃業や失業に追い込まれるなど、国民生活にも多大な影響をもたらしています。一部に期間を限定した減税を求める声や、消費税の税率を引き下げ、個人消費を促していくべきとの議論もありますが、今回の経済が落ち込んでいる理由は、あくまでもコロナウイルス感染症の影響によるインバウンドの減少、不要不急の外出の自粛やイベント中止などが大きな要因と考えます。つまり消費税率を引き下げても対コロナ財政出動が減るわけでもなく、個人消費が増えるとは限らない。また、消費税の変動には長期間にわたる準備が必要であり、国会審議や事務的労力、会計システムの変更やそのコストなど、コロナ禍で疲弊している国民にさらなる負担と混乱を強いることになります。
     消費税の本来の目的は、地方税法第72条の116及び消費税法第1条第2項に記述されているとおり、少子化対策並びに高齢化に向けての社会保障を充実するための財源に充てるという大義があります。消費税10%の税収内訳は、令和2年度の予算でいえば国税分が7.8%、21兆7,000億円、地方税分が2.2%、5兆8,000億円となっており、このうち国税分の4兆2,000億円は地方交付税として地方へ手当てされています。一部子ども・子育て支援にも使われ、当市にも本定例会で審議されたとおり、令和元年度子ども・子育て支援臨時交付金として約2,690万円手当てされています。もし消費税を5%引き下げた場合、地方交付税も連動して下がり、地方財政がますます悪化することになります。
     このようなマクロ経済を無視した政策より今やるべきことは、コロナウイルス感染症により経済的に影響を受けている中小事業者への支援金、個人事業者や子育て世代への現金給付などきめ細かな支援を行い、雇用の維持と所得の補償をするほうが、緊急性かつ即効性から考えると、消費税減税よりはるかに経済効果があると考えます。
     個人消費は一部持ち直しつつあると言われていますが、本格的な地域間の往来はいまだ見通せない状況であります。消費税の引下げについては、少子高齢化が進む中、社会保障3経費、年金、医療、介護、そして子ども・子育て支援もまだ十分ではない現状であり、お互いに支え合う互助の精神と財源を安定的に確保することが重要と考えます。したがって、慎重な判断をしないと、将来国民1人当たりの保障費の負担が大きくなり、我々の子や孫世代に大きな負担を押しつけることになります。
     議員各位には、このコロナウイルス不況という重大な危機を乗り越え、通常の市民生活を取り戻すため、今何を優先して行うべきか、賢明なる判断をお願いし、反対討論といたします。
            (議員 井上辰男君降壇)
議長(工藤 剛君) ほかに反対討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 賛成討論ありませんか。
     15番、熊澤博議員。
            (議員 熊澤 博君登壇)
議員 熊澤 博君 私は、請願第4号につきまして賛成討論いたします。
     税金の取り方、そして税金の使い方、これはまさに政治なのです。ご存じのとおり格差社会で、本当に富裕層と貧困層がすっかり分かれてきている。しかも、貧困層が年々増えているという状況にございます。大企業、富裕層だけが潤った安倍政権の7年間だったのではないでしょうか。
     そして、消費税が導入されてから30年たちますが、税収は372兆円に上っているというふうに言われております。しかも、その8割がこの間の法人3税の減税、いわゆる40%から23.4%に引き下げられたわけなのですが、この減収290兆円の穴埋めに消えたというふうに報道されております。さらに、輸出大企業には輸出戻し税で多額の消費税が還付され、事実上の輸出補助金になっております。輸出大企業に対する消費税還付金額の推算が公表されております。自動車産業を中心に1兆円超でございます。これくらいが消費税還付されているのです、輸出することによって。しかも、問題になっております大企業の内部留保は、6年連続で過去最高を更新し、446兆円、今もっと増えたというふうにも言われておりますが、安倍政権の期間だけでも164兆円以上も上積みされたというふうに言われております。
     今本当にこの新型コロナの影響で、全国民が困っております。この経済は、まだまだ、もっと深刻なものになるというふうに予想されております。私は個人的には、この際消費税ゼロにして、もう一回頑張るべきだという考えを持っているのですが、今回の提案の消費税率5%への引き下げを求める意見書は、私はそういう点では妥当な提案だなと、請願だなというふうに思っている次第です。
     やっぱり税金の集め方をこの際もう一回考えてみる必要があるのではないでしょうか。福祉のため、福祉のためと毎回言われて消費税が上げられてきました。ところが、もちろんお年寄りが年々増えていくという中でのあれですから、全く理解できないというのではないのですが、しかし実態はやはり消費税が本当に福祉に使われているのかと思わせるような福祉環境の悪化の連続でございます。そういう点では、思い切ってやはり大企業の内部留保に手をかけるということは必要かというふうに思います。ただただ大企業、富裕層の一人勝ちでは、日本の経済は立ち行かなくなるというふうに考えております。
     そういう点で、この際もう一回5%に引き下げて、来たるべきこの不況に全国民挙げて対処する姿勢を示していくという点で、私はこの請願の願意は妥当であるというふうに判断いたしております。そういう意味で賛成いたします。
            (議員 熊澤 博君降壇)
議長(工藤 剛君) ほかに賛成討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから請願第4号を採決します。
     本件に対する委員長報告は採択すべきものであります。
     請願第4号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立少数)
議長(工藤 剛君) 起立少数です。
     よって、請願第4号 政府に対し「緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願は不採択とすることに決定しました。
     ここで暫時休憩します。
                                    (10時49分)
                     ☆
                  休     憩
                  再     開
                     ☆
議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (10時54分)
議長(工藤 剛君) 総務常任委員会委員長より提出されました発議案第2号 緊急経済対策として消費税率5%への引き下げを求める意見書について、委員長より事件撤回の請求があり、これを許可しました。
     よって、日程第14、発議案第2号は削除されました。
                     ☆
     請願第5号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」
           の実現を求めることについての請願書

                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第13、請願第5号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書を議題といたします。
     請願第5号は、教育民生常任委員会に審査を付託しておりましたので、委員長の報告を求めます。
     教育民生常任委員会、立花安文委員長。
            (教育民生常任委員長 立花安文君登壇)
教育民生常任委員長 立花安文君 ただいまから教育民生常任委員会の報告を行います。
     令和2年9月25日提出、八幡平市議会議長、工藤剛殿。報告者、教育民生常任委員会委員長、立花安文。
     本委員会に付託された請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
     請願第5号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書については、新型コロナウイルス感染防止対策として、教室が密集状態になることを避けるとともに、安全、安心で行き届いた教育実現につながる少人数学級を速やかに実現する必要があると考える。
     よって、本請願は審査の結果、採択すべきものと決定しました。
     以上、報告を終わります。
議長(工藤 剛君) 委員長報告が終わりました。
     これから請願第5号の委員長報告に対する質疑を行います。
     質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
            (教育民生常任委員長 立花安文君降壇)
議長(工藤 剛君) これより討論を行います。
     討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから請願第5号を採決します。
     本件に対する委員長報告は採択すべきものであります。
     請願第5号を委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、請願第5号 「安全・安心で、ゆきとどいた教育実現につながる少人数学級」の実現を求めることについての請願書は採択することに決定しました。
                     ☆
     発議案第3号 「少人数学級」の実現を求める意見書
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第15、発議案第3号 「少人数学級」の実現を求める意見書を議題とします。
     提出議員の説明を求めます。
     教育民生常任委員会、立花安文委員長。
            (教育民生常任委員長 立花安文君登壇)
教育民生常任委員長 立花安文君 発議案第3号、令和2年9月25日提出、八幡平市議会議長、工藤剛殿。提出者、教育民生常任委員会委員長、立花安文。
     「少人数学級」の実現を求める意見書。
     上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出します。
     提案理由ですが、国は新型コロナウイルス感染防止対策として、教室が密集状態になることを避けるとともに、安全、安心で行き届いた教育実現につながる少人数学級を速やかに実現するために適切な措置を講ずる必要があることから、この意見書を提出しようとするものであります。これが、この議案を提出する理由であります。
     次に、意見書(案)につきましては配付しているとおりですので、お目通し願います。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものであります。
     なお、意見書の提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣としています。
     ご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
議長(工藤 剛君) 説明が終わりました。
     これから質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
            (教育民生常任委員長 立花安文君降壇)
議長(工藤 剛君) これより討論を行います。
     討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから発議案第3号を採決します。
     発議案第3号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、発議案第3号 「少人数学級」の実現を求める意見書は原案のとおり可決されました。
                     ☆
     発議案第4号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪
            化に対し地方税財源の確保を求める意見書

                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第16、発議案第4号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を議題とします。
     提出議員の説明を求めます。
     総務常任委員会、工藤隆一委員長。
            (総務常任委員長 工藤隆一君登壇)
総務常任委員長 工藤隆一君 発議案第4号、令和2年9月25日提出、八幡平市議会議長、工藤剛殿。提出者、総務常任委員会委員長、工藤隆一。
     新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書。
     上記の議案を別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出します。
     提案理由ですが、地域の実情に応じた行政サービスを安定的に提供するため、地方税、地方交付税等の一般財源総額の確保を強く国に求めていく必要があると考え、この意見書を提出しようとするものであります。これが、この議案を提出する理由であります。
     次に、意見書(案)につきましては配付しているとおりですので、お目通し願います。
     以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出するものであります。
     なお、意見書の提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、経済産業大臣、経済再生担当大臣、まち・ひと・しごと創生担当大臣としています。
     ご賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
議長(工藤 剛君) 説明が終わりました。
     これから質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
            (総務常任委員長 工藤隆一君降壇)
議長(工藤 剛君) これより討論を行います。
     討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから発議案第4号を採決します。
     発議案第4号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、発議案第4号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書は原案のとおり可決されました。
                     ☆
             閉会中の継続調査申し出について
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第17、閉会中の継続調査申し出についてを議題とします。
     教育民生常任委員会委員長及び産業建設常任委員会委員長からお手元に配付しているとおり、閉会中の継続調査の申出がございます。
     お諮りいたします。申出のとおり閉会中の継続調査をすることにご異議ございませんか。
            (「異議なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 異議なしと認めます。
     よって、教育民生常任委員会委員長及び産業建設常任委員会委員長からの申出のとおり閉会中の継続調査をすることに決定しました。
                     ☆
                  議員派遣について
                     ☆
議長(工藤 剛君) 次に、日程第18、議員派遣についてを議題とします。
     別紙のとおり議会報告会に議員派遣をしたいと思います。ご異議ございませんか。
            (「異議なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 異議なしと認めます。
     よって、本件については派遣することに決定いたしました。
     ここで11時20分まで休憩いたします。
                                    (11時06分)
                     ☆
                  休     憩
                  再     開
                     ☆
議長(工藤 剛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (11時20分)
                     ☆
                  議事日程の追加
                     ☆
議長(工藤 剛君) 議事日程の追加でございます。
     市長より松尾地区保育所建設工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについて及び教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについてを議題としたい旨、依頼がありました。
     これを受けまして、9月23日、議会運営委員会を開催し、協議した結果、日程に追加する旨の報告を議会運営委員会委員長より受けております。
     お諮りいたします。これを日程に追加し、議題にしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 異議なしと認めます。
     よって、日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
     議案書につきましてはお手元に配付済みであります。
     追加議案につきましては、会議規則第37条第3項により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 異議なしと認めます。
     よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。
                     ☆
     議案第29号 松尾地区保育所建設工事の変更請負契約の締結に関し議決を
            求めることについて

                     ☆
議長(工藤 剛君) 初めに、追加日程第1、議案第29号 松尾地区保育所建設工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについてを議題とします。
     提案理由及び内容の説明を求めます。
     副市長。
            (「議長、配付してらっけ」の声あり)
議長(工藤 剛君) 失礼して、ちょっとお待ちください。
            (「いやいや、議会運営委員会でももらいました。でも……」
              の声あり)
議長(工藤 剛君) 失礼しました。少々お待ちください。
            (資料配付)
議長(工藤 剛君) 確認いたします。皆さん、お手元に追加日程分の議案書はございますか。ほかにない方いらっしゃいますか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 副市長。
            (副市長 佐々木孝弘君登壇)
副市長 佐々木孝弘君 議案第29号 松尾地区保育所建設工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについては、私から提案理由と内容説明をさせていただきます。
(会議結果報告書に添付の議案書を朗読のため記載省略)
     次に、内容を説明申し上げます。本年第2回定例会で可決していただきました松尾地区保育所建設工事の変更請負契約でございます。
     工事場所、契約方法、契約の相手方は記載のとおりでございます。
     契約金額は8億3,411万3,500円で、変更前に対しまして911万3,500円の増額変更となるものでございます。
     おめくりいただきまして、別紙参考資料1を御覧願います。主な変更理由は2点ございます。1点目は、進入路の安全対策として、表層に滑り防止効果のある舗装工を追加するとともに、注意喚起のための徐行標識を1基追加し、計2基とするものでございます。
     2点目は、入り口付近の農業用水路の布設替え、蓋がけ等の改修を行い、安全を確保するものでございます。
     以上が主な変更理由で、総じて911万円3,500円の増額になるものでございます。
     議員各位におかれましては、ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
            (副市長 佐々木孝弘君降壇)
議長(工藤 剛君) 提案理由及び内容の説明が終わりました。
     これから議案第29号について質疑を行います。質疑ありませんか。
     18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 一般的に安全対策が向上するということについてはもちろん賛成しますが、契約の変更という事態の問題なのですが、本来基本的には契約を変更するという事態は、事業が進行して想定外の事態が発生したと、当初契約なり、当初設計のときから。そういう事態なのかというふうに思うのです。
     聞きたいのですが、1つは滑り止め効果のある舗装に変えるという問題ですが、まだ保育園運用開始されていませんから、つまり保護者なり、職員なり、直接これを利用して、その判断の上でそれに対応したと、そういう声に応えたということではないわけです。そうすれば、なぜ当初契約内容から変更して、こういうふうに措置をするという判断、どういうことを理由にしてこういう判断をしたのかということをまず1つ聞きたいと思います。
     それから、2つ目、この用水路については、これについても用水路の存在自体は事業開始以前から存在は認識されているわけです。今になってなぜこういう措置が必要だと判断したのか、これも聞きたいと思います。
     それから、3つ目、最後につまりこういうふうな流れの責任はどこにあるかということなのですが、発注者である市にあるのか、委託された設計業者にあるのか、そこはどういうふうに判断するのか聞きたいと思います。
議長(工藤 剛君) 副市長。
副市長 佐々木孝弘君 お答え申し上げます。
     まず、契約変更の考え方について、米田議員から想定外の事態が起きたときに契約は変更されるものというようなお話がございましたが、工事が行われる中で想定外のことも起きること、それについての契約変更もこれまでも度々行ってまいりましたが、今回の変更契約につきましては、想定外というよりは前回の議会までの間にいろいろ議員の皆様からこの安全対策についてご意見をいただいたもの、これらも勘案し、現場も再度確認した上でこのような措置が必要だということで判断し、変更契約をしようとするものでございます。そこは、ご理解いただきたいというふうに思います。
     また、用水路の存在については、認識しているというものはそのとおりでございますが、用水路の所有者が土地改良区でございましたが、工事が始まってから現場でいろいろ状況を把握しながら、あるいは改良区のほうとの意見調整も行いながら、やはりここには蓋がけをして、最初は安全柵を周りに講じようということで考えてはおりましたが、やはり蓋がけをするということが妥当であろうというような判断から、このような変更をさせていただきたいというような考えに至ったものでございます。
     あと、責任というお話でしたけれども、そもそもの設計に瑕疵があったかということではなくて、あくまでもこれまでの皆様からのご意見をいただきながら、いろいろ勘案した結果の対策ということでございますので、そこについては問題はないかなというふうに考えておるところでございます。
議長(工藤 剛君) 18番、米田定男議員。
議員 米田定男君 そういう意味からいうと、議会の議論も有効に生かされるということにもなるのですが、この舗装についてはどの程度の効果があるということ。例えば積雪状況でも有効に作用するという舗装の在り方になるわけですか。そこを確認したいのですが。
議長(工藤 剛君) 地域福祉課長。
地域福祉課長 松村錦一君 お答えいたします。
     多機能型滑り止めということで、舗装に格子状の溝をつける工事でございまして、その溝に融雪剤が残りますので、凍結防止効果が持続するというものでございまして、積雪が、雪がたまりまして、その溝がその下にありますので、その部分については滑り止めの防止効果はないということでございます。ただ、その滑り止め防止の効果がどれほどあるかということは、やはりミラー板等でかなり滑る状況が想定されますので、それを防ぐという意味から一定の効果があるものと見込んでございます。
     以上です。
議長(工藤 剛君) ほかに質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     これより討論を行います。討論ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 討論なしと認めます。
     これから議案第29号を採決します。
     議案第29号を原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第29号 松尾地区保育所建設工事の変更請負契約の締結に関し議決を求めることについては原案のとおり可決されました。
     ここで星教育長の退場を求めます。
            (教育長 星 俊也君退場)
                     ☆
     議案第30号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについて
                     ☆
議長(工藤 剛君) 追加日程第2、議案第30号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについてを議題とします。
     提案理由及び内容の説明を求めます。
     市長。
議長(工藤 剛君) 市長。
            (市長 田村正彦君登壇)
市長 田村正彦君 議案第30号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることにつきましては、私から提案理由と内容説明をさせていただきます。
     まず、提案理由でございますが、教育長の星俊也氏が令和2年11月14日をもって任期が満了することから、再び当人を選任しようとするものでございます。
     次に、内容説明ですが、住所、氏名、生年月日は記載のとおりでございます。
     別紙履歴書を御覧いただきたいと思います。星俊也氏は、前教育長の遠藤健悦氏が任期途中で退職したことから、残任期間である平成30年4月より教育長を務められ、現在1期目でございます。これまでの知見、経験を生かし、引き続き本市の教育力向上に尽力していただきたいと考え、ご提案を申し上げるものでございます。
     なお、任期は本年11月15日から令和5年11月14日までの3か年でございます。
     議員各位におかれましては、ご審議の上、ご賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げ、提案理由とさせていただきます。
            (市長 田村正彦君降壇)
議長(工藤 剛君) 提案理由及び内容の説明が終わりました。
     これから議案第30号について質疑を行います。質疑ありませんか。
            (「なし」の声あり)
議長(工藤 剛君) 質疑なしと認めます。
     討論を省略し、これから議案第30号を採決します。
     議案第30号を原案のとおり同意することに賛成の方は起立願います。
            (起立全員)
議長(工藤 剛君) 起立全員です。
     よって、議案第30号 教育委員会の教育長の任命に関し同意を求めることについては同意することに決定しました。
     ここで星教育長の入場を認めます。
            (教育長 星 俊也君入場)
                     ☆
                  教育長より発言
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議長(工藤 剛君) 星教育長からご挨拶をいただきたいと思います。
     星教育長。
教育長 星 俊也君 ただいまは教育長の任命に関し、議員の皆様方からご同意を賜り、誠にありがとうございます。これまで2年半、力及ばずながらも務めさせていただくことができましたのは、ひとえに議員の皆様方からのお支えがあったればこそと深く感謝を申し上げます。
     これからも八幡平市の教育の充実、発展のために粉骨砕身、努力してまいりますので、議員各位の変わらぬご指導と叱咤激励を賜りますようお願い申し上げ、再任に当たりましての挨拶とさせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
議長(工藤 剛君) ありがとうございました。
                     ☆
                  閉     会
                     ☆
議長(工藤 剛君) これで本日の日程は全て終了しました。
     9月4日から本日まで22日間にわたり、各位におかれましては熱心にご審議をいただき、衷心より感謝申し上げます。
     以上をもちまして令和2年八幡平市議会第3回定例会を閉会といたします。
                                    (11時38分)