予算特別委員会会議次第
日 時 令和 2年 3月10日(火)
場 所 八幡平市議会議事堂議場
1 開 議
2 議 事
(1)議案第22号 令和2年度八幡平市一般会計予算
(歳出 5款労働費〜8款土木費)
3 散 会
出 席 委 員(19名)
1番 関 治 人 君 2番 羽 沢 寿 隆 君
3番 工 藤 多 弘 君 4番 勝 又 安 正 君
5番 北 口 功 君 6番 工 藤 隆 一 君
7番 田 村 善 男 君 8番 井 上 辰 男 君
9番 立 花 安 文 君 10番 渡 辺 義 光 君
11番 工 藤 直 道 君 12番 古 川 津 好 君
13番 田 村 孝 君 14番 橋 悦 郎 君
15番 熊 澤 博 君 16番 関 善 次 郎 君
17番 橋 光 幸 君 18番 米 田 定 男 君
19番 小 野 寺 昭 一 君
欠 席 委 員(なし)
委員外出席(1名)
20番 工 藤 剛 君
説明のために出席した者
市 長 田 村 正 彦 君
副 市 長 岡 田 久 君
教 育 長 星 俊 也 君
企 画 財 政 課 長 佐 々 木 孝 弘 君
総 務 課 長 津 志 田 勇 孝 君
防 災 安 全 課 長 畑 山 直 已 君
地 域 振 興 課 長 渡 辺 信 君
税 務 課 長 遠 藤 福 子 君
市 民 課 長 小 笠 原 文 彦 君
地 域 福 祉 課 長 松 村 錦 一 君
健 康 福 祉 課 長 村 上 直 樹 君
農 林 課 長 田 村 泰 彦 君
花 き 研 究 開 発 日 影 孝 志 君
セ ン タ ー 所 長
商 工 観 光 課 長 遠 藤 幸 宏 君
建 設 課 長 関 本 英 好 君
上 下 水 道 課 長 菅 原 浩 人 君
国 保 西根病院事務局長 高 橋 康 幸 君
会 計 管 理 者 兼 菅 野 美 津 子 君
会 計 課 長
西 根 総 合 支 所 長 森 政 彦 君
安 代 総 合 支 所 長 阿 部 正 昭 君
教 育 総 務 課 長 工 藤 久 志 君
教 育 指 導 課 長 川 村 憲 弘 君
農 業 委 員 会事務局長 遠 藤 竹 弥 君
事務局出席者
事務局長 高 橋 政 典
議事係長 高 橋 美 穂
☆
開 議
☆
〇委員長(立花安文君) ただいまから予算特別委員会を開きます。
ただいまの出席委員は19名であります。定足数に達していますので、会議は成立いたします。
これより本日の会議を開きます。
(10時00分)
☆
議案第22号 令和2年度八幡平市一般会計予算
☆
〇委員長(立花安文君) 会議は、会議次第によって進めてまいります。
会議次第2、議事、議案第22号 令和2年度八幡平市一般会計予算を議題とします。
内容説明は終わっておりますので、直ちに審査に入ります。
ここでご協力をお願いします。発言に当たっては、挙手の上、該当するページを述べてから発言願います。
なお、質疑に当たっては、同一の議題について1人3回までとし、1回当たり3点以内とするようご協力をお願いします。あわせて、質疑、答弁は、要点をまとめて簡潔にお願いします。
それでは、5款労働費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の148ページから149ページまでであります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(立花安文君) 質疑なしと認めます。
これで5款労働費の質疑を終わります。
次に、6款農林水産業費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の148ページから173ページまでであります。
質疑ありませんか。
橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 概要説明書58ページの上段の繁殖・育成センター整備事業です。今年度から建物の工事が始まるという予算になっております。それで、ちょっと危惧されることは、今繁殖の子牛市場が非常に低迷してきているということが懸念されるわけです。JA新いわての報道によりますと、2月12日の家畜市場の価格、これは税抜きですけれども、平均で60万2,000円というふうになっております。前月比で比較しますと、マイナス5万4,000円と。前年比で比較しますと、9万3,000円も下がっているわけです。これは、アメリカからの関税の引下げとかあると思います。消費税の引上げもあると思います。やっぱり大きいのは今のコロナウイルスということで、消費がかなり落ち込むということを想定する中で、こういう状況が生まれてきているのではないかと思うのですが、繁殖センターに農家の皆さんが預けて、牛を産ませて、販売してと、こういうことをやっているわけですけれども、その際子牛の価格がどれぐらいまでが赤字のラインになるのか、そこちょっと確認をしたいと。
それから、併せてこの繁殖センターの営業といいますか、経営自体も非常に心配になってくるわけです。そういう中で、全協の説明によりますと、飼育牛であれば1日600円と、こういう料金がかかりますよということですが、このキャトルセンターの頭数、予定しているどれぐらいのパーセントの牛が飼育確保できれば経営が成り立つのか、この辺も含めてお知らせを願いたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
まず、第1点の子牛の価格がどれくらいまで下がった場合に赤字ラインになるかというお話です。ちょっと詳しく説明したいと思いますが、まずキャトルセンターに肉用牛を預ける場合は、預け方を3通り農協では示しております。まず、第1点目が妊娠7か月齢で生産者に戻し、生産者の牛舎で分娩、子牛は生産者が飼育し、母牛はセンターに再預託するのがまず第1点です。第2点目が母牛は終年センターに預託管理し、分娩もセンターで行うと。分娩した子牛は、約9か月までセンターで育成し、家畜市場に出荷。出荷しない雌牛は、センターで繁殖牛として飼養を継続管理していくというのが2点目です。3点目は、母牛は同じなのですが、分娩した子牛は3か月間センターで飼養した後、生産者に引き渡すというふうな3通りを今農協さんのほうでは考えております。今回質問があります件に関しては、パターン2番目の母牛を終年預託して、子牛を出荷するまで、9か月齢、10か月齢までセンターで飼養するというふうな方法でちょっと試算をしてみました。母牛については、農協が今示しているのが1日600円です。これは変動するかもしれないですけれども、600円と単価を計算して、14か月齢で種つけ、24か月齢で分娩するというふうに仮定すると、その経費が大体25万5,000円かかります。子牛のほうになります。子牛のほうは、先ほど10か月と言いましたけれども、計算上10か月でちょっと計算してみました。10か月間繁殖・育成センターで飼養し、出荷すると仮定すると、1日600円で18万2,400円になります。この数字を足すと43万8,000円になります。このほかに、種つけ料だとか、薬剤だとかというのが別途かかるわけですけれども、これを仮に10万円と仮定すると53万8,000円になります。なので、53万8,000円を超えた分が黒字になるというふうな考え方になります。これは、あくまでも一つの例ですので、農家個々によって、例えば減価償却なり、子牛の飼養管理なりというのはやっぱりまちまちなので、その農家によって何円で赤字になるか、黒字になるかというのは個々の農家で違うと思いますので、今お示ししたのはあくまでも基本的なケースといいますか、一般的なケースで考えた場合には53万8,000円というふうになります。
次に、2点目のセンターの経営についてでございます。農協さんのほうで説明している内容ですと、施設能力の80%の預託で赤字、黒字のラインだというふうに示しております。預託の規模ですけれども、現在計画しているのが乳用牛がマックスで400頭、あとは肉用牛はマックスで520頭になります。ですので、920頭の8掛けなので、736頭が黒字、赤字のラインというふうになります。
説明は以上です。
〇委員長(立花安文君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 繁殖牛の場合、一応基本的には53万8,000円というのが一つの目安だという答弁をいただきました。そうしますと、2月の市場ですと平均で60万2,000円ということですので、非常に危惧されるわけです。これ以上下がっていくと、農家の人たちも繁殖センターを使えなくなるというふうなことになると思います。1つは、こういう市場の価格が低迷している要因、先ほど私が思いついたことはお話ししましたけれども、担当課としてはどういうことをその要因として今捉えているのか、今後これがどういうふうに展開していくというふうに想定されているのかということも伺いたいと。
それから、このキャトルセンターの赤字のボーダーラインは、80%の頭数が欠けるともう赤字になっていくと、こういうことですけれども、仮にそれが赤字になっていくということになった場合、これは市としてはどういう対応になるのか、これはもうJAさんに頑張ってもらうしかないのか、その辺も確認したいと思います。
それから、このキャトルセンター建設の一つの前提として、農家からアンケートを取っています。その際のアンケート、どのぐらいの頭数、農家の人たちが希望をしていたのか、それも含めてちょっと教えていただければと。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
まず、第1点の子牛の価格の件ですけれども、価格が下がってはきていますけれども、すみません、はっきりした記憶ではないのですが、たしか50万円以上は保障されるのではないかなというふうに……
(「それ、俺しゃべる」の声あり)
〇農林課長 田村泰彦君 子牛の価格が下がってきたときに、農家さんの負担が大きくなるのではないかと。確かにそうなのですけれども、実際今分娩間隔というのが、これは農協さんから聞いた数字なのですが、八幡平市の場合は今分娩間隔が430日だそうです。JA新いわて管内は414日で、八幡平市の成績が若干悪い状況になっております。これをキャトルセンターに預託してもらうことによって、要は目指すところは365日で分娩間隔を縮めようと。365日はちょっと無理かもしれないので、いずれ目標値としては380日を目指して分娩間隔を縮めていくと。試算によると、1か月分娩間隔が縮まることによって、約3万円の経費が浮くというふうに一般的には言われています。なので、キャトルセンターに預託してもらうことによって分娩間隔を短くして、回転率を上げて農家の所得を保持したいというのがもう一つのキャトルセンターの狙いでもあります。
あと、2点目の農協のボーダーラインの80%を欠けた場合の話ですけれども、農協さんと市の間の話の中では、市はキャトルセンターの整備をします。あとは、運営については指定管理で農協さんにお願いします。その場合に、指定管理料は出さないというふうに話はしておりますので、赤字になった場合には農協さんの持ち出しというふうになります。ただ、空いているというか、例えば施設が80%埋まって、残りの20%空いているとすれば、要は指定管理の農協さんの中の組合員さんの牛も入れることは当然可能になるので、例えば岩手町なり盛岡市なりのほうから牛を入れることも考えなければならないのかなというふうに思っております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) アンケートは。
〇農林課長 田村泰彦君 アンケートの結果でもよろしいでしょうか。アンケートの結果、繁殖・育成センターを利用する農家は28戸で、飼養頭数が28戸で404頭、あとは404頭からの出荷頭数が282頭になっております。これを、平成37年なので、令和7年度の目標値は、同じく飼養戸数が28戸で飼養頭数が663頭、259頭増頭、あとは出荷頭数も464頭なので、182頭増加させるというふうな計画になっております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 1点だけ伺います。予算書の173ページの航空レーザ測量について伺います。
この金額的には2,500万円余りですけれども、これの本体価格と委託料を振り分けた場合はどのくらいになるのか。それと、性能はどのような性能を持った航空レーザになるのか伺います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 すみません、第1点目の質問をもう一回お願いします。
〇委員 関 善次郎君 本体価格、航空レーザ、恐らく機械だと思うのだけれども、どう使うか、何に使うか分からないけれども、それをどのようなことでやるのか。それと、本体と委託料とをひっくるめた2,500万円余りの金額だと思いますけれども、それの振り分けと、それから機械そのものを使うのであれば、どのような方法でやるのか伺います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
レーザ測量は、飛行機を飛ばしてそこから測量するもので、機械を購入とか、市のほうで直営するという内容ではありません。
〇委員長(立花安文君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 要するに、今までやっていたような航空写真、飛行機で写して、そしてどこが違法伐採しているか、また造林がどの程度生育しているかという、そういう方法、今までどおりの方法でやる経費ですか。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
主な目的は、材積量を調査するのが一番の目的でございます。ある一定面積で材がどのぐらいあるかというのを調査するのが目的です。この調査結果を基に、森林管理制度にのっとって各林家の方にアンケートを取って、今後経営を自分で行うか、市のほうに委託するかというふうな、そういう基礎データを集めるための調査でございます。
〇委員長(立花安文君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 大体というか、ちょこっとだけは分かりましたけれども、要するにうわさでは聞いたことあるのだけれども、航空写真を撮って、ここに材積、何の木が何立方ありますよということの測量ですね。それは、委託先はどこで、そして今年の予定箇所はどこなのか伺います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
業者は、今から選定になります。予定箇所は、一般質問の際もお答えいたしましたけれども、田山地区を最初にやりたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 勝又安正委員。
〇委員 勝又安正君 農業費の花卉研究開発費の161ページ、18節負担金補助及び交付金の750万円ですが、今年度の新規事業にもありますルワンダ共和国に建設するリンドウの培養育苗施設の機材等の購入に対しての補助とありますが、実際に機材の搬入に関わることと、すみません、2点の質問になります。どのように具体的に行っていくのかの伺いたいことと、あと今ルワンダでは安代の輝きが1種類だけになっておりますが、この培養施設の量によって、今後何種類にここ四、五年で増えてくるのかなというふうな2点についてお伺いいたします。
〇委員長(立花安文君) 花き研究開発センター所長。
〇花き研究開発センター所長 日影孝志君 お答えいたします。
この750万円の機材の搬入をどのように行っていくかというお話ですが、この事業は100%の委託事業なのですが、この部分についても搬入費についてはJICAのほうから出ますので、機材、主に消耗品なのですけれども、購入したものは、横浜に届ければ横浜からルワンダまで運ぶ分はJICAのほうの予算でなるということになります。培養のために必要な消耗品等になります。
それから、今ルワンダで輝きが栽培されているけれども、このことによってどのくらいの品種が増えるかということなのですが、今回の組織培養の施設が向こうにできて、苗生産ができるということになるのですが、主に種で増える分は日本から種を送れるので、またそっちがずっと安いので、挿し木で増やす品種をここで増殖して、ヨーロッパの鉢物生産者のほうに供給するということになるので、当面はこの事業によって新たに品種ができるということはないのですが、やっていく中で挿し木で増やす品種でもルワンダで切り花になるようなものがあれば、それは足していくということになります。恐らくそうなるにはちょっと時間がかかるので、輝きに加えて、種でやれる品種を今幾つか試作しておりますので、その結果を待って、別なピンクだとか、そういう品種が出てくるのだと思います。
〇委員長(立花安文君) 熊澤博委員。
〇委員 熊澤 博君 160ページから161ページの畜産業費について伺いたいというふうに思います。前段の橋悦郎委員から質問がありました関連でございます。
初めに、苦言を呈しておきたいのですが、肉用子牛生産者補給金制度をちゃんと分からないと、今の畜産どうしたらいいかという答え出てきません。誠にお粗末です。やっぱりちゃんと勉強しないと、そこから始まるわけだから。
それから、今コロナウイルスの影響というのはすごいものがあるということで、どう守るかという観点で、農林課長、もうちょっと勉強してもらいたい。分からないときは私から聞いてください。私はどっちも、和牛も短角も顧問やっていて、もちろんこれで私の役割あると思って頑張っている立場ですので、教えますので、遠慮なく聞いてください。
そして、やっぱり議会ですから、議事録に残ります。どこだり言われると困るわけです。さっきの答弁聞いていて、ちょっとざわっとしたのですが、全然分かっていないなという感じです。やっぱりちゃんと勉強して、役場当局としての責任ある回答を議事録に載せていかなければならないというふうに思っています。これはちょっと苦言でしたが、そういうことで質問したいというふうに思います。
それで、株式市場が非常に荒れております。新型コロナウイルスの感染拡大で世界の株価の下落ということで、今日の岩手日報によりますと、過去最大の下げ幅を記録したニューヨーク株は、一時取引停止となっておりますと、そういうふうに報道してあります。日本の株式も下落を続けているということで、第1部の平均株価は大幅続落、第2部も続落と。実は、この株価に連動するのが枝肉の価格なのです。これも続落です。この間、市況をちょっと、岩手日報の枝肉市況も拡大して皆さんに見ていただきましたが、今朝の岩手日報です。東京芝浦、和牛の去勢、A5が1,997円、ついに2,000円を割ったのです。見た方も何人かおられるかと思いますが、私の記憶では本当に何十年ぶりというような価格でございます。黒毛和種の2月の子牛市場は、初めて生産費を下回ったと。3月市場が来週から始まるわけなのですが、どこまで下がるかが焦点なのです。それくらい深刻な事態です。まさに何十年ぶりかの価格安定の発動も危惧されておるという状況でございます。
私がこの間一般質問しました短角はもっと深刻だということです。この間の一般質問では、褐毛和種と黒毛和種の種牛を導入してくれという一般質問だったわけなのですが、その意味は実はここにあるのです。生産費の8割に当たる保証基準価格で子牛の下落から農家を守ろうというのが私の提案なのです。それで、短角と褐毛のあいのこ、短褐も短黒も、あるいは黒褐短の三元交配も、価格安定事業の中では下位にある短角の区分に入るのです。価格安定の保証基準価格と合理化目標価格があるわけなのですが、3つの段階あるのです。黒毛、褐毛、そして短角を含むその他の肉専用種と、この3つの部門になっているのですが、あいのこの場合、F1あるいは三元交配の場合、一番下の下位のグループで保証されるのです。ですから、短角を台にした褐毛和種、あるいは黒毛和種のあいのこは短角の区分で保証がされると、そういう仕組みがあるのです。そういう点では、当然私のもくろみは、ふるさと納税の返礼品事業でこの短黒、あるいは短褐、あるいは黒褐短、これを売り込みたいというもくろみがございます。ただ、価格保証の面では、肉用子牛生産者補給金制度の中では、残念ながら短角の区分でしか保証はされないと。
ですから、今短角の人たち動揺しております。14人のうち2人しか残らない話、昨日部会長の勝又委員から伺ったのですが、新町はもう壊滅的な状態になりそうだと。今年1年はやるけれどもという話ですが、そういう中で私はやっぱり褐毛和種の種牛を導入してもらって、九州の熊本の家畜改良事業団の熊本支部だそうですが、ここで褐毛和種の種牛を造成していると。検定済みで、選ばれた残りですので、50万円から65万円で15か月の種牛が販売してもらえるという条件があります。今ごく2つで間に合うようなくらいの頭数に減ってしまいましたので、この2つに何とか2頭買ってもらいたい。高くても2頭で130万円、それに運賃入れまして、まず150万円ぐらいの出費を役場さんにお願いすることになるわけなのですが、これを入れることによって今の増頭対策事業が今年1年だけ発動になっているわけです。50頭以下の繁殖農家は、1頭当たり24万6,000円。いまだかつて私は見たことも聞いたこともありません、こういう増頭対策というのは。ただし、今年限りだよという条件付です。それが生後9か月齢以上、そして14か月未満という条件がついてもう既に始まっております。ですから、この増頭対策事業の24万6,000円を頂きながら、褐毛和種の雌を手に入れさせたいなという発想です。これですと、大丈夫、保証基準価格が短角の1.6倍ですから、立派に生産費を10万円ぐらい上回るのです。そういう点で、何とかお願いしたいということで、この間一般質問をしたつもりだったのですが、なかなか難しい、専門的なことですから、これは市長さんも農林課長さんもご理解いただけなかったのかなと思いまして、また改めまして、その考え方を伺いたいというふうに思っております。
それで、短角部会の総会をやりますと、新町のほうが多いのです。それで、いつも新安比温泉でやっているのですが、そうしますと懇親会で、今までは、いわゆる安代町のときには、困ったときには援助してくれたと。ところが、合併してからほとんど援助してくれないという小言を承ってまいりました。私は市営牧野に放牧しているのですが、全く不満はありません。よくやってくれていると思います。ただ、新町の場合はそうでないという声が聞こえるのですが、短角の放牧事業に対します市の助成、新町と市営の違い、それぞれ数字を挙げられれば挙げていただきたいと思うのです。本当にそうなのか。新町の人たちは、私たちのことを見捨てているという言い方をよくするのです。その辺はどうなのでしょう。農協さんから伺いますと、種牛の管理費も含めて、実は農協さんも毎年120万円かぶっているそうです、種牛の管理で。そういうことも、農協さんからも、JA新いわてのほうですが、言われております。
それで、この間紹介したとおり、放牧料も違えば種牛の交配料も違うと。それが半端でなく違うということで、やっぱりこれは看過できないなというふうに思っているわけです。放牧料で市営の1.8倍、種牛の交配料で3.7倍です。これはちょっとひどいなと思います。そういう点で、まず財政支援としてそれぞれ、市営の短角の人たちと、それから新町の牧野組合の人たちの短角に対します支援、それが分かりましたらお知らせいただきたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 市長。
〇市長 田村正彦君 まず、私のほうからお答えしますけれども、答弁の勉強不足を指摘されたわけですけれども、私はぜひお願いしたいのは、予算委員会、決算委員会においても、やはりご質問いただく場合には、事前に通告というか、こういうことを質問したいのだということさえ分かればきちっと勉強して、きちっとお答えできる準備できますので、ぜひその辺のところも議会でご検討いただければありがたいなと。議論が非常にかみ合いますので、ぜひその辺のところをお願いしたいというふうに思います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
大変勉強不足でした。申し訳ありません。新町牧野の支援ということでお答えしたいと思います。実は、去年の新町牧野の総会に私市長代理で出席しました。去年の話の中でも、なかなか牧野の経営が苦しいという話は組合長さんからもお聞きしました。現制度の中で何か手を打つのがないのかなという話で、事務局のほうとお話をしたところ、多面的事業については参加していると。もう一つ、中山間地域等直接支払制度というのがありまして、要は農地の傾斜によって1,000平米当たりで国から単価が示されて、それが農家さんのほうに交付になるという事業なのですが、そっちの中山間のほうは今のところ実施していないということで、ぜひともその事業を入れてみることを検討してはどうでしょうかということで、総会の場で提案いたしました。新町の場合は採草地と放牧地とありまして、例えば採草地のほうが中山間の対象になるとすれば、年間200万円オーバーで交付されることになります。放牧料とか、種つけ料とかというのは、やっぱり市の公共牧野であれば採算性を度外視しているところはあります。公共的なものがあるので。ただ、民間牧野になると、当然赤字経営になると赤字をどこかで埋めなければならないというふうになれば、採算も取らなければならないということで、放牧料なり種つけの料金なりというのは、市よりも若干高めに設定しているのかなというふうな感じを受けています。
すみません。話戻りますけれども、中山間の事業をするために、要は適正に管理しなければならないという話になりまして、今採草地を刈って採草してもらっている方から、実はお断りの話を受けたという話で、その件に関してはやっぱり適正に管理しないことには交付金の対象にならないので、その面に関しては組合さんのほうと、要は安代地区にコントラ組合がないということもありますので、コントラ組合があれば、例えば畜産農家の人も助かるだろうということで、ちょっと間口を広げてコントラの組合もつくってみてはどうかということで、今検討しているところです。なので、委員おっしゃっている支援については、直接的にはできないのですが、組合に対しては市としても今ある制度で、あとはよりよい方向になるようにということで、一緒に検討しているというふうな状況でございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 熊澤博委員。
〇委員 熊澤 博君 ありがとうございました。それで、いわゆる生産費というのをこの間の一般質問でも示しましたが、市営牧野で34万9,459円、新町牧野で38万7,594円、市営と新町の差というのは莫大なものがあります。市営に対しまして、新町のほうは1.13倍の生産費なわけでございます。しかも、再三申し上げておりますとおり、今短角はもう3年連続で価格安定発動になっております。そういう点で、保証基準価格の32万円の保証なのです。これは、幸い保証基準価格と合理化目標価格の間に売値があるから32万円の保証なのです。これが下がりますと、今度は合理化目標価格と売値との差額の9割なのです。10割ではないのです。そして、保証基準価格と合理化目標価格の差額が入るということで、今までもらっている保証基準価格の32万円よりも下がるのです。そういう点で、この32万円というのはどうしても生産費と比較しなければならないというのは、これは農家の常だと思います。
そういう点では、市営におきましても、新町におきましても、32万円を大幅に上回った生産費になっていると。やはりここは何とかしなければならないということで、私が顧問として、この間の短角の総会のときに記念講演やってくれと要請されましてやった提案が、それだったら褐毛和種をかけましょうと。実は私のところの年寄りの繁殖雌牛がたまたま短褐のF1だったのです。8歳でしたが、それをつぶしてまず食べてもらおうと思ってみんなに食べてもらったら、やっぱり確かに全然違うと、うまいと。年寄りべこで、しない肉だけれども、食べれば確かにコクも味もあると、うまみもあるということで、いいかもしれないということで、私の講演の効果も幾らかあったのか、ではもうちょっと頑張ってみるべという意思統一を勝ち取ることができたのです。
ところが、この間の答弁、恐らく勝又さんも皆さんにお知らせしたと思うのですが、種牛の件駄目になりそうだということで、ではやめましょうということで、わっとそっちの方向で、この間の新町の牧野組合の放牧している仲間の話合いでそういうふうに決めたと。俺もやめた、我もやめたということで、残ったのはたった2人だけだと。ところが、2人だけでは放牧事業をやれないのです。私たちの場合は、農家五、六件ですが、役場からも応援もらえます。2人来ます。監視が3人来ます。農協からも2人来ます。だから、十分に集団検診できるのです。もし新町で来年度以降牧野、放牧をやると言ったら、飼い主の2人と監視1人、3人で集団検診やらなければならない。これはできないのです。そういう点では、かなり死活的な内容を持った提案だったのです。
ですから、褐毛和種を入れるという増頭対策を利用しての提案もこれからやるつもりだったのですが、いずれその辺をもうちょっとご理解いただきまして、今ここで短角の放牧なしにしていいのか、いわゆる解散総会をさせていいのかという質問でございます。これは、やっぱり市長さんからもう一回再考してもらいたいという質問で、本当は恐縮なのですが、かなり深刻です。もし本当に駄目であれば、まさかこういう牧野に個人で買った種牛を上げるというわけにもいかないでしょうし、やっぱり役場の放牧方針、短角振興の方針に逆らうわけにはいかないと思うのです。そういう点で、今の苦境だからの提案なのです。
また、私はいいときは来ると思っています。短角も日の目を見るときはまた来ると思っています。今どんどん減っています。私寺田に来たときは、母牛が250頭ぐらいいたような気がするのです。今10頭足らずですか。ですから、10分の1以下になっていると。これは全県です。しかも、採算割れしているというのは、これも全県です。私たち八幡平市だけが特別ではないのです。全県が合わないでいるということで、市長さんは短角のほうの役職も務めておられるということで、やっぱり岩手から短角なくしていいのかという課題でもあるのです。そういう点で、立場あるから短角一本でというのも分からなくはないのですが、でも短角守るためには次善の策としてそういう方向で急場をしのがなければ、本当の意味で短角がなくなるというふうに私は見通しているつもりで発言しております。そういう点で、もう一回再考をお願いできないかという予算審議というのはちょっと聞いたことないのですが、つらつけないのは分かっているのですが、もう一回市長から考え方を伺いたいなと思います。
〇委員長(立花安文君) 市長。
〇市長 田村正彦君 実は、先ほど来話題になっておりますキャトルセンター整備、これに絡んで、市では放牧地あるいは採草地、これの再編というのですか、これをどうあればいいかという検討にもう具体的に入らせていただいております。そういった中で、七時雨地域のあの一帯、牧草地、放牧地、あの一帯をどう利活用するかというのが大きなテーマになっていますので、そのテーマと併せながら、短角生産者との協議、やる気のある、やはりお金を出す以上は、支援する以上は、やる気が出てもらわなければ、ただ仕方なくやる、補助金もらえばやりますというようなのではなくて、これをこのくらい増頭してこうやりたいのだから、こういうふうな支援措置を取ってもらいたいという、そういう生産者の意思というのですか、そういうものがあるのが私は前提条件だろうなというふうに思っています。
そういう意味では、繰り返しになりますけれども、今回のキャトルセンター整備に関わる様々な放牧、採草、そういった計画の中で話合いをしていくことは可能なのかなというふうには考えています。
〇委員長(立花安文君) 熊澤博委員。
〇委員 熊澤 博君 今の市長答弁で、褐毛和種の種牛、黒毛和種の種牛を入れるということについては答弁いただけなかったわけなのですが、市長よく言いますよね、やる気のあるところに応援していくと。私大賛成、同じ考えです。ただ、役場は、行政は、困ったときに手を差し伸べるというのも、これは前提条件なのです。その上でのやる気のあるところに応援していくよと、これだったら分かるのです。
実際困っているわけです。安代から短角がなくなろうとしていると。ですから、去年私キャトルセンター、短角にも欲しいという一般質問をしました。市長さんからはいい答えを頂戴しました。いいでしょう、和牛と同じにやってあげましょうという答えいただいて、実は短角の総会に行ったら、新町の人たちに抱きつかれて喜ばれるかと思ったら、あに図らんやしらっとしていました。それどころではないと、今もう採算割れしているのだと、やっぱり役場の援助欲しいと。放牧事業に対して役場の援助がないとやっていけない、市営牧野より条件が悪いということをはっきり言われました。今そういうときではないよ、キャトルセンターどころではないと、それ以前の問題だという話をされて、そのときがっくりきて、私新いわて農協の組合員で、新町の牧野農業協同組合の組合員ではないのです。だから、分からないのです。どうしても人のはかまに足入れるようで、あまり聞きにくいということもあって。実は、去年まで1日の共同牛舎の預託料400円台だと私は聞いていました。そうしたら、いろいろ聞きましたら、勝又委員が部会長なのですが、それこそ採算合わなくなって値上がりして、今親牛で660円になっていると。いわゆる和牛のキャトルセンターの預託料よりも高くなっているということですが、餌も食べるし、660円は妥当だとは思っているのですが、そういう新町の牧野農業協同組合の内容分からないまま進めてきたという、恥ずかしいようなキャトルセンターの提案だったわけなのですが、そういうことも含めて、やっぱりどうしても抜本的な手を打たなければ、私は本当になくなると思います。市営牧野の短角も同じ運命にあると思います。そういう点では、答弁は頂けなかったわけなのですが、ぜひもう一言お願いしたいと思います。
それで、何で私急いでいるかといいますと、褐毛和種の直接検定漏れの種牛を売ってくれているという熊本の支部、そこでは2月から受け付けるそうです、希望者を。そういうことで、早い者勝ちなのです。2頭確保したいという私たちの考えだったわけなのですが、もう3月になっています。そういう点で、やはり早めに結論、これから話合いを持ってといういとまが実はあまりないのです。そういう点で、これは今度は農林課長さんからでも考え方伺いたいというふうに思います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
すみません。繰り返しの答弁になりますが、先ほどもお話しした中山間事業を取り入れて、まずは基盤整備をちゃんと整備することによって、中山間地域で生まれる交付金を経営のほうに投入していくとなれば、250万円とすればかなりの経費が浮くというふうに考えられますので、まずは最初にお話しした中山間地域の事業の導入と、あとは安代地区のコントラ組合の設立について一緒に協議していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 市長。
〇市長 田村正彦君 短角のことなのですけれども、実は私は昔というか、もう十数年以上前から安代の短角に対しての取組には敬服をしておりました。というのは、どこもやっていない時代にもう大規模な畜舎を建てて、ある意味ではキャトルセンターをあそこでやっていたわけです。あの畜主さんたちを見ると、短角で飯食っている人ではなくて、商売やっている人たちが短角をそこに預けて、まさにキャトルセンターだったのです。ああいうふうにうまくやっていたところが何でそういう事態になったのか、そこの検証も私は絶対必要だと思うのです。当時は共進会もやっていました。あの共進会に出品なさっている方は、かなり商店主の皆さんが畜主さんになって、キャトルセンターみたいな畜舎に預けて、そしてそこで育成して販売して、収益になる年もあったし、ならない年もあったというふうには聞いていますけれども、そういうふうな仕組みでやっていたと。それが立ち行かなくなったというその理由をきちっと掌握した上で、やはり対応していかなければならないのではないかなというふうな気持ちは今持っています。
〇委員長(立花安文君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 それでは、1点だけお伺いします。
予算書の167ページ、農業用施設維持管理事業の中の越戸ため池廃止工事について伺います。本来農業用施設としてため池を廃止することになりますが、地域住民の方はこのため池がなくなることによる大雨による水路の急激な増水を心配しております。概要説明においては、用水路整備も記載されていますが、この用水路整備について詳しい内容お分かりでしょうか、お伺いします。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
この越戸ため池の廃止については、実際令和元年度で国の採択があれば元年度に実施する予定だったのですが、国のほうの採択にならないので、1年先延ばしというふうな形になります。廃止については、地元の受益者から同意を得ているというふうに私はちょっと理解しているのですけれども、その後の水路なりというのは、実際これから実施設計を組んでいくので、その辺、要望は地元の受益者の方から聞きながら進めるということになろうかと思います。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 関治人委員。
〇委員 関 治人君 もちろんこれは地元からの要望でやる事業ですけれども、危惧しているのは、やはり今までため池があって、ある程度大雨対策にもつながっていたということで、その下の部分の水路もしっかり整備していただけるのかというふうな意見がありました。私この工事がいつ始まるか、その辺は分かりませんが、このため池の下にはリンドウ畑がたくさんありまして、工事の際には、このリンドウの作業になるべく支障のないような形でやっていただきたいという地域の声もありましたので、そこも含めましてもう一度お願いします。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
いずれ実施に当たっては、受益の農家さんと協議しながら進めていくというふうにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) ここで11時15分まで休憩いたします。
(10時58分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇委員長(立花安文君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(11時15分)
〇委員長(立花安文君) 予算特別委員会を続けます。
6款農林水産業費の質疑を続けます。
質疑ありませんか。
田村善男委員。
〇委員 田村善男君 予算書の157ページ、それから概要説明の52ページ、農地中間管理機構集積協力金交付事業、予算額1,005万4,000円の事業でございますが、後継者の問題、担い手ということ、周りを見ても経営が難しい状況の方々が非常に多くなっている中で、農地の出し手に対する支援について確認したいと思います。経営転換協力金の要件についてお願いしたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 すみません。ちょっと時間頂きたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 予算書173ページの下段のほうの松川淡水漁業協同組合の関係ですが、この役員を長年なさっている方から、涼川、上流は染田川ですが、大変汚れて、魚がこの頃すまなくなったという状況をお聞きしました。このことは何年か前、あるいは議員懇談会にも出ていたかもしれませんが、長年監視をしている組合の方ですので、現況とこれ以上増やさないで止めて清流化に努めなければならないというようなご提言を頂きましたので、この1点と、2点ありますが、この1点をまず質問して次に行きますので、現況、あるいはその把握、対策をどう捉えているかお聞きします。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
涼川の濁流の関係については、かなり前から大雨が降れば川が濁るということで、その上流に大規模に野菜を作付している方がいらっしゃいます。大雨が降る都度、道路と農地については巡回して現場を確認しております。過去においては、その作付者に対してため池といいますか、土留めの対策を取っていただくように文書でお願いをしたこともあります。今回の委員ご発言の件なのですが、先ほど市長からの答弁にありましたけれども、上流に田代平の共有地がございます。何か所の野菜畑になっているところがありまして、そこが大雨が降れば結果的には涼川のほうの濁流につながっているという、それも起因しているのかなというふうに思います。田代共有地の牧野につきましては、市のほうで将来的に借り受けて畜産振興のために使いたいということで、今使っている野菜畑の方についても、今日明日という話ではないのですが、ここ何年かで返地してもらうということで、田代共有地の方からはお話を伺っているところです。キャトルセンターの関係で、田代山共有地のところを40町歩ほど草地にする計画もありますので、その草地整備と併せて年次計画で返地してもらうことによって、清流化にだんだんつながっていくのではないかというふうに考えております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 長年やっているベテランの方でしたので、計測して魚が少なくなっているという状況ではないですが、経験値でそういうようなお話がありましたので、ぜひこれ以上広げない、あるいは守るために聞いてくれというようなこともありましたので、聞きましたが、そうするとため池等も頼んでいるというけれども、できていないし、全体的に草地なり、あるいは市でもやるということでしたら了解できますが、現状での調査なり、対策なり、これ以上広げないために、私はかねて川上行政を推進していました。誠にこれは川上で止めることが下流をきれいにする現況でありますので、頼んでいるけれども、調査なり、あるいは現況を調べて、土地の利用形態はそういうように進んでいるということですけれども、現況を捉えて、どうあるかというのを、水質調査なり、あるいは専門的な調査が必要ではないかと思います。汚れてからでは、これは川下行政になると大変な問題になりますし、カルデラ湖の田代平のすばらしい景観も守らなければならないと。そういうような観点から、ぜひ草地造成もですが、この目前の調査なり、あるいは対策なりを至急する必要があるというような組合員のご意見でした。その考えについてお伺いします。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
調査については、雨が降る都度現地を確認しております。そのほかの水質調査とかについては、関係課とちょっと協議をしてみたいというふうに思います。あと、対策については、あまりひどいようであれば、やっぱり耕作者のほうに文書で対策を取ってもらうなりのお願いはしたいなというふうに思っております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 ため池も要求したというけれども、これは答えなかったですが、実現しているのかどうか。そして、河川の管理というのは建設課のほうでしょうか。建設課長の考えもあれば、いずれこれ以上広げないで清流化に向けた対策を取ってほしい、現況でできることをやってほしいというのが私の提言ですので、管理している建設課の課長からもお聞きしたいし、北上川の源流は、広辞苑では七時雨山麓から発するとなっていました。一般的には岩手町の弓弭の泉ですけれども、地形的には七時雨が源流だというのを私前にも申し上げましたが、そういうような大事な、そしてカルデラの景観等もありますし、管理する建設課と、あるいは農林課と淡水魚等も調整しながら、もし現状で雨降ってあれなとき、その耕作者とかを呼んでこうだよとか、写真撮るとか、そういうような対応をして、写真だとちょっとあれですから、これを見てきてくれと現場検証すれば、確かに耕作者にも伝わると思いますので、2人の課長から、今後進めないため、あるいは清流化に向けた管理方法についてお伺いします。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
対策については、土留めを行っている耕作者がいらっしゃいます。あと、平成二十二、三年のあたりはかなりひどく流れた時期もありまして、その都度耕作者の方が道路に出た土砂については自力で撤去しているということで、去年も大雨降った際に現地見に行ったのですが、そのときも耕作者が出ていて、泥上げはしているようでした。本当にひどくなったときには、再度耕作者のほうとお話はしなければならないというふうには思っていますし、あと平成二十二、三年のあたりに1回関係課集まって現地で協議したこともありますので、機会を捉えて、必要であれば建設課と一緒に協議をしながら進めていきたいというふうに思います。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 涼川の上流のほうは普通河川だということで、市の管理の河川というふうな位置づけになってございます。建設課といたしましては、その河川に土砂等が堆積しているかということをまず現地で確認したいと思います。その上で、来年度緊急自然災害防止対策事業ということで、河川事業で1億円の河道掘削の予算を予定してございます。現実は、今のご質問の箇所については該当していないところでございますが、現地を確認して、その事業でやれるのであれば来年度対応を検討したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) ほかに質疑ありませんか。
(「2点目やると通告していましたが。2点目もありますと
通告していましたが」の声あり)
〇委員長(立花安文君) 冒頭申し上げましたが、本日1回の質問につき3項目で……
(「2点目もあることで言ってたけども」の声あり)
〇委員長(立花安文君) 3回まで。昨日とちょっと変更しましたので。
米田定男委員。
〇委員 米田定男君 1点伺いたいと思います。
大きく農業支援、あるいは農家支援の在り方、どうあるべきかということで質問したいと思いますので、何ページということではありません。特に農業という産業を発展させるという側面よりも、産業面からもそうですが、地域づくりの担い手としての農家をどう守っていくかと、そういう視点で支援どうあるべきかというように聞きたいと思うのですが、そこで担当課に資料を頂きました。農家数の推移、統計の基準年ごとの数字になっているのですが、平成2年から27年まで、それは長過ぎるので、合併時の17年から27年のを見ますと、販売農家戸数が17年3,281戸から27年2,358戸、823戸減って約28%減っているのですが、内訳見ますと、専業農家は616戸から612戸で横ばいなのです。ところが、兼業農家、第1種、第2種合わせますと、2,665戸から1,746戸、34%減っているのです。
私問題にしたいのは、結局この状況が続けば、極端に言えば地域農業は存在するけれども、農家が存在しないという地域の状況が出てくるのではないかというように心配するのですが、そういう意味でいわゆる兼業農家、小規模、中規模の農家の存在をどう見るかという問題なのですが、例えば農業という部分から見れば、規模は別にしても、1戸の農家として、農道であれ、水路の管理等参加して力を尽くすと。もう一つは、地域、草刈り等含めてですが、そういう意味でも主要な役割を農家が果たしてきたという経過、経緯があると思うのですが、そういう農家がどんどん地域からなくなっていくという状況があるわけですが、施政方針では農業についてはこういうふうに言っているのです。1つは、地域における農林業の核となる経営体を育成するため、経営の高度化や生産の効率化、生産基盤の整備による経営体質の強化を図っていくと。もう一つ大きいのは、市単独助成事業の八幡平市農の大地担い手育成支援事業については、見直して4年まで継続すると、こういうふうに大きくは施政方針でうたっているのです。これ自体はいいと思うのですが、さっき言った中小規模農家は、基本的にはこういう助成の対象にならないと。
私思うのですが、地域の実態見たときに、こういう小規模農家であれ、決して意欲がないということではなくて、意欲がある農家もあるわけで、規模拡大とは別にしても、さっき言ったようにそういう農家というのは、地域で貴重な存在になっているという意味からいえば、例えば担い手育成支援事業についても、こういう小規模農家であっても、今対象の農家とはレベルが違ったとしても、支援の形はやっぱり検討すべきではないかと。そういうふうにして、この地域で小規模農家を守っていくということが地域を守っていくということにつながるのではないかという思いからの質問なのですが、どうでしょうか。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 お答えいたします。
中小規模農家の支援策というふうな形でお答えしたいと思います。確かに集積なりで大規模農家だけで産地形成ができるか、あとは営農活動、農業活動がそのまま継続できるかというと、確かにそういうわけではないというふうに、私もそういうように感じます。ただ、市の施策としてはやっぱり規模拡大なり、あとは作目転換で所得を上げることが市の農政としては進めているところです。ただ、施政方針の中である農の大地については、そのとおり担い手農家、要は認定農家の方のみの対象になりますけれども、例えばそれ以外の規模拡大をする場合、あとは例を取るとリンドウで改植をして、お盆とか彼岸とかの対象の品種に植え替える場合、あとは市の振興作物、何種類かあるのですが、例えばピーマンを新規に作付する場合とか、あとはピーマンを拡大する場合、あとはトマトの暑熱対策だとか、あとはホウレンソウの暑熱対策とかという支援については、今年も予算措置をお願いしているところですので、そういう有利な制度を使って所得の向上、維持に努めていただければいいのかなと思います。
あと、関係機関で協議する農政連絡会というのを、実は農業振興支援センターの廃止に伴って設置しております。これは、農協と普及センターと市役所の担当課長、担当係長で構成する会議なのですが、要は3機関の意思の統一といいますか、情報の共有といいますか、そういう形を目的にしているところですけれども、その中でも中小規模の農家への支援とかについては当然話し合う機会がありますので、そういう機会を捉えて検討していきたいというふうに考えております。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 分かりました。ある意味では、今の状況というのは、中小の農家を維持していくというのは困難な状況がますます広がっているというのは、やっぱり深刻な状況だと思うのです。例えば自分の地域をちょっと振り返って、ある意味ではびっくりしたのですが、自治会、農家組合とも10戸という形、20年ぐらい前まで続いてきて、規模は別にしても、販売農家が全てそうだったのです。米が中心でしたが。現在販売農家はゼロになったのです。これは、ある意味では極端な例かもしれませんが、そういう実態が出てきて、地域に農家という存在がなくなっていくという状況は、どう考えても地域づくりという面から見れば、地域の力とすれば大きな力の後退だと、そういう状況があるのだと思うのです。だから、繰り返しますが、例えば支援するにしても、そのことが確かに生産の拡大ということにつながらないにしても、維持するという意欲があるとすれば、そこに規模としては、率としては小規模の支援だとしても、多分やっているほうにすれば、支援があれば大きな意気込みにつながると、維持することにつながると、その意欲からすれば。だから、そういうことに大きく着目して、支援を検討するということが必要だと思います。繰り返しの質問ですが、改めて聞きたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 市長。
〇市長 田村正彦君 地域づくりについては、やはり国においてもかなり懸念をしております。ただ、私もそう思うわけですけれども、地域づくりは農家の人たちだけでやるものではないと。やはり農家以外の人もいかに地域づくりに参加してもらうかというのが大事だと、これが農林水産省の政策の一つの基本にもなっているのではないかなというふうに思っています。それがまさに、何年前でしたか、農地・水・環境保全向上対策、それが今多面的機能支払交付金と、そういう形で農家以外の人たちにも地域づくりに参加、水路整備だとか、環境整備ですか、そういったものに参加してもらうことによって、農家だけの地域づくりではなくて、地域全体で地域づくりに当たってほしいというのがこの多面的機能支払交付金の大きな目的だというふうに私は理解しておりますので、ぜひこの多面的機能に当たられている方々には、農家に限らず、その地域に住んでいる人たちに呼びかけて、そして参加していただいて、その経費というのですか、そういったものは国の交付金で賄っていけますから、ぜひそういうものも有効に使って地域づくりに当たっていただければなというふうに思っていますし、幸い八幡平市の場合、この多面的機能支払交付金事業、各地区で取り組んでいただいていますので、何とかこれをもっともっと充実したものにしていっていただければなというふうに考えております。
〇委員長(立花安文君) 小野寺昭一委員。
〇委員 小野寺昭一君 概要説明書の57ページでございます。安代りんどう品種海外活用事業として1,050万円見ております。中身は、欧州圏内での鉢物リンドウ品種を2026年までに300万鉢生産というような目標になっておりますが、もうちょっと中身を具体的にお願いしたいと思います。
あと、それから予算書の159ページでありますが、12節の委託料、リンドウ関係いろんな委託料がありますが、今後継続的にいつ頃までこれを続けていくのか、その辺よろしくお願いします。
〇委員長(立花安文君) 花き研究開発センター所長。
〇花き研究開発センター所長 日影孝志君 お答えいたします。
まず最初に、2026年までに300万鉢という目標を掲げているのですが、この目標につきましては、今欧州で流通しているリンドウの鉢の数が約500万鉢ございます。それをあとどのくらい増やしても大体大丈夫かという目標値を設定しまして、300万鉢ぐらいまでは全然問題ないということで、まずこれを目標にしましょうということにしました。実際は、鉢物の市場はもっともっと大きくて、今の需要を満たすということでなく、新たな需要をつくると非常に大きな需要がありまして、これは目標値としては非常に小さい目標値かもしれませんが、このくらいのところを目指して、許諾料等も頂きながら事業を進めていきたいということで、ここに目標値を設定したものでございます。
それから、多分委託料がどんどん増えてきているということでのご指摘だと思います。本年度の予算の中で、前年度より975万5,000円ちょっと多くなっているのですが、それは今まで借りていた温室を借りる分で455万円、それから突発的に事業が取れて、ルワンダのビジネス化事業の補助金で750万円と、この分が増えたことによって突発的にちょっと予算が975万円増えております。この2つ合わせて975万円以上あるということは、ほかの経常経費については圧縮したということでございます。
何で委託料が増えたかといいますと、今まで3か月働いてもらった人、夏場だけ働いてもらった人、週2回働いてもらった人、週3回働いてもらった人が、臨時職員という制度がなくなりまして、任用職員ということになって、冬場だけ来る人、夏場だけ来る人、週一、二回来る人の行き場がなくなって、そこの部分をどういう形で維持して雇っていこうかということで、この委託料という形で日数を決めて、その日数分を今までと同じ単価でやっていきましょうということでなったものでございます。その中で、リンドウウイルス検定事業というのは冬場4か月来ていただいているものですし、親株管理業務は夏場七、八か月だったですか、週4回ぐらい来てもらっているものでございます。これは、今までの臨時職員から組み替えたというものでございます。それから、リンドウ品種開発業務、赤花リンドウ等品種開発業務、リンドウ圃場調査業務、これは今まで専門的な業務をお願いしていた方々に報酬でお支払いして週4日来ていただいていたのですが、これも制度そのものがなくなるものですから、任用職員制度の中に組み込まれるということで、これもそういうふうに組み替えるしかなかったといいますか、週2回来てもらう者は週2回来てもらう、週1回来てもらう者は週1回来てもらう契約で継続するというような形にしたものです。ただ、この専門的な職員については、できれば早めに終わりにして、今いる正職員の人たちが力をつけて、自分たちだけでやっていけるように、できるだけ早く持っていきたいと思っております。
〇委員長(立花安文君) 小野寺昭一委員。
〇委員 小野寺昭一君 今海外では、チリ、ニュージーランド、ルワンダで鉢物等をやっているわけなのですが、そちらのほうの状況はどのようになっているのか伺います。
〇委員長(立花安文君) 花き研究開発センター所長。
〇花き研究開発センター所長 日影孝志君 お答えいたします。
ニュージーランド、チリにつきましては、なかなかこれまでも増えてこなくて、現状維持ということで考えております。生産は続けているのですが、面積が増えていかないと。様々な事情があってそうなっているのですが、そういうことでルワンダのプロジェクトでその問題を解決したいということでいろいろ取り組んできまして、ルワンダについては去年11万本、それから今年については昨年の11月から出荷が始まっていまして、5月まで出荷する予定で、今のところ予定どおり欧州のほうに出荷になっております。ちょうど安代りんどうが終わってからの出荷ということで、今年は11月から始めていましたので、45万本今年出荷できる予定です。1月にちょっと視察で見てきましたらば、面積的に今造成しているところがありまして、来年はそこも出荷になりますので、来年は約100万本の出荷を見込める状態です。今ルワンダの政府と交渉して、あと10ヘクタールどこか用地が欲しいという交渉をしていまして、それがうまくいけば200万本程度の出荷が見込めることになります。取りあえず現時点で見込める出荷量は、何とか100万本という目標がもう来年というところまで来ましたので、当初最低でも100万本という目標を立てていましたので、それは来年は達成できるかなと思っております。ルワンダでの事業が思ったよりも急ピッチで進められたということでございます。そういうことで、目標達成は何とかできるという状況でございます。
〇委員長(立花安文君) 小野寺昭一委員。
〇委員 小野寺昭一君 リンドウにつきましては、いろんな事業を活用しているわけなのですが、今までのといいますか、生産、売上げの推移はどのようになっているのか、分かる範囲でお願いします。
〇委員長(立花安文君) 花き研究開発センター所長。
〇花き研究開発センター所長 日影孝志君 国内でしょうか、すみません。
(「分かる範囲で……」の声あり)
〇花き研究開発センター所長 日影孝志君 リンドウにつきましては、約100ヘクタールで切り花生産をしたいという目標でずっとやってきていまして、今大体95ヘクタールぐらいが生産面積でございます。この目標を何とか達成できるように、夏場の品種、それからお彼岸の品種構成を今持ってきています。生産者数の減が確かにあるのですが、その分生産者の1人当たりの面積が今拡大していますので、ずっと10億円以上から13億円の間を行ったり来たりして、何とか維持しているという状況です。様々な事業で新規の生産者も毎年出てきておりますので、その方々への支援、それから栽培面積拡大できるような苗の支援等もございますので、生産者の意欲もありますので、何とか頑張って100ヘクタールで切り花できるようなことに向けて努力していきたいなと思っております。
☆
農林課長より発言
☆
〇委員長(立花安文君) ここで保留にしておりました田村善男委員への答弁。
農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 大変失礼いたしました。田村善男委員の中間管理機構の関係のご質問です。経営転換協力金というふうな名称になりますけれども、対象者がリタイアする農業者、あとは農地の相続人で農業経営を行わない人、あとは農業部門で若干経営転換をする農業者が対象となります。交付要件については、全ての農地を10年以上貸し付けるというのがまず条件になります。交付単価は、10アール当たり1万5,000円になります。これは上限がありまして、1戸当たり50万円が上限というふうになります。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 田村善男委員。
〇委員 田村善男君 今の要件の内容の中で、例えば分かりやすい数字を使いますけれども、ある農地の所有者が155アールを持っていると。その中で、貸す分の残りの5アールを自分で家庭野菜を入れたいと。その他の全ての農地を、150アールを機構に貸した場合、農業をリタイアする場合ですけれども、この場合は交付金の算定はどのぐらいになりますか。
〇委員長(立花安文君) 農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 155アールのうち、要は自家野菜で5アールということは、150アールを貸付けするということでよろしいですね。そうだとすると、150アールなので、交付単価の1万5,000円の15倍、1年間で22万5,000円の協力金が交付されるというふうな計算になります。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 田村善男委員。
〇委員 田村善男君 何で私今この質問しているかといいますと、周りに農家やっている方がいます。管理機構に貸付けできる人であればいいのですけれども、そのことを分からない人も多分いるかと思うのです。どうしたらというふうな話があるので、こういうふうな制度もありますよという話はしていたのです。冒頭私は確認の意味で質問したわけです。どうもありがとうございました。
〇委員長(立花安文君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(立花安文君) 質疑なしと認めます。
これで6款農林水産業費の質疑を終わります。
ここで昼食のため午後1時まで休憩します。
(11時51分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇委員長(立花安文君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(13時00分)
〇委員長(立花安文君) 予算特別委員会を続けます。
☆
農林課長より発言
☆
〇委員長(立花安文君) 農林課長から答弁訂正の申出がありましたので、これを許します。
農林課長。
〇農林課長 田村泰彦君 貴重な時間を頂き、大変申し訳ありません。午前中6款の田村善男委員の答弁の中に誤りがありましたので、訂正して再度ご説明したいと思います。
交付単価ですけれども、10アール当たり1万5,000円についてはそのとおりです。例で出された150アールの件ですけれども、22万5,000円も答弁のとおりですけれども、年額ではなくて、1回きりの金額となります。そのほかに賃借料が発生する場合は、賃借料については年払いというふうな形になります。
以上です。大変申し訳ありませんでした。
☆
〇委員長(立花安文君) 7款商工費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の172ページから189ページまでであります。
質疑ありませんか。
橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 予算書の177ページ、八幡平DMOについて伺いたいと思います。
一般質問でも伺ったのですが、ちょっと質問できなかった部分がありましたので、この委員会で質問したいと思います。私は、30年度のDMOを委託している各事業の積算といいますか、設計書といいますか、頂きました。これを見ますと、その事業の詳細についてそれぞれ見積もりされた数字が出ています。その中で、諸経費というのは必ず出てくるのです。諸経費、その他の経費になりますけれども、これが全て同じパーセンテージで諸経費が計上されているのです、16.7%。どの事業も16.7%が諸経費と、こういうふうになっております。私何回も繰り返し言っているとおり、この委託事業は、全て市の一般財源からの支出ということになっていまして、非常に貴重な財源を投入しているわけですが、この諸経費の16.7%はどういう内容なのかというのをお伺いしたいということです。
それから、もう一点、市の観光協会、市からも毎年補助金という形で出ているわけですが、新年度も1,500万円出ております。令和元年も1,500万円。実は令和元年からこれが約1,000万円減額されました。30年も減額されているのですけれども、令和元年から1,000万円、そして来年度も1,000万円減額。ずっと二千四、五百万円の補助金だったのですが、そういうふうになっていると。その辺がなぜそういうふうになっているのかということも含めて伺いたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
まず、1点目のDMOに対する委託料でございますが、諸経費16.7%ということで、これ自体は会社の経営の考え方の数値でございますが、いずれにしましてもどのような委託業務、あるいは工事請負でも諸経費というのは当然発生します。あと、観光協会の補助金なり委託料の算定に関しても、同程度の諸経費は、人件費のほかにとか、本事業の経費以外のほうに同じように見ているということで、当然会社を経営する上では必要な経費であるということでございます。
それと、ちなみにでございますが、177ページの委託料のうちの一番上の行のDMO運営事業委託料につきましては、それこそ2人分の給料、人件費等経常経費分ということでございまして、その下の4つの事業につきましては、歳入のときに若干説明ありましたけれども、地方創生交付金、令和2年度はそれを入れて、この4本の2分の1を国から交付受けたいということで、まだ申請中でございますので、交付決定にはなっておりませんが、そのようにして一般財源を減らす努力もしておりますし、仮に交付金が採択にならなかった場合は、それなりの事業の内容を精査といいますか、減らして、ほとんど一般財源は増やさないように考えているところでございます。
また、観光協会、元年、令和2年と1,500万円ということでございますが、これにつきましては、その前まで観光協会にお願いしていた事業の一部をDMOのほうにやってもらっているということで、定額のような形でございますが、1,500万円で推移してきておりますし、いずれその分、単純にその金額を据え置いた、あるいは削ったということではなくて、それに見合った業務をやっていただくということですので、観光協会のほうに負担を強いるというような内容ではございません。
また、ちょっと戻って、繰り返しになりますが、DMOの人件費等の分につきましても、平成30年度から3年連続でこの金額でございまして、実は元の会社の算定でいう人件費については、それこそ定期昇給とかあって増えておりまして、そういう増えた額で要求があったわけでございますが、言わばちょっと100%委託料で出せないけれども、前と同じ額で新年度もお願いしたいということで、各会社から了解を得ているものでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 その諸経費の件なのですけれども、今令和2年度の予算についての説明もいただきましたが、この国からの地方創生交付金、これ確かにもらった資料を見ますと約4,000万円。しかし、当市からの一般財源から予算化が4,100万円、合わせて8,100万円という、これが2年度のほうの中身だと。その合わせた8,100万円、これでいきますとその諸経費というのが16.6%ですから、金額にすると1,300万円なのです、全部合わせると。これがその他の経費ということで、委託料の中に含まれてあるわけです。これは大変な金額なわけです。1,600万円。だから、その中身が何なのかと。
では、ちょっと具体的に伺います。今年度もありますが、二次交通整備・実証運行業務委託料、これ中身は盛岡から八幡平温泉郷までのシャトルバス運行費、これ280万円。それから、八幡平温泉郷から安比高原のシャトルバスで119万円とあるわけです。そのほかにパンフレットを作成するということで71万円と。そのほかに諸経費というのがあるわけです、16.7%。では、二次交通整備のこの事業で、その他の経費といったら、具体的にあと何がかかるのかと。金額でいくと94万円、これは何の分なのかというのを改めて伺いたいと。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 諸経費の具体的な中身ということでございました。この項目に幾ら、幾らというような、具体的な何々費に幾ら、何々費に幾らという設定ではございません。先ほども申したように、一般的と言えるかどうかはあれですが、観光協会等の積算に合わせて、同様の業務を行っているということで、その諸経費を当然上乗せしているということでございます。一方、八幡平DMOは株式会社でございますから、もちろん地域の観光等の事業構築を図る公共的意味合いも大きいわけでございますが、以前から、市長からの発言もありますとおりに、会社として自立していただきたいということで、やはりもうける部分も必要だということでございます。
なお、先ほどの私の説明で観光協会の話がございましたが、181ページを御覧ください。委託料の上から4行目、八幡平・安比地区二次交通整備事業委託料約900万円、これについては前まで観光協会の補助金に入っていたものを別建てで委託料としてやりましたので、この分は900万円は減ったように見えるということでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 観光協会に委託した場合の諸経費と同じようなパーセントで積算したと、こういうお話ですが、観光協会はそれこそ事務所を構えまして、維持経費、これはかなりかかると思います。それは分かります、観光協会のほうは。そういう維持経費分というのは、かなりの金額があると思います。それをイコールこのDMOにというのは、いかがなものかなと。例えばDMOが西根総合支所3階に事務所を開設しております。多分家賃は取っていないと思います。水道光熱費はどうかちょっと分かりません、そこは。そういう諸経費というのは、果たしてかかるのかなと。私ちょっと西根総合支所のほう問合せしまして、どれぐらいの事務所の利用があるのかなということで、鍵の貸出しの日報があるということで、何日鍵を貸し出しているかというのが分かるのです。そうしますと、例えば30年、月平均しますと約4.2回です。月ですよ、事務所を使っているのが。中には、月に1回とか2回なんていう月がいっぱいあるのです。こういう事務所の経費というのは、果たして16.7%見ていいのか、その辺もよく分かりません。いずれ2年度でいうと、1,300万円をその他の経費と、諸経費、運営費だろうと思うのですけれども、これはやっぱりかなりの大きい金額で、必要なのかなと。例えばこれもし使わないと、余りましたとなったら、返ってくるお金ではないのです、委託料は。全てもう出しっ放しです。そういうのも考えますと、この金額、このパーセンテージの経費というのはいかがなものかと思いますが、改めて副市長、いかがでしょうか、見解を伺います。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
工事でもそうですし、コンサル業務でもそうなのですけれども、それぞれ諸経費を見ております。先ほど会社をお持ちか、そうでなければ市の西根総合支所の一角というふうなお話がございましたけれども、それ以外にも諸経費というのは、ある意味では率を掛けまして、幾らか、幾らかというのを積算できないものから率を掛けておるのですが、ちょっとこういうのではないかなというふうに思っておるのは、例えばコピー機械、コピーする経費もございますし、パソコンをリースしている場合、または自分のものであれば減価償却費も見なければなりませんし、あとは交通費、それからもし自家用であれば燃料費、先ほど言われましたけれども、通信の関係とか、もろもろをこれが幾ら、これが幾らというのは割り出せないものですから、16.7%という諸経費を乗じて出しているものというふうに思ってございます。特にこの諸経費のパーセントの考え方ですけれども、ちょっと私も詳しく把握しておらないのですけれども、いずれ事業費が大きくなると諸経費は少なくなると。事業費が少ないと、諸経費はある程度のパーセントを見ていくというのが社会通念上の考えというふうに考えておるところでございます。
〇委員長(立花安文君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 3点ほどお聞きしたいと思います。
今の橋委員にも関連しますが、そのDMOの次に、概要説明書の66ページ、観光客誘致対策事業とございますが、DMOの事業とこの事業との違い、根本的な違いというのは、ちょっと見て分からないのですけれども、そこを教えていただきたいと思います。中に外国人観光客の誘致を促進するため、下記のとおり海外現地でのPRという、台湾、タイ、オーストラリアとありますが、こういうのも含めて重複しているのではないかなという感じがしますので、そこら辺お聞きしたいと思います。
それから、2点目、概要説明書の次の67ページの温泉産直施設管理事業でございますが、その中に八幡平市安代林業センターがございます。(休止)となっておりますが、今現在の状況を聞くと、三菱マテリアルさんにお貸しをしているというような情報が入っております。今の現状と、その先のこれからの見通しをお聞きしたいと思います。
それから、3点目は、概要説明書の中の70ページ、消費者行政相談事業とございます。相談業務が主な内容だと思うのですが、今年度の相談件数というか、数字は前もって言えということでございましたから、あらかじめ分かるような数字でありましたらお聞きしたいと思います。
以上3点、お願いします。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
まず、1点目のDMOの関係と観光客誘致対策事業の関係でございます。主にでございますが、八幡平DMOに要する経費につきましては、先ほどの人件費も含めて5本の委託料ということで、科目というか事業名で事業を分けております。DMOにつきましては、委員ご承知のとおりだとは思いますが、いずれ地域と協働して観光地づくりを行う法人ということで、いわゆる観光地としての仕組みづくりが主なものでございます。それで、全般的に観光分野やるわけでございますが、今のところはその中でもインバウンドに特化してやる事業を主にやっていただいております。こちらの観光客誘致対策事業につきましては、それ以外の観光協会なり、あるいは各種ほかの団体もあるわけなのですが、そちらのほうにお願いしながらやっている事業ということで、当然事業で分けたほうが分かりやすいというのもありますし、目的としては仕組みづくりをやるのを振興事業のほうに持っていっておりまして、そちらでも実際にバス運行とかも冬季のやつはするのでございますが、より具体的な観光客誘致対策事業のほうは、こういう事業をやってほしいというふうにこちらから委託するものということでございます。
また、温泉産直の事業につきましては、安代林業センターが今休止中ということで、施設の老朽化等で温泉施設としては営業できないでおるということです。そこにつきましては、委員のご質問のとおり、三菱マテリアル関係の会社、どちらも工事の会社でございますが、そこに片方に新館、片方に旧館の一部を今は使用させているということで、これにつきましては歳入も頂いておりまして、両者合わせてたしか年間150万円ぐらいになると思いますが、それは使用料という形で頂いて、聞くところによりますと、工事はあと5年ぐらいということでございますので、その工事が終わるまでは、そちらの林業センターの大規模改修もできないものですから、お貸ししていると、使用させているというような状態でございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 市民課長。
〇市民課長 小笠原文彦君 お答えいたします。
お尋ねの消費生活相談の件数でございますけれども、令和元年度2月末日までの件数でございますけれども、56件でございます。この56件という数字はどのような数字かと申しますと、平成30年度につきましては32件でございましたので、かなり多くなっているというふうに見ております。ただ、残すところあと1か月ありますので、これに何件か加わるものということで、途中の数字でございますが、以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 まず、第1の質問のDMOと観光客誘致対策事業でございますが、今回のコロナ騒動によって大分状況が変わってきたと思います。この先どうなるかちょっと見通しも立たない状態ですが、かなり事業の変更等、計画ががらっと変わるのではないかと思います。そこら辺をちょっとお尋ねしたいと思います。
それと、3番目の消費者相談でございましたが、何でこれを聞くかというと、うちの隣の独り暮らしの高齢のおばあさんが、普通ホームセンターで買うと1万円かそこらのやつを10万円ぐらいで売りつけられたと。それによくして、同じようなものを何回もある業者さんに押しつけられるように買われたというお話をちょっと聞きまして、それでそういうのも含めまして、決算のときに、たしか総務委員会のほうで何かそういうものの防止対策のために、例えば電話を今の振り込め詐欺用の対応できる防止対策のついた電話機等を補助するとか、あるいはパンフレットを作って各家庭に配布するとかという、そういうお話があったのですが、そこら辺はいかがなっているでしょうか。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 第1点目の件でございます。コロナ対策ということでございます。特に市内の観光業者でもかなりキャンセルがあると、あるいはそれはインバウンドに限らず日本人も、あるいは市内での宴会等もキャンセルになっているというお話は伺っております。当面それを市としてどうするかということにつきましては、今国のほうで、昨日ですか、第2弾ということで、いろいろ融資関係、あるいは補償関係等のそういうのを出しておりますし、県のほうでも検討に入ってくるところということでございます。実際このコロナがどういうふうに終息するのか、あるいはその期間がどのぐらいになるのかということは、まだ分からない状況であります。先ほど委員からあったように、例えば観光客誘致対策事業の内容につきましては、ずっと継続でやってきている事業でございますので、これは何とか続けていきたいということでございますが、DMO関係のほうにつきましては、DMOの事業というのは新規といいますか、新しい試みのほうでございますので、場合によってはその財源をコロナ対策のほうにやらなければならない場面も考えられるということでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 防災安全課長。
〇防災安全課長 畑山直已君 お答えいたします。
先ほどの詐欺の件と、決算の際の総務常任委員会の分科会からのご提案でございました特殊詐欺に対する防止装置のついた電話の導入に関する補助金の検討というふうなご提案をいただいておりました件でございますが、まず初めに事業計画書の70ページかと思いますが、ちょっと市民課長、ここの出前講座実施件数15回というふうになっていますが、これはサロンのことでよろしかったでしょうか。ちょっとここだけ教えていただければ。分からないですか。
〇委員長(立花安文君) 市民課長。
〇市民課長 小笠原文彦君 お答えいたします。
出前講座と申しますのは、地域振興課長で担当しておりますメニューに応じた出前講座ということで、それについての件数が15回でありまして、あとその啓発活動につきましては、防犯担当と消費生活担当と連携しまして、サロンのほうに出向いて啓発活動をしているというところでございます。今手元にある資料であれば、11月中は7回ほど、山崎自治公民館、上の山自治公民館、七時雨温泉等々の会場に出向いて、防犯担当と一緒に、回数によっては岩手警察署から来ていただいて、交通安全と防犯と消費生活のお話をしているというところで、その中で消費生活の分はうちの市民課所属の消費相談員が出席しているという状況でございます。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 ご答弁申し上げます。
この件につきまして、予算の査定段階で市長を交えまして協議をいたしました。実際今市民課長がご答弁申し上げましたとおり、その被害なり、そういうふうな件数はどれくらいあるのかということを聞きましたところ、岩手警察署は公表しないということで、具体的な件数は分からない状況でございました。ただ、被害の件数何件、そのうちの何件かは該当になるというふうな意味合いでは、その件数はお聞きしたのですけれども、羽沢委員さんのそういう事例というのは、逆に私たちに教えていただければと思います。
あともう一つは、補助の関係でございますが、私も電話で注文するときに、この電話は録音されております、それでよければどうぞご注文くださいというふうなのを介して注文したのですが、実際のところそういう電話機は、安いものでは5,000円ぐらいからあるというふうなことでございます。今高齢者の車に対しては補助しておりますが、車は新車が条件ですので、百四、五十万円はする金額ですので、ある意味では高齢者への事故防止として補助は必要だとは思うのですけれども、電話機1台5,000円ぐらいから、高いのは切りがないと思うのですけれども、それに対して補助まではどうなのかと。もう少し具体的に、ある意味では調査、それから電話機はどういうふうなのがいいか、きちっと調べてから予算化するべきではないかということで、2年度については見送ったところでございます。よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) 羽沢寿隆委員。
〇委員 羽沢寿隆君 今副市長からご答弁いただきましたが、基本的にお年寄りもプライドありますので、1万円のものを10万円で買わせられたといっても、なかなかそれは被害だというような感じでは出してこないのです。でも、やっぱり内心は物すごく悔しい思いをしているので、電話に限らず、こういった訪問販売には気をつけましょうとか、そういったものをお年寄りの家庭に、目立つところに貼ってもらうような感じで配るべきではないかなというような感じはしております。その点について、また一言お願いします。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 実はうちの玄関に、警察官友の会の会員でございますので、1枚物の県警のカレンダーを貼りまして、その横に岩手駐屯地からもらったカレンダーを両方貼っております。お聞きしますと、そういうのを貼っていると、なかなか強引な販売には来ないであろうと。ただ、それを全世帯に配布するというのは、これはもうできないことでございます。それに代わる何かシールみたいなものを考案して、例えば訪問販売お断りとか、そういうふうな啓発のシール等については、考えていくべきではないのかというふうには思っているところでございます。
〇委員長(立花安文君) 井上辰男委員。
〇委員 井上辰男君 予算書の185ページ、概要説明の67ページ、企業誘致推進事業でちょっとお聞きいたします。
これは、事業概要の中で企業誘致に係る環境整備と既存企業への支援を行うということで、Cに企業立地促進事業費補助金の交付ということでありますけれども、これは固定資産投資額2,000万円以上の市内の企業3社への補助金の交付ということですけれども、この内容をもう少し詳しく、企業名とか、あと補助金の内訳とか、そういったことをお聞きします。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
この企業立地促進事業費補助金の関係でございます。これは、従来から県では補助制度がありまして、いわゆる一定要件、例えば新設の場合は5,000万円以上の投資、あるいは増設の場合は1億円以上の投資ということで、なかなかそのハードルも高くて、市内の企業さんは使いづらいということでございました。市のほうでは、平成28年度の途中から市の単独事業ということで、新設の場合も増設の場合も2,000万円以上投資した場合は、その投資額の10分の3を補助金とすると。市の単独事業の場合は、限度額1,500万円、2,000万円ということで、また新規雇用者数につきましても県よりハードル下げておりまして、1人以上ということで、増設に伴う新規雇用1人以上ということでやってきているものでございます。おかげさまをもちまして、市の単独事業は大変好評でございまして、その制度を導入してから、平成28年度からかなりの申込みをいただいておりまして、ちなみに令和2年度の当初予算に計上している分までを含めますと、その間に補助金額が3億3,000万円ということで、そのうち一部県補助の条件をクリアしたものを除いても2億8,000万円の一般財源を投資しているということで、新規で来られる企業はほとんどないわけでございますが、既存企業についても、やはりそういう増設等で生産効率を上げていただきながら、ずっと末永くこの地で操業していただいておるところでございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 井上辰男委員。
〇委員 井上辰男君 平成28年から市の単独事業ということで、雇用者数も平成31年が1,110名ですか、確かに5名は増えていますけれども、その金額についてちょっとお伺いしたいのですけれども、昨年の予算が約2,679万円です。商工費が前年度比で1億7,300万円ほど減っている中で、この企業立地促進事業費補助金が令和2年は1億967万円ということで、昨年の4倍以上増額となっておりますけれども、この主な理由についてちょっとお伺いしたいと思いますけれども。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 これにつきましては、それこそ実際の新設なり増設なりの事業を行う企業に対して補助しているものでございますが、いずれこの制度、特に市単独事業の制度の内容が浸透してきておりますので、各企業においてもそういう補助金があるのであれば投資すると、工場増設したりすると。ついでにといいますか、それに伴って雇用もするという動きがやはり強くなってきているのかなというふうに思っております。ただ、これ未来永劫といいますか、市としてもこの規模になってきおりますので、同じ条件で続けられるかどうかは、ちょっと約束はできないものでございますが、企業の皆様からは最も喜ばれている事業でございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 井上辰男委員。
〇委員 井上辰男君 分かりました。ただ、昨年に比べればかなり大幅な増額になっていますので、今後もまたどんどん、どんどん増額になっていくのか、懸念されましたので、ちょっとお伺いいたしました。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 市長。
〇市長 田村正彦君 いつも申し上げるのですけれども、市では例えば国の事業、あるいは県の支援事業、そういった事業、目的はすばらしいのですけれども、いかんせん国、県と同じ目的でやるのだけれども、その要件が合わないと。そういったものを何とか市独自の施策で救済、支援していこうという考え方で、農業もそうです、今度の商工関係もそうです、多分コロナウイルス対策も、そういう方向で政策展開しなければならないのではないかなというふうに予測しておりますけれども。いずれ農業の政策においても非常に評判がよくて、財源をどんどん、どんどんつぎ込まなければならないという状況になってきておりますし、またこの企業立地促進事業費もやはり同じように需要が、要望が多くて、予算をかなり投入せざるを得ないという状況になってきております。そういったことから、農業のほうもある一定期間を経て見直し、どういうふうな見直しになるか、見直しをかけながら継続していこうという思いを持っていますし、この立地促進についても見直しをしながら、地元企業の要望に応えられるように知恵を出していきたいというふうに考えております。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 会派代表質問でまちあるきガイド、文化、民俗の質問もしましたが、直接やる、やらないと答え出ませんでした。もらっていません。私は、八幡平の山岳ガイドについては提言して、実施して、現在活動しております。次のガイドとしては、この前安比高原にあった石碑のような地元の文化財、民俗芸能等を歩くガイド、地元学を提唱してまいりましたが、直接的には答えになっていませんので、お聞きします。
これについては、第1期の八幡平市総合計画など、各種計画書には市民の八幡平市への誇り、愛着醸成プロジェクト、地域郷土文化学習、資源や伝統文化活動体験メニューづくり、副読本、郷土記録を挙げています。こういう掲げておりますが、ガイドのほうだけ今回質問します。地元学は置いて。こういうのを掲げてやっているけれども、実際案内なりする人がいない。提言していましたが、直接答えが出ていないので。
この前会派研修で、2月に上天草市のガイドバンクについて研修してきましたので、10行ばかりですが、読んでみます。上天草市第2次総合計画後期基本計画では、市民の観光への理解、関心、参加の拡大を図ることとし、観光ガイドの活用を推進することとしていました。ガイドの活用機会がない、お金があまりもらえない、観光客が利用しづらい等の課題が挙げられていた。これらの解決のために、豊かな自然環境を生かした観光体験ガイドとして位置づけ、サービスの対価をしっかり取る。観光協会を事務局として組織体制、窓口機能、PR活動を強化しました。平成31年3月に観光ガイドバンク制度をスタートしています。観光ガイドの育成講座を開設して、以下の研修をしました。上天草市の観光基盤、観光ガイドのホスピタリティー、安全管理、スキルアップ実地研修、外国人観光向けのペアガイド研修、ジオパーク研修、観光ガイドバンク登録者の皆様日本版、英語版を発行し、国内外にも広く呼びかけております。研修成果を市政に生かすのが市政調査費の役目ですので、これも紹介しながら、そんなに私はこれをやるのに経費もかからないと思います。これがハロウスクール関係でも、教育長は地元でどういうよいのがあるのかというのが一番先に聞かれると答えました。それを知って案内する係、その前には資料の悉皆調査が必要ですが、去年の舘公園のところでは市長はこのように答えていました。文化、民俗のガイド養成講座を実施するなど、散策ガイドを通じて魅力を発信すると書いていました。私は難しいことではないと思うのですが、さきにも述べました土地の空洞化、そして一番大変なのは自分の誇り、郷土愛が市民の空洞化になっていると思います。その辺をどうしてできないのか直接答えていないので、私も案内ぐらいはして手伝うということを話もしましたが、その辺をどう考えているのかお聞きしたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 お答えします。
まず、そのガイドをするための一番の労力なり、お金はどのくらいかかるかあれなのですが、悉皆調査ということになるかと思います。今議会でも市長答弁にもあったように、観光から見ても郷土芸能とか民俗関係は重要なものであるということでございますが、なかなか観光部門ではそこまで、調査まで手が回らないということで、まだそんなに回数もやっているわけではないのですが、それこそ八幡平DMOでは自社事業として平舘高校の高校生に観光関係の講義といいますか、お話をしているということで、そういう若い高校生から地元の観光について知っていただくと、そういう関係も徐々に始めているというところで、外部から来た観光客に例えばお金を頂いて、山の上のほうは、山岳ガイドのほうは今それ成り立っているのですが、こっちの里のほうは厳しい状態だということでございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 私議員になってからずっとこの問題を取り上げていました。八幡平散策ガイド等は何年か後にやってもらいましたけれども、これに乗ってやるよと、郷土に誇りを持たせるよというプログラムしていました。私は、そんなに難しいことではないし、例えば松尾村の畑さんの例も出しましたが、畑さんは役場の広報マンでしたが、湧き水とかいろんな文化財を調べて、今は寄木小学校のコミュニティ・スクールの講師もして、地域の活動をしているのです。コミュニティ・スクールというのは、そういうような地域と一体となった地域学習、郷土学習だろうと思います。何か忙しくて手が回らないとこの前も聞きましたが、ではその体制が悪いのか、あるいはどうすればいいのか。私も趣味でやっていましたので、講師はできないけれども、案内ぐらいはしてあげてもいいと言えば失礼な話ですけれども、今やらないと、これは年代が10年、20年なり下がると、やらないし、少しそこまで手が回らないというのは、副市長なり、その人員体制なのか、あるいはこれは地域振興課も、かつては教育委員会もでした。教育委員会部門が市長部局に去年移管になりまして、教育委員会次長も市の博物館の学芸員を増やして、地元に出てそういう調査をしたいと言っているのです。引き継いだのが地域振興課ですが、その辺の手が回らないというのは、そんなに私は難しいものではないと思います。
その一例として、私は高橋寛城翁の地元学の材料を詳しく説明しました。私が言うのは、まちあるきガイドのことです。平舘高校とかDMOではなくて、まちあるき、歩いてああいうのをみんなで勉強して、郷土愛を育んで、そしてハロウスクールから子供たちでも来たら、こういうのがいいのだよ、あるいは啄木もあるよ、賢治もあるよと、いろんなのを私はマップ化して、ガイドを養成してやるのが郷土愛ですし、これからのすばらしい郷土の力になると思います。いろんないいものがありますけれども、よいものがあってもそのよさを知らなければ豚に真珠、猫に小判、全く等しくないです。もう一度この八幡平市のよさを見直して、そして八幡平市民としての誇り、愛郷心を持ちたい。その例が畑さんが作った郷土資料で現在やっていたのです。それを難しいと言っていましたが、では人員体制なり、これは人事関係ですが、その辺、副市長から、関連がありますので、お願いします。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
1つは、私も蔵王に行ってまいりまして、ジオパークを見学した際、蔵王の噴火といいますか、歴史について説明員の方からお伺いしたのです。そして、ああ、すごいなと思って帰ってきた記憶があるのですが、実際のところ八幡平市の山岳ガイドについては、なりわいがある意味ではそこに整ってございます。
同じように、里でもしお願いするとすれば、やはり最初はCCRCに入居された方がある意味では仕事をご卒業されて、次の第二の人生というのはCCRCでよく言われていたのですが、ところが実際のところCCRCでやろうという方が今のところは見つかってございませんし、そういうふうな方々を組織化して、原稿、シナリオを作ることがまず第一なのですけれども、そのシナリオを各施設ごとに分担、地域ごとに分担することと、もう一つはそれを通して、ある意味ではなりわいでやはりやっていかなければ、奉仕の精神だけでは成り立たないと。
もう一つは、ある程度の期間を置いてお願いして、よし、やろうというふうなことになると思うのですが、あした、あさってやってくれと言われても、なかなか今度はそういう方々を見つけるのも大変ですし、これはそんなに難しくないとはおっしゃるのですけれども、やはりきちっとした考え方を持って組織化するなり持っていかないと、過分の負担になってくるのではないかなと思いますので、簡単には私はできないと。人を増やせばできるというわけでもないと思います。やはり一つの構想なり、そういうのをつくって、では可能かどうか、可能とするためにはどうかというのをある程度時間をかけて、そしてその方に対しての謝礼をどうしていくべきかというところまで、きちっとした計画を立てて進めるべきではないのかなというふうに思っているところでございます。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 あした、あさってではないということで、10年前から私はしゃべっているのです。地元学のことは。地元学についてはどういうことかというと、第2次八幡平市総合計画基本構想・前期基本計画に説明が載っていました。地元を知って、あした、あさってのことではなくて、進まないから言っているので。
では、私が高橋寛城翁のあれを調べるのは、ああいうのは地元学ですが、その評価をどのようにしてこういうのを広げていくか。そして、畑さんのモデルがありますので、勉強して、つくって進めることが、先ほど言いましたが、誇りとか郷土愛の空洞化、欠如が本当の市民の明るさを奪っているのです。土地はなくなる、高齢化が進む、コミュニティーが崩れる。一番危険なのは、市民のそういう郷土愛なり愛郷心がなくなるというのが、こういうふうに自信を持って、おらほは何もないよ、俺は何もないよという市民が多くなってきているのです。それをみんなで勉強しながら、固く掲げなくても、歩いて、畑さんの例がありますから。あした、あさってではなくて、私議員も起承転結の転と結で、結びで皆さんにも公約して、私の公約はまちづくりは人づくり、人づくりは教育、教育は市民の心おこしを掲げて当選しました。私はそんなに難しくないし、アイデアでもあれば私も覚えた分は案内したいと、そう言っていますが、あした、あさってのことではないと収まらないし、ではここに掲げて、第1次計画を持ってきました。全部、滞在型観光計画書も具体的にのっています。それはちょっと消極的な答弁ですし、郷土愛を育むという位置から、まちづくりのガイド一つではなくて、大きな面で八幡平市民に誇りと郷土愛を持たせたい、その原点がガイドであり、地元学であるというのが私の論議ですが、ご答弁をお願いします。
〇委員長(立花安文君) 市長。
〇市長 田村正彦君 ガイドというのもいろいろありまして、山岳ガイド、あるいは高度な山岳ガイド、あるいは通常のピクニック的なガイドもあります。委員がおっしゃるのは、町なかをガイドして、文化とか歴史を教えてくれる人というふうに私は理解したわけですけれども、今そういった人材を見つけるというのは、非常に私は大変なことだというふうに思っています。前の一般質問での答弁でも申し上げましたとおり、いずれまず市民の人一人一人が自分の住んでいるところの歴史をまず学ぶことが一番大事ではないですか。そのために、過去の先輩の人たちは長い時間と労力とお金をつぎ込んで、それぞれの町史、西根町史、松尾村史、安代町史、それを作っています。あれを見れば、大体の戦後、昭和40年代ぐらいまでの歴史というのは、文化も、文化財も含めてきちっと載っているわけですから、ぜひそれを御覧になっていただきながら、この八幡平市内の文化的なもの、あるいは歴史的なものをどう継承していけばいいのか。よそから来る人のガイドも大事なのですけれども、まずここに住んでいる人がそこをしっかり勉強し直す、それが学校の教育、小学校とか中学校の教育の中にも当然入ってくることが重要だというふうに思っておりますけれども、まずそのことが一番大事ではないのかなというふうに思っております。
あと、盛んに高橋寛城翁のお話もなされるわけですけれども、ああいうふうな個人的な人というのは、やはりいろいろあるのです。紹介したいこともあるし、紹介したくないこともいっぱいあるのです。だから、そういうふうに特定のあれもちょっとあれなので、そういうふうなところを総合的に考えながら、人材を見つけるという努力というのは、これはしていかなければならないとは思いますけれども、渡辺委員みたいな方というのを見つけるのはなかなか大変なのです。松尾だって、今畑さんしかいないというような状況ですし、安代においても、横間の畠山翁もなかなか出てこられないような状況になっていると。それを引き継ぐのは、やはりそれぞれの町史を御覧になって、これには興味があるという人を早く発見して、その人たちを鍛え上げていくと、こういうことが必要ではないのかなというふうに思いますし、それは市も大事なのですけれども、やはりせっかくつくったDMOみたいな人たちに、そういうふうなものの発掘の仕事もしてもらうということも一つの方法かなというふうに考えています。
〇委員長(立花安文君) ここで14時15分まで休憩いたします。
(13時59分)
☆
休 憩
再 開
☆
〇委員長(立花安文君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
(14時15分)
〇委員長(立花安文君) 予算特別委員会を続けます。
7款商工費の質疑を続けます。
質疑ありませんか。
米田定男委員。
〇委員 米田定男君 1つだけ聞きたいと思います。
182、183ページにかけてですが、観光施設維持管理事業、公園の管理等ここに入っているのですが、ここで言えば長者屋敷とか明治百年とか公園あります。同じような類い、公園の管理ということでは、土木費でも各地域の公園の管理については計上になっていますが、この管理委託については、一般の形は地域の団体、自治会なり老人クラブなり、地域の団体に委託するというのが一般の形になっていると思うのです。そのことで、また地域の人たちも自らの地域の公園ですから、自らの公園としての意思で、そういう思いで事業を受けると、しかも一定の収入源にもなると、こういう関係になっているのですが、そういう形というのは維持されるべきなのですが、ところが実態を聞くと、先ほどの農家の問題ではないのですが、組織的にはなかなか困難という状況も地域のうちから言えば生じているという声が聞こえてきて、そういう意味では、最初も言ったように基本的には今までの形を維持していくということをしながら、受ける地域の側の力の実態も正確に、丁寧に把握して、委託の在り方については柔軟に対応していく、そういう状況が地域には生じているというふうに思うのですが、どうでしょうか。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 お答えいたします。
観光施設維持管理事業の中には、当然といいますか、公園も含まれております。ただ、観光費の中のこの事業につきましては、いわゆる観光施設、公園も含まれますけれども、の管理の費用を計上しているものでございます。一番多いのはトイレ関係です。トイレ関係につきましては、一括してシルバー人材センターさんのほうにお願いしているわけでございますが、あるいは観光協会にはレストハウスとかビジターセンター、あるいはその周辺のトイレということでございます。
そのほかの公園につきましては、例えば長者屋敷は松尾総代さんのほうにお願いしておりますし、明治百年記念公園は上寄木行政区ということになっております。
また、管理に含められると思いますが、登山道の刈り払いにつきましては、安代方面は兄川薪炭組合とか兄川父ちゃんクラブ、あるいは新田牧野農業協同組合というふうに、または松川周辺につきましては、峡雲荘さんのほうにキャンプ場の管理をお願いしているということで、あるいは浅沢地域振興協議会にお願いしている部分もありますが、そのように地域、地域で、特にトイレ以外についてはなるべく地元の方々というか、団体にお願いしております。ただ、トイレにつきましては、やはりローテーションで回ってもらったほうが効率的だということで、シルバー人材センターさんのほうにお願いするというような状況でございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 米田定男委員。
〇委員 米田定男君 今の状況、実態について否定しているという意味ではなくて、そこは今説明があった状況だというのは分かりますので、ただ地域の団体、自治会とか、例えば老人クラブとか、ある意味ではそういう作業のプロ集団ではない、様々な層がいる、組織されている団体ですから、その中で安全も含めて困難に近い状況もあるということも聞こえてくるので、そういう意味では地域の団体に委託するのが駄目だという意味ではなくて、それらを踏まえて委託の仕方については十分検討して対応していくべきではないかというふうに言ったわけですので、改めて聞きます。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
まさに高齢化の進展によりまして、今まで地域でできたことが1人少なくなり、2人少なくなりと、実際若い方はお勤めに出られていて、それに従事するのがなかなか難しいという地域特有の課題もまた生じているのではないかなというふうに思います。
それで、やはり私が思うには、例年委託することを延長するにしても、やはり契約する前に、お願いする前に実情みたいな意見交換会が必要ではないのかなと。場合によっては機材なり、さらに楽な管理ができるように機材を用意するとか、そういうのも視野に入れていかないと、ただできないのだったらほかにお願いするよというふうなことになりますと、地域からのその施設への愛着の問題も出てくると思いますので、やはり地域から長く見守っていただくためには、地域に引き続きお願いし、そして地域の方々がより楽な方向になるような意見交換会をしながらお願いしていくということが必要ではないのかなというふうに考えておるところでございます。
〇委員長(立花安文君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(立花安文君) 質疑なしと認めます。
これで7款商工費の質疑を終わります。
次に、8款土木費の質疑を行います。該当するページは、予算に関する説明書の188ページから205ページまでであります。
質疑ありませんか。
田村孝委員。
〇委員 田村 孝君 会計予算書の201ページ、河川持続管理事業の14番の工事請負費、事業説明書は77ページの一番下の谷地中川ほか河川改修工事、椛沢ほかと、その点について質問したいと思います。中身がちょっと分からないし、場所も分からないので、その点をひとつよろしくお願いしたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 お答えします。
河川維持管理事業で行います工事請負費、1億円の内容ということでございますが、実はこの事業につきましては、令和元年度、令和2年度の2か年を対象といたしまして、地方単独事業として緊急的に自然災害を防止するための対策事業を行う場合の補助事業というか、起債事業が新規に起こってございます。
事業の中身といたしましては、市が管理する準用河川または普通河川の土砂撤去や河道掘削、または過年災において護岸などが被災を受けた箇所を修繕するという事業に対して、起債を100%充当すると。後年度において、償還金に70%充当するという事業が創設されてございます。それに取り組むという工事請負費でございます。予定箇所といたしましては、河道掘削を8か所、護岸等の工事を5か所程度用意して、取組を予定しているところでございます。その中に谷地中川も含まれているということでご理解いただきたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 田村孝委員。
〇委員 田村 孝君 さっきも言ったとおり谷地中川はどっちにあるか私分からない、その場所をお聞きしたかったのです。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 谷地中川につきましては、安代の田山地区、通称姥子石集落周辺を流れている河川となります。その部分について、過年度において護床低下している箇所がございます。その部分について、護岸の補修を行うという予定をしているものでございます。ただ、同じ谷地中地区にはシドノ沢という川もございますが、シドノ沢につきましては、現在河道掘削を予定しているものでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 概要説明書の78ページ、都市計画道路大更駅前線整備事業について伺います。
かなり長い間この工事が行われております。駅前線についてもかなり、ざっと見て6割から7割ぐらいができたのかなと思って私見ていますが、ただその道路の沿道に建物が建つ様子が全くないのです。その辺がどうなっているのかというのをまず伺いたいと。
それで、私1年前に同じような質問をしまして、その中では大更駅前線、都市計画道路ですが、地域内の商店を再開するということで、16区画を用意してあると。16区画用意して、11区画で話合いが進んでいると、そういう答弁を頂きました。そのほかに外部から新規店舗を建てる区画として10区画を用意したと。つまり26区画を商店を建てる土地として用意したと、こういうことになるのです。今現在商店を建てると、再開するという方が何人いらっしゃるのかをまず伺いたいと。それから、外部から建てたいという方がいらっしゃるのか。さらに、商店を再開する補助金として、1口1,000万円出しますという制度もあると、こういうこともありました。そういうことを検討されている商店の方はいらっしゃるのか、まずそこを確認したいと思います。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 私のほうからは、区画整理の商店の件数ということでご答弁したいと思います。
今現在で既存の商店さんが新たに店を始めようというところでございますが、現時点では11店舗についてはまた再開したいという意向だということで承知してございます。また、外部からの誘導につきましては、現在のところ11区画ということで準備はしているものでございますが、それはあくまでもある程度の店舗について平均化して11店舗ということでございますので、また商店の内容によっては店舗数が増えたり減ったりするものと思ってございます。いずれ外部から誘導する商店については、区域内3.8ヘクタールほどございますが、2,800平米ほど準備してございますので、その中で何店舗入るのかなということについては、商工会を中心にこれからのことになろうかと考えております。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 お答えします。
事業区域内の移転に伴う補助、1件1,000万円ということのご質問でございます。その補助制度は用意しておりまして、実際に移転する場合にご相談を受けて、内容を精査するわけでございますが、今のところは四、五件なのかなというふうに思っておるところでございます。今のところは区域内の移動、もともとそこにいた方が新しく移転して建てる場合ということでございますが、黙っていても店は張りついてこないとも思っておりますので、その範囲につきましては、そのまま同じ金額の補助でいくかどうかは別にしましても、取りあえずは大更周辺の方、あるいは市内の店舗、あるいはそれでも埋まらないようなときは市外からも来ていただくというような段階的には考えているところでございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 この事業に関しては、この議会でも何回も当局も答弁しているように、駅前のにぎわいをつくることが最大の目的なわけです。今建設課長は、11区画で相談中だと、こういうお話ですが、私が見ている限りではそんなにあるのかなと。6割から7割整備、更地にしても商店を建てるような区画もできています。全く商店が建つような気配がないのです。既存の商店の移転というのは私も分かります。ただ、既存ではとても11区画なんか無理です。せいぜい4区画か5区画ではないかと思うのです、最大頑張って。あとは、よそからの方たちが入ってこないと店は建たないと思うのです。
さっき商工観光課長が1,000万円の補助を四、五件今相談してあるというのですが、多分具体的に建設を予定しているのは、その四、五件ではないでしょうか。あとは、どういう状態なのか分かりませんけれども、本当に商店が建てられるのかと。これは、私だけではなく地元も含めて、あの工事を見て一番気がかりなところなわけです。
もう一度改めて伺いますけれども、相談とか何かではなく、今地元の商店で建設しようとしている人は何件確定した人がいるのか、それ以外に具体的に話合いが進んでいる方が何件いらっしゃるのか、そこをもう一度確認しておきたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 お答えします。
まず、建設課で把握できる分につきましては、新たに駅前のほうに来て商売をしたいという区画を準備しているということで、新たに来る人の内容については、今のところ承知していないというところでございます。
ただ、事業自体が令和2年度完成予定でございましたが、3か年延伸して令和5年度終了といたしてございます。正式には、令和5年度の換地が終わってからその土地を利用できるというのが正規の制度でございますが、ある程度できた段階で仮換地ということで、先行してやれないことはないのですけれども、そのためにはその土地について誰が借りるのかという、今仮換地で誰が借りるのかということもございますので、その辺は先行してやれれば、事業上は対応が可能ということでございます。ただ、具体的にどの商店が来て、誰が来てやりたいかということについては、建設課では今のところ承知していないところでございます。
〇委員長(立花安文君) 商工観光課長。
〇商工観光課長 遠藤幸宏君 今の建設課長の答弁に補足となりますけれども、今話があったように令和5年度の完了予定ということで、この年度はいわゆる顔づくり施設を5年度中に完成させたいということでございます。委員おっしゃったとおり、まだ道路等も進んでいないということですので、もちろん今のうちから、早くから募集といいますか、お声がけするということも大切かと思いますけれども、いずれ顔づくり施設の内容なり、予備設計は今年度発注するところでございますが、あるいは複合施設予定地というところを商業者の皆様にはいわゆる仮店舗みたいな形、チャレンジショップで好きなように使うことはいいですよというお話もしておりましたので、そこら辺の町並みの状態が決まるのと同時進行で、商工会さんのほうに相談しながら、取りあえずは市内の方、それでも埋まらないときは市外からという考えでございます。
以上です。
〇委員長(立花安文君) 橋悦郎委員。
〇委員 橋悦郎君 あそこまで大変なお金をかけて今整備が進んでいますし、何としても成功していただきたいというのは、本当に同じ思いなのですが、ただ現実的に、今建設課長も言ったように、確約できるものはまだないのだと。既存の商店の再開は、四、五件は私も可能性はあると思いますが、それ以外については私はかなり難しいのではないかと思うわけです。
そこで、ではそれでいいかというと、やっぱりそれでいいわけないです、これだけの投資をしているわけですから。その可能性といいますか、こういう部分で誘致したいとか、努力したいとか、そういうのを今本当に真剣にやっていかないと、ずるずるいってしまうという気がいたします。まだ時間があるとはいっても、なかなか難しい課題でもありますし、どういう方法で新たな商店をこの場所に立地させるかという辺りの見通しについてもちょっと確認したいと思います。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 お答え申し上げます。
毎年1回ないし2回、地権者会で進捗状況について説明をしまして、理解を頂きながら次のステップへ進んでいくという手続を取ってございます。その際、変更する場合は地権者の方から同意を求めなければならないということで、先般の会議で一部また変更が出まして、その同意を頂いている作業が終わったところでございます。
それで、実は大更駅前線がまだ工事中でございまして、全体がある程度想定でもって移転先というのは現在内々に進めておるところなのですけれども、やはりまだ公表ができないような状況になってございます。大体商店の方はここに行きたい、あそこに行きたいという希望はあって、面積もこれくらい欲しい、こんなに要らないという商店もございます。ただ、まだ仮換地前、仮換地といいますか、の段階なものですから、一気に建てられるというよりも、移転してそこに移転する、移転してそこに移転するという手続も必要なものですから、その交通整理をやりながら進めていかなければならないと、痛しかゆしのところもあるのですけれども、いずれにしましても実際地権者会を開催いたしましても、商店の方、事業をやられる方はご出席をいただいておりますし、この事業を進める上でやはり移転したとしても補償費で新たな自宅とか工場といいますか、事業所が確保できるのかというふうな懸念もかなりございまして、様々な補償の仕方とかを研究いたしまして、かつ経年劣化しているものについては評価が下がりますので、1,000万円の補助制度も創設していただいて、よし、これであればできるということでここまで進んでおるところでございます。
ですから、確約というか、責任を持つことはできないのですけれども、いずれにしても合意の上で進んでいることにつきましては、ご理解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 199ページの大更駅前、あるいは東口の道路整備の照明についてお伺いします。両沼地区には、現在65ぐらいの防犯灯がありますが、大更中央線あるいは大更駅東線、大更駅前線等は、街路灯対応で街路灯をつけていただけると思っていますが、その確認と、それからヘリポートもできるわけですが、ヘリポートの表示等もあると思いますが、その概要と、あとは自由通路の待合室の蛍光灯が時間で切れて、日中のこういうとき暗くて見えないのです。前にも要望していましたが、あれはタイマー取ってもいいと思います。ただ、暖房はどんどんと効いているのです。これから病院等もできますので、照明の考え方なり設置の確認を、何しろ地元の病院ですから、皆さんからどうなるかという質問なりありますので、3点の質問でお願いします。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 道路照明灯に関してお答えいたします。
まず、東側の大更中央線につきましては、来年度の工事で道路照明灯として設置する予定でございます。また、広場の部分についても整備するという予定でございます。あと、自由通路の待合室が暗いという件については様々なご意見を伺ってございまして、対応しようとしているところでございますが、電気料の関係もございまして、4月に切替えをしてやる予定を立てているところでございます。
ヘリポートのほう、東線については、今後順次検討していきたいと、それは病院の駐車場とも関連がございますので、駐車場の照明灯の照度等を検討しながら対応を検討していきたいと考えております。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 西根病院事務局長。
〇西根病院事務局長 高橋康幸君 お答えいたします。
ヘリポートにつきましては、職員駐車場の真ん中に配置した形で整備しております。職員駐車場ですので、退勤のときとか照明はつける予定はしておりますが、ヘリポート用の照明ということで、通常ヘリポートにつきましては日の出から日没までの運用という形になってございますので、夜間でのヘリポートの使用は今のところ基本的には想定していないところでございます。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 駅前のホームは西側も同じ考えだと思いますが、そこは答弁いただけませんでしたが、その考えと。
あの辺はいろいろ開発して、次は大更駅東線等もありますし、街路灯と防犯灯の負担なり設置基準がちょっと明確でないので、防犯灯設置についてはコミセンの一括交付金でほぼ設置しましたが、今後は病院周辺の防犯灯なのか、あるいは街路灯なのか、その辺をきちっとやっていただきたいと思いますし、今言った大更西口の駅前周辺も街路灯対応なのか、大更駅東線もです、お願いします。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 お答えします。
駅前周辺、東側については組合で立てた防犯灯もございます。その部分については、必要であればそのままつけてもらいますし、道路の関係で移転をしてもらう場合は補償費を出して、防犯灯、道路照明灯は当然西側についてもつける予定で進めているものでございまして、二重に地域でつけている防犯灯が要らない箇所については、地域内で他の地区で必要があれば、補償費でその地区に移転をするのも構わないということで、防犯灯につきましては組合に補償費を出して、その設置については任せているという状況でございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 渡辺義光委員。
〇委員 渡辺義光君 補償費をもらって1件移転しましたので、これからもこういう例は出てきますので、ありがたい補償費で、立派なのをそれで対応しました。特に道路改良等で街路灯なのか防犯灯なのかという区分の負担等が出てきますので、その辺を事前に自治会等に協議なり相談しながら、明るく使いやすい道路、そして病院に向けていただくようお願いします。答弁いいです。
〇委員長(立花安文君) 工藤直道委員。
〇委員 工藤直道君 概要説明書の75ページですが、通学路等の道路整備事業、補修事業でございます。一般質問でも質問いたしましたが、ちょっと時間が足りなくて、再度お聞きいたします。
建設課長に一般質問のときお聞きした路線でございます。今のところ要望あるいは指摘がないということで、改善の計画はないというお話でございましたが、これは実は合併前の旧西根町の頃と聞いています。20年以上も前の話で、当時地元選出の議会議員が取り上げたみたいです。その辺りは、旧西根町も未舗装道路がすごく多くて、どちらかというと未舗装の改良というか、軽舗装のほうを優先していたみたいで、舗装になっているところの拡幅とかというのはちょっと難しいということでした。それが今に後回しにされて、現状のままというお話も聞いておりました。
ご存じのとおり、あそこは乗用車が通ると児童生徒が止まるか、どこかにちょっとバックして、よけて車を通すというような狭い道路です。田植え時期のあたりは、あそこに小学生の子供が二、三回シューズのまま田んぼに足を滑らせて落ちたというのも付近の住民から聞いております。いずれ拡幅しなければ絶対無理な路線です。そういったところを調査されてはいるかと思いますが、前回建設課長が通学路の交通安全プログラムというのを基に市内の危険箇所を調べていて、それを基に危険箇所を策定しているというお話を聞きました。これも見させていただきました。旧西根町から松尾、安代まで33か所で28の路線、あるいは横断歩道の設置等が5か所ありました。大更小学校の近くの通学路を見ますと、今工事が進められております県道大更好摩線、これは県の事業ですけれども、これとあるいはバイパスができる前の八坂神社付近の国道282号、ここの一部が若干拡幅されております。
しかしながら、こういった交通量の多いところしか対策箇所には載っていないのです。まだまだ、特に大更の住宅地、あるいは学校付近でも危険箇所がかなりあります。そちらのほうは24年8月に行われた関係機関との緊急合同点検、こちらのほうでは確認されなかったのか、全部県道、市道の交通量の多いところだけが対象になったのか、まずそれを1点お聞きしたいと思います。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 通学路についてのご質問でございます。通学路につきましては、さきほどの一般質問で議員がご指摘になったとおり、平成27年に作成した通学路交通安全プログラムというものを基にして、通学路に特化した整備を大きいものについては社総交を準用した事業により整備しておりますし、すぐやれるというか、少額で改良できるものについては通学路等道路補修事業、さらには一般の修繕事業で対応しているところでございます。
そのほかに通学路につきましては、毎年関係機関と合同点検というものを実施してございます。これの主催は教育委員会のほうが主体となるわけなのですが、毎年通学路の点検を行ってもらって、各学校、PTAのほうから要望を受けておりまして、それについては、できるものについてはその都度通常の修繕等で対応しているというところでございます。
また、委員ご指摘のように根本的に拡幅しなければならないということにつきましては、やはりそれなりの計画を持って整備しなければならないと思ってございます。というのは、道路整備については26年に作成した道路整備計画に基づきまして、今整備を進めているところでございます。その計画につきましても、なかなか当初の予定どおり進捗していないという状況でございまして、そういう状況ではございますが、今言ったように必要性があって緊急性があるものについても早めに位置づけて、道路整備は必要なものと捉えてございますので、よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) 工藤直道委員。
〇委員 工藤直道君 市民の中には、よくこういった話があるのです。例えば東大更小学校、今大更小学校に統合しましたけれども、そういった今はもう使っていない小学校の付近の歩道等、こちらのほうはどんどん、どんどんと計画どおり進んでいって、今指摘している路線、ここは大更ニュータウン、あるいは赤松ニュータウン、ひまわりニュータウン等の児童生徒が朝大変多く通る路線なのです。何でこういう危険箇所のところを後回しにして、今はもう使っていない東大更小学校の歩道のほうは毎年順調に延びてくるのだけれども、どういう計画なのだとよく言われるのです。東大更小学校の歩道も大事です、確かに。今も小さいお子さんたちが結構歩いているのを見かけておりますが、そういった緊急性の順位というか、優先順位をもう一回、道路整備計画にも直結する事業ですので、もう一回改めてそういったのも見直ししてみていただければありがたいと思いますが、その点に関して答弁お願いします。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 道路整備の優先順位ということでのご質問と承りました。確かに社総交では山子沢線、今お話のあった東大更小学校のほうと森合線につきまして、社総交で安全対策に特化した事業として2路線について進めているところでございます。そういう状況ではございますが、社総交につきましては年々補助率というか、採択事業費が落ち込んでいる状況もございまして、現在取り組んでいる事業につきましても、進捗がなかなか芳しくないという状況ではございます。
道路整備計画につきましては、大きくは20年間の計画でございまして、平成26年に作成いたしまして、10か年、中間年度について大きく見直そうとする計画変更を予定しているものでございます。ただ、その中の中間の5か年というのが今この年度となりますので、道路整備計画の進捗について状況を把握して、次にどの路線を優先して着手するかということを内部で見直しを図っているものでございます。
委員ご指摘の優先度につきましては、確かに先般ご質問があった通学路についても狭隘で、急カーブが多くて、水路と隣接しているところもありまして、大変危険な箇所だということでは認識してございます。また、過去に建設課に携わった職員に確認しましたところ、あの路線についてはその都度、安全対策については要望があった都度、できる範囲でやってきたという経過もあるようでございますので、大きな改良についてはそのとおり計画的にやらなければならないものと捉えてございますが、できる箇所があれば早急に対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) 勝又安正委員。
〇委員 勝又安正君 予算書の199ページ、2項の道路橋りょう費の12節委託料の市道鴨志田線外の2件の業務委託料が合わせて4,000万円の予算計上をしています。今年度は、高畑地区から不動橋付近までの用地測量、用地取得などを計画しているようですが、工事は令和2年度から安代診療所付近側から着手の予定と去年の3月の一般質問の答弁でありましたが、現在の進捗状況と県との代行事業採択の状況についてお伺いします。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 市道鴨志田線の進捗状況というご質問でございます。
鴨志田線につきましては、現在まで全延長約4キロほどございますけれども、測量、そして今年度につきましても用地買収について逐次進めているものでございます。
昨年度工事については、来年度から着手予定ということで検討してございましたけれども、いずれまずもっては延長が長い路線であります。工事着手するとなると、かなりの年数を要するのではないかなということもございまして、取りあえず全線4キロについて用地を確保するということで、いざ工事を進めようとしたときの支障にならないように、また今は幸いにして地権者、4キロの地権者、ほぼ100%の方々にご賛同いただいて協力していただけるという状況でございますので、相続が発生する前に用地を確保して、工事着手したときに支障にならないようなということを最優先して、まずは用地を全線買いたいなということで、工事着手は若干遅れるものと捉えてございます。
また、用地取得することによりまして、4キロの一部について県代行で要望している箇所もございます。その必携といたしまして、用地は100%確保することという要件もございますので、その辺からも用地のほうをまずは全線取得するということについて、最優先して取り組みたいと今のところ考えているところでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 201ページの河川維持管理事業費の中で、工事請負費の河川改修工事並びに河道掘削工事の1億円の内訳を伺います。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 お答えいたします。
河川の工事の内訳ということでございます。今予定している箇所といたしましては、河道掘削については安代地区の河川3か所、西根地区が3か所、松尾地区が2か所、合計8か所の準用河川、普通河川の河道掘削になるのか土砂撤去になるのか、ちょっとその方法についてはこれからでございますが、いずれ二次災害が起こらない、起こり得るようなところを優先して取り組んでいきたいと思っているところでございます。
また、修繕につきましては、安代地区4か所、西根地区1か所の、これは過年度災害でなかなか採択にならなかった箇所でそのまま放置している箇所がございますので、それらの箇所を優先して整備していくことを予定しているものでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 河川の砂利が盛り上がって、集中豪雨とかそういうときは大変心配して見ている箇所も何か所もございます。
それで、春の雪解け水が終わった後やるべきと思いますけれども、これはやはり夏の入梅する前にやるべきと思うのですけれども、どのような計画を持っているでしょうか。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 お答えします。
河川の工事につきましては、一応渇水期ということを想定してございますので、また架設のためにはかなり農地を利用しなければならないということも想定されますので、今考えてございますのは、夏場できる分は着手したいなと思いますが、ほとんどの場合は冬工事ということで、もしかすると繰越しありきということで取組をしなければならないなと考えているところでございます。
以上でございます。
〇委員長(立花安文君) 関善次郎委員。
〇委員 関 善次郎君 砂利が堆積したところの掘削も行うのでしょう。それをいつ頃やるのか。ただ砂利を取って投げることだろうけれども、この工事はやはり早めにやるべきだと思いますけれども、この事業はいつ頃の予定か、それを伺います。
〇委員長(立花安文君) 建設課長。
〇建設課長 関本英好君 できる部分については早めに着手したいと思いますが、これもいずれ国の事業でございますので、今申請している段階で内示を頂いていないところでございます。内示をもらって早急に着手できる箇所については、雨期の前にやれる分については着手していきたいなと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇委員長(立花安文君) 副市長。
〇副市長 岡田 久君 関委員さんにお願いがございますけれども、具体的にどこの河川のどこの辺りを想定しているのか、後で建設課長に場所を教えていただければ、その時期については具体的にいつ頃できそうだというふうな合意ができると思いますので、ぜひそういう形で進めていただければありがたいなというふうに思います。よろしくお願いします。
〇委員長(立花安文君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
〇委員長(立花安文君) 質疑なしと認めます。
これで8款土木費の質疑を終わります。
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散 会
☆
〇委員長(立花安文君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
本日の予算特別委員会はこれをもって閉じ、散会いたします。
(15時05分)