決算特別委員会会議次第

                           日 時 令和元年 9月20日(金)
                           場 所 八幡平市議会議事堂議場

1 開  会

2 委員長選任について

3 副委員長選任について

4 分科会の設置、分科会委員の指名及び正副会長の指名について

5 付託事件の審査要領について

6 市長施策結果報告

7 教育長施策結果報告

8 議  事
(1)議案第15号 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について        
(2)議案第16号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定
          について                              
(3)議案第17号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について 
(4)議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)歳入歳出決算
          認定について                            
(5)議案第19号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計剰余金の処分及び決算
          認定について                            
(6)議案第20号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について 
(7)議案第21号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について
(8)議案第22号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について   
(9)議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について  

9 散  会

出 席 委 員(18名)
     1番  関     治  人  君     2番  羽  沢  寿  隆  君
     3番  工  藤  多  弘  君     4番  勝  又  安  正  君
     5番  北  口     功  君     6番  工  藤  隆  一  君
     7番  田  村  善  男  君     9番  立  花  安  文  君
    10番  渡  辺  義  光  君    11番  工  藤  直  道  君
    12番  古  川  津  好  君    13番  田  村     孝  君
    14番    橋  悦  郎  君    15番  熊  澤     博  君
    16番  関     善 次 郎  君    17番    橋  光  幸  君
    18番  米  田  定  男  君    19番  小 野 寺  昭  一  君

欠 席 委 員(なし)

委員外出席(2名)
     8番  井  上  辰  男  君    20番  工  藤     剛  君

説明のために出席した者
      市         長    田  村  正  彦  君
      副    市    長    岡  田     久  君
      教    育    長    星     俊  也  君
      企 画 財 政 課 長    佐 々 木  孝  弘  君
      総   務  課   長    津 志 田  勇  孝  君
      防 災 安 全 課 長    畑  山  直  已  君
      地 域 振 興 課 長    渡  辺     信  君
      税   務  課   長    遠  藤  福  子  君
      市   民  課   長    小 笠 原  文  彦  君
      地 域 福 祉 課 長    松  村  錦  一  君
      健 康 福 祉 課 長    村  上  直  樹  君
      農   林  課   長    田  村  泰  彦  君

      花 き 研 究 開 発    日  影  孝  志  君
      セ ン タ ー 所 長

      商 工 観 光 課 長    遠  藤  幸  宏  君
      建   設  課   長    関  本  英  好  君
      上 下 水 道 課 長    菅  原  浩  人  君
      国 保 西根病院事務局長    高  橋  康  幸  君

      会 計 管 理 者 兼    菅  野  美 津 子  君
      会   計  課   長

      西 根 総 合 支 所 長    森     政  彦  君
      安 代 総 合 支 所 長    阿  部  正  昭  君
      教 育 総 務 課 長    工  藤  久  志  君
      教 育 指 導 課 長    川  村  憲  弘  君
      農 業 委 員 会事務局長    遠  藤  竹  弥  君
      監 査 委 員 事 務 局長    高  橋  順  子  君

事務局出席者
      事   務  局   長    高  橋  政  典
      議   事  係   長    高  橋  美  穂

                     ☆
                  開     会
                     ☆
議長(工藤 剛君) ただいまから決算特別委員会を開きます。
                                    (11時30分)
                     ☆
                 臨時委員長のあいさつ
                     ☆
議長(工藤 剛君) これから委員長及び副委員長の選任を行います。委員長の選任につきましては、委員会条例第10条第2項の規定によって、年長の委員が委員長の職務を行うことになっております。
     ここで、年長の田村孝委員をご紹介いたします。
臨時委員長(田村 孝君) ただいまご紹介いただきました田村孝でございます。座って進めさせていただきたいと思います。委員会条例第10条第2項の規定によって、臨時に委員長の職務を行います。よろしくお願いいたします。
                     ☆
                  開     議
                     ☆
臨時委員長(田村 孝君) ただいまの出席委員は18名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。
     これより本日の会議を開きます。
                     ☆
                 委員長選任について
                     ☆
臨時委員長(田村 孝君) 会議次第2、決算特別委員会の委員長の選任を行います。
     お諮りいたします。決算特別委員会委員長の選任はいかなる方法で行ったらよろしいか、発言お願いいたします。
     9番、立花委員。
委員 立花安文君 指名推選の方法がよろしいと思います。お諮りくださるようお願いします。
臨時委員長(田村 孝君) ただいま指名推選の発言がありました。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
臨時委員長(田村 孝君) 異議なしと認めます。
     それでは、指名推選により決算特別委員会委員長を選任したいと思います。
     お諮りいたします。決算特別委員会委員長に推薦したい委員の方があれば発言をお願いいたします。
     立花安文委員。
委員 立花安文君 勝又安正委員を委員長に推薦したいと思います。お諮りくださるようお願いします。
臨時委員長(田村 孝君) ただいま勝又安正委員を決算特別委員会委員長に推薦したいとの発言がありました。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
臨時委員長(田村 孝君) 異議なしと認めます。
     よって、勝又安正委員が決算特別委員会委員長に選任されました。
     以上で臨時委員長の職務を終わります。ご協力大変ありがとうございました。
            (臨時委員長、委員長と交代)
委員長(勝又安正君) それでは、会議を再開いたします。
     ただいま委員各位のご推挙によりまして、決算特別委員会委員長にご指名いただきました勝又安正です。委員各位のご協力を得ながら責務を全うしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
                     ☆
                 副委員長選任について
                     ☆
委員長(勝又安正君) それでは、会議次第3、副委員長の選任を行います。
     お諮りいたします。副委員長の選任は、いかなる方法で行ったらよろしいか、発言を願います。
     立花安文委員。
委員 立花安文君 委員長に一任したいと思います。お諮りくださるようお願いします。
委員長(勝又安正君) 委員長一任の発言があります。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認め、副委員長に北口功委員を指名いたします。ご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認めます。
     よって、北口功委員が副委員長に選任されました。
                     ☆
        分科会の設置、分科会委員の指名及び正副会長の指名について
                     ☆
委員長(勝又安正君) 会議次第4、分科会の設置、分科会委員の指名及び正副会長の指名についてを議題といたします。
     お諮りいたします。議案第15号 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの9件については、会議規則第94条の規定によって決算特別委員会総務分科会、同じく教育民生分科会、同じく産業建設分科会を設置し、分科会に分担付託の上、審査したいと思います。ご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認めます。
     よって、議案第15号から議案第23号までは決算特別委員会の各分科会を設置し、分科会に分担付託して審査することを決定しました。
     お諮りします。分科会の運営につきましては、八幡平市議会委員会条例に準じて運営したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認めます。
     よって、分科会の運営につきましては八幡平市議会委員会条例に準じて運営することを決定しました。
     次に、各分科会委員と会長及び副会長ですが、委員会条例第8条及び申し合わせにより委員長が指名したいと思いますが、ご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認めます。
     それでは、指名いたします。
     総務分科会委員には
       羽 沢 寿 隆 委員  立 花 安 文 委員  工 藤 直 道 委員
       古 川 津 好 委員  米 田 定 男 委員  小野寺 昭 一 委員
     とし、同会長には立花安文委員、同副会長には米田定男委員を、
     教育民生分科会委員には
       関   治 人 委員  工 藤 隆 一 委員  田 村 善 男 委員
       渡 辺 義 光 委員  関   善次郎 委員   橋 光 幸 委員
     とし、同会長には工藤隆一委員、同副会長には関治人委員を、
     産業建設分科会委員には
       工 藤 多 弘 委員  北 口   功 委員  田 村   孝 委員
        橋 悦 郎 委員  熊 澤   博 委員  勝 又 安 正 委員
     とし、同会長には田村孝委員、同副会長には熊澤博委員を指名したいと思いますが、ご異議はありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認めます。
     よって、ただいま指名しましたとおり選任することに決定しました。
                     ☆
               付託事件の審査要領について
                     ☆
委員長(勝又安正君) 会議次第5、付託事件の審査要領についてでありますが、審査日程につきましては、お配りしております決算特別委員会審査日程(案)に基づきまして説明いたします。
(決算特別委員会日程案を朗読説明のため記載省略)
     お諮りします。ただいま説明した要領で審査したいと思います。これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」の声あり)
委員長(勝又安正君) 異議なしと認めます。
     よって、分科会の審査は、決算特別委員会審査日程(案)及びただいま説明した審査方法により行うことといたします。
                     ☆
                  市長施策結果報告
                     ☆
委員長(勝又安正君) 次に、会議次第6、市長施策結果報告を議題とします。
     市長の報告を求めます。
     市長。
市長 田村正彦君 各会計の決算内容説明の前に、平成30年度の施策結果につきましてご報告を申し上げます。
     (会議結果報告書に添付の報告書を朗読のため記載省略)
     以上、30年度における主な施策の成果につきまして申し上げました。本日決算特別委員会が設置され、決算内容に対する総括質疑及び各分科会による審査が行われます。審査に当たり、議員各位におかれましては、忌憚のないご意見をお聞かせいただきますようお願い申し上げ、私の施策結果の報告とさせていただきます。
委員長(勝又安正君) 以上で市長施策の結果報告を終わります。
                     ☆
                 教育長施策結果報告
                     ☆
委員長(勝又安正君) 次に、会議次第7、教育長施策結果報告を議題とします。
     教育長の報告を求めます。
     教育長。
教育長 星 俊也君 それでは、平成30年度八幡平市教育委員会の主要な施策への取り組み結果についてご報告申し上げます。
     (会議結果報告書に添付の報告書を朗読のため記載省略)
     以上、平成30年度の八幡平市教育委員会の主要な施策への取り組みについてご報告をさせていただきました。以上で報告を終わらせていただきます。
委員長(勝又安正君) 以上で教育長施策結果報告を終わります。
     ここで昼食のため13時10分まで休憩とします。
                                    (12時12分)
                     ☆
                  休     憩
                  再     開
                     ☆
委員長(勝又安正君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                    (13時11分)
                     ☆
     議案第15号 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定について
                     ☆
     議案第16号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳
            入歳出決算認定について

                     ☆
     議案第17号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算
            認定について

                     ☆
     議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)
            歳入歳出決算認定について

                     ☆
     議案第19号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計剰余金
            の処分及び決算認定について

                     ☆
     議案第20号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算
            認定について

                     ☆
     議案第21号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決
            算認定について

                     ☆
     議案第22号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定
            について

                     ☆
     議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認
            定について

                     ☆
委員長(勝又安正君) 次に、会議次第8、議事の議案第15号 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの9件を一括議題とします。
     提案理由の説明は終わっていますので、これから内容説明に入ります。内容説明に当たっては、事務事業の新規のもの、比較的金額の大きいもの等について重点的に説明を願います。
     それでは、議案第15号 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についての内容説明を求めます。
     初めに、歳入について説明を求めます。
     企画財政課長。
企画財政課長 佐々木孝弘君 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についての内容をご説明申し上げます。
     歳入についてご説明を申し上げます。説明は、平成29年度決算額との対比におきまして増減額または増減率が大きいものを中心にご説明をいたします。
     歳入のご説明につきましては、こちらの監査委員作成の平成30年度八幡平市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書によりご説明を申し上げたいと思いますので、こちらの冊子をご準備いただきたいと思います。よろしいでしょうか。
     それでは、16ページをお開き願います。3の歳入歳出の決算の状況の(1)、歳入の決算の状況の表でございますが、平成28年度から平成30年度までの決算状況が掲げられております。平成30年度の収入済額は229億6,184万3,326円で、29年度より10億2,860万7,907円増、率にして4.7%の増となっております。
     款別の主な内容についてご説明を申し上げます。18ページをお開き願います。18ページの上段、1款市税の表をごらん願います。30年度市税の収入済額は30億7,827万7,021円で、29年度より3,271万7,261円の減、率にして1.1%の減となっております。収納率は96.3%で、前年度より0.3%上昇しております。次表の税目別の収入済額の状況を見ますと、市民税が29年度より944万7,160円の減、率にして0.9%の減となっております。この主な要因は、法人市民税におきまして企業の設備投資の増加により法人税割が減少したため、29年度より1,533万1,800円減となったことなどによるものでございます。次の固定資産税でございますが、29年度より2,699万4,003円の減、率にして1.6%減となっております。これは、3年に1度の評価がえによる土地の下落修正及び家屋の経年減点補正により評価額が減少したため、減額になったものでございます。
     次に、19ページをお開き願います。中段の税目別の不納欠損処分状況の表をごらん願います。不納欠損額は1,338万9,826円で、29年度より808万7,789円の増、率にして152.5%の増となっておりますが、その理由別の内訳につきましては下段の理由別の内訳の表のとおりとなりますので、ごらん願いたいと思います。
     次に、22ページをお開き願います。22ページの下段、11款地方交付税の表をごらん願います。30年度の収入済額は79億3,928万6,000円で、29年度より2億3,260万8,000円の減、率にして2.8%の減となっております。普通交付税と特別交付税別の内訳は、23ページをお開き願いますが、23ページの上段の表のとおりとなっております。普通交付税は、29年度との比較で2億4,203万7,000円の減、率にして3.2%の減となっております。これは、基準財政収入額の増や基準財政需要額の地域経済雇用対策費の廃止及び普通交付税の段階的な一本算定化によりまして昨年度を下回ったものでございます。この一本算定化は、平成28年度から令和2年度まで行われ、令和3年度からは完全に一本算定に切りかわるものでございます。
     飛びまして、27ページをお開き願います。27ページの上段の表、15款国庫支出金をごらん願います。30年度の収入済額は20億7,937万8,454円で、29年度より5億9,149万7,476円の減、率にして22.1%の減となっております。対前年度比減の要因は、私立保育所改修工事に係る補助金の保育所等整備交付金1億9,109万1,000円の減及び社会資本整備総合交付金の繰越明許費分6億3,544万9,000円の減が主なものとなっております。対前年度比増の要因は、市清掃センター焼却施設基幹改良工事に係る二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金4億3,412万1,000円の増が主なものでございます。
     次に、同ページの中段の表、16款県支出金をごらん願います。30年度の収入済額は15億8,774万9,937円で、29年度より2億4,915万5,362円の増、率にして18.6%の増となっております。対前年度比増の要因は、畜産競争力強化整備事業費補助金2億9,626万4,000円の増などによるものでございます。
     次に、同ページの下段の表、17款財産収入をごらん願います。30年度の収入済額は2億2,674万3,796円で、29年度より8,342万86円の増、率にして58.2%の増となっております。対前年度比増の要因は、立木売払収入5,514万7,086円の増などによるものでございます。
     次に、28ページの中段、19款繰入金の表をごらん願います。30年度の収入済額は23億6,220万円で、29年度より8億272万4,000円の増、率にして51.5%の増となっております。対前年度比増の要因は、財政調整基金からの繰り入れが4億6,752万7,000円増、減債基金からの繰り入れが8,870万4,000円の増、市有財産整備基金からの繰り入れが3億5,000万円の増となったことなどによるものでございます。
     次に、同ページの中段下、20款繰越金の表をごらん願います。30年度の収入済額は6億6,235万9,626円で、29年度より2億4,584万6,047円の減、率にして27.1%の減となっております。これは、下段の表のとおり、前年度繰越金のうち繰越明許費に係る分が29年度より1億9,591万円の減となったことなどによるものでございます。
     次に、30ページをお開き願います。30ページの上段、22款市債の表をごらん願います。30年度の収入済額は33億970万円で、29年度より9億6,600万円の増、率にして41.2%の増となっております。対前年度比増の要因は、市清掃センターごみ焼却施設整備事業等の衛生債が7億4,860万円の増、温泉郷引湯管等整備事業費等の商工債が5億1,570万円の増となったことなどによるものでございます。
     以上で歳入の説明を終わります。
委員長(勝又安正君) 歳入の説明が終わりました。
     次に、歳出について説明を求めます。
     企画財政課長。
企画財政課長 佐々木孝弘君 続きまして、歳出についてご説明を申し上げます。
     歳出につきましては、資料が行ったり来たりで大変申しわけありませんが、決算に係る主要な施策の成果に関する実績報告書、こちらのほうをごらんいただきたいと思います。その実績報告書の前に1枚の別添資料というものも添付されておりますので、こちらのほうもあわせてごらんいただきたいと思います。
     最初に、こちらのA4の両面刷り、一枚物の表がございますが、こちらをごらんいただきたいと思います。この表は、平成30年度決算に係る主要な施策の成果に関する実績報告書別添資料でございます。この資料について、まずご説明をさせていただきます。この資料は、昨年の3月議会で配付をいたしました平成30年度当初予算主要事業概要説明書と今回配付いたしました実績報告書との記載内容の変更点をまとめたものになります。
     1ページの上段上、主要事業概要説明書に追加した新たな主要事業については、平成30年度の補正予算に計上した事業で、本実績報告書に追加したものでございます。2つ目の表、下段の表ですが、主要事業概要説明書と主要事業実績報告書における事務事業の目的の変更については、概要説明書と実績報告書の対象または意図を変更したものでございます。
     裏面をごらん願います。裏面の主要事業概要説明書と主要事業実績報告書における指標の変更については、概要説明書の対象指標または成果指標を変更または追加したものでございます。
     それでは、実績報告書に基づきまして歳入の主な内容をご説明申し上げます。3ページをお開き願います。3ページの下、公有財産管理事業をごらん願います。決算額は5億8,056万2,000円でございます。成果指標の解体撤去件数1件は、旧松尾総合支所の解体となります。また、市有財産整備基金積立金には3億6,977万円を積み立ていたしております。
     次に、5ページをお開き願います。5ページ上の市有林造成事業をごらんいただきたいと思います。決算額は7,036万2,000円でございます。本事業では、造林30.18ヘクタール、下刈り93.73ヘクタール、間伐10ヘクタールを4,989万円で実施しております。成果指標の公売実施面積16ヘクタールは、時森事業区の市有林を伐採し、歳入に立木売払収入として3,731万4,000円を受け入れたものでございます。
     続きまして、7ページをお開き願います。7ページの上、コミュニティバス運行事業をごらん願います。決算額は8,124万5,000円でございます。本事業では、西根地区4路線、松尾地区2路線、安代地区7路線及び浄法寺路線並びに地域内幹線などを運行し、路線バスが運行していない地域住民などの移動手段の確保に努めたものでございます。利用者数は4万4,614人となっております。
     次に、9ページをお開き願いたいと思います。9ページ下の地域おこし協力隊事業をごらん願います。決算額は3,102万6,000円でございます。本事業では、地域の活性化と定住促進を図るため、東京圏出身者などを地域おこし協力隊員として8人任用しておるものでございます。平成31年3月31日の任期終了後の市内定住者数は2名となっております。
     次に、飛びまして、16ページをごらんいただきたいと思います。16ページの上、コミュニティセンター等管理事業でございますが、決算額は1億7,875万円でございます。本事業では、各コミュニティセンターの管理運営を地域振興協議会に指定管理するとともに、寺田コミュニティセンターのトイレ改修工事や田山コミュニティセンターの屋根塗装工事などを行っております。
     次に、18ページの上、戸籍住民基本台帳事務をごらん願います。決算額は2,585万3,000円でございます。平成30年度に窓口対応専従の非常勤職員2名を新たに採用いたしまして、来庁者の案内や受付体制の強化を図っております。
     19ページから23ページまでは、2款に係るその他の事業の成果を表にまとめておりましたので、後ほどお目通しをお願いします。
     次に、24ページをお開き願います。24ページ上の出会い支援事業をごらんいただきたいと思います。決算額は336万2,000円でございます。本事業は、独身者の出会いの場や結婚相談会の実施及び結婚祝金や新婚世帯の家賃等への支援をしたものでございます。成婚組数は1組となっております。
     次に、飛びまして、32ページをお開き願います。32ページ上の介護予防・日常生活支援総合事業1,670万8,000円と同ページ下の包括的支援事業2,250万5,000円、33ページ上の地域包括支援センター任意事業490万7,000円につきましては、盛岡北部行政事務組合の地域支援事業受託料を財源に、介護保険の要支援認定者や65歳以上の高齢者の介護予防事業などを実施したものでございます。各事業の事業概要は記述のとおりでございますので、ご確認をお願いしたいと思います。
     次に、39ページをお開き願います。39ページ下の統合保育所整備事業をごらん願います。決算額は2,023万9,000円でございます。松野保育所と寄木保育所を統合し、移転改築するための設計業務委託及び地質調査を行ったものでございます。
     次に、44ページをお開き願います。44ページには、3款に係るその他の事業の成果を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いしたいと思います。
     続きまして、45ページ上の医師・看護師養成事業をごらん願います。決算額は2,314万6,000円となっております。本事業は、将来市内公立病院に医師として、また市内医療機関などに看護師として従事することを条件に医大生と看護学生を対象として、医師分は1人当たり30万円を2名に、看護師分は1カ月当たり8万円を6名に貸し付けたものでございます。
     次に、50ページをお開き願います。50ページ上の塵芥処理事業をごらん願います。決算額は1億3,396万9,000円でございます。事業概要をごらんいただきたいのですが、上から5つ目ですけれども、平成30年度より月曜日が振替休日に当たる日のうち5日間を新たに収集日として対応いたしております。生活系ごみ排出量は6,935トン、リサイクル率は10.9%となっております。
     次に、51ページ下の焼却施設基幹的設備改良事業をごらん願います。決算額は11億8,816万1,000円でございます。本事業は、清掃センター焼却施設の延命化に係るための改良工事を平成29年度からの2カ年事業として実施したものでございます。
     52ページをお開き願います。52ページから54ページまでは、4款に係るその他の事業の成果を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いします。
     続きまして、58ページをお開き願います。58ページ上の農の大地担い手育成支援事業をごらん願います。決算額は2,500万円となっております。本事業は、29年度から実施している市の単独事業でございます。地域農業の担い手育成、確保を推進するため、農業用機械等の導入に当たり、国、県などが実施する他の補助事業の対象にならない案件について支援したものでございます。また、農業用機械等の購入先は市内業者に限定しておるところでございます。
     次に、59ページをごらんいただきたいと思いますが、上の新規就農者等支援事業でございます。決算額は3,001万1,000円となっております。本事業は、新規就農者等支援事業として新規就農者研修や研修受け入れ農家などへの支援を行うとともに、農業次世代人材投資事業として認定新規就農者に対し、資金を給付したものでございます。新規就農者数は18人となっております。
     次に、65ページをお開き願います。65ページ下の繁殖・育成センター整備事業をごらん願います。決算額は2,339万4,000円となっております。30年度は、繁殖・育成センター用地の地質、水源調査を行うとともに造成設計、建築設計の一部を行っております。
     次に、69ページをお開き願います。69ページ上の多面的機能支払交付金事業をごらん願います。決算額は3億1,103万1,000円でございます。本事業は、農地、水、環境の良好な保全と資質向上を図ろうとする地域共同の取り組みに対し支援するもので、事業費の負担割合は国50%、県と市が25%ずつとなるものでございます。
     71ページをお開き願います。71ページには6款に係るその他事業の成果を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いいたします。
     次に、73ページをお開き願います。73ページ下の観光振興対策事業をごらん願います。決算額は1億758万3,000円となっております。本事業では、平成30年5月14日に設立されました株式会社八幡平DMOに対し、八幡平市版DMO事業及び運営業務を委託するとともに、観光振興対策事業を実施する市観光協会に補助金を交付したものでございます。観光等宿泊者数は53万3,000人回となっております。
     次に、75ページをお開き願います。75ページ上の観光客誘致対策事業をごらん願います。決算額は7,911万4,000円でございます。本事業では、観光PRや広告掲出のほか、八幡平、安比地区の二次交通整備、外国人観光客の誘客を促進するため、台湾、タイ、オーストラリアにおいて観光PRを実施したものでございます。外国人宿泊者数は8万1,366人回となっております。
     76ページをお開き願います。76ページ下の八幡平温泉郷引湯管等整備事業をごらん願います。決算額は、現年度分と繰越明許費分の合わせて6億2,702万3,000円となっております。本事業では、松川地熱発電所から県民の森までの引湯管のうち、延長2,879メートルを整備する継続事業となっております。引湯管整備工事は、平成29年度から令和元年度までの3カ年事業でございます。
     81ページをお開き願います。81ページには、7款に係るその他の事業の成果を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いします。
     次に、84ページをお開き願います。84ページ上の除雪事業をごらん願います。決算額は3億4,475万4,000円となっております。市道及び生活道路の延長651キロの除雪を西根管内は業者委託、松尾、安代管内は直営と業者委託により実施しております。除雪事業に要した経費の主なものは、除雪業務委託料1億9,054万5,000円、除雪車両の購入に2,892万3,000円などとなっております。
     84ページ下の橋りょう長寿命化対策事業をごらん願います。決算額は1億2,979万7,000円でございます。本事業では、橋梁点検を2橋、愛宕橋補修工事などを行っております。修繕済みの橋梁は5橋となっております。
     次に、89ページをお開き願います。89ページ上の都市計画道路大更駅前線整備事業をごらん願います。決算額は2億2,638万円でございます。平成30年度は、用地取得及び物件移転補償契約を進めるとともに、工事を継続して進めております。
     91ページをお開き願います。91ページは、市道等整備事業の実施内容を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いします。
     94ページをお開き願います。94ページ下の防災行政無線整備事業をごらん願います。決算額は4億9,777万4,000円でございます。本事業では、防災行政無線のアナログ方式をデジタル方式に切りかえる工事を実施したものでございます。工事は、29年度から2カ年継続事業となっております。屋外拡声子局数は159基となっております。
     96ページをお開き願います。96ページは、消防団数を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いします。
     続きまして、98ページをお開き願います。98ページ下の加配事業をごらんいただきたいと思います。決算額は4,723万2,000円でございます。本事業では、通常の学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害などで特別な教育的支援が必要な児童の生活や学習活動を支援するため、ひかりサポート支援員20人、個別の生徒に対する学習を中心とした支援のためのみのりサポート支援員9人、複式学級の間接指導を補助するため、にこにこサポート支援員2人などの支援員等を配置し、きめ細やかな指導を行ったものでございます。
     飛びまして、109ページをお開き願います。109ページ下の体育施設維持管理事業をごらん願います。決算額は1億6,290万4,000円でございます。本事業では、市民が安全で快適に体育施設が利用できるよう、施設や設備環境の整備を図ったものでございます。管理運営は、体育施設28施設を一般社団法人八幡平市体育協会など4団体の指定管理により行っております。30年度の利用者数は、18万人となっております。
     112ページをお開き願います。112ページから114ページには、10款に係るその他の事業の成果を表にまとめておりますので、後ほどお目通しをお願いいたします。
     以上で一般会計決算の内容説明を終わります。
委員長(勝又安正君) これで平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算の内容説明が終わりました。
     ここで説明員の入れかえを行います。
     次に、議案第16号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定についてから議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの8件を一括して内容説明を求めます。
     初めに、議案第16号及び議案第17号について。
     市民課長。
市民課長 小笠原文彦君 議案第16号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(事業勘定)歳入歳出決算認定についての内容をご説明申し上げます。
     説明は、一般会計と同じく、監査委員作成の平成30年度八幡平市一般会計、特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書により行わせていただきます。
     審査意見書の39ページをお開き願います。1の決算の状況の表をごらんください。歳入決算額は33億2,419万6,161円で、29年度と比較して6億4,880万3,542円の減、率にしまして16.3%の減となっております。歳出決算額は32億6,502万5,425円、29年度と比較しまして5億9,951万9,667円の減、率にしまして15.5%の減となっております。歳入歳出差引額は5,917万736円、29年度と比較いたしまして4,928万3,875円の減となってございますが、30年度も国保財政調整基金の取り崩しには至りませんでした。実質収支も同額の黒字となってございます。
     40ページの上段の表をごらんください。歳入の主なものをご説明申し上げます。平成30年度の欄をごらんください。国民健康保険税は6億1,602万3,246円で、29年度より2,174万2,268円、3.4%の減となってございます。他保加入や後期高齢者医療制度への移行などによる国保世帯数や被保険者数の減少が主な要因となってございます。平成30年度からの国保制度改正により歳出の保険給付費を県が交付する制度になったことから、国庫支出金、療養給付費等交付金、前期高齢者交付金、共同事業交付金は県支出金に一本化されました。これにより県支出金は23億6,859万8,909円で、21億9,121万2,789円の増となってございます。繰入金は2億2,394万5,736円で、46万4,906円の増、率にしまして0.2%の増、前年度並みとなってございます。
     次に、41ページ上段の国民健康保険税収納状況の表をごらんください。平成30年度現年課税分の収納率は96.6%となり、合併以来最も高い収納率となった前年度より0.8ポイント増となっております。滞納処分の収納率も24.8%となり、前年度より0.5ポイントの増となってございます。
     次に、歳出の主なものをご説明いたします。42ページ中段の表、款別の支出済額の平成30年度の欄をごらんください。2款保険給付費は22億4,642万3,013円で、29年度と比較して7,544万9,537円の減、率にしまして3.2%の減となっております。被保険者数や給付件数の減少が主な要因でございます。
     3款後期高齢者支援金等、4款前期高齢者納付金等、5款老人保健拠出金、6款介護納付金、7款共同事業拠出金は、制度改正により平成30年度から国民健康保険事業費納付金に振りかえとなり、7億6,355万5,221円となっております。
     8款保健事業費は2,031万7,431円で、特定健康診査に係る事業費が主なものとなっております。特定健康診査受診率は36.2%で、29年度より0.2ポイント上昇しております。
     9款基金積立金は1億4,173万1,000円を国保財政調整基金に繰り入れたものでございます。
     以上で議案第16号の内容説明を終わります。
     続きまして、議案第17号 平成30年度八幡平市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定についての内容をご説明申し上げます。説明は、同じく審査意見書で行わせていただきます。43ページをお開き願います。1の決算の概況の表の平成30年度の欄をごらんください。歳入決算額は2億8,127万8,060円で、29年度と比較しまして1,106万4,474円の増、率にして4.1%の増となっております。歳出決算額は2億8,079万2,975円で、1,223万5,413円の増、率にいたしまして4.6%の増となっております。歳入歳出差引額は48万5,085円で、29年度と比較しまして1,107万939円の減となりましたが、実質収支は同額の黒字となっております。
     2の歳入歳出の決算の状況の下段の表をごらんください。歳入の主なものをご説明申し上げます。後期高齢者医療保険料は1億7,254万1,900円で、29年度より1,141万3,500円の増、率として7.1%の増となっております。被保険者数の増が主な要因となっております。
     繰入金は1億621万4,536円で、76万8,812円の減、率にして0.7%の減となってございます。
     次に、歳出の主なものをご説明いたします。44ページ中段、(2)、歳出の決算の状況の2番目の款別の支出済額の表の平成30年度の欄をごらんください。2款の後期高齢者医療広域連合納付金は2億7,451万8,036円で、29年度と比較し1,187万8,588円の増、率にして4.5%の増となっております。保険料の増が納付金の増となったものでございます。
     以上で議案第17号の内容説明を終わります。
委員長(勝又安正君) 次に、議案第18号について。
     安代総合支所長兼診療所事務局長。
安代総合支所長 阿部正昭君 説明いたします。
     議案第18号 平成30年度八幡平市国民健康保険特別会計(診療施設勘定)歳入歳出決算認定について内容をご説明いたします。事業勘定、後期高齢者医療特別会計と同様、監査意見書により説明をいたしますので、ご準備をお願いいたします。
     45ページをお開き願います。収支の状況について、45ページ上段の歳入歳出決算収支の状況の表では、平成30年度の歳入決算額2億2,527万7,602円で、下段の表にありますように不納欠損額、収入未済額はございません。歳出決算額は1億8,922万5,229円となっており、歳入歳出差引額3,605万2,373円が次年度への繰越金となります。
     歳入についてご説明いたします。46ページをごらんいただきます。上段の表に款別の収入済額が紹介されております。1款診療収入は9,772万3,799円で、29年度より1,765万113円、率で15.3%の減額となります。これは、平成29年6月まで診療しました歯科の皆減と薬剤の処方をジェネリック医薬品に進めたこと、特別養護老人ホームりんどう苑の入所者の診察を健康診断としていたものを、診察実態に合わせ診療受託として諸収入に移したことが主な原因となります。
     2款使用料及び手数料は793万1,725円で、29年度より89万5,744円、率で10.1%の減額となります。これは予防接種手数料で、子供などの予防接種の減が主な要因となります。
     3款県支出金は366万1,000円で、安代診療所に整備したエックス線一般撮影装置、超音波画像診断装置の購入に係る補助金となります。
     4款繰入金は8,717万1,000円で、事業勘定より2,367万1,000円、一般会計より6,350万の繰り入れとなります。
     5款諸収入は336万2,510円で、先ほど述べました特別養護老人ホームりんどう苑の診療受託収入が主な収入となります。
     次に、歳出についてご説明いたします。48ページをごらんいただきます。中段の表は、款別の支出済額が紹介されております。1款総務費は1億2,881万1,333円で、29年度より2,233万4,771円、率で14.8%の減額となりました。これは、9月末に安代診療所の所長が退職したことと、4月の人事異動で看護師1名の減による人件費の減額が主な要因となります。
     2款医業費は5,840万190円で、29年度より883万1,731円、率で13.1%の減となりました。これは、歳入で述べました薬剤の処方をジェネリック医薬品に進めたための薬品費の減額が主な要因となります。
     事業の内容につきましては、平成30年度決算に係る主要な施策の成果に関する実績報告書によりご説明いたしますので、ご準備をお願いします。118ページをお開き願います。安代診療所管理運営事業、田山診療所管理運営事業は、地域住民のかかりつけという認識が持たれ、安心して過ごせる環境を確保するということを意図して各診療所の管理運営のために要した費用で、決算額は安代診療所が5,563万1,000円、田山診療所が4,856万5,000円となります。これは、職員人件費を除いたものとなります。
     成果指標の延べ外来患者数は、安代診療所4,341人、田山診療所5,703人、インフルエンザ予防接種人数は安代診療所833人、田山診療所661人となります。インフルエンザ予防接種人数は、ほぼ計画値となりましたが、延べ外来患者数は安代診療所所長の退職に伴う半日診療や人口の減少により目標を大きく下回りました。診療所は、風邪等の軽い症状の方や症状が安定して薬を受けとるために利用する方が多く、高齢者は複数の診療科を受診することになり、県立病院などの総合病院のほうを受診され、そのまま通院される方がふえているためではないかと考えております。
     各診療所の事業概要、その他事業の成果につきましては、18ページ、19ページの記載のとおりとなっておりますので、お目通しをお願いいたします。
     以上で議案第18号の内容の説明を終わります。
委員長(勝又安正君) 次に、議案第19号について。
     西根病院事務局長。
西根病院事務局長 高橋康幸君 議案第19号 平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業会計剰余金の処分及び決算の認定について内容をご説明いたします。決算書で説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
     決算書の13ページをお開き願います。平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業報告書でございます。(1)の総括事項でありますが、平成30年度は外科2名、小児科1名の計3名の常勤医体制で診療を行い、一般病床と地域包括ケア病床の混合病床を継続し、9月には地域包括ケア病床を16床から36床に増床いたしました。
     また、岩手医科大学附属病院、岩手県立中央病院、岩手県予防医学協会から医師の診療応援や派遣をいただき、糖尿病代謝内科を初めとする専門外来等を継続するとともに、新たに9月から人工透析治療を開始するなど診療の充実を図り、市民への良質な医療の提供に努めました。
     次に、@の患者動向でございます。延べ患者数は、入院が1万1,219人、外来が3万768人となりました。前年度比較で入院患者数は885人増加した一方、外来患者は2,321人の減少となりました。
     次に、経理の状況を説明いたします。戻りまして、1ページ、2ページをお開き願います。平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業決算報告書ですが、収益的収入及び支出につきましては、病院事業収益の決算額は9億1,031万644円、病院事業費用の決算額は8億7,956万1,843円となりました。前年度比較で病院事業収益、病院事業費用ともに約6,580万円の増となっております。主な要因としては、収入は入院患者数増に伴う入院収益の増加など、支出につきましては職員の退職に伴う負担金の増加などとなっております。
     3ページ、4ページをお開き願います。収益的収入及び支出につきましては、資本的収入の決算額は7億4,265万2,000円、資本的支出の決算額は8億8,891万4,875円となり、資本的収入額が資本的支出額に不足する額1億4,626万2,875円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填したものでございます。
     続きまして、5ページ、6ページをお開き願います。損益計算書になります。医業収益につきましては入院収益が3億698万7,146円、外来収益が2億1,703万5,100円等により合計で6億1,622万7,829円、医業費用につきましては給与費5億4,010万2,258円等により合計で8億7,558万6,915円となり、医業利益はマイナス2億5,935万9,086円となりました。
     また、医業外収益につきましては合計で2億9,408万2,815円、医業外費用につきましては合計で397万4,928円となり、医業外収益は2億9,010万7,887円となりました。その結果、特別利益や特別損失はございませんでしたので、経常利益である3,074万8,801円が当年度の純利益となり、前年度繰越利益剰余金8,863万8,442円と合わせて当年度未処分利益剰余金は1億1,938万7,243円となっております。
     なお、当年度純利益につきましては、前年度比較で3万5,866円の減となりました。
     飛びまして、22ページをお開きください。今申し上げました収益、費用の各項目の明細につきましては、22ページ以降に記載のとおりとなっておりますので、内容につきましてはお目通しをいただければと思います。
     27ページをお開きください。資本的収入及び支出の明細につきましては、27ページに記載のとおりとなっております。平成30年度の支出につきましては、施設整備費として新病院の移転、新築工事を主体に8億5,295万6,680円、固定資産購入費として医療機械等の購入費1,517万4,000円、合わせて8億6,813万680円を建設改良費として支出しております。病院新築工事につきましては着工初年度となり、主に建物本体の基礎工事や地中熱の交換井118本の施工など、工事の施工をいたしました。また、医療機械につきましては、耳鼻科用の治療ユニット等を購入しております。
     戻りまして、9ページをお願いいたします。平成30年度八幡平市国民健康保険西根病院事業剰余金処分計算書(案)、こちらが未処分剰余金の処分案となります。右側の未処分利益剰余金欄の当年度末残高1億1,938万7,243円について、このうち議会の議決による処分額を6,938万7,243円とし、これを今後支出の増加が見込まれる企業債償還金に充てるため減債積立金に積み立て、処分後残高5,000万は繰越利益剰余金とするものでございます。
     以上で議案第19号の内容説明を終わります。
委員長(勝又安正君) 次に、議案第20号から議案第23号までについて。
     上下水道課長。
上下水道課長 菅原浩人君 続きまして、議案第20号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてから議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまで内容説明をいたします。
     議案第20号から22号までの特別会計の歳入及び歳出決算額につきましては、一般会計と同様の審査意見書によりご説明を申し上げます。また、歳出に係る事業内容につきましては、実績報告書を利用して説明をいたします。最後の第23号の企業会計につきましては、水道の決算書でご説明申し上げますので、資料が前後しますけれども、よろしくお願いいたします。
     それでは、議案第20号 平成30年度八幡平市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定についてご説明をいたします。審査意見書の49ページをお開き願います。29年度との比較を中心に行ってまいります。歳入歳出決算額でございますが、歳入は5億8,542万1,790円で、対前年度比7,069万8,301円、率で13.7%増でございます。歳出決算額は5億4,457万4,701円で、対前年度比8,316万280円で、率で18%増となりました。繰越明許費でございますが、繰越額は1,859万2,000円で、こちらも前年度比で1,891万9,000円で50.4%減でございます。実質収支につきましては、プラスの2,225万5,089円で、前年度比645万7,017円で、率で40.9%の増加となってございます。
     次のページに参りまして、款別の収入済額でございます。50ページでございます。分担金及び負担金は、収入済額1,484万4,600円で、対前年度比で421万6,400円、率で39.7%の増でございます。
     次の使用料及び手数料は、収入済額8,287万4,291円で、対前年度比110万8,900円、率で1.4%の増、これらは整備率及び水洗化率の向上に伴うものでございます。
     国庫支出金は、収入済額6,400万円で、前年度比1,976万1,000円、率で44.7%増、2行飛びまして繰入金でございますが、2億6,077万8,000円で、対前年度比782万9,000円、率で2.9%の減少でございます。これにつきましては、負担金の増による増収に伴い減額となってございます。
     1行飛びまして諸収入でございますが、2,620万1,665円、対前年度比1,916万4,835円、率で272.4%の増ということで大きくなってございますが、これにつきましては大更駅前の区画整理事業に係る受託工事収入でございます。駅前の下水道布設等に係る収入でございます。
     最後、市債でございますが、8,290万円で、対前年度比1,010万円、率で13.9%増、整備事業費の増加に伴い増となってございます。
     次に、公共下水道事業負担金の収納状況、公共下水道につきましては西根処理区が対象となってございます。平成30年度、現年の収納率は97.0%、滞納繰り越し分は7.5%で計80%、対前年度比は9%の向上となってございます。
     次に、下の表の使用料でございます。平成30年度、現年度分99.4%、滞納繰り越し分は73.8%、計99.3%、前年度比0.1%の減となってございます。収納率向上に向けた取り組みにつきましては、引き続き努力してまいりたいと考えております。
     次のページでございます。51ページでございます。特定環境保全公共下水道事業分担金の収納状況、こちらは安代処理区が対象でございます。現年度分の負担金はなしでございます。滞納繰り越し分は74.0%、対前年度比で46%増となってございます。なお、収入未済額が大分減少してございますけれども、継続して回収に努めてまいります。
     下のほうの表、使用料は現年分99.8%、滞納繰り越し分94.4%、計99.8%、前年度と同率でございます。
     次に、主要事業実績書のほうの資料でご説明をいたします。122ページをお開き願います。決算に係る主要な施策の成果に関する実績報告書の122ページでございます。公共下水道整備事業でございますが、決算額は2億690万7,000円、下水道の普及及び拡大促進のため、大更地区及び平舘地区の公共下水道区域内について汚水管の整備を実施いたしております。計画人口は当初9,000人としてございますが、平成30年度におきまして全体計画の見直しを行い、8,160人に変更となってございます。主な要因としましては、人口減少によるものでございます。整備人口は計画6,679人、実績は同数でございます。整備率ですが、計画が74.2%に対して実績81.87%と向上しておりますが、計画処理人口の見直しにより計算上、向上となっているものでございます。
     以上で議案第20号の内容説明を終わります。
     続きまして、議案第21号 平成30年度八幡平市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定についてご説明をいたします。引き続き監査意見書のほうでご説明をいたします。監査意見書の53ページをお開き願います。監査意見書の53ページでございます。歳入歳出決算でございますが、歳入は6億3,641万39円で、対前年度比1,403万1,776円、率で2.3%増でございます。歳出決算額は6億2,407万5,858円、対前年度比1,721万8,539円、率で2.8%増、若干の増でございます。実質収支はプラスの1,233万4,181円で、対前年度比は318万6,763円の減、率で20.5%の減となってございます。
     次のページ、款別の収入済額でございます。分担金、負担金は、収入済額213万3,000円で、対前年度比124万100円の減、率で36.8%の減でございます。農業集落排水施設は既に整備が完了しておりますので、今後も減少傾向で推移をするものでございます。
     使用料及び手数料は、収入済額7,896万5,394円で、対前年度比255万3,686円、率で3.3%増でございます。水洗化に伴い収入が伸びているものでございます。
     県支出金は2,740万円で、これにつきましては機能強化対策事業に係る補助金でございます。寄木地区ほか細野、それから田山地区に着手したことにより、前年度より833万5,000円、率で43.7%の増となってございます。
     次に、1行飛びまして繰入金でございますが、4億8,509万5,000円で、対前年度比220万8,000円、率で0.5%の減でございます。
     最後、市債でございますが、2,710万円、340万円の増で、率では14.3%増、これにつきましても機能強化対策事業の実施によるものでございます。
     次に、分担金の収納状況でございます。平成30年度、現年の収納率は100%、滞納繰り越し分16.5%、計で49.2%、対前年比6.1%減でございます。
     使用料は、現年度分99.6%、滞納繰り越し分は75.0%、計99.6%と前年度並みとなってございます。
     次に、主要実績書のほうで説明をいたします。実績書の125ページをお開き願います。農業集落排水施設機能対策事業でございます。当事業は、いわゆる長寿命化対策事業でございます。老朽化した施設について順次実施しております。上段は松尾地域の分でございます。決算額3,236万円、処理施設とマンホールポンプ9カ所について、各種機械、電気設備、機器類の更新、修繕を実施してございます。平成30年度で完了してございます。
     下段は、安代地域が対象でございます。決算額2,062万2,000円で、細野地区に工事着手をいたしました。また、並行して田山地区の調査計画及び概要書作成業務を実施してございます。なお、田山地区の工事は、今年度から着手をしてございます。
     1地区当たりの事業期間ですけれども、交付金のつき次第ではありますけれども、おおむね3年間程度要しているところでございます。
     以上で議案第21号の内容説明を終わります。
     続きまして、議案第22号 平成30年度八幡平市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定についてご説明を申し上げます。また審査意見書のほうに戻っていただきまして、56ページをお開き願います。歳入歳出決算額でございますが、歳入は6,662万9,260円で、対前年度比190万2,698円、率で2.9%増でございます。歳出決算額は6,042万2,244円で、対前年度比128万9,327円、率で2.2%増となりました。実質収支はプラスの620万7,016円、対前年度比61万3,371円、率で11%の増でございます。
     次のページに参りまして、款別の収入済額でございます。分担金及び負担金は、収入済額337万6,805円で、対前年度比121万4,405円、率で56.2%増でございます。これにつきましては、設置する基数や、それから人槽、あとは浄化槽の規模、仕様によって増減があるものでございます。
     使用料及び手数料は、収入済額2,185万3,160円、対前年度比97万5,570円、率で4.7%の増、これにつきましても設置基数の伸びとともに増加しているものでございます。
     国庫支出金は765万2,000円で、対前年度比44万4,000円、率で6.2%増、次の県支出金が325万2,000円、対前年度比18万9,000円、6.2%の増、1行飛びまして繰入金ですが、1,030万6,000円、対前年度比65万6,000円の減で、率で6%の減となってございます。
     最後、市債は収入済額1,360万円、対前年度比130万円の減で、率で8.7%の減となってございます。
     次に、分担金の収納状況でございます。平成30年度現年分の収納率は100%となってございます。滞納繰り越し分はなしで、例年同様となってございます。
     下のほうの表、使用料は現年度分99.8%、滞納繰り越し分100%で、計99.8%で、前年より0.1%減となってございます。
     次に、また資料のほうですけれども、実績報告書の127ページをお願いいたします。127ページの下段でございます。市町村設置型浄化槽整備事業、決算額は3,060万3,000円でございます。この浄化槽事業は、公共下水道事業及び農業集落排水の区域外を対象とし、市が戸別浄化槽を設置し、管理している事業でございます。平成30年度実績は、計画26基に対して22基の実績でございます。
     以上で議案第22号の説明を終わります。
     続きまして、議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてご説明をいたします。こちらにつきましては、企業会計水道の決算書でご説明をいたします。水道決算書の15ページをお開き願います。平成30年度八幡平市水道事業の報告書でございます。総括事項でございますが、安全で良質な水道水の安定的な供給、企業の健全経営の堅持を基本といたしまして、水道施設の整備及び給水サービスの向上に努めました。水道施設の整備では、最終処分場関連、配水連絡管整備事業を実施したほか、給水装置の部分では漏水調査を実施するなど、給水サービスの向上に努めたものでございます。
     次に、アの業務状況、@、給水の状況でございます。平成30年度末現在の給水戸数は8,626戸、給水人口は2万1,142人で、給水戸数は前年度比25戸、給水人口は385人、それぞれ減少となってございます。25戸の減と、給水人口は385人減少いたしました。普及率は82.5%で、前年度と同率となってございます。
     次に、Aの建設改良工事の状況でございます。昨年度に引き続きまして、新小屋の沢配水池からの配水連絡管整備及び県最終処分場の関連事業ほか水道施設の整備機器類の更新等を実施し、施設の充実を図ってございます。なお、建設改良工事につきましては、工事の概況として、次のページの17ページに記載をしてございますので、工事内容につきましては後でお目通しをいただければと思います。
     また15ページに戻っていただきまして、Bのその他でございますが、水道施設管理システムの保守や漏水調査業務の実施等により安定した水道水の供給に努めてございます。
     次に、イの経理状況でございます。平成30年度の損益勘定における収益は、営業収益が4億6,399万7,430円、営業外収益が5,858万1,829円、合計5億2,257万9,259円で、費用では営業費用4億5,048万2,234円、営業外費用が5,810万4,911円、合計で5億881万2,665円となり、その結果、収益から費用を引いた額でございますが、1,376万6,594円、これが平成30年度の純利益でございます。前年度との比較では2,184万4,877円の減少となり、約6割の減少となりました。要因としましては、旧簡易水道事業の一般会計負担金の減少が主に影響してございますが、この補助金の算定上、前年度分の実績見込みでの算定になりますことから、30年度分が前年度の実績により低く抑えられたことが主な要因でございます。
     次に、資本的収入でございます。収入額2億5,082万360円、支出額4億997万2,427円となりまして、収入額が支出額に対して不足する額1億5,915万2,067円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填をしてございます。
     次に、9ページをお開き願います。平成30年度八幡平市水道事業損益計算書でございます。先ほどの資料の経理状況で説明をいたしましたけれども、その内容がこの損益決算書から成るものでございます。下から3行目のところに記載のとおり、当年度純利益は先ほど説明したとおり1,376万6,594円となってございます。その下には前年度からの繰り越しした繰越剰余金2,000万がございまして、これを加えた額、最終行の3,376万6,594円が当年度の未処分利益剰余金となるものでございます。
     次のページ、10ページをお開き願います。下のほうの表になります。平成30年度八幡平市水道事業剰余金処分計算書(案)でございます。これが未処分利益分の処分案となってございます。右側の未処分利益剰余金欄の当年度末残高3,346万6,594円、これについて、このうち今回の議決による処分額を1,376万6,594円とし、これを減債積み立てにしようとするものでございます。処分後の残高2,000万につきましては、例年と同様の繰越利益剰余金としようとするものでございます。
     以上で議案第23号の説明を終わります。
委員長(勝又安正君) 以上で議案第15号 平成30年度八幡平市一般会計歳入歳出決算認定についてから議案第23号 平成30年度八幡平市水道事業会計剰余金の処分及び決算認定についてまでの9会計決算の内容説明は全て終わりましたので、それぞれの分科会に審査を分担付託いたします。分科会審査の経過並びに内容報告については、決算特別委員会の最終日、10月2日に分科会長から報告していただくことといたします。
                     ☆
                  散     会
                     ☆
委員長(勝又安正君) 以上をもちまして本日の日程は終了しました。
     本日の決算特別委員会はこれをもって閉じ、散会といたします。
                                    (14時38分)